JPH01233670A - 画像検索装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像データ、ＣＡＤ図形等の２次元データと
コード情報とを合わせて記憶、データを検索する画像検
索装置に関するものである。

従来の技術 ・近年、半導体技術の飛躍的な進歩と記憶媒体の大容量
化に伴い、大容量の図形データや画像データをファイリ
ングする文書ファイルシステム等が実用化されはじめ、
更にはこれら画像データとコード情報とを一元管理する
画像データペースシステムも開発されはじめてきている
。

このようなシステムでは、これまでハードウェア技術を
駆使した処理の高速化や光ディスク等を利用した記憶容
量の増大等を中心に開発が行われ−ンインタフェース：
ＭＭＩ）の部分に開発の中心が移ってきている。　これ
は、低価格化に伴い利用者層が拡大され、容易に操作で
きるシステムが要望されてきたためによる。また、大量
の画像データを記憶するシステムにおいては、利用者の
希望する画像を如何に早く取り出すかが課題きなり、デ
ータの検索法が重要なポイントとなる。

従来、この分野では情報検索という観点から利用者が検
索条件を入力し、その条件を満たす画像を取り出す方法
と、電子マニュアルのように利用者が見たいページを順
次波していく（ブラウジング）時に画面に対する直接指
示で行う直接検索法きが考えられる。

以下、各々の方法について説明する。

１、情報検索としての画像検索法。

情報検索としての画像検索法には、キーワードにより検
索を行う方法と画像自身をキーとする検索法と検索条件
の表現にアイコンを利用した検索法とがある。

（１）キーワードによる画像検索注 文書ファイルシステム等での検索法を画像検索に適用し
たものであり、画像登録時にキーワード情報を付し、検
索時に利用者がキーワードを入力することで、それに一
致した画像データを取り出す方法である。しかし、この
方法では画像検索時に毎回キーボードからキーワードを
入力するこ々になり、掃作上利用者にとっては非常に煩
わしいものとなる。

（２）画像自身をキーとする検索性 検索のキー情報として画像データを用いる方法であり、
例えば検索時に利用者がスケッチ等の例画像を入力し、
システム内でこれに類似した画像を取り出す方法である
。しかし、利用者が希望する画像の特徴抽出の問題、例
画像とシステム内画像の類似度評価の問題、例画像入力
方法の問題等、多くの問題点を有し、現状では実用化レ
ベルには達していない。

（３）アイコンを利用した画像検索性 検索キーワードをアイコン等により視覚化し、画像検索
時にアイコンをマウス等の指示装首を用いて選択して検
索処理を行う方法である。しかし、検索キーワードのア
イコン化において、利用者が理解できるアイコンを如何
に作成するか等の問題を有し、現状では実現性に乏しい
。

２、対話的摸作としての直接検索性 電子マニュアルは、個人の思考に基づいて見たい文書を
順次ブラウジングしていくもので、文書間には自由に関
連づけが持たせられ、その文書量移動をマウス等を用い
た直接指示により行える。

直接指示による操作起動を行う対象としてはアイコン等
があるが、最近は画像（文書）内の２次元領域により行
うものもある。これによると利用者は画像内のある部分
を指示することで対応した処理が行え、あたかも画像内
のある領域部分を用いて別の画像を取り出したイメージ
を持つことができる。

例えば、画像内の領域に別の画像に移動するような処理
を対応づけておくと、利用者は画像内のその領域部分を
指示した場合、指定した画像に移動させることができる
。これは、実際には、画像内の領域毎にプログラムが対
応づけられており、利用者が画像内の領域を切出し、こ
の領域に処理内容をプログラムするこ々で実現している
。

この方法によると、操作対象は元の画像であり（アイコ
ンではない）、利用者は操作時にあたかも画像を利用し
た操作イメージを持つことができ、操作手法としては優
れたものである。しかし、領域毎に処理内容をプログラ
ムで記述するため画像間の移動のような簡単な操作であ
れば記述可能であるが、ある条件を満たす画像群を取り
出すような情報検索に適用するには記述が非常に困難と
なり、実現上問題となる。

