JPH0123393Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、電気掃除機に係り、集塵室内に着脱
自在に装着されるフイルターの取付け忘れを防止
する構成に関する。

（従来の技術） 従来、掃除機本体の集塵室内に、集塵用袋状紙
フイルターを着脱自在に装着する電気掃除機にお
いては、前記紙フイルターの取付け忘れを防止す
るために、例えば、第８図に示すように、掃除機
本体１の吸込口に対向して、この掃除機本体１の
集塵室２の前部にフイルター装着板３を設けると
ともに、このフイルター装着板３の周縁に案内部
４を設け、前記装着板３の前面周縁部より前方に
向つて突設された軸５に、上端部をストツパー６
とし下端部に係合部７を形成した回動体８を、そ
の側縁より前記係合部７の突出方向に突出した回
動中心部９の孔１０を軸支して回動自在に取付け
る構造が提案されている（特願昭58−179021号）。

この構造では、紙フイルター１１の口枠１２が
前記フイルター装着板３に嵌合されていない状態
では、前記回動体８はその自重により軸５を中心
として下方への回動力を受けるため、前記回動体
８の係合部７は内方に位置するとともに、ストツ
パー６は外方に位置する。この状態で、蓋体１３
を集塵室２の上面開口部に取着しようとすると、
この蓋体１３の下面より下方に向つて突設された
当接突起１４が前記ストツパー６の上縁に当接さ
れて、蓋体１３の取着が妨げられることによつ
て、紙フイルター１１が未装着状態での掃除機の
使用を防止する。

そして、フイルター装着板３に紙フイルター１
１の口枠１２を装着すると、この装着板４の側縁
に形成された口枠露出部１５より突出した前記回
動体８の係合部７が口枠１２の側縁に当接され、
前記回動体８が軸５を中心として上方に回動し、
ストツパー６が第８図鎖線で示すように蓋体１３
の当接突起１４が突き当たらない位置へ移動する
ことによつて、前記蓋体１３の集塵室２上面への
取着が可能となる。

（考案が解決しようとする問題点） 上記従来の構造では、フイルター装着板３の軸
５で回動体８が軸支されているため、特に紙フイ
ルター１１が未装着の状態で蓋体１３が閉じよう
とした場合、ストツパー６に当接された蓋体１３
の荷重が回動体８を介して前記軸５にかかるた
め、この軸５に大きな負担がかかり、破損を生じ
易い問題点がある。

また、前記回動体８は回動自在に軸５に軸支さ
れているので、掃除機本体１を傾けた場合、前記
回動体８が回動してストツパー６が内方へ移動し
てしまうことがあり、この状態では紙フイルター
１１が未装着であつても、蓋体１３の取着が可能
となつてしまう問題点がある。

なお、この種のフイルターの取付け忘れを防止
する装置としては、実開昭56−45453号公報ある
いは実開昭52−42573号公報に記載の装置も従来
知られている。しかし、これらの公報に記載の装
置も、上記第８図に示す装置と基本的に同様の構
成および作用を有するものであり、全く同様の問
題を有している。たとえば、実開昭56−45453号
公報に記載の装置では、フイルター（収塵袋）を
装着せずに蓋体（蓋）を閉じようとしたとき、こ
の蓋体の当接突起（突出部）が回動体（カム）に
上方から当接して、蓋体の取着が妨げられる。こ
のとき、回動体は掃除機本体の受け突起に上方か
ら当接するが、蓋体の当接突起により回動体に加
える荷重の作用線と、受け突起から回動体に加わ
る抗力の作用線とが水平方向に大きくずれている
ため、蓋体からの荷重によつて生じる大きなモー
メントにより回動体の軸に大きな負担がかかる。
また、実開昭52−42573号公報に記載の掃除機で
も、蓋体が回動体に加える荷重が掃除機本体によ
つて直接には受けられない。

