JPH01254385A - パルス溶接装置 - Google Patents

パルス溶接装置

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JPH01254385A
JPH01254385A JP26508388A JP26508388A JPH01254385A JP H01254385 A JPH01254385 A JP H01254385A JP 26508388 A JP26508388 A JP 26508388A JP 26508388 A JP26508388 A JP 26508388A JP H01254385 A JPH01254385 A JP H01254385A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パルス放電を利用した溶接装置すなわちパル
ス溶接装置に関し、さらに詳しくは放電電流波形を高周
波パルス化することによって、パルス放電の放電光や放
電ガス、電極等に規則性や制御性の高い特有現象を生じ
させるようにしたパルス溶接装置に関するものである。
[従来の技術] この種のパルス放電の利用装置の一例として、パルスア
ーク溶接装置があるが、これは消耗溶接ワイヤ電極(以
下、単に「ワイヤ電極」という。)と被溶接物間にパル
スアーク電流を生成し、そのときに発生するパルスアー
ク放電の熱によって被溶接物および溶加材を溶融すると
ともに、その溶融した溶加材をパルスアーク放電の電磁
ピンチ力により被溶接部へ移行し溶接する装置、である
このパルスアーク溶接装置について具体的に述べると、
第33図は例えば特開昭57−19177号公報に示さ
れた従来のパルスアーク溶接装置の構成図である。図に
おいて、1は直流電源、2はスイッチング素子であり、
この機能としては、直流型[1から供給される電流を0
N−OFFすることによりパルス状の電流波形を形成さ
せるパワートランジスタ素子からなり、電流をチョッパ
ー制御するものである。3はアーク負荷部で、溶接トー
チ31、溶加材をワイヤ状にしてワイヤリールから送給
されるワイヤ電極32、アーク放電33、被溶接物34
で構成されている。4は上記パルスとパルスの間でアー
ク切れが発生するのを防止するためスイッチング素子2
に連続したベース電流を供給するためのアーク維持電源
、5はスイッチング素子2を制御してパルス電流のパル
ス周波数およびそのパルス幅をあらかじめ設定した値に
制御する制御回路、6は電流iを検出するための電流検
出器である。
次にこのパルスアーク溶接装置の作用について説明する
一般に、パルスアーク溶接装置は、直流アーク溶接装置
に比べて平均電流が小さい場合でも、パルスアーク電流
でワイヤ電極32の先端を溶融し、かつ溶融したワイヤ
電極先端部をパルスアーク電流の電磁ピンチ力で離脱さ
せるため、この溶融塊が被溶接物34へ断続的に移行(
この移行を「スプレー移行」と呼ぶ。)することにより
溶接するものである。したがって、パルスアーク溶接装
置は直流アーク溶接装置より平均電流が低い溶接が行え
るため、より薄い溶接物のスプレー移行溶接ができ、そ
のスプレー移行の実現により溶接中に発生する「スパッ
タ」をなくすることができるというメリットがある。
このパルスアーク溶接で用いられるパルスアーク電流波
形について述べると、次のような機能ないし性能を有し
ている。
第34図はそのパルスアーク電流波形の一例を示したも
のであり、ワイヤ電極の材質を軟鋼、ワイヤ電極径を1
.2mmφ、雰囲気ガス、をアルゴンガスに20%C0
2ガスを混合した場合のパルスアーク電流波形の例であ
る。
このパルスアーク電流波形は、平均電流の高い溶接を行
う場合には第34図(a)のようにパルス周期CB□を
短く設定し、逆に平均電流の低い溶接を行う場合には同
図(b)のようにパルス周期CB2を長く設定している
また、第35図はパルスピーク電流値1pに対するワイ
ヤ電極径(1,2mmφ)に換算した場合の溶滴が離脱
できる溶滴長さgを示した特性線図である。図中、特性
16は雰囲気ガスをアルゴンガスと20%C02ガスの
混合ガスの場合におけるワイヤ電極径に換算したときの
離脱できる溶滴長さgのパルスピーク電流値特性を示し
たものである。また、特性17は雰囲気ガスを100%
CO2ガスとした場合のパルスピーク電流値特性を示し
たものである。1点鎖線20はそれ以上のアーク長であ
るときは溶接欠陥であるrアンダーカット」が生じる限
界線である。
斜線の領域Aは、上記のアンダーカットが生じることな
く、シかも溶接時にスパッタを発生させることなしに溶
接が行える領域である。つまり、溶滴のスプレー移行で
良好の溶接が行える領域である。
このパルスアーク溶接で良質の溶接を得るには、溶接中
に発生する溶融物の飛散(スパッタ)がなく、溶接ビー
ド形状の欠陥であるアンダーカットを防ぎ、離脱する溶
融塊の大きさはほぼ均一にする必要がある。そのためス
パッタをなくするにはワイヤ電極と被溶接物との接触(
短絡)を起こさせないこと、またアンダーカットを防ぐ
にはアーク長を短くすることが必要である。この2つの
要件を両立させるためには、離脱できる溶融塊の細粒化
(スプレー移行)を図ることが肝要である。
さらに、離脱した溶融塊の大きさを均一にするには、パ
