JPH01241075A - テープカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープ保護用の前蓋とハブ回り止め用のハブ
ロック板を備えたテープカートリッジに擦り、前蓋とハ
ブロック板との連係手段に改良を加えたものである。

〔従来の技術〕

この種のテープカートリッジとして１例えば第９図ない
し第１４図に示すようなものがある。

そこにはディジタル記録再生方式のオーディオ用テープ
カートリッジが例示されている。これの本体ケース１は
プラスチック製の上下ケース１ａ・Ｉｂを突き合わせて
なり９本体ケース内にテープ２が巻かれる左右一対のハ
ブ３・３が回転自在に配置されている。

本体ケース１の前面側には左右にテープ引出口４・４が
、テープ引出口４・４間にテープローディング用のポケ
ット５がそれぞれ形成されている。

テープ２は一方のハブ３からこれの前方のテープ引出口
４を経てポケット５に導出され、他方のテープ引出口４
を介してこれの後方に位置する他方のハブ３に巻き取ら
れる。

本体ケース１の前面側にテープ保護用の前蓋６を備えて
いる。この前蓋６は本体ケース１の前面を覆う主板６ａ
と、これの左右端からそれぞれ後方へ連設した側片６ｂ
・６ｂとを有するプラスチック成形品であり、ポケット
５およびテープ引出口４の開口前面を閉じる姿勢（不使
用時）と、上向きの開き姿勢（使用時）とにわたって左
右の横軸７・７まわりに回動自在に枢着されるとともに
。

その一方の横軸７上のばね部材１３（第１０図参照）で
常に閉じ姿勢の方向に回動付勢されている。

第１０図は一部切り欠き底面図であり１本体ケース１の
内部には不使用時に左右の各ハブ３の回り止めを図るハ
ブロック板８を有する。このハブロック板８はハブ３の
上端軸の周面に接当係合する後方ロック位置と、ハブ３
の前記周面から外れる前方アンロック位置とにわたって
前後方向に移動自在に配置され、常にばね部材９でロッ
ク位置方向へ移動付勢されている。デツキ側の操作部材
で前Ｍ６を上開き回動すると、これに連動してハブロッ
ク板８が前方のアンロック位置にまで牽引移動される。

ハブロック板８は全体がプラスチック成形されており、
ハブ３に係脱自在なロック爪１０・１０を有する左右横
長の主板８ａと、該主板８ａの左右端から下方へ略直角
に連設された側板８ｂ・８ｂと、該側板８ｂ・８ｂの各
下端から前方へ延設された腕部８ｃ・８ｃとを有する。

各腕部８ｃの先端は本体ケース１の側壁１４の前部１４
ａの外面位置にまで延びている。この腕部８ｃの先端に
外向きに突設したロック解除爪１１を有する。前蓋６の
各側片６ｂの内面には、第１２図に示すごとく横軸７よ
り後ろ側にロック解除突起１２を有し、前Ｍ６の閉じ姿
勢ではロッ゛り解除突起１２がロック解除爪１１がら外
れているが、前蓋６が開くに伴いロック解除突起１２が
ロック解除爪１１の後端係合面１１ｂに接当係合してハ
ブロック板８を前方のアンロック位置の方向へ牽引移動
する（第１３図および第１４図参照）。

本体ケース１の底壁外面にはスライダ１５を備えている
。このスライダ１５は前記ポケット５の開口下面を閉じ
る前方閉じ位置と、開ける後方開き位置とにわたってス
ライド自在である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、上記した従来のテープカートリッジでは、前
蓋６の側片６ｂの横軸７より後端が遊端形状に形成され
ているため１例えば、デツキ内において第１３図および
第１４図に示すように前蓋６を開けた状態で放置した場
合に、特に高温環境下では該側片６ｂが第１４図の二点
鎖線Ｆで示すようにケース外方（横軸方向外方）へ反る
ような熱変形を起こすことがある。これに前蓋６の左右
方向のガタが加わる。

