JPH0124315Y2 - - Google Patents

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JPH0124315Y2
JPH0124315Y2 JP1981160802U JP16080281U JPH0124315Y2 JP H0124315 Y2 JPH0124315 Y2 JP H0124315Y2 JP 1981160802 U JP1981160802 U JP 1981160802U JP 16080281 U JP16080281 U JP 16080281U JP H0124315 Y2 JPH0124315 Y2 JP H0124315Y2
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louver
louver blade
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frame
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JP1981160802U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ドア、間仕切等のパネル体に形成し
た開口部を、常時は通気状態に保持でき、火災時
等の非常時には、確実に閉塞状態にすることがで
きる簡単な開閉構造を具備した可動ガラリ装置に
関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種ドア、間仕切等のパネル体に装
着された下動ガラリ装置は、火災時等の非常時に
煙等の侵入経路となつてしまうことから、ヒユー
ズ装置等のダンパー機構に連動せしめて、通常時
の通気姿勢から非常時の閉塞姿勢に自重によつて
自動的に変勢せしめる構成にしなければならず、
簡素で確実な自閉がなされる開閉機構に構成する
必要がある。
ところで従来、ガラリ装置の開閉機構として、
ガラリ羽根に設けた支点軸を固定枠に枢着し、可
動レバーをリンク部材を介してガラリ羽根に枢着
せしめ、ガラリ羽根を前記固定枠側を支点として
上下方向移動可能に構成し、前記可動レバーの上
方回動に連動してガラリ羽根が下方に回動して閉
塞させる機構のものと、前記可動レバーの下方回
動に連動してガラリ羽根が下方に回動して閉塞さ
せる機構のものとが知られているが、前者のもの
は、その構成からガラリ羽根が常時通気姿勢側に
なるよう保持されているため、通気姿勢から自重
降下せしめて閉塞姿勢に変姿する回動が重くな
り、別途弾機等を設けなければならずヒユーズ装
置付き可動ガラリ装置に採用することは不向きで
あり、このことから後者の開閉機構を採用し、し
かも可動レバーの自重降下でガラリ羽根を回動す
る機構であることが好ましい。
しかしながら、このものには、上記可動レバー
とガラリ羽根とをリンク部材を介して軸支してい
たため、可動レバーの移動量とガラリ羽根の移動
量とが比例関係に有るところから、可動レバーの
作動量を確保するために必然的に可動レバーをガ
ラリ羽根見込み幅よりも突出して設ける構成とし
なければならず、このため、特にドア、引戸等の
開閉パネル体に取付けられる場合が多いこの種可
動ガラリ装置にあつては、通行人の衣類を引掛け
て損傷させたり、人体を負傷させたりする危険性
を回避するため、ガラリ装置をパネル体見込み幅
内に納まるよう薄型に構成することができないと
いう欠点を有し、このものを直接採用することは
できず、薄型でしかも可動レバーの移動量が確保
し得る自重閉塞型可動ガラリ装置の出現が望まれ
ていた。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる可動ガラリ装置を提供す
るために創案されたものであつて、その目的とす
るところは、ガラリ羽根に設けた上縁側の支点軸
と下縁側の作動軸とを、パネル体に形成された開
口部両側に設けられた固定枠と、該固定枠に所定
間隔を存して対設させた上下方向移動可能な可動
枠とにそれぞれ枢着し、常時はヒユーズ装置の吊
持で通気姿勢を保持せしめ、火災時等の非常時に
は前記ヒユーズ装置の溶断に連動下動して閉塞姿
