JPH0125317B2 - - Google Patents
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- JPH0125317B2 JPH0125317B2 JP57126473A JP12647382A JPH0125317B2 JP H0125317 B2 JPH0125317 B2 JP H0125317B2 JP 57126473 A JP57126473 A JP 57126473A JP 12647382 A JP12647382 A JP 12647382A JP H0125317 B2 JPH0125317 B2 JP H0125317B2
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- power supply
- control transistor
- transistor
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- supply control
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 18
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
- H02P7/24—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/29—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation
- H02P7/2913—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation whereby the speed is regulated by measuring the motor speed and comparing it with a given physical value
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本発明はテープレコーダー等に使用される直流
電動機の速度制御回路に関する。 (ロ) 背景技術 テープレコーダー等に使用される小型の直流電
動機の速度制御回路は電子ガバナーと呼ばれる回
路が一般に採用されている。斯かる回路は速度制
御すべき直流電動機の電機子をブリツジ回路の一
辺に含ませ、該ブリツジ回路への給電を制御する
ことによつて電動機の回転を制御するように構成
されている。最近電源として電池を使用するポー
タブル型のテープレコーダーが普及しているが斯
かるテープレコーダーでは電源の消費量が問題と
なり、特に電動機の消費電流は大きいため問題に
なつていた。 (ハ) 発明の目的 本発明は消費電力の少ない直流電動機の速度制
御回路を提供することを目的とするものである。 (ニ) 発明の実施例 図示した回路は、本発明の実施例であり、同図
において1は抵抗2,3,4及び電動機の電機子
5より構成されたブリツジ回路、6は複数の電池
よりなる直流電源、7は該直流電源6から前記ブ
リツジ回路1への電源供給を制御するべく電源供
給路内にコレクタエミツタ路が接続されている給
電制御用トランジスター、8は該給電制御用トラ
ンジスター7から前記ブリツジ回路1への電源供
給路内に挿入接続されたコイルである。9はエミ
ツタが前記ブリツジ回路1の不平衡電圧検出端子
bに接続されていると共にベースが他方の不平衡
電圧検出端子cに接続された検出用トランジスタ
ーであり、そのコレクタは抵抗10を介して接地
されている。11は前記検出用トランジスター9
のコレクタに抵抗12を介してベースが接続され
ていると共にエミツタが接地されている第1制御
トランジスターであり、そのコレクタは抵抗13
を介して前記直流電源6に接続されている。14
は前記第1制御トランジスター11のコレクタに
ベースが接続されていると共にエミツタが接地さ
れている第2制御トランジスターであり、そのコ
レクタは抵抗15を介して前記給電制御用トラン
ジスター7のベースに接続されている。16は前
記コイル8のブリツジ回路1側と接地間に接続さ
れた平滑用コンデンサーであり、リツプル成分を
適度に除去する作用を有している。17は前記コ
イル8の直流電源6側にカソードが接続されてい
ると共にアノードが接地されているダイオードで
あり、前記コイル8より発生する逆起電力を前記
