JPH01252677A - 水中防汚被覆剤 - Google Patents

水中防汚被覆剤

Info

Publication number
JPH01252677A
JPH01252677A JP8071688A JP8071688A JPH01252677A JP H01252677 A JPH01252677 A JP H01252677A JP 8071688 A JP8071688 A JP 8071688A JP 8071688 A JP8071688 A JP 8071688A JP H01252677 A JPH01252677 A JP H01252677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
meth
polymer
silicone rubber
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8071688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0619070B2 (ja
Inventor
Shigeru Masuoka
舛岡 茂
Masayoshi Nagaya
長屋 正義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP8071688A priority Critical patent/JPH0619070B2/ja
Publication of JPH01252677A publication Critical patent/JPH01252677A/ja
Publication of JPH0619070B2 publication Critical patent/JPH0619070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水中に浸漬される各種水中物体への水中生物の
付着を防止する水中防汚被覆剤に関する。
〔従来の技術〕
水中に浸漬されている船底、ブイ、漁網(ハマチやホタ
テ貝などの養殖網など)、水中汚濁防止シート、冷却の
ための各種吸排水管などの水中物体の表面には、フジッ
ボ、セルプラ、イガイ、藻類などの付着によって種々の
支障が起こる。それらの生物による汚損を防止するため
に、水中浸漬物の表面には水中防汚被覆剤が塗布される
ことば良く知られている。
現在、水中防汚被覆剤としては、有機錫共重合体、亜酸
化銅などの防汚剤を用いたものが多く使用されている。
しかしながら、環境汚染の問題により、無公害型水中防
汚被覆剤が要望され、たとえば、特公昭53−3597
4号公報には、加硫シリコーンゴムを被覆剤として用い
ているものが開示されており、また特開昭51−968
30号公報には、ヒF 口* ’J ル末端aを有する
オリゴマー状シリコーンゴムとシリコーン油との混合物
を使ったものが示されている。さらに、特開昭53−7
9980号公報には、加硫シリコーンゴムと金属を含ま
ずかつシリコンを含まない流動性の有機化合物との混合
物が示されている。さらにまた、特公昭6゜−3433
号公報には、オリゴマー状常温硬化型シリコ〜ンゴムと
、流動パラフィンまたはペトロラタムとを混合したもの
が示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来公知の水中防汚被覆剤は、シリコーンゴム被
覆表面の低表面張力を利用して、上記表面への水中生物
の付着を防止するようにしたものであるが、その問題点
として、いずれも防汚効果、特に防汚持続性に難点が認
められた。
したがって、本発明は、上記従来の問題点を解消して、
防汚効果のより大きい水中防汚被覆剤を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研究し
た結果、反応硬化型シリコーンゴムとともに、特定の親
水性重合体を併用することにより、またこれにさらに表
面滑性剤を加えることにより、防汚効果の大きい、特に
防汚持続性にすぐれた水中防汚被覆剤が得られるもので
あることを知り、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、反応硬化型シリコーンゴムと、つ
ぎの−数式(1); (ただし、式中、Xは水素原子またはメチル基、Rは水
素原子、アルキル基またはアシル基、mは2〜4の実数
、nは1以上の実数である)で示される単量体Aの一種
または二種以上の重合体、および/または上記単量体A
の一種または二種以上とこれらと共重合しうるビニル重
合性単量体Bの一種または二種以上とからなる共重合体
とを必須成分とする水中防汚被覆剤、および上記の両成
分にさらに表面滑性剤を必須成分として加えた水中防汚
被覆剤に係るものである。
〔発明の構成・作用〕
本発明において使用する反応硬化型シリコーンゴムは、
大気中に曝すことで、または触媒を混ぜたり、加熱した
り、紫外線を照射したりすることで、化学的に反応し硬
化してゴム状弾性体となる、分子内にシロキサン結合を
有するポリオルガノシロキサンを主成分とするものであ
る。
このようなシリコーンゴムの市販品の例としては、東芝
シリコーン■製の商品名TSE370RTV、YE30
85、TSE382RTV、TSE388W、TSE3
85RTV、TSE385■、トスシール371、トス
シール381、トスシール380、トスシール10.)
