JPH0124992Y2 - - Google Patents
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- JPH0124992Y2 JPH0124992Y2 JP10178283U JP10178283U JPH0124992Y2 JP H0124992 Y2 JPH0124992 Y2 JP H0124992Y2 JP 10178283 U JP10178283 U JP 10178283U JP 10178283 U JP10178283 U JP 10178283U JP H0124992 Y2 JPH0124992 Y2 JP H0124992Y2
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- JP
- Japan
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- clock pulse
- output
- circuit
- clock
- phase
- Prior art date
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 37
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 25
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 claims description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Television Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本案は、パケツト伝送により送られてくる情報
の各情報ビツトを取り出すために用いられるデー
タサンプリングクロツク発生回路に関し、特にパ
ケツト伝送情報の各情報ビツトに自動的に位相合
せされたクロツクパルスを外乱に対して強い形で
発生するデータサンプリングクロツク発生回路に
関するものである。
の各情報ビツトを取り出すために用いられるデー
タサンプリングクロツク発生回路に関し、特にパ
ケツト伝送情報の各情報ビツトに自動的に位相合
せされたクロツクパルスを外乱に対して強い形で
発生するデータサンプリングクロツク発生回路に
関するものである。
背景技術
パケツト伝送は、各種の情報をブロツク伝送す
ることにより伝送精度および伝送効率を高めたも
のであり、例えば文字情報伝送テレビジヨン方式
においては文字信号の伝送に利用されている。こ
の場合、文字情報伝送テレビジヨン方式は文字信
号(図形も含む)をテレビジヨン信号の垂直帰線
期間における複数ラインに多重化してパケツト伝
送を行なうものであり、受信側においてはパケツ
ト伝送により送られてくる文字信号を順次メモリ
に書き込み、テレビジヨン画面の水平および垂直
走査周期に同期した周期でメモリ情報を読み出し
て画面に表示するものである。したがつて、文字
情報が多重化されたカラーテレビジヨン信号は、
例えば第1図に1水平走査期間を示すように、水
平同期信号HS、カラーバースト信号CBに続いて
例えば296ビツトの文字信号CSが送られてくるよ
うに構成されている。そして、この文字信号CS
は走り込み基準信号RIと情報データIDとからな
り、走り込み基準信号RIは第2図にその拡大図
を示すように2.86MHzの16ビツトパルスによつて
構成され、情報データIDは走り込み基準信号RI
におけるパルス周期に同期した5.73MHzのビツト
レートを有する非ゼロもどり法(NRZ)により
表わされる信号によつて構成されている。
ることにより伝送精度および伝送効率を高めたも
のであり、例えば文字情報伝送テレビジヨン方式
においては文字信号の伝送に利用されている。こ
の場合、文字情報伝送テレビジヨン方式は文字信
号(図形も含む)をテレビジヨン信号の垂直帰線
期間における複数ラインに多重化してパケツト伝
送を行なうものであり、受信側においてはパケツ
ト伝送により送られてくる文字信号を順次メモリ
に書き込み、テレビジヨン画面の水平および垂直
走査周期に同期した周期でメモリ情報を読み出し
て画面に表示するものである。したがつて、文字
情報が多重化されたカラーテレビジヨン信号は、
例えば第1図に1水平走査期間を示すように、水
