JPH01245244A - カブリ抑制剤を含有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

カブリ抑制剤を含有するハロゲン化銀写真感光材料

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JPH01245244A
JPH01245244A JP7269388A JP7269388A JPH01245244A JP H01245244 A JPH01245244 A JP H01245244A JP 7269388 A JP7269388 A JP 7269388A JP 7269388 A JP7269388 A JP 7269388A JP H01245244 A JPH01245244 A JP H01245244A
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豊 金子
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/34Fog-inhibitors; Stabilisers; Agents inhibiting latent image regression

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、カブリ抑制剤を含有するハロゲン化銀写真感
光材料に関し、更に詳しくは高温・高温下での経時保存
中に発生するカブリを抑制することができるカブリ抑制
剤を含有するハロゲン化銀写真感光材料に関するもので
ある。
[発明の背景] 感光性ハロゲン化銀乳剤を含むハロゲン化銀写真感光材
料(又は単に感光材料ともいう。)で特に化学的に増感
されたものは、露光されなくても現像し得る核の存在に
起因するカブリを生じる傾向があり、このカブリは高温
または長時間で現像された場合、あるいは感光材料の保
存中、特に高温・高湿下での経時保存中に発生し易いこ
とがよく知られている。
カブリの増大は感度の減少と階調の劣化を招き、画像再
現性を著しく阻害するので、カブリ防止の目的で多年に
亘って多くの物質をハロゲン化銀乳剤に添加する試みが
なされてきた。
代表的なものとしては、例えばリサーチ・ディスクロー
ジw −(ReSearch Disclosure)
 、 176巻。
1978年12月、 17643  (Vl)に詳しく
記載されている。また、特に有効なカブリ抑制剤として
は、T、H,James著ザ・セオリイ・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(The Theory 
of thePhotographic Proces
s)第4版、 Macmillan社刊(1977年)
393〜399頁に記載され作用機構も説明されている
。しかし、これら多くのカブリ抑制技術も近年の感光材
料の高感度化、高活性化ならびに高迅速処理化に対して
充分対応することは難しく、特に高温下(約45℃以上
)に放置されたり、高温・高湿下(約50〜80℃、相
対湿度的50〜90%)で保存されたりする苛酷な条件
下でのカブリ抑制性および写真特性安定性に欠けるのが
実状である。すなわち、前述の多くの公知化合物を上記
の条件に適応させるための有効濃度を使用すると、感度
の低下および階調の劣化が著しくカブリ抑制剤の必須要
素であるところの感度(階調):カブリのバランスを維
持することができない。
従って、苛酷な条件下においてもカブリ発生による感度
の損失、lll調の劣化など写真特性を悪化させること
のないカブリ抑制技術の開発が強く望まれている。
[発明の目的] 本発明は上記の実状に鑑みてなされたものであり、その
第1の目的は、感光材料を高温下あるいは高温・高湿下
で経時保存した場合にも安定した写真特性を維持し、カ
ブリの発生を防止することができるハロゲン化銀写真感
光材料を提供することにある。
本発明の第2の目的は、現像抑制に基づき感度の低下や
階調の劣化を招く恐れのないカブリ抑制剤を含有するハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
更に第3の目的は、高温迅速処理、特に30℃以上で現
像した時のカブリ発生を著しく軽減することができるカ
ブリ抑制剤を含有するハロゲン化銀写真感光材料を提供
することにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層を有する感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層
およびそれに隣接する親水性コロイド層の少なくとも1
層中に、−数式[I]で表される化合物を少くとも1つ
含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料に
よって達成さねる。
一般式[I] [式中、R1及びR2は、それぞれ同じか又は異なって
いてもよい脂肪族基又は芳香族基を表す。]次に上記−
数式[Nで表される化合物について詳述する。
R1及びR2における脂肪族基としては、それぞれ直鎖
もしくは分岐を有するアルキル基、アルケニル基、シク
ロアルキル基又はアルキニル基等を挙げろことができる
アルキル基としては、炭素数1〜10、好ましくは1〜
6のものがよく、例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基
、5ec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基
、i−ペンチル基、ネオ−ペンチル基、ヘキシル基、i
−ヘキシル基等が挙げられる。
アルケニル基としては、炭素数2〜10.好ましくは炭