そのような場合には、前記側片６ｂと一体のロック解除
突起１２がハブロック板８のロック解除爪ｉｔに乗り上
がり、ハブロック板８がばね部材９の力でロック位置の
方向へ引き戻される。ロック解除爪１１がロック解除突
起１２の後側に乗り越えて係合する第１５図および第１
６図に示す不良状態となる。この結果、前蓋６が閉まら
なくなり、デツキからテープカートリッジが取り出せな
くなるという最悪の事態を招くことがあった。

かかる問題点を解消する手段として１例えばロック解除
爪１１またはロック解除突起１２の突出高さを大にする
ことが考えられるが、これでは狭隘なスペースでその高
さに制約があるばかりか。

成形により高くした箇所にヒケが生じるという新たな別
の問題を惹起するので、好ましい方法とは言えない。

本発明は、このように前Ｍ６およびハブロック板８を備
えたテープカートリッジにおいて、従来の不具合を解消
し、何らかの事情で前Ｍ６側のロック解除突起１２がロ
ック解除爪１１を乗り越えて外れてしまうという最悪の
事態を未然に防止することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図および第２図に示すように前蓋６の側片６ｂの変
形などでロック解除突起１２がロック解除爪１１に乗り
上げた場合も、この乗り上げ状態のままならば未だ前蓋
６はこれを閉じ方向に回動付勢するばね部材１３（第１
０図参照）による自刃で閉まることが可能である。

そこで本発明では、前蓋６が開き姿勢にあり。

かつハブロック板８がロック位置にある非常事態におい
ても、ロック解除爪１１およびロック解除突起１２の突
出端面１１ａ・１２ａが少なくとも部分的に重なり合う
ように設定し、以てロック解除突起１２がロック解除爪
１１の突出端面１１ａ上に乗り上がるだけで２乗り越え
てしまうのを規制したものである。

〔作用〕

上記のようにロック解除爪１１に対するロック解除突起
１２の乗り上げを許すものの、その乗り越えは規制する
ので、デツキ内で前蓋６が開いたまま閉まらなくなると
いう最悪の事態は未然に防止できることになる。

〔第１実施例〕 第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示す。

テープカートリッジの全体構成および前Ｍ６によるハブ
ロック板８の解除機構については、前述した従来のもの
と実質的に同様であるので９同一符号を付してその説明
を省略し、従来例と相違する点について説明する。

第３図および第４図は前Ｍ６が開き姿勢にあり。

またハブロック板８がアンロック位置にある正常状態を
、前述した従来の第１３図および第１４図に相応して示
している。この両図を比較してみて明らかなように９本
発明のハブロック板８のロック解除爪１１の前後長さは
、従来よりもケース前方へ長く形成している。そのロッ
ク解除爪１１の前後方向長さは、第１図および第２図に
示すように前Ｍ６が開いた状態でその側片６ｂが外方へ
反り変形し、またハブロック板８がロック位置にある不
良状態で、側片６ｂの内面のロック解除突起１２がハブ
ロック板８のロック解除爪１１の上に乗り上げても１両
者の突出端面１２ａ・ｌｌａどうしを少な（とも一部が
重なり合うままとなるような、長さ寸法に設定しである
。第２図において。

ａはその重なり量を示す。

このようにロック解除爪１１およびロック解除突起１２
を構成した場合は、テープカートリッジをデツキに装填
し、前蓋６が開いている状態で。

その側片６ｂが外方へ反り変形するようなことがあって
も、ロック解除突起１２はロック解除爪１１の突出端面
１１ａの上に乗り上がるだけで９乗り越えてしまうこと
はない。かかる乗り上げ状態にある限り、前蓋６はばね
部材１３（第１０図参照）の力で閉じ方向に回動力を加
えられたとき。