ルスアーク電流波形として同一のパルス形状のものを第
34図(a)、(b)のように周期的に繰り返すことに
よって解決することができる。
ところで、アルゴンガスと20%CO2ガスの混合ガス
の雰囲気中において、離脱できる溶融塊の大きさは、パ
ルスアーク電流のピーク値IPに依存しており、その依
存性は第35図の特性16で示すとおりである。
第35図の特性16でわかるように、溶滴が離脱できる
溶滴長さgは、パルスピーク電流値Ipが300A弱か
ら急激に短くなり、400Aのときは0.3〜0.4m
m重度となる。つまり、ワイヤ電極と被溶接物の間隔(
アーク長)を0.4m程度まで短く設定しても、ワイヤ
電極が被溶接物に接触して短絡せず、溶融塊をパルス電
流によって離脱させることができ、良好な溶接が行える
のである。
第35図の1点鎖線20は実験的に求めたものであり、
溶接ビードにアンダーカットが生じず良質の溶接ビード
が得られる最大アーク長を示したものである。したがっ
て、これから溶接中にスパッタが発生せず、しかもアン
ダーカットが生じないという良質の溶接ビードを得るに
は、パルスピーク電流値I、を少なくとも300A以上
に設定しなければならないことがわかる。
また、第34図(a)、(b)のようなパルス電流波形
で雰囲気ガスを100%CO2ガスとした場合において
パルスピーク電流値Ipが45OAのときは、ワイヤ電
極径に換算して12寵相当の溶滴長さになるまで溶滴の
離脱が行えないこととなり、IPが50OAではワイヤ
電極径に換算して8龍相当の溶滴長さになるまで溶滴の
離脱が行えない。そのため、パルスピーク電流値IPが
500Aではアーク長を短くすることができず、溶接ビ
ードにアンダーカットが生じる。したかって、これらの
データから100%C02ガス雰囲気ではワイヤ電極の
先端に形成された溶滴を離脱させるときのパルスピーク
電流値1p特性は第35図の特性17に示すようなもの
である。
次に、このパルスピーク電流値Npを50OAに設定し
た場合における溶滴の離脱する現象を観察すると、第3
6図の(a’)または(b)のような現象がみられるこ
とがわかった。すなわち、同図(a)のようにベース電
流IBが高く、パルス幅τを短くすれば、ワイヤ電極3
2先端の溶滴36の形状はP の状態からPalの状態
になり、その後Pa2の状態で示すように大塊となるま
で離脱できない。また、同図(b)のようにベース電流
1Bを低(設定してパルス幅τを長くすれば、パルス電
流による電磁力Fが上向きに働き、ワイヤ電極32先端
の溶滴36の形状は、P の状態からPb□の状態のよ
うに溶滴36が持ち上げられ、その後Pb2の状態のよ
うにパルス電流によりて溶滴36を離脱することができ
るが、この離脱した溶融塊は高速回転を起こして被溶接
物側へ落下せずスパッタとして飛び散ったり、あるいは
Pb2′の状態のようにこの離脱した溶融塊が再びワイ
ヤ電極32に付着してしまう。
以上の第35図の特性17および第29図の(a)、(
b)の現象から雰囲気ガスが100%CO2ガスの場合
は、パルスピーク電流値Ipが500A程度ではアーク
放電の拡がりが不十分であるため、被溶接物側へ移行す
る溶融塊を細粒化することができなかった。
また、第35図の特性17から100%C02ガスの場
合、離脱できる溶融塊の細粒化が図れ良質の溶接ビード
を得るには少なくともパルスピーク電流値I、が70O
A以上必要であると推定される。
さらに、第37図、第38図の各(a)図はパルス電流
波形を示すものであり、この波形の時々刻々(A・・・
H点)の位置における溶滴移行と溶融池の現象を模式的
に示したものが各(b)図である。この第37図かられ
かるように、パルスによって溶融池が振動し、溶融池と
ワイヤ電極先端が接触し短絡することで(G点)、スパ
ッタが発生するケースがあった(H点)。
また、第38図はパルスによる溶滴の移行が遅れ、ベー
ス期間(D点)で溶滴の移行が行われた場合、ベース期
間の電流が低いため溶滴の移行時(E点)にアークが切
れる例を示したものである。
[発明が解決しようとする課題] 従来のパルスアーク溶接装置は以上のような機能ないし
性能を有しているので、100%CO2ガスの雰囲気中
でパルスアーク溶接を行う場合、パルスピーク電流値1
pを小さく設定すれば、ワイヤ電極の先端に形成した溶
滴がパルスによって持ち上がり、溶滴が大塊となるまで
離脱できず、そのためワイヤ電極の先端に形成された大
塊となった溶融塊が被溶接物と短絡して、溶接中に溶接
作業層りに多くのスパッタが飛び散ったり、溶接ビード
欠陥であるアンダーカットが生じるなどの問題点があっ
た。また、パルスピーク電流値Ipを高くすると、装置
の電源部の容積が大きくなったり、重量が重くなるなど
の問題点があり、それに伴うコストが急激に上がるなど
の問題点があった。
さらに、第37図の例で示したように、溶融池がパルス
によって振動し、その振動によってワイヤ電極と溶融池
が短絡することでスパッタが発生するなどの問題点があ
った。
さらにまた、第38図の例で示したように、溶滴の移行
時にアーク切れが発生するなどの問題点があった。
そこで、本発明の第1の目的は、ワイヤ電極の先端に形
成した溶滴の持上げ力を緩和するようにし、被溶接物へ
