JP2001063652A - 自転車用チャイルドシート、及び自転車 - Google Patents

自転車用チャイルドシート、及び自転車

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JP2001063652A
JP2001063652A JP35522599A JP35522599A JP2001063652A JP 2001063652 A JP2001063652 A JP 2001063652A JP 35522599 A JP35522599 A JP 35522599A JP 35522599 A JP35522599 A JP 35522599A JP 2001063652 A JP2001063652 A JP 2001063652A
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基雄 福田
Takao Tsuchiiwa
孝雄 土岩
Takehiro Miyoshi
武博 三好
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修一 金森
Masahiro Ito
政博 伊藤
Takao Ono
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    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/14Separate pillions
    • B62J1/16Separate pillions for children

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者等が1人で容易に、車体を支えながら
子供や荷物の乗せ降ろしを行なうことができる自転車用
チャイルドシート、及び自転車を提供する。さらに、必
要に応じて、運転者が子供の状態をよく把握することが
できる自転車用チャイルドシート、及び自転車を提供す
る。 【解決手段】 懸装姿勢と閉塞姿勢との間で姿勢変化可
能な梯子部、及び抑制姿勢と解放姿勢との間で姿勢変化
可能なセーフティバーを備える。さらに、自転車用チャ
イルドシートの座席部の向きが前向き又は後向きとなる
よう,座席部を自転車に着脱自在に取り付ける座席取付
部を備える。また、自転車の前輪のハブ軸近傍に両脚ス
タンドを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車に取り付け
る自転車用チャイルドシートに関し、さらに、前記自転
車用チャイルドシートを備える自転車にも関し、また、
駐輪時等に自転車を自立させるための両脚スタンドを備
える自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車用チャイルドシートとして
は、実開平2−30784号公報に記載のものがある。
これは、カゴの前部を深くして足乗せ部を設け、カゴの
後部にシートを前向きに設け、子供にとって充分な広さ
を確保するようにしたものであり、また、カゴの前部上
方にバーを横方向に設けることにより、子供がバーを握
ることができるようにしたものである。また、従来の自
転車には、駐輪時等に自転車を自立させるためのスタン
ドが、後輪側に取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、子供や荷物の
乗せ降ろしを行なう際には、車体がふらつかないように
ハンドル等を持って車体を支えながら行なうのが好まし
い。しかし、従来の自転車では、車体を支えながら子供
や荷物の乗せ降ろしを行なうには、子供や荷物の乗せ降
ろしをする者と、車体を支える者との計2人で行なえば
容易であるが、1人で行なうのは困難であるという問題
があった。
【0004】さらに、従来の自転車用チャイルドシート
にバーを取り付けた場合には、このバーが子供の乗せ降
ろしの妨げになるので、車体を支えながら乗せ降ろしを
行なうのが、より一層困難になるという問題があった。
一方、特に子供が小さい場合には、子供の状態をよく把
握しなければならないが、従来の自転車用チャイルドシ
ートでは子供は前向きにしか乗ることができないので、
