JPH01239170A - 耐水布帛の製造方法 - Google Patents

耐水布帛の製造方法

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JPH01239170A
JPH01239170A JP6233488A JP6233488A JPH01239170A JP H01239170 A JPH01239170 A JP H01239170A JP 6233488 A JP6233488 A JP 6233488A JP 6233488 A JP6233488 A JP 6233488A JP H01239170 A JPH01239170 A JP H01239170A
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JP
Japan
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fabric
water
density
knit
carboxyl group
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Pending
Application number
JP6233488A
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English (en)
Inventor
Takaharu Okamoto
敬治 岡本
Koichi Saito
公一 斎藤
Shunroku Toyama
遠山 俊六
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐水布帛の製造方法に関する。ざらに詳しく
は、コーティングすることなく、高耐水性能と、高吸透
湿性を保有する耐水布帛の製造方法に関する。
[従来の技術] 耐水性と透湿性を有するイ「帛は、ボアテックス(ボア
テックス社)、エンドラント(東し)、ミクロテックス
(帝人)等々、数多く上布されているが、いずれも、布
帛に樹脂をコーティングすることで高い耐水性能を付与
している。
[発明が解決しようとする課題] これらは、方法や、コーティング剤に違いはあるが、コ
ーティングを採用しているため、風合いは粗硬であった
り、ガサツキ感が強いと言った問題点を抱えている。ま
た、このようなコーティング布帛の場合、風合いを改善
するには、コーティング被膜を薄くすることか有効であ
るが、反面被膜強度の低下や、耐水圧の低下といったよ
うに同時に解決できないという問題を抱えている。
そこで、最近は、ノンコーティングで高密度織物に撥水
加工を施した耐水圧にすぐれ、ソフトな布帛が提案され
ている。
しかしながら、耐水圧は、コーティングイロ帛に比べる
と大きく劣り、実用的には、不満足なレベルである。さ
らに、これら、布帛は、煙草の火で簡単に穴が開くこと
も問題点の一つとして必げられる。
[課題を解決するための手段1 本発明者らはノンコーティングで、高い耐水性能を与え
、しかも煙草防融性を有する布帛を提供するべく鋭意検
討を重ねた結果、本発明に到達した。
本発明は次の構成を有する。
(1)カバファクター1800以上の高密度織物または
カバファクター16X10  以上の高密度編物に、グ
ラフト加工してカルボキシル基を8×10−4グラム当
量/g繊維以上含有させ、撥水加工を行なうことを特徴
とする耐水布帛の製造方法。
(2)  カバファクター1800以上の高密度織物ま
たはカバファクター16X10  以上の高密度編物に
、グラフト加工してカルボキシル基を8×10−4グラ
ム当量/g繊維以上含有させ、撥水加工を施した後、カ
レンダー加工することを特徴とする耐水布帛の製造方法
(3)  撥水加工が、高密度布帛の片面のみに行なわ
れるものである請求項1または2記載の耐水布帛の製造
方法。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明でいうグラフト加工とは、たとえば、アクリル酸
、メタクリル酸などの分子中にカルボキシル基を含む親
水性ビニルモノマーとベンゾイルパーオキサイド等のグ
ラフト重合開始剤を含む水系混合液を布帛にパディング
付与した後、マイクロ波もしくは、マイクロ波とスチー
ムで加熱する方法。あるいは、布帛を、上記薬剤を含む
水分散液中で浴中加熱処理する方法などをいう。
装置、加工コスト、等を考慮し適宜選択し1qるが、親
水性ビニルモノマーの利用効率と加工コス1〜の点から
、パディング後のマイクロ波もしくは、マイクロ波とス
チームで加熱する方法が好ましい。
