JPH0122771Y2 - - Google Patents
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- JPH0122771Y2 JPH0122771Y2 JP13473683U JP13473683U JPH0122771Y2 JP H0122771 Y2 JPH0122771 Y2 JP H0122771Y2 JP 13473683 U JP13473683 U JP 13473683U JP 13473683 U JP13473683 U JP 13473683U JP H0122771 Y2 JPH0122771 Y2 JP H0122771Y2
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- JP
- Japan
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- seat
- connecting rod
- track
- vehicle
- rod
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- Handcart (AREA)
- Railway Tracks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は傾斜地用に施設された単軌道条を自走
行する駆動車と該駆動車に牽引されて荷物を運搬
する台車とからなる傾斜地用単軌道条運搬装置の
改良に関する。
行する駆動車と該駆動車に牽引されて荷物を運搬
する台車とからなる傾斜地用単軌道条運搬装置の
改良に関する。
この傾斜地用単軌道条運搬装置は、主としてみ
かん園やりんご園等の果樹園において、みかんや
りんご等の運搬に使用されるもので、従来この種
運搬装置は、駆動車と台車のみからなり走行は全
て単軌道条を自走行させるものであつた。
かん園やりんご園等の果樹園において、みかんや
りんご等の運搬に使用されるもので、従来この種
運搬装置は、駆動車と台車のみからなり走行は全
て単軌道条を自走行させるものであつた。
従つてこの種運搬装置は、あくまで非乗用型で
作業者が乗れない無人構造となつていたのであ
る。しかるにこの装置の使用においては、荷物の
積み降ろし時に作業者が必要となるため、少なく
とも積み時と降ろし時に2名の作業者が必要とな
るが、人員の不足から1名の作業者が積み降ろし
を1人で行なう傾向があり、この場合に作業者が
前記運搬装置の台車に無理に乗つて荷物を山の下
迄下降運搬し終着点で自から該荷物を降ろし、再
度台車に乗つて山の上方に移ることがしばしば行
なわれているのである。
作業者が乗れない無人構造となつていたのであ
る。しかるにこの装置の使用においては、荷物の
積み降ろし時に作業者が必要となるため、少なく
とも積み時と降ろし時に2名の作業者が必要とな
るが、人員の不足から1名の作業者が積み降ろし
を1人で行なう傾向があり、この場合に作業者が
前記運搬装置の台車に無理に乗つて荷物を山の下
迄下降運搬し終着点で自から該荷物を降ろし、再
度台車に乗つて山の上方に移ることがしばしば行
なわれているのである。
ところがこのようなことは、1人の作業者にと
つては山を登り、降りするのに比べ運搬車を利用
でき且つ運搬車の移動とともに追随して作業がで
きるので非常に効能率となる半面、前記運搬車に
は乗用型の機能がないことと走行路が急傾斜地で
あることとが相俟つて非常に危険で、その結果人
身事故が発生する等の事態が生じたことは、既に
新聞等で報道されているのである。しかるにこの
ような事故に対する対策が、この種業界において
は必要であることが各方面から要望されているも
のであるが、未だこれを満足すべき乗用型単軌道
条運搬装置が開発されていないのである。
つては山を登り、降りするのに比べ運搬車を利用
でき且つ運搬車の移動とともに追随して作業がで
きるので非常に効能率となる半面、前記運搬車に
