JPS6116616Y2 - - Google Patents

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JPS6116616Y2
JPS6116616Y2 JP3734981U JP3734981U JPS6116616Y2 JP S6116616 Y2 JPS6116616 Y2 JP S6116616Y2 JP 3734981 U JP3734981 U JP 3734981U JP 3734981 U JP3734981 U JP 3734981U JP S6116616 Y2 JPS6116616 Y2 JP S6116616Y2
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switching transistor
transistor
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current
transformer
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【考案の詳細な説明】 本考案は、誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器は、商用低周波交流を整流回路
および平滑回路を用いて直流に変換し、この直流
電源によりインバータを発振駆動させ、これによ
り発生する高周波交番電流をワークコイルに加え
て磁界を発生させ、この磁界をコイル近辺に配置
した磁性体鍋に加えて、これを誘導加熱するもの
である。
本考案はこの種誘導加熱調理器において、特に
スイツチングトランジスタのスイツチングロスを
減少させ、インバータ発振の高速化を図つたもの
である。以下一実施例を図を参照して説明する。
第1図は回路図を示し、1は商用低周波交流電
源、2は4個のダイオードD1〜D4をブリツジ接
続してなる整流回路で交流電源1を入力とする。
C1は整流回路2出力側に接続されたコンデンサ
で、商用交流周波数(50/60Hz)に対してはイン
ピーダンスが高く、かつ高周波に対してはインピ
ーダンスが低い高周波バイパスコンデンサが使用
される。Sはスイツチ、WCは、スイツチSを介
して、その一端側を整流回路2にて構成される電
源部正極間に接続されたワークコイル、GTRは
スイツチング素子例えばトランジスタでコレクタ
ーをワークコイルWC他端側に、またエミツタを
電源部負極側に接続されている。なおスイツチン
グ素子としては、トランジスタのほかGTO(ゲ
ート・ターン・オフサイリスタ)を使用すること
もできる。上記ワークコイルWCは、渦巻状に巻
回されており、これに近接して絶縁性トツププレ
ート3が配置され、さらにこのトツププレート3
上に磁性体鍋4が載置される。したがつてワーク
コイルWCにて発生する磁界は、トツププレート
3を透過して、この鍋4に加えられる。C2は、
スイツチングトランジスタGTRと並列接続され
た低容量の共振コンデンサ、D5は、スイツチン
グトランジスタGTRと逆並列に接続されたダイ
オードである。CTは、ワークコイルWCに流れ
る負荷電流を検知する電流検出回路例えばカレン
ト・トランスである。5は、交流電源1よりトラ
ンスT1を介して降圧された脈流信号VCC2およ
び、整流、平滑された直流電圧VDDが入力される
トリガ回路で、脈流信号VCC2がゼロから立上り
始めた直後にトリガパルスを発生するよう構成さ
れている。6はこのトリガパルスを入力する増幅
回路で、脈流信号VCC2および直流電圧VDDを入
力とする。さらにこの増幅回路6には、カレン
ト・トランスCTの出力も加えられ、その出力信
号を増幅する。この増幅回路6にはワンシヨツト
マルチバイブレータが組込まれ、トリガパルス入
力により、およびカレント・トランスCTにて検
出される電流iLがゼロから立上る時点で動作
し、任意に設定された時間出力を発生する。7は
増幅回路6の出力信号が加えられる駆動回路で、
スイツチングトランジスタGTRのベースに信号
を加え、これを駆動する。なお、上記増幅回路6
にて増幅された信号はそのゼロ電圧付近ではスイ
ツチングトランジスタGTRをオフ状態とするよ
う、その増幅率が設定されている。上記駆動回路
7は、第2図に示す如く、増幅回路6からの信号