スコート10、TSE3033、TSJ3130、TS
J3150、TSE350RTV、TSE3562、ト
スシール361、TSE3434RTV、YE5626
、TSE322、TSE325、TSE3360、TL
M1025、TUV6000、TUV6020、YE5
505などや、信越化学工業■製の商品名KE41、K
E42TS、KE44、KE45、KE45TS、KE
347、KE3475などが挙げられる。
本発明においては、上記の反応硬化型シリコーンゴムと
ともに、前記の一般式(1)にて表される単量体Aの一
種または二種以上の重合体つまり単独重合体または共重
合体(以下、これらを重合体Aという)、および/また
は上記単量体Aの一種または二種以上とこれらと共重合
しうるビニル重合性単量体Bの一種または二種以上との
共重合体(以下、これらを共重合体ABという)を使用
することを特徴としている。
この重合体Aおよび共重合体ABは、いずれも分子側鎖
に単量体Aに由来するアルキレンオキシド基を有するた
めに、防汚被膜に適度な親水性を付与して被膜表面を水
中下で軟弱化させる働きを有しており、このように軟弱
化された被膜表面には生物の付着が起こりにくく、しか
も上記親水性付与基がポリマー分子の側鎖に存在するた
め、被膜表面における水中での分子の動きが活発となっ
て、これが生物の付着を妨げる一因ともなる。
このため、このような重合体Aおよび/または共重合体
ABと前記の反応硬化型シリコーンゴムとを併用して防
汚被膜を形成すると、水中浸漬時に重合体Aおよび共重
合体ABに基づく上述の作用とシリコーンゴムに基づく
低表面張力とがうまく組み合わされて、防汚持続性に非
常にすぐれた、大きな防汚効果が発現される。
本発明において上記の重合体Aおよび/または共重合体
ABを得るための単量体Aは、前記の一般式(1)にて
示される分子内にアルキレンオキシド基を含有する不飽
和酸モノエステルである。−数式(1)中、mは2〜4
の実数で示され、またnは1以上の実数を取りうるが、
通常5,000程度までであるのがよい。さらに、Rは
水素原子または炭素数が通常18程度までのアルキル基
もしくはアシル基である。
なお、アルキレンオキシド基は、m=2で示されるエチ
レンオキシド基、m=3で示されるプロピレンオキシド
基、m=4で示されるブチレンオキシド基のほかに、こ
れらの基が1分子中に2種以上混在したものであっても
よく、またこれら基は脱水縮合によって導入されるため
、単量体Aとしては、通常上記1種または2種以上のア
ルキレンオキシド基の繰り返し数の異なる混合物となっ
ている。
したがって、上記のmおよびn値は各々これらの平均値
(至)および(n)として表されるべきであり、前記実
数と表現しているのはこの理由によるものである。
このような単量体Aの具体例としては、2−メトキシエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル(メタ)アクリレート、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、テ
トラエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル(メタ)アクリレニド、2−エトキシエチル(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)ア
クリレート、2−プロピオキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールモノプロビルエーテル(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールモノプロビ
ルエーテル(メタ)アクリレート、テトラエチレングリ
コールモノプロビルエーテル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノプロビルエーテル(メタ)ア
クリレート、2−アセトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールモノアセテート (メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールモノアセテート(
メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノア
セテート(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノアセテート(メタ)アクリレート、2−メトキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレ
ート、テトラプロピレングリコールモノメチルエーテル
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
メチルエーテル(メタ)アクリレート、2−エトキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール
モノエチルエーテル(メタ)アクリレート、トリプロピ
レングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレー
ト、テトラプロピレングリコールモノエチルエーテル(
メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノエ
チルエーテル(メタ)アクリレート、2−プロピオキシ
プロビル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコ−
ルモノブロビルエーテル(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールモノプロピルエーテル(メタ)アク
リレート、テトラプロピレングリコールモノプロピルエ
ーテル(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルモノプロピルエーテル(メタ)アクリレート、2−ア
セトキシプロピル(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールモノアセテート (メタ)アクリレート、ト
リプロピレングリコールモノアセテート(メタ)アクリ
レート、テトラプロピレングリコールモノアセテート(
メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノア
セテート (メタ)アクリレート、2−メトキシブチル
(メタ)アクリレート、ジブチレングリコール七ツメチ
ルエーテル(メタ)アクリレート、トリブチレングリコ
ールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、テトラ
ブチレングリコール七ツメチルエーテル(メタ)アクリ
レート、ポリブチレングリコールモノメチルエーテル(
メタ)アクリレート、2−エトキシブチル(メタ)アク
リレート、ジブチレングリコールモノエチルエーテル(
メタ)アクリレート、トリブチレングリコールモノエチ
ルエーテル(メタ)アクリレート、テトラブチレングリ
コールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
ブチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリ
レート、2−プロピオキシブチル(メタ)アクリレート
、ジブチレングリコールモノブロビルエーテル(メタ)
アクリレート、トリブチレンゲリコールモノプロピルエ
ーテル(メタ)アクリレート、テトラブチレングリコー
ルモノプロビルエーテル(メタ)アクリレート、ポリブ
チレングリコールモノプロビルエーテル(メタ)アクリ
レート、2−アセトキシブチル(メタ)アクリレート、
ジブチレングリコールモノアセテート(メタ)アクリレ
ート、トリブチレングリコールモノアセテート(メタ)
アクリレート、テトラブチレングリコールモノアセテー
ト(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールモノ
アセテート(メタ)アクリレート、モノエチレンモノプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリ
レート、トリエチレンジプロピレングリコール七ツメチ
ルエーテル(メタ)アクリレート、モノエチレンモノプ
ロピレンモノブチレングリコールモノメチルエーテル(
メタ)アクリレート、ポリエチレンポリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレンポリブチレングリコールモノエチルエーテル(
メタ)アクリレート、ポリプロピレンポリブチレングリ
コールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレンポリブロビレンボリブチレングリコールモノエ
チルエーテル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ
 (メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
 ′メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモ
ノ (メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ (メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノ (
メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールモノ 
(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールモ
ノ (メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ (メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(
メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ (メ
タ)アクリレート、トリブチレングリコールモノ(メタ
)アクリレート、テトラブチレングリコールモノ (メ
タ)アクリレート、ポリブチレングリコールモノ (メ
タ)アクリレート、モノエチレンモノプロピレングリコ
ールモノ (メタ)アクリレート、トリエチレンジプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、モノエチ
レンモノプロピレンモノブチレンゲリコールモノ (メ
タ)アクリレート、ポリエチレンポリプロピレングリコ
ールモノ (メタ)アクリレート、ポリエチレンポリブ
チレングリコールモノ (メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレンポリブチレングリコールモノ (メタ)アクリ
レート、ポリエチレンポリプロピレンポリブチレングリ
コールモノ (メタ)アクリレート、などがある。
また、共重合体ABを得るために上記の単量体Aととも
に用いられるビニル重合性単量体Bとしては、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル、メタクリル
酸2−ジエチルアミノエチル、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸2−ジメチルアミノエチル、ア
クリル酸2−ジエチルアミノエチルなどの(メタ)アク
リル酸エステル類、クロトン酸メチル、クロトン酸エチ
ルなどのクロトン酸エステル類、イタコン酸メチル、イ
タコン酸エチルなどのイタコン酸エステル類、マレイン
酸ジメチル、マレイン酸ジエチルなどのマレイン酸エス
テル類、フマール酸ジメチル、フマール酸ジエチルなど
のフラール酸エステル類、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、塩化ビニル、酢
酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、ブタジェン、シ
クロヘキセン、アクリルアミド、アクリロニトリル、ア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イ
タコン酸、クロトン酸およびこれらの酸塩などがある。
なお、上記の(メタ)アクリレートとはアクリレートま
たはメタクリレートのいずれであってもよいことを意味
し、同様に(メタ)アクリル酸とはアクリル酸またはメ
タクリル酸のいずれであってもよいことを意味する。
ビニル重合性単量体Bは、防汚被膜に用途目的に応じた
種々の性能を付与するための改質成分として作用するも
のであるが、その使用量は単量体Aに基づく親水性の効
果を勘案して適宜の範囲に設定される。一般には、単量
体Aとの合計量中に占める単量体Bの割合が90重量%
以下、好ましくは70重量%以下であるのがよい。
重合体Aおよび共重合体ABは、上述の如き単量体Aま
たはこれと単量体Bとを、ビニル重合開始剤の存在下、
常法に準じて溶液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合
などの各種方法で重合させることにより、得ることがで
きる。上記のビニル重合開始剤としては、アゾビスイソ
ブチロニトリル、トリフェニルメチルアゾベンゼンのよ
うなアゾ化合物、ベンゾイルペルオキシド、ジtert
−ブチルペルオキシドのような過酸化物などを使用でき
る。
このような方法で得られる重合体Aおよび共重合体AB
の重量平均分子量は、一般に1. OOO〜1.500
,000の範囲にあるのが望ましい。分子量が低すぎる
と、使用に耐える被膜の形成が難しく、またあまりに高
くなりすぎると被覆剤としたときの粘度が高くなりすぎ
るなどの不具合が出てくるため、好ましくない。
本発明においては、上記の反応硬化型シリコーンゴムと
上記の重合体Aおよび/または共重合体ABとを併用す
るが、その併用割合としては、両成分の機能をより良く
発揮させるために、両成分の合計量中に占める重合体A
および/または共重合体ABの割合が通常0.1〜70
重量%、好ましくは0.5〜50重量%となるようにす
るのがよい。
この割合が多くなりすぎると、両成分の相溶性が悪くな
り、正常な被膜が得られにくくなる。
本発明においては、上記の反応硬化型シリコーンゴムと
重合体Aおよび/または共重合体ABとの併用のみでも
すぐれた防汚効果を発揮できるが、これらとともに表面
滑性剤を必須成分のひとつとして用いることにより防汚
効果、特にその持続性をさらに一段と向上させることが
できる。
本発明に使用する表面滑性剤としては、被膜に表面滑り
性を付与するものとして知られる種々の物質があり、そ
の代表的な例を挙げれば、■JIS−に2235に規定
される石油ワックス、■JIs−に2231で規定され
る流動パラフィン、025°Cにおいて55,000セ