勢に変姿するよう、ガラリ羽根と固定枠側を支点
として上下方向回動可能に構成するに、前記支点
軸と作動軸とを、前記固定枠と作動軸の枢着部位
がガラリ羽根の見込み幅内に位置すべくガラリ羽
根の両側縁部からそれぞれ直接的に突設せしめ、
ガラリ羽根を、固定枠と作動枠とに跨らせて支持
する平行リンク機構に構成してあることを特徴と
するものである。
そして本考案はこの構成により、可動枠の自重
降下に連動してガラリ羽根を閉塞姿勢に保持せし
める開閉機構を用いたものでありながら、ガラリ
羽根自体を平行リンク機構とした簡単な構成を用
いることによつて、可動枠の移動量を拡大して適
正な通気姿勢を確保し得て、しかも可動枠をガラ
リ羽根見込み幅内に納めることができ、したがつ
て、ことさら可動枠がパネル体の見込み幅よりも
突出してしまうこともなく、ガラリ装置自体を薄
型のものにすることができるばかりか、リンク部
材を不要としたことにより、部品点数を減少させ
て製作を容易にし、簡単な開閉機構を得ることが
でき、もつて、ガラリ羽根、固定枠、可動枠の三
身一体の協働によつて、がたつきを可及的に抑止
した、確実な回動作動が確保できる防火ダンパー
機能を具備することができる可動ガラリ装置を提
供するにある。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はドア本体2の下部に形
成された通風用の開口部であつて、該開口部1の
両側には固定枠3と上下方向に移動可能な可動枠
4と開口部1の前後方向に対設されている。そし
て上記固定枠3のドア本体2側を可動枠4方向に
折曲し、更にドア本体2の両板側に折曲して取付
縁3aが形成され、緊締具を介してドア本体2に
固定されている。5は上記固定枠3に穿設された
軸孔であつて、上下方向に所定のピツチを存し、
左右方向に向つて穿設されている。一方、可動枠
4の縦材4bは断面略コ字形に形成されていて、
案内板6に沿つて上下方向に移動可能に構成さ
れ、両可動枠4,4の対応する位置には左右方向
に貫通する軸孔7…が前記固定枠3の軸孔5のピ
ツチと同一ピツチで上下方向に設けられている。
9はガラリ本体であつて、該ガラリ本体9のガ
ラリ羽根8の両側部には一端側に前記固定枠3の
軸孔5に軸支される支点軸10,10が突成さ
れ、他端側に可動枠4の軸孔7に軸支される作動
軸11,11が突成されている。そして支点軸1
0,10と作動軸11,11と軸孔5,5,,7,
7とによつて上記ガラリ羽根8が固定枠3と可動
枠4とにまたがつて可動枠4側が低位となる様に
枢着されており、可動枠4の上下動によつて、ガ
ラリ羽根8は固定枠3側の支点軸10を中心とし
て上下方向に回動可能に構成されている。
12はガラリ羽根8の上下両端縁部を、対称状
に折曲形成してなる当接片であつて、可動枠4の
下動時には回動したガラリ羽根8の当接片12が
上下に隣接するガラリ羽根8の当接片12と互い
に重合して開口部1を閉塞するようになつてい
る。また、13は可動枠4の下動時に、最上位の
ガラリ羽根3の当接片12上端が当接する曲げ
板、14は最下位のガラリ羽根8の当接片12下
端が当接する座板、15はフランジである。
16は上動位置の可動枠4と、開口部1の上部
に装着された前記曲げ板13との間に介在された
合金等の比較的低融点物質からなるヒユーズであ
つて、該ヒユーズ16によつて開口部1の開放状
態が支持されているが、火災等の非常時に周囲の
温度が高くなると、熱によつてヒユーズ16が溶
けて可動枠4が自重によつて下動する。
[作用] 叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、ドア本体2の開口部1の両側に、可動枠4を
室外側に位置して装着しておけば、通常時は可動
枠4はヒユーズ16によつて上動位置に保持され
ているため、ガラリ羽根8の当接片12は互いに
当接することなく、開口部1は開放状態となつて
通気性が保たれ、しかもガラリ羽根8は可動枠4
側が低位となつているので、雨水等の侵入を防止
でき、かつ室外側からの見通しを遮断することが
できる。そして火災等の非常事態が発生した場合
は、周囲の温度が上昇してヒユーズ16が溶融す
るため、上動位置に保持されていた可動枠4が自