素数2〜5のもので、例えばアリル基、プロペニル基、
ブテニル基、ペンテニル基等が挙げられる。
シクロアルキル基としては、好ましくは5〜7員のもの
で、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
R1及びR2で表される芳香族基としては、アリール基
は、例えばフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
前記の81及びR2で表される脂肪族基及び芳香族基は
、置換基を有していても良く、該置換基としては、例え
ば低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、ヒ
ドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシ基、スルホ基、
アシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルア
ミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、カルバモ
イル基、アシルアミド基等が挙げられる。
また前述の脂肪族基及び芳香族基には、5〜6員の複素
環が置換されていてもよく、例えば2−フリル基、2−
チエニル基、2−オキザジアゾリール基、2−イミダゾ
リール基、2−チアゾリール基等が挙げられる。これら
の中で本発明において最も好ましいR1及びR2として
は、低級アルキル基、フェニル基及びベンジル基が挙げ
られる。
次に本発明に用いられる一般式[I]で表される化合物
(以下、本発明の化合物という。)の具体的代表例を示
すが、本発明はこれに限定されない。
以下余白 上記化合物の合成法は、イソシアネートとα−アミノア
セトニトリルとをメタノール中で反応させることにより
、容易に得られるもので、詳細にはTakeshiに1
noshita et al、 Bulletin o
f TheChemical 5ociety of 
Japan  Vol、53.No、2 P442〜4
45 (1980)に記載された方法又はそれに準じた
方法により容易に合成することができる。
本発明において、前記化合物はカブリ抑制剤として使用
することができ、感光材料のハロゲン化銀乳剤層および
隣接する親水性コロイド層(中間層、フィルター層、ハ
レーション防止層、保護層、下塗り層等)の少なくとも
1層に含有される。特に好ましい層としてはハロゲン化
銀乳剤層である。
本発明の化合物の添加量は、感光材料や化合物の種類な
どにより一様ではないが、−数式[I]で表される化合
物は、ハロゲン化銀1モル当り0.01mg 〜1,0
00mgの範囲で用いるのが好ましく、より好ましくは
0.05mg〜500mgである。親水性コロイド層に
対する添加量は塗布1m2当り0 、1mg〜2.00
0m3の範囲で用いるのが好ましく、より好ましくはI
OB 〜1,000mgである。
これらの化合物は水または親水性有機溶媒(例えばメタ
ノール、ジメチルホルムアミド等)に溶解して所要の構
成層に添加される。
また、その添加時期はハロゲン化銀乳剤の場合、化学熟
成中、化学熟成終了後、及び/又は乳剤塗布直前に添加
されるが、より好ましいのはハロゲン化銀乳剤の化学熟
成終了時である。
本発明の感光材料は、次の様な種々のタイプの感光材料
に適用できる。
例えば、汎用黒白用、X線記録用、製版用、カラーポジ
用、カラーネガ用、カラーペーパー用、反転カラー用、
直接ポジ用、熱現像用などの感光材料、あるいは表面潜
像型ハロゲン化銀粒子と内部カブリ核を有するハロゲン
化銀粒子とを用いた米国特許2,996,382号、同
3,178,282号明細書に記載の方法による感光材
料に用いることができるが、特に多層構成のカラー感光
材料への適用が有利である。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀
として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、および
塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意の
ものを用いることができる。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒
子内において均一なハロゲン化銀組成分布を有するもの
でも、粒子の内部と表面層とでハロゲン化銀組成が異な
るコア/シェル粒子であってもよい。
ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される
ような粒子であってもよく、また主として粒子内部に形
成されるような粒子でもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、いかなる粒子サイズ分布を持つも
のを用いても構わない。粒子サイズ分布の広い乳剤(多
分散乳剤と称する)を用いてもよいし、粒子サイズ分布
の狭い乳剤(単分散乳剤と称する)を単独又は数種類混
合してもよい。また、多分散乳剤と単分散乳剤を混合し
て用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2f!以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
該乳剤は常法により化学増感することができ、また、増
感色素を用いて所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、また、可塑剤、水不溶性または難溶性合成ポリマ