は乗用型の機能がないことと走行路が急傾斜地で
あることとが相俟つて非常に危険で、その結果人
身事故が発生する等の事態が生じたことは、既に
新聞等で報道されているのである。しかるにこの
ような事故に対する対策が、この種業界において
は必要であることが各方面から要望されているも
のであるが、未だこれを満足すべき乗用型単軌道
条運搬装置が開発されていないのである。
よつて本考案者は、このような点に着目して従
来の非乗用型の運搬装置を積極的に乗用型のタイ
プとして開発するとともに安全性を十二分に考慮
することにより急傾斜地においても安全な状態で
乗用走行できるこの種傾斜地用の単軌道条運搬装
置としては全く画期的な運搬装置を開発すること
によつて、前記従来の問題点を全て解決ならしめ
るに至つたものである。
来の非乗用型の運搬装置を積極的に乗用型のタイ
プとして開発するとともに安全性を十二分に考慮
することにより急傾斜地においても安全な状態で
乗用走行できるこの種傾斜地用の単軌道条運搬装
置としては全く画期的な運搬装置を開発すること
によつて、前記従来の問題点を全て解決ならしめ
るに至つたものである。
すなわち、本考案は傾斜地用の単軌道条運搬装
置を安全な乗用型のタイプとすることを課題とす
るもので、その目的とするところは急傾斜地にお
いて走行する際に非常に安全な状態で乗用走行で
き且つ乗用によつて作業者が突発的な事態にも即
座に対処できる他、荷物の積み、降ろし等の作業
が非常に簡便となり作業能率を著しく向上できる
乗用型の傾斜地用単軌道条運搬装置を提供するに
ある。
置を安全な乗用型のタイプとすることを課題とす
るもので、その目的とするところは急傾斜地にお
いて走行する際に非常に安全な状態で乗用走行で
き且つ乗用によつて作業者が突発的な事態にも即
座に対処できる他、荷物の積み、降ろし等の作業
が非常に簡便となり作業能率を著しく向上できる
乗用型の傾斜地用単軌道条運搬装置を提供するに
ある。
この目的を達成するために、本考案は台車と駆
動車間に連結杆の両端を首振り自在に軸架せしめ
て両者を連結し、且つ該連結杆上には上下方向に
偏位調整できる座席部を設けることにより傾斜地
用乗用型単軌道条運搬装置を構成してなるもので
ある。
動車間に連結杆の両端を首振り自在に軸架せしめ
て両者を連結し、且つ該連結杆上には上下方向に
偏位調整できる座席部を設けることにより傾斜地
用乗用型単軌道条運搬装置を構成してなるもので
ある。
従つて、本考案においては単軌道条上を自走す
る際、作業者が座席部に腰をかけた状態で駆動車
並びに台車とともに移動できることとなり、よつ
て極めて安全に作業者が移動できる結果、荷物の
積み、降ろしが台車とともに行なうことができ作
業性が非常に良好となる。
る際、作業者が座席部に腰をかけた状態で駆動車
並びに台車とともに移動できることとなり、よつ
て極めて安全に作業者が移動できる結果、荷物の
積み、降ろしが台車とともに行なうことができ作
業性が非常に良好となる。
さらに座席部が設けられた連結杆は台車及び駆
動車に対して回動自在に設けられているので蛇行
した軌道条においても極めてスムースに座席部の
方向性は順応できるのである。
動車に対して回動自在に設けられているので蛇行
した軌道条においても極めてスムースに座席部の
方向性は順応できるのである。
また座席部は上下方向に偏位調整できるため、
急な傾斜地に対しても無理な姿勢を強いられるこ
となく、傾斜地にそつた安定のある姿勢を保ちな
がら着座できるので座席部での着座姿勢には無理
が生じない状態となるのである。
急な傾斜地に対しても無理な姿勢を強いられるこ
となく、傾斜地にそつた安定のある姿勢を保ちな
がら着座できるので座席部での着座姿勢には無理
が生じない状態となるのである。
次に本考案によつて得られる特有の効果につい
て詳述すると、 (1) 本考案においては、駆動車と台車間を連結杆
にて連結し且つ該連結杆上に座席部を設けてな
るため、座席部に着座した状態で駆動車の牽引
により台車とともに作業者が移動できるので台
