JPH0412860Y2 - - Google Patents

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JPH0412860Y2
JPH0412860Y2 JP18828786U JP18828786U JPH0412860Y2 JP H0412860 Y2 JPH0412860 Y2 JP H0412860Y2 JP 18828786 U JP18828786 U JP 18828786U JP 18828786 U JP18828786 U JP 18828786U JP H0412860 Y2 JPH0412860 Y2 JP H0412860Y2
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seat
passenger
vehicle
floor
transport vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、山間部の急傾斜地などに敷設された
単軌条上を走行するようにした乗用型運搬車に関
する。
〔従来の技術〕
従来、山間地などにおいては、果実のような農
作物や木材等の荷物の運搬設備として、モノレー
ル式の運搬車が使用されている。
この運搬車は、動力車とこれに連結された荷台
車とからなり、動力車に搭載されたエンジンを駆
動することによつて、山間部の急傾斜地などに敷
設された単軌条上を無人で走行するようにされた
もので、人が搭載できるようには設備されていな
いが、現状は走行を嫌う作業員などが荷台車に乗
り込んでおり、そのため危険で、屡々人身事故が
発生する結果となつていた。
そこでこのような事態に鑑み、近年、上記動力
車と荷台車との間に乗用席を設けるとともに、こ
の乗用席から動力車に設けたブレーキレバーなど
を操作できるようにして、安全に搭乗できるよう
にした乗用型運搬車が開発されるに至つている
(特開昭60−60058号、実開昭60−44860号等)。
ところでこの種の運搬車に乗用席を設ける場
合、運搬車の走行路の多くが急傾斜地である点、
および運搬車は前進走行した後、後進走行して元
の場所へ戻る走行を繰り返す点とに留意する必要
があつた。すなわち運搬車が急傾斜地の登坂や下
り坂を走行する都度、乗用席に着座している搭乗
者が仰向き状態や俯き状態になつたのでは、搭乗
者が恐怖感を抱くばかりか、安全性の点でも好ま
しくない。また運搬車が後進走行する時、乗用席
に着座した搭乗者が後向きの姿勢で進行方向を注
視しなければならないのでは、楽な姿勢で搭乗す
ることができない。
したがつて従来の上記乗用型運搬車では、乗用
席の座部の角度を調整できるように構成して、傾
斜地を走行する時は、座部の角度を変更すること
によつて、すなわち傾斜地の傾斜角度に拘らず座
部を水平に保つようにすることによつて、平地を
走行すると同様な着座姿勢で搭乗できるようにし
ていた。
また乗用席の向きを走行方向んに応じて切り替
えできるように設けて、後進走行する時は乗用席
の向きを反対向きにして搭乗するようにしてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように従来の乗用型運搬車では、乗用席を
上記のように構成しており、そのため乗用席の構
造が非常に複雑となり、制作費が高くつくもので
あつた。しかも上記乗用席の構成では、走行中に
座部の角度を変更したり、また走行方向に応じて
乗用席の向きを切り替えなければならない面倒が
あつた。
本考案は、上記従来の欠点を解決すべくなした
もので、簡単な構成で、しかも傾斜地を走行する
時、座部の角度を変更したりしなくても恐怖感を
覚えることなく安全に搭乗でき、また後進走行す
る時、乗用席の向きを切り替えなくても楽な姿勢
で搭乗できる乗用席を備えた乗用型運搬車を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案は、動力車と荷台車との間に乗
用席が設けられた単軌条用の乗用型運搬車におい
て、前記乗用席は床部と、この床部の上方に固設
された走行方向と直角方向を向いて座る跨座式の
座部と、この座部の正面側に立設された搭乗者の
把持用ハンドルとを備えたものである。
〔作用〕
上記のように構成したので、搭乗者はハンドル
側を向いて座部に跨り着座して搭乗し、傾斜地の
登坂や下り坂では、ハンドルを把持しながら自身
の身体を着座した座部を支点にして右方または左
方へ傾けて、身体が鉛直方向とするようにする。
このようにすることにより、平地の走行時と同様
な着座姿勢で搭乗できることになる。そして搭乗
者は走行方向と直角方向を向いて着座しているの
で、着座した状態で顔を右方へ向けるだけで、走
行方向の前方および後方の何れの方向をも注視で
きることになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、1は角形の管体より単軌条で、支柱2によ