運転者は子供の状態を把握しにくいという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたものであり、運転者等が1人で容易に、車
体を支えながら子供や荷物の乗せ降ろしを行なうことが
できる自転車用チャイルドシート、及び自転車を提供す
ることを目的とする。さらに、必要に応じて、運転者が
子供の状態をよく把握することができる自転車用チャイ
ルドシート、及び自転車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自転車用チ
ャイルドシートは、座面及び背もたれを有する座席部
と、前記座席部の前方に、前記座席部の座面よりも深く
形成され、少なくともその一方の側面が開放される足乗
せ部と、前記足乗せ部の開放される側面の底辺近傍から
略垂直下方に懸装される昇降手段とを備える。
【0007】前記足乗せ部は、その開放される側面の前
方底部に設けられた枢支受部、その開放される側面の後
方側前後に延びる棒状の第1の掛止部、及び前記枢支受
部から上方向に延びる棒状の第2の掛止部を有し、前記
昇降手段は、略平行な複数本の踏部と、前記各踏部を挟
む桁材とからなり、一方の前記桁材の先端を略U字状に
曲折させて形成された掛止フックを有し、他方の前記桁
材の先端が前記枢支受部に枢支されることにより前記枢
支受部を回動中心として回動可能に配設され、前記掛止
フックが前記第1の掛止部に掛止して前記昇降手段が前
記足乗せ部から懸装される懸装姿勢と、前記掛止フック
が前記第2の掛止部に掛止して前記昇降手段が前記足乗
せ部の開放される側面を塞ぐ閉塞姿勢との間で回動可能
であることが好ましい。
【0008】また、前記昇降手段は、前記懸装される位
置に着脱自在に配設されることも好ましい。また、前記
座席部、及び前記足乗せ部のうちの少なくとも一方は、
子供が前記昇降手段を昇降する際に手で握る握棒を備え
ることが好ましい。
【0009】本発明に係る他の自転車用チャイルドシー
トは、座面及び背もたれを有する座席部と、前記座席部
の前方に、前記座席部の座面よりも深く形成される足乗
せ部と、前記足乗せ部の上部近傍で軸支され、前記座席
部に着席した子供の腿近傍に位置して前記子供の動きを
抑制する抑制姿勢と、前記子供が前記座席部に着席又は
離席できる解放姿勢との間で回動可能なセーフティバー
と、前記セーフティバーを一時的に回動しないようにロ
ックする回動ロック手段とを備える。前記セーフティバ
ーは、その形状が略コの字型であり、前記足乗せ部の前
面上辺両端部近傍で軸支されることが好ましい。
【0010】また、前記回動ロック手段はラチェット機
構を有し、前記ラチェット機構のロック時には、前記セ
ーフティバーが前記抑制姿勢側にのみ回転することが好
ましい。また、前記ラチェット機構は、遠隔操作可能で
あることが好ましい。
【0011】本発明に係るさらに他の自転車用チャイル
ドシートは、座面及び背もたれを有する座席部と、前記
座席部に座る子供の向きが前向き、又は後向きとなるよ
う,前記座席部を自転車に着脱自在に取り付ける座席取
付部とを備える。前記座席部は、その前側に前方ネジ
穴、その後側に後方ネジ穴、及び座席取付部を挟み込ん
で固定する挟み込み部を有しており、前記座席取付部
は、前記座席部の座面を係止する係止フック、及び座席
取付用ネジ穴を有しており、前記座席部と前記座席取付
部とが、前記座席部の前方ネジ穴、及び後方ネジ穴のう
ちのどちらか一方と、前記座席取付部の座席取付用ネジ
穴とを通るネジにより螺合することが好ましい。
【0012】本発明に係る自転車は、自転車の前輪のハ
ブ軸近傍に回動可能に配設される支柱部、及び前記支柱
部から延設される接地部を有する両脚スタンドを備えた
自転車であって、前記両脚スタンドは、前記支柱部が前
記支柱部の回動中心から略垂直下方に延び、前記接地部
が接地することによりその自転車を支える駐輪姿勢と、
前記支柱部が前記支柱部の回動中心から略水平後方に延
びる解除姿勢との間で姿勢変化可能である。
【0013】前記接地部は、前記両脚スタンドの駐輪姿
勢状態において、前記支柱部の回動中心の垂直下方位置
よりも前方位置で接地する前方接地部と、前記支柱部の
回動中心の垂直下方位置よりも後方位置で接地する後方
接地部とを有し、前記後方接地部から前記支柱部の回動