が、そのベースに入力し、これを導通するスイツ
チングトランジスタQと、このトランジスタQの
コレクタと、脈流電源VCC1との間に電圧一電流
変換用に接続されたトランスT2の1次側コイル
と、この1次側コイルと並列接続された放電用抵
抗R1および逆電流阻止用ダイオードD6よりなる
直列回路と、さらに上記抵抗R1と並列に接続さ
れた放電用コンデンサC3とを備えている。上記
トランスT2の2次側コイルは、トランジスタ
GTRのベースとエミツタの間に接続されてい
る。R2は、トランジスタGTRのベースと、2次
側コイルとの間に介挿された抵抗で、トランジス
タGTRの保護およびスイツチング速度制御の役
割をはたす。また上記トランジスタGTRのベー
スとエミツタの間には、このトランジスタGTR
の強制反転用ダイオードD7および抵抗R3の直列
回路が介挿されている。
通常スイツチングトランジスタQの負荷がトラ
ンスT2のように誘導性をもつものにあつては、
トランスT2のコイルに充電された電荷を放電さ
せなければトランスT2のコアが飽和してエネル
ギーの伝達が効率よく行なわれなくなるという欠
点が生じる。この対策として従来1次側若しくは
2次側コイルに放電用の抵抗を接続しコイルに充
電された電荷を熱に変えて放出する方法がとられ
ているが、この方法によれば、抵抗の抵抗値を小
さくするとコイルの逆起電力によるスイツチング
トランジスタQのエミツタ・コレクタ間電圧の上
昇は防げるが、コイルの放電電流により抵抗に大
電流が流れ、この部分でのエネルギーの消耗が大
きくなり、調理器としての熱効率が悪くなる。他
方この抵抗の抵抗値を大きくするとコイルの逆起
電力によるエミツタ・コレクタ間電圧の上昇が大
きくなり、使用できるスイツチングトランジスタ
Qが制限される。これに対し本考案にかかる誘導
加熱調理器では上記駆動回路7に逆流阻止用ダイ
オードD6および、コンデンサC3を付加すること
により、上述のごとき問題を解決している。すな
わち、いま、スイツチングトランジスタQのベー
スに増幅回路6より正方向バイアス信号が加わる
と、このトランジスタQは導通する。トランジス
タQの負荷はトランスT2であるからこのコイル
電流は徐々に上昇する。一定時間の後トランジス
タQのベースに逆方向のバイアスが加わり、トラ
ンジスタQはオフとなる。このときトランスT2
のコイルに充電されたエネルギーは、その後コン
デンサC3に充電されるから、トランジスタQの
エミツタ・コレクタ間電圧は、緩やかに立上るこ
ととなり、抵抗R1の抵抗値を大きくしてもエミ
ツタ・コレクタ間に高電圧が加わらなくなり、通
常のトランジスタの使用が可能となる。また抵抗
R1の抵抗値を大きくすると、抵抗R1に流れる電
流が減少し、この部分での発熱は抑えられ、回路
の変換効率も上昇する。
次に第3図を参照して、本考案実施例の加熱動
作を説明する。図中波形Aは、高周波バイパスコ
ンデンサC1を経て得られた低周波交流周波数(5
0/60Hz)信号VCC1で、約20KHzの高周波分aを
含んでいる。波形Bは、交流電源1から降圧トラ
ンスT1を介して得られる低周波交流周波数をも
つ脈流信号VCC2、およびトリガ回路5、増幅回
路6に供給される直流電圧VDDを、また波形Cは
脈流信号VCC2に対応してトリガ回路5より得ら
れるトリガパルスVTを示し、信号VCC2の初期A
時点で発生するよう設定されている。また波形D
はワークコイルWCに流れる高周波負荷電流iL
を、波形EはスイツチングトランジスタGTRの
コレクタ電位VCを示している。
まず交流周波数信号に関連した動作を説明する
と、スイツチSを閉じた状態で、脈流信号VCC2
の立上り初期時点Aでトリガ回路5からトリガパ
ルスVTが増幅回路6を経て駆動回路7に加わる
と、このトリガパルスVTは、増幅されてスイツ
チングトランジスタGTRに加わり、これを導通
させる。このトランジスタGTR導通により、後
述する自励発振動作が開始され、信号VCC2の立
下り終期時点Bまで持続する。この時点Bでは、
脈流信号VCC2が小さいため増幅回路6の増幅率
が低下し、発振は停止する。その後信号VCC2
A時点で、トリガパルスVTが発生すると、再び
発振が開始され、以後同様の動作が繰返し継続さ
れる。なおここで上記トリガパルスVTについて
説明を加える。脈流信号VCC2のB時点で発振停
