JPH01248927A - Pwm制御モータの異常検出装置 - Google Patents

Pwm制御モータの異常検出装置

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JPH01248927A
JPH01248927A JP63075583A JP7558388A JPH01248927A JP H01248927 A JPH01248927 A JP H01248927A JP 63075583 A JP63075583 A JP 63075583A JP 7558388 A JP7558388 A JP 7558388A JP H01248927 A JPH01248927 A JP H01248927A
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JP63075583A
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Hiroshi Nakajima
洋 中島
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はPWM (パルス幅変調)制りIモータの異常
検出装置に関するもので、特に、デユーティ比制御によ
って駆動制御する直流モータの短絡等の異常を検出する
PWM制御モータの異常検出装置に関゛りるものである
[従来の技術] この種のモータの異常検出装置に関する技術として、特
開昭60−70925号公報に掲載のモータ異常自己診
断装置の技術がある。
上記公報に掲載の技術は、直流モータをマイクロコンピ
ュータの内部演算によってフィードバック制御する回路
において、直流モータへの電流制御母と直流モータに実
際に流れる電流を同時に全ディジタル量として監視する
ことにより、複数の異常を検出し、その異常に対応した
信号を外部に出力するものである。
上記特開昭60−70925号公報に掲載のモータ異常
自己診断装置の技術では、電動式パワーステアリング装
置に使用すると、モータの回転停止状態でトルクのみを
出力する場合があり、スイッヂング素子の保護のため電
流制限保護回路を必要とする。この種の電流制限保護回
路としては、特開昭60−131093号公報に掲載の
電流制限保護回路を挙げることができる。
前記公報に掲載の電流制限保護回路は、モータと、この
モータの通電路に介在させた電流制御素子及び電流検出
素子と、この電流検出素子が入力側に接続された比較器
と、この比較器の入力に接続した基準設定器と、この比
較器の出力に接続されるとともに、前記電流制御素子へ
の出力制御を行なう制御器とを有するものでおる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の電流制限保護回路を使用するとモータ
ハーネスが何等かの原因で短絡したり、モータのブラシ
の摩耗等により、モータ巻線が短絡しても、電流制限保
護回路によって過大電流が流れなくなるから、上記特開
昭60−70925号公報に掲載のモータ異常自己診断
装置の技術では、所定の設定値以上の電流が流れなくな
り、異常判断機能が使用不能となる。
これを第8図及び第9図を用いて説明する。
第8図は直流モータの電流制限保護回路を有しない場合
のトルク特性図であり、第9図は直流モータの電流制限
保護回路を有する場合のトルク特性図である。
直流モータの電流制限保護回路を有しない場合のトルク
特性図は、第8図に示すようになる。即ち、トルクT 
(kg・m)は回転数N (rom)に反比例し、電流
1a  (A)に比例するから、直流モータが拘束され
ている場合の電流は非常に大きな電流となる。しかし、
直流モータの電流制限保護回路を有しているものでは、
第9図に示すトルク特性図のようになる。即ち、直流モ
ータの最大電流値は電流制限値となり、第8図に示すよ
うに大きな拘束電流が流れないので、所定の設定値以上
の電流が流れて異常と判断することが不可能となる。
そこで、本発明は上記問題を解決すべくなされたもので
、電流の大小に無関係にモータの異常を検出できるPW