ブリツジ回路1に供給する作用を有している。ま
た前記検出用トランジスター9のベースと前記給
電制御用トランジスター7のコレクタとの間には
発振周波数設定用抵抗18が接続されている。 以上の如く本発明の速度制御回路は構成されて
おり、次に斯かる回路の動作について説明する。
ブリツジ回路1を構成する抵抗2,3及び4の抵
抗値を夫々R1,R2,R3、電動機の直流抵抗を
Ra、定格回転数における逆起電圧をEo、検出用
トランジスター9のベースエミツタ間電圧をVBE
とすると、 Eo=R2+R3/R2VBE となり、また RaR2>R1R3 となるように抵抗2,3及び4の値を設定する。 直流電源6より電圧Vsが供給されると抵抗1
3を通して第2制御トランジスター14のベース
にバイアス電流が流れ、該第2制御トランジスタ
ー14がオン状態に反転するため、その反転動作
に伴なつて給電制御用トランジスター7がオン状
態に反転する。前記給電制御用トランジスター7
がオン状態に反転すると該給電制御用トランジス
ター7のコレクタよりコイル8を通してブリツジ
回路1に電流Isが供給される。電動機の回転数が
低いときには逆起電圧Eが小さいため検出用トラ
ンジスター9は逆バイアスされてオフ状態にあ
る。それ故、第1制御トランジスター11がオ
フ、第2制御トランジスター14及び給電制御用
トランジスター7がオン状態となりブリツジ回路
1に駆動電流が供給される。 斯かる状態より電動機の回転数が上昇しその逆
起電圧EがEoを越えるとオフ状態にあつた検出
用トランジスター9がオン状態に移行する。その
結果該検出用トランジスター9のコレクタよりベ
ースバイアスが与えられる第1制御トランジスタ
ー11がオン状態となり、第2制御トランジスタ
ー14をオフ状態にせしめる。該第2制御トラン
ジスター14がオフ状態になると該第2制御トラ
ンジスター14によつて制御される給電制御用ト
ランジスター7がオフ状態になり、ブリツジ回路
1への供給電流sが零になる。前記給電制御用
トランジスター7がオフ状態に反転するとブリツ
ジ回路1への電源供給路内に挿入接続されている
コイル8に誘起電圧が発生し、その誘起電圧によ
る電流がダイオード17を通してブリツジ回路1
に流れる。このダイオード17に流れる電流をIf
とし、ブリツジ回路1に流れる電流をIbとする
と、 Ib=Is+If となる。前記給電制御用トランジスター7がオフ
状態になるとブリツジ回路1の給電端子aの電位
Vaはコイル8、平滑用コンデンサー16及びブ
リツジ回路1の負荷によつて決定される曲線で降
下する。検出用トランジスター9のベースが接続
されている不平衡電圧検出端子cの電位Vcは、
給電端子aの電位Vaに対し、 Vc=R3/R2+R3Va なる関係のもとに降下するが、検出用トランジス
ター9のエミツタが接続されている不平衡電圧検
出端子bの電位Vbは電動機の逆起電力によつて
遅延せしめられる。それ故、その間、検出用トラ
ンジスター9はオン状態にあるが不平衡電圧検出
端子bの電位が降下するにつれて該検出用トラン
ジスター9はオフ状態に移行する。該検出用トラ
ンジスター9がオフ状態に移行すると第1制御ト
ランジスター11がオフ状態に反転し第2制御ト
ランジスター14をオン状態にせしめる。その結
果給電制御用トランジスター7がオン状態にな
り、該トランジスター7のコレクタ・エミツタ路
を通して直流電源6よりブリツジ回路1に電流Is
が供給される。斯かる動作により給電端子aの電
位Vaは再び上昇するが不平衡電圧検出端子bの
電位Vbはその上昇が他方の不平衡電圧検出端子
cの電位Vcの上昇に比べて遅れる。従つてその
間検出用トランジスター9はオフ状態にあるが前
記不平衡電圧検出端子bの電位Vbが所定値まで
上昇すると該検出用トランジスター9は再びオン
状態に移行する。前記給電端子aの電位Vaの変
化と検出用トランジスター9のバイアス動作点は
次のように計算される。 Vc=R3/R2+R3Va Vb=Ra/Ra+R1(Va−Eo)+Eo =Ra/Ra+R1Va+R1/Ra+R1Eo 検出用トランジスター9のVBEは VBE=Vb−Vc であるから VBE=RaR2−R1R3/(Ra+R1)(R2+R3)Va +R1/Ra+R1Eo となる。斯かる式より明らかなように検出用トラ
ンジスター9のバイアス点は給電端子aに印加さ
れる信号に含まれるリツプルにより変化すること
になる。ここで、 RaR2−R1R3>0 とすると前述した検出トランジスター9のオン・
