JPH01242575A - フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物 - Google Patents

フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物

Info

Publication number
JPH01242575A
JPH01242575A JP63067237A JP6723788A JPH01242575A JP H01242575 A JPH01242575 A JP H01242575A JP 63067237 A JP63067237 A JP 63067237A JP 6723788 A JP6723788 A JP 6723788A JP H01242575 A JPH01242575 A JP H01242575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
liquid crystal
formulas
tables
chemical formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63067237A
Other languages
English (en)
Inventor
Gouji Tokanou
門叶 剛司
Kenji Shinjo
健司 新庄
Kazuharu Katagiri
片桐 一春
Shinei Ogiwara
荻原 信栄
Tomoki Sasaki
佐々木 知己
Akira Nakamura
晶 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Canon Inc
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc, Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd filed Critical Canon Inc
Priority to JP63067237A priority Critical patent/JPH01242575A/ja
Publication of JPH01242575A publication Critical patent/JPH01242575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なフェニルピラジン誘導体、該誘導体を少
なくともi fi類金含有る液晶組成物及び該液晶組成
物を用いた液晶素子に関する。
(従来の技術) 現在、液晶は表示材料として広く用いられているが、そ
うした表示素子のほとんどはネマチック相に属する液晶
材料を用いるところのTN(Twisted Nema
tic)型表示方式である。このTN型表示方式は受光
型のため目が疲れない、消費電力が極めて少ないなど優
れた特長を持つものであるが、応答速度が遅いこと、視
る角度によってはコントラストがとれないこと、大画面
で高精細な表示素子をつくるためにはT F T (T
hin filIIltranslstor)等の能動
素子をつけ加える必要があることなどの欠点がある。最
近は、表示装置に対して高速応答性が要求さ′れており
、こうした要求に答えるべく液晶材料の改良が試みられ
てきり、シかし、他の発光型デイスプレィ(CRT。
EL、プラズマデイスプレィ等)と比較すると、応答速
度は十分でなく、高精細な表示もできなかった。受光型
、低消費電力といった液晶の特長を生かし、なおかつ発
光型デイスプレィに匹敵する応答速度と高精細性を確保
するためにはネマチック相を利用するTN型表示方式に
代わる新しい液晶表示方式が必要である。新しい液晶表
示方式の中で上記の優れた特性を持つことが期待される
ものとして、強誘電性液晶の光スイツチング現象を利用
した表示方式(N、^、C1ark、S、T、Lage
rwall ;^pp1.Phys、Lett、、 3
6 、899 (1980) )がある0強誘電性液晶
は1975年にR,B、Meyerらによってその存在
が発表されたもので (R,B。
Meyer et al、、J、Phys、(Pari
s) 36 、 L −69(1975))、液晶の構
造上からカイラルスメクチックC相(SmC”相)、あ
るいはカイラルスメクチックH相(SmH”相)に属す
る。その後さらにカイラルスメクチック!相(Sml’
相)、カイラルスメクチックF相(SmF”相)、カイ