M制御モータの異常検出装置の提供を課題とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかるPWM制御モータの異常検出装置は、直
流モータに流れる電流を検出する電流検出手段のモータ
電流値Iと、前記直流モータに加える電圧を検出する印
加電圧検出手段の印加電圧値Vと、前記直流モータをP
WM信号により駆動する駆動手段にPWM信号を出力す
る制御手段のデユーティ比りによって、直流仮想抵抗R
をR=V−D/I で算出し、その直流仮想抵抗Rの値によって異常判別す
るものである。
請求項第2項に記載の発明は、直流仮想抵抗Rの値によ
って異常判別する異常判別手段の閾値抵抗を、直流モー
タの温度によって変更するものである。
[作用] 本発明においては、直流モータに流れる電流を検出する
電流検出手段によって、前記直流モータに流れる電流を
求め、それをモータ電流値Iとする。また、印加電圧検
出手段によって前記直流モータに加える印加電圧値■を
検出し、そして、前記直流モータをPWM信号により駆
動する駆動手段にPWM信号を供給する制御手段によっ
て、そのデユーティ比りを得て、 R=V・D/I  
を計算し、前記Rを直流仮想抵抗とする。  ・この直
流仮想抵抗Rは直流モータが回転しているとき、実際に
直流モータが拘束された場合の電機子抵抗とは異なる逆
起電力を考慮した値となる。
直流モータが拘束された場合には、電機子抵抗等に等し
い値或いは近似した値となる。したがって、前記直流仮
想抵抗Rが所定の閾値抵抗より低い値のとき、短絡判断
ができる。
請求項第2項に記載の発明は、直流仮想抵抗Rの値によ
って異常判別する異常判別手段の閾値抵抗を、直流モー
タの温度によって変更するものであるから、特に、短絡
異常を判別する場合には、抵抗温度係数に合致した異常
判別ができる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例のP W M LIJ御モータ
の異常検出装置を電動式パワーステアリング装置に使用
した電子制御手段の回路構成図、第2図は上記実施例の
PWM制御モータの異常検出装置の概要を示す説明図で
ある。
第2図において、ステアリングホイール1が固着された
第1ステアリングシヤフト2には、第1ユニバーサルジ
ヨイント4で第2ステアリングシVフト5が接続されて
いる。第2ステアリングシヤフト5には、第2ユニバー
サルジヨイント6でロッド7が接続されている。このロ
ッド7は減速FM iM 9の図示しないピニオンギア
を有する出力軸に結合されている。前記出力軸のピニオ
ンギアは、タイ[]ツラド0に固着されたラック11と
噛合っている。タイロッド10は車輪12のステアリン
グナックルアーム16に結合されている。前記車輪12
の車軸にはショックアブソーバ13が結合されており、
このショックアブソーバ13のサスペンションアラパー
ザポート14に車体が結合されている。コイルスプリン
グ15はサスペンションアラパーザポート14と車軸の
間に介在Vしめた振動緩衝用である。また、18はロワ
ー)ナスペンションアーム、19はスタビライザーバー
である。前記ロッド7の上端は第2ユニバーサルジヨイ
ント6を介して第2ステアリングシヤフト5に結合され
ている。
したがって、ステアリングホイール1が回転すると、第
1ステアリングシヤフ1〜2、第11ニバーサルジヨ・
インド4、第2ステアリングシヤフト5及び第2ユニバ
ーサルジヨイント6、ロッド7を介して、出力軸が回転
駆動され、これにより出力軸に形成されたピニオンギア
と噛合うラックかに駆動されて、車輪12の向きが変更
される。
また、モータ8の出力軸と減速機構9の入力軸の間には
、クラッチ機構OLが配設されている。
前記クラッチ機構CLが結合した状態では、モータ8が
附勢されると、出力軸に形成されたピニオンギアと噛合
うラック11が駆動されて、車輪12の向きが変更され
ようにアシストされる。このようにして、ステアリング
ホイール1の回転及びモータ8の正逆転附勢のいずれに
よっても車輪の向きが変更される。
しかし、クラッチ機構CLが解放された状態では、モー
タ8の出力軸とクラッチ機構OLの出力軸との間にエネ
ルギーの伝達は行なわれなくなるから、外的に加えられ
たステアリングホイール1の回転によってのみ車輪の向
きが変更される。