発明が解決しようとする課題 以上のように従来の画像を扱うシステムにおける検索法
について、まとめると次のような課題があると考えられ
る。

（１）キーワード検索法は、キーワード入力が非常に煩
わしく、操作上問題がある。

（２）画像自身をキーとする検索法は、画像の特徴抽出
等を全てシステムで行おうとするものであリ、現状では
実用的でない。

（３）アイコンを利用した画像検索法は、キーワードを
表現するアイコンの作成が問題であり、現状では実現性
に乏しい。

（４）上記した直接操作法は、領域毎に操作内容を記述
（プログラム）するため、画像検索処理などを領域毎に
記述するのは困難であり、実装上問題がある。すなわち
、そのままでは画像検索には適用できない。

本発明はかかる点に鑑み、画像に適した検索法として直
接指示検索を実現するため、画像内の領域にキーワード
情報を関係づけて管理しく例えばデータペース管理シス
テムの一レコードとして管理する）、操作時に画像上で
領域内の位置を指定することで、管理されたキーワード
情報と領域情報との関係を用いてその位置に対応するキ
ーワード情報を取り出し、キーワード情報による画像検
索を行うことができる画像検索装置を提供することを目
的とする。

課題を解決するための手段 本発明は、文字、数値等のコード情報と画像データを記
憶するデータ記憶手段と、前記コード情報と画像データ
を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段により表
示された情報の位置を指定する位置指定手段と、前記画
像データ内の所定２次元領域とキーワード等のコード情
報とを関係づけるコード・領域関係記憶手段と、前記位
置指定手段により指定した位置情報から前記領域コード
関係記憶手段を用いてコード情報に変換する位置・コー
ド変換手段と、前記位置・コード変換手段により取り出
されたコード情報を用いて画像検索指示内容を作成する
画像検索指示作成手段と、前記画像検索指示作成手段に
より作成された検索清報から前記データ記憶手段内の画
像を検索する画像検索手段とを有した画像検索装置であ
る。

作用 本発明は、画像に対してその画像内の所定２次元領域と
コード情報とを対応づけてテーブル等を用いて管理する
ことで、画像内で指示を行った場合に指示位置を領域範
囲内に含む所定２次元領域を捜し出し、そのコード情報
により画像検索を行うことができる。これにより利ｍ者
に画像を利用した検索のイメージを持たせることができ
る。

また、画像内の領域に対してはコード情報のみを関係づ
けて管理してあり、それから得られるコード情報との組
み合せにより複数の検索処理を実現することができる。

実施例 第１図は、本発明の一実施例における画像検索装置のブ
ロック図を示すものである。

第１図において、本実施例の画像検索装置を構成する主
なブロックとして、１は以下の２〜５を制御する制御手
段、２はコード情報と画像データとを表示する画像表示
手段、３は表示された情報の位置を指定する位置指定手
段、４はコード情報と画像データを記憶し、検索情報を
管理する記憶管理機構、５は画像表示手段２と位置指定
手段３とを用い利用者の指示内容を解釈して記憶管理機
構内の画像データを検索する画像検索制御機構である。

記憶管理機構４は、コード情報と画像データとを記憶し
たデータ記憶部ｇ２４１と、画像内２次元領域とコード
情報を関係づけたコード・領域関係記憶手段４２と、コ
ード情報から画像データを検索する画像検索手段４３と
から構成される。

画像検索制御機ｖＩ５は、位置指定手段３により指定さ
れた位置情報をコード・領域関係記憶手段を用いてコー
ド情報に変換する位置・コード変換手段５１と、コード
情報を用いた画像検索指示内容を作成する画像検索指示
作成手段５２とからなる。

４２０　、４２１はコード・領域関係記憶手段４２を構
成するもので、４２０は画像内の２次元領域（以下コー
ド付き領域と略記）とコード情報との対応関係を記憶し
たコード・領域対応関係記憶部、４２１は与えられる位
置情報を領域範囲内に含むコード付き領域を選出し、コ
ード・領域対応関係記憶部４２０を用いてこれに対応づ
けられたコード情報を取り出す領域コード検索部である
。

４３０．４３１は画像検索手段４３を構成するもので、
４３０はコード情報と画像データとの関係を記憶したコ
ード・画像関係記憶部、４３１はコード・画像関係記憶
部４３０を用いてコード情報から画像デー・夕を検索す
る画像データ検索部である。

