JP2000233711A - 娯楽用乗物のシ−トベルトの遠隔操作ロック解除装置 - Google Patents

娯楽用乗物のシ−トベルトの遠隔操作ロック解除装置

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JP2000233711A
JP2000233711A JP10060317A JP6031798A JP2000233711A JP 2000233711 A JP2000233711 A JP 2000233711A JP 10060317 A JP10060317 A JP 10060317A JP 6031798 A JP6031798 A JP 6031798A JP 2000233711 A JP2000233711 A JP 2000233711A
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unlocking
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Kazuo Yamada
田 數 夫 山
Shigeki Tabata
畑 繁 樹 田
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TOOGO KK
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TOGO KK
TOOGO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乗客の操作では絶対に外れない安価で確実な、
ローラコースターの乗客安全装置としての、娯楽用乗物
の安全ベルトロック装置を提供する。 【解決手段】普通乗用車に多用されているシ−トベルト
装置はその性格上運転者がシ−トベルトのロック状態を
解除しようとする時には何時でも運転手が自由に解除で
きなければならないが、ロ−ラコ−スタ−の安全装置と
する場合は走行中乗客が勝手に安全ベルトのロックを解
放しては非常に危険であるから、ロックの解放ボタンが
あるバックル装置を乗客が手を触れないようにケ−スで
覆い、ロ−ラコ−スタ−の運転係員の遠隔操作で安全ベ
ルトのロック状態を解放ボタンを押下げすることでロッ
クを解除することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊園地等に設置され
ている娯楽用乗物装置に装備された乗客安全装置である
シ−トベルトの遠隔操作におけるロック解除装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊園地等に設置されているジェッ
トコ−スタ−や宙返りコ−スタ−、あるいはひねりコ−
スタ−等々の娯楽用乗物装置(以下これらを総称して
「ロ−ラコ−スタ−」と記す)は、該ロ−ラコ−スタ−
に乗り合わせた乗客が、走行中の遠心力や乗客の(勝手
な)動作により装置外に振り落とされる等の危険を防止
するため、乗客の身体を装置に拘束する手段として各種
の乗客安全装置を装備している。このような娯楽用乗物
の乗客安全装置としては、従来「特開昭51−1005
31」「実開平2−82653」に記載された手段が知
られている。前記公報に記載の技術は、宙返りやひねり
を伴うコ−スを走行するロ−ラコ−スタ−等においては
特に有効であり、客席の背もたれ部に乗客の肩部から腹
部にかけて、または乗客の脚下の方から上半身または腰
部にかけて乗客を保持するU字形の乗客保持ア−ムを回
動自在に枢支し、この乗客保持ア−ムの回動基端部に油
圧シリンダのピストンロッドを連結し、油圧回路の油圧
シリンダによってこれらを開閉する制御弁を設けて構成
されている。
【0003】しかし、前記の乗客安全装置はロ−ラコ−
スタ−の走行スピ−ドが速い時、宙返りやひねりを伴う
ロ−ラコ−スタ−には有効で安全な乗客安全装置であ
る。しかし走行スピ−ドが比較的遅いロ−ラコ−スタ−
の場合にはそんなに大層な装備は必要がない。しかし該
ロ−ラコ−スタ−が発進した後は絶対に乗客の安全装置
がはずれて、またははずされてしまっては困るので、ロ
−ラコ−スタ−が発進したら乗客が例え誤って乗客安全
装置に触れても、または解除操作しようとしても絶対に
外れない乗客安全装置が必要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおり従来の乗
客安全装置は、該ロ−ラコ−スタ−が発進したら乗客が