平同期信号HS、カラーバースト信号CBに続いて
例えば296ビツトの文字信号CSが送られてくるよ
うに構成されている。そして、この文字信号CS
は走り込み基準信号RIと情報データIDとからな
り、走り込み基準信号RIは第2図にその拡大図
を示すように2.86MHzの16ビツトパルスによつて
構成され、情報データIDは走り込み基準信号RI
におけるパルス周期に同期した5.73MHzのビツト
レートを有する非ゼロもどり法(NRZ)により
表わされる信号によつて構成されている。
したがつて、このように構成された文字信号
CSの受信処理に際しては、文字情報受信機の内
部に受信文字信号CSの各ビツトに位相およびレ
ートが一致するクロツクパルスを発生するデータ
サンプリングクロツク発生回路を設け、このクロ
ツクパルスを用いて文字信号CSをサンプリング
することにより情報データIDの各情報ビツトを
取り出している。この場合、データサンプリング
クロツク回路は受信した文字信号CSを入力とし
て引き込み発振を行なうことにより、クロツクパ
ルスを各情報ビツトに対応して発生させ、クロツ
クパルスの位相およびレートを受信した文字信号
CSの各ビツトに一致させている。
CSの受信処理に際しては、文字情報受信機の内
部に受信文字信号CSの各ビツトに位相およびレ
ートが一致するクロツクパルスを発生するデータ
サンプリングクロツク発生回路を設け、このクロ
ツクパルスを用いて文字信号CSをサンプリング
することにより情報データIDの各情報ビツトを
取り出している。この場合、データサンプリング
クロツク回路は受信した文字信号CSを入力とし
て引き込み発振を行なうことにより、クロツクパ
ルスを各情報ビツトに対応して発生させ、クロツ
クパルスの位相およびレートを受信した文字信号
CSの各ビツトに一致させている。
しかしながら、このような構成によるデータサ
ンプリングクロツク発生回路は、何らかの原因で
文字信号CSの位相が外乱を受けた場合、文字信
号CSの各ビツトに対するサンプリング用のクロ
ツクパルスの位相がずれて正確な信号処理が行な
えなくなるという問題があつた。特にこの問題
は、上述の外乱が送信側およびチユーナ、IFの
周波数対位相特性により文字信号CSの波形に応
じて位相が早くなつたり、遅くなつたりするの
で、しばしば問題となつた。
ンプリングクロツク発生回路は、何らかの原因で
文字信号CSの位相が外乱を受けた場合、文字信
号CSの各ビツトに対するサンプリング用のクロ
ツクパルスの位相がずれて正確な信号処理が行な
えなくなるという問題があつた。特にこの問題
は、上述の外乱が送信側およびチユーナ、IFの
周波数対位相特性により文字信号CSの波形に応
じて位相が早くなつたり、遅くなつたりするの
で、しばしば問題となつた。
考案の開示
本案の目的は、パケツト伝送により送られてく
る情報信号の情報ビツトが何らかの原因によつて
位相変動したとしても、常に位相同期したクロツ
クパルスが得られるデータサンプリングクロツク
発生回路を提供するものである。
る情報信号の情報ビツトが何らかの原因によつて
位相変動したとしても、常に位相同期したクロツ
クパルスが得られるデータサンプリングクロツク
発生回路を提供するものである。
このような目的を達成するために、本案による
データサンプリングクロツク発生回路はパケツト
伝送により送られてくる情報信号の冒頭の特に走
り込み基準信号RIのみを分離し、この位相に対
応して発生されるクロツクパルスの位相を次の走
り込み基準信号の送られてくるまでの間、一定に
維持するように構成したものである。
データサンプリングクロツク発生回路はパケツト
伝送により送られてくる情報信号の冒頭の特に走
り込み基準信号RIのみを分離し、この位相に対
応して発生されるクロツクパルスの位相を次の走
り込み基準信号の送られてくるまでの間、一定に
維持するように構成したものである。
したがつて、本案によれば外乱によつて受信し
た文字信号CSに位相変動が生じても、サンプリ
ングクロツクパルスの位相は常に安定したものと
して引き出すことができるものである。
た文字信号CSに位相変動が生じても、サンプリ
ングクロツクパルスの位相は常に安定したものと
して引き出すことができるものである。
考案を実施するための最良の形態
第3図は本案によるサンプリングクロツク発生
回路の一実施例を示す回路図であつて、特に文字