り地上から所定高さのところに敷設されるととも
に、この単軌条1の下面にはその長さ方向に沿つ
てラツク3が配設されている。4は動力車、5は
荷台車、6は動力車4と荷台車5との間に連結さ
れた乗用席である。
7は乗用席6の床部で、表面は凹凸(図示せ
ず)のある状態に形成されており、スリツプしに
くくしている。8は走行方向に対して直角方向と
なるように床部7の上方に脚杆9により支持され
た円筒体よりなる跨座用の座部、10は座部8よ
りも若干高くなるように床部7の一側端に立設さ
れた搭乗者の把持用ハンドル、11はハンドル1
0側と反対側の座部8の端部に取付けた背もたれ
部である。12は胴部用シートベルトで、一端に
は一対の掛止具のうち一方12aが固着され、他
端には他方12bがベルトの長さ方向に可動可能
に挿着されるとともに、このシートベルト12
は、座部8の背もたれ部11側の端部の中心に突
設されたピン13に基端が回動自在に枢着された
ベルト取付帯14の先端に挿通されることによつ
て座部8に装備されている。また15は前部用シ
ートベルトで、基端は座部8のハンドル10側の
端部の中心に突設されたピン16に回動自在に枢
着されるとともに、先端部には掛止具12aに対
し着脱自在な掛止具15aが固着されている。1
7は床部7の下面に固設された連結杆で、一端は
動力車4の連結部に、他端は荷台車5の連結部に
それぞれ縦方向および横方向に回動自在に連結さ
れている。
なお、上記床部7ないし連結杆17は、動力車
4の機枠4′または荷台車5の車台32の何れか
を延長することによつて設けしめてもよいのであ
り、この場合一方の連結部は省略しうるのであ
る。
18は発進停止用レバーで、基部がハンドル1
0の下部外側面に枢着されるとともに、基部の両
側には側方へ突出した突出部18′,18″が形成
され、その各先端は操作ワイヤ19′,19″を介
して動力車4の後述するスロツトルレバー31の
両端と連結されており、発進停止用レバー18を
手動にて図の実線、1点鎖線および2点鎖線の何
れかに位置させることにより、この動きに連動し
てスロツトルレバー31も図の実線、1点鎖線お
よび2点鎖線のところに位置するようになつてい
る。21は床部7に設けたブレーキペダルで、こ
のペダル21は操作ワイヤ22を介して動力車4
の後述する停止ブレーキの作動サバーと連結され
ており、このペダル21を踏み込むことにより、
上記停止ブレーキが制動状態になるようにされて
いる。23は床部7に立設した保護ネツト用の
枠、24はペダル21の先端部と枠23との間に
張設した引張りばねである。
なお動力車4および荷台車5の構造は、従来の
乗用型運搬車の構成と何ら異なるところはない。
すなわち動力車4の機枠4′には、単軌条1を上
下より挟持しながらその単軌条1に沿つて転動す
る上部車輪25,25と下部車輪26,26およ
びラツク3と噛合する駆動輪27がそれぞれサイ
ドフレーム28により支持されることによつて設
けられている。そして動力車4に搭載したエンジ
ン29を回転させて、その回転力を駆動輪27に
伝達することにより、単軌条1上を自動的に前進
または後進走行するようになつており、荷物の積
み降ろし地点に達した時は、図示しないが、動力
車4に装備された停止杆が単軌条1の側方に設け
られたストツパーに当接して回動することによ
り、動力車4の停止ブレーキが制動状態になると
同時にスロツトル弁が絞られてエンジン29が低
速回転状態になり、自動的に停止するようになつ
ている、31はスロツトルレバーで、1点鎖線
(前進走行中に上記自動停止装置が作動した時の
位置)また2点鎖線(後進走行中に上記自動停止
装置が作動した時の位置)のところに位置する時
は、スロツトル弁が絞られてエンジン29が低速
回転状態になり、同時に停止ブレーキが制動状態
になる。また実線のところに位置(走行時の位
置)する時は、スロツトル弁が開かれてエンジン
29が高速回転状態になり、同時に停止ブレーキ
が解除状態になる。このスロツトルレバー31
は、上記自動停止装置の作動と連動するように構
成されている。
動力車4には上記のほかに図示しないが、動力
車4に規定以上の加速度が加わるのを防止するた
めの定速ブレーキ、この定速ブレーキ等が故障し
て動力車4が暴走しそうになつた場合にその暴走
を阻止するための緊急停止ブレーキ、および動力
車4の走行方向を切り替えるための前後進切り替
えレバーなどが具備されている。
また荷台車5は、その車台32の前後の下部に
単軌条1を上下より挟持しながらその単軌条1に
沿つて転動する上部車輪33,33と下部車輪3
4,34がそれぞれサイドフレーム35により支
持されることによつて設けられている。36は荷
物棚である。
上記のように構成したので、搭乗者はハンドル
10側を向いて座部8に跨り着座した後、胴部用
シートベルト12をその掛止具12a,12b同