移行する溶融塊を細粒化して、溶滴の移行を規則的に行
うための電流波形を有するパルス溶接装置を提供するこ
とにある。
第2の目的は、パルスによる溶融池の振動に起因するワ
イヤ電極と溶融池の短絡を防止するための電流波形を有
するパルス溶接装置を提供することにある。
さらに、第3の目的は、上記第1及び第2の目的を同時
に達成することのできる電流波形を有するパルス溶接装
置を提供することにある。
さらにまた、第4の目的は、パルスによる溶滴移行時に
生じるアーク切れを防止するための電流波形を有するパ
ルス溶接装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成する第1発明に係るパルス溶接装
置は、1つのパルス電流波形を1種類以上のパルス幅を
有し、1種類以上のパルス間隔で配列してなる複数個の
パルス電流の集合群(パルス群)に分割し、このパルス
群を周期ごとに繰り返し、これに連続したベース電流を
重畳して放電電流波形を得ることとしたものである。
上記第2の目的を達成する第2発明に係るパルス溶接装
置は、1つのパルス電流波形を所定期間TC以下の時間
で2種類の第1.第2パルス電流(またはパルス電流群
)に分割し、分割した第1パルス電流の大きさを第2パ
ルス電流より小さくし、さらにこの第1パルス電流と第
2パルス電流を対にして周期ごとに繰り返し、これに連
続したベース電流を重畳して放電電流波形を得ることと
したものである。
上記第3の目的を達成する第3発明に係るパルス溶接装
置は、1つのパルス電流波形を1種類以上のパルス幅を
有し、1種類以上のパルス間隔で配列してなる複数個の
パルス電流の集合群(パルス群)に分割し、かつ、少な
くとも所定期間TC以上の時間でパルス群のピーク値を
時間とともに高くし、所定期間TDまたは所定ピーク値
に達すると、上記パルス群を終了させ、このパルス群を
周期ごとに繰り返し、これに連続したベース電流を重畳
して放電電流波形を得ることとしたものである。
上記第4の目的を達成する第4発明に係るパルス溶接装
置は□、第1発明、第3発明のパルス群または第2発明
の第2パルス電流の終了後に第3パルス電流(またはパ
ルス電流群)を重畳させて放電電流波形を得ることとし
たものである。
[作 用] 第1発明によるパルス溶接装置では、パルス電流波形を
複数個のパルス電流で構成し、このパルス電流群を周期
的に繰り返す放電電流波形としたので、従来の1つのパ
ルスが複数個のパルスに分割されたことになり、このパ
ルス電流波形の分割によってワイヤ電極におけるパルス
アーク放電の上向きの電磁力が断続となるため、ワイヤ
電極の先端に形成された溶滴を持ち上げる力を緩和する
作用をする。そのため、ワイヤ電極の先端に形成された
溶融塊は大塊となる以前に容易に離脱する。
第2発明によるパルス溶接装置では、第12図のように
パルス電流波形を所定時間TC(実施例では7 as)
以下の間隔で2種類の第1.第2パルス電流に構成する
ことにより、第1パルス電流によって前のパルスによる
溶融池の溶融波動の振幅を抑える作用をしく第12図E
−F)、溶滴移行を行う第2パルス電流での溶融池の振
動に伴うワイヤ電極と溶融池の短絡を防止できる作用を
する。
第3発明によるパルス溶接装置では、パルス電流波形を
複数個のパルス電流(パルス群)で構成し、このパルス
群を少なくとも所定時間TC以上の時間で構成し、この
ピーク電流値を徐々に増加させ所定期間TDまたは所定
ピーク値に達すると、上記パルス群を終了させるように
構成し、このパルス群を周期的に繰り返す放電電流波形
としたので、パルス群の前半部で溶融池の溶融波動の振
幅を抑え、溶融池の振動に伴うワイヤ電極と溶融池の短
絡を防止する作用をする。また、このパルス群での電流
の増減に伴う電磁力が断続するため、ワイヤ電極の先端
に形成した溶滴を電磁力で持ち上げる力を緩和させる作
用をしている。さらに、パルス群のピーク値を徐々に増
加させるようにパルス群波形を形成したことで、パルス
ピーク値の低い時間では溶滴をワイヤ電極から切り離す
に十分な電磁力は働かず、パルスピーク値が高くなるに
つれてワイヤ電極から溶滴を切り離す電磁力が強くなり
、やがて溶滴が離脱し移行する。したがって、パルス群
波形の形状によって必ずパルス群の後半部で溶滴を移行
させ、溶接の規則性を増す作用をしている。
第4発明によるパルス溶接装置では、第1発明、第2発
明のパルス群または第2発明の第2パルス電流の終了後
に第3パルス電流を垂立させた構成としたので、溶滴移
行が遅れ、ベース期間に入った時に生じるアーク切れを
第3パルス電流で抑制させる作用をする。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図により説明する。
第1図は第1発明〜第4発明に共通の実施例を示す回路
構成図であり、図において、10は第33図のスイッチ
ング素子2と同等機能を有し、制御がより精密に行える
インバータ回路部、11はパルス電流波形の整形とイン
バータ回路部10を駆動するパルス電流波形制御回路で
ある。
パルス電流波形制御回路11は、パルス波形整形器11
1.パルス群周期CB設定器1]2.パルス群期間X設
定器113.ベースfIS流■8設定器114.パルス
ピーク値IP設定器115.パルス幅τ設定器116.