５１０．５１１は位置・コード変換手段５１を構成する
もので、５１０は位置指定手段３で指定された画像表示
手段２上の位置情報を画膏データ内の位置情報に変換す
る画像データ内位置変換部、５１１は表示画像内の位置
情報をコード・領域関係記憶手段４２に渡してコード情
報に変換する画像自位置・フード変換部である。

５２０．５２１は画像検索指示作成手段５２を構成する
もので、５２０は利用者が検索処理内容を指示する検索
指示入力部、５２１は位置・コード変換手段５１により
与えられたコード情報と検索指示入力部５２０により得
られた検索処理内容を組み合せて画像検索手段４３に対
する指示を作成する画像検索指示作成部である。

６０１〜６０５は記憶管理機構４と画像検索制御機構５
間で扱われる情報であり、６０１は画像自位置座標と画
像を一意に決定する画像ＩＤとからなる表示画像自位置
情報、６０２はコー・ド・領域関係記憶部４２で取り出
されたコード情報、６０３は位置・コード変換手段５１
より画像検索指示作成手段５２に渡されるコード情報、
６０４は画像検索指示作成手段５２において作成され、
画像検索手段４３に渡される画像検索情報、６０５は画
像検索手段４３より得られた画像データである。

本実施例では上記した記憶管理機構４内において、デ〜
り記憶手段４１と、コード・領域関係記憶手段４２と、
画像検索手段４３とをリレーショナルデータベース管理
システム（以下ＲＤＢＭＳと略記）で構成するものとし
て説明していく。

ＲＤＢＭＳは、記憶データの管理を表（レコード）を用
いて行うもので、レコード内の個々の管理属性をフィー
ルド、表の枠組（全部のフィールド）を称してスキーマ
と呼ぶ。また、一般にはレコードの定義、レコードに対
するデータ入力としてデータベース定義言語を有し、デ
ータベースに対する間合せとして、間合せ言語、データ
操作言語を有する。

第２図は、本実施例においてＲＤＢＭＳで管理される各
々の関係を記述するレコードを示した図であり、第２図
（ａ＞はコード・画像関係記憶部４３０内で記憶される
コード情報と画像データを関係づけた画像管理レコード
である。スキーマとしては、画像を一意に決定する画像
ＩＤフィールドと、画像に関するコード情報を格納する
画像キ・−ワードフィールドと（図中では３つの画像キ
ーワードフィールドを有する）、画像データの格納位置
を示す画像データフィールドとからなる。

第２図（ｂ）はコード・領域対応関係記憶部４２０内で
記憶される画像データ内の２次元領域とキーワード等の
コード情報とを関係づけた領域管理レコードである。ス
キーマとしては、領域を一意に決定する領域１０フイー
ルドと、画像Ｉｒ）フィールドと、領域情報を格納する
領域情報フィールドと（矩形領域の左上部座標と右下部
座標とを管理）、その領域内画像に関係するコード情報
を格納する領域キーワードフィールドとからなる。

第２図（ｃ）はコード・１画像関係記憶部４３０内で記
憶される（ａ＞とは別の画像データの管理レコードで、
説明文書画像に関するそのコード情報と説明文書データ
とを関係づけた説明文書管理レコードである。スキーマ
としては、説明文書を一意に決定する説明文書ＩＤと、
説明文書に関するコード情報を格納する説明文書キーワ
ードフィールドと、説明文書画像データの格納位置を示
す説明文書画像データフィールドからなる。

第２図（ａ）、（Ｃ）のレコードにおいて画像データフ
ィールド及び説明文書画像フィールドには、画像データ
格納位置情報と１．てファイル名を扱うものとする。

第３図は、直接指示検索時の制御手段ｊによるアルゴリ
ズムを示した図である。

以下、第１図のブロック図の動作を第３図フローにした
がい第２図を参照しながら説明する。

まず、コード情報及び画像データが画像表示手段２」二
に表示されているとする。表示された画像は、システム
初期時に固定的に表示されたものと考える。

利用者は、画像表示手段２の表示情報に対し画像検索指
示作成手段５２内の検索指示入力部５２０を用いて検索
処理内容を指示する。検索処理内容の指示とは、利用者
がキーワードによってどのような画像を取り出すのかを
指示することであり、例えばあるキーワードに関して関
連する画像群を取り出す処理（関連画像検索）の指示や
、キーワードに関する説明文書を取り出す処理（説明文
書画像検索）の指示等がある。指示方法としては、検索
処理内容を画像表示手段２を用いて利用者に提示し、選
択させる方法（メニュ一方式）や、キーボードのあるキ
ーを押しながら位置指定を行い、その組み合せにより検
索処理内容を切り変える方法等が考えられる。