ラルスメクチックC相(SmG”相)、カイラルスメク
チックJ相(SmJ”相)、カイラルスメクチックに相
(SmK”相)が強誘電性を示す液晶相として明らかと
なった0強誘電性液晶性化合物としては後記表1に示し
たものが知られている(Ph、Martinot−La
garde、J、Phys、 (Paris)3111
.コ1.c3 〜129  (菫 976 ) 等 )
 。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、これらの強誘電性液晶性化合物は、それぞれ
カイラルスメクチック相の温度範囲が高い、自発分極が
小さい、閾値特性が悪い等の欠点を持っており、必ずし
も満足すべ籾ものではない。
本発明者らは、強誘電性液晶の光スイツチング現象を利
用した表示方式に利用することに適した液晶物質の開発
を主たる目的として種々の化合物を検討した結果、本発
明に到達した。
C問題点を解決するための手段及び作用)本発明は、−
数式(1) (但し、式中、R,は炭素数1〜18、より好ましくは
炭素数3〜14のアルキル基、R2は炭素数1〜16、
より好ましくは炭素数1〜12のアルキル基であり、C
1は不斉炭素原子を示す。
υ              リ         
  リおよび単結合を示し、X2は一〇−1−CO−お
よび−0C−を示す。Yは単結合および−CH。
響 0および1〜8の整数を示す。) で表わされる不斉炭素原子を有するフェニルピラジン誘
導体、該誘導体を含有する液晶組成物および該液晶組成
物を用いた液晶素子を提供するものである。
本発明において、−数式(I)で表わされる不斉炭素原
子を有するフェニルピラジン誘導体と、他の液晶化合物
を混合して形成した強誘電性カイラルスメクチック液晶
組成物を表示素子として用いれば、液晶層の温度範囲を
広げ、特に低温域の温度拡大を満足させることができる
。また、特に−数式(I)で表わされるフェニルピラジ
ン誘導体のうち光学活性なものを、例えばスメクチック
相あるいはカイラルスメクチック相を示す液晶化合物と
混合して、強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物を
形成し、該液晶組成物を、N、A。
C1arkらによって示されたような表示素子として使
用した場合は、電界応答に対する優れた閾値特性を与え
る。さらに、−数式(I)で表わされるフェニルピラジ
ン誘導体を含有する強誘電性カイラルスメクチック液晶
を単純マトリックス電極にて駆動するデイスプレィに使
用した場合には、クロストークを防止し良好なコントラ
ストを与えることも可能となる。従フて、強誘電性カイ
ラルスメクチック液晶組成物として、高精細・大画面表
示素子として使用する場合に本発明のフェニルピラジン
誘導体は特にすぐれている。
上記のように本発明のフェニルピラジン誘導体を含有す
る強誘電性カイラルスメクチック液晶組成物は、例えば
、下記表−1で示されるような強誘電性液晶化合物と組
合せることにより得ることができる。このような場合に
おいては、−数式(I)で示される本発明のフェニルピ
ラジン誘導体を少なくとも1種類以上含有し、得られる
液晶組成物の0.1〜50重量%、特に1〜20重量%
となる割合で使用することが好ましい。
表1 tUV〜Sm−/7f1℃ CH。
C00CHt CHCt Hs 4.4’−7ゾキシシンナミツクアシツド〜ビス(2−
メチルブチル)エステルまた下式1)〜5)で示される
ようなそれ自体はカイラルでないスメクチック液晶に配
合することにより強話電性液晶として使用可能な組成物
が得られる。
この場合、−数式(夏)で示される本発明のフェニルピ
ラジン話導体のうち光学活性のものを得られる液晶組成
物の0.1〜99重量%、特に1〜90重量%となる量
で使用することが好まし” Cs H1?O#C8゜吾
。C,H,。
4.4’−デシルオキシアゾキシベンゼンCryst、
  77”OSd:  12(1”o  N  123
.”CIso。
C,H,,0■Wd奈QCs Htz 2−(4’−へキシルオキシフェニル) −5−(4−
へキシルオキシフェニル)ピリミジン Crv sシリrqケS7  ノμロ≧ヤSmA  6
η旦N−r So −Ce H1?O+’:j)−二)
−C,H,。
2−(4′−オクチルオキシフェニル)−5−ノニルピ
リミジンCr1sL−4豊4しSmA  75’CIs
o。
4゛−ペンチルオキシフェニル−4−オクチルオキシベ
ンゾエートCrtst、  58”OSee 84’C
SsA GB”CN 85”OIso。