車に随伴しながら荷物の積み、降ろし作業がで
きることとなり、これがこの種作業者にとつて
非常に作業性が簡便となる実益がある。
て詳述すると、 (1) 本考案においては、駆動車と台車間を連結杆
にて連結し且つ該連結杆上に座席部を設けてな
るため、座席部に着座した状態で駆動車の牽引
により台車とともに作業者が移動できるので台
車に随伴しながら荷物の積み、降ろし作業がで
きることとなり、これがこの種作業者にとつて
非常に作業性が簡便となる実益がある。
しかも運搬装置自体が乗用型なるため、従来
のような危険性がなく安全な状態で走行でき且
つ走行中軌道条上に走行障害があつても直ちに
作業者が取り除くことができるので安全走行が
可能となつた。
のような危険性がなく安全な状態で走行でき且
つ走行中軌道条上に走行障害があつても直ちに
作業者が取り除くことができるので安全走行が
可能となつた。
(2) 連結杆の両端が台車及び駆動車に対して回動
自在となるため、軌道がカーブ条に設置されて
いても座席部は該カーブに順応走行できる結
果、走行が非常にスムースとなる効果がある。
自在となるため、軌道がカーブ条に設置されて
いても座席部は該カーブに順応走行できる結
果、走行が非常にスムースとなる効果がある。
(3) さらに座席部は上下動の偏位調整自在なるた
め、傾斜地の傾斜角に応じて座席部の上下動の
偏位角を調整できる結果、急傾斜地の走行にお
いても座席部における作業者の着座姿勢は常に
安定した状態になり、よつて不安定による危険
性もなく安全走行が確保できる特有の効果をえ
た。この効果は座席部が固定式に比し傾斜地用
としては計り知れない効果となるに至つた。
め、傾斜地の傾斜角に応じて座席部の上下動の
偏位角を調整できる結果、急傾斜地の走行にお
いても座席部における作業者の着座姿勢は常に
安定した状態になり、よつて不安定による危険
性もなく安全走行が確保できる特有の効果をえ
た。この効果は座席部が固定式に比し傾斜地用
としては計り知れない効果となるに至つた。
以上のように本考案は、従来の非乗用型の傾斜
地用単軌道条運搬装置を乗用型にすることによ
り、この種運搬装置においては全く予期せざる特
有の効果を得るに至つたものである。
地用単軌道条運搬装置を乗用型にすることによ
り、この種運搬装置においては全く予期せざる特
有の効果を得るに至つたものである。
以下本考案の実施態様について図面に示した一
実施例に従つて説明する。
実施例に従つて説明する。
第1図は一例としての運搬装置の全体を示す側
面図で、該装置は駆動車1と台車2並びに駆動車
1と台車2間を連結する連結杆3及び該連結杆3
上に設けられた座席部4からなる。
面図で、該装置は駆動車1と台車2並びに駆動車
1と台車2間を連結する連結杆3及び該連結杆3
上に設けられた座席部4からなる。
前記駆動車1はエンジン5を搭載した減速機本
体6と単軌道条7の背面側の多数の孔に噛合する
爪を有する駆動輪(図示せず)と遊動輪8,8a
と駆動用ブレーキ9並びに発進停止用レバー10
とチエンジレバー11と緊急停止用レバー12と
によつて構成されてなる。
体6と単軌道条7の背面側の多数の孔に噛合する
爪を有する駆動輪(図示せず)と遊動輪8,8a
と駆動用ブレーキ9並びに発進停止用レバー10
とチエンジレバー11と緊急停止用レバー12と
によつて構成されてなる。
前記台車2は荷物積載用の台車本体13と該台
車本体13の前後に設けた緊急停止用レバー1
4,15を直結する操作ロツド16並びに軌条7
の孔と噛合する爪を有する車輪を装備した緊急自
動停止装置17と遊動輪18,18a,19,1
9aとからなる。
車本体13の前後に設けた緊急停止用レバー1
4,15を直結する操作ロツド16並びに軌条7
の孔と噛合する爪を有する車輪を装備した緊急自
動停止装置17と遊動輪18,18a,19,1
9aとからなる。
20は前記駆動車1側の回動自在の緊急停止用
レバー12によつて発進停止用レバー10を操作
するための前側の緊急停止用ワイヤー、21は前
記台車2側の回動自在の緊急停止用レバー14,