以下、検索処理内容として、利用者が関連画像検索処理
を指示したものとして説明を行っていく。

検索処理内容の指示後、利用者は位置指定手段３を用い
て位置を指定する。この場合、利用者は検索する画像の
キーワードに関係する画像上の位置を指示する。

位置指定手段３で得られた位置情報は、位置・コード変
換手段５１に渡され、画像データ内位置変換部５１０に
より画像内位置情報に変換される。画像内位置コード変
換部５２０は、変換された画像内位置情報と表示画像の
画像ＩＤとをコード・領域関係記憶手段４２に表示画像
内位置清報６０１として渡す。

コード・領域関係記憶手段４２では、領域コード検索部
４２１によりコード・領域対応関係記憶部４２０を用い
て、画像自位置を領域範囲内に含むコード付き領域を選
出し、それに関係づけられたコード情報を取り出す。取
り出されたコード情報６０２は、位置・コード変換手段
５１に渡される。

これは、実際には、次のような手順で実行される。まず
、領域コード検索部４２１において、コード・領域対応
関係記憶部４２０内に格納されている領域管理レコード
（第２図（ｂ））より、表示画像の画像ＩＤを用い、表
示画像に対するコード・領域管理テーブル（第６図）を
作成する。次いで、このテーブルを用いて、コード付き
領域座標値（左上部座標値と右下部座標値）と画像内位
置座標とを比較し、位置座標を範囲内に含むコード付き
領域を選出して関係づけられたコード情報を取り出す。

第６図に示した表示画像のコード・領域管理テーブルの
作成は、第２図（ｂ）の領域管理レコードに対して、Ｒ
ＤＢＭＳの間合せ言語もしくはデータ操作言語を用いて
表示画像の画像ＩＤで射影演算を行うことにより作成で
きる。射影演算とは、ＲＤＢＭＳ内で管理される関係表
において、あるフィールド（列）のデータが指定する値
と一致するタプル（行）を全て取り出す演算である。

位置・コード変換手段５１によって位置情報から変換さ
れたコード情報６０３は、画像検索指示作成手段５２に
渡される。画像検索指示作成部５２１内では、検索指示
入力部５２０で指示された検索処理内容（関連画像検索
）とこのコード情報とを組み合せ、画像検索手段４３に
対する画像検索指示情報６０４を作成する。

画像検索手段４３内の画像データ検索部４３１は、画像
検索指示情報６０４によりコード・画像関係記憶部４３
０を用いて検索処理を実行する。画像検索指示情報６０
４は、ＲＤＢＭＳに対する間合せ言語もしくはデータ操
作言語で記述されるものであり、画像データ検索部４３
１では、コード・画像関係記憶部４３０内の画像管理レ
コードを用いた間合せ処理を実行する。

関連画像検索処理では、第２図（ａ）の画像管理レコー
ドから画像キーワードフィールドにおいて、指示した領
域情報より得られたキーワードと一致する画像データを
取り出す。

画像データ検索部４３１は、検索結果として画像データ
の格納位置情報（画像ファイル名）を得て、画像データ
格納位置情報からデータ記憶手段４１より画像データを
読み出し、画像表示手段２に渡して画像表示を行う。

この時検索画像の表示については、結果画像群を一覧表
示（縮小画像等）する方法、結果画像群の一枚目を表示
し、その他の検索結果画像を次画像表示等の操作指示に
よりブラウジングしていく方法等が考えられる。

また、検索処理手順が説明文書を検索する場合は、アル
ゴリズム的には上記した例と同じであるが、画像検索指
示作成手段５２で作成される画像検索指示情報が、第２
図（ｃ）を用いた説明文書画像検索処理になる。