止した後、次のA時点で仮にトリガパルスVT
出力しなかつたとすると、共振コンデンサC2
容量が小さいため、低周波電圧VCC1による負荷
電流iLは殆んど流れず、このまゝでは再びトラ
ンジスタGTRを導通し、発振が開始されること
はない。したがつてこのトリガパルスVTは、脈
流信号VCC2の立上り初期時点において、繰返し
発生させることが必要である。
次に高周波部分における自励発振についてその
動作を説明する。いま脈流信号VDDのA〜B時点
間の適当な時間において、スイツチSを閉成す
る。なおこのときスイツチングトランジスタ
GTRはオフ状態にあり、かつ共振コンデンサC2
は完全に放電した状態にあるものとする。スイツ
チSの閉成により負荷電流iLはワークコイル
WC→共振コンデンサC2→コンデンサC1→スイツ
チS→ワークコイルWCを通つて急激に流れる。
したがつてこの電流iLはカレント・トランスCT
にて検出され電流iLがゼロから立上つたときト
リガ回路5が作動し、トランジスタGTRのベー
スに正帰還電流が流れ導通する。このトランジス
タGTRオン時間をT1とする。この時間T1は増幅
回路6に含まれるワンシヨツトマルチバイブレー
タの信号出力時間でありこの間電圧VCはゼロと
なり負荷電流iLは徐々に増加しワークコイル
WCにエネルギーが蓄えられる。そして時間T1
過後、トランジスタGTRのベース・エミツタ間
に逆バイアスが加わりトランジスタGTRはオフ
となる。続く時間T2にてワークコイルWCに蓄積
されたエネルギーが放電され(このときワークコ
イルの極性はスイツチングトランジスタのコレク
タ側が正)、トランジスタGTRのコレクタ電圧V
Cは上昇する。それ故、この電圧VCにより、共振
コンデンサC2が充電される。ワークコイルWCの
放電が完了した後の時間T3において、今度は共
振コンデンサC2の放電がなされ(このとき共振
コンデンサの極性はスイツチングトランジスタの
コレクタ側が正)、負荷電流iLは、共振コンデン
サC2→ワークコイルWC→スイツチS→コンデン
サC1→共振コンデンサC2よりなる閉回路を通つ
て流れ、再びワークコイルWCにエネルギーが供
給される。さらに上記放電が完了した後、時間
T4にて、ワークコイルWCのエネルギーが放電さ
れ、負荷電流iLは、ワークコイルWC→スイツ
チS→コンデンサC1→ダイオードD5→ワークコ
イルWCよりなる閉回路を通つて流れる。ここで
電圧VCは、ダイオードD5でクランプされてい
る。続く時間T1にて、ワークコイルWCの振動電
流により負荷電流iLはワークコイルWC→共振
コンデンサC2→コンデンサC1→スイツチS→ワ
ークコイルWCを通つて流れ、この負荷電流iL
が、ゼロ付近にてカレント・トランスCTにより
検知され、トリガ回路5が作動し、スイツチング
トランジスタGTRをオンとし、再び発振動作が
開始される。以上の発振動作が脈流VCC2の時点
Bに至るまで持続する。
上記発振において、トランジスタQの遮断時ト
ランスT22次側に生じる逆起電力はまずスイツチ
ングトランジスタGTRのエミツタからベースへ
流れる。このベース・エミツタ間に蓄積された電
荷が放電すると、この電路の電流は遮断される
が、上記逆起電力は抵抗R3、ダイオードD2を通
つて放電され続けるから、トランスT22次側のエ
ネルギーは完全に放電される。それ故、次にトラ
ンジスタQが導通したときトランスT21次側には
十分な電流が流れ、スイツチングトランジスタ
GTRへのベース電流を十分な大きさとし、した
がつてトランスT22次側に生じる逆起電力をも大
きくすることができる。このようにしてスイツチ
ングトランジスタGTRのオン・オフ動作時、ト
ランジスタQのオン・オフ動作に鋭敏に追随させ
ることが可能となる。
以上説明したように本考案誘導加熱調理器は、
整流回路次段に設けたコンデンサとして、従来の
容量の大きいものに代えて、(低周波に対しては
高インピーダンスであるが)加熱動作に寄与する
高周波(約20KHz)に対しては、十分小さくした
ものを用いるから、電源の力率を1とすることが
可能となり、大電流で動作するこの種調理器にあ
つては極めて有効である。また本考案調理器は既
述のように50/60Hzの低周波数で、発振動作をオ
ン・オフし、これを繰返すものであるから出力制
御、小物等負荷検知を上記低周波信号の各サイク