一方、前記ロッド7が回転すると減速11構9に内蔵し
た図示しないスリーブと出力軸が回転し、出力軸側の負
荷が大きいとロッド7が捩れる。この捩れ吊は、スリー
ブとホイールの回転角度のずれとなり、ステアリングホ
イール1に加えられる操舵トルクはロッド7の捩れに対
応し、前記捩れ量に対応してホイールが上方または下方
に変位し、それを歪検出素子からなるトルクセン°すT
Rが接合されている弾性板の変位として、トルク検出信
号として出力される。
上記のように構成されたPWM制御モータの異常検出装
置を用いた電動式パワーステアリング装置を駆動制御す
る電子制御手段は第1図のようになる。
本実施例のPWM信丹を出力する制御手段、異常判別す
る異常判別手段を具備し、制御回路を構成づるマイクロ
コンピュータCPUは1チツプマイクロコンピユータか
らなるもので、公知のようにROM及びRAM及びタイ
マ等を内蔵している。
その電源は定電圧回路CCから供給されている。
前記マイクロコンピュータCPUの入力には、車速に応
じて回転する永久磁石MG及びリードスイッチLS及び
抵抗R6からなる車速センサSPのパルス数出力が波形
整形回路WSで波形整形した後入力されている。
上記歪検出素子の抵抗r1.r2及び固定抵抗r3.r
4からなるトルクセンサTRの出力は、差動増幅器AM
PI及び比例・積分・微分制御定数を補償する制御補償
回路PIDを介してマルチプレクサを内蔵し、順次入力
を走査してその信号をマイクロコンピュータCPUに取
込むA/D変挽回路ADを介して、マイクロコンピュー
タCPUに入力されている。また、前記歪検出素子から
なるトルクセンサTRの出力は、センサ異常検出回路S
Aを介して入力されている。
また、前記A/D変換回路ADには直流モータ8に加え
る電圧を検出する印加電圧検出回路ESとして、抵抗R
7と抵抗R8との分圧電圧を検出し、増幅器AMP4を
介して入力されている。なお、ツェナーダイオードZD
は過電圧保護用である。これら印加電圧検出回路ES及
び増幅器AMP4及びA/D変換回路ADは、電源電圧
検出手段を構成する。
そして、前記A/D変換回路ADには、直流モータ8の
駆動電流をホール素子を電流センサC8として用いて検
出し、その検出用ノjを増幅器AMP3を介して入力し
ている。前記電流センサC81増幅器AMP3、A/D
変換回路ADは、直流モータ8に流れる電流を検出する
電流検出手段を構成する。
更に、前記A/D変換回路ADには、直流モータ8の巻
線温度を検出するサーミスタ等からなる温度センサDS
で、直流モータ8の温度を検出し、その検出出力を増幅
器AMP2を介して入力している。
一方、マイクロコンピュータCPUの出力は、リレード
ライブ回路DR3を介してリレーRYに接続されている
。したがって、マイクロコンピュータCPtJのリレー
出力が“1゛°のとき、リレーRYを励磁して、その接
点ryを閉じる。また、“0″のとき、リレーRYを非
励磁としてその接点ryを開くことができる。したがっ
て、リレーRYを非励磁とすれば、その接点ryを開き
、後述する左信号及び右信号及びPWM信号(デユーテ
ィ比信号の出力の比率)に関係なく直流モータ8の回転
を停止状態とすることができ、フェールセーフ対応を持
たせることができる。
また、マイクロコンピュータCPUの出力は、クラッチ
ドライブ回路DR5を介してクラッチ機構CLのコイル
に接続されており、マイクロコンピュータCPUのリレ
ー出力が“1′のとき、クラッチ機構CLを結合状態に
、“Otfのとき解放状態となる。
トランジスタQ1及びベース抵抗R1はスイッチング回
路を構成し、マイクロコンピュータCPUの左信号の“
1″はドライブ回路DR1を介してトランジスタQ1が
オンとなり、また、左信号の“OItによりトランジス
タQ1がオフとなる。
同様に、トランジスタQ2及びベース抵抗R2はスイッ
チング回路を構成し、マイクロコンピュータCPUの右
信号の“1″はドライブ回路DR1を介してトランジス
タQ2がオンとなり、また、右信号のOmeによりトラ
ンジスタQ2がオフとなる。
そして、トランジスタQ3及びベース抵抗R3はスイッ
チング回路を構成し、マイクロコンピュータCPLJの
PWM信号の“1″でドライブ回路DR2を介してトラ