15によつて操作ロツド16を介して発進停止用
レバー10を操作するための後側の緊急停止用ワ
イヤー、3は両端が2枚の上下板22,22aに
よつて側面コの字状に形成された角パイプからな
る連結杆で、一端23は駆動車1の減速機本体6
に突設された支持板24に固着され且つ前記連結
杆3側の2枚の上下板22,22a間に臨出され
且つピン49にて上下に揺動自在に設けられた連
結板25と前記連結杆3側の上下板22,22a
間に貫通された連結ボルト26によつて駆動車1
側に左右に回動自在に連結されてなり、他端27
は前記台車本体13にピン50にて上下揺動自在
に設けられ且つ連結杆3他端27の上下板22,
22a間に臨出した連結板29と前記上下板2
2,22a間を貫通した連結ピン30によつて台
車本体13に左右に回動自在に連結されてなる。
4は第1図及び第2図に示すように座席シート3
1と踏板32からなる座席部、33は前記連結杆
3上に防振ゴム34を介して架設杆51上に立設
された調節杆で、所定間隔毎にピン孔35が複数
穿設されてなる。36は平面コ字状の一端37が
前記調節杆33のピン孔35にピン38の挿入に
よつて係止され、他端39が前記踏板32上に固
定された横杆で、該横杆36上に工具ボツクス4
0を介して前記座席シート31が固定されてな
る。41は第2図に示すように踏板32上に立設
されたパイプ状のハンドルで、両側のストツパー
42によつてロツクされている。43は該ハンド
ル41直下の踏板32から駆動車1側に突設され
た平面コ字状の支持管44と前記連結杆3上に固
着された支持管45にピン46を挿入することに
よつて第3図のように座席部4が駆動車1側に回
動自在になるよう設けられたヒンジ部を示す。
尚、47,48は連結杆3の両端と駆動車1及び
台車2との非常時の離脱防止用のチエーンを示
す。
レバー12によつて発進停止用レバー10を操作
するための前側の緊急停止用ワイヤー、21は前
記台車2側の回動自在の緊急停止用レバー14,
15によつて操作ロツド16を介して発進停止用
レバー10を操作するための後側の緊急停止用ワ
イヤー、3は両端が2枚の上下板22,22aに
よつて側面コの字状に形成された角パイプからな
る連結杆で、一端23は駆動車1の減速機本体6
に突設された支持板24に固着され且つ前記連結
杆3側の2枚の上下板22,22a間に臨出され
且つピン49にて上下に揺動自在に設けられた連
結板25と前記連結杆3側の上下板22,22a
間に貫通された連結ボルト26によつて駆動車1
側に左右に回動自在に連結されてなり、他端27
は前記台車本体13にピン50にて上下揺動自在
に設けられ且つ連結杆3他端27の上下板22,
22a間に臨出した連結板29と前記上下板2
2,22a間を貫通した連結ピン30によつて台
車本体13に左右に回動自在に連結されてなる。
4は第1図及び第2図に示すように座席シート3
1と踏板32からなる座席部、33は前記連結杆
3上に防振ゴム34を介して架設杆51上に立設
された調節杆で、所定間隔毎にピン孔35が複数
穿設されてなる。36は平面コ字状の一端37が
前記調節杆33のピン孔35にピン38の挿入に
よつて係止され、他端39が前記踏板32上に固
定された横杆で、該横杆36上に工具ボツクス4
0を介して前記座席シート31が固定されてな
る。41は第2図に示すように踏板32上に立設
されたパイプ状のハンドルで、両側のストツパー
42によつてロツクされている。43は該ハンド
ル41直下の踏板32から駆動車1側に突設され
た平面コ字状の支持管44と前記連結杆3上に固
着された支持管45にピン46を挿入することに
よつて第3図のように座席部4が駆動車1側に回
動自在になるよう設けられたヒンジ部を示す。
尚、47,48は連結杆3の両端と駆動車1及び
台車2との非常時の離脱防止用のチエーンを示
す。
以上のように構成された単軌道条運搬装置なる
ため、エンジン5を始動させた後、作業者が座席
シート31に着座した状態で発進停止用レバー1