ここで、記号は、それぞれ以下の相を示す。
Cryst、  :結晶相、     SmA :スメ
クチ7りA相。
SmB  :スメクチックB相、5IIC:スメクチツ
クC相、N :ネマチック相、    Iso、 :等
吉相。
また、前記−数式(1)で示される本発明のフェニルピ
ラジン誘導体のうち光学活性なものは、ネマチック液晶
に添加することにより、TN型セルにおけるリバースド
メインの発生を防止することに有効である。この場合、
式(I)の光学活性なフェニルピラジン誘導体をネマチ
ック液晶に添加することにより得られる液晶組成物の0
.01〜10重量%の割合で式(I)の光学活性なフェ
ニルピラジン銹導体を使用することが好ましい。
一般式(1)で示されるフェニルピラジン誘導式(1)
に従って合成できる。
工程式(1) %式% (2)に従って合成できる。
前2己で用いられる下記−数式(2)のアルコール誘導
体および下記−数式(3)のカルボン酸誘導体: り は、例えば、下記−数式(4) (ここで、Roは低級アルキル基、mはOまたは1を示
す、) で表わされる化合物、具体的には2−ヒドロキシプロピ
オン酸アルキルエステル、3−ヒドロキシ酪酸アルキル
エステルおよび3−ヒドロキシ2−メチルプロピオン酸
アルキルエステルなどを出発原料として用い、下記工程
式(3)を経由して得ることができる。
工程式(3) そして、さらに上記工程式(3)で得られた式(2)−
1の化合物を原料として、ハロゲン化、あるいはトシル
化した後、H,Gilman、 R,)1.に1rby
による合成方法(Org、5ynth、 Vol、1.
361〜364)、K 、Vogler、L、H,Ch
opard−dit−Jeanによる合成方法(Hel
v、Ghjm、^cta、、Vo1.43.279〜2
sy (191+11))、などによって、式(2)、
式(3)に招けるnを0および1〜8の整数としたアル
コール誘導体あるいはカルボン酸誘導体を容易に得るこ
とができる。
このようにして得られる本発明の一般式(りで示される
液晶性化合物の具体例としては、下記の化合物があげら
れる。
以下、実施例により本発明について更に詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
犬B± 5−(ρ−デシルオキシフェニル)ピラジン−2−カル
ボン酸((S)−2−ペンチルオキシプロピル)エステ
ル。
1)  5−(p−デシルオキシフェニル)ピラジン−
2,3−ジカルボニトリルの合成。
二酸化セレン42.2g、ジオキサン380m1.およ
び水7.5■lからなる溶液を70℃に加温し、攪拌下
に、p−デシルオキシアセトフェノン105g−ジオキ
サン200m1の溶液を滴下した。2時間還流した後、
冷却し、析出した金属セレンをp別した。炉液にジアミ
ノマレオニトリル41.0gおよび酢酸11.4gを加
え、2時間還流した。冷却後、活性炭15gを加え、濾
過し、fi a、を減圧濃縮して粗生成物を得た。これ
を、ヘキサンから再結晶し103.8gの生成物を得た
2)5−(p−デシルオキシフェニル)ピラジン−2−
カルボン酸の合成。
5−(p−デシルオキシフェニル)ピラジン−2,3−
ジカルボニトリル20gを水酸化ナトリウム22g−水
550m1の溶液中に入れ、96℃で4時間攪拌した0
反応後冷却し、濃塩酸67m1で中和した後、析出物を
濾過し、水2000II+1で洗浄した。更に、真空乾
燥し、得られた18,5gの固体を0−ジクロルベンゼ
ン250 ml中に入れ、150℃の油浴上で4時間攪
拌した。反応後、析出物を濾過し、ヘキサン100m1
で洗浄した。その後、乾燥して5.8gの生成物を得た
3)  5−(p−デシルオキシフェニル)ピラジン−
2−カルボン酸((S)−2−ペンチルオキシプロピル
)エステルの合成。
5−(p−デシルオキシフェニル)ピラジン−2−カル
ボン酸1.93gを、塩化チオニル82.5g中に入れ
、2時間速流下で反応させた。反応後減圧下に濃縮し、
得られた油状物2.0gを、トルエン100m1中に溶
解した。該Y8液に(S)−2−ペンチルオキシ−1−
プロパツール0.80gを加え、22℃で攪拌しながら
、ピリジン0.4’2g−トルエン20m1の溶液を滴
下した。22〜25℃で、さらに2時間攪拌した後、析
出物をp別した。炉液を200m1の水で3回洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を除去し、1.6
gの粗生成物を得た。アセトン−水から再結晶し、0.