パルス周期CA設定器117の各回路から構成されてい
る。
7は高周波トランスで、8A、8Bは高周波トランス7
からの波形を整流する高周波ダイオードである。なお、
第1図以下において第33図と同一符号は同一または相
当部分を示す。
第2図は第1発明によるパルスアーク電流波形iの一実
施例とその波形で溶接した場合の溶滴移行の形態を示す
模式図である。図において、■。
はパルスピーク電流値、τはパルス幅、TAはパルス電
流群X内のパルス間隔、CAはパルス電流の繰り返し周
期、IBはベース電流値、TBはパルス電流群Xの繰り
返し間隔、CBはパルス電流群Xの繰り返し周期である
第3図は第1発明によるパルスアーク電流波形を整形す
るためのパルス電流波形制御回路11の回路構成を示す
ブロック図である。図において、200は波形整形部、
201.203は無安定発振部、202はRSフリップ
フロップ、204は単安定発振部、205は積分回路部
、206は比較器、207はワイヤ電極送給指令部、2
08はパルス群幅(またはパルス幅)設定器、210は
パルスピーク設定部、211はアンプ、300は電流比
較器、301はインバータドライブ回路である。
次に、この実施例装置の動作について説明する。
まず、パルスピーク値Ip設定器115.パルス幅τ設
定器116.パルス周期CA設定器117からそれぞれ
パルスピーク値Ip信号、パルス幅τ信号、パルス周期
CA信号をパルス波形整形器111に送る。また、パル
ス群周期CB設定器112、パルス群個数X設定器11
3からそれぞれパルス群周期CB信号とパルス群期間X
信号をパルス波形整形器111に送る。そうすると、パ
ルス波形整形器111は、パルスピーク値IP。
パルス幅τ、パルス周期CAをもつパルス信号を上記の
パルス群周期CB信号とパルス群期間X信号により第2
図で示した間欠パルス群波形に整形する。さらに、ベー
ス電流In設定器114からのベース電流IB信号で上
記間欠パルス群波形に直流電流工8を重畳した波形(第
2図)に整形する。この整形されたパルス電流信号と電
流検出器6で検出した電流信号とをインバータ駆動回路
118に入力することにより第2図で示したパルスアー
ク電流波形iに応じたインバータ駆動信号がインバータ
駆動回路118からインバータ回路部10へ伝達され、
インバータを駆動させる。
このインバータの駆動によって、整形された交流波形が
高周波トランス7に出力される。さらに、高周波トラン
ス7の出力信号を高周波ダイオード8A、8Bで直流波
形に整流することにより、第2図で示したパルスアーク
電流波形iを溶接部つまりアーク負荷部3に供給してい
る。
アーク負荷部3では、パルスアーク電流波形iの供給と
同時にワイヤ電極32がモータ(図示せず)によって連
続送給されている。したがって、パルスアーク電流波形
iによって、ワイヤ電極32と被溶接物34間にパルス
アーク放電33を生成し、被溶接物34とワイヤ電極3
2の先端部をパルスアーク放電33で溶融する。このワ
イヤ電極32の溶融した部分を被溶接物34の溶融部に
連続的に落下させることにより溶接が行われるのである
。そのため当然にワイヤ電極32が連続して消耗してい
く。その消耗量を補うため上記モータでワイヤ電極32
を溶接トーチ31へ連続送給している。
次に、上記パルスアーク電流波形iの高周波特性につい
て説明する。
第34図で示した1つのパルス電流分を第2図のように
複数個のパルス電流に分割したパルス電流群Xで構成す
ると、パルスアーク放電が高周波特性を示すようになり
、ワイヤ電極の先端部に形成された溶滴の離脱が容易に
行えるようになる。
具体的には、第35図で示した溶滴の離脱できる溶滴長
さg1換言すると、小さな溶滴径でも溶滴を離脱させる
ことができる。つまり、パルスピーク電流値I、をそれ
程高くしなくても、第4図に示す斜線領域18.19に
おいて溶滴の離脱が行え、良好な溶接が得られる。
第、2図を参照しながら、さらに詳しく説明すると、1
つのパルス電流のパルス幅τが短くなることと、パルス
電流群Xでのパルス電流が間欠となることにより、−旦
パルス電流によって生じる電磁力の印加時間が間欠とな
る。そうすると、ワイヤ電極32の先端部に形成された
溶滴36に及ぼす力は、パルス電流が通電しているとき
はパルスピーク電流値!、による電磁力Fが主流を占め
、パルス電流の通電が休止すれば、パルス電流の通電時
による電磁力に対する反作用や溶滴の重力などによる力
がピンチ力Pとなって溶滴36に働く。
そのため、ワイヤ電極32の先端に形成された溶滴36
はパルス電流群Xのパルス周波数によって振動すること
になる。この溶滴36の振動によって、従来のものでは
側底ワイヤ電極と溶滴の境界部での「くびれ」が生じに
くかったパルスピーク電流値!、の領域においても、早
<「<びれ」Bを生じさせることが可能となり、溶滴3
6の離脱が容易となる。したがって、従来の場合、離脱
される溶滴の細粒化が側底行えなかった条件のもとでも
、溶滴の細粒化を図り得る。
溶接加工では、このようにパルス電流群Xによって離脱
する溶滴を細粒化するとともに、規則正しく被溶接物側
へ移行させることが均質な溶接ビードを得る結果となる
ため、パルス間隔TAおよびパルス幅τを設定した複数