次に、上記機能を用いた実際の操作例を第４図、第５図
、第６図、第７図を用いて説明する。

第４図は表示された情報と画像内コード付き領域を示し
たものであり、（ａ）は画像表示手段２に表示される画
面ビューを示し、画像データと検索処理内容を提示する
情報とが表示されている。

第４図（ｔｌ）は第４図（ａ）の表示画像の画像内コー
ド付き領域を示したもので、図中３つのコード付き領域
（１月”と１山”と−１１）を有する。

第５図は管理レコードの内容を示したもので、第５図（
ａ）は第２図（ａ）のスキーマに基づく画像管理レコー
ド、第５図（ｂ）は第２図（ｂ）のスキーマに基づく領
域管理レコード、第５図（Ｃ）は第２図（Ｃ）のスキー
マに基づく説明文書画像管理レコードである。

第６図は、領域コード検索部４２１で第５図（ｂ）の領
域管理レコードから第４図に示す画像に対するコード・
領域管理テーブルを作成したものである。

第７図は、本実施例にあける複数検索処理内容の実行時
の概念的な特徴を示した図である。

以下、第４図（ａ）の表示画面に対する検索操作を説明
する。

利用者が、第４図（ａ）の表示画像に対して、”月”の
絵がある画像群を検索したいと考えた場合、第４図（ａ
）の表示画面に対し検索処理内容として”関連画像”の
部分を位置指示手段等を用いて指示し、次いで表示画像
内の”月“の部分を位置指定する。この時、第４図（ｂ
）に示すように”月”の絵の部分にはキーワード”月”
が関係づけられており、上記説明した機能によって第６
図のコード・領域管理テーブルを用いて領域ＩＤ＝１の
領域情報が選出され、それに関係づけられているコード
情報２月２が取り出される。そして、この取り出された
コード情報を用い第５図（ａ）の画像管理レコードから
画像キーワードフィールドに”月”を持つ画像群（画像
ＩＤ＝１等）が検索される。

この時利用者はキーボードを用いず、１月２の絵の部分
を直接指示することで検索処理を行うことができ、あた
かも画像を用いた検索イメージを持つ。

同様にして、その他の領域（山、橋等）で指示を行うと
各々のキーワードに関する画像検索が実行される。

また、利用者が”月”に関する説明文書が見たいと考え
た場合、第４図（ａ）の表示画面に対し検索処理内容と
して１説明文書″の部分を指示し、表示画像内の”月”
の部分を位置指定する。画像内の指示位置により類似検
索の例と同様に、第６図のコード・領域管理テーブルを
用い領域ＩＤ＝１の領域情報が選出され、それに関係づ
けられたコード情報”月”が取り出さる。そして、この
取り出されたコード情報を用い第５図（Ｃ）の説明文書
画像管理レコードから説明文書画像キーワードフィール
ドに”月”を持つ説明文書（説明文書ＩＤ＝１）が取り
出される。

上記した２つの操作例は、概念的には第７図（ａ）、（
ｂ）に示すように、画像に対して領域とコード情報とを
関係づけて管理し、同一の画像内の領域から得られるコ
ード情報（キーワード月′）に対して複数の検索処理内
容を組み合せることで、各々異なる検索画像を得ること
ができる。

すなわち、表示画像上の”月２の部分を指示した場合に
、第７図（ａ）では関連画像検索処理と組み合せて１月
”を含む画像群を検索し、第７図（ｂ）では説明文書画
像検索処理と組み合せて”月”に関する説明文書を検索
する。

以上本実施例によれば、画像に対し画像内の領域とコー
ド情報（キーワード）とを関係づけて管理し、予め利用
者が希望する検索処理内容を指示後、表示画面上で位置
指示を行った場合にその指示位置を領域範囲内に含む領
域情報からキーワードを取り出し、そのキーワードと指
示された検索処理内容とを組み合せて検索処理を行うこ
とができ、利用者の希望する画像検索をあたかも画像を
用いて行ったイメージを利用者に持たせることができる
。

また、領域にはコード情報のみを関係づけて管理し、し
かもプログラムによる関係の記述ではなく　ＲＤＢＭＳ
による関係表（レコード）で管理することで、ＲＤＢＭ
Ｓのデータ定義言語によるレコードの作成（スキーマの
定義）やデータの追加、変更ができ、データの保守が容
易となっている。