誤って乗客安全装置に触れた場合でも、または乗客が勝
手に解除操作しようとしても該安全装置のロック機構は
絶対に外れない様になっていなければならない。よって
これらの条件から、従来は油圧シリンダ−を使用したア
−ム可動式等の装置等が採用されて来たが、該油圧シリ
ンダ−方式のロック装置ではオイルタンク、回動レバ
−、ロックシリンダ−、ピストンロッド、油圧回路・・
・・等々と相当の重装備が必要であった。したがって該
装備に必要なその製造コストは膨大なものとなるのみで
なく、乗客安全装置そのもの重量が重くなること、また
使用している装置が油圧回路の為にロック解除装置の遠
隔操作ができない等々の問題があった。よってこれらの
問題に対応した安価で確実な乗客安全装置の開発が望ま
れていた。本発明は以上の課題に鑑みてなされた発明で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の請求項の発明によ
れば、ロ−ラコ−スタ−の乗客の安全を確保するための
シ−トベルトのロック解除装置であって、乗用車用に多
用されているシ−トベルトと、該シ−トベルトのロック
を解除するためのバックル装置と、該バックル装置のロ
ック状態を解除するためのロック解除装置とを備え、ロ
ック解除ボタンまたはロック解除レバ−を作動させる
と、その応力がプルケ−ブルを介してシ−トベルト解除
装置内のプッシャ−機構に伝達され、該ロック解除応力
によってバックル装置のプッシュボタンを押下げするこ
とでシ−トベルトのロックが解除され、ロ−ラコ−スタ
−の乗客をシ−トベルトの拘束から解放することを特長
とする遠隔操作ロック解除装置であって、一般の乗用車
に多用されているシ−トベルトをロ−ラコ−スタ−に採
用したことが大きな特長である。
【0006】しかし乗用車に多用されているシ−トベル
トはその性格上、運転者がシ−トベルトのロック状態を
解放しようとする場合には何時でも速やかに解除できな
ければならない構成となっている。しかしロ−ラコ−ス
タ−の乗客安全装置として装備する場合には、乗客が勝
手にシ−トベルトのロック機構を解放されては大変危険
であるから、本発明ではシ−トベルトのロック機構の解
除ボタンの付いているバックル装置は乗客が手を触れな
いように収納ケ−スで覆い、ロ−ラコ−スタ−の運転係
員のみの遠隔操作で該シ−トベルトのロック状態を解除
することが大きな特長である。次に第2の請求項の発明
では、ロ−ラコ−スタ−の乗客を保護するためのシ−ト
ベルトのロック解除装置であって、ロ−ラコ−スタ−の
運転係員が複数の車輛を連結した1編成分(通常3〜1
0輌編成)全部のシ−トベルトを一挙に解除することに
ある。すなわち運転操作室等に備えてあるロック解除ボ
タンを操作することで、ロ−ラコ−スタ−内部の電源装
置とプランジャ−装置との作動にて一挙にロックを解除
することが可能となる。あるいは1車輛の1人分を部分
的に解除する場合には、各車輛に取りつけたロック解除
レバ−装置の操作によって個別車輛ごとに乗客1人1人
ごとに、安全装置のロックを解除することを特長とする
シ−トベルトのロック解除装置である。
【0007】以上の装置によれば、遊園地等の複数車輛
を連結した1編成分のロ−ラコ−スタ−におけるシ−ト
ベルトの全部のロックを一挙に解除する場合には、各車
輛に1〜数人分のロック解除レバ−内に備えたプランジ
ャ−の誘引力により1編成(の3〜10輛分)全部の安
全ベルトを遠隔操作によってロックを一挙に解除するこ
とが可能となり、従来の行われていた個々の車輛のロッ
クを係員が順次巡回しながら解除する場合に比べ短時間
で乗客をシ−トベルトの拘束から解放することができ
る。また何らかの理由で各乗客毎のロック状態を解除し
ようとする場合には、各車輛後部に備えたロック解除レ
バ−を作動させることにより個々の乗客のロックを解除
することができる。以上を特長とするシ−トベルトのロ
ック解除装置に関し、前記の構成により1編成分全部の
ロックを一挙に解除することが出来るので、遊園地等で
の車輛係員が必要最小の人数で済むし、乗客の乗り降り
の時間が短くて済み、よって短時間で沢山のお客さまに
ロ−ラコ−スタ−の醍醐味を楽しんで頂くことが出来
る。などの効果がある。
【0008】第3の請求項の発明では、ロ−ラコ−スタ
−の乗客を保護するためのシ−トベルトのロック解除装
置であって、各車輛の1ないし数人分を個別に解除する
場合には各車輛に取りつけた乗客個々のロック解除装置
のロック解除レバ−の応力をプルケ−ブルによって伝達
し、該ロック解除レバ−の作動によってシ−トベルトの