gJiIft中にグラフト重合によって導入するカルボ
キシル基の必要量は、8X10−4グラム当聞/q繊維
以上である。
好ましくは、1X10 3グラム当ffi/q繊維以上
でおる。このグラフト重合工程で繊維が収縮し、さらに
、繊維内部に親水性上ツマ−が導入されることで、布帛
の糸密度の増加と、布帛の膨らみ、さらに糸糸間の空隙
低下を起こしてカバファクターが増大し、耐水圧が向上
する。
カルボキシル基が、8X10−4グラム当量/g繊維未
満では、前記作用効果が十分でない。
本発明でいう撥水加工とは、フッ素系あるいは、シリコ
ーン系の市販されている撥水剤による処理である。展開
する用途や、目標とする風合い、性能によって適宜選択
すればよい。
特に好ましいのは、布帛の片面(表面)に対してのみ、
撥水加工を施す片面撥水加工法の適用である。布帛表面
にのみ撥水加工することで、人体側の内面に発生した液
体の汗は、布帛にしみ込み、そして水蒸気として布帛表
面から外気へ逃げるため、冬山などの極低温下において
汗がイ[帛内面に結露し透湿性能を阻害するといったこ
とか避けられる。
本発明では、上記グラフト加工と、撥水加工を併用すれ
ば高い耐水性を有する布帛が得られるが、さらに高い耐
水性能を付与するには、撥水加工後に、カレンダー加工
を行うことが、ざらに望ましい。
本発明でいう高耐水性能とは、耐水圧が少なくとも50
0mm以上を示すことである。
またカレンダー加工とは、40°(、−150°Cの温
度で1〜30 t o n/cm2の圧力でプレスする
加工である。温度や圧力が高くなるにつれ、耐水圧も高
くなるが、布帛表面のテカリが増してくる。
したがって、性能と品位を考慮したカレンダー加工の条
件設定が必要である。
本発明でいう高密度織物とは、生機のカバファクターが
1800以上(生別のタテ、ヨコ糸密度(本/吋〉の和
が180本以上)であり、また、高密度編物とは、生成
のカバファクターが16X10 以上(生成のタテ、ヨ
コ糸密度の和が135本以上〉であって、それぞれ起毛
品でもよい。
さらに好ましくは、単糸デニールが1.1d以下で、生
機のカバファクターが2000以上(生機のタテ、ヨコ
糸密度(本/吋)の和が200本以上)、生成のカバフ
ァクターが18X10  以上(生成のタテ、ヨコ糸密
度の和が145本以上)である。
本発明の加工を終えた高密度布帛製品としてのカバファ
クターは、織物の場合、2500以上(タテ、ヨコ糸密
度(本/吋)の和が少なくとも230本/口1以上)、
編物の場合、32X103以上(生成のタテ、ヨコ糸密
度の和が152本/吋以上)であることが望ましい。
本発明は、リラックス工程での布帛の収縮に加え、布帛
を構成する繊維に親水性ビニルモノマーをグラフト重合
させることで、繊維の見掛を太くし、より緻密な布帛構
造を達成した上に撥水性を与えるのである。
ざらに、グラフト重合で布帛に膨らみを与え、カレンダ
ー効果を最大限発揮させることで、高耐水圧を達成する
ことに大きな特徴を有するもので必る。
また、グラフト重合で与えたカルボキシル基をナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属で置換し吸湿性能も与
えることが可能となるため、スキーや登山など極低温下
での、布帛内面の結露防止にざらに有効となる。
本発明の耐水布帛の適する展開用途としては、スキー、
登山などのウィンタースポーツウェアー、ゴルフ、テニ
スなどのスポーツウェアーヤ、ウィンドブレーカ−、フ
ィッシングウエアーなどがある。
以下、実施例を用いて本発明の詳細な説明する。
[実施例] 実施例1 75デニール(D>、72フイラメント(F)からなり
、カバファクター2183(生機糸密度252本/吋)
のポリエチレンテレフタレート高密度織物をリラックス
精練乾燥後、100℃のカセイソーダ水溶液で減量処理
した。減量率は、15%であった。
次に、この織物を幅30Cm、長さ5mに溶融裁断し、
メタクリル酸40%、グラフト重合開始剤ナイパーMT
−80(日本油脂製)1%とカチオーゲンANスーパー
(第−工業製薬製)4%を含む水系混合液に浸漬してマ
ングルで絞り、直径6cmのガラス管に巻き取った。
次に、厚さ25μの未延伸ポリプロピレンフィルムを巻
き、フィルムの両端を紐でしばった後、マイクロ波加熱
試験機アポロペッ1〜(重金工業社製)に入れ回転させ
ながら100℃スチームとマイクロ波0.5KWで15
分加熱し、グラフト加工した。
カルボキシル 量/g繊維であった。
次に、湯洗浄し乾燥後、無緊張状態で180’Cの乾熱
処理をした。
次に、分散染料を用い130’Cで黄色に染色した後、
浴比1 :30,6q/Iソ〜ダ灰水溶液で60″C.