重によつて下動し、ガラリ羽根8が固定枠3側を
支点として一体回動され、隣接するガラリ羽根8
の当接片12が互いに重合して開口部1を閉鎖す
る。
そして、このときの可動枠4の移動量は、従来
のガラリ装置の開閉機構では、ガラリ羽根8と可
動枠4とを連結するリンク部材の存在によつて規
制されてしまい、必然的に可動枠4をガラリ羽根
8の見込み幅よりも突出した位置に設けなければ
ならないのであるが、本考案における可動枠4
は、ガラリ羽根8の両側縁部に突設された支点軸
10、と作動軸11とが、固定枠3と可動枠4に
それぞれ同一ピツチで穿設された軸孔5,5,
7,7に対し、その枢着部位がガラリ羽根8の見
込み幅内に配置されているため、ガラリ羽根8自
体が平行リンク機構に構成されているという簡単
な開閉機構を採用することによつて、たとえ、作
動枠4の自重下動に連動してガラリ羽根8を閉塞
姿勢に保持せしめる開閉機構を用いたものであつ
たとしても、作動枠4の移動量を拡大して適正な
ガラリ羽根8の回動量で通気姿勢を確保すること
ができ、可動枠4をガラリ羽根8の見込み幅内に
納めることを可能にし、従来の如く可動枠4をわ
ざわざパネル体2の見込み幅よりも突出して設け
る必要もなくなり、ガラリ装置自体9を薄型のも
のに構成することができ、ドア体2のような開閉
パネル体に装着することが可能となり、通行人の
衣類を引掛けて損傷させたり、人体を負傷させた
りする危険性を回避したガラリ装置を提供するこ
とができることとなり、もつて、ガラリ羽根、固
定枠、作動枠の三身一体の協働によつて、がたつ
きを可及的に抑止した、確実な回動作動が確保で
きる。そして、本考案ではその一実施例として、
上記固定軸10と作動軸11とを、ガラリ羽根8
の当接片12,12を折曲形成する工程でプレス
加工によりその端縁部に一体的に形成して突設さ
せているから、別途軸10…,11…を取付けす
る作業工数を不要にし、リンク部材を不要とした
ことと相俟つて、部品点数を減少させて製作を容
易にし、簡単な開閉機構を得ることができるもの
である。しかも、固定軸10と作動軸11のガラ
リ羽根8への突設部位は、当接片12,12に挟
まれる中央部位の上縁側と下縁側に対称状に設け
られているため、製作に当たり勝手違いを無くす
ことができ極めて有利である。
更に、可動枠4の下端部には、ガラリ羽根8の
最下端の当接片12が当接する座板14が設けら
れているので、閉鎖状態における可動枠4が下枠
と間隙をもつて配置することができ、従つて可動
枠4は、下動時に下枠に当接することもなく、固
定枠3に確実に当接すると共に、ガラリ羽根8,
8…の当接片12相互の接当を確実に行なうこと
ができる。そして、このときの固定枠3と可動枠
4とは、ガラリ羽根8の側縁部に対して面一とな
るよう構成されているので、隙間を最小限にして
火災時の火炎の遮断状態を良好なものとすること
ができる。
[考案の効果] これを要するに本考案は、ガラリ羽根に設けた
上縁部の支点軸と下縁側の作動軸とを、パネル体
に形成された開口部両側に設けられた固定枠と、
該固定枠に所定間隔を存して対設させた上下方向
移動可能な可動枠とにそれぞれ枢着し、常時はヒ
ユーズ装置の吊持で通気姿勢を保持せしめ、火災
時等の非常時には前記ヒユーズ装置の溶断に連動
下動して閉塞姿勢に変姿するよう、ガラリ羽根と
固定枠側と支点として上下方向回動可能に構成す
るに、前記支点軸と作動軸とを、前記固定枠と作
動軸との枢着部位がガラリ羽根の見込み幅内に位
置すべくガラリ羽根の両側縁部からそれぞれ直接
的に突設せしめ、ガラリ羽根を、固定枠と可動枠
とに跨らせて支持する平行リンク機構に構成して
あることから、可動枠の自重下動に連動してに連
動してガラリ羽根を閉塞姿勢に保持せしめる開閉
機構を用いたものでありながら、ガラリ羽根自体
を平行リンク機構に構成した簡単な開閉機構を採
用することによつて、可動枠の移動量を拡大して
適正なガラリ羽根の回動量で通気姿勢を確保する
ことができ、可動枠をガラリ羽根の見込み幅内に
納めることが可能となつて、従来の如く可動枠の
移動量が、ガラリ羽根と可動枠とを連結するリン
ク部材の存在によつて規制されてしまうことがな
いから、可動枠をパネル体の見込み幅よりもわざ