ロック状態を解除することを特長とする安全ベルトのロ
ック解除装置である。本発明における乗用車のシ−トベ
ルトを活用した場合ではプルケ−ブルの採用により比較
的簡便な構成で安価な遠隔操作によるロック解除装置を
提供することが出来る。第4の請求項の発明では、前記
請求項1記載のシ−トベルトのロック解除装置におい
て、シ−トベルトのロックを解除する機構をロ−ラコ−
スタ−内部に備えたことを特長とする。すなわち従来の
ロ−ラコ−スタ−では通常費用その他の理由で装置自体
には電源設備を備えることはなかった。本発明ではロッ
ク解除用としてプランジャ−装置用としてロ−ラコ−ス
タ−内部に電源設備(蓄電池など)を装備したことを特
長とする。よってロ−ラコ−スタ−にヘッドランプを付
ける事などが可能となり夏期など夜間運転(走行)も魅
力的となる。
【0009】第5の請求項の発明では、前記請求項1又
は請求項2記載のシ−トベルトの遠隔操作ロック解除装
置において、本実施例の場合ロック解除レバ−からシ−
トベルト解除装置までの距離をプルケ−ブルによって結
合し、かつロック解除レバ−からプルケ−ブルの間に保
護バネを介して解除応力を伝達することを特長とした安
全ベルトのロック解除装置であって、万が一安全シ−ト
ベルト解除装置及び/又はロック解除装置内に何らかの
異状があってプルケ−ブルを引く事ができない状態にあ
った場合でも前記保護バネの作用によりロック解除装置
全体の破壊を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態
を搭載するロ−ラコ−スタ−の復数台連結した先頭車輛
1と第2台目2の車輛の一部分の側面図である。図にお
いて主車輪11、11、受車輪13、横車輪12、12
で1つの車輪装置7を構成し、1車輛には左右2つの車
輪装置7を1対として装備している。以下2輛目、3輛
目も同様(再後尾を除く)に1対の車輪装置7を装備し
ている。 さらに連結器9は先頭車輛1のシャ−シ−1
0と2輌目の車輛2のシャ−シ10’を連結する連結装
置である。3両目、4両目も同様に連結され複数台で1
編成を構成している。図2は本発明のロック解除装置を
説明するための図で、第1図の先頭車輛1の後部と第2
台目の車輛2の前部が示されている。
【0011】図3は図2の一部を切り欠き本発明のシ−
トベルト解除装置21、ロック解除装置25を車輛1に
取り付けた状態を示す。図においてシ−トベルト解除装
置21は乗客が座席に着座した状態で座席の左下方にバ
ックル取付金具25にて車輛1のシャ−シ−部に前後左
右乗車できる人数分装備してある。図4−1はシ−トベ
ルト解除装置21の断面図であって内部に図6のシ−ト
ベルト組立装置74を内蔵し、該シ−トベルト組立装置
74をプッシャ−38により係合解除ボタン78を押す
ことで計号を解除する装置である。図4−2は前記シ−
トベルト解除装置21に内蔵したシ−トベルト組立装置
74の搭載状態を理解する為の低面図である。図5はロ
ック解除装置であって、図5−1はその平面図、図5−
2は側面図である。
【0012】図6は従来の乗用車用用として多用されて
いるシ−トベルト組立装置70の斜視図である。図6に
おいてシ−トベルト組立装置74は一般の乗用車に装備
され使用されているものの代表的なものの一例である。
該シ−トベルト組立装置70に関する発明は数多くある
が、その一例として「特開昭58−58001」「実開
昭62−36958」等が見出される。通常、乗用車に
用いられる前記シ−トベルト組立装置70は、バックル
装置74に結合されたバックル固定ネジ77にてバック
ル取付金具25等により乗用車のシャ−シ−部に固定さ
れている。他方シ−トベルト側はベルト巻取り装置81
にて同じくシャ−シ−に固定されている。乗用車用のシ
−トベルトにおいては、該乗用車の運転手が座席に座っ
た時にシ−トベルト巻取り装置81内に巻込まれている
シ−トベルト22を引き延ばして自分の肩部から腰部を
介して先端のベルト留具73の先端部分をバックル装置
74の先端の係合部75の挿入口76に挿入装填する
と、バックル組立74の内部のベルト留具係止機構(内
部詳細機構の図面及び説明は本件発明と直接関係がない
ので省略する)により容易に抜けないように係止されて
いる。今前記の運転手がシ−トベルトのロック状態を解
除したいと希望する場合は、自分で係合解除ボタン78
を指で押圧するとベルト留具73は内部のスプリングの
作用もあって係合が容易に解除される構造となってい
る。
【0013】さて、本発明の実施例であるシ−トベルト