ンジスタQ3がオンとなり、また、PWM信号の“O1
1によりトランジスタQ3がオンとなる。同様に、トラ
ンジスタQ4及びベース抵抗R4はスイッチング回路を
構成し、マイクロコンピュータCPtJのPWM信号の
1″はドライブ回路DR2を介してトランジスタQ4が
オンとなり、また、PWM信号の“0″によりトランジ
スタQ4がオフとなる。
したがって、直流モータ8はトランジスタQ1が左信号
の“1゛′によりオン状態となると、または、トランジ
スタQ2右信号の“1゛によりオン状態となると、マイ
クロコンピュータCPUのPWM信号に応じて左回転ま
たは右回転する。
なお、ダイオードD1からダイオードD4はトランジス
タQ1からトランジスタQ4の破壊を防止するフライホ
イール用である。そして、前記ドライブ回路DR1及び
ドライブ回路DR2並びにトランジスタQl 、Q2 
、Q3 、Q4が構成するスイッチング回路は、直流モ
ータ8をPWM信号で駆動する駆動手段を構成する。
また、マイクロコンピュータCPLJの出力は、LED
ドライブ回路DR4に入力され、直流モータ8の異常時
に発光ダイオードLEDを繰返し点滅して、その異常を
出力する。
このにうに構成された本実施例のPWM制御モータの異
常検出装置を電動式パワーステアリング装置に使用した
電子制御手段のマイクロコンピュータCPLIは、次の
ようにプログラム制御されるものである。
第3図は上記実施例のPWM制御モータの異常検出装置
を電動式パワーステアリング装置に使用した電子制御手
段の制御を行なうメインプログラムのフローチャート、
第4図は上記実施例のPWM制御モータの異常検出装置
の制御を行なう「モータ1.U M8検出処理ルーチン
」のフローチャートである。
まず、イグニッションスイッチIGのオンでこのプログ
ラムをスター1〜させ、ステップS1でマイクロコンピ
ュータCPLIが内蔵するRAM及びタイマ等をクリア
、各出力ポートを初期設定する。
ステップS2でクラッチ機構CLを結合し、ステ  。
ツブS3でリレードライブ回路DR3を介してリレーR
Yを励磁し、その接点ryを閉じる。ステップS4で車
速センサSPがら車速データを入力し、現在中速を算出
する「車速入力処理ルーチン」をコールし、車速を算出
してメモリMspにストアする。ステップS5でトルク
センサTRの出力を差動増幅器AMP1、比例・積分・
微分制御定数を補償する制御補償回路PID、マルチプ
レクサを内蔵するA/D変換回路ADを介して入力し、
そのとぎのトルクセンサTRの出力をメモリMStにス
トアする。ステップS6で印加電圧検出回路ESの出力
電圧VBを増幅器AMP4及びA/D変換回路ADを介
して入力する。ステップs7で直流モータ8のモータ電
流を検出する電流センサC8の出力を増幅器AMP3及
びA/D変換回路ADを介して入力し、電流検出値IN
を得る。ステップS8で直流モータ8の温度を検出する
温度センサDSの出力を増幅器AMP2及びA/D変換
回路ADを介して入力し、検出温度Dt7!!、liる
そして、ステップS9で「モータ短絡検出処理ルーチン
」をコールする。ステップ310で「PWM出力値計算
処理ルーチン」をコールし、メモリMStにストアした
トルクセンサTRの出力を用いて、直流モータ8に供給
するPWM信号、即ち、デユーティ比信号の出力を算出
する。そして、ステップ311で「左右方向判別処理ル
ーチン」をコールし、メモリMStにストアしたトルク
センサTRの出力を用いて、直流モータ8の回転方向を
判別し、直流モータ8に供給するデユーティ比信号の電
流方向を決定する。
ステップ312でモータ短絡フラグが“1″でないとき
、即ち、モータ短絡フラグが立っていないとき、前記ス
テップS10のFPWM出力値計&Ha埋ルーチン」、
ステップ311の「左右方向判別処理ルーチン」で決定
したPWM信号であるデユーティ比及び左方向または右
方向の回転方向をステップS13で出力する。そして、
ステップ814で再度このルーチンに入る時間間隔であ
るT m5eCの経過を判別し、ステップS4からステ
ップ314のルーチンを繰返し行なう。
ステップ312でモータ短絡フラグが“1パのとぎ、即
ら、モータ短絡フラグが立っているとき、ステップ31