情報伝送テレビジヨン受信機に用いられるクロツ
ク発生回路に適用した場合を示す。同図において
1はパケツト伝送により送られてくる情報信号の
冒頭の走り込み基準信号RIを入力とし、この走
り込み基準信号RIの各ビツト信号のエツジ、つ
まり前縁を検出して一定パルス幅のサンプリング
パルスSPを発生するエツジ検出回路であつて、
走り込み基準信号RIを微分するコンデンサ2と
抵抗3とからなる微分回路4と、バツフアゲート
5とによつて構成されている。10は位相判別回
路を構成するDタイプのフリツプフロツプ回路で
あつて、後述するクロツクパルス選択回路15か
ら出力されるクロツクパルスCPを入力Dとしか
つ上述のサンプリング信号SPをクロツク入力CK
としており、サンプリングパルスSPに対するク
ロツクパルスCPの遅れに対しては出力Qを“H”
とし、進みに対しては出力を“H”とする位相
判別出力を発生する。11は上述のエツジ検出回
路1から発生されるサンプリングパルスSPをク
ロツク入力CKとする5ビツトのアツプダウンカ
ウンタであつて、フリツプフロツプ回路10の出
力Qをダウンモードの制御入力DOとするととも
に、出力をアツプモードの制御入力OPとして
いる。また、このアツプダウンカウンタ11はそ
のプリセツト入力PRにテレビ信号から分離して
取り出したパケツト伝送における伝送開始信号と
しての水平同期信号HSを入力としており、この
水平同期信号HSが供給されるごとに所定値にプ
リセツトされるものである。ここではフルカウン
ト値「32」のほぼ1/2である「15」にセツトされ
る。12はアツプダウンカウンタ11の出力端
QA〜QEから出力される2進の計数値を入力a〜
eとして10進数に変換するデコーダ、13はパケ
ツト伝送により送られてくる情報信号としての文
字信号CSの基本ビツトレートと一致する5.73M
Hzの原クロツクパルスCP′を発生するクロツク発
振器、14は複数の遅延出力端を有する遅延回路
を構成するデイレーラインであつて、デコーダ1
2の出力端数と同一の出力端Q0〜Q32を有してお
り、クロツク発振器13から供給される原クロツ
クパルスCPを順次遅延させながら各出力端Q0〜
Q32から順次出力するように構成されている。1
5はデコーダ12の出力に対応したデイレイライ
ン14の出力端から発生される出力を選択して、
文字信号CSの各ビツトに位相同期されたクロツ
クパルスCPとして送出するクロツクパルス選択
回路であつて、デコーダ12とデイレイライン1
4の対応する出力端から発生される信号の一致を
求めるアンドゲート16(1)〜16(32)と、各ア
ンドゲート16(1)〜16(32)の出力を入力とす
るオアゲート17とによつて構成されている。一
方、51は文字信号CSの冒頭に配置された走り
込み基準信号RIのみを取り出すためのシフトレ
ジスタで、52はシフトレジスタ51の出力QH
を反転するインバータ、53はこのインバータ5
2で反転された反転信号と文字信号CSを入力と
するアンドゲートである。
回路の一実施例を示す回路図であつて、特に文字
情報伝送テレビジヨン受信機に用いられるクロツ
ク発生回路に適用した場合を示す。同図において
1はパケツト伝送により送られてくる情報信号の
冒頭の走り込み基準信号RIを入力とし、この走
り込み基準信号RIの各ビツト信号のエツジ、つ
まり前縁を検出して一定パルス幅のサンプリング
パルスSPを発生するエツジ検出回路であつて、
走り込み基準信号RIを微分するコンデンサ2と
抵抗3とからなる微分回路4と、バツフアゲート
5とによつて構成されている。10は位相判別回
路を構成するDタイプのフリツプフロツプ回路で
あつて、後述するクロツクパルス選択回路15か
ら出力されるクロツクパルスCPを入力Dとしか
つ上述のサンプリング信号SPをクロツク入力CK
としており、サンプリングパルスSPに対するク
ロツクパルスCPの遅れに対しては出力Qを“H”
とし、進みに対しては出力を“H”とする位相
判別出力を発生する。11は上述のエツジ検出回
路1から発生されるサンプリングパルスSPをク
ロツク入力CKとする5ビツトのアツプダウンカ
ウンタであつて、フリツプフロツプ回路10の出
力Qをダウンモードの制御入力DOとするととも
に、出力をアツプモードの制御入力OPとして
いる。また、このアツプダウンカウンタ11はそ
のプリセツト入力PRにテレビ信号から分離して
取り出したパケツト伝送における伝送開始信号と