本考案の目的は、上記のようなフイルターの取
付け忘れを防止する装置において、装置部材の耐
久性および安定性を高め、容易かつ確実にフイル
ターの取付け忘れを防止できる電気掃除機を得る
ことができる。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段） 本考案は、吸込口を有しこの吸込口に連通し上
面を開口した集塵室を形成しかつ電動送風機を内
蔵した掃除機本体と、前記集塵室の上面開口部に
開閉自在に取付けられた蓋体と、前記集塵室内に
前記開口部から着脱自在に装着されるフイルター
とを備え、前記集塵室内に前記吸込口の開口端の
両側に位置して前記フイルターの口枠の両側縁部
を案内する案内部を形成し、この案内部に隣接し
て下端部が前記集塵室の下底部で支持され、内側
面上部から前記案内部内へ突設する突部と、上端
部近傍から突出され前記フイルターの未装着時に
前記集塵室の開口縁近傍の被当接部の上縁に位置
する当接片部とを有する合成樹脂により成形され
た係着体を設け、前記蓋体には前記被当接部の上
縁に下縁が当接される当接部を形成し、前記フイ
ルターの未装着時には、前記突部が案内部に位置
するとともに、前記当接片部が前記集塵室の開口
縁近傍の被当接部の上縁に位置して蓋体を閉じる
ことができないようにし、前記フイルターの装着
時には、前記突部がフイルターの口枠の側縁に押
圧されて、前記係着体の弾力性によりこの係着体
の当接片部が前記被当接部の上縁から水平方向に
移動し、前記当接片部が被当接部の側方に退避し
て、蓋体を閉じることを可能とすることを特徴と
するものである。

（作用） 本考案は、掃除機本体の集塵室にフイルターが
装着されていないときには、係着体の当接片部が
掃除機本体の開口縁近傍の被当接部の上縁に位置
し、この状態で蓋体を閉じようとした場合、蓋体
の当接部の下縁が前記当接片部の上面に当接さ
れ、蓋体が閉じられるのを妨げて、フイルターの
取付け忘れを防止する。このとき、被当接部が蓋
体の荷重を直接受けるので、係着体に無理な力が
加わらない。そして、前記集塵室内に前記吸込口
の開口端の両側に位置して形成された案内部にフ
イルターの口枠を嵌合してこのフイルターを装着
したとき、前記案内部に突出した前記係着体の突
部がフイルターの口枠の側縁に押圧されて、合成
樹脂で成形された前記係着体の弾力性によりこの
係着体が変形し、その当接片部が被当接部の上縁
から水平方向に移動して、前記係着体の当接片部
が被当接部の側方に退避し、この状態で蓋体の当
接部の下縁が前記被当接部の上縁に当接可能とな
り、蓋体を閉じることが可能になる。

（実施例） 本考案の一実施例の構成を第１図乃至第７図に
ついて説明する。

２１は掃除機本体で、この掃除機本体２１は、
下部本体ケース２２とこの下部本体ケース２２の
後方の上面開口部に取着される上部本体ケース２
３とを有し、内部後方には電動送風機２４が配設
され、前面に吸込口２５が設けられ、この吸込口
２５と電動送風機２４との間には、この吸込口２
５に連通し上面が開口されるとともにこの上面開
口部に開閉自在に蓋体２６が取着される集塵室２
７が形成されている。また、前記掃除機本体２１
の上面には、把手２８が回動自在に設けられてい
る。

前記電動送風機２４は、掃除機本体２１内周壁
に突設されたリブ２９，３０にそれぞれ嵌合され
たパツキング３１，３２によつて保持され、前記
集塵室２７と掃除機本体２１内部の後部の空間と
は、前記パツキング３１によつて気密に遮断され
ている。そして、前記電動送風機２４の前面に対
向して集塵室２７の後面には、通気口３３が設け
られている。さらに、前記電動送風機２４の後方
には、電気コードが巻回されるコードリール装置
３４が設けられている。