5gの生成物を得た。
NMR(ppm): 9.2B (d、1)()、9.
19 (d、IH)、8.13 (d、2M)、7.0
2 (d、2H)、4.41 (d、2H)、4.03
 (t、2H)、3.52 (t、2H)、3.75 
(rn、IH)、2.0〜0.8 (311()。
IR: 1710cm−’(C=O)。
相転移温度1) Cryst、 コIso。
実JC生ス 5−(p−ドデシルオキシフェニル)ピラジン−2−カ
ルボン酸−((R)−4’−プロピルオキシ)ペンチル
エステルを実施例1と同様の方法により合成した。
NMFt:9.27 (d、IH)、9.08(d、I
H)、8.07 (d、2H)、7.04(d、2H)
、4.47 (m、2H)、4.06(t、2H)、3
.45 (t、2H)、3.31(m、IH)、1.8
〜1.3 (m、26H)、1.16 (d、3H)、
0.91 (t、3H)、0.87 (t、3H)。
IR:1720cm−’(C=O)。
相転移温度(1) ■ 5−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−((R)−
4’−(プロピルオキシ)ペンチルオキシ)ピラジン。
1) p−ドデシルオキシフェニルグリオキサール水和
物の合成。
二酸化セレン26.6g、ジオキサン2401および水
4.8mlの溶液中に、攪拌しながら、p−ドデシルオ
キシアセトフェノン73.5g−ジオキサン250m1
の溶液を添加し、3時間速流した。冷却後析出物をp別
し、p液を濃縮した後、83.2gの油状物を得た。こ
の油状物を水70C1+1中に入れ、2.5時間90〜
100℃に加熱した。冷却後析出した沈殿物を炉通した
。アセトン−水から再結晶後、60.5gの生成物を得
た。
2)5−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−ヒドロ
キシピラジンの合成。
グリシンアミド塩酸塩9.88gを、メタノール90I
ll−水30m1の混合溶液に入れ、−45℃に冷却下
、50%水酸化ナトリウム水溶液24゜3mlをゆっく
りと滴下した。その後水酸化ナトリウム4.2g−メタ
ノール50m1の溶液を、−30℃以下の条件下で加え
た後、更にp−ドデシルオキシフェニルグリオキサール
水和物29゜8g−メタノール40m1の溶液を一30
℃以下の条件下で滴下した。−30℃以下で2時間攪拌
した後、室温で1時間攪拌し、酢酸250111を加え
た。析出物を炉通し、水500m1で洗浄し、乾燥後2
4.8gの生成物を得た。
3)  5−(P−ドデシルオキシフェニル)−2−ク
ロルピラジンの合成。
5−(p−ドデシルオキシフェニル)2−ヒドロキシピ
ラジン3.5g、五塩化リン2.1gおよびオキシ塩化
リン15m+1を耐圧ガラス容器に入れ、150〜16
0℃で5時間攪拌した0反応後、反応液をトルエン20
0m1に入れ、25%アンモニア水で中和し、50%水
酸化ナトリウム水溶液を加えてpH10にした後、30
01の水で2回洗浄した。トルエン層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮した後、シリカゲル8(lslを用い
てカラムクロマトグラフィーを行い、トルエンで溶出さ
せ、1.2gの生成物を得た。
4)  5−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−(
(R)−4’−(プロピルオキシ)ペンチルオキシ)ピ
ラジンの合成。
(R)−4−プロピルオキシ−1−ペンタノール3.0
mlと金属ナトリウム0.14gを100℃に加熱し、
金属ナトリウムを溶解した後、冷却した。その中に、5
−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−クロルピラジ
ン2.25gのテトラヒドロフラン50■l溶液を加え