士係合して胴部に装着するとともに、前部用シー
トベルト15の掛止具15aをシートベルト12
の掛止具12aに掛止して前部用シートベルト1
5を前部に装着して搭乗し、傾斜地の登坂や下り
坂では、ハンドル10を把持しながら自身の身体
を着座した座部8を支点にして右方または左方へ
傾けて、身体が鉛直方向となるようにする。この
場合、胴部用シートベルト12はピン13を支点
にして、また前部用シートベルト15はピン16
を支点にして回動可能に設けられているので、シ
ートベルト12,15が搭乗者の身体に喰い込ん
だりすることなく、スムーズに身体を傾けること
ができる。傾斜地の走行時、このようにすること
により、平地の走行時と同様な着座姿勢で搭乗で
きることになる。そして搭乗者は走行方向と直角
方向を向いて着座しているので、着座した状態で
顔を右方または左方へ向けるだけで、走行方向の
前方および後方の何れの方向をも注視できること
になる。
なお上記では、乗用席6は荷台車5とは別構成
にしているが、荷台車5の前端に一体に設けても
よい。
また座部8は、上記のような等径の円筒体にて
形成するほか、中央がやや径小になつた鼓形の円
筒体にて形成してもようい。またこの座部8は上
記のような円筒体にて形成するほか、断面形状の
上半部が円弧状を呈した筒状体、その他跨がつて
着座するのに支障がない形状のものであれば、ど
のような形状や構造のもので形成してもよい。
また上記では、座部8にシートベルト12,1
5を装備して一層安全に搭乗できるようにしてい
るが、シートベルトは必ずしも設けなくてもよ
い。
また上記では、乗用席には発進停止用レバー1
8とブレーキペダル21を配設して、搭乗者がこ
れを操作する時は、運搬車を任意の地点で停車で
きるようにしている停止用レバーおよびブレーキ
ペダルを操作した時、ブレーキが制動状態になる
と同時にエンジンが低速回転状態になるようにし
ているが、この制動操作と連動してエンジンの点
火栓用電源の接地(アース)スイツチがオンする
ように構成して、ブレーキが制動状態になると同
時にエンジンが失火して回転が停止するように実
施してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、乗用席およびそ
の座部を固定構造としたので、従来の乗用席に比
べ構成が簡単で、安価に製作できることになり、
その結果安いコストで乗用型運搬車を提供できる
効果がある。
しかも本考案によると、乗用席の座部は走行方
向と直角方向を向いて座る跨座式構造とするとと
もに、座部の正面側に搭乗者用の把持用ハンドル
を設けたので、傾斜地を走行する時は、ハンドル
を把持しながら自身の身体を着座した座部を支点
にして右方または左方へ傾けて、身体が鉛直方向
となるようにすることにより、恐怖感を覚えるこ
となく安全に搭乗できるばかりか、搭乗者は走行
方向と直角方向を向いて着座しているので、着座
した状態で顔を右方または左方へ向けるだけで、
走行方向の前方および後方の何れの方向をも容易
に注視できることになり、したがつて傾斜地を走
行する時でも、従来のように座部の角度を変更し
たり、また後進方向する時、乗用席の向きを変え
る手数を要することなく搭乗できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は同上の乗用席の拡大斜視図、第3図は同上の座
部の部分の側面図である。 4……動力車、5……荷台車、6……乗用席、
7……床部、8……座部、10……搭乗者の把持
用ハンドル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 動力車と荷台車との間に乗用席が設けられた
    単軌条用の乗用型運搬車において、前記乗用席
    は床部と、この床部の上方に固設された走行方
    向と直角方向を向いて座る跨座式の座部と、こ
    の座部の正面側に立設された搭乗者の把持用ハ
    ンドルとを備えた単軌条用の乗用型運搬車。 (2) 乗用席の床部を動力車の機枠延長部に設けた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の単軌条用の乗用型運搬車。 (3) 乗用席の床部を荷台車の車台延長部に設けた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の単軌条用の乗用型運搬車。
JP18828786U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0412860Y2 (ja)

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JPS6391971U JPS6391971U (ja) 1988-06-14
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