中心の垂直下方位置までの距離が、前記前方接地部から
前記支柱部の回動中心の垂直下方位置までの距離よりも
長いことが好ましい。
【0014】前記自転車用チャイルドシートを備える自
転車もまた、本発明の趣旨に含まれる。前記自転車用チ
ャイルドシートは、前記自転車のハンドルステムの頂部
近傍に、前記自転車のハンドルバーの立上り部に左右か
ら挟み込まれるように取り付けられることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明するが、本発明は必ずしもこの実施の形態に限
定されるものではない。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
自転車用チャイルドシート100を取り付けた自転車を
示す斜視図である。図1に示されるように、本実施の形
態1による自転車用チャイルドシート100は、座席部
1、足乗せ部2、梯子部3、及びセーフティバー4から
構成される。なお、図1において、棒状部材からなる座
席部1、足乗せ部2、及びセーフティバー4は、布等の
カバーで被われている。
【0016】座席部1は、その形状が座面、側面、及び
背もたれを有するバスケット形状であり、ハンドルステ
ム5の頂部近傍に、ハンドルバーの立上り部6に左右か
ら挟み込まれるように取り付けられている。また、座席
部1には、その左側面の前方側に上下に延びる握棒9が
設けられており、さらに、子供が座ったとき子供の胴体
を座席部1に固定するために、背もたれの上部の左右2
点から座面前辺中央部にかけて、3点式のシートベルト
7が取り付けられている。
【0017】足乗せ部2は、その形状が上面及び左側面
が開放される略箱形状であり、座席部1の前方に座席部
1よりも深く形成されている。なお、その詳細について
は後述する。梯子部3は、その形状が梯子形状であり、
足乗せ部2の左側面の底辺から略垂直下方に懸装されて
いる。なお、その詳細については後述する。セーフティ
バー4は、その形状が略コの字型であり、足乗せ部2の
前面上辺両端部で軸支されている。なお、その詳細につ
いては後述する。
【0018】図2は、本発明の実施の形態1による梯子
部3の懸装姿勢を示す斜視図であり、図3は、本発明の
実施の形態1による梯子部3の閉塞姿勢を示す斜視図で
あり、図4は、本発明の実施の形態1による梯子部3の
懸装姿勢と閉塞姿勢との間の姿勢変化を説明するための
斜視図である。なお、図2ないし図4では、説明のた
め、足乗せ部2がカバーで被われていない状態を示して
いる。
【0019】図2ないし図4に示されるように、足乗せ
部2には、その左側面の底辺の前後方向に棒状に延びる
第1の掛止部10と、この第1の掛止部10とは直角
に、すなわち鉛直方向に延びた棒状の第2の掛止部11
とがそれぞれ形成され、また、その左側面の前方側に上
下に延びる握棒8が、その前面の底辺近傍に沿って筒状
の梯子軸受部12が、第2の掛止部11の前方にロック
機構13がそれぞれ設けられている。
【0020】梯子部3は、略平行な複数本の踏部18
と、各踏部18を挟む第1の桁材16及び第2の桁材1
7とからなり、第1の桁材16の一端を略直角に曲折さ
せて形成された梯子軸部19、及び第2の桁材17の一
端を略U字状に曲折させて形成された掛止フック20を
有する。この梯子部3は図2に示されるように、掛止フ
ック20が第1の掛止部10に掛止して梯子部3が足乗
せ部2から懸装される懸装姿勢と、図3に示されるよう
に、掛止フック20が第2の掛止部11に掛止して梯子
部3が足乗せ部2の左側面を塞ぐ閉塞姿勢との間で姿勢
変化可能である。図2に示される懸装姿勢にある梯子部
3の掛止フック20を第1の掛止部10から外し、図4
に示されるように梯子部3を矢印A方向に引き出し、さ
らに梯子軸部19を回動中心として反時計回りに略90
°回動させ、掛止フック20を第2の掛止部11に掛止
させることにより、梯子部3は図3に示される閉塞姿勢
に姿勢変化する。
【0021】一方、図3に示される閉塞姿勢にある梯子
部3の掛止フック20を第2の掛止部11から外し、図
4に示されるように梯子部3を矢印A方向に引き出し、
さらに梯子軸部19を回動中心に時計回りに略90°回
動させ、掛止フック20を第1の掛止部10に掛止させ
ることにより、梯子部3は図2に示される懸装姿勢に姿