5でリレードライブ回路DR3を介してリレーRYを非
励磁としてその接点ryを開ぎ、直流モータ8の回転を
停止状態とすることで、ステップ313において出力し
たPWM信号であるデユーティ比及び左方向または右方
向の回転方向の出力を停止する、そして、ステップ31
6でLEDドライブ回路DR4を介して、発光ダイオー
ドLEDを繰返し点滅して直流モータ8の異常を出力す
る。
なJ3、前記「車速入力処理ルーチン」、FPWM出力
値h1暉処理ルーチン」、「左右方向判別処理ルーチン
」は、パワーアシスト制御で公知のプログラム制御であ
るから、ここでは、その説明を省略する。
次に、ステップS9の「モータ短絡検出処理ルーチン」
を、第4図のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ321で電流検出値IHに比例定数に1
を乗算することにより補正されたモータ電流値Iを得る
。比例定数に1は実際の電流値と電流検出値との関係を
示すものである。ステップ322で印加電圧検出回路E
Sの出力電圧■8と、そのときのデユーティ比りに比例
定数に2を乗算することによって、印加電圧値■を求め
る。前記比例定数に2は実際に直流モータ8に印加され
る端子間電圧を算出するもので、電圧降下を補償する定
数である。また、ステップ523で印加電圧値■を補正
されたモータ電流値Iで除し、直流仮想抵抗Rを求める
。ステップ324で温度センサDSの検出温度DIでR
OMに格納した閾値抵抗マツプから、温度に応じた閾値
抵抗RIIIinを選択する。なお、この抵抗閾値Rm
inは、本実施例では、閾値抵抗マツプから所定の閾値
抵抗を決定しているが、直流モータ8の電機子の抵抗の
温度係数からΔ1律して算出してもよい。ステップ32
5で直流仮想抵抗Rと温度に応じた閾値抵抗Rminと
を比較して、直流仮想抵抗Rが閾値抵抗Rmin以下の
とき、ステップ326でモータ短絡フラグを“1′′と
し、このルーチンを脱する。また、直流仮想抵抗Rが閾
値抵抗Rmin以下でないとき、ステップ327でモー
タ短絡フラグを“°O′°とし、このルーチンを脱する
このように、ステップ326でモータ短絡フラグが“1
″となった場合には、メインルーチンのステップ312
でそれが検出され、直流モータ8の回転を停止状態とし
、必要に応じてクラッヂ機構CLを解除する。このとき
、この実施例では、直流仮想抵抗Rの値によって異常判
別する異常判別手段の閾値抵抗Rminを、直流モータ
8の温度によって変更するものであるから、特に、短絡
異常を判別する場合には、抵抗温度係数に合致した異常
判別ができ、その判断の信頼性を高くできる。
ところで、上記実施例のPWM制御モータの異常検出装
置を電動式パワーステアリング装置に使用した電子制御
手段の制御は、直流モータ8の駆動電流をホール素子を
電流センサC8として用いて検出したものであるが、抵
抗による電圧降下で、電流検出を行なうことができる。
第5図は本発明の他の実施例のPWM制御モータの異常
検出装置を電動式パワーステアリング装置に使用した電
子制御手段の回路構成図、第6図は第5図に示した実施
例のPWM制御モータの異常検出装置の制御を行なうr
モータ短絡検出処理ルーチン」のフローチャー1〜、第
7図は直流モータ電流8及び検出電流を示すタイミング
チャートである。特に、この実施例では上記実施例との
相違点のみ説明する。
直流モータ8の電流は低抵抗R5を介してアースに流さ
れる。このときの低抵抗R5の電圧降下を増幅器AMP
5及びマルチプレクサを内蔵するA/D変換回路ADを
介して、マイクロコンピュータCPUに入力される。前
記増幅器AMP5は積分機能を有するもので、抵抗R5
に流れる電流を平均化している。
この種のPWM制御モータの異常検出装置の制御は、次
のように行なわれる。
まず、ステップS31で電流検出値INに比例定数に3
を乗算し、デユーティ比りで徐篩することにより補正さ
れたモータ電流値■を得る。比例定数に3は実際の電流
値と電流検出値との関係を示すものである。ステップ3
32で印加電圧検出回路ESの出力電圧VBと、そのと
きのデユーティ比りに比例定数に4を乗算することによ
って、印加電圧値Vを求める。比例定数に4は実際に直
