JPH01228945A - チモール誘導体の製造方法 - Google Patents

チモール誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH01228945A
JPH01228945A JP5659888A JP5659888A JPH01228945A JP H01228945 A JPH01228945 A JP H01228945A JP 5659888 A JP5659888 A JP 5659888A JP 5659888 A JP5659888 A JP 5659888A JP H01228945 A JPH01228945 A JP H01228945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
acid
represented
hydrochloride
dimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5659888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780821B2 (ja
Inventor
Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
Hiromitsu Takeda
武田 裕光
Tomio Yamakawa
富雄 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemiphar Co Ltd filed Critical Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority to JP5659888A priority Critical patent/JPH0780821B2/ja
Publication of JPH01228945A publication Critical patent/JPH01228945A/ja
Publication of JPH0780821B2 publication Critical patent/JPH0780821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、チモール誘導体の製造方法に関し、更に詳細
には、次式CI) で表わされるN、N−ジ°メチル−2−(4−ヒドロキ
シ−2−イソプロピル−5−メチルフェノキシ)エチル
アミンの製造方法に関する。
上記−最大(I)で表わされるチモール誘導体は、脳循
環代謝改善剤として広く使用されている次式(II ) で表わされる2−(4−アセトキシ−2−イソプロピル
−5−メチルフェノキシ)−N、N−ジメチルエチルア
ミン・塩酸塩(一般名;塩酸モキシシリト)の重要な合
成中間体である。
従来、塩酸モキシシリトに関する製造方法として、ドイ
ツ特許第905738号、英国特許第745070号等
が知られている。しかし、これらの合成方法は出発原料
であるチモールから9工程を経て、目的物を得ており、
工程数が多く、更に、第7エ程でジアゾニウム塩の分解
等により、高純度の目的物を得ることが難しく、工業的
な製法としては有利な方法とはいえない。
本発明者らは、先に、従来の方法に比してチモールから
4工程という短い工程で、かつ、簡便な方法で塩酸モキ
シシリトを収率良く取得で営る、工業的に有用な製法に
関する特許出願をしている(特願昭6l−290907
)。
m−」すama−一や塩酸モキシシリト(II) 本発明方法は、工業的に有用な前記特願昭61−290
907の製法を更に改良したもので、上記の反応ルート
において、式(IV)で表わされる3−[2−(ジメチ
ルアミノ)エトキシ] −p−シメンを硫酸塩化するこ
とで、式(rV)−式(I)の工程での急激な発熱を回
避でき、しかも式(I■)−式(rV)の工程で式(I
V)を硫酸塩として単離することにより、未反応のチモ
ールを除去で営ることを見出し、本発明方法を完成した
すなわち、本発明方法は、 で表わされるチモールを、水酸化アルカリの存在下、 CJ2/\7N′・Hcλ \ で表わされるN、N−ジメチル−2−クロルエチルアミ
ン・塩酸塩と反応ざ甘た後、硫酸を加え、式、 で表わされる3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]
−p−シメン・硫酸塩を得、次いでこれをで表わされる
ヨードメシチレンジアセテートと反応させた後、加水分
解することを特徴とする、で表わされるN、N−ジメチ
、ルー2−(4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−5−
メチルフェノキシ)エチルアミンの製造方法に関する。
本発明方法においで、式(I■)のチモールとN、N−
ジメチル−2−クロルエチルアミン・塩酸塩とは、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリの存
在下、水とテトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エ
ーテル等との混合溶媒中で、室温〜溶媒の沸点で行われ
る。また、水とトルエン、キシレン、ジクロルエタン等
の有機溶媒との混合溶媒中、水酸化アルカリおよび相転
移触媒の存在下に反応を行ってもよい。
得られた式(IV)で表わされる3−[2−(ジメチル
アミノ)エトキシ]−p−シメンを有機溶媒で抽出後、
トルエン−Tl(F等の混合溶媒中に濃硫酸を加えるこ
とにより、式(Vl)で表わきれる硫酸塩が得られる。
次に、式(Vl)で表わきれる硫酸塩に、式(V)で表
ねされるヨードメシチレンジアセテートを硫酸、トリフ
ルオロ酢酸等の酸触媒の存在下、反応に関与しない溶媒
、例えば無水酢酸、酢酸中0〜50℃、2〜48時間反
応させた後、更にこれを水に注ぎ、望ましくは銅塩、酸
の存在下、加熱還流することにより式(I)で表わされ
るN、N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2−イソ
プロピル−5−メチルフェノキシ)エチルアミンが得ら