個のパルス電流で構成したパルス電流群Xを一定の周期
CB毎に繰り返すことが必要である。
さらに、溶接できる範囲は、平均溶接電流やワイヤ電極
の送給速度とパルス電流群Xの繰り返し周期CBとを対
応させることで拡大が図れる。
なお、参考写真は100%CO2ガス雰囲気中での従来
のパルスアーク溶接装置による溶接ビードの表面状態及
び断面形状と、第1発明の場合の溶接ビードの表面状態
及び断面形状とを比較して示したものである。この写真
からも明らかなように、第1発明の場合には、従来例に
比べてビード表面に全くスパッタの付着が見られず、溶
は込み形状や溶は込み深さの変動が少なく、良好な溶接
ビードが得られることがわかる。
次に、第3図に示したパルスアーク電流波形の制御回路
の動作について第5図の(a)〜(h)で示すタイムチ
ャートを参照して説明する。
最初に、スタート信号2A(第5図の(a)参照)によ
り、無安定発振部(無安定フリップフロップ)201が
動作し、その出力信号2Bはボリューム抵抗112で発
振周期CBが設定され、周期Cs毎にパルス信号(第5
図の(b)参照)をRSフリップフロップ202に出力
している。また、ボリューム抵抗112は連動ボリュー
ムであり、ボリューム抵抗112によってワイヤ電極送
給指令部207を介してワイヤ電極の送給速度指令を行
っている。つまり、ボリューム抵抗112はワイヤ電極
送給速度V と発振周期CBとを対応させて可変にして
いる。
RSフリップフロップ202では、パルス信号2Bで出
力信号2C(第5図の(c)参照)がH状態にセットさ
れ、パルス信号2H(第5図の(f)参照)で出力信号
2CがL状態にリセットされる。無安定発振部(無安定
フリップフロップ)203では出力信号2Cを受け、信
号2CがH状態の期間でパルス周期CA設定器117で
設定した発振周期CA毎にパルス出力信号2D(第5図
の(d)参照)を単安定発振部(単安定フリップフロッ
プ)204に出力している。単安定発振部204では、
出力信号2Dの周期CA毎のパルス出力信号のパルス幅
τをボリューム抵抗116で設定し、出力信号2E(第
5図の(e)参照)を出力している。そして、この出力
信号2Eはアンプ211に入力するとともに、積分回路
部205にも入力される。積分回路部205では出力信
号2Eを時間で積分した信号2Fを比較器206に出力
し、比較器206では積分された信号2Fとパルス群幅
設定器208からの信号2Gとを比較し、信号2Fの値
が信号2Gより大になれば出力信号がH状態になり、そ
れと同時に積分された信号2Fはリセットされるように
なっており(第5図の(g)参照)、その結果、比較器
206の出力信号2HはRSフリップフロップ202の
リセット入力に入力されている。
また、単安定発振部204の出力信号はベース電流設定
器114の信号■8とともにアンプ211に入力され、
入力信号2EとInが合成されかつ増幅された信号i 
 (第5図の(h)参照)を出力している。そして、ア
ンプ率つまりパルスピーク値■、の設定はボリューム抵
抗115で調整され、出力信号i と電流検出器6で実
際に流れているアーク電流iとを比較器300で比較し
、アーク電流iが出力信号i に漸近するようにした信
号を第1図の高周波インバータ回路部10にインバータ
ドライブ回路301から与えている。
なお、上記第1発明の実施例では、放電電流波形をパル
スピーク電流値I 、パルス間隔T A 。
ベース電流lBを一定値にした矩形波状のパルス電流を
複数個で構成したパルス電流群Xとしたちのについて説
明したが、第20図から第27図までに示すように放電
電流波形をパルス電流群X内で高周波パルス化すること
によって変形することも可能であり、上記実施例と同様
の効果を奏する。
すなわち、第20図はパルス電流群X内のパルス間隔を
T  、T  、T  と順次短くなるようにバA1 
  A2   A3 ルス毎に変化させた場合であり、第21図はバルス幅を
τ 、τ 、τ 、τ とパルス毎に大き1  l  
3 4 くなるように変化させた場合である。
第22図はパルス電流群X内の第1のベース電流I を
パルス電流群Xの繰り返し間隔TBにおりl ける第2のベース電流IB2よりも高くかつ一定に設定
した場合であり、第23図は上記第1のベース電流I 
を第2のベース電流■8゜よりも高い範l 囲で順次!   、I   、I   と段階的に低く
Bll   B12   B13 なるように変化させた場合である。
また、第24図は上記第2のベース電流IB2を時間比
例的に増加させた場合である。
第25図〜第27図は上記第2のベース電流1B2にパ
ルス電流群Xにおけるパルス電流と同等以下のパルス幅
あるいはパルスピーク電流値を有するパルス電流を重畳
させた場合である。
以上の放電電流波形の各変形例においてもワイヤ電極の
先端に形成される溶滴の離脱を容品ならしめるものであ
る。
次に、第2発明の回路構成例を第6図及び第8図に示す
第6図は2種類のパルス波形で構成したパルスアーク溶
接装置の制御回路を示しており、第7図はその2種類の
パルス波形を得るための主要なパルス信号のタイムチャ
ートを示している。また、第8図は上記第1発明の機能