流モータ8に印加される端子間電圧を算出するもので接
点ry、トランジスタQ1 、 Q2 、 Q3 。
Q4及び低抵抗R5等による電圧降下を補償する定数で
ある。また、ステップS33で印加電圧値Vを補正され
たモータ電流値Iで除し、直流仮想抵抗Rを求める。ス
テップ334で直流仮想抵抗Rと直流モータ8の温度変
化に無関係に設定した所定の閾値抵抗Rminとを比較
して、直流仮想抵抗Rが閾値抵抗Rmin以下のとき、
ステップS35でモータ短絡フラグを゛1パとし、この
ルーチンを脱する。また、直流仮想抵抗Rが閾値抵抗R
min以下でないとき、ステップ336でモータ短絡フ
ラグを“Ottとし、このルーチンを脱する。
したがって、ステップ335でモータ短絡フラグが“1
″となった場合には、メインルーチンのステップ312
でそれが検出され、直流モータ8の回転を停止状態とし
、必要に応じてクラッチ機構CLを解除する。
上記のように、本実施例のPWM制御モータの異常検出
装置を電動式パワーステアリング装置に使用した電子制
御手段の制御は、直流モータ8に流れる電流を検出する
電流検出手段によって、前記直流モータに流れる電流を
求め、それをモータ電流値Iとする。また、印加電圧検
出手段によって前記直流モータに加える印加電圧を検出
し、それを印加電圧値Vとする。そして、前記直流モー
タをPWM信号により駆動する駆動手段にPWM信号を
供給する制御手段によって、そのデユーティ比り@得て
、V−D/Iを計口し、その値を直流仮想抵抗Rと16
ものである。この直流仮想抵抗Rは直流モータ8が回黙
しているとき、実際に直流−し−夕8が拘束された場合
の電機子抵抗とは異なる逆起電力を考慮した値となる。
直流モータ8が拘束された場合には、電機子抵抗に等し
い値或いは近似した値にもなり得る。したがって、直流
−し−タ8に短絡異常が生じた場合には、回転及び回転
が拘束された直流モータ8の直流仮想抵抗Rが小さくな
り、この直流仮想抵抗Rが所定の抵抗1直に低下したこ
とを以て短絡異常を判定できる。
上記実施例のモータ電流値Iは電流検出値INに比例定
数に1を乗専することにより補正されたものであるが、
印加電圧値Vを求める際にも印加電圧検出回路ESの出
力電圧VBと、そのときのデユーティ比りに比例定数に
2を乗算し、更に、前記印加電圧値Vを補正されたモー
タ電流値Iで除しているから前記比例定数に1は比例定
数に2を考慮して、比例定数をkl /に2とすること
もできる。当然、比例定数をに3 /に4とすることも
できる。
したがって、本実施例の電動式パワーステアリング装置
では、電流値の大小で異常判断を行なうものできはなく
、直流モータ8の電殿子抵抗等の内部抵抗の大きさで異
常が判別でき、上記実施例では、所定の閾値抵抗以下の
抵抗値の時を短絡異常とするものであるが、所定の抵抗
値より大きいとき、断線または解放異常とすることもで
きる。
故に、譬え、直流モータの電流制限保護回路を有してい
る装置でもP W M ill aモータの異常検出が
でき、特に、直流モータ8が拘束された状態でトルクを
出力1−る電動式パワーステアリング装置に使用した場
合でも、適確に直流モータの異常を判別することができ
る。
ところで、上記実施例の直流モータに流れる電流を検出
する電流検出手段は、ホール素子または低抵抗による電
圧降下を検出しているが、本発明を実施する場合には、
直流モータに流れる電流が検出できればその検出手段は
拘束されない。
また、上記実施例の直流モータに加える印加電圧を検出
する印加電圧検出手段は、前記直流モータの電源電圧を
検出し、それに比例定数を掛けることによって直流モー
タの印加電圧を専用している。しかし、本発明を実施す
る場合には、直接直流モータの端子間電圧を検出しても
よい。
そして、上記実施例の直流モータをPWM信号により駆
動する駆動手段は、ドライブ回路及びスイッチング回路
で構成しているが、本発明を実施する場合には、ドライ
ブ回路及び/またはリレー等とすることができる。要す
るに、直流モータをPWM信号を出力する制御手段の出
力を得て、直接直流モータをオン・オフ制御する回路で
あればよい。
更に、上記実施例の駆動手段にPWM信号を出力する制
御手段、及び直流仮想抵抗Rの値によって異常判別する