ーの分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー感光材料の乳剤層には、カプラーが用いられる。
更に色補正の効果を有している競合カプラーおよび現像
主薬の酸化体とのカップリングによって現像促進剤、漂
白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤
、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、分光増感剤お
よび減感剤のような写真的に有用なフラグメントを放出
する化合物を用いることができる。
イエロー色素形成カプラーとしては、公知のアシルアセ
トアニリド系カプラーを好ましく用いることができる。
これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド系及びピバロ
イルアセトアニリド系化合物は有利である。
マゼンタ色素形成カプラーとしては、5−ピラゾロン系
カプラー、ピラゾロアゾール系カプラー、ピラゾロベン
ツイミダゾール系カプラー、開鎖アシルアセトニトリル
系カプラー、インダシロン系カプラー等を用いることが
できる。
シアン色素形成カプラーとしては、フェノールまたはナ
フトール系カプラーが一般的に用いられる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助層を設けることができる
。これらの層中および/または乳剤層中には現像処理中
に感光材料から流出するか、もしくは漂白される染料が
含有されてもよい。
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、ホルマリ
ンスカベンジャ−1紫外線吸収剤、蛍光増白剤、界面活
性剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加で縫
る。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を現像処理するには、公知の方法が用
いられる。処理温度は18℃から50℃の間で用いられ
、目的に応じて、黒白写真処理、リス型現像処理あるい
は色素像を形成すべきカラー写真処理のいずれも適用で
きる。また、熱現像用感光材料においては100℃以上
の温度で処理される。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
これは本発明を説明するための一例であって、本発明は
、これらに限定されるものではない。
実施例−1 沃化銀3.0モル%を含む高感度ネガ用沃臭化銀乳剤を
金および硫黄増感法により最高感度まで化学熟成したの
ち、ハロゲン化銀1モル当り4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a、7−チトラザインデンを1.0g添
加して熟成を停止させた。
得られた乳剤を13分割して1部をそのままブランク試
料とし、他に下記第1表の如く本発明に係る化合物およ
び比較化合物を添加し、充分に吸着せしめたのち、・塗
布助剤としてサポニンの適量および硬膜剤としてホルマ
リンの適量を添加して塗布用乳剤を調製した。
塗布用乳剤を下引済みのポリエステルベース上に銀量が
3 g/m’になるように均一塗布してから乾燥して1
3種の試料を作成した(No、1〜13)。
以上のように作成した写真材料をフレッシュ試料として
室温下で3日間放置したもの、温度55℃下に3日問お
よび温度50℃相対湿度80%下に3日間、それぞれ放
置した強制劣化経時試料を作成した。この後、通常のセ
ンシトメトリー用ウェッジを用いて露光を行い、次いで
下記処理液[A]にて35℃で30秒の現像を行い定着
したのち、水洗乾燥して感度を測定した。
処理液[A] (黒白写真感光材料用現像液)1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン   1.5gハイドロキノン
          30  g5−ニトロインダゾー
ル       0.25g臭化カリウム      
       5g無水亜硫酸ナトリウム      
  55  g水酸化カリウム          3
0  g硼   酸                
     10   gグルタルアルデヒド(25%)
      5g水を加えて全量を11とする。
得られた結果を第1表に示す。
但し、カブリ値はベース濃度を差し引いた値を示し、感
度値はカブリ値+0.5の位置の感度から、本発明の乳
剤のブランク試料(No、1)の自然放置3日のものを
100として表した相対感度で表し、ガンマは特性曲線
上における直線部の傾斜で示しである。
上記第1表からも明らかな如く、本発明に係る試料は、
いずれも苛酷な保存条件下にも拘らず、カブリの発生が
抑えられ、フィルム保存下での安定性が改良されている
ことが判る。
実施例−2 実施例−1の方法に準じて高感度ネガ用沃臭化銀乳剤を
金および硫黄増感剤で最高感度まで化学熟成した。
次いで、緑感性増感色素として、アンヒドロ−5,5′
−ジフェニル−9−エチル−3,3′−ジーγ−スルホ
ブロピルオキサカルボシアニンヒドロキシド・ナトリウ
ム塩の適量を加え、緑感性ハロゲン化銀乳剤を作成した
次いで、ハロゲン化銀1モル当り、マゼンタカプラーと
して、1− (2,4,6−)−リクロロフェニル)−
3−[3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシアセト
アミド)ペンツアミド]−5−ピラゾロンを80g、カ
ラードマゼンタカプラーとして、1− (2,4,6−
トリクロロフェニル) −4−(1−ナフチルアゾ)−
3−(2−クロロ−5−オクタデセニルサクシンイミド