また、前記掃除機本体２１の吸込口２５から内
部後方に向つて円筒状の吸込ホース接続管３５が
突設され、前記掃除機本体２１の周壁３６は、前
面部において前記接続管３５を囲繞するように、
後方に突出した平面略コ字形状の被当接部となる
周壁前部３７に形成され、この周壁前部３７の中
央面の上縁には、前方に向つて係止片部３８が突
設されている。また、前記周壁前部３７の中央面
には前記接続管３５の後端に対向して連通口３９
が設けられるとともに、この連通口３９の前面周
縁部には環状突縁４０が前方に向つて突設されて
いる。

４１は略筒状のパツキングで、前端部が吸込口
２５の内側開口端部である前記接続管３５の後端
部に嵌合されるとともに、前記連通口３９の環状
突縁４０が嵌合される環状溝４２が後方に開口し
て形成され、前記連通口３９より後方に突出して
拡径された環状のリツプ部４３が形成されてい
る。

前記蓋体２６の下面周縁に沿つて、一定間隔を
保持して突壁４４が下方に向つて突設され、この
突壁４４は蓋体２６の前部においては、前記掃除
機本体２１の周壁前部３７に対応して後方に突出
した平面略コ字形状かつ２重に形成されている。
そして、この突壁４４と蓋体２６周縁との間隙、
また前部においては突壁４４間の間隙の下端部に
は、当接部となるパツキング４５が嵌合され、前
記蓋体２６を集塵室２７の上面開口部に取着した
とき、前記掃除機本体２１の集塵室２７の前記周
壁前部３７の上縁を含めた開口縁に前記パツキン
グ４５の下縁が当接され、前記集塵室２７を気密
に保持するようになつている。また、前記突壁４
４前部の前方には、リブ４６が下方に向つて突設
され、このリブ４６の下端には、前記掃除機本体
２１の集塵室２７の開口縁近傍の被当接部となる
周壁前部３７の係止片部３８に係合される係止突
起４７が後方に向つて突設されている。

また、前記掃除機本体２１の周壁前部３７の両
側面の後縁から後方に向つて、平面略Ｌ字形状の
左右一対の案内部４８，４８が前記吸込口２５の
開口端の両側に位置して突設され、この案内部４
８，４８の少くとも一方は短く形成され、その上
方が口枠露出部４９となつている。

５０はフイルターで、紙等の濾材で形成した集
塵袋５１と、この集塵袋５１の開口部に取付けら
れ前記案内部４８，４８に嵌合される矩形状の口
枠５２とからなり、この口枠５２には前記掃除機
本体２１の連通口３９に対向する集塵口５３が設
けられている。

５４は合成樹脂により成形された係着体で、上
下方向に延びる板状部５５と、この板状部５５の
下端から外方に向つて略垂直に屈曲された基部５
６とで立面略Ｌ字形状に形成されている。

前記板状部５５の上部の内側面には、前記案内
部４８の口枠露出部４９を進退する断面略三角形
状の突部５７が案内部４８内へ突出して設けら
れ、この突部５７の上面は上方から下方に向つて
緩かに内方へ傾斜した案内面５７ａとなつてい
る。また、前記板状部５５の上端部は、前記突部
５７の突設部の前縁から上方へ延出され、その延
出部５８の上端部には内方に向つて略垂直に屈曲
され、前記掃除機本体２１の集塵室２７の開口縁
近傍の被当接部となる周壁前部３７の上縁に位置
する当接片部５９が形成されている。

また、前記基部56には、溝６０が穿設されると
ともに、この基部５６の前縁および後縁から前後
一対の軸６１，６１が前後方向に突設されてお
り、また、前記基部５６の外端部は舌形状の舌状
片部６２となつている。

また、前記掃除機本体２１の集塵室２７の下底
には、案内部４８の外側に隣接して前記係着体５
４の軸６１，６１を軸支する一対の軸受６３，６
３が形成されるとともに、この軸受６３，６３間
にタツピングねじ６４が螺着される固着孔６５を
設けた筒状突起６６が突設されており、また、前
記軸受６３，６３の外側に隣接して、前記係着体
５４の舌状片部６２の下面が当接される突起６７
が突設されている。

