JPH05293290A - 洗濯用ネット - Google Patents
洗濯用ネットInfo
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- JPH05293290A JPH05293290A JP12255492A JP12255492A JPH05293290A JP H05293290 A JPH05293290 A JP H05293290A JP 12255492 A JP12255492 A JP 12255492A JP 12255492 A JP12255492 A JP 12255492A JP H05293290 A JPH05293290 A JP H05293290A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knitted fabric
- fabric
- net
- washing
- knitting structure
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗濯機内での水流による押圧,他の被洗濯物
との圧接等を受けても立体的な袋形状の保持ができ、し
かも繊維屑の袋内への流入を防止できる洗濯用ネットを
提供すること。 【構成】 マルチフィラメントヤーンで網目構造に編成
した表編地1と裏編地2とを、マルチフィラメントヤー
ンを構成する単繊維より太いモノフィラメントヤーンの
連結用編組織3で連結して両編地が間隔を存して対峙す
る二重編地とし、その切片を縫合して立体的袋形状と
し、縫合縁をカバーテープで包被する。 【効果】 モノフィラメントヤーンで表編地と裏編地と
が間隔を存して連結された二重編地は腰が強く張りがあ
り、その切片の縫合縁も保形性が強く、立体的袋形状が
良好に保持され、また洗濯液の流通性,繊維屑の捕捉も
良好となる。
との圧接等を受けても立体的な袋形状の保持ができ、し
かも繊維屑の袋内への流入を防止できる洗濯用ネットを
提供すること。 【構成】 マルチフィラメントヤーンで網目構造に編成
した表編地1と裏編地2とを、マルチフィラメントヤー
ンを構成する単繊維より太いモノフィラメントヤーンの
連結用編組織3で連結して両編地が間隔を存して対峙す
る二重編地とし、その切片を縫合して立体的袋形状と
し、縫合縁をカバーテープで包被する。 【効果】 モノフィラメントヤーンで表編地と裏編地と
が間隔を存して連結された二重編地は腰が強く張りがあ
り、その切片の縫合縁も保形性が強く、立体的袋形状が
良好に保持され、また洗濯液の流通性,繊維屑の捕捉も
良好となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯時に、被洗濯物を収
納して洗濯機内へ投入される袋状の洗濯用ネットに関す
る。
納して洗濯機内へ投入される袋状の洗濯用ネットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】合成繊維製糸条の網地で形成された袋状
の洗濯用ネットとしては、既に多種のものが提案されて
いるが、洗濯機内での水流による押圧,他の被洗濯物と
の圧接等により洗濯用ネットが扁平化され、洗浄効果が
低下するとか、洗濯漕内に浮遊する繊維屑が洗濯用ネッ
トの網目を通してネット内へ流入し、ネット内の被洗濯
物に付着し、乾燥時に、繊維屑の除去が困難となる等の
問題を有している。
の洗濯用ネットとしては、既に多種のものが提案されて
いるが、洗濯機内での水流による押圧,他の被洗濯物と
の圧接等により洗濯用ネットが扁平化され、洗浄効果が
低下するとか、洗濯漕内に浮遊する繊維屑が洗濯用ネッ
トの網目を通してネット内へ流入し、ネット内の被洗濯
物に付着し、乾燥時に、繊維屑の除去が困難となる等の
問題を有している。
【0003】前述の扁平化を防止するため、保形線材を
ネットに組み込んだものとか、繊維屑のネット内への流
入を防止するためネットを二重としたもの等も提案され
ているが、保形線材を組み込むものは製造工程が増加
し、生産性が低下し、コスト高となる問題があり、ネッ
トを二重としたものは、保形性が劣り、扁平化をまぬが
れない等の問題を有している。
ネットに組み込んだものとか、繊維屑のネット内への流
入を防止するためネットを二重としたもの等も提案され
ているが、保形線材を組み込むものは製造工程が増加
し、生産性が低下し、コスト高となる問題があり、ネッ
トを二重としたものは、保形性が劣り、扁平化をまぬが