アニリノ)−5−ピラゾロンを2.5gそれぞれ秤量し
てからトリクレジルホスフェート120g、酢酸エチル
240mgを混合して加温溶解し、次いでトリイソプロ
ピルナフタレンスルホン酸ナトリウム5gと7.5%ゼ
ラチン水溶液550Jの溶液中に乳化分散したカプラー
溶液を前記の乳剤に添加した。
乳剤を分割して1部をそのままブランク試料とし、他に
下記第2表に示すように比較化合物及び本発明に係る化
合物を、それぞれ添加し、充分に吸着せしめたのちに、
ゼラチン硬膜剤として2−ヒトロキシー4.6−シクロ
ロトリアジンナトリウムの適量を一律に添加して塗布乳
剤とした。
この塗布乳剤を銀が3.0g/m”になるように下引済
みのトリアセテートフィルム上に均一塗布乾燥して試料
とした(No、14〜24)。
得られたフィルム試料は実施例−1に準じた方法により
強制劣化試験を施してから、通常の方法でウェッジ露光
し、下記のカラー用処理工程に従いカラー現像した。
得られたピースから求めたカラーセンシトメトリー結果
を次の第2表に示す。
なお、表中のカブリはベース濃度を差し引いた値で、感
度はブランク試料の自然放置2日のもの(試料No、1
4)を100として表した場合の相対感度である。また
、ガンマは特性曲線上における直線部の傾斜で示した。
処理工程[処理温度38℃]  処理時間発色現像  
       3分15秒漂  白         
 6分30秒水   洗              
3分15秒定   着               
6分30秒水   洗              3
分15秒安定化      1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
[発色現像液] 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)−アニリン硫酸塩 4.75g無水亜硫
酸ナトリウム        4.25gヒドロキシル
アミン1/2 Tifltt塩2.0 g無水炭酸カリ
ウム          37.5 g臭化ナトリウム
            1.3gニトリロ三酢酸・3
ナトリウム塩 (1水塩)             2.5 g水酸
化カリウム           1.0 g水を加え
てtILとし、水酸化ナトリウムを用いてp)110.
6に調整する。
[漂白液] エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩         100.0 gエチ
レンジアミン四酢酸 2アンモニウム塩         10.0 g臭化
アンモニウム         150.0 g氷酢酸
               10.0 g水を加え
て11とし、アンモニア水を用いてpH6,0に調整す
る。
[定着液] チオ硫酸アンモニウム       175.0 g無
水亜硫酸ナトリウム        8.68メタ亜硫
酸ナトリウム        2.3g水を加えて11
とし、酢酸を用いてpH6,0に調整する。
[安定化液] ホルマリン(37%水溶液)       1.5 l
1llコニダツクス(コニカ株式会社製)   7.5
 tmi水を加えて11とする。
(以下余白) 第2表の結果から、本発明において使用する一般式[■
コの化合物が、従来知られている化合物と比べて、高温
または高湿下での強制劣化試験に対し感度低下のないカ
ブリ抑制性が得られることが判る。
実施例−3 セルローストリアセテートフィルム支持体上に下記に示
す組成の各層を順に設けて多層カラー感光材料試料を作
成した。ただし、第3層、第4゜表、第6層、第7層、
第9層および第10層のハロゲン化銀乳剤層には、下記
に示すような沃化銀含量の沃臭化銀乳剤を使用した。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 第2層:中間層 ゼラチン層 第3層:赤感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.79g/m”増
感色素I・・・銀1モルに対して 6 X 10−’モ
ル増感色素■!・・・銀1モルに対して 3 X 10
−5モルカプラーA・・・銀1モルに対して 0.06
モルカプラーC・・・銀1モルに対して 0.003モ
ルカプラーD・・・銀1モルに対して 0.003モル
トリクレジルホスフェート塗布量 0.3cc/m2第
4層:赤感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.4g/m2増感
色素I・・・銀1モルに対して 3 X 10−’モル
増感色素!■・・・銀1モルに対して 1.2X 10
−’モルカプラーF・・・銀1モルに対して 0.01
25モルカプラーC・・・銀1モルに対して 0.00
16モルトリクレジルホスフェート塗布量 0.2cc
/m2第5層:中間層 第2層と同じ 第6層:緑感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.0g/m2増感
色素III・・・銀1モルに対して 3 X 10−’
モル増感色素!V・・・銀1モルに対して I X 1
0−’モルカプラーB・・・銀1モルに対して 0.0
8  モルカプラーM・・・銀1モルに対して o、o
oaモルカプラー〇・・・銀1モルに対して 0.00
15モルトリクレジルホスフェート塗布量 1.4cc
/m2第7層:緑感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.6g/m”増感
色素III・・・銀1モルに対して2.5X 10−’
モル増感色素■・・・銀1モルに対して0.8X 10
−’モルカプラーB・・・銀1モルに対して 0.02