ンチストークス以下の動粘度を有するシリコーンオイル
、■−5℃以上の融点を有する炭素数8以上の脂肪酸お
よびそのエステル、■炭素数12〜2oのアルキル基ま
たはアルケニル基を存する有機アミン、026℃におい
て60,000センチストークス以下の動粘度を有する
ポリブテンなどがある。
上記■の具体例としては、JIS−に2235(7)1
20P、125P、130P、135P、140P、1
45P、150P、155Pなどのパラフィンワックス
、J IS−に2235ノ150M、160M、170
M、180M、190Mなどのマイクロクリスタリンワ
ックスおよびJIS−に2235の1号、2号、3号、
4号などのペトロラタムなどがある。また、上記■の具
体例としては、l5OVCIO1ISOVG15、l5
OVG32、I 5OVG68、l5OVC100の各
相当品などが挙げられる。
上記■の具体例としては、信越化学工業■製の商品名K
F96L−0,65、KF96L−2,0、KF96−
30、KF96H−50,000、KF965、KF5
0、KF54、KF69、東芝シリコーン■製の商品名
TSF440、TSF410、TSF4440、TSF
431.TSF433、TSF404、TFA4200
、YF3860、YF3818、YF3965、YF3
841、YF3953、TSF451、TSF400、
FQF501、東しシリコーン側製の商品名5H200
,5)(510,,5H3531,5H230、FS1
265などがある。
なお、上記■のシリコーンオイルはジメチルシリコーン
オイルが最も一般的であるが、その他メチルフェニルシ
リコーンオイル、ポリエーテルシリコーンオイル、環状
ポリシロキサンオイル、アルキル変性シリコーンオイル
、メチル塩素化フェニルシリコーンオイル、高級脂肪酸
変性シリコーンオイル、フロロシリコーンオイルなどの
他のものであってもよい。
上記■の具体例としては、カプリル酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラウロレイン
酸、オレイン酸、バクセン酸、ガドレイン酸、鯨油酸、
鯨油酸、ジュニペリン酸などが挙げられる。また、これ
らカルボン酸のエステルとしては、ステアリルステアレ
ート、ブチルラウレート、オクチルパルミテート、ブチ
ルステアレート、イソプロピルステアレート、セチルパ
ルミテート、セリルセロテート、ミリシルパルミテート
、メリシルメリセート、煎ろう、密ろう、カルナウバろ
う、モンタンろう、蟲ろう、トリステアリン、トルパル
ミチン、トリオレイン、ミリストジラウリン、カプリロ
ラウロミリスチン、ステアロパルミトオレイン、モノス
テアリン、モノパルミチン、ジステアリン、シバルミチ
ン、牛脂、豚脂、馬脂、羊脂、鱈肝油、ヤシ油、パーム
油、木ろう、カポック油、カカオ油、カカオ脂、支那脂
、イリッペ脂などがある。
上記■の具体例としては、ドデシルアミン、テトラデシ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、
オレイルアミン、牛脂アルキルアミン、ココアルキルア
ミン、大豆油アルキルアミン、ジドデシルアミン、ジ牛
脂水素化アルキルアミン、ドデシルジメチルアミン、コ
コアルキルジメチルアミン、テトラデシルジメチルアミ
ン、ヘキサメチルジメチルアミン、オクタデシルジメチ
ルアミンなどがある。
上記■の具体例としては、日本油脂■製の商品名ニラサ
ンポリブテンON、06N、015N、3N、5N、I
ON、3ON、20ON、O3H。
06SH,015SH,3SH,5SH,105H13
0SH,200S1(などがある。
本発明においては、上述の如き各種の表面滑性剤の中か
らその一種または二種以上を選択使用するが、その使用
量は、反応硬化型シリコーンゴムと重合体Aおよび/ま
たは共重合体ABとに基づく乾燥性、密着性などの性能
とさらに防汚性能とを勘案して、適宜の範囲に設定され
る。一般には、反応硬化型シリコーンゴムと重合体Aお
よび/または共重合体ABと表面滑性剤との合計量中に
占める表面滑性剤の割合が70重量%以下、特に50重
量%以下であるのが好ましい。
本発明の水中防汚被覆剤は、既述のとおり、反応硬化型
シリコーンゴムと重合体Aおよび/または共重合体AB
とを必須成分として含むか、あるいはこれにさらに上記
の表面滑性剤を必須成分として含ませてなるものであり
、通常は有機溶剤にて希釈して用いられる。このため、
重合体′Aおよび/または共重合体ABを得るにあたっ
ての重合法としては、特に溶液重合法または塊状重合法
を採用するのが望ましい。溶液重合法では重合後の反応
溶液をそのままあるいは溶剤で希釈して使用に供するこ
とができるし、塊状重合法では重合後の反応物に溶剤を
加えて使用に供しうる。
上記目的で使用する有機溶剤としては、キシレン、トル
エンなどの芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン
などの脂肪族炭化水素系溶削、酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル系溶剤、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコールなどのアルコール系溶剤、ジオキサン、ジ
エチルエーテルなどのエーテル系溶剤、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ートなどのセロソルブ系溶剤などの単独もしくはこれら
の混合溶剤などが挙げられる。
このように希釈して用いられる本発明の水中防汚被覆剤
には、必要に応じて着色顔料、体質顔料、防食顔料、染
料、タレ止め剤、可塑剤、色分かれ防止剤、沈降防止剤
、消泡剤、防汚剤などを加えても差し支えない。
本発明の水中防汚被覆剤を用いて海水に浸漬されるべき
物体の表面に防汚被膜を形成するには、たとえば溶液と
しての上記被覆剤を上記の物体表面に適宜の手段で塗布
したのち、常温下ないし加熱下で溶剤を揮散除去すると
ともに、シリコーンゴムを硬化させればよい。これによ
り親水性でかつ滑り性の良好な防汚被膜が均一に形成さ
れる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明においては、反応硬化型シリコー
ンゴムと重合体Aおよび/または共重合体ABとを併用
したことにより、またこれら成分にさらに表面滑性剤を
加えたことにより、従来のシリコーンゴム単独ないしこ
れとシリコーンオイルやペトロラタムとの併用系に較べ
て、防汚効果のより大きい水中防汚被覆剤を提供できる
このため、本発明の水中防汚被覆剤は、これを水中生物
汚染の防止が必要な船底部、漁網や各種冷却水管などの
水中構造物、さらに海洋汚濁防止膜などに適用すること
によって、これら水中没水基材の生物付着汚染の防止に
大きく寄与させるこができる。
〔実施例〕
以下に、本発明を重合体の製造例、実施例および比較例
によって具体的に説明する。例中の部は重量部、粘度は
25℃における泡粘度測定値、分子量はGPCによる重
量平均分子量を表す。
製造例1〜7 撹拌機付きのフラスコに、第2表の配合に準じて溶剤a
を仕込み、所定の反応温度に昇温させ、撹拌しながら単
量体A、単量体Bおよび重合触媒aの混合液をフラスコ
の中へ10時間で滴下し、滴下終了後同温度で30分間
保持した。ついで、溶剤すと重合触媒すとの混合物を2
0分間で滴下し、さらに同温度で5時間撹拌を続けて重
合反応を完結させた。最後に、希釈溶剤を加えて希釈し
、各重合体溶液■〜■を得た。
製造例8.9 耐熱耐圧の容器中に、第2表の配合に準じて単量体A、
単量体Bおよび重合触媒aを仕込み、完全に密封して振
蕩しながら所定の反応温度に昇温させ、さらに同温度で
8時間振蕩を続けて反応を完結させた。つぎに、希釈溶
剤を加えて3時間振蕩して溶解し、重合体溶液■、■を
得た。
製造例10 撹拌機付きのフラスコに、第2表の配合に準じて溶剤a
、単量体Aおよび重合触媒aを仕込み、撹拌しながら所
定の反応温度に昇温させ、同温度で6時間撹拌を続けて
重合体溶液Xを得た。
なお、上記の製造例1〜10で用いた単量体A(A I
 〜A I O)は、前記−数式(1)中のX、 m、
  n。
Rが下記の第1表に示されるとおりの構造を有するもの
である。第1表中には、各単量体に含まれるアルキレン
オキシド基の種類を参考のために併記した。このうち、
EOはエチレンオキシド基、POはプロピレンオキシド
基、BOはブチレンオキシド基である。
ここで、単量体Ahはm=2のEOとm=3のPOとm
=4のBOとが混在し、これらアルキレンオキシド基の
平均繰り返し数五=1,200における平均値として表
される苗が3.2となるものである。同様に、単量体A
、はm=2のEOとm=4のBOとが混在し、これらア
ルキレンオキシド基の平均繰り返し数五=23における
平均値として表される苗が3となるもの、また単量体A
、はm=2のEOとm=3のPOとが混在し、これらア
ルキレンオキシド基の平均繰り返し数五=32における
平均値として表される至が2.5となるもの、である。
実施例1〜19 反応硬化型シリコーンゴムおよび重合体溶液■〜Xを用
いて、つぎの第3表に示す配合組成(表中の数値は重量
%)により、2,000rpmのホモミキサーで混合分
散して、19種の水中防汚被覆剤を調製した。
なお、配合成分中、YE3085 (50重量%トルエ
ン溶液)およびYE5505 (50重量%トルエン溶
液)は東芝シリコーン■製の、KE45TS(50重量
%トルエン溶液)およびKE3475 (100重量%
)は信越化学工業■製の、それぞれ反応硬化型シリコー
ンゴムの商品名である。
また、パラフィンワックス120Pおよびペトロラタム
1号はJIS−に2235の石油ワックスであり、l5
OVGIOおよびl5OVG68はJIS−に2231
の流動パラフィンである。
さらに、KF−69(信越化学工業■製の商品名〕およ
びTSF433  (東芝シリコーン■製の商品名〕は
シリコーンオイルであり、ニラサンポリブチ706Nお
よび20ON(日本油脂■製の商品名〕はポリブテンで
ある。
また、オイルブルー2N(オリエント化学■製の商品名