、1.5時間還流下で反応させた1反応後濃縮し、得ら
れた残留物をトルエン150m1に溶解した。トルエン
層を100m1の水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して3.2gの粗生成物を得た。粗生成物
をシリカゲル1001を用いてカラムクロマトグラフィ
ーを行ない、トルエン2ILで溶出させ、1.4gの生
成物を得た。生成物はアセトン−水から再結晶した。
NMR:8.42  (d、IH)、8.23(d、I
H)、7.83 (d、2H)、6.98(d、2H)
、4.35 (t、2H)、3.99(t、  2)り
、 3. 46  (t、  2H)、  3. 32
(m、  IH)、 1. 9〜1. 3  (m、 
 26H)  、1、 17  (d、  3H)、 
0. 94  (t、  3H)  、0、 89  
(t、 3H)  。
相転移温度(1) 5−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−((S)−
1’−(ペンチルオキシ)エチルカルボニルオキシ)ピ
ラジン。
実施例3の方法を第2工程まで実施して得た5−(p−
ドデシルオキシフェニル)−2−ヒドロキシ−ピラジン
2.Og、ピリジン0.44gを、テトラヒドロフラン
100IIllに溶解し、20〜24℃条件下で(S)
−2−ペンチルオキシプロピオン酸クロライド1.2g
のテトラヒドロフラン10m1中の溶液を滴下した。2
4℃で2時間攪拌した後、析出物をp別し、p液を濃縮
した。
得られた残留物をトルエン150m1に溶解し、200
1の水で2回洗浄した。トルエン層を硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮し、2.8gの粗生成物を得た。粗生成
物をシリカゲル80m1でカラムクロマトグラフィーを
行ない、トルエン!、5λで溶出し、さらにメタノール
から再結晶後、0.39gの生成物を得た。
NMR:8.75 (d、IH)、8.50(d、IH
)、8.00 (d、2H)、7.02(d、2H)、
4.30 (t、2H)、4.00(t、2H)、3.
80 (m、IH)、1.8〜0.9 (m、35H)
相転移温度(1) Cryst、→Iso。
及五■ユ 5− (p−ドデシルオキシフェニル)−2−(4’−
(プロピルオキシ)ペンチルオキシ)ピラジンを、実施
例3において使用した(R)−4−ブロビルオキシー1
−ペンタノールに代えて、ラセミ体である4−プロピル
オキシ−1−ペンタノールを使用した以外は、実施例3
と同様の方法により合成した。
相転移温度(1) 5−(p−ドデシルオキシフェニル)−2−(5’−(
メチルオキシ)へキシルオキシ)ピラジンを、実施例3
において使用した(R)−4−プロピルオキシ−1−ペ
ンタノールに代えて、ラセミ体である5−メチルオキシ
−1−ヘキサノールを使用した以外は、実施例3と同様
の方法により合成した。
相転移温度(1,) j5.1 へ、)IIIL/4(+艷    )J、1
衷m(Mユ 実施例4で製造したフェニルピラジン誘導体を配合成分
とする液晶組成物Aを調製した。また比較例として実施
例4のフェニルピラジン誘導体を含有しなかった液晶組
成物Bも調製した。各々の液晶組成物の組成と相転移温
度を示す。
〈液晶組成物A〉 〈液晶組成物B〉 次に液晶組成物A%Bの各々の自発分極および応答速度
の測定結果を示す。
く液晶組成物A〉 温度(t)     30  35   40自発分極
(nC/c+s’)  4.2  3.5   2.9
応答時間(msec)   0.26 0.16  0
.10〈液晶組成物B〉 温度(t)     30  35   40自発分極
(nC/am”)  2.0  1.9   1.2応
答時間(msec)   0.94 0.69  0.
