JPH01242095A - 洗濯用網 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は衣類等の洗濯物を保護しながら洗濯を行うこと
が出来る洗濯用網に関するものである。

この他、本網を用いて防虫網の部分的破損部を覆い簡便
に修繕する場合にも用い得る。

〔従来の技術〕

現在家庭等で洗濯を行う一般的な方法としては、モータ
を駆動源とするスクリューで濁流を発生させ、これによ
り洗濯機能を持たせ洗濯するか、手洗いにより行う方法
がとられている。

（発明が解決しようとする問題点） 濁流を利用する場合にあっては、毛・アクリル等繊毛の
多い繊維よりなる衣服等を洗うと、繊毛と繊毛が絡み合
ったり、濁流の力で刈り取られた他の繊毛や糸くず等と
絡み合ったりし、所謂毛玉が出来たり、付着したりし、
亦型崩れも生じ易い。

これに留らず、繊毛が刈り取られると云うことは洗濯物
を痛めていると云うことであり、着ごこちのよい期間を
短くしていることを意味する。

これを防止する為、一般には手で押し洗い等を行ってい
るが、時間と力を多く費いやす為、重労働である。

そこで、本発明では濁流を利用した場合にあっても極力
洗濯物を痛めず、且つ毛玉等を生じたり、型崩れを防止
し得るようにする。

〔問題点を解決する為の手段〕

毛玉等が出来る原因を前記の通り究明したので、この原
因を除く為、洗濯物と洗濯物を夫々網で隔離することに
より、他の洗濯物の繊毛と絡み合ったり、浮遊状態にあ
る刈りとられた繊維や糸くず等と絡み合わぬようにする
と共に、前記網の内側に多数の突起体を取り付け、当該
突起体により各洗濯物自身の繊毛の動きを抑止し、自身
の繊毛どうしが絡み合うことも防止するようにした。

〔実施例〕

図により説明すると、第２図は本発明による洗濯用網で
、繊毛のないポリエステルなどの高分子樹脂で出来た縦
糸１と横糸２を網み上げて出来ており、その１つの網目
４は洗濯物の繊毛を他より受け入れない大きさで且つ、
洗濯物に付着した汚物や、洗濯用の水を充分に通過し得
る大きさとする必要があり、大体０．０４ｍｍ３〜４ｍ
ｍ３であることが望しい。

第１図は第２図Ａ部の拡大図で、縦糸１及び横糸２には
夫々突起体３０・３１を有する。

このときの突起体の形状は、例えば縦糸１側は環状３０
とし、横糸２側は環状３０の一箇所を切断した形３１と
する。このようにすることで、一方が雄型、他方が雌型
の機能を分担し、両者を接合すると絡み合って接合した
状態で結合出来る。

また、縦糸１と横糸２の突起形状は何れか一方の形状で
揃えることが出来るので、製造も行い易くなる。

このような突起体３０・３１の機能は、洗濯物繊維に絡
みつくか、或いは繊維を抑えることとなり、網全体を洗
濯物に密着させると共に、洗濯物の存在しない箇所では
本網を２つ押りのようにして用いる為、前記の通り、他
の突起体３０・３１と絡み結合され、１つの網の袋を形
成する。

この他の突起体の例としては、第３図から第５図に示す
ように、縦糸１もしくは横糸２の何れかに突起体３２・
３３・３４を設け、網目４を利用して固定する方法があ
る。

因みに、第３図に示す突起体３２の頭部は球状で網目４
にスムースに挿入出来る。一方、第４図に示す突起体３
３は頭部が傘状となっており、網目４との結合状態を強
くする。また第５図に示す、突起体３４は、一本の糸を
折り曲げ５の部分を加熱するだけで、頭部を形成し得る
。亦、当該突起体３４の環状頭部の一箇所を切断すれば
、第１図に示す突起体３０・３１と同様の機能を受け持
つこととなる。

上述の通り、洗濯物を固定的に包み込んだ状態にすると
、激しい水の流れの作用を受けても、他の洗濯物の繊維
と絡み合うのを防止するに留らず、包み込まれた洗濯物
自身の繊毛の動きは或る一定の範囲に留まり、絡み合う
ことが少くなる。

尚、ここでは網を糸を用いて出来ている例を示したが、
本発明は勿論これに留るものではなく、シートに穿孔す
る手段を構じたものであってもよい。

上述した通り、毛玉を防止する為には繊毛と繊毛が絡み
合うのを防止すればよく、亦、衣服等洗濯物の型崩れを
防止することに力点を置けば、濁流の流力で部分的に引
張られる箇所がなければよいと云うことになる。そこで
、衣服等の繊維よりも充分剛性があり、且つ弾力性があ
る部材で衣服等洗濯物を抑え込めばよいことが分る。

従って、突起体があれば望しいがない場合にあっても第
６図に示すように衣服等の形状にほゞ合わせた剛性及び
弾力性のありポリエステル等高分子樹脂の網袋６の中に
衣服等洗濯物７を収納するようにする。尚８・９・１０
はファスナー等着脱自在の止メ具で洗濯物７の網袋６内
への出入を容易にする為のものである。このときの網袋
６の側面は濁流の力によっても衣服の形状が崩れぬよう
可塑的に折り曲げる。

第７図に示すものは、第２図で示した実施例とほゞ同様
であるが、若干機能が異なるので例示する。

本実施例の特徴は、洗濯物７１・７２の形状に合わせて
止メ具１１で上下の網６１・６２を合わせ洗濯物７１・
７２を固定的に収納するようにしたものである。

このようにすることで、突起体を有しなくとも洗濯物は
殆ど網と接っする状態となる為、繊毛の効きを或る程度
抑えることを可能とする。この場合の止メ具は強固に上
下を固定し得る第８図に示すようなものから出来ており
、突起体数がなくともよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、洗濯物の繊毛の動き及び、洗濯物が部
分的に引張られたるすることを抑止することが出来るの
で、濁流を利用した一般的に市販されている洗濯機で以
っても、毛やアクリル等繊毛の多い繊維よりなる衣服等
を洗濯出来、手による押し洗い等程の労力を要しない。

〔図面の簡単な説明〕

第１図は本発明の一実施例である全体概要図を示す 第２図Ａ部の拡大図。第３図・第４図及び第５図は第１
図突起体の他の例を示す。第６図は突起体のない他の実
施例全体図。第７図は突起体に準ずる止メ具を有する他
の実施例全体図。第８図は第７図実施例に示す止メ具の
詳細図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、衣服等の繊維よりなる洗濯物を洗う場合に於いて、
   前記した洗濯物の前面側と後面側のほゞ全面に亘って網
   部もしくは突起体に密着させて収納することを特徴とす
   る洗濯用網