しての水平同期信号HSを入力としており、この
水平同期信号HSが供給されるごとに所定値にプ
リセツトされるものである。ここではフルカウン
ト値「32」のほぼ1/2である「15」にセツトされ
る。12はアツプダウンカウンタ11の出力端
QA〜QEから出力される2進の計数値を入力a〜
eとして10進数に変換するデコーダ、13はパケ
ツト伝送により送られてくる情報信号としての文
字信号CSの基本ビツトレートと一致する5.73M
Hzの原クロツクパルスCP′を発生するクロツク発
振器、14は複数の遅延出力端を有する遅延回路
を構成するデイレーラインであつて、デコーダ1
2の出力端数と同一の出力端Q0〜Q32を有してお
り、クロツク発振器13から供給される原クロツ
クパルスCPを順次遅延させながら各出力端Q0〜
Q32から順次出力するように構成されている。1
5はデコーダ12の出力に対応したデイレイライ
ン14の出力端から発生される出力を選択して、
文字信号CSの各ビツトに位相同期されたクロツ
クパルスCPとして送出するクロツクパルス選択
回路であつて、デコーダ12とデイレイライン1
4の対応する出力端から発生される信号の一致を
求めるアンドゲート16(1)〜16(32)と、各ア
ンドゲート16(1)〜16(32)の出力を入力とす
るオアゲート17とによつて構成されている。一
方、51は文字信号CSの冒頭に配置された走り
込み基準信号RIのみを取り出すためのシフトレ
ジスタで、52はシフトレジスタ51の出力QH
を反転するインバータ、53はこのインバータ5
2で反転された反転信号と文字信号CSを入力と
するアンドゲートである。
このように構成されたクロツクパルス発生回路
において、クロツク発振器13はパケツト伝送に
より送られてくる情報としての文字信号CSの基
本ビツト周期に一致する5.73MHzの原クロツクパ
ルスCP′を発振し続けている。そして、この原ク
ロツクパルスCP′はデイレイライン14に供給さ
れ、各出力端Q0〜Q32にそれぞれ6ns単位で順次
遅延されながら出力されている。
において、クロツク発振器13はパケツト伝送に
より送られてくる情報としての文字信号CSの基
本ビツト周期に一致する5.73MHzの原クロツクパ
ルスCP′を発振し続けている。そして、この原ク
ロツクパルスCP′はデイレイライン14に供給さ
れ、各出力端Q0〜Q32にそれぞれ6ns単位で順次
遅延されながら出力されている。
一方、アツプダウンカウンタ11はテレビ信号
を分離して取り出したパケツト伝送における、伝
送開始信号としての水平同期信号HSが供給され
るごとに、あらかじめ定められたほぼ中央のプリ
セツト値「15」にセツトされており、文字信号
CSが供給されない状態ではこのアツプダウンカ
ウンタ11のプリセツト出力がデコーダ12にお
いてデコードされて出力端Q15から出力されるこ
とになる。そして、クロツク発振器13から発生
される原クロツクパルスCP′はデイレイライン1
4において順次、遅延され、出力端Q15から出力
が発生されるごとにアンドゲート16(15)のみ
から一致出力として送出される。したがつて、こ
のアンドゲート16(15)の出力、つまり原クロ
ツクパルスCP′がデイレイライン14において
6ns×15=90ns遅延された信号は、クロツクパル
スCPとして送出されることになる。つまり、ク
ロツクパルス選択回路15はデコーダ12の出力
に対応してデイレイライン14の遅延出力を選択
していることになり、これにともなつてクロツク
パルスCPの位相調整が行なわれる。
を分離して取り出したパケツト伝送における、伝
送開始信号としての水平同期信号HSが供給され
るごとに、あらかじめ定められたほぼ中央のプリ
セツト値「15」にセツトされており、文字信号
CSが供給されない状態ではこのアツプダウンカ
ウンタ11のプリセツト出力がデコーダ12にお
いてデコードされて出力端Q15から出力されるこ
とになる。そして、クロツク発振器13から発生
される原クロツクパルスCP′はデイレイライン1
4において順次、遅延され、出力端Q15から出力
が発生されるごとにアンドゲート16(15)のみ
から一致出力として送出される。したがつて、こ
のアンドゲート16(15)の出力、つまり原クロ
ツクパルスCP′がデイレイライン14において
6ns×15=90ns遅延された信号は、クロツクパル
スCPとして送出されることになる。つまり、ク
ロツクパルス選択回路15はデコーダ12の出力
に対応してデイレイライン14の遅延出力を選択
していることになり、これにともなつてクロツク
パルスCPの位相調整が行なわれる。
ところで、文字信号CSが水平同期信号HSによ
つてクリアされているシフトレジスタ51に入力
されると、第5図aに示すように走り込み基準信
号RIが8クロツク入力された時点で、第5図b
で示すように出力QHが“H”となり、これがイ
ンバータ52へ入力されることによつて第5図c
に示すような反転した信号が作成される。したが
つて、アンドゲート53にはこのインバータ52
の出力と文字信号CSが入力されるため、アンド
ゲート53の出力には第5図dに示すように走り
込み基準信号RIの8クロツク分のみが出力され
ることになる。
つてクリアされているシフトレジスタ51に入力
されると、第5図aに示すように走り込み基準信
号RIが8クロツク入力された時点で、第5図b
で示すように出力QHが“H”となり、これがイ
ンバータ52へ入力されることによつて第5図c
に示すような反転した信号が作成される。したが
つて、アンドゲート53にはこのインバータ52
の出力と文字信号CSが入力されるため、アンド
ゲート53の出力には第5図dに示すように走り
込み基準信号RIの8クロツク分のみが出力され
ることになる。
この出力は次段のエツジ検出回路1に入力され
る。エツジ検出回路1は第4図aに上述の走り込
み基準信号RIの一部を拡大して示す入力を受け
ると、微分回路4を構成するコンデンサ2と抵抗
3がこれを微分する。この微分回路4の出力信号
は、バツフアゲート5を介して取り出すことによ
り、その正極性出力のみが第4図bに示すように
取り出される。これは走り込み基準信号RIの各
ビツトにおける立上りエツジ部分に同期した一定
パルス幅のサンプリングパルスSPとして送出さ
れる。このようにして発生されたサンプリングパ
ルスSPは、位相判別回路を構成するフリツプフ
ロツプ回路10で、クロツクパルス選択回路15
から出力されるクロツクパルスCPとの位相関係
が判別される。つまり、走り込み基準信号RIい
いかえれば、これと同じ基本ビツト周期をもつ文
字信号CSの各ビツト信号をサンプリングするの
に最も適したクロツクパルスCPの位相は、第4
図cに示すようにその前縁が文字信号CSを構成
する各ビツトの中央部分に位置する場合である。
この場合、クロツクパルスCPは文字信号CSの基
本ビツト周期に対して1/2に設定されているため
に、サンプリングパルスSPの前縁がクロツクパ
ルスCPの後縁に一致した状態で位相同期がとら
れる。したがつて、サンプリングパルスSPをク
ロツク入力CKとし、クロツクパルスCPを入力D
とするDタイプのフリツプフロツプ回路10は、
クロツクパルスCPが文字信号CSに上述したよう
に位相同期した場合には不安定な状態となつて出
力Q,のいずれかが“H”となる。例えば、出
力Qが“H”となつた場合には、アツプダウンカ
ウンタ11がアツプモードにセツトされ、サンプ
リングパルスSPをカウントしてカウント値がプ
リセツト値「15」から「16」に上昇する。その結
果、デコーダ12は出力端Q16から出力を発生す
ることになり、これにともなつてアンドゲート1
6(16)はデイレイライン14の出力端Q16の出
力を選択して取り出すために、オアゲート17か
ら出力されるクロツクパルスCPは前回のクロツ
クパルスに対してデイレイライン14の1タツプ
遅延時間としての6nsだけ遅延されたものとなる。
そして、次のサンプリングパルスSPが供給され
ると、フリツプフロツプ回路10においてクロツ
クパルスCPとの位相関係が判別される。この場
合、クロツクパルスCPは6nsだけ遅延されている
ために、今度はクロツクパルスCPの“H”期間
にサンプリングパルスSPが発生されることにな
り、これにともなつて出力Qが“H”となつてア
ツプダウンカウンタ11をダウンモードにセツト
する。したがつて、アツプダウンカウンタ11は
サンプリングパルスSPによつてダウンカウント
し、再び「15」となる。このように、サンプリン
グパルスSPの前縁とクロツクパルスCPの後縁の
位相が一致している場合は、アツプダウンカウン
タ11が1カウントのアツプ、ダウン動作を交互
に繰返すことになり、これにともなつてクロツク
パルスCPの位相がデイレイライン14の1タツ
プ遅延分だけ変動する信号となる。しかし、この