れない等の問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保形線材等
を使用することなく保形性を大とすることができ、しか
も洗濯液の流通は阻害せず、洗濯液中の繊維屑のネット
内への流入を防止でき、従来と同様の製造工程数の縫製
でできる洗濯用ネットを提供することを課題としてい
る。
を使用することなく保形性を大とすることができ、しか
も洗濯液の流通は阻害せず、洗濯液中の繊維屑のネット
内への流入を防止でき、従来と同様の製造工程数の縫製
でできる洗濯用ネットを提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、化学繊維の数デニールの長繊
維群よりなるマルチフィラメントヤーンで、網目編アト
ラス網のごとき粗目に編成された表編地と、同様のマル
チフィラメントヤーンで粗目に編成された裏編地とが、
前記マルチフィラメントヤーンを構成している単繊維よ
り太い化学繊維のモノフィラメントヤーンの連結用編組
織により、両編地の所定の編目を連結されて間隔を存し
て対峙させられた二重編地を形成しており、該二重編地
の切片が縫製されて立体形状の袋体を形成し、各切片同
士の縫合部分がカバーテープで包被されているという構
成としている。
め、請求項1の発明では、化学繊維の数デニールの長繊
維群よりなるマルチフィラメントヤーンで、網目編アト
ラス網のごとき粗目に編成された表編地と、同様のマル
チフィラメントヤーンで粗目に編成された裏編地とが、
前記マルチフィラメントヤーンを構成している単繊維よ
り太い化学繊維のモノフィラメントヤーンの連結用編組
織により、両編地の所定の編目を連結されて間隔を存し
て対峙させられた二重編地を形成しており、該二重編地
の切片が縫製されて立体形状の袋体を形成し、各切片同
士の縫合部分がカバーテープで包被されているという構
成としている。
【0006】請求項2の発明では裏編地を、表編地より
細かい編目の編地としている。
細かい編目の編地としている。
【0007】請求項3の発明では、表編地と裏編地とを
連結する連結用編組織を、マルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維の10倍程度もしくはそれ以上の太
さのモノフィラメントヤーンで編成したという構成とし
ている。
連結する連結用編組織を、マルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維の10倍程度もしくはそれ以上の太
さのモノフィラメントヤーンで編成したという構成とし
ている。
【0008】請求項4の発明では、表編地と裏編地との
すべての編目を連結用編組織で連結したという構成とし
ている。
すべての編目を連結用編組織で連結したという構成とし
ている。
【0009】請求項5の発明では、表編地と裏編地との
編目を連結する連結用編組織が、表編地の粗目の編目を
横切るタック編のループを有するという構成としてい
る。
編目を連結する連結用編組織が、表編地の粗目の編目を
横切るタック編のループを有するという構成としてい
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明によると、表編地と裏編地と
が、モノフィラメントヤーンの連結用編組織で連結さ
れ、間隔を存して対峙させられた二重編地であり、連結
用編組織が、表裏の編地のマルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維より太い化学繊維のモノフィラメン
トヤーンで形成されているため張りが強く、このため前
記二重編地は全体として腰の強い張りのある編地となっ
ている。
が、モノフィラメントヤーンの連結用編組織で連結さ
れ、間隔を存して対峙させられた二重編地であり、連結
用編組織が、表裏の編地のマルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維より太い化学繊維のモノフィラメン
トヤーンで形成されているため張りが強く、このため前
記二重編地は全体として腰の強い張りのある編地となっ
ている。
【0011】しかも前記二重編地の切片を縫合して立体
的に形成された袋体の、各切片同士の縫合部分は、腰の
強い張りのある二重編地の少なくとも2枚重ね構成であ
り、この縫合部分が更にカバーテープで包被,縫合され
ているので、前記切片の縫合縁は、それのみで保形線条
と同等の保形性能を発現する。
的に形成された袋体の、各切片同士の縫合部分は、腰の
強い張りのある二重編地の少なくとも2枚重ね構成であ