55自発分極は、K、ミャサト外「三角波による強誘電
性液晶の自発分極の直接測定法」 (日本応用物理学会
誌互ユ、10号、L (661)19B3 、  (’
Direct  Method  with  Tri
angular  Wavesfor Measuri
ng 5pontaneous Po1arizati
on 1nFerroelectric Liquid
 Crystal−、as describedbyに
、Miyasato et al、(Jap、J、Ap
pl、Phys、22.No。
10、LaB5 (1983)))により測定した。
また、応答速度は、電極を覆うポリイミド被膜にラビン
グ処理を施した一対の電極基板間に上記液晶組成物を挟
持し、液晶層厚を2μmとして、ピーク・トウ・ピーク
電圧として20Vの電圧印加により直交ニコル下での光
学的な応答を検知して応答時間(透過光量変化0〜90
%を与える時間)を測定した。
また、前記液晶組成物Aの応答速度を測定したセルで、
30℃におけるピーク・トウ・ピーク電圧20Vの電圧
印加時のコントラスト(直交ニコル下)は15であり、
良好なスイッチング状態が観察された。
叉111旦 実施例4のフェニルピラジン誘導体の代りに実施例3の
フェニルピラジン誘導体を用いた他は、実施例7と同様
にして、液晶組成物Cを調製した。
これの相転移温度、自発分極および応答時間の測定結果
を示す。
相転移温度(1) ン昌度 (t)          30     3
5       40自発分極(nC/CI”)  3
J   3.1   2.1応答時間(msec)  
 0.29 0.21  0.14実施例7.8からも
わかるように、本発明によるフェニルピラジン誘導体を
添加することにより、カイラルスメクチックC(SmC
” )相の温度範囲を低温域に大幅に拡大することがで
きる。
又、それぞれのフェニルピラジン誘導体は、それ自身は
カイラルスメクチックC相を有していないが、添加によ
り液晶組成物の自発分極を増大させ、その結果として応
答特性を格段に向上させることができる。
釆」自I旦 実施例4のフェニルピラジン誘導体の代りに実施例5の
フェニルピラジン誘導体を用いた他は、実施例7と同様
にして液晶組成物りを調製した。
これの相転移温度、自発分極、および応答時間の測定結
果を示す。
相転移温度(℃) 温度(℃)303540 自発分極(nC/cm”)  1.8  1.Ii  
  1.1応答時間(asec)   0.59 0.
38  0.26実施例8の場合同様、本発明のフェニ
ルピラジン誘導体を添加することにより、カイラルスメ
クチックC相の温度範囲を、低温域に大幅に拡大するこ
とかできる。又、実施例8とは異なり、添加したフェニ
ルピラジン誘導体がラセミ体であることから、自発分極
の値は比較例と比べ、さほど変化がなく、粘性の低下か
らくる応答特性の向上のみがみられる。つまり、ラセミ
体である本発明の化合物の使用により、自発分極の値を
変えることなくカイラルスメクチックC相の温度範囲を
拡大し、かつ、粘性を低下させることができる。
及11エユ 透明電極としてITO(Indium Tin 0xi
de) fpJを形成したガラス基板上にポリイミド被
膜を設け、ラビングにより配向処理を行った後、ラビン
グ処理軸が直交するようにしてセルを作製した(セル間
隙=8μm)、上記セルにネマチック液晶組成物[リク
ソンGR−63:チッソ(株)製ビフェニル系液晶混合
物コを注入し、TN(ツィステッド・ネマチック)型セ
ルとした。このセルを偏光顕微鏡で観察したところリバ
ースドメイン(しま模様)が生じていることがわかった
前記リクソンGR−63(99!i量部)に対して、本
発明の実施例1のフェニルピラジン誘導体(11i量部
)を加えた液晶混合物を用い、上記と同様にしてTNセ
ルとして、観察したところ、リバースドメインはみられ
ず、均一性のよいネマチック相となっていた。このこと
から、本発明のフェニルピラジン誘導体はリバースドメ
インの防止に有効であることがわかった。
12宵1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、式中、R_1は炭素数1〜18のアルキル基、
    R_2は炭素数1〜16のアルキル基であり、C^*は
    不斉炭素原子を示す。X_1は−O−、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼および単結合を 示し、X_2は−O−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼および▲数式、化学式、表等があります▼を示す。 Yは単結合および−CH_2−基を示し、Zは▲数式、
    化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等
    があります▼を示し、nは0および1〜8の整数を示す
    。) で表わされるフェニルピラジン誘導体。 2、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、式中、R_1は炭素数1〜18のアルキル基、
    R_2は炭素数1〜16のアルキル基であり、C^*は
    不斉炭素原子を示す。X_1は−O−、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼および単結合を 示し、X_2は−O−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼および▲数式、化学式、表等があります▼を示す。 Yは単結合および−CH_2−基を示し、Zは▲数式、
    化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等