オフ動作に伴なつて給電制御用トランジスター7
がオン オフ動作することになるので発振動作が
維持され電動機は回転駆動せしめられる。 以上の如く本発明の実施例における動作は行な
われるが、次に検出用トランジスター9のベース
と給電制御用トランジスター7のコレクタとの間
に接続されている発振周波数設定用抵抗18の作
用について説明する。給電制御用トランジスター
7がオン状態にあるときにはそのコレクタ電位は
略直流電源6の電圧になるため前記発振周波数設
定用抵抗18を通して検出用トランジスター9の
ベースに電流が流れ、そのベース電位を上昇せし
める。その結果検出用トランジスター9のバイア
ス状態は前記発振周波数設定用抵抗18が接続さ
れていない場合に比較してオフ方向へ移行する。
それ故、不平衡電圧検出端子bの電圧Vbが前記
抵抗18が接続されていない場合に比較して高く
ならなければ、検出用トランジスター9はオン状
態に移行することはないので給電制御用トランジ
スター7がオン状態にある期間が長くなる。また
反対に前記給電制御用トランジスター7がオフ状
態にあるときにはダイオード17がオン状態にな
るため該給電制御用トランジスター7のコレクタ
電位は−VF(VFはダイオードの順方向電圧)とな
る。その結果検出用トランジスタ9のベース電位
が降下するので該検出用トランジスター9のバイ
アス状態は前記発振周波数設定用抵抗18が接続
されていない場合に比較してオン方向へ移行す
る。それ故、不平衡電圧検出端子bの電圧Vbが
前記抵抗18が接続されていない場合に比較して
低くならなければ、検出用トランジスター9はオ
フ状態に移行することはないので給電制御用トラ
ンジスター7がオフ状態にある期間が長くなる。
このように発振周波数設定用抵抗18を接続する
と該抵抗18を接続しない場合に比べて給電制御
用トランジスター7のオン状態にある期間及びオ
フ状態にある期間が共に長くなり、言いかえれば
発振周波数が低くなる。前記発振周波数設定用抵
抗18の抵抗値を小さくすれば発振周波数が低く
なり、反対に大きくすれば発振周波数が高くな
る。前記発振周波数設定用抵抗18の抵抗値を変
えることによつて発振周波数を任意に設定するこ
とが出来るが、その周波数は電動機の整流波形に
比較して十分大きくなるように、またコイル8の
機械的振動を考虜して20K〜100KHzに選ばれる。 また直流的には従来のブリツジ回路の制御動作
が行なわれ検出用トランジスター9は電動機の負
荷電流に関係なく逆起電圧E0を一定にするべく
作用し、そして給電制御用トランジスター7のオ
ン・オフ動作によつてブリツジ回路1の給電端子
aに適当な電圧Vaが与えられる。斯かる動作に
よつて電動機の回転駆動は行なわれるが直流電源
6からの電源供給は給電制御用トランジスター7
のオン・オフによつて周期的に行なうため消費電
流が少なくなり、直流電源6として使用される電
池の寿命を大幅に改善することが出来る。 (ホ) 発明の応用例 実施例では給電制御用トランジスター7及び検
出用トランジスタ9としてPNP型のトランジス
ターを使用し、第1制御トランジスター11及び
第2制御用トランジスター14としてNPN型の
トランジスターを使用したが逆導電型のトランジ
スターを使用して構成することは勿論可能であ
る。また、発振周波数設定用抵抗18として可変
抵抗器を使用することも出来る。 (ヘ) 効 果 本発明の速度制御回路は、電動機の電機子が一
辺に含まれたブリツジ回路と直流電源との間にコ
レクタ・エミツタ路が接続されている給電制御用
トランジスターをオン・オフ動作せしめることに
よつて直流電源からの電流をブリツジ回路に供給
するようにしたので消費電流を少なくすることが
出来、電源として使用される電池の寿命を長くす
ることが出来るという利点を有している。また、
ブリツジ回路の不平衡電圧を検出する検出用トラ
ンジスターによつてオン・オフ動作せしめられる
と共に給電制御用トランジスターをオン・オフ動
作せしめるべく設けられている第2制御トランジ
スターのベース電流を該給電制御用トランジスタ
ーの直流電源側より供給するようにしたので電源
投入時前記給電制御用トランジスターをオン状態
にせしめる起動手段として前記第2制御トランジ
スターが動作することになり、本発明の速度制御
回路は起動特性が優れているものである。更に、
本発明の速度制御回路は、ブリツジ回路への電流
供給を制御するべく設けられている給電制御用ト
ランジスターのバイアス電流をブリツジ回路を介
することなく流すようにしたので電動機の速度制
