JP2554227Y2 - 単軌条運搬機の乗車確認装置 - Google Patents

単軌条運搬機の乗車確認装置

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JP2554227Y2
JP2554227Y2 JP3277592U JP3277592U JP2554227Y2 JP 2554227 Y2 JP2554227 Y2 JP 2554227Y2 JP 3277592 U JP3277592 U JP 3277592U JP 3277592 U JP3277592 U JP 3277592U JP 2554227 Y2 JP2554227 Y2 JP 2554227Y2
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JP
Japan
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vehicle
hydraulic
door bar
switch
hydraulic motor
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JP3277592U
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JPH0582733U (ja
Inventor
利昭 佐竹
啓二 広岡
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Fujii Denko Co Ltd
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Fujii Denko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は果樹園等の急傾斜地に
設置して、果実,肥料等の運搬に使用されていた農業用
単軌条運搬機より発展した人員輸送用の運搬機に関する
ものであり、特にその駆動系の乗車確認装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より果樹園で使用される単軌条運搬
機には、エンジンの回転を歯車により回転を下げピニオ
ン車輪を回転させる機械式駆動が用いられ、安全装置と
してピニオン車輪に歯車を介して逸走防止機構やサイド
ブレーキを設けるものであった。又台車の全長も短く、
高さも低いものであった。これは運搬物が比較的軽量な
果実や肥料,薬剤等を対象としたものであり、単軌条運
搬機に乗り込む者は、運転者1人であり、同乗者の乗車
の具合を確認する必要はなかった。
【0003】しかし、今回の人員輸送を目的とする運搬
機に乗車する者は、一般的に作業員兼運転者と作業員7
人の合計8人が1編成の車両に乗り込むのであるが、こ
の時に乗り遅れる者がなきにしもあらずで、定員に未た
ずして発進してしまうことも考えられ、又、最大斜度4
5°の登降坂部では、どうしても着座姿勢が不安定とな
り、転げ落ちることも考えられた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した様に多人数を
安全に輸送しようとすれば少なからず問題が発生するも
のであり、不安定な乗車姿勢を助ける手摺が必要とな
り、又、定員に未たずして発進してしまう人為的ミスも
解消すること、又、例えば着衣が軌条近辺の樹木に引っ
かかった様な際にも、ドアバーを開ければ緊急停車でき
るので、運転者だけの意志ではなく乗車全員の意志によ
って、停車が可能となることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本案は、人員輸送
を目的とする単軌条運搬機の乗用台車の手摺兼用乗車ド
アバー9 の施錠部にスイッチを設け、このスイッチをド
アバー9 の開閉によって「入,切り」し、この単軌条運
搬機の駆動系の油圧回路に設けた電磁バルブを開閉する
ことにより、ピニオン車輪に直結した油圧モーターの回
転,停止を行うものである。
【0006】
【実施例】本案の実施例を詳記すると、乗用台車1 下部
の前方(図1の正面図において左側)にピニオン車輪2
と油圧モーター3 を設けた駆動車輪4 と、後方に車輪5
を設けたアイドル車輪6 を設け、乗用台車1 上には門型
のフレーム7 を長さ方向に等間隔で設け、その間にシー
ト8 を立設して成る乗用台車の門型フレーム7 間の両サ
イドを回動自在に設けたドアバー9 により連結した乗用
台車である。
【0007】ドアバー9 は、上側に開放でき、施錠部は
図3の様に、コ字状に折曲した施錠部フレーム71に施錠
プレート72と、スイッチ14の取付プレート73を溶着し、
プレート73にはストッパー13と、スイッチ14を取付け
る。この施錠部にドアバー9 を降ろし施錠すると、ドア
バー9 の先端部内に設けたピン10が施錠プレート72の穴
に嵌入し、バネ12の附勢によりピン10は抜けない。この
時にスイッチ14は、ドアバー9 の下端で押し下げスイッ
チ14を「入り」状態にする構造である。ドアバー9 を開
放する時は操作ピン11をバネ12に抗してスライドさせれ
ば施錠プレート72よりピン10が抜け、ドアバー9 は上方
へ回動させることができる。この施錠部は、乗用台車2
台分で合計16個所あり、16個のスイッチ14が直列に
配線されているものである。
【0008】前記、乗用台車の施錠部とドアバー9 の関
係を詳記したのであるが、全体としての人員輸送用の単
軌条運搬機の構成は、駆動車1台,乗用台車2台の3両
で1編成とし、駆動は油圧駆動としたものである。駆動
車には、エンジン及びポンプ等の油圧発生機器並びにバ
ッテリー等の電装機器類を積載し、そこで発生された油
圧は、駆動車自体を動かす台車下部のピニオン車輪に直
結した油圧モーターに配管されると共に、連なった乗用
台車2台にも配管され、同じく台車下部のピニオン車輪
に直結した油圧モーターに各々配管されたものである。
【0009】
【考案の効果】以上のように、人員輸送を目的とする単
軌条運搬機の乗用台車の乗車ドアバー9 の施錠部にスイ
ッチ14を設け、このスイッチ14全てが「入り」の状態に
ならないと発進できない電気,油圧回路にしているの
で、運転者がコントローラーの前進又は後進のボタンを
押したとしても、ドアバー9 が開放状態であれば発進せ
ず作業員の乗車確認が出来ると共に、手摺を兼用するド
アバー9 が確実に閉鎖されていなければ発進しないの
で、安定した手摺が得られ、急傾斜地の軌条上を通過す
る際にも乗車姿勢の安定が計れるものである。又、走行
中に軌条上に落石や倒木があった場合には、コントロー
ラーの停止ボタンを押してもよいし、ドアバー9 を開放
しても運搬機を停止させることができ、運搬機を止める
ことと、避難することが容易に行えると共に、運搬機を
衝突等の2次災害から守る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案実施例の乗用台車正面図。
【図2】本案実施例の乗用台車左側面図。
【図3】本案実施例の施錠部の一部切欠した正面図。
【図4】本案実施例の施錠部の一部切欠した右側面図。
【図5】本案実施例の電気回路図。
【符号の説明】
1 乗用台車 2 ピニオン車輪 3 油圧モーター 4 駆動車輪 5 車 輪 6 アイドル車輪 7 フレーム 8 シート 9 ドアバー 10 ピ ン 11 操作ピン 12 バ ネ 13 ストッパー 14 スイッチ 71 施錠部フレーム 72 施錠プレート 73 取付プレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動車に、エンジン及びポンプ等の油圧
    発生機器並びにバッテリー等の電装機器を積載し、ここ
    で発生する油圧を駆動車下部のピニオン車輪に直結した
    油圧モーターに配管すると共に、乗用台車にも配管し、
    同じく台車下部のピニオン車輪に直結した油圧モーター
    に各々配管して成る駆動車と複数の乗用台車を連結した
    編成の人員輸送用単軌条運搬機において、乗用台車の乗
    車ドアバー9 を閉鎖することにより施錠部に設けたスイ
    ッチ14が入り、油圧回路の電磁バルブを開放して前後発
    進可能となり、たとえ1個所でも乗車ドアバー9 が開放
    すれば、施錠部に設けたスイッチ14が切れ、電磁バルブ
    が働き、油圧を止め、油圧モーターの回転を止め走行が
    不可能となることを特徴とする単軌条運搬機の乗車確認
    装置。
JP3277592U 1992-04-17 1992-04-17 単軌条運搬機の乗車確認装置 Expired - Lifetime JP2554227Y2 (ja)

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JPH0582733U JPH0582733U (ja) 1993-11-09
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