そして、前記係着体５４の軸６１，６１を軸受
６３，６３に軸支するとともに、溝６０より筒状
突起６６を突出させ、タツピングねじ６４が挿通
される挿通孔６８を穿設したカバー体６９を前記
軸受６３，６３の上面より、係着体５４の基部５
６を挾持するように嵌着し、タツピングねじ６４
をカバー体６９の挿通孔６８に挿通して筒状突起
６６の固着孔６５に螺着すると、前記係着体５４
の下端部が集塵室２７の下底に支持されてこの係
着体５４が取付けられ、その舌状片部６２が突起
６７に圧接されることによつて、前記係着体５４
の板状部５５は、軸６１，６１を中心とした突部
５７の突出方向への回動力を受けるようになつて
いる。

つぎに、この実施例の作用について説明する。

掃除機本体２１の案内部４８にフイルター５０
の口枠５２を嵌合していない状態では、第３図に
実線で示すように、係着体５４の板状部５５が合
成樹脂で成形された前記係着体５４自体の弾力性
と突起６７の舌状片部６２への圧接により、突部
５７の突出方向への回動力を受けているため、こ
の突部５７が前記案内部４８の口枠露出部４９に
突出するとともに、当接片部５９が掃除機本体２
１の被当接部となる周壁前部３７の上縁に位置す
る。

この状態で、蓋体２６を集塵室２７に取着しよ
うとすると、蓋体２６の突壁４４に嵌合されたパ
ツキング４５の下縁が前記当接片部５９の上面に
突き当たるので、蓋体２６を閉じることができな
い。したがつて、この蓋体２６は開いたままとな
り、一見してフイルター５０が装着されていない
ことがわかる。また、このような状態で掃除機本
体２１の電源を入れても、蓋体２６が開いている
ため吸込口２５からの吸引力は生ぜず、塵埃を不
用意に吸込んで飛散することはない。

また、このとき、蓋体２６の突壁４４に嵌合さ
れたパツキング４５は係着体５４の当接片部５９
の上面に当接され、この当接片部５９は掃除機本
体２１の周壁前部３７の上縁に位置しているた
め、蓋体２６の荷重は当接片部５９を介して周壁
前部３７で直接受けることになるから、係着体５
４の特に軸６１や或いは軸受６３に無理な力が加
わらず、したがつて、前記係着体５４を破損する
ことがない。すなわち、蓋体２６が当接片部５９
に加える荷重の作用線と、この当接片部５９に周
壁前部３７から加わる抗力の作用線とがほとんど
一致するので、係着体５４などに無理な負担がか
からない。

つぎに、第３図に鎖線で示すように、掃除機本
体２１の案内部４８上端よりフイルター５０の口
枠５２を挿入して下方に摺動すると、前記案内部
４８の口枠露出部４９から突出していた係着体４
５の突部５７の案内面５７ａに前記口枠５２の側
縁が案内されて、この口枠５２は前記案内部４８
に嵌合され、フイルター５０が集塵室２７に装着
される。この状態で、前記突部５７は口枠５２の
側縁に圧接されて、合成樹脂で成形された前記係
着体５４の弾力性により、その板状部５５が外方
へ傾斜し、掃除機本体２１の被当接部となる周壁
前部３７の上縁に位置していた前記係着体５４の
当接片部５９も外方すなわち水平方向でかつ周壁
前部３７から離れる方向へ移動して、この当接片
部５９が前記周壁前部３７の上縁から側方に退避
し、この周壁前部３７の上縁に蓋体２６のパツキ
ング４５が当接することが可能になり、集塵室２
７上面への蓋体２６の取着が可能となる。

なお、口枠５２を案内部４８に嵌合した状態で
は、吸込口２５の後方に設けられたパツキング４
１のリツプ部４３が口枠５２前面の集塵口５３の
周縁に圧接されこの集塵口５３の周縁が気密に保
持される。