0を第1図実線の状態から2点鎖線の状態まで時
計方向に回動させると駆動輪の爪が単軌条7の孔
に係脱を繰り返して回転することとなり、よつて
駆動車1が単軌道条7上に自走することになる。
ため、エンジン5を始動させた後、作業者が座席
シート31に着座した状態で発進停止用レバー1
0を第1図実線の状態から2点鎖線の状態まで時
計方向に回動させると駆動輪の爪が単軌条7の孔
に係脱を繰り返して回転することとなり、よつて
駆動車1が単軌道条7上に自走することになる。
駆動車1が単軌道条7上を自走するとこれに牽
引されて連結杆3を介して台車2も自走すること
になる。
引されて連結杆3を介して台車2も自走すること
になる。
この際、連結杆3の一単23は駆動車1の減速
機本体6側に連結ボルト26を介して回動自在
に、他端27は台車2のレバー軸28側に連結ピ
ン30を介して回動自在に並びにピン31,32
を介して連結杆の両端は駆動車1と台車2側に上
下揺動自在に連結されているため、軌道条7が蛇
行あるいは傾斜していても連結杆3と駆動車1並
びに連結杆3と台車2間が夫々首振り自在とな
り、よつて安定した状態で走行できるのである。
従つて連結杆3上に設けられた座席部4も非常に
安定した状態となるため、走行時の作業者の着座
状態も非常に安定し危険性がない他、作業者はハ
ンドル41を把持して着座走行できるのでより安
全性が図られる。
機本体6側に連結ボルト26を介して回動自在
に、他端27は台車2のレバー軸28側に連結ピ
ン30を介して回動自在に並びにピン31,32
を介して連結杆の両端は駆動車1と台車2側に上
下揺動自在に連結されているため、軌道条7が蛇
行あるいは傾斜していても連結杆3と駆動車1並
びに連結杆3と台車2間が夫々首振り自在とな
り、よつて安定した状態で走行できるのである。
従つて連結杆3上に設けられた座席部4も非常に
安定した状態となるため、走行時の作業者の着座
状態も非常に安定し危険性がない他、作業者はハ
ンドル41を把持して着座走行できるのでより安
全性が図られる。
次に急傾斜地を前記運搬車が走行する際、その
傾斜地の傾斜角(軌道条の傾斜角)に応じて予め
座席シート31の偏位度を調整できる。すなわち
横杆36一端のピン38を抜き、所定の高さの調
節杆33のピン孔35にピン38を挿入すること
により第5図のように横杆36を水平な状態から
傾斜状態まで任意の角度で調節できるのである。
傾斜地の傾斜角(軌道条の傾斜角)に応じて予め
座席シート31の偏位度を調整できる。すなわち
横杆36一端のピン38を抜き、所定の高さの調
節杆33のピン孔35にピン38を挿入すること
により第5図のように横杆36を水平な状態から
傾斜状態まで任意の角度で調節できるのである。
よつて、急傾斜地においても第5図のように座
席部4を所望の偏位角に調整して着座走行できる
のでより一層走行時の安全性が計られるのであ
る。次に上記実施例においては、第4図のように
連結杆3と横杆36との間に防振ゴム34を介装
着せしめてなるため、座席シート31の横振れ等
を吸収できるとともに撓み効果により調節杆33
のピン孔35を直列状態に穿設できる実益があ
る。
席部4を所望の偏位角に調整して着座走行できる
のでより一層走行時の安全性が計られるのであ
る。次に上記実施例においては、第4図のように
連結杆3と横杆36との間に防振ゴム34を介装
着せしめてなるため、座席シート31の横振れ等
を吸収できるとともに撓み効果により調節杆33
のピン孔35を直列状態に穿設できる実益があ
る。
また、走行中に軌道条7に人や物がある等の理
由によつて走行が危険な状態となつて、運搬装置
を急停車させたい場合に前記実施例においては、
座席シート31の背面側で台車2の前方に緊急停
止用レバー14を設けてなるため、該レバー14
を座席シート31側に引き寄せると操作ロツド1
6が矢印イ方向に押動されて緊急停止用ワイヤー
21を介して発進停止用レバー10が反時計方向
に回動し、よつて駆動用ブレーキ9が作動して駆