組立装置は、前記のとおり乗用車に取り付けてあるシ−
トベルト組立装置70と同種のものを採用している。す
なわち本実施例の場合には、前記シ−トベルト組立装置
70をシ−トベルト解除装置21に内蔵させて、バック
ル装置74の係合解除ボタン78を下カバ−31、上カ
バ−37により覆いロ−ラコ−スタ−の乗客が自由に
(勝手に)係合解除ボタン78を押圧しないよう「Pu
shボタン」をカバ−で覆うように構成した。前記シ−
トベルト組立装置70をシ−トベルト解除装置21に内
蔵した状態の断面図を図4−1に示す。図4−1におい
て、前記シ−トベルト組立装置70は前記シ−トベルト
解除装置21の中央に点線で示した位置に配置され、後
述するプルケ−ブル23にて受けたシ−トベルト解除応
力は3角形をなしたプッシャ−38の下部の軸34で受
け、軸35を支点として応力の方向を変え、その応力は
プッシャ−38の上部に取り付けられた爪部39にて前
記シ−トベルト組立装置70の係合解除ボタン78をプ
ッシュ(押下げ)すると、シ−トベルト組立装置70と
シ−トベルトの先端のベルト留具73の係合が解除さ
れ、ベルト留具73がシ−トベルト組立装置70の内部
のスプリングの応力で外部に放出され、乗客はシ−トベ
ルト22による拘束が解放される。
【0014】図5において、図5−1はロック解除装置
25の平面図、図5−2は同側面図である。図5−1に
おいて一例としてロック解除レバ−短26はロ−ラコ−
スタ−の前部乗客用のロック解除レバ−であって、ロッ
ク解除レバ−長27は後部乗客用のロック解除レバ−で
あり、双方とも先端にはボ−ルグリップ55、56が取
り付けられて操作し易いようになっている。図5−2は
同側面図でロック解除レバ−短26、長27共にリタ−
ンバネ62、62’によって該ロック解除レバ−は常時
略水平位置に保たれている。解除動作を説明すると、プ
ラットホ−ムの運転係員は運転操作室内等にあるプラン
ジャ−67の操作用のロック解除スイッチ(図示せず)
を作動させると、プラットホ−ムとロ−ラコ−スタ−1
との間に設けてある電気接点を介して接続され、プラン
ジャ−67に電源が入力される。プランジャ−67に電
源が入力されるとプランジャ−67の吸引力は鎖68を
介してロック解除レバ−短26、長27が吸引される
と、その応力はプルケ−ブル23を介してロック解除レ
バ−短26、長27の転動角度分のみ吸引されることと
なる。よってその応力はシ−トベルト解除装置21に伝
達され、前述のシ−トベルト組立装置70の係合解除ボ
タン78が押下げられてシ−トベルト22のロック状態
が解除される。
【0015】しかし、何らかの条件が重なって、一編成
のロ−ラコ−スタ−のうちのある車輛の乗客のみがロ−
ラコ−スタ−から降車したい、又はその他の理由等の連
絡が係員にあった場合、該係員はロック解除レバ−短、
または長26、27を(図5−2の上で上方に)転動す
るとボルト65で規制された位置までリタ−ンバネ62
に抗して倒すと、ロック解除レバ−短26、長27は保
護ばね63を介してプルケ−ブル23をロック解除レバ
−の転動角度分の長さ分のみ引っ張られる。前記保護バ
ネ63はプルケ−ブル23の先に接続されているシ−ト
ベルト組立装置21の内部のプッシャ−38が壊れてい
た時などの場合、プルケ−ブル23を無理に引くとシ−
トベルト組立装置21、プルケ−ブル23、ロック解除
装置25の全て連結部に無理が係り装置が壊れる恐れが
あるので、これらの場合を考慮し事前に破壊防止のため
に備えてある保護バネである。
【0016】次に図1及び図3において、今ロ−ラコ−
スタ−の乗客はロ−ラコ−スタ−に乗車して着座する
と、乗客は自分のその右側下部のシ−トベルト22の先
端に取付けられたベルト留具73を引き伸ばして、乗客
の腰部を介して乗客の左側下部に設置されているシ−ト
ベルト解除装置21に内蔵のバックル装置74の挿入口
76にベルト留具73を挿入すると、ベルト留具73は
抜けなくなりシ−トベルト22がバックル装置74にロ
ックされ、乗客はシ−トベルト22で動けないように拘
束される。尚、該シ−トベルト22はシ−トベルト組立
装置21に挿入装填するまでは図6のベルル巻取り装置
81の作用によって自由に伸び縮みするが、バックル装
置74にベルト留具73を挿入装填すると、前記ベルト
巻取り装置81は、該ベルトが収縮する方には作動する
が緩む方へは作動しない構造となっている。あるいは図
6−2ベルト固定ねじ71に示す様にベルト伸長調整具
82によって一定の長さで半固定となっているものと2