モルカプラーM・・・銀1モルに対して  0.003
モルトリクレジルホスフェート塗布量 0.8cc/m
2第8層:イエローフィルター層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀を含むゼラチン層。
第9層:青感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・0.5g/m2カプ
ラーY・・・銀1モルに対して O’、125モルトリ
クレジルホスフェート塗布量 0.3cc/m”第10
層:青感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・0.6g/m’カプ
ラーY・・・銀1モルに対して 0.04モルトリクレ
ジルホスフェート塗布量 0.1cc/m2第11層:
保護層 ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.54m )を
含むゼラチン層を塗布。
各層のカプラーはトリクレジルホスフェートと酢酸エチ
ルの溶液にカプラーを添加し、乳化剤としてp−ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムを加えて加熱溶解後、
加熱した10%ゼラチン溶液と混合し、コロイドミルで
乳化したものを使用した。
各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤や界面活性
剤を添加した。
以上の如くして作成した試料をブランク試料(No、2
5)  とした。
試料を作るのに用いた化合物 増感色素I:アンヒドロー5.5′−ジクロロ−3,3
′−ジー(γ−スルホプロピル)−9−エチル−チアカ
ルボシアニンヒドロキシド・ピリジウム塩 増感色素■I:アンヒドロー9−エチル−3,3′−ジ
(γ−スルホプロピル) −4,5,4’ 、5’−ジ
ベンゾチアカルボシアニンヒドロキシド・トリエチルア
ミン塩 増感色素III :アンヒドロー9−エチルー5.5′
−ジクロロ−3,3′−ジー(γ−スルホプロピル)オ
キサカルボシアニンヒドロキシド・ナトリウム塩 増感色素■:アンヒドロ−5,6,5’、6’ −テト
ラクロロ−1,1′−ジエチル−3,3′−ジー(γ−
スルホプロピル)ベンゾゾルカルボシアニンヒドロキシ
ド・ナトリウム塩 カプラーA カプラーB し! カプラーC I コυ311a CN3 前記の本発明ブランク試料の乳剤層は、いずれも前記の
増感色素を添加して後に熟成停止剤として公知の4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザイ
ンデンをハロゲン化銀1モル当り1g添加し、これをブ
ランク乳剤としたものである。
次いで、本発明および比較用のカブリ防止剤を、それぞ
れ第3表の如く添加してから、充分に吸着せしめた後、
前記の如くカプラー、トリクレジルホスフェート等を添
加して後に硬膜剤として2−ヒドロキシ−4,6−シク
ロロトリアジンナトリウムの適量を加え調整して7種の
試料を重層塗布した。(No、28〜32) 得られた多層のカラー感光材料を実施例−2と同様の強
制劣化試験を施してから、通常のウェッジ露光をしての
ち実施例−2と同様のカラー処理を行った。
得られたカラーセンシトメトリー結果を下記第3表に示
す。
なお表中のカブリはベース濃度を差引いた値を示し、感
度値はブランク試料(No、25)の赤感層、緑感層お
よび青感層の、それぞれの自然放置2日における感度を
100として表した場合め相対感度で示している。
以下余白 第3表の結果から、本発明に係る試料は、多層カラー感
光材料においても苛酷な保存ならびに30℃以上の高温
現像条件下にも拘らず各感光層のバランスも良く、感度
低下のないカブリ抑制性が得られることが明らかである
[本発明の効果コ 本発明で用いられる5−イミノ−2−チオヒダントイン
骨格を有するカブリ抑制剤、特に−数式CI]で表され
る化合物から選ばれる少なくとも1つを、ハロゲン化銀
乳剤層または隣接する親木性コロイド層に添加含有させ
ることにより、経時保存中高温下あるいは高温・高湿下
で貯蔵されてもカブリの発生が抑制されると共に、感度
の低下や階調の軟化をきたす恐れが少ない優れた感光材
料が得られる。
特許出願人   コ ニ カ 株式会社三  共  株
式会社 代理人弁理士   中  島  幹  雄性2名 手続ネ市正書(自発) 平成1年り月/ρ日 特許庁長官   吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第72693号 2、発明の名称 カブリ抑制剤を含有するハロゲン化銀写真感光材料3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称 (1
27)コニカ株式会社 代表者 井手恵生 (外1名) 48代理人 住所 〒160東京都新宿区歌舞伎町2丁目42番11
号5、補正命令の日付  (自発) 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容    別紙の通り 7 補正の内容 1)明細書第31頁のカプラーMの構造式を下記のよう
に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式[ I ]で表される化合物を少くとも1つ含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1及びR^2は、それぞれ同じか又は異な
    っていてもよい脂肪族基又は芳香族基を表す。]
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