しかも、画像内領域には処理内容を分離して管理してい
るため、画像内の一つのコード付き領域に対して複数の
検索処理内容を組み合せることが可能となっている。言
い替えると、複数の検索処理を実行する場合に領域毎に
その検索処理内容を記述する必要がなく実現できる。

上記した実施例では、記憶管理機構４内ののデータ記憶
手段４１と、コード・領域関係記憶手段４２と、画像検
索手段４３にＲＤＢＭＳを利用したが、その他のデータ
ベース管理システムとしてネットワーク型データベース
、階層型データベースを用いても構わない。また、デー
タベース以外の管理機構であっても上記したような構成
を有し、データが記憶、管理できるものであれば構わな
い。

画像内領域とコード情報との関係を作成する方法（コー
ド領域管理レコードのデータ作成）に関しては、利用者
が表示画像に対し領域の位置指定を行って領域座標を得
て、その領域についてキーワードを入力するといった方
法、また画像認識技術の利用によるシステムの自動的な
領域とキーワードの抽出による方法等が考えられる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば次のような効果があ
り、その実用的効果は非常に大きいものである。

（１）画像検索装置において、利用者に対し画像を利用
した操作イメージを持たせることができ、従来に比べて
非常にユーザー親和性の良い画像に適した検索法を実現
できる。

（２）領域情報に対しコード情報のみを関係づけて管理
し、しかもリレーショナルデータベース管理システムを
用い、関係表（レコード）により管理することで、管理
データが削減され、その作成、変更が容易なものとなる
。

（３）領域情報と検索処理内容とを分離して管理するこ
とにより、画像に対する領域情報（画像内領域とコード
情報を関係づけたもの）と複数の検索処理内容とを組み
合せて複数の検索処理を容易に実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における画像検索装置のブロ
ック図、第２図はリレーショナルデータベース管理シス
テム内で扱われるデータの関係を記述するレコードの説
明図、第３図は直接指示検索の操作を行う時の処理フロ
ー図、第４図は表示部に表示される画面の説明図、第５
図は第２図に示したレコードデータの説明図、第６図は
第４図の表示画像に対するコード領域関係のテーブルの
説明図、第７図は複数の検索処理手順を実行する場合の
概念的な特徴の説明図である。 １・・・“制御手段、２・パ・画像表示手段、３・・・
位置指定手段、４・・・“記憶管理機構、５・・・・画
像検索制御機構、４１・・・−データ記憶手段、４２・
・・・コード・領域関係記憶手段、４３′・・・画像検
索手段、５１・・・・位置・コード変換手段、５２・・
−画像検索指示作成手段、４２０・・・・コード・領域
対応関係記憶部、４２１−・・・領域コード検索部、４
３０・・−・コード・画像関係記憶部、４３１・・・・
画像データ検索部、５１０　・・°画像データ内位置変
換部、５１１・・・−画像自位置・コード変換部、５２
０・・・・検索指示入力部、５２１・・・・画像検索指
示作成部、６０１・・・・表示画像自位置情報、６０２
．６０３・・・・コード情報、６０４・・−・画像検索
情報、６０５・−・・画像データ。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第　　　３
　　　図 （ａ） ｊｌｌＥＴ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字、数値等のコード情報と画像データを記憶す
   るデータ記憶手段と、前記コード情報と画像データを表
   示する画像表示手段と、前記画像表示手段により表示さ
   れた情報の位置を指定する位置指定手段と、前記画像デ
   ータ内の所定２次元領域とキーワード等のコード情報と
   を関係づけるコード・領域関係記憶手段と、前記位置指
   定手段により指定した位置情報から前記コード・領域関
   係記憶手段を用いてコード情報に変換する位置・コード
   変換手段と、前記位置・コード変換手段により取り出さ
   れたコード情報を用いて画像検索指示内容を作成する画
   像検索指示作成手段と、前記画像検索指示作成手段によ
   り作成された検索情報から前記データ記憶手段内の画像
   を検索する画像検索手段とを有することを特徴とする画
   像検索装置。
2. （２）データ記憶手段と、コード・領域関係記憶手段と
   、画像検索手段とが、データベース管理システムを用い
   て構成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の画像検索装置。