種類あるが目的により利用し、本実施例ではどちらを利
用しても良い。
【0017】次にシ−トベルト解除装置21を説明す
る。図4−1にその横断面図を図4−2にその低面図を
示す。図4−1、図4−2の両図においてベルト留具7
3は右側略中央矢印の方向に挿入装填される。シ−トベ
ルト解除装置21のべ−ス28はシ−トベルト組立装置
70に固定ネジ40で固定され、さらにその左方部には
プッシャ−38を取り付ける為のプッシャ−取付金具4
3が取り付けられている。プッシャ−38の下方にはプ
ルケ−ブル23が軸34を介して接続されているので、
ロック解除装置26の作動によってプルケ−ブル23が
引っ張られ、その応力はプッシャ−取付金具43を支点
としてロック解除レバ−からの応力の方向を変え、プッ
シャ−38の上部の爪部39が下方に下がりバックル装
置74の係合解除ボタン78を押下げすることでシ−ト
ベルト22の先端に取付けられたベルト留具73が係合
されていたロック状態が解除される。
【0018】尚、ベルト留具73のロック状態は乗用車
用のシ−トベルトと同様にシ−トベルト22の先端のベ
ルト留具73をバックル本体74に挿入装填することで
バックル本体74の内部の機構でベルト留具73の係合
孔にロック係止片(図示せず)が作動しシ−トベルト2
2は容易に抜けない構成となっている。さらにシ−トベ
ルト解除装置21内のベ−ス28の下部にはケ−ブルサ
ポ−タ−32、ケ−ブルエンド33が備えられ、プルケ
−ブル23がロック解除レバ−短26、または長27の
作動により応力がかかると、コイルバネ36に抗して軸
34を引き寄せ、よってプッシャ−38は点線の位置か
ら実線の位置まで移動しプッシャ−38に取付けられた
爪部39によりベルト留具73の係止が解除される。
【0019】今、ロ−ラコ−スタ−が所定のコ−スを走
行しプラットホ−ムに戻って所定の位置に停止した時、
ロ−ラコ−スタ−はプラットホ−ムとの間の所定の位置
に設けられた電気信号接続端子が接続される。プラット
ホ−ムの運転室内の運転係員は運転操作卓等に設けられ
たプランジャ−67のロック解除スイッチ(図示せず)
を操作すると、ロ−ラコ−スタ−内のプランジャ−67
の電源が接続通電され、該プランジャ−67の吸引力は
鎖68を介してロック解除レバ−短26、長27を吸引
して、その応力はプルケ−ブル23をロック解除レバ−
作動角度分のみ引っ張られるので、その応力が前述のシ
−トベルト解除装置21に伝達されてベルト留具73の
ロックが解除され、乗客はシ−トベルトの拘束から解除
される。尚、前記プランジャ−67とロック解除レバ−
短26、同長27の間を鎖68で結合している理由は、
ロック解除レバ−を操作したとき、その逆の応力(負
荷)が前記プランジャ−67に掛らない様にする為であ
【0020】しかし、何らかの事情が起こって、ある車
輛の乗客のみが乗客装置1から降車したい旨の連絡が係
員にあった場合、該係員はロック解除レバ−短/長2
6、27を(図5−2の上で上方に)押し上げボルト6
5で規制された位置までリタ−ンバネ62に抗して引く
と、ロック解除レバ−26/27は保護ばね63を介し
てプルケ−ブル23に伝達される。尚保護バネ63はプ
ルケ−ブル23の先に接続されているシ−トベルト解除
装置21の内部のプッシャ−38が壊れていた場合等何
かの障害が有った場合、プルケ−ブル23を無理に引く
とシ−トベルト解除装置21、プルケ−ブル23、ロッ
ク解除装置25の全てに無理が係り解除装置全体の破壊
につながる可能性も考えられるので、これらの場合の安
全を考慮し事前に破壊を防止するために備えてある。
【0021】
【発明の効果】従来の乗客安全装置は前述したとおり油
圧シリンダ−を使用したア−ム可動式のために、オイル
タンク、回動レバ−、ロックシリンダ−、ピストンロッ
ド、油圧回路・・・・等などと相当の装備を必要とす
る。したがってその製造コストが多大なものとなるこ
と、安全装置そのもの重量が重くなること、また油圧回
路の為に遠隔操作ができない等々の問題があるのに対
し、本発明の安全装置では市販の乗用自動車用の安全シ
−トベルトを使用するので製造コストが安価であるこ
と、製造が容易であること、電気制御が可能としたため
遠隔操作が可能となるなどによって運転係員が必要最小
人員で済むこと、ロック解除が一編成分の操作で一挙に
解除されるので乗客の乗り降りの時間が少なくなり一日
当たりの運転回数が多くなり、よって運転収入も多くな
る等々の効果が顕著に表れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロ−ラコ−スタの側面図