御動作を行なう場合に重要な働きを成すブリツジ
回路に対して何等悪影響を与えることはなく回路
設計を従来一般に行なわれているブリツジ回路と
同様に行なうことが出来るという特徴を有してい
る。そして、本発明の速度制御回路は、給電制御
用トランジスターとインダクタンス素子との接続
点と検出用トランジスターのベースとの間に発振
周波数設定用抵抗を接続することによつて給電制
御用トランジスターのオン・オフ周期を設定する
ようにしたのでその抵抗値を変更することにより
該給電制御用トランジスターのオン・オフ周期を
幅広く選ぶことが出来、その結果使用される電動
機やその回路の特性に最も適した周期になるよう
に設定することが出来るという利点を本発明は有
している。
電動機の速度制御回路に関する。 (ロ) 背景技術 テープレコーダー等に使用される小型の直流電
動機の速度制御回路は電子ガバナーと呼ばれる回
路が一般に採用されている。斯かる回路は速度制
御すべき直流電動機の電機子をブリツジ回路の一
辺に含ませ、該ブリツジ回路への給電を制御する
ことによつて電動機の回転を制御するように構成
されている。最近電源として電池を使用するポー
タブル型のテープレコーダーが普及しているが斯
かるテープレコーダーでは電源の消費量が問題と
なり、特に電動機の消費電流は大きいため問題に
なつていた。 (ハ) 発明の目的 本発明は消費電力の少ない直流電動機の速度制
御回路を提供することを目的とするものである。 (ニ) 発明の実施例 図示した回路は、本発明の実施例であり、同図
において1は抵抗2,3,4及び電動機の電機子
5より構成されたブリツジ回路、6は複数の電池
よりなる直流電源、7は該直流電源6から前記ブ
リツジ回路1への電源供給を制御するべく電源供
給路内にコレクタエミツタ路が接続されている給
電制御用トランジスター、8は該給電制御用トラ
ンジスター7から前記ブリツジ回路1への電源供
給路内に挿入接続されたコイルである。9はエミ
ツタが前記ブリツジ回路1の不平衡電圧検出端子
bに接続されていると共にベースが他方の不平衡
電圧検出端子cに接続された検出用トランジスタ
ーであり、そのコレクタは抵抗10を介して接地
されている。11は前記検出用トランジスター9
のコレクタに抵抗12を介してベースが接続され
ていると共にエミツタが接地されている第1制御
トランジスターであり、そのコレクタは抵抗13
を介して前記直流電源6に接続されている。14
は前記第1制御トランジスター11のコレクタに
ベースが接続されていると共にエミツタが接地さ
れている第2制御トランジスターであり、そのコ
レクタは抵抗15を介して前記給電制御用トラン
ジスター7のベースに接続されている。16は前
記コイル8のブリツジ回路1側と接地間に接続さ
れた平滑用コンデンサーであり、リツプル成分を
適度に除去する作用を有している。17は前記コ
イル8の直流電源6側にカソードが接続されてい
ると共にアノードが接地されているダイオードで
あり、前記コイル8より発生する逆起電力を前記
ブリツジ回路1に供給する作用を有している。ま
た前記検出用トランジスター9のベースと前記給
電制御用トランジスター7のコレクタとの間には
発振周波数設定用抵抗18が接続されている。 以上の如く本発明の速度制御回路は構成されて
おり、次に斯かる回路の動作について説明する。
ブリツジ回路1を構成する抵抗2,3及び4の抵
抗値を夫々R1,R2,R3、電動機の直流抵抗を
Ra、定格回転数における逆起電圧をEo、検出用
トランジスター9のベースエミツタ間電圧をVBE
とすると、 Eo=R2+R3/R2VBE となり、また RaR2>R1R3 となるように抵抗2,3及び4の値を設定する。 直流電源6より電圧Vsが供給されると抵抗1
3を通して第2制御トランジスター14のベース
にバイアス電流が流れ、該第2制御トランジスタ
ー14がオン状態に反転するため、その反転動作
に伴なつて給電制御用トランジスター7がオン状
態に反転する。前記給電制御用トランジスター7
がオン状態に反転すると該給電制御用トランジス
ター7のコレクタよりコイル8を通してブリツジ
回路1に電流Isが供給される。電動機の回転数が
低いときには逆起電圧Eが小さいため検出用トラ
ンジスター9は逆バイアスされてオフ状態にあ
る。それ故、第1制御トランジスター11がオ
フ、第2制御トランジスター14及び給電制御用
トランジスター7がオン状態となりブリツジ回路
1に駆動電流が供給される。 斯かる状態より電動機の回転数が上昇しその逆