〕は染料、デイスパロン6900720X〔橋本化成■
製の商品名〕およびアエロシール300 〔日本アエロ
シール■製の商品名〕はいずれもタレ止め用添加剤であ
る。
比較例1〜4 実施例1〜19と同様にして、つぎの第3表に示す配合
組成からなる4種の水中防汚被覆剤を調製した。
以上の実施例1〜I9および比較例1〜4の各被覆剤に
つき、以下に示す方法で防汚性能試験を行った。
すなわち、サンドブラスト処理鋼板に予めタールビニル
系防錆塗料を塗布してなる塗装板(100flX200
flx 1m)の両面に、各被覆剤を乾燥膜厚が片面1
20μmとなるようにスプレー塗りにより2回塗装して
、試験板を作製した。
この試験板につき、兵庫県洲本市由良湾にて、24ケ月
の水中浸漬を行い、試験塗膜上の付着生物の占有面積(
付着面積)の割合を経時的に測定した。
第  4  表 上記第4表の結果から明らかなように、実施例1.2,
5,6.9については、24ケ月経過後になって僅かに
1%の体物付着が認められたが、18ケ月までは生物の
付着は全く認められず、良好であった。また、実施例3
,4,7.8および10〜19においては24ケ月経過
後においても生物の付着は全く認められず、極めて良好
であった。
これに対し、比較例1においては、3ケ月経過後に既に
生物の付着が認められ、比較例2〜4においても6ケ月
経過後には生物の付着が認められ、防汚性能としては不
良であった。
手続補正書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応硬化型シリコーンゴムと つぎの一般式(1); ▲数式、化学式、表等があります▼…(1) (ただし、式中、Xは水素原子またはメチル基、Rは水
    素原子、アルキル基またはアシル基、mは2〜4の実数
    、nは1以上の実数である)で示される単量体Aの一種
    または二種以上の重合体、および/または上記単量体A
    の一種または二種以上とこれらと共重合しうるビニル重
    合性単量体Bの一種または二種以上とからなる共重合体
    とを必須成分とする水中防汚被覆剤。
  2. (2)反応硬化型シリコーンゴムと つぎの一般式(1); ▲数式、化学式、表等があります▼…(1) (ただし、式中、Xは水素原子またはメチル基、Rは水
    素原子、アルキル基またはアシル基、mは2〜4の実数
    、nは1以上の実数である)で示される単量体Aの一種
    または二種以上の重合体、および/または上記単量体A
    の一種または二種以上とこれらと共重合しうるビニル重
    合性単量体Bの一種または二種以上とからなる共重合体
    と、表面滑性剤とを必須成分とする水中防汚被覆剤。
JP8071688A 1988-03-31 1988-03-31 水中防汚被覆剤 Expired - Fee Related JPH0619070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071688A JPH0619070B2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 水中防汚被覆剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071688A JPH0619070B2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 水中防汚被覆剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01252677A true JPH01252677A (ja) 1989-10-09
JPH0619070B2 JPH0619070B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=13726069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8071688A Expired - Fee Related JPH0619070B2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 水中防汚被覆剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619070B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05230161A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Shin Etsu Chem Co Ltd グラフト共重合体及びそれを用いた被覆組成物
WO2010098350A1 (ja) * 2009-02-27 2010-09-02 Nagamatu Yoshifumi 防汚性塗料組成物および該組成物を含む防汚性塗料液