れる。反応終了後、式(V)で表わきれる化合物の合成
原料である、次の一般式(■) で表ねされるヨードメシチレンを回収することもできる
上記方法により得られた式(I)で表わされる化合物を
、反応に関与しない有機溶媒、例えばベンゼン、ジクロ
ロエタン、ピリジン等の存在下または無存在下に、アセ
チル化剤、例えば無水酢酸、塩化アセチル等を作用した
後、ジクロロエタン、クロロホルム等の反応に関与しな
い溶媒の存在下、塩酸ガスを作用きせることにより目的
物である式(II)の塩酸モキシシリトを得ることがで
ざる。また、塩酸モキシシリトは式(I)で表ゎきiる
化合物に、クロロホルム、トルエン中で塩化アセチルを
加え、加熱還流することにより得ることもできる。
上述のように、本発明方法は従来の方法に比して、容易
に入手で伊る原料であるチモールが°ら4工程という短
い工程で、かつ、より藺便な方法で塩酸モキシシリトを
収率良く取得でき、また、本発明者らによる特願昭61
−290907で前述の反応ルートにおいて、式(IV
)の3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ] −p−
シメンを硫酸塩化することで式(IV)→式(I)の工
程での急激な発熱を回避することがで伊、シかも式(1
■)→(IV)の工程で式(rV)を硫酸塩として単離
することにより、未反応のチモール(III)を除去で
営る等の改良を行ったものであり、塩酸モキシシリトの
工業的に有用な製法である。
次に、実施例および参考例を挙げて本発明を更に詳しく
説明する。
実施例1 水酸化カリウム165gに水106■又を加えて撹拌後
、これにテトラヒドロフラン7001又、ヨウ化カリウ
ム8.3g、 NazS203・5HzO9,Ogおよ
びチモール150.2gを加え、N、N−ジメチル−2
−クロルエチルアミン・塩酸塩150.2gを30分毎
に4回に分けて加えた後、4時間加熱還流した。
テトラヒドロフランを留去しトルエン500m slで
抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、更にトルエンを
加え1600m又とする。これにテトラヒドロフラン5
30mfを加えた後、濃硫酸53g又を加えて得られた
沈殿を濾取することにより、首記化合物290.0g(
収率90.7%)を得た。
実施例2 3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ] −p−シメ
ン・硫酸塩2.55g(0,008mo f)を無水酢
酸Sow 又に溶解した後、2−ヨードメシチレンジア
セテート2.91g(0,008mo Jりを加えた。
この中に硫酸1.3mlを10℃以下で15分間で滴下
後、そのまま10℃以下で2時間撹拌した。次いで室温
で一夜撹拌後、反応液を3201 J2の水の中に注入
した。この中に塩化第1鰐00.19gを加え、3時間
撹拌下に加熱還流した。冷却後、油状物どして分離した
2−ヨードメシチレンをエーテルで抽出した。(常法処
理後、2−ヨードメシチレン1.68gを回収した。)
水層は、炭酸水素ナトリウムを加えてアルカリ性とし、
エーテルで抽出した。エーテル層を水洗後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥、留去して残渣を得た。これをn−へキサン
4011、IN水酸化ナトリウム溶液40+s又と共に
振盪した。分取した水酸化ナトリウム溶液を2N塩酸で
酸性とした後、炭酸水素ナトリウムを加えてアルカリ性
とし、エーテル抽出することにより首記化合物1.15
gを得た。
■、p  88.5〜89.5℃ 実施例3 3−[2−(ジメチル・アミノ)エトキシ]−p−シメ
ン・硫酸塩2.55gを無水酢酸12.511.2に溶
解した後、2−ヨードメシチレンジアセテート2.91
gを加えた。
この中に濃硫酸0.71又を10℃以下で20分間で滴
下後、そのまま10℃以下で3時間撹拌した。次いで室
温で19時間撹拌後、反応液を80++ JLの水の中
に注入した。この中に塩化第1飼0.19gを加え、撹
拌下4時間加熱還流した。冷却後、油状物として分離し
た2−ヨードメシチレンをトルエンにて抽出した。
(常法処理後、2−ヨードメシチレン1.5gを回収し
た。)水層に6N水酸化ナトリウムを加え、アルカリ性
(pH−10)とした後、酢酸エチルにて抽出した。
これを食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムにて乾燥し
、溶媒を留去して残渣1.78gを得た。これをトルエ
ン30m又に溶解し、IN水酸化ナトリウムを加えて振
盪した。水層に2N塩酸を加えてpH= 10とし、こ
れを酢酸エチルより抽出して有機層を食塩水で洗浄後、
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して首記化合
物1.12gを得た。
参考例I N、N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2−イソプ
ロピル−5−メチルフェノキシ)エチルアミン8.07
gに無水酢酸4.20gを加え溶解し、60℃で40分
撹拌した。クロロホルム200m J2に溶解し、飽和
炭酸水素ナトリウム水200■又と共にWi盪後、飽和
食塩水(150+*又×2)で振盪し洗浄した。分取し
たクロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロ
ロホルムを減圧留去し残渣9.33gを得た(収車98
.1%)。
これをクロロホルムに溶解し、塩酸ガスにより塩酸塩と
した後、1,2−ジクロルエタンより再結晶して、首記
化合物の結晶を得た。
鳳、p   209〜210℃ 参考例2 塩酸モキシシリト N、N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2−イソプ
ロピル−5−メチルフェノキシ)エチルアミン1.Og
をトルエン20m 又に溶解し、塩化アセチル0.42
11文を加えて4時間加熱還流した。氷水にて冷却後、
結晶を濾取し首記化合物1.30g(収率97.7%)
を得た。
エタノールから再結晶して結晶1.03g(収率77.