    があります▼を示し、nは0および1〜8の整数を示す
    。) で表わされるフェニルピラジン誘導体を少なくとも1種
    類含有する液晶組成物。 3、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、式中、R_1は炭素数1〜18のアルキル基、
    R_2は炭素数1〜16のアルキル基であり、C^*は
    不斉炭素原子を示す。X_1は−O−、▲数式、化学式
    、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
    ▼、▲数式、化学式、表等があります▼および単結合を 示し、X_2は−O−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼および▲数式、化学式、表等があります▼を示す。 Yは単結合および−CH_2−基を示し、Zは▲数式、
    化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等
    があります▼を示し、nは0および1〜8の整数を示す
    。) で表わされるフェニルピラジン誘導体を少なくとも1種
    類含有する液晶組成物を用いることを特徴とする液晶素
    子。
JP63067237A 1988-03-23 1988-03-23 フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物 Pending JPH01242575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63067237A JPH01242575A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63067237A JPH01242575A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01242575A true JPH01242575A (ja) 1989-09-27

Family

ID=13339108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63067237A Pending JPH01242575A (ja) 1988-03-23 1988-03-23 フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01242575A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4917821A (en) Optically active mesomorphic compound and liquid crystal composition containing same
JPH01316339A (ja) 液晶性物質
EP0315958B1 (en) Optically active mesomorphic compound and liquid crystal composition containing same
JPH03106850A (ja) エステル誘導体
JPH03193774A (ja) 光学活性液晶化合物、これを含む液晶組成物およびこれを利用した液晶素子
JPS63196571A (ja) フルオロアルカン誘導体およびそれを含む液晶組成物
JP2610467B2 (ja) 液晶性化合物、それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素子
JPH03123319A (ja) 強誘電性液晶素子
EP0445037A2 (en) Liquid crystal compound
JPH01242575A (ja) フェニルピラジン誘導体およびそれを含む液晶組成物
JP2510668B2 (ja) 液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物、液晶素子
JPH01242543A (ja) 液晶性化合物及びそれを含む液晶組成物、液晶素子
JPS63303951A (ja) 光学活性な化合物およびそれを含む液晶組成物
JP2002517597A (ja) 単安定強誘電性アクティブマトリックスディスプレイ
JPS63104949A (ja) フルオロアルカン誘導体及びこれを含む液晶組成物及び液晶素子
JPH01121276A (ja) 液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物
JPS61246168A (ja) 光学活性ピリミジニルエステル類
JPH01121244A (ja) 光学活性な液晶性化合物、それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素子
JPH01207280A (ja) 液晶性化合物、それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素子
JPS63218647A (ja) 液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物
JP2601291B2 (ja) フェニルピラジン誘導体およびそれを含有する液晶組成物
JPH01242576A (ja) 液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物
JP2537470B2 (ja) フルオロアルカン誘導体を含む液晶組成物を用いた液晶素子
JPS63196533A (ja) 液晶性化合物およびこれを含む液晶組成物
JP2980951B2 (ja) トリフルオロメチル基を含むエステル化合物及びこれを含む液晶組成物