を兼ね備えた2種類のパルス波形で構成したパルスアー
ク溶接装置の制御回路を示しており、第9図はその2種
類のパルス波形を示した図である。
なお、第6図、第8図の回路は第3図の波形整形部20
0に相当し、インバータ駆動回路118゜パルスピーク
設定部210は第3図と同一構成であるので図示されて
いない。また、第6図、第8図において、111Aは第
1パルスまたは第1パルス群Xの波形設定器、111B
は第2パルスまたは第2、パルス群Yの波形設定器であ
る。212は第2パルスまたは第2パルス群発生時刻を
生じさせる遅延回路、213は第2パルスまたは第2パ
ルス群発生時刻を設定するボリューム抵抗である。その
他の構成要素は第3図と同一であり、111A側には添
字aを、111B側には添字すを付して説明は省略する
この制御回路の動作を説明する。第6図、第8図におい
て、無安定発振部201からの出力信号2Bはボリュー
ム抵抗112で発振周期CBが設定され、周期CB毎に
パルス信号を出力している。
この周期CB毎のパルス信号は、第1パルスまたは第1
パルス群Xの波形設定器111Aに入力される信号2B
と、そのパルス信号を遅延回路212でCBS期間遅延
させ、第2パルスまたは第2パルス群Yの波形設定器1
11Bに入力される信号2Bsに分けられる。
この遅延回路212は、第10図に示すように、RSフ
リップフロップ212−A、所定抵抗21’2−B、 
 ダイオード212−Dl、212−D2゜コンデンサ
212−C1,212−C2,バッファ212−El、
212−E2.OR回路素子212−Fから構成されて
おり、第2パルスまたは第2パルス群Yを発生させる時
刻はボリューム抵抗213によって調整できるが、第1
1図のように信号2Bに対する信号2B−1の遅延時間
CB8を所定時間TC(この実施例では7 IWs)を
越える値に設定した場合でも、その遅延時間CB8はO
R回路素子212−Fにより出力信号2Bsは所定時間
TCになるようになっている。遅延時間CB8が所定時
間T 以内であればその遅延時間CB8で出力信号2B
sを発生することはいうまでもない。
そして、第1パルスまたは第1パルス群Xの波形設定回
器111Aの出力信号2Eaと、第2パルスまたは第2
パルス群Yの波形設定器111Bの出力信号2Ebとを
合成することにより、第7図の(h)または第9図の(
h)に示すような2種類のパルスピーク値の異なる組合
せ波形を得ている。すなわち、この組合せ波形は、第1
パルスまたは第1パルス群Xの波形が第2パルスまたは
第2パルス群Yの波形より小さいパルスピーク値・を有
し、第1パルスまたは第1パルス群Xと第2パルスまた
は第2パルス群Yとを対にして一定の周期CBで繰り返
し、これにベース電流IBを重畳して形成したものであ
る。
第12図はこのように組合された波形、−例として第7
図の(h)に示す組合せ波形を用いてパルスアーク溶接
を行ったときの溶滴移行の形態を模式的に示したもので
あり、第37図、第38図に対応するものである。
第12図かられかるように、第1パルスまたは第1パル
ス群Xは第2パルスまたは第2パルス群Yより小さいパ
ルスピーク値を有するので、この第1パルスまたは第1
パルス群Xによって第2パルスまたは第2パルス群Yに
よる溶融池の溶融波動の振幅を抑制する(第12図E−
F参照)。このため、G点でワイヤ電極32の先端に形
成された溶滴36が溶融池と接触し短絡するのを防止し
、溶滴の移行を円滑に行っている(H点)。
次に、第3発明の回路構成例を第13図に示す。
第13図は第2発明の場合と同様に第3図の波形整形部
200に相当する制御回路を示したものであり、図にお
いて、214はパルス群のピーク値の波形を設定するパ
ルス群波形設定器、215はアナログスイッチ、216
はパルス群発生期間設定器である。その他の構成要素は
第3図と同一でまた、第14図はこの制御回路における
主要な信号の波形図である。
この制御回路の動作を説明する。第13図において、信
号2A、2B、2D、2E、2F、2G。
2Hの波形動作は第3図と同様であるので、省略する。
パルス群波形設定器214は入力信号がH状態である期
間、第14図の(v)で示すように任意の波形を出力す
ることができるものである。パルス群波形設定器214
は、信号2CがHレベルのときV波形をアナログスイッ
チ215に出力する。
所定パルス群時間(所定期間T o )を設定している
信号2Cをパルス群発生期間設定器216に入力し、こ
のパルス群発生期間設定器216は、第15図のように
RSフリップフロップ216−A。
所定回路抵抗216−B、ダイオード216−D。
コンデンサ216−C,バッファ216−E、OR回路
素子216−Fで構成することにより、第16図のよう
に信号2Cの所定期間TDが信号2C−1,2C−2の
所定期間TCより大きいときは、パルス群発生期間設定
器216の出力信号2Csは所定期間TDの時間Hレベ
ルを出力し、所定期間T が所定期間TCより小さいと
きは、パホス群発生期間設定器216の出力信号2Cs
は所定期間TCの時間Hレベルを出力している。
このパルス群発生期間設定器216の出力信号2Csは
パルス群波形設定器214に入力されている。パルス群