り、この縫合部分が更にカバーテープで包被,縫合され
ているので、前記切片の縫合縁は、それのみで保形線条
と同等の保形性能を発現する。
【0012】このため、洗濯用ネットは、全体として立
体形状の強い保形性能を発現する。
体形状の強い保形性能を発現する。
【0013】また表編地も裏編地も共に網目編アトラス
網のごとき粗目に編成されているので、洗濯用ネット内
外の洗濯液の流通は良好である。
網のごとき粗目に編成されているので、洗濯用ネット内
外の洗濯液の流通は良好である。
【0014】さらに洗濯用ネットが、表編地と裏編地と
連結用編組織という三者の編組織であり、洗濯時に発生
し、洗濯液中を浮遊する繊維屑の捕捉性能が大きく、洗
濯用ネット内への繊維屑の流入を良好に防止する。
連結用編組織という三者の編組織であり、洗濯時に発生
し、洗濯液中を浮遊する繊維屑の捕捉性能が大きく、洗
濯用ネット内への繊維屑の流入を良好に防止する。
【0015】請求項2の発明によると、裏編地が表編地
より細かい粗目の編地であり、繊維屑の捕捉効果が一層
向上する。
より細かい粗目の編地であり、繊維屑の捕捉効果が一層
向上する。
【0016】請求項3の発明によると、二重編地の腰の
強さと張りとが著しく向上し、保形性能を強大にするこ
とが出来る。
強さと張りとが著しく向上し、保形性能を強大にするこ
とが出来る。
【0017】請求項4の発明によると、二重編地の腰の
強さ、張りの強さの向上と共に、ヤーンの本数の増加に
より、繊維屑の捕捉効果もより向上される。
強さ、張りの強さの向上と共に、ヤーンの本数の増加に
より、繊維屑の捕捉効果もより向上される。
【0018】請求項5の発明によると、少なくとも表編
地の粗目の編目を連結用編組織のタック編のループが横
切って配置されているので、該粗目の編目に流入した繊
維屑の捕捉効果が向上される。
地の粗目の編目を連結用編組織のタック編のループが横
切って配置されているので、該粗目の編目に流入した繊
維屑の捕捉効果が向上される。
【0019】
【実施例】図1,図2および図3は、請求項1の発明の
実施の一例を示しており、ナイロン,ポリエステル等の
化学繊維の数デニールの長繊維群よりなるマルチフィラ
メントヤーンで、網目編アトラス網のごとき粗目に編成
された表編地1と、同様のマルチフィラメントヤーンで
表編地1と同一組織の粗目に編成された裏編地2とが、
連結用編組織3により、所定の編目4,5群を連結さ
れ、間隔Wを存して対峙させられ、二重編地6を形成し
ている。
実施の一例を示しており、ナイロン,ポリエステル等の
化学繊維の数デニールの長繊維群よりなるマルチフィラ
メントヤーンで、網目編アトラス網のごとき粗目に編成
された表編地1と、同様のマルチフィラメントヤーンで
表編地1と同一組織の粗目に編成された裏編地2とが、
連結用編組織3により、所定の編目4,5群を連結さ
れ、間隔Wを存して対峙させられ、二重編地6を形成し
ている。
【0020】前記連結用編組織3は、前記表編地1およ
び裏編地2を構成しているマルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維より太い化学繊維のモノフィラメン
トヤーンで編成されている。
び裏編地2を構成しているマルチフィラメントヤーンを
構成している単繊維より太い化学繊維のモノフィラメン
トヤーンで編成されている。
【0021】図示例では、30デニールのモノフィラメ
ントによる鎖編組織のニードルループとシンカーループ
とを、表編地1と裏編地2とに形成することにより、表
編地1と裏編地2とが連結されているがこの編組織に限
定されるものではない。
ントによる鎖編組織のニードルループとシンカーループ
とを、表編地1と裏編地2とに形成することにより、表
編地1と裏編地2とが連結されているがこの編組織に限
定されるものではない。
【0022】図1においては、表編地1,裏編地2,連
結用編組織3および編目4,5等は模型的に位置のみ示
し、具体的な編組織の図示は省略し、また連結用編組織
3で連結される編目4,5の位置および数も、画線の煩
雑を避けるため代表的位置のもののみを示している。
結用編組織3および編目4,5等は模型的に位置のみ示
し、具体的な編組織の図示は省略し、また連結用編組織
3で連結される編目4,5の位置および数も、画線の煩
雑を避けるため代表的位置のもののみを示している。
【0023】前記二重編地6は、図2に示されるごと
く、略ボートシェイプの切片7,8,9,10に成形さ
れ、図3に示されるごとく端縁11,12を中表に重ね