そして、再び案内部４８より口枠５２を外す
と、係着体５４の弾力性およびこの係着体５４の
舌状片部６２と掃除機本体２１の突起６７との当
接によつて軸６１を中心として生ずる回動力のた
めに、係着体５４の当接片部５９が再び周壁前部
３７の上側縁に位置する。

このように、係着体５４の当接片部５９は、こ
の係着体５４自体の弾力性と、係着体５４の舌状
片部６２が突起６７に圧接されることによつて軸
６１を中心として生ずる回動力とによつて、周壁
前部３７の上縁に位置する構造としたので、掃除
機本体２１を傾けても、前記当接片部５９が周壁
前部３７の上縁から外れることがなく、確実にフ
イルター５０の取付け忘れを防止することができ
る。

〔考案の効果〕

本考案によれば、集塵室にフイルターが装着さ
れていない状態では、係着体の当接片部が掃除機
本体の集塵室の開口部近傍の被当接部の上縁に位
置し、この状態で蓋体を閉じようとした場合、こ
の蓋体の当接部が前記当接片部上に当接され、蓋
体が閉じられるのが妨げられて、前記フイルター
の取付け忘れを防止できるとともに、蓋体の荷重
は当接片部を介して、本来蓋体の当接部が当接す
べき前記被当接部の上縁で直接受けることになる
から、前記係着体の全体に無理な力が加わらず、
したがつてこの係着体の耐久性および安定性が高
まり、また、前記当接片部の上縁からの被当接部
の退避は、係着体の突部が案内片部の嵌合された
フイルターの口枠の側縁に圧接され、合成樹脂で
成形された前記係着体自体の弾力性によりこの係
着体が変形することで行なわれ、フイルターの口
枠を抜脱した後の前記当接片部の被当接部の上縁
への移動も、前記係着体の弾力性によつて行なわ
れるので、掃除機本体を傾斜させてもこの当接片
部が被当接部から退避してしまうことがなく、し
たがつて確実にフイルターの取付け忘れを防止で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の
一部を切り欠いた平面図、第２図は同上縦断側面
図、第３図は同上第１図の−視断面図、第４
図は同上集塵室前側の平面図、第５図は同上係着
体の当接片部が掃除機本体の被当接部上に位置し
た状況を示す断面図、第６図は同上係着体の分解
斜視図、第７図は同上フイルターの斜視図、第８
図は従来の電気掃除機の一例を示す集塵室前側の
縦断正面図である。 ２１……掃除機本体、２４……電動送風機、２
５……吸込口、２６……蓋体、２７……集塵室、
３７……被当接部となる周壁前部、４５……当接
部となるパツキング、４８……案内部、５０……
フイルター、５２……口枠、５４……係着体、５
７……突部、５９……当接片部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 吸込口を有しこの吸込口に連通し上面を開口し
   た集塵室を形成しかつ電動送風機を内蔵した掃除
   機本体と、前記集塵室の上面開口部に開閉自在に
   取付けられる蓋体と、前記集塵室内に前記開口部
   から着脱自在に装着されるフイルターとを備え、 前記集塵室内に前記吸込口の開口端の両側に位
   置して前記フイルターの口枠の両側縁部を案内す
   る案内部を形成し、 この案内部に隣接して下端部が前記集塵室の下
   底部で支持され、内側面上部から前記案内部内へ
   突設する突部と、上端部近傍から突出され前記フ
   イルターの未装着時に前記集塵室の開口縁近傍の
   被当接部の上縁に位置する当接片部とを有する合
   成樹脂により成形された係着体を設け、 前記蓋体には前記被当接部の上縁に下縁が当接
   される当接部を形成し、 前記フイルターの未装着時には、前記突部が案
   内部に位置するとともに、前記当接片部が前記集
   塵室の開口縁近傍の被当接部の上縁に位置し、 前記フイルターの装着時には、前記突部がフイ
   ルターの口枠の側縁に押圧されて、前記係着体の
   弾力性によりこの係着体の当接片部が前記被当接
   部の上縁から水平方向に移動し、前記当接片部が
   被当接部の側方に退避することを特徴とする電気
   掃除機。