波形設定器214はパルス群発生期間設定器216の出
力信号2CsがHレベルの期間V波形をアナログスイッ
チ215に出力している。
アナログスイッチ215では、ゲートに信号2E(第1
4図の(e)参照)が入力されており、ゲートがHレベ
ルのときV波形を出力し、アナログスイッチ215から
出力するW波形にベース電流設定部114からのInが
垂立され、第14図の(h)に示すようなパルスピーク
値を所定期間TC以上の時間で時間とともに高くしたh
波形を得ている。
したがって、このようなh波形を用いて溶接すれば、前
述のように溶滴の細粒化が図られワイヤ電極からの溶滴
の離脱を第1発明よりもさらに容易にするとともに、溶
融池の振動に伴うワイヤ電極と溶融池の短絡を防止し得
るのである。
次に、第4発明の回路構成例を第17及び第19図に示
す。第17図は第8図の制御回路に第3パルス群発生器
217を付加したものである。第18図は3種類のパル
ス群x、y、zの波形図である。また、第19図は第1
3図の制御回路に第3パルス群発生器217を付加した
ものである。
この制御回路の動作について第17図、第19図に従っ
て説明する。
第17図、第19図においては、第2パルスまたは第2
パルス群Yの終了時である比較器206bの出力信号2
Hbを第3パルス群発生器217のトリガー信号として
構成し、第3パルス群発生器217で一定期間第3パル
ス群2を出力している。したがって、この第3パルス群
2によって第38図で示したように溶滴移行が遅れ電流
値の低いベース期間に入った時でもアーク切れを生じる
ことはない。
なお、第28図〜第32図は第3パルスまたは第3パル
ス群Zのその他の波形例を示すものであり、これらの制
御回路については省略する。
[発明の効果] 以上説明したように、この第1発明によれば、パルス放
電装置の放電電流波形を1種類以上のパルス幅を有し、
1種類以上のパルス間隔で配列してなる複数個のパルス
電流の集合群(パルス群)に分割し、このパルス群を周
期ごとに繰り返し、これに連続したベースを重畳したも
のとしたので、パルスアーク放電の高周波化が図られる
ことにより、溶滴の持ち上がりがなくなり、その結果被
溶接物へ移行する溶融塊を細粒化でき、溶滴の移行をパ
ルス群ごとに規則的に行うことができる。さらに、溶接
加工の品質の向上や装置のコンパクト化が実現され、制
御性を向上させる効果がある。
次に第2発明によれば、パルス放電装置の放電電流波形
を2 FJ類のパルス電流(またはパルス群)に分割し
、分割した第1パルス電流の大きさを第2パルス電流よ
り小さくし、第1パルス電流と第2パルス電流を対にし
て周期ごとに繰り返し、これに連続したベースを重畳し
たものとしたので、パルスによる溶融池の振動に起因す
るワイヤ電極と溶融池の短絡を第1パルス電流によって
防止することができ、スパッタの発生を著しく低減する
ことができるという効果がある。
また、第3発明によれば、パルス放電装置の放電電流波
形を1種類以上のパルス幅を有し、1種類以上のパルス
間隔で配列してなる複数個のパルス電流の集合群(パル
ス群)に分割し、かつこのパルス群のピーク値を時間と
ともに高くし、このパルス群を周期ごとに繰り返し、こ
れに連続したベースを重畳したものとしたので、第1発
明の奏する溶融塊の細粒化の効果と同時に、溶滴の移行
を第1発明よりもさらに規則的に行うことができる効果
が得られ、しかも、第2発明の奏するワイヤ電極と溶融
池の短絡防止の効果を併有する。
さらに、第3発明によれば、パルス放電装置の放電電流
波形を第1発明、第3発明のパルス群または第2発明の
パルス電流(またはパルス群)の終了後に第3パルス電
流(またはパルス群)を重畳させたものとしたので、こ
の第3パルス電流によって溶滴移行が遅れベース期間に
おいて発生するアーク切れを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明〜第4発明に共通の実施例によるパル
スアーク溶接装置の回路構成図、第2図は第1発明のパ
ルスアーク溶接装置におけるパルスアーク放電電流波形
と溶滴移行の模式図、第3図は第1発明におけるパルス
電流波形制御回路のブロック構成図、第4図は第1発明
のパルスアーク放電によって溶滴が離脱できる溶滴長さ
のパルスピーク領域図、第5図は第3図の各種信号のタ
イムチャート、第6図及び第8図は第2発明におけるパ
ルス電流波形制御回路のブロック構成図、第7図は第6
図の主要な信号のタイムチャート、第9図は第8図の制
御回路により得られる放電電流波形図、第10図は第6
図及び第8図の遅延回路の構成図、第11図は第10図
の各種信号のタイムチャート、第12図は第6図の制御
回路により得られる放電電流波形図とその波形を用いて
溶接したときの溶融池の現象を示す模式図、第13図は
第3発明におけるパルス電流波形制御回路のブロック構
成図、第14図は第13図の主要な信号の波形図、第1
5図は第13図の遅延回路の構成図、第16図は第15
図の各種信号のタイムチャート、第17図及び第19図
は第4発明におけるパルス電流波形制御回路のブロック
構成図、第18図は第17図の制御回路により得られる
放電電流波形図、第20図〜第27図は第1発明におけ