US8110638B2 (en) 2006-12-25 2012-02-07 Chugoku Marine Paints, Ltd. Curable composition, antifouling paint composition, antifouling coating film, base material with antifouling coating film and antifouling method for base material
CN109196064A (zh) * 2016-06-01 2019-01-11 中国涂料株式会社 防污涂料组合物、防污涂膜、层叠防污涂膜、带防污涂膜的基材及其制造方法、以及防污方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05230161A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Shin Etsu Chem Co Ltd グラフト共重合体及びそれを用いた被覆組成物
US8110638B2 (en) 2006-12-25 2012-02-07 Chugoku Marine Paints, Ltd. Curable composition, antifouling paint composition, antifouling coating film, base material with antifouling coating film and antifouling method for base material
WO2010098350A1 (ja) * 2009-02-27 2010-09-02 Nagamatu Yoshifumi 防汚性塗料組成物および該組成物を含む防汚性塗料液
CN109196064A (zh) * 2016-06-01 2019-01-11 中国涂料株式会社 防污涂料组合物、防污涂膜、层叠防污涂膜、带防污涂膜的基材及其制造方法、以及防污方法
KR20190004317A (ko) * 2016-06-01 2019-01-11 주고꾸 도료 가부시키가이샤 방오 도료 조성물, 방오 도막, 적층 방오 도막, 방오 도막 부착 기재 및 그의 제조 방법, 및 방오 방법
JPWO2017209029A1 (ja) * 2016-06-01 2019-02-21 中国塗料株式会社 防汚塗料組成物、防汚塗膜、積層防汚塗膜、防汚塗膜付き基材及びその製造方法、並びに防汚方法
EP3467058A4 (en) * 2016-06-01 2020-01-22 Chugoku Marine Paints, Ltd. Anti-decay coating composition, anti-decay coating film, laminated anti-decay coating film, anti-decay coating film and procedure to do so
JP2020189990A (ja) * 2016-06-01 2020-11-26 中国塗料株式会社 防汚塗料組成物、防汚塗膜、積層防汚塗膜、防汚塗膜付き基材及びその製造方法、並びに防汚方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0619070B2 (ja) 1994-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960005430B1 (ko) 방오 페인트
US5116611A (en) Antifouling paint
JPS62156172A (ja) 水中防汚被覆剤
US4883852A (en) Antifouling coating
JP4118356B2 (ja) 防汚塗料組成物
JPS6284166A (ja) 無毒性防汚塗料組成物
JP2775862B2 (ja) 生物付着防止塗料組成物
JPH01252677A (ja) 水中防汚被覆剤
JPS62283167A (ja) 水中防汚被覆剤
JPH01306479A (ja) 無毒性防汚塗料組成物
JP2600842B2 (ja) 水中防汚被覆剤
JPH1060317A (ja) 非溶出型防汚方法及び非溶出型防汚塗料組成物
JPS6357675A (ja) 防汚性コ−テイング材
JPH02675A (ja) 水中防汚被覆剤
JP2775861B2 (ja) 生物付着防止塗料組成物
JP2002348536A (ja) 防汚塗料組成物及びその塗膜
JP2789684B2 (ja) 水中防汚被覆剤
JP3248191B2 (ja) 塗料組成物
JP3128867B2 (ja) 塗料組成物
JPH01121374A (ja) 水中防汚被覆剤
JPH03252462A (ja) 持続性水中防汚剤
JP3498562B2 (ja) 水中防汚被覆剤
JP2602531B2 (ja) 持続性水中防汚剤
JPH01121372A (ja) 水中防汚被覆剤
JPH011772A (ja) 水中防汚被覆剤

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees