JPH01249843A - 均質化されたキトサン懸濁液 - Google Patents
均質化されたキトサン懸濁液Info
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- JPH01249843A JPH01249843A JP7747588A JP7747588A JPH01249843A JP H01249843 A JPH01249843 A JP H01249843A JP 7747588 A JP7747588 A JP 7747588A JP 7747588 A JP7747588 A JP 7747588A JP H01249843 A JPH01249843 A JP H01249843A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は化粧品原料などに有用な均質化されたキトサン
の有機液体懸濁液及びその製造方法に関するものである
。
の有機液体懸濁液及びその製造方法に関するものである
。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕キトサ
ンはキチンを脱アセチル化することによって得られる天
然高分子物質である。キトサンの原料であるキチンは天
然に多量に存在し、またセルロース等と同様にリニュー
アブル資源として注目されるものである。即ち、キチン
はエビ、オキアミ、カニ等の甲殻類、カプトムシなどの
昆虫類、菌類の細胞壁等に構造多糖として存在しており
、自然界では広く且つ多量に生成している。
ンはキチンを脱アセチル化することによって得られる天
然高分子物質である。キトサンの原料であるキチンは天
然に多量に存在し、またセルロース等と同様にリニュー
アブル資源として注目されるものである。即ち、キチン
はエビ、オキアミ、カニ等の甲殻類、カプトムシなどの
昆虫類、菌類の細胞壁等に構造多糖として存在しており
、自然界では広く且つ多量に生成している。
最近、精製キトサンが人体に対し何らの悪影響を与えず
に、制菌、防かび、化膿抑制などの作用を示すことが認
められ、医薬、化粧品への応用が提案されている。
に、制菌、防かび、化膿抑制などの作用を示すことが認
められ、医薬、化粧品への応用が提案されている。
しかし、精製キトサンは、殆どの溶剤に不溶の粉末状の
物質であり、これらをそのまま化粧品等に配合しても肌
ざわりが荒々しく使用に耐えない。また、キトサンを溶
解しうる溶剤は特殊なものが殆どであって、これらの溶
剤が医薬、化粧品へ混入されることは好ましくない。
物質であり、これらをそのまま化粧品等に配合しても肌
ざわりが荒々しく使用に耐えない。また、キトサンを溶
解しうる溶剤は特殊なものが殆どであって、これらの溶
剤が医薬、化粧品へ混入されることは好ましくない。
キトサンの利用しやすい形態としては溶解する以外に微
粒状あるいは懸濁状にすることが考えられる。しかし、
キトサンはセルロース等より更に機械的粉砕は困難であ
り、凍結粉砕を行っても粒径200−が限度であり、微
粒状あるいは懸濁状とすることに成功した例はない。
粒状あるいは懸濁状にすることが考えられる。しかし、
キトサンはセルロース等より更に機械的粉砕は困難であ
り、凍結粉砕を行っても粒径200−が限度であり、微
粒状あるいは懸濁状とすることに成功した例はない。
一方、本発明者らはキチン及びキトサンを水を媒体とし
た微粒子懸濁液とする方法を見出し、特開昭61−14
9237号公報及び特開昭61−159430号公報に
開示した。この方法で得られる微粒子懸濁液は懸濁安定
性に優れており、化粧品を含む多くの用途に使用できる
。
た微粒子懸濁液とする方法を見出し、特開昭61−14
9237号公報及び特開昭61−159430号公報に
開示した。この方法で得られる微粒子懸濁液は懸濁安定
性に優れており、化粧品を含む多くの用途に使用できる
。
しかし、この水を媒体とする微粒子懸濁液は油性の化粧
品、軟膏などには適用しがたいという問題がある。又、
水を媒体とする微粒子懸濁液は、水が蒸発するとキチン
又はキトサンの皮膜を生成する。皮膚上に生成した皮膜
は、皮膚呼吸を妨げないので人工皮膚などの目的には好
適であるが、つっばった感じを与えることもあり、化粧
品としてはあまり好適ではない。
品、軟膏などには適用しがたいという問題がある。又、
水を媒体とする微粒子懸濁液は、水が蒸発するとキチン
又はキトサンの皮膜を生成する。皮膚上に生成した皮膜
は、皮膚呼吸を妨げないので人工皮膚などの目的には好
適であるが、つっばった感じを与えることもあり、化粧
品としてはあまり好適ではない。
本発明者らは上記の課題を解決するため鋭意研究の結果
、水に代えて特定範囲の有機液体を媒体として使用し、
特開昭61−149237号公報及び特開昭61−15
9430号公報に開示した方法に準じて処理したところ
、均質化されたキトサンの有機溶媒中微分散懸濁液が得
られることを見出し本発明に到達した。
、水に代えて特定範囲の有機液体を媒体として使用し、
特開昭61−149237号公報及び特開昭61−15
9430号公報に開示した方法に準じて処理したところ
、均質化されたキトサンの有機溶媒中微分散懸濁液が得
られることを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、有機液体保持力値が200%以上で、
3重量%固形分濃度での粘度が10 poise以上で
、0.5重量%濃度の懸濁液を1時間放置した後の安定
量が50以上であることを特徴とする有機液体中で均質
化されたキトサン懸濁液を提供するものである。
3重量%固形分濃度での粘度が10 poise以上で
、0.5重量%濃度の懸濁液を1時間放置した後の安定
量が50以上であることを特徴とする有機液体中で均質
化されたキトサン懸濁液を提供するものである。
本発明はまた、粉末状キトサンの有機液体懸濁液を小径
オリフィスを通過させて、その懸濁液に少なくとも20
0 kg/cm”の圧力差で高速度を与え、次にこれを
衝突させて急速に減速させることにより剪断作用を行わ
せる工程と、前記工程を繰り返して前記キトサンの有機
液体懸濁液が実質的に安定な懸濁液となるようにする工
程とから成ることを特徴とする均質化されたキトサン懸
濁液の製造方法をも提供するものである。
オリフィスを通過させて、その懸濁液に少なくとも20
0 kg/cm”の圧力差で高速度を与え、次にこれを
衝突させて急速に減速させることにより剪断作用を行わ
せる工程と、前記工程を繰り返して前記キトサンの有機
液体懸濁液が実質的に安定な懸濁液となるようにする工
程とから成ることを特徴とする均質化されたキトサン懸
濁液の製造方法をも提供するものである。
尚、本発明において、キトサン懸濁液の安定量、有機液
体保持力値及び粘度は以下に示す方法により測定した値
である。
体保持力値及び粘度は以下に示す方法により測定した値
である。
(1)安定量;
キトサンの有機液体ゲル状懸濁液を有機液体で希釈して
0.5重量%の分散液を調製する。
0.5重量%の分散液を調製する。
これを10Or!Llのメスシリンダーに入れ、室温で
1時間放置した後に生ずる透明な上澄液量をAm7とし
たとき安定量は100−Aで定義される値である。
1時間放置した後に生ずる透明な上澄液量をAm7とし
たとき安定量は100−Aで定義される値である。
(2) 有機液体保持力値:
キトサンの有機液体懸濁液試料を200メツシユの金網
カゴに入れ、これを遠心効果1300の遠心力で20分
間処理し脱液する。その後、試料を取り出して、その重
さ(Lg)を測定する。次にこの試料を試料量の約50
0倍の水で洗浄、濾過して有機液体を除去後、105°
Cで恒量になるまで乾燥し、その重さ(6g)を測定す
る。
カゴに入れ、これを遠心効果1300の遠心力で20分
間処理し脱液する。その後、試料を取り出して、その重
さ(Lg)を測定する。次にこの試料を試料量の約50
0倍の水で洗浄、濾過して有機液体を除去後、105°
Cで恒量になるまで乾燥し、その重さ(6g)を測定す
る。
有機液体保持力値(W、R,V、)は次の式で算出され
る。
る。
(3)粘度;
3重量%固形分濃度の有機液体懸濁液試料を25°Cに
調温し、B型粘度計(東京計器製)、型式BL型を用い
ローターNα4,60回転で粘度を測定する。
調温し、B型粘度計(東京計器製)、型式BL型を用い
ローターNα4,60回転で粘度を測定する。
本発明に使用される有機液体としては高沸点アルコール
が好ましく、特に、沸点150°C以上のアルコールが
好ましい。具体的には、α−テルピネオール等の1価ア
ルコール、プロピレングリコール、L3−ブチレングリ
コール等の2価アルコール、グリセリン等の3価アルコ
ールなどから選択される。
が好ましく、特に、沸点150°C以上のアルコールが
好ましい。具体的には、α−テルピネオール等の1価ア
ルコール、プロピレングリコール、L3−ブチレングリ
コール等の2価アルコール、グリセリン等の3価アルコ
ールなどから選択される。
本発明の製造方法の実施に好適な装置は乳製品製造業者
などで広く使われているエマルジョン及び分散体製造用
の高圧均質化装置である。
などで広く使われているエマルジョン及び分散体製造用
の高圧均質化装置である。
この種の均質化装置とその作動機構についてはよく知ら
れており、例えば、ケミカル・エンジニアリング(Ch
emical Engtneering)、 13(5
)+86−92 (1974)にも記載されている。
れており、例えば、ケミカル・エンジニアリング(Ch
emical Engtneering)、 13(5
)+86−92 (1974)にも記載されている。
本発明の実施に際しては、精製して得たキトサンを一旦
乾燥した後、最長部分が1〜2mm程度の小片に粉砕し
たものを原料に用いる。これを高沸点アルコール等の有
機液体に分散させ、懸濁液とするが、そのキトサン分散
量は重量百分率で最大15%が好ましく、更に好ましく
は約1〜10%の範囲である。
乾燥した後、最長部分が1〜2mm程度の小片に粉砕し
たものを原料に用いる。これを高沸点アルコール等の有
機液体に分散させ、懸濁液とするが、そのキトサン分散
量は重量百分率で最大15%が好ましく、更に好ましく
は約1〜10%の範囲である。
この懸濁液を前記均質化装置に導入して、少な(とも2
00kg/cmz、好ましくは350〜560kg/c
m”の圧力を加える。その後、この懸濁液を均質化装置
を何回も通過させ、有機液体保持力値が200%以上で
、3重量%固形分濃度での粘度が10poise以上で
、0.5重量%濃度の懸濁液を1時間放置した後の安定
量が50以上である安定なキトサンの有機液体懸濁液を
得る。キトサンの有機液体懸濁液の有機液体保持力値、
粘度及び安定量が上記の範囲外であると、有機液体とキ
トサンが分離し安定したペースト状態を保ち得す、産業
上有効に利用し得る形態とならない。懸濁液の温度は、
それが均質化装置内を通過するにつれ上昇する。圧力の
降下と温度上昇の相互作用が本発明による安定なキトサ
ン懸濁液を生成させるのに必要であると考えられる。
00kg/cmz、好ましくは350〜560kg/c
m”の圧力を加える。その後、この懸濁液を均質化装置
を何回も通過させ、有機液体保持力値が200%以上で
、3重量%固形分濃度での粘度が10poise以上で
、0.5重量%濃度の懸濁液を1時間放置した後の安定
量が50以上である安定なキトサンの有機液体懸濁液を
得る。キトサンの有機液体懸濁液の有機液体保持力値、
粘度及び安定量が上記の範囲外であると、有機液体とキ
トサンが分離し安定したペースト状態を保ち得す、産業
上有効に利用し得る形態とならない。懸濁液の温度は、
それが均質化装置内を通過するにつれ上昇する。圧力の
降下と温度上昇の相互作用が本発明による安定なキトサ
ン懸濁液を生成させるのに必要であると考えられる。
本発明によって得られるキトサンの有機液体懸濁液は、
高度の有機液体保持性と有機液体中の懸濁安定性があり
、非常に高い粘性を示し、粘度の経時変化も少ない。
高度の有機液体保持性と有機液体中の懸濁安定性があり
、非常に高い粘性を示し、粘度の経時変化も少ない。
従来のキトサンは凍結粉砕でも200−の粒径にしかな
らないが、本発明の懸濁液中のキトサン繊維径は20〜
0.IImまで破砕されており、凍結粉砕より1/10
〜1/1000まで細かくなっている。
らないが、本発明の懸濁液中のキトサン繊維径は20〜
0.IImまで破砕されており、凍結粉砕より1/10
〜1/1000まで細かくなっている。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
市販のキトサン粉末(片倉チッカリン■)40gをグリ
セリン960gに分散させ、4重量%の懸濁液を調製し
た。これをGaulin均質化装置(15M−87A)
に常温(約25°C)で仕込み、420kg/cm2の
圧力で40回通過させた。懸濁液は通過回数が増すにつ
れて粘稠なゲル状になってくる。
セリン960gに分散させ、4重量%の懸濁液を調製し
た。これをGaulin均質化装置(15M−87A)
に常温(約25°C)で仕込み、420kg/cm2の
圧力で40回通過させた。懸濁液は通過回数が増すにつ
れて粘稠なゲル状になってくる。
40回通過終了時点で液温は75°Cとなり、安定なゲ
ル状キトサン懸濁液が得られた。この懸濁液の物性を測
定したところ以下の値が得られた。
ル状キトサン懸濁液が得られた。この懸濁液の物性を測
定したところ以下の値が得られた。
(1) 安 定 量:100
(2)液体保持力値:698 %
(3)粘 度: 44 poise実施例2
市販のキトサン粉末(片倉チッカリン■)40gをプロ
ピレングリコール960gに分散させ、4重世%の懸濁
液を調製した。これをGaulin均質化装置(15門
−87A )に常温(約25°C)で仕込み、420
kg/cm”の圧力で40回通過させた。懸濁液は通過
回数が増すにつれて粘稠なゲル状になってく る。
ピレングリコール960gに分散させ、4重世%の懸濁
液を調製した。これをGaulin均質化装置(15門
−87A )に常温(約25°C)で仕込み、420
kg/cm”の圧力で40回通過させた。懸濁液は通過
回数が増すにつれて粘稠なゲル状になってく る。
40回通過終了時点で液温は75゛Cとなり、安定なゲ
ル状キトサン懸濁液が得られた。この懸濁液の物性を測
定したところ以下の値が得られた。
ル状キトサン懸濁液が得られた。この懸濁液の物性を測
定したところ以下の値が得られた。
(1) 安 定 量:100
(2)液体保持力値:250 %
(3)粘 度: 19 poise[発明の効果
] 化粧品、外用薬には、流動パラフィン、ワセリン、ミツ
ロウ、ラノリンなどを基剤とするものがあり、本発明の
キトサンの有機液体懸濁液はそれらと良好な混和性を示
し、これに着色剤、ビタミン、ホルモン、香料、酸化防
止剤、界面活性剤、紫外線防止剤、水などを配合してク
リーム状、ペースト状、液状などの製品とすることがで
きる。その際に、本発明の懸濁液の無刺激性、無臭性、
不揮発性、保湿性、粘稠性、皮膚親和性などの物性を有
利に利用することができる。
] 化粧品、外用薬には、流動パラフィン、ワセリン、ミツ
ロウ、ラノリンなどを基剤とするものがあり、本発明の
キトサンの有機液体懸濁液はそれらと良好な混和性を示
し、これに着色剤、ビタミン、ホルモン、香料、酸化防
止剤、界面活性剤、紫外線防止剤、水などを配合してク
リーム状、ペースト状、液状などの製品とすることがで
きる。その際に、本発明の懸濁液の無刺激性、無臭性、
不揮発性、保湿性、粘稠性、皮膚親和性などの物性を有
利に利用することができる。
出願人代理人 古 谷 馨
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、有機液体保持力値が200%以上で、3重量%固形
分濃度での粘度が10poise以上で、0.5重量%
濃度の懸濁液を1時間放置した後の安定量が50以上で
あることを特徴とする有機液体中で均質化されたキトサ
ン懸濁液。 2、有機液体が高沸点アルコールである請求項1記載の
キトサン懸濁液。 3、粉末状キトサンの有機液体懸濁液を小径オリフィス
を通過させて、その懸濁液に少なくとも200kg/c
m^2の圧力差で高速度を与え、次にこれを衝突させて
急速に減速させることにより剪断作用を行わせる工程と
、前記工程を繰り返して前記キトサンの有機液体懸濁液
が実質的に安定な懸濁液となるようにする工程とから成
ることを特徴とする均質化されたキトサン懸濁液の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077475A JP2517641B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 均質化されたキトサン懸濁液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077475A JP2517641B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 均質化されたキトサン懸濁液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249843A true JPH01249843A (ja) | 1989-10-05 |
JP2517641B2 JP2517641B2 (ja) | 1996-07-24 |
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ID=13635012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63077475A Expired - Lifetime JP2517641B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 均質化されたキトサン懸濁液 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517641B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002123A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | キトサン微粒子 |
JP2007002095A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微粒子キチン類の製造方法 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63077475A patent/JP2517641B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002095A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微粒子キチン類の製造方法 |
JP2007002123A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | キトサン微粒子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2517641B2 (ja) | 1996-07-24 |
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