る他の放電電流波形例を示す図、第28図〜第32図は
第4発明における他の放電電流波形例を示す図、第33
図は従来のパルスアーク溶接装置の回路構成図、第34
図(a)、(b)は第33図のパルスアーク溶接装置に
おけるパルスアーク放電電流波形図、第35図は従来の
パルスアーク放電によって溶滴が離脱できる溶滴長さの
パルスピーク特性図、第36図(a)、(b)は従来の
パルスアーク放電電流波形と溶滴移行の模式図、第37
図(a)、(b)は従来のパルスアーク放電電流波形と
溶融池の振動により短絡状態が発生しスパッタが発生す
る現象を示した模式図、第38図(a)、(b)は従来
のパルスアーク放電電流波形と溶滴移行時のアーク切れ
現象を示した模式図である。 1・・・直流電源 2・・・スイッチング素子 3・・・アーク負荷 4・・・アーク維持電源 5・・・制御回路 6・・・電流検出器 7・・・高周波トランス 8A、8B・・・高周波ダイオード 10・・・インバータ回路部 11・・・パルス電流波形制御回路 31・・・溶接トーチ 32・・・ワイヤ電極 33・・・アーク放電 34・・・被溶接物 111・・・パルス波形整形器 111A・・・第1パルスまたは第1パルス群波形設定
器 111B・・・第2パルスまたは第2パルス群波形設定
器 112・・・パルス群周期CB設定器 113・・・パルス群期間X設定器 114・・・ベース電流IB設定器 115・・・パルスピーク値1p設定器116・・・パ
ルス幅τ設定器 117・・・パルス周期Cへ設定器 118・・・インバータ駆動回路 200・・・波形整形部 201・・・無安定発振部 202・・・RSフリップフロップ 203・・・無安定発振部 204・・・単安定発振部 205・・・積分回路部 206・・・比較器 207・・・ワイヤ電極送給指令部 208・・・バルスグン幅またはパルス幅設定器210
・・・パルスピーク設定部 211・・・アンプ 212・・・遅延回路 213・・・ボリューム抵抗 214・・・パルス群波形設定器 215・・・アナログスッチ 216・・・パルス群発生期間設定器 217・・・第3パルス群発生器 300・・・電流比較器 301・・・インバータドライブ回路 i・・・パルスピーク放電電流波形 Ip・・・パルスピーク電流値 τ・・・パルス幅 X・・・第1パルスまたは第1パルス電流群Y・・・第
2パルスまたは第2パルス電流群Z・・・第3パルスま
たは第3パルス電流群TA・・・パルス電流群内のパル
ス間隔CA・・・パルス電流の繰り返し間隔 ■8・・・ベース電流 TB・・・パルス電流群の繰り返し間隔CB・・・パル
ス電流群の繰り返し間隔なお、図中、同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。 代理人 弁理士  佐々木 宗 治 第4図 パルスピータ電流値IP[A1 第5図 XY 第12図 ■ 第15図 第16図 イX号   Pf+定期間TQ)所定期間TC  所定
期間T口く所定期間下C2C5’    。 ←                        
     参に第24図 第25図 第26図 第27図 □時間↑ 第34図 第36図 OA   電流波形   7t 第38図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1種類以上のパルス幅とパルスピーク値をもつ複
    数個のパルス電流を1種類以上のパルス間隔で配列して
    なるパルス電流群と、前記パルス電流群を周期的に繰り
    返し、これに連続したベース電流を重畳して形成した放
    電電流波形を有することを特徴とするパルス溶接装置。
  2. (2)2種類の形状をもつ第1及び第2パルス電流もし
    くは2種類の形状をもつ請求項1に記載の第1及び第2
    パルス電流群を有し、前記第1パルス電流または第1パ
    ルス電流群の形状を前記第2パルス電流または第2パル
    ス電流群の形状よりも小さく設定し、前記第2パルス電
    流または第2パルス電流群を前記第1パルス電流または
    第1パルス電流群の発生時より所定値T_C以下の時間
    遅延させた後に発生させ、前記第1パルス電流または第
    1パルス電流群と前記第2パルス電流または第2パルス
    電流群を対にして周期的に繰り返し、これに連続したベ
    ース電流を重畳して形成した放電電流波形を有すること
    を特徴とするパルス溶接装置。
  3. (3)請求項1に記載のパルス電流群を少なくとも所定
    期間T_C以上の時間でピーク値を時間とともに高くし
    、所定期間T_Dまたは所定ピーク値に達すると前記パ
    ルス電流群を終了させ、前記パルス電流群を周期的に繰
    り返し、これに連続したベース電流を重畳して形成した
    放電電流波形を有することを特徴とするパルス溶接装置
  4. (4)請求項1、2または3に記載のパルス電流群また
    はパルス電流の終了後に第3パルス電流または第3パル
    ス電流群を重畳して形成した放電電流波形を有すること
    を特徴とするパルス溶接装置。
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