られ、カバーテープ13で包被されたうえで、縫目14
で一体に縫合されて図2に示すごとき立体形状の洗濯用
ネット15とされている。
く、略ボートシェイプの切片7,8,9,10に成形さ
れ、図3に示されるごとく端縁11,12を中表に重ね
られ、カバーテープ13で包被されたうえで、縫目14
で一体に縫合されて図2に示すごとき立体形状の洗濯用
ネット15とされている。
【0024】二重編地6は、連結用編組織3が、マルチ
フィラメントヤーンを構成している単繊維より太いモノ
フィラメントヤーンよりなるため、厚地で腰が強い編地
であるのに加え、縫目14による縫合線16,17,1
8,19は、二重編地6の2枚重ね部分がカバーテープ
13で包被された構造であり、この縫合線16,17,
18,19部分の保形性が大となり、洗濯用ネット15
は立体形状の強い保形性を有する。
フィラメントヤーンを構成している単繊維より太いモノ
フィラメントヤーンよりなるため、厚地で腰が強い編地
であるのに加え、縫目14による縫合線16,17,1
8,19は、二重編地6の2枚重ね部分がカバーテープ
13で包被された構造であり、この縫合線16,17,
18,19部分の保形性が大となり、洗濯用ネット15
は立体形状の強い保形性を有する。
【0025】また表編地1および裏編地2が共に粗目に
編成され、それぞれ網目20,21を有するのでこの網
目を通して洗濯液は自由に流通するし、洗濯液中に浮遊
する繊維屑は、表編地1,裏編地2および連結用編組織
3に捕捉される率が高くなる。
編成され、それぞれ網目20,21を有するのでこの網
目を通して洗濯液は自由に流通するし、洗濯液中に浮遊
する繊維屑は、表編地1,裏編地2および連結用編組織
3に捕捉される率が高くなる。
【0026】請求項2の発明は、前記裏編地2の粗目の
編目たる網目21を表編地1の網目20より細かい網目
とし、前記繊維屑の捕捉性能を向上させ、洗濯用ネット
15内の被洗濯物への繊維屑の付着をより良く防止する
ものである。
編目たる網目21を表編地1の網目20より細かい網目
とし、前記繊維屑の捕捉性能を向上させ、洗濯用ネット
15内の被洗濯物への繊維屑の付着をより良く防止する
ものである。
【0027】請求項3の発明は、表編地1と裏編地2と
を連結する連結用編組織3を形成するモノフィラメント
ヤーンを、表編地1,裏編地2のマルチフィラメントヤ
ーンを構成している単繊維の太さの10倍程度もしくは
それ以上の太さのものとし、二重編地6の腰の強さを強
大とし、洗濯用ネット15の保形性を著しく大きくした
ものである。
を連結する連結用編組織3を形成するモノフィラメント
ヤーンを、表編地1,裏編地2のマルチフィラメントヤ
ーンを構成している単繊維の太さの10倍程度もしくは
それ以上の太さのものとし、二重編地6の腰の強さを強
大とし、洗濯用ネット15の保形性を著しく大きくした
ものである。
【0028】請求項4の発明は、表編地1と裏編地2と
のすべての編目を鎖編組織等の連結用編組織3で連結し
たものであり、連結用編組織3を形成するモノフィラメ
ントヤーンを細くし、二重編地6を柔軟とした場合で
も、十分な保形性を有せしめたものである。
のすべての編目を鎖編組織等の連結用編組織3で連結し
たものであり、連結用編組織3を形成するモノフィラメ
ントヤーンを細くし、二重編地6を柔軟とした場合で
も、十分な保形性を有せしめたものである。
【0029】請求項5の発明は、図4に示すごとく、表
編地1と裏編地2とを連結する連結用編組織3をタック
編のループ22を有する編組織とし、このタック編のル
ープ22が、少なくとも表編地1の粗目の編目たる網目
20を横切るようにし、前記繊維屑の捕捉効果を増大さ
せたものである。
編地1と裏編地2とを連結する連結用編組織3をタック
編のループ22を有する編組織とし、このタック編のル
ープ22が、少なくとも表編地1の粗目の編目たる網目
20を横切るようにし、前記繊維屑の捕捉効果を増大さ
せたものである。
【0030】本発明における表編地1,裏編地2および
連結用編組織3を形成する編組織には格別の限定はない
が、表編地1,裏編地2としては経メリヤス組織の網目
編アトラス網等が好ましく、連結用編組織3としては、
鎖編組織,直線または斜線式の革編組織等が好ましい。
連結用編組織3を形成する編組織には格別の限定はない
が、表編地1,裏編地2としては経メリヤス組織の網目
編アトラス網等が好ましく、連結用編組織3としては、
鎖編組織,直線または斜線式の革編組織等が好ましい。
【0031】また本発明に使用されるマルチフィラメン