動車1が緊急停止させられることになり、走行中
の安全性が確保される実益がある。尚、上記実施
例では緊急停止用レバーを駆動車の前方及び台車
の後方にも設けてなるため、該レバーが人や物に
接触しても緊急停止できる他、乗車した状態で駆
動車の発進停止用レバーを操作できる実益があ
る。
由によつて走行が危険な状態となつて、運搬装置
を急停車させたい場合に前記実施例においては、
座席シート31の背面側で台車2の前方に緊急停
止用レバー14を設けてなるため、該レバー14
を座席シート31側に引き寄せると操作ロツド1
6が矢印イ方向に押動されて緊急停止用ワイヤー
21を介して発進停止用レバー10が反時計方向
に回動し、よつて駆動用ブレーキ9が作動して駆
動車1が緊急停止させられることになり、走行中
の安全性が確保される実益がある。尚、上記実施
例では緊急停止用レバーを駆動車の前方及び台車
の後方にも設けてなるため、該レバーが人や物に
接触しても緊急停止できる他、乗車した状態で駆
動車の発進停止用レバーを操作できる実益があ
る。
次に前記運搬装置が不使用の際には、ハンドル
41のストツパー42による倒れ防止を解除し、
その後横杆36の一端部37が係止されているピ
ン38を引き抜き調節杆33と横杆36との連結
を解除し、次に座席部4をヒンジ部43のピン4
6を支点に時計方向に回動させると該座席部4は
第6図のように駆動車1を覆うこととなり、よつ
て上記実施例では不使用時の駆動車1のカバーが
カバー兼用の座席部4によつて容易に行なえるの
で、別途カバーを必要とすることなく極めて便利
となり実用的効果がある。
41のストツパー42による倒れ防止を解除し、
その後横杆36の一端部37が係止されているピ
ン38を引き抜き調節杆33と横杆36との連結
を解除し、次に座席部4をヒンジ部43のピン4
6を支点に時計方向に回動させると該座席部4は
第6図のように駆動車1を覆うこととなり、よつ
て上記実施例では不使用時の駆動車1のカバーが
カバー兼用の座席部4によつて容易に行なえるの
で、別途カバーを必要とすることなく極めて便利
となり実用的効果がある。
尚、座席シート31の下部には工具ボツクス4
0を設けてなるため、工具類の収納が非常に簡易
となる。尚、上記実施例においては、連結杆3の
両端部23,27と駆動車1側及び台車2側との
回動自在なる連結手段として、連結杆3の両端部
23,27を略コの字状に形成して連結ボルト2
6及び連結ピン30によつて構成してなるが、決
してその手段は該実施例に限定されるものではな
く、要は連結杆3の両端23,27が駆動車1及
び台車2に対し首振り回動自在に連結されていれ
ばよく、従つて連結杆3の両端と駆動車及び台車
との上下揺動自在なる手段も前記実施例のような
ピン31,32に限るものではない。また座席シ
ート31の上下偏位調節を横杆36と調節杆33
を調節杆33に設けたピン孔35にピン38を挿
入することにより自在調整可能ならしめるもので
あるが、決して該実施例に限るものではない。
0を設けてなるため、工具類の収納が非常に簡易
となる。尚、上記実施例においては、連結杆3の
両端部23,27と駆動車1側及び台車2側との
回動自在なる連結手段として、連結杆3の両端部
23,27を略コの字状に形成して連結ボルト2
6及び連結ピン30によつて構成してなるが、決
してその手段は該実施例に限定されるものではな
く、要は連結杆3の両端23,27が駆動車1及
び台車2に対し首振り回動自在に連結されていれ
ばよく、従つて連結杆3の両端と駆動車及び台車
との上下揺動自在なる手段も前記実施例のような
ピン31,32に限るものではない。また座席シ
ート31の上下偏位調節を横杆36と調節杆33
を調節杆33に設けたピン孔35にピン38を挿
入することにより自在調整可能ならしめるもので
あるが、決して該実施例に限るものではない。
さらに本考案は台車と駆動車間に連結杆を介し
て両者を連結するとともに連結杆上に座席部を設
けたことを特徴とするため、駆動車や台車の構造
は従来公知のものでもよく決して実施例に限らな