場合における1タツプ遅延時間は6nsと極めて短
いものであるために何ら問題とはならず、サンプ
リングパルスSPつまり外部入力信号としての文
字信号CSに位相合せされたクロツクパルスCPと
なる。
る。エツジ検出回路1は第4図aに上述の走り込
み基準信号RIの一部を拡大して示す入力を受け
ると、微分回路4を構成するコンデンサ2と抵抗
3がこれを微分する。この微分回路4の出力信号
は、バツフアゲート5を介して取り出すことによ
り、その正極性出力のみが第4図bに示すように
取り出される。これは走り込み基準信号RIの各
ビツトにおける立上りエツジ部分に同期した一定
パルス幅のサンプリングパルスSPとして送出さ
れる。このようにして発生されたサンプリングパ
ルスSPは、位相判別回路を構成するフリツプフ
ロツプ回路10で、クロツクパルス選択回路15
から出力されるクロツクパルスCPとの位相関係
が判別される。つまり、走り込み基準信号RIい
いかえれば、これと同じ基本ビツト周期をもつ文
字信号CSの各ビツト信号をサンプリングするの
に最も適したクロツクパルスCPの位相は、第4
図cに示すようにその前縁が文字信号CSを構成
する各ビツトの中央部分に位置する場合である。
この場合、クロツクパルスCPは文字信号CSの基
本ビツト周期に対して1/2に設定されているため
に、サンプリングパルスSPの前縁がクロツクパ
ルスCPの後縁に一致した状態で位相同期がとら
れる。したがつて、サンプリングパルスSPをク
ロツク入力CKとし、クロツクパルスCPを入力D
とするDタイプのフリツプフロツプ回路10は、
クロツクパルスCPが文字信号CSに上述したよう
に位相同期した場合には不安定な状態となつて出
力Q,のいずれかが“H”となる。例えば、出
力Qが“H”となつた場合には、アツプダウンカ
ウンタ11がアツプモードにセツトされ、サンプ
リングパルスSPをカウントしてカウント値がプ
リセツト値「15」から「16」に上昇する。その結
果、デコーダ12は出力端Q16から出力を発生す
ることになり、これにともなつてアンドゲート1
6(16)はデイレイライン14の出力端Q16の出
力を選択して取り出すために、オアゲート17か
ら出力されるクロツクパルスCPは前回のクロツ
クパルスに対してデイレイライン14の1タツプ
遅延時間としての6nsだけ遅延されたものとなる。
そして、次のサンプリングパルスSPが供給され
ると、フリツプフロツプ回路10においてクロツ
クパルスCPとの位相関係が判別される。この場
合、クロツクパルスCPは6nsだけ遅延されている
ために、今度はクロツクパルスCPの“H”期間
にサンプリングパルスSPが発生されることにな
り、これにともなつて出力Qが“H”となつてア
ツプダウンカウンタ11をダウンモードにセツト
する。したがつて、アツプダウンカウンタ11は
サンプリングパルスSPによつてダウンカウント
し、再び「15」となる。このように、サンプリン
グパルスSPの前縁とクロツクパルスCPの後縁の
位相が一致している場合は、アツプダウンカウン
タ11が1カウントのアツプ、ダウン動作を交互
に繰返すことになり、これにともなつてクロツク
パルスCPの位相がデイレイライン14の1タツ
プ遅延分だけ変動する信号となる。しかし、この
場合における1タツプ遅延時間は6nsと極めて短
いものであるために何ら問題とはならず、サンプ
リングパルスSPつまり外部入力信号としての文
字信号CSに位相合せされたクロツクパルスCPと
なる。
このような動作を水平同期信号HSが発生され
るごとに、アツプダウンカウンタ11が再びプリ
セツトされながら順次繰返されることになり、こ
れにともなつてサンプリングパルスつまり外部入
力信号としての文字信号CSに自動的に位相調整
されたクロツクパルスが得られることになる。な
お、デイレイライン14はクロツク発振器13か
ら発生される原クロツクパルスCP′をほぼ1周期
(約180ns)の範囲にわたつて遅延することが可能
なように遅延時間が設定されており、これによつ
てクロツクパルスCPの位相が最大限にずれた場
合においても自動調整が行なえるようにされてい
る。また、デイレイライン14の出力端Q0〜Q32
はクロツクパルスCPの位相が1周期ずれた場合
においても調整できるようにその端子数が設定さ
れており、アツプダウンカウンタ11のプリセツ
ト時にはその中央部分の出力端Q15が選択されて
位相調整範囲のほぼ中央部分に設定されるよう構