30分間処理し、水洗乾燥後、フッソ系撥水剤アサヒガ
ードAG−710(名声化学工業製)の400/l水溶
液をパッド、ドライ、キュアーした。キュア条件は18
0’C.30秒間であった。
次いで、試料を半裁し、60℃と120℃でカレンダー
処理をした。これら試料の耐水圧と吸湿率、煙草防融性
および糸密度を調べ、結果を第1表に示す。
実施例2 110D−168Fの特.殊仮ヨリ加工糸使い,カバフ
ァクター2025 (生機糸密度197本/口=J )
のボリエヂレンテレフテレート高密度織物を実施例1と
同様の加工および処理を行った。カルボキシル基量は1
3.8X10  ’グラム当量/g繊維であった。結果
を第1表に示す。減量率は、12%であった。
比較例1、比較例2 実施例1および実施例2と同じ織物を用い、グラフト加
工と染色後のソーダ灰処理を除いて以外は、実施例1お
よび実施例2と同様の加工および処理を行った。減量率
は、15%と12%であった。結果を第1表に示す。
以下、評価方法と定義を次に示す。
織物カバファクター=F F−(JDタテXタテ糸密度)+ IDヨコ×ヨコ糸密度) Dタテ:タテ糸のトータルデニール Dヨコ:ヨコ糸のトータルデニール 糸密度:本/吋 編1勿カバファクター−F F=JDxWxC D:糸のトータルデニール W:ウエル数/吋2 C:コース@/吋2 なお、ウェル数、コース数の測定に際しては、1吋2の
境界線にループがかかるものは除外して測定した。
グラフト率(%)=G(%)=グラフト加工前後の重量
増加率(%) 吸湿率(%)=M R(%)=絶乾状態から20℃65
%RH下に24時間放置後の 重量増加率(%) 耐水圧(mm):J l5L1092 (高耐水圧法)
煙草防融性二人のついた日本たばこ産業(株)製マイル
ドセブンを試料に垂直に 乗せ15秒間放置し、穴の大きざ 又は、煙草の落下時間を測定する。
旧水度:JIS  1092(スプレー法)透湿性:J
IS  20208法に準する。
第1表 *溌水度は、いずれの例も100点を示した。
*耐水圧の下段は120’C1下段は60’Cでのカレ
ンダー加工品の値。
第1表から明らかなように、実施例1.2は比較例1.
2に比較して耐水圧が高く、煙草防融性にも優れている
なお実施例1.2および比較例1.2はノンコーティン
グのため、従来のコーティング布帛に比ベガリツキ感が
なくソフトな風合いでめった。
市販されているコーティング布帛の耐水圧は、一般に数
千mm以上であるが、煙草防融性は、比較例1および比
較例2と同じく、煙草の火で容易に穴が開く。
(発明の効果] 本発明により、緻密な布帛構造にもかかわらず高吸透湿
性と撥水性を有し、高耐水圧および煙草防融性にも優れ
た布帛が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カバフアクター1800以上の高密度織物または
    カバフアクター16×10^3以上の高密度編物に、グ
    ラフト加工してカルボキシル基を8×10^−^4グラ
    ム当量/g繊維以上含有させ、撥水加工を行なうことを
    特徴とする耐水布帛の製造方法。
  2. (2)カバフアクター1800以上の高密度織物または
    カバフアクター16×10^3以上の高密度編物に、グ
    ラフト加工してカルボキシル基を8×10^−^4グラ
    ム当量/g繊維以上含有させ、撥水加工を施した後、カ
    レンダー加工することを特徴とする耐水布帛の製造方法
  3. (3)撥水加工が、高密度布帛の片面のみに行なわれる
    ものである請求項1または2記載の耐水布帛の製造方法
JP6233488A 1988-03-15 1988-03-15 耐水布帛の製造方法 Pending JPH01239170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339187A (ja) * 2001-05-08 2002-11-27 Kankyo Joka Kenkyusho:Kk 放射線グラフト重合された繊維物質を含んでなる製品
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