トヤーン,モノフィラメントヤーン等の太さに格別の限
定はなく、被洗濯物の保護性,洗濯液の流通性,洗濯用
ネットとしての保形性,繊維屑の捕捉性等を考慮して適
宜選定されるものである。
トヤーン,モノフィラメントヤーン等の太さに格別の限
定はなく、被洗濯物の保護性,洗濯液の流通性,洗濯用
ネットとしての保形性,繊維屑の捕捉性等を考慮して適
宜選定されるものである。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によると、表編地と裏編
地と連結用編組織とよりなる二重編地が全体として腰の
強い張りのある編地となり、この二重編地の切片同士の
カバーテープで包被,縫合されている縫合縁の保形性が
大となり、洗濯用ネットとしての洗濯時の保形性が良好
となる効果がある。
地と連結用編組織とよりなる二重編地が全体として腰の
強い張りのある編地となり、この二重編地の切片同士の
カバーテープで包被,縫合されている縫合縁の保形性が
大となり、洗濯用ネットとしての洗濯時の保形性が良好
となる効果がある。
【0033】また表編地と裏編地とが粗目に編成されて
いるので洗濯液の流通が良好であり、しかも表編地と裏
編地と連結用編組織という三者の編組織により、洗濯時
の洗濯液中を浮遊する繊維屑の捕捉性能が大きくなる効
果を奏する。
いるので洗濯液の流通が良好であり、しかも表編地と裏
編地と連結用編組織という三者の編組織により、洗濯時
の洗濯液中を浮遊する繊維屑の捕捉性能が大きくなる効
果を奏する。
【0034】請求項2の発明によると、裏編地が表編地
より細かい粗目の編地であり、繊維屑の捕捉効果が一層
向上する効果がある。
より細かい粗目の編地であり、繊維屑の捕捉効果が一層
向上する効果がある。
【0035】請求項3の発明によると、洗濯用ネットと
しての腰の強さ,保形性が強大となる効果がある。
しての腰の強さ,保形性が強大となる効果がある。
【0036】請求項4の発明では、洗濯用ネットとして
のある程度の柔軟性を保持しつつ、保形性も発揮し、ヤ
ーンの本数の増加により、繊維屑の捕捉効果が向上す
る。
のある程度の柔軟性を保持しつつ、保形性も発揮し、ヤ
ーンの本数の増加により、繊維屑の捕捉効果が向上す
る。
【0037】請求項5の発明では、粗目部分を通過する
繊維屑をも捕捉できる効果を奏する。
繊維屑をも捕捉できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の一例に使用される二重
編地を模型的に示した略示拡大斜面図である。
編地を模型的に示した略示拡大斜面図である。
【図2】請求項1の発明の実施の一例の斜面図である。
【図3】図2中A−A線断面略示拡大図である。
【図4】請求項5の発明の図1と同様の略示拡大斜面図
である。
である。
1 表編地 2 裏編地 3 連結用編組織 4,5 編目 6 二重編地 7,8,9,10 切片 13 カバーテープ 15 洗濯用ネット 22 タック編のループ W 間隔
Claims (5)
- 【請求項1】 化学繊維の数デニールの長繊維群よりな
るマルチフィラメントヤーンで、網目編アトラス網のご
とき粗目に編成された表編地と、同様のマルチフィラメ
ントヤーンで粗目に編成された裏編地とが、前記マルチ
フィラメントヤーンを構成している単繊維より太い化学
繊維のモノフィラメントヤーンの連結用編組織により、
両編地の所定の編目を連結されて、間隔を存して対峙さ
せられた二重編地を形成しており、該二重編地の切片が
縫製されて立体形状の袋体を形成し、各切片同士の縫合
部分がカバーテープで包被されている洗濯用ネット。 - 【請求項2】 裏編地が表編地より細かい粗目の編地と
されている請求項1記載の洗濯用ネット。 - 【請求項3】 表編地と裏編地とを連結する連結用編組
織のモノフィラメンントヤーンが、マルチフィラメント
ヤーンを構成している単繊維の10倍程度もしくはそれ
以上の太さとされている請求項1または請求項2記載の
洗濯用ネット。 - 【請求項4】 表編地と裏編地とのすべての編目が、連
結用編組織で連結されている請求項1,請求項2または
請求項3記載の洗濯用ネット。 - 【請求項5】 表編地と裏編地との編目を連結する連結
用編組織が、表編地の粗目の編目を横切るタック編のル
ープを有する請求項1,請求項2,請求項3または請求
項4記載の洗濯用ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4122554A JPH0675633B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 洗濯用ネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4122554A JPH0675633B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 洗濯用ネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293290A true JPH05293290A (ja) | 1993-11-09 |
JPH0675633B2 JPH0675633B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=14838760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4122554A Expired - Lifetime JPH0675633B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 洗濯用ネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675633B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6966696B1 (en) | 1998-10-24 | 2005-11-22 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine |
US6995124B1 (en) | 1998-10-24 | 2006-02-07 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine |
US7185380B2 (en) | 1998-10-24 | 2007-03-06 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine comprising a woven acrylic coated polyester garment container |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6131241A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-13 | 旭化成株式会社 | 立体構造を有する繊維構造体 |
JPH0349667U (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-15 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP4122554A patent/JPH0675633B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6131241A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-13 | 旭化成株式会社 | 立体構造を有する繊維構造体 |
JPH0349667U (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-15 |
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US6995124B1 (en) | 1998-10-24 | 2006-02-07 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine |
US7185380B2 (en) | 1998-10-24 | 2007-03-06 | The Procter & Gamble Company | Methods for laundering delicate garments in a washing machine comprising a woven acrylic coated polyester garment container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0675633B2 (ja) | 1994-09-28 |
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