起電圧EがEoを越えるとオフ状態にあつた検出
用トランジスター9がオン状態に移行する。その
結果該検出用トランジスター9のコレクタよりベ
ースバイアスが与えられる第1制御トランジスタ
ー11がオン状態となり、第2制御トランジスタ
ー14をオフ状態にせしめる。該第2制御トラン
ジスター14がオフ状態になると該第2制御トラ
ンジスター14によつて制御される給電制御用ト
ランジスター7がオフ状態になり、ブリツジ回路
1への供給電流sが零になる。前記給電制御用
トランジスター7がオフ状態に反転するとブリツ
ジ回路1への電源供給路内に挿入接続されている
コイル8に誘起電圧が発生し、その誘起電圧によ
る電流がダイオード17を通してブリツジ回路1
に流れる。このダイオード17に流れる電流をIf
とし、ブリツジ回路1に流れる電流をIbとする
と、 Ib=Is+If となる。前記給電制御用トランジスター7がオフ
状態になるとブリツジ回路1の給電端子aの電位
Vaはコイル8、平滑用コンデンサー16及びブ
リツジ回路1の負荷によつて決定される曲線で降
下する。検出用トランジスター9のベースが接続
されている不平衡電圧検出端子cの電位Vcは、
給電端子aの電位Vaに対し、 Vc=R3/R2+R3Va なる関係のもとに降下するが、検出用トランジス
ター9のエミツタが接続されている不平衡電圧検
出端子bの電位Vbは電動機の逆起電力によつて
遅延せしめられる。それ故、その間、検出用トラ
ンジスター9はオン状態にあるが不平衡電圧検出
端子bの電位が降下するにつれて該検出用トラン
ジスター9はオフ状態に移行する。該検出用トラ
ンジスター9がオフ状態に移行すると第1制御ト
ランジスター11がオフ状態に反転し第2制御ト
ランジスター14をオン状態にせしめる。その結
果給電制御用トランジスター7がオン状態にな
り、該トランジスター7のコレクタ・エミツタ路
を通して直流電源6よりブリツジ回路1に電流Is
が供給される。斯かる動作により給電端子aの電
位Vaは再び上昇するが不平衡電圧検出端子bの
電位Vbはその上昇が他方の不平衡電圧検出端子
cの電位Vcの上昇に比べて遅れる。従つてその
間検出用トランジスター9はオフ状態にあるが前
記不平衡電圧検出端子bの電位Vbが所定値まで
上昇すると該検出用トランジスター9は再びオン
状態に移行する。前記給電端子aの電位Vaの変
化と検出用トランジスター9のバイアス動作点は
次のように計算される。 Vc=R3/R2+R3Va Vb=Ra/Ra+R1(Va−Eo)+Eo =Ra/Ra+R1Va+R1/Ra+R1Eo 検出用トランジスター9のVBEは VBE=Vb−Vc であるから VBE=RaR2−R1R3/(Ra+R1)(R2+R3)Va +R1/Ra+R1Eo となる。斯かる式より明らかなように検出用トラ
ンジスター9のバイアス点は給電端子aに印加さ
れる信号に含まれるリツプルにより変化すること
になる。ここで、 RaR2−R1R3>0 とすると前述した検出トランジスター9のオン・
オフ動作に伴なつて給電制御用トランジスター7
がオン オフ動作することになるので発振動作が
維持され電動機は回転駆動せしめられる。 以上の如く本発明の実施例における動作は行な
われるが、次に検出用トランジスター9のベース
と給電制御用トランジスター7のコレクタとの間
に接続されている発振周波数設定用抵抗18の作
用について説明する。給電制御用トランジスター
7がオン状態にあるときにはそのコレクタ電位は
略直流電源6の電圧になるため前記発振周波数設
定用抵抗18を通して検出用トランジスター9の
ベースに電流が流れ、そのベース電位を上昇せし
める。その結果検出用トランジスター9のバイア
ス状態は前記発振周波数設定用抵抗18が接続さ
れていない場合に比較してオフ方向へ移行する。
それ故、不平衡電圧検出端子bの電圧Vbが前記
抵抗18が接続されていない場合に比較して高く
ならなければ、検出用トランジスター9はオン状
態に移行することはないので給電制御用トランジ
スター7がオン状態にある期間が長くなる。また
反対に前記給電制御用トランジスター7がオフ状
態にあるときにはダイオード17がオン状態にな
るため該給電制御用トランジスター7のコレクタ
電位は−VF(VFはダイオードの順方向電圧)とな
る。その結果検出用トランジスタ9のベース電位
が降下するので該検出用トランジスター9のバイ
アス状態は前記発振周波数設定用抵抗18が接続
されていない場合に比較してオン方向へ移行す