4%)を得た。
m、ρ 210〜211℃ 参考例3 塩酸モキシシリト N、N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ−2−イソプ
ロピル−5−メチルフェノキシ)エチルアミン1.0g
をクロロホルム5+Jjに溶解し、塩化アセチル0.4
2m1を加えて4時間加熱還流した。クロロホルムを減
圧留去し、得られた粒体をエタノールから再結晶して首
記化合物の結晶1.05g(収″*78.9%)を得た
m、p  208〜212℃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]
    −p−シメン・硫酸塩を、 式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるヨードメシチレンジアセテートと反応させ
    た後、加水分解することを特徴とする、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるN,N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ
    −2−イソプロピル−5−メチルフェノキシ)エチルア
    ミンの製造方法。
  2. (2)式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるチモールを、水酸化アルカリの存在下、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるN,N−ジメチル−2−クロルエチルアミ
    ン・塩酸塩と反応させた後、硫酸を加え、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]
    −p−シメン・硫酸塩を得、次いでこれを 式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるヨードメシチレンジアセテートと反応させ
    た後、加水分解することを特徴とする、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるN,N−ジメチル−2−(4−ヒドロキシ
    −2−イソプロピル−5−メチルフェノキシ)エチルア
    ミンの製造方法。
JP5659888A 1988-03-10 1988-03-10 チモール誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0780821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5659888A JPH0780821B2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 チモール誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5659888A JPH0780821B2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 チモール誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01228945A true JPH01228945A (ja) 1989-09-12
JPH0780821B2 JPH0780821B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=13031646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5659888A Expired - Lifetime JPH0780821B2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 チモール誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780821B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0780821B2 (ja) 1995-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6024781B2 (ja) シス−2−ヒドロキシ−2−フエニル−r−1−シクロヘキサンカルボン酸の製造法
SU645549A3 (ru) Способ получени 1,2-диоксициклобутендиона-3,4
JPH01228945A (ja) チモール誘導体の製造方法
JPS6391352A (ja) 光学活性フエニルプロパノ−ルアミン類の製造方法
JP2007518782A (ja) スポンゴシンの合成
CN111233857B (zh) 一种连续化生产培西达替尼的合成方法
CN109251150B (zh) 一种2,3-二氨基丙酸甲酯的制备方法
JPH0520425B2 (ja)
JPS63141948A (ja) チモ−ル誘導体の製法
JP2716243B2 (ja) N―ベンジル―3―ヒドロキシスクシンアミド酸およびその製造法
JPS5919545B2 (ja) 新規三環式かご状アミン化合物
JPS60237041A (ja) 3−プロピオニルサリチル酸誘導体の製造法
JPS61172846A (ja) (±)−2−クロロプロピオン酸の光学分割法
CN115232020A (zh) 一种合成n,n-二乙基-2-羟基苯乙酰胺及其类似物的方法及其应用
SU608799A1 (ru) Способ получени гидрохлорида диметилового эфира иминодипропионовой кислоты
KR100403950B1 (ko) 5-아미노메틸-2-티오펜카보니트릴 염산염의 제조방법
JPS6026395B2 (ja) N−トリアルキルシリルメチル尿素の合成法
JP2856331B2 (ja) 2,2‐ジアミノ‐1,1‐ビナフチルの製造法
CN118084737A (zh) 4-(1-((叔丁氧基羰基)氨基)环丁基)苯甲酸的合成方法
JPS6363644A (ja) チモ−ル誘導体の製法
CN116178304A (zh) 一种盐酸普拉克索的合成方法
CN114478454A (zh) Sglt2抑制剂关键中间体以及其制备方法
JPS6016982A (ja) グルコ−ス類似体およびその製造方法
JPS59104373A (ja) ベンゾチアゼピン誘導体の新規製造法
JPH07116213B2 (ja) 新規なn▲上6▼,2′―o―ジ置換―アデノシン―3′,5′―環状リン酸及びその製法