ルごとに働かせることができ、正確かつ迅速な出
力制御および小物負荷検知が可能となる。さら
に、調理器内の制御回路等全ての動作を上記低周
波信号に同期させて行なうことができるため構成
し易い回路とすることができる。さらにスイツチ
ングトランジスタGTRの駆動回路に設けられる
トランスのコイルに並列に放電用コンデンサを設
けたものであるから、コイルに充電された電荷は
このコンデンサに充電されることとなり、駆動回
路内のトランジスタのエミツタ・コレクタ間電圧
はその間に接続される抵抗の抵抗値を大きくして
も急上昇することなく、通常のトランジスタを使
用することができる。さらにまた、上述の如く上
記トランスのコイルに接続される抵抗はその抵抗
値を大きくすることができるから、この部分での
発熱は、抑えられ、したがつて熱効率のよい加熱
器を実現することができる。さらに本考案によれ
ば、スイツチングトランジスタの遮断応答動作
が、そのベース・エミツタ間に介挿されたダイオ
ードおよび抵抗により加速されるから、インバー
タの発振周波数を、約10KHz程度可速させること
ができ、約40KHz以上の周波数で発振させること
ができるから従来使用が難しかつた18−8ステン
レス鍋の加熱も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案誘導加熱調理器の実施例回路
ブロツク図、第2図は、同実施例における駆動回
路の具体的回路図、第3図は、同実施例動作の説
明に使用される波形図である。 3……トツププレート、4……磁性体鍋、5…
…トリガ回路、6……増幅回路、7……駆動回
路、CT……カレントトランス、T1,T2……トラ
ンス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低周波脈流電源と、この脈流電源と直列に接続
    されたワークコイルおよびスイツチングトランジ
    スタと、このスイツチングトランジスタとそれぞ
    れ並列に接続された共振コンデンサおよびダイオ
    ードと、所定周期のトリガパルスを発生するトリ
    ガ回路と、このトリガ回路からトリガパルス発生
    に対応して動作し上記スイツチングトランジスタ
    を駆動する駆動回路とを有する誘導加熱調理器に
    おいて、上記駆動回路は、上記トリガパルス発生
    に対応して導通するトランジスタと、このトラン
    ジスタのコレクタ(エミツタ)と上記脈流電源間
    に1次側コイルが接続されたトランスを含み、こ
    のトランスの2次側コイルは、上記スイツチング
    トランジスタのベースに接続されてなり、上記ス
    イツチングトランジスタのベース・エミツタ間
    に、このトランジスタを強制反転させるダイオー
    ドおよび抵抗よりなる直列回路を接続したことを
    特徴とする誘導加熱調理器。
JP3734981U 1981-03-16 1981-03-16 Expired JPS6116616Y2 (ja)

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JP3734981U JPS6116616Y2 (ja) 1981-03-16 1981-03-16

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JP3734981U JPS6116616Y2 (ja) 1981-03-16 1981-03-16

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Publication Number Publication Date
JPS5719891U JPS5719891U (ja) 1982-02-02
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JP3734981U Expired JPS6116616Y2 (ja) 1981-03-16 1981-03-16

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JPS5719891U (ja) 1982-02-02

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