成されている。
るごとに、アツプダウンカウンタ11が再びプリ
セツトされながら順次繰返されることになり、こ
れにともなつてサンプリングパルスつまり外部入
力信号としての文字信号CSに自動的に位相調整
されたクロツクパルスが得られることになる。な
お、デイレイライン14はクロツク発振器13か
ら発生される原クロツクパルスCP′をほぼ1周期
(約180ns)の範囲にわたつて遅延することが可能
なように遅延時間が設定されており、これによつ
てクロツクパルスCPの位相が最大限にずれた場
合においても自動調整が行なえるようにされてい
る。また、デイレイライン14の出力端Q0〜Q32
はクロツクパルスCPの位相が1周期ずれた場合
においても調整できるようにその端子数が設定さ
れており、アツプダウンカウンタ11のプリセツ
ト時にはその中央部分の出力端Q15が選択されて
位相調整範囲のほぼ中央部分に設定されるよう構
成されている。
なお、上記実施例においては順次遅延された出
力を発生する複数の出力端を有する遅延回路とし
てデイレイラインを用いた場合について説明した
が、本案はこれに限定されるものではなく、シフ
トパルスによつて入力信号を順次シフトするシフ
トレジスタを用いてもよい。
力を発生する複数の出力端を有する遅延回路とし
てデイレイラインを用いた場合について説明した
が、本案はこれに限定されるものではなく、シフ
トパルスによつて入力信号を順次シフトするシフ
トレジスタを用いてもよい。
以上のように本案によるサンプリングクロツク
発生回路は、パケツト伝送により送られてくる情
報の走り込み基準信号の立上りのエツジ部分を検
出して幅の狭いサンプリングパルスを発生するエ
ツジ検出回路と、パケツト伝送の開始時に送られ
てくる伝送開始信号とによつて所定値がプリセツ
トされるとともにエツジ検出回路の出力をカウン
トするアツプダウンカウンタと、クロツク発振器
から発生される原クロツクパルスを入力として複
数の出力端に順次遅延信号を出力する遅延回路
と、アツプダウンカウンタの出力に対応して遅延
回路の各出力端から送出される出力信号を選択し
てクロツクパルスを送出するクロツクパルス選択
回路とを設け、位相判別回路においてサンプリン
グパルスに対するクロツクパルスの位相を判別
し、遅れ位相の場合にはアツプダウンカウンタを
ダウンモードに制御し、また進み位相の場合には
アツプモードに制御することにより、発生される
クロツクパルスをパケツト伝送により送られてく
る情報の情報ビツトに自動的に位相合わせするも
のである。よつて、何らかの原因によつてパケツ
ト伝送により送られてくる情報の情報ビツトの位
相が変化しても、常に自動的に位相合せされたク
ロツクパルスを得ることができ、外乱に対して強
いものを実現できる。
発生回路は、パケツト伝送により送られてくる情
報の走り込み基準信号の立上りのエツジ部分を検
出して幅の狭いサンプリングパルスを発生するエ
ツジ検出回路と、パケツト伝送の開始時に送られ
てくる伝送開始信号とによつて所定値がプリセツ
トされるとともにエツジ検出回路の出力をカウン
トするアツプダウンカウンタと、クロツク発振器
から発生される原クロツクパルスを入力として複
数の出力端に順次遅延信号を出力する遅延回路
と、アツプダウンカウンタの出力に対応して遅延
回路の各出力端から送出される出力信号を選択し
てクロツクパルスを送出するクロツクパルス選択
回路とを設け、位相判別回路においてサンプリン
グパルスに対するクロツクパルスの位相を判別
し、遅れ位相の場合にはアツプダウンカウンタを
ダウンモードに制御し、また進み位相の場合には
アツプモードに制御することにより、発生される
クロツクパルスをパケツト伝送により送られてく
る情報の情報ビツトに自動的に位相合わせするも
のである。よつて、何らかの原因によつてパケツ
ト伝送により送られてくる情報の情報ビツトの位
相が変化しても、常に自動的に位相合せされたク
ロツクパルスを得ることができ、外乱に対して強
いものを実現できる。
第1図はパケツト伝送される文字信号が多重化
されたテレビ信号を示す波形図、第2図は第1図
に示す文字信号の拡大波形図、第3図は本案の一
実施例回路を示す回路図、第4図a〜eは第3図
の各部動作波形図、第5図a〜dは第3図の特に
走り込み基準信号RIを抜き取るための回路の動
作波形図である。 51……シフトレジスタ、52……インバー