異常判別手段は、マイクロコンピュータで構成している
が、本発明を実施する場合には、独立した回路で構成で
きる。
なJ3、本発明の実施例として、PWMi制御モータの
異常検出装置を電動式パワーステアリング装置に使用し
た事例を説明したが、本発明を実施する場合には、上記
実施例に限定されるものではなく、工作機械、車輌の制
御等の伯の制御機械にも使用できる。しかし、特に、P
WM制御モータの異常検出装置を電動式パワーステアリ
ング装置に使用した場合には、直流モータの回転数がゼ
ロでトルクが必要な場合でしかも電流制限されるもので
おるから、この種のPWM制御モータの異常検出機能を
十分に発揮させることができる\。
[発明の効果] 以上のように、本発明のPWM制御モータの異常検出装
置は、電流検出手段で直流モータに流れるモータ電流値
■を検出し、印加電圧検出手段で前記直流モータに加え
る印加電圧値Vを検出し、更に、前記直流モータをPW
M信号により駆動する駆動手段にPWM信号を出力する
制御手段のPWM信号のデユーティ比りによって、直流
仮想抵抗RをR=V−D/Iで算出し、その直流仮想抵
抗Rの値によって異常判別するものであるから、直流モ
ータの抵抗値の大きさで異常が判別でき、所定の閾値抵
抗以下の抵抗値の時を短絡異常とし、また、所定の抵抗
値より大きいとき、断線または解放異常と覆ることがで
きる。
したがって、譬え、直流モータの電流制限保護回路を有
している装置でもPWM制御モータの異常検出ができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のPWM制御モータの異常検出
装置を電動式パワーステアリング装置に使用した電子制
御手段の回路構成図、第2図は上記実施例のP W M
 ffi制御モータの異常検出装置の概要を示す説明図
、第3図は本発明の実施例のPWM制御モータの異常検
出装置を電動式パワーステアリング装置に使用した電子
制御手段の制御を行なうメインプログラムのフローチャ
ー1−1第4図は第3図の実施例のPWM制御モータの
異常検出装置の制御を行なう「モータ短絡検出処理ルー
チン」のフローチャート、第5図は本発明の他の実施例
のPWM制御モータの異常検出装置を電動式パワーステ
アリング装置に使用した電子制御手段の回路構成図、第
6図は第5図の実施例のPWM制御モータの異常検出装
置の制御を行なう「モータ短絡検出処理ルーチン」のフ
ローチャート、第7図は直流モータ電流及び検出電流を
示すタイミングチャート、第8図は直流モータの電流制
限保護回路を有しない場合のトルク特性図、第9図は直
流モータの電流制限保護回路を有する場合のトルク特性
図である。 図において、 CPU :マイクロコンピュータ、 C8:電流センサ、 DS:4度センサ、 ES:印加電圧検出回路、 AD:A/D変換回路、 8:直流モータ、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直流モータに流れる電流を検出する電流検出手段
    と、 前記直流モータに加える印加電圧を検出する印加電圧検
    出手段と、 前記直流モータをPWM信号により駆動する駆動手段と
    、 前記駆動手段にPWM信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段のモータ電流値をI、 前記印加電圧検出手段の印加電圧値をV、 前記制御手段のPWM信号のデューティ比をD、とした
    とき、直流仮想抵抗Rを R=V・D/I で算出し、前記直流仮想抵抗Rの値によって異常判別す
    る異常判別手段と、 を具備することを特徴とするPWM制御モータの異常検
    出装置。
  2. (2)前記直流仮想抵抗Rの値によって異常判別する異
    常判別手段の閾値抵抗は、直流モータの温度によつて変
    更することを特徴とする請求項第1項に記載のPWM制
    御モータの異常検出装置。
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Cited By (3)

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