わざ突出して設ける必要がなくなり、ガラリ装置
自体を薄型のものに構成することができ、従つ
て、ドア等の開閉パネル体に装着したものとして
も、通行人の衣類を引掛けて損傷させたり、人体
を負傷させたりする危険性を回避したガラリ装置
を提供することができ、もつて、ガラリ羽根、固
定枠、作動枠の三身一体の協働によつて、がたつ
きを可及的に抑止した、確実な回動作動が確保で
きるばかりか、リンク部材を不要としたことと相
俟つて、部品点数を減少させて製作を容易にし、
簡単な開閉機構を得ることができる効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る可動ガラリ装置の一実施
例を示したものであつて、第1図はドア本体の正
面図、第2図は開口部の説明斜視図、第3図は第
1図A−A断面図、第4図は第1図B−B断面
図、第5図は要部の分解斜視図である。 図中、1は開口部、2はドア本体、3は固定
枠、4は可動枠、5は軸孔、6は案内板、7は軸
孔、8はガラリ羽根、9はガラリ本体、10は支
点軸、11は作動軸、12は当接片、13は曲げ
板、14は座板、15はフランジ、16はヒユー
ズ装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラリ羽根に設けた上縁側の支点軸と下縁側の
    作動軸とを、パネル体に形成された開口部両側に
    設けられた固定枠と、該固定枠に所定間隔を存し
    て対設させた上下方向移動可能な可動枠とにそれ
    ぞれ枢着し、常時はヒユーズ装置の吊持で通気姿
    勢を保持せしめ、火災時等の非常時には前記ヒユ
    ーズ装置の溶断に連動下動して閉塞姿勢に変姿す
    るよう、ガラリ羽根を固定枠側を支点として上下
    方向回動可能に構成するに、前記支点軸と作動軸
    とを、前記固定枠と作動軸との枢着部位がガラリ
    羽根の見込み幅内に位置すべくガラリ羽根の両側
    縁部からそれぞれ直接的に突設せしめ、ガラリ羽
    根を、固定枠と可動枠とに跨らせて支持する平行
    リンク機構に構成してあることを特徴とする可動
    ガラリ装置。
JP16080281U 1981-10-27 1981-10-27 可動ガラリ装置 Granted JPS5864793U (ja)

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JP16080281U JPS5864793U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 可動ガラリ装置

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JP16080281U JPS5864793U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 可動ガラリ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5864793U JPS5864793U (ja) 1983-05-02
JPH0124315Y2 true JPH0124315Y2 (ja) 1989-07-24

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JP16080281U Granted JPS5864793U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 可動ガラリ装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144012U (ja) * 1973-03-27 1974-12-12
JPS5239355Y2 (ja) * 1974-06-28 1977-09-06

Also Published As

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JPS5864793U (ja) 1983-05-02

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