タ、53……アンドゲート、1……エツジ検出回
路、10……フリツプフロツプ回路、11……ア
ツプダウンカウンタ、12……デコーダ、13…
…クロツク発振器、14……デイレイライン、1
5……クロツク選択回路。
されたテレビ信号を示す波形図、第2図は第1図
に示す文字信号の拡大波形図、第3図は本案の一
実施例回路を示す回路図、第4図a〜eは第3図
の各部動作波形図、第5図a〜dは第3図の特に
走り込み基準信号RIを抜き取るための回路の動
作波形図である。 51……シフトレジスタ、52……インバー
タ、53……アンドゲート、1……エツジ検出回
路、10……フリツプフロツプ回路、11……ア
ツプダウンカウンタ、12……デコーダ、13…
…クロツク発振器、14……デイレイライン、1
5……クロツク選択回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 パケツト伝送の開始を示す伝送開始信号をとも
なつて送られてくる情報ビツトの取り出し処理に
用いられるクロツクパルスを発生するデータサン
プリングクロツク発生回路において、 前記情報信号を受信して前記走り込み基準信号
のみを抽出する抽出回路と、この回路で抜き取ら
れた走り込み基準信号の立ち上がりエツジを検出
してサンプリングパルスを発生するエツジ検出回
路と、前記伝送開始信号によつて予め定められた
所定値がプリセツトされ、前記サンプリングパル
スをカウント入力とするアツプダウンカウンタ
と、前記情報信号の基本ビツトレートに一致する
周期の原クロツクパルスを入力として複数の出力
端子から順次遅延した遅延クロツクパルスを出力
する遅延回路と、前記アツプダウンカウンタから
出力される計数値に応じて前記遅延回路の各出力
から出力される遅延クロツクパルスのひとつを選
択して送出するクロツクパルス選択回路と、この
クロツクパルス選択回路から出力されるクロツク
パルスの後縁の位相が、前記サンプリングパルス
の前縁に対して進みか遅れかを判別し、クロツク
パルスが遅れ位相の場合には前記アツプダウンカ
ウンタをダウンモードに制御し、かつクロツクパ
ルスが進み位相の場合には前記アツプダウンカウ
ンタをアツプモードに制御する位相判別回路とを
設け、前記クロツクパルス選択回路から出力され
るクロツクパルスを前記パケツト伝送により送ら
れてくる情報信号の各情報ビツトに位相合わせす
ることを特徴としたデータサンプリングクロツク
発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178283U JPS6011545U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | デ−タサンプリングクロツク発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178283U JPS6011545U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | デ−タサンプリングクロツク発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6011545U JPS6011545U (ja) | 1985-01-26 |
JPH0124992Y2 true JPH0124992Y2 (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=30240209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10178283U Granted JPS6011545U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | デ−タサンプリングクロツク発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011545U (ja) |
-
1983
- 1983-06-30 JP JP10178283U patent/JPS6011545U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6011545U (ja) | 1985-01-26 |
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