る。それ故、不平衡電圧検出端子bの電圧Vbが
前記抵抗18が接続されていない場合に比較して
低くならなければ、検出用トランジスター9はオ
フ状態に移行することはないので給電制御用トラ
ンジスター7がオフ状態にある期間が長くなる。
このように発振周波数設定用抵抗18を接続する
と該抵抗18を接続しない場合に比べて給電制御
用トランジスター7のオン状態にある期間及びオ
フ状態にある期間が共に長くなり、言いかえれば
発振周波数が低くなる。前記発振周波数設定用抵
抗18の抵抗値を小さくすれば発振周波数が低く
なり、反対に大きくすれば発振周波数が高くな
る。前記発振周波数設定用抵抗18の抵抗値を変
えることによつて発振周波数を任意に設定するこ
とが出来るが、その周波数は電動機の整流波形に
比較して十分大きくなるように、またコイル8の
機械的振動を考虜して20K〜100KHzに選ばれる。 また直流的には従来のブリツジ回路の制御動作
が行なわれ検出用トランジスター9は電動機の負
荷電流に関係なく逆起電圧E0を一定にするべく
作用し、そして給電制御用トランジスター7のオ
ン・オフ動作によつてブリツジ回路1の給電端子
aに適当な電圧Vaが与えられる。斯かる動作に
よつて電動機の回転駆動は行なわれるが直流電源
6からの電源供給は給電制御用トランジスター7
のオン・オフによつて周期的に行なうため消費電
流が少なくなり、直流電源6として使用される電
池の寿命を大幅に改善することが出来る。 (ホ) 発明の応用例 実施例では給電制御用トランジスター7及び検
出用トランジスタ9としてPNP型のトランジス
ターを使用し、第1制御トランジスター11及び
第2制御用トランジスター14としてNPN型の
トランジスターを使用したが逆導電型のトランジ
スターを使用して構成することは勿論可能であ
る。また、発振周波数設定用抵抗18として可変
抵抗器を使用することも出来る。 (ヘ) 効 果 本発明の速度制御回路は、電動機の電機子が一
辺に含まれたブリツジ回路と直流電源との間にコ
レクタ・エミツタ路が接続されている給電制御用
トランジスターをオン・オフ動作せしめることに
よつて直流電源からの電流をブリツジ回路に供給
するようにしたので消費電流を少なくすることが
出来、電源として使用される電池の寿命を長くす
ることが出来るという利点を有している。また、
ブリツジ回路の不平衡電圧を検出する検出用トラ
ンジスターによつてオン・オフ動作せしめられる
と共に給電制御用トランジスターをオン・オフ動
作せしめるべく設けられている第2制御トランジ
スターのベース電流を該給電制御用トランジスタ
ーの直流電源側より供給するようにしたので電源
投入時前記給電制御用トランジスターをオン状態
にせしめる起動手段として前記第2制御トランジ
スターが動作することになり、本発明の速度制御
回路は起動特性が優れているものである。更に、
本発明の速度制御回路は、ブリツジ回路への電流
供給を制御するべく設けられている給電制御用ト
ランジスターのバイアス電流をブリツジ回路を介
することなく流すようにしたので電動機の速度制
御動作を行なう場合に重要な働きを成すブリツジ
回路に対して何等悪影響を与えることはなく回路
設計を従来一般に行なわれているブリツジ回路と
同様に行なうことが出来るという特徴を有してい
る。そして、本発明の速度制御回路は、給電制御
用トランジスターとインダクタンス素子との接続
点と検出用トランジスターのベースとの間に発振
周波数設定用抵抗を接続することによつて給電制
御用トランジスターのオン・オフ周期を設定する
ようにしたのでその抵抗値を変更することにより
該給電制御用トランジスターのオン・オフ周期を
幅広く選ぶことが出来、その結果使用される電動
機やその回路の特性に最も適した周期になるよう
に設定することが出来るという利点を本発明は有
している。
図示した回路は、本発明の速度制御回路の一実
施例である。 主な図番の説明 1……ブリツジ回路、5……
電機子、6……直流電源、7……給電制御用トラ
ンジスター、8……コイル、9……検出用トラン
ジスター、11……第1制御トランジスター、1
4……第2制御トランジスター、16……平滑用
コンデンサー、17……ダイオード、18……発
振周波数設定用抵抗。
施例である。 主な図番の説明 1……ブリツジ回路、5……
電機子、6……直流電源、7……給電制御用トラ
ンジスター、8……コイル、9……検出用トラン
ジスター、11……第1制御トランジスター、1
4……第2制御トランジスター、16……平滑用
コンデンサー、17……ダイオード、18……発
振周波数設定用抵抗。
Claims (1)
- 1 速度制御すべき電動機の電機子が一辺に含ま
れたブリツジ回路と、該ブリツジ回路と直流電源
との間にコレクタ・エミツタ路が接続されている
と共に該ブリツジ回路への電源供給を制御する給
電制御用トランジスターと、該給電制御用トラン
ジスターから前記ブリツジ回路への電源供給路内
に挿入接続されたインダクタンス素子と、前記ブ
リツジ回路の不平衡電圧を検出するべく不平衡端
子間にエミツタ及びベースが接続された検出用ト
ランジスターと、該検出用トランジスターによつ
てオン・オフ動作せしめられる第1制御トランジ
スターと、該第1制御トランジスターによつてオ
ン・オフ動作せしめられると共に前記給電制御用
トランジスターをオン・オフ動作せしめ、且つベ
ース電流が該給電制御用トランジスターの直流電
源側より供給される第2制御トランジスターと、
前記給電制御用トランジスターがオン状態よりオ
フ状態に反転したとき前記インダクタンス素子に
生じる誘起電圧を前記ブリツジ回路に供給するべ
く接続されたダイオードと、前記給電制御用トラ
ンジスターと前記インダクタンス素子との接続点
と前記検出用トランジスターのベースとの間に接
続された発振周波数設定用抵抗とより成り、前記
第2制御トランジスターを起動手段として使用す
ると共に前記給電制御用トランジスターのバイア
ス電流を前記ブリツジ回路を介することなく供給
し、且つ前記発振周波数設定用抵抗によつて前記
給電制御用トランジスターのオン・オフ周期を設
定するようにしたことを特徴とする直流電動機の
速度制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57126473A JPS5917882A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 直流電動機の速度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57126473A JPS5917882A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 直流電動機の速度制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5917882A JPS5917882A (ja) | 1984-01-30 |
JPH0125317B2 true JPH0125317B2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=14936083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57126473A Granted JPS5917882A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 直流電動機の速度制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917882A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144027A (ja) * | 1974-05-09 | 1975-11-19 | ||
JPS5771283A (en) * | 1980-10-17 | 1982-05-04 | Sanyo Electric Co Ltd | Speed control circuit for dc motor |
-
1982
- 1982-07-19 JP JP57126473A patent/JPS5917882A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144027A (ja) * | 1974-05-09 | 1975-11-19 | ||
JPS5771283A (en) * | 1980-10-17 | 1982-05-04 | Sanyo Electric Co Ltd | Speed control circuit for dc motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5917882A (ja) | 1984-01-30 |
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