ロック解除突起１２の突出端面１２ａがロック解除爪１
１の突出端面１１ａ上を後方へ滑って支障なく閉じる。

上記の乗り上がり現象は非常の場合であり、多くの場合
、ロック解除突起１２は口・ツク解除爪１１の後端係合
面１１ｂに再び保合可能となり、再使用可能となる。

〔第２実施例〕 第５図ないし第８図は本発明の第２実施例を示しており
、ここではロック解除爪１１を前方へ長く形成する第１
実施例に代えて、ロック解除突起１２の後端１２ｂを上
方（図において後方）に向けて延長形成し、前蓋６が開
き位置にあり、かつハブロック板８がロック位置にある
状態で、ロック解除爪１１の突出端面１１ａがロック解
除突起１２の前記延出後端部１２ｂの突出端面１２ａ上
に重なり合うことを可能にしたものである。第６図にお
いて、その重なり量をａで示している。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明のテープカートリッジによ
れば、前蓋６が開き位置にあり、かつハブロック板８が
ロック位置にある状態で、ロック解除突起１２の突出端
面１２ａがロック解除爪１１の突出端面１１ａの上に乗
り上がっても９乗り越えてしまうことは無いようにしで
あるので、デツキ内で前蓋６が開いた状態のままになっ
て閉まらなくなるという最大のトラブルを未然に防止で
きる。またロック解除爪１１．ロック解除突起１２は低
く突設することで足りるため、成形時のヒケ問題も解消
できて成形上においても有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係るテープカートリッジ
の第１実施例を示しており、第１図は前蓋が開き、かつ
ハブロック板がロック位置にある不良状態での側面図、
第２図はその底面図、第３図は前蓋が開き、かつハブロ
ック板がアンロック位置にある正常状態での側面図、第
４図はその底面図である。 第５図ないし第８図は本発明の第２実施例を示しており
、第５図は第１図に相応して示す側面図。 第６図は第２図に相応して示す底面図、第７図は第３図
に相応して示す側面図、第８図は第４図に相応して示す
底面図である。 第９図ないし第１６図は従来のテープカートリッジを示
しており、第９図は全体の外観斜視図。 第１０図はケース下方から見た内部の一部切欠き底面図
、第１１図は前蓋を取り外して本体ケースの一部をみた
斜視図、第１２図は前蓋の一部の斜視図、第１３図は前
蓋が開き、かつハブロック板がアンロック位置にある正
常状態での側面図、第１４図はその底面図、第１５図は
前蓋が開き、かつハブロック板がロック位置にある不良
状態での側面図、第１６図はその底面図である。 １・・・・本体ケース。 ２・・・・テープ。 ３・・・・ハブ。 ６・・・・前蓋。 ６ｂ・・・前蓋の側片。 ８・・・・ハブロック板。 ８ｃ・・・ハブロック板の腕部。 １１・・・ロック解除爪。 １１ａ・・ロック解除爪の突出端面。 １２・・・ロック解除突起。 １２ａ・・ロック解除突起の突出端面。 １４・・・本体ケースの側壁。 １４ａ・・本体ケースの側壁の前部。 第３図 第４図 第１図 第２図 第７図 第８図 第５図 ら 第６図 第１３図 第１４因 第１５図 第１６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面側に前蓋６が開閉自在に枢着された本体ケー
   ス１内に、ハブ３の回り止めを図るハブロック板８をロ
   ック位置とアンロック位置とにわたって前後方向に移動
   自在に装着してあり、 ハブロック板８は、本体ケース１の側壁１４の前部１４
   ａの外面の位置にまで延出する腕部８ｃと、該腕部８ｃ
   の延出端に外向きに突設したロック解除爪１１とを有し
   ており、 前蓋６の側片６ｂの内面にロック解除突起１２が内向き
   に突設されて、前蓋６の開き動作に伴い該ロック解除突
   起１２が前記ロック解除爪１１の後側に係合してハブロ
   ック板８をロック位置からアンロック位置にまで牽引移
   動させるようにしてあり、 前記ロック解除爪１１およびロック解除突起１２の前後
   方向長さは、前蓋６が開き姿勢にあり、かつハブロック
   板８がロック位置にある状態で、ロック解除爪１１およ
   びロック解除突起１２の突出端面１１ａ・１２ａどうし
   が少なくとも部分的に重なり合うように設定してあるこ
   とを特徴とするテープカートリッジ。