い。
て両者を連結するとともに連結杆上に座席部を設
けたことを特徴とするため、駆動車や台車の構造
は従来公知のものでもよく決して実施例に限らな
い。
その他の構成については、決して本考案に必須
なものではなく、任意に設計変更自在である。
なものではなく、任意に設計変更自在である。
以上のように本考案は、傾斜地用運搬装置にお
いて乗用型に構成するとともに座席部が傾斜地の
傾斜角に応じて偏位調整できるようにしたことを
要旨とするもので、その結果傾斜地の走行におい
ても非常に安全且つ安定走行可能ならしめるとい
う特有の作用効果をえたものである。
いて乗用型に構成するとともに座席部が傾斜地の
傾斜角に応じて偏位調整できるようにしたことを
要旨とするもので、その結果傾斜地の走行におい
ても非常に安全且つ安定走行可能ならしめるとい
う特有の作用効果をえたものである。
第1図は運搬装置全体の側面図。第2図は座席
部の概略平面図。第3図は第1図のA−A線要部
断面図。第4図は第1図のB−B線要部端面図。
第5図は座席シートを偏位させて急傾斜地を走行
する時の運搬装置の概略要部側面図。第6図は座
席部を駆動車側に回動させてカバーした時の要部
側面図。 1……駆動車、2……台車、3……連結杆、4
……座席部、7……軌道条。
部の概略平面図。第3図は第1図のA−A線要部
断面図。第4図は第1図のB−B線要部端面図。
第5図は座席シートを偏位させて急傾斜地を走行
する時の運搬装置の概略要部側面図。第6図は座
席部を駆動車側に回動させてカバーした時の要部
側面図。 1……駆動車、2……台車、3……連結杆、4
……座席部、7……軌道条。
Claims (1)
- 単軌道条上を駆動車によつて牽引される台車を
走行させる傾斜地用乗用型単軌道条運搬装置にお
いて、台車と駆動車間に連結杆の両端を首振り自
在に軸架せしめて両車を連結し、且つ該連結杆上
には上下方向に偏位調整できる座席部を設けてな
ることを特徴とする傾斜地用乗用型単軌道条運搬
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13473683U JPS6044860U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 傾斜地用乗用型単軌道条運搬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13473683U JPS6044860U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 傾斜地用乗用型単軌道条運搬装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044860U JPS6044860U (ja) | 1985-03-29 |
JPH0122771Y2 true JPH0122771Y2 (ja) | 1989-07-10 |
Family
ID=30303506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13473683U Granted JPS6044860U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 傾斜地用乗用型単軌道条運搬装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044860U (ja) |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP13473683U patent/JPS6044860U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6044860U (ja) | 1985-03-29 |
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