【図2】図1のロ−ラコ−スタの一部拡大側面図
【図3】図2のロ−ラコ−スタの一部切り欠き部分側面
【図4】ベルトロック装置の内部断面図
【図5】ベルトロック装置のロック解除装置の平面図、
側面図
【図6】乗用自動車用のシ−トベルト組立装置の斜視図
【符号の説明】
1、ロ−ラコ−スタ−本体の先頭台車 2、ロ−ラコ−スタ−本体の先頭2台目の台車 3、前部乗客用のサイドパッド 4、前部乗客のリア−パッド 5、油圧による安全装置 7、車輪組立 10、ロ−ラコ−スタ−のシャ−シ− 11、ロ−ラコ−スタ−の主車輪 12、ロ−ラコ−スタ−の横車輪 13、ロ−ラコ−スタ−の受車輪 21、シ−トベルト解除装置 23、プルケ−ブル 25、ロック解除装置 26、ロック解除レバ−短 27、ロック解除レバ−長 30、プランジャ−装置 31、下カバ− 37、上カバ− 38、プッシャ− 67、プランジャ− 70、シ−トベルト組立装置 73、ベルト留具 74、バックル装置 81、ベルト巻取装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】娯楽用乗物装置に搭乗した乗客の安全を保
    つためのシ−トベルトのロック解除装置であって、乗用
    車用のバックル装置とシ−トベルトとベルト留具で構成
    するシ−トベルト装置と、 前記バックル装置とバックル装置のプッシュロックを解
    除するためのプッシャ−機構を内蔵したシ−トベルト解
    除装置と、 娯楽用乗物装置の運転室等に装備したシ−トベルトのロ
    ック解除ボタンを操作して該シ−トベルトのロック解除
    レバ−を作動させるか、または娯楽用乗物装置に装備し
    たロック解除レバ−を作動させ、そのいずれかの応力を
    プルケ−ブルを介してしてシ−トベルト解除装置に伝達
    するロック解除装置と、 該ロック解除レバ−の作動にしたがってその応力をプル
    ケ−ブルを介してシ−トベルト解除装置のプッシャ−機
    構に伝達し、該プッシャ−機構により前記バックル装置
    のプッシュボタンを押下げすることで、バックル装置に
    ロックされていたベルト留具を放出し、娯楽用乗物装置
    の乗客をシ−トベルトによる拘束から解放することを特
    長とする娯楽用乗物装置のシ−トベルトの遠隔操作ロッ
    ク解除装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の娯楽用乗物装置に搭乗
    した乗客の安全を保つためのシ−トベルトのロック解除
    装置であって、複数車輛を連結した1編成車輛分全部の
    シ−トベルトのロックの解除を娯楽用乗物装置の運転室
    等に装備したロック解除ボタンを操作して娯楽用乗物装
    置の全車輛のロックを遠隔操作で一挙に解除するか、ま
    たは各車輛に取りつけたロック解除レバ−装置の操作の
    いずれかによってシ−トベルトのロックを解除すること
    を特長とするシ−トベルトの遠隔操作ロック解除装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1記載の娯楽用乗物装置の乗客
    の保つためのシ−トベルトのロック解除装置であって、
    各車輛に取りつけたロック解除レバ−装置からシ−トベ
    ルト解除装置までをプルケ−ブルにて結合し、ロック解
    除レバ−装置の操作によってシ−トベルトのロックを解
    除することを特長とするシ−トベルトの遠隔操作ロック
    解除装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1記載のシ−トベルトのロック
    解除装置において、娯楽用乗物装置のシ−トベルトのロ
    ック状態をプランジャ−装置の作動によりシ−トベルト
    のロックを解除する機構を備えたことを特長とする娯楽
    用乗物装置
  5. 【請求項5】前記請求項1記載のロック解除装置であっ
    て、ロック解除レバ−装置からロック解除装置までをプ
    ルケ−ブルにて結合し、シ−トベルトのロック解除装置
    におけるロック解除レバ−からプルケ−ブルの間に保護
    バネを介してロック解除レバ−装置の解除応力を伝達す
    ることを特長としたシ−トベルトのロック解除装置。
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