勢変化する。また、ロック機構13は、梯子部3の閉塞
姿勢を維持するために、掛止フック20が第2の掛止部
11から外れないように固定する。なお、このロック機
構13は遠隔操作が可能である。
【0022】図5は、本発明の実施の形態1によるセー
フティバー4の抑制姿勢を示す斜視図であり、図6は、
本発明の実施の形態1によるセーフティバー4の解放姿
勢を示す斜視図である。なお、図5及び図6では、説明
のため、足乗せ部2及びセーフティバー4がカバーで被
われていない状態を示している。図5及び図6に示され
るように、足乗せ部2には、その前面上辺両端部近傍に
それぞれセーフティバー右軸部14及びセーフティバー
左軸部15が形成されている。
【0023】セーフティバー4は、その右端部に形成さ
れ、セーフティバー右軸部14を軸支するセーフティバ
ー右軸受部21と、その左端部に形成され、セーフティ
バー左軸部15を軸支するセーフティバー左軸受部22
とを有している。また、セーフティバー右軸部14及び
セーフティバー右軸受部21には、ラチェット機構23
が備えられており、詳細については後述するが、このラ
チェット機構23をロックすると、セーフティバー4は
その位置から跳ね上げられなくなる。また、このラチェ
ット機構23は、ラチェット機構操作部(図示しない)
に接続される遠隔操作用ワイヤ等24により遠隔操作が
可能である。
【0024】以上のように構成されたセーフティバー4
は、ラチェット機構23をロックしながらセーフティバ
ー4を図5に示されるように矢印B方向に押し下げるこ
とにより、座席部1に着席した子供の腿近傍に位置して
子供の動きを抑制する抑制姿勢となり、逆にラチェット
機構23のロックを解除すると、セーフティバー4を図
6に示されるように矢印C方向に跳ね上げることがで
き、子供が座席部に着席又は離席できる解放姿勢とな
る。
【0025】図7(a)は、本発明の実施の形態1によ
るセーフティバー4のラチェット機構23の上面図であ
り、図7(b)は、その左側面透視図であり、図7
(c)は、そのロック時における歯車25と爪体26と
の関係を示す左側面透視図である。
【0026】図7(a)ないし図7(c)に示されるよ
うに、本実施の形態1によるラチェット機構23は、歯
車25、爪体26、爪軸部27、遠隔操作用ワイヤ等固
定部28、弾性部材29、弾性部材第1固定部30、弾
性部材第2固定部31、第1の爪部32、及び第2の爪
部33を有している。そして、歯車25はセーフティバ
ー右軸受部21に枢着されており、歯車25の外周には
複数の歯が形成されている。また、爪体26は、歯車2
5から離間した位置で爪軸部27に回動可能に軸支さ
れ、その上部には遠隔操作用ワイヤ等24の一端を固定
する遠隔操作用ワイヤ等固定部28が、その下部には主
にばねである弾性部材29の一端を固定する弾性部材第
1固定部30が、その歯車側上部には第1の爪部32
が、その歯車側下部には第2の爪部33が、それぞれ形
成されている。また、弾性部材29の他端は弾性部材第
2固定部31に固定されている。
【0027】以上のように構成されるラチェット機構2
3は、図7(b)に示されるように、第1の爪部32及
び第2の爪部33の双方が共に歯車25に接触していな
ければ、セーフティバー4が、セーフティバー右軸部1
4及びセーフティバー左軸部15を回動中心として回動
自在となる。
【0028】そして、図7(c)に示されるように、遠
隔操作用ワイヤ等24を緩めれば、弾性部材29が縮
み、爪体26が爪軸27を回動中心として紙面反時計方
向に回動し、第1の爪部32が歯車25に当接すること
により、ラチェット機構23のロックがかかる。すなわ
ち、この状態で、セーフティバー4が押し下げられる方
向である矢印D方向に力がかかると、第1の爪部32が
歯車25の歯面上を摺動し、セーフティバー4は押し下
げられるが、セーフティバー4が跳ね上げられる方向で
ある矢印E方向に力がかかっても、第1の爪部32は歯
車25の歯面に衝突し、摺動することができないので、
セーフティバー4は極僅かに回動するだけで所望の位置
に停止し、セーフティバー4は矢印E方向には回動しな
い。したがって、ラチェット機構23をロックした状態
で、座席部1に座った子供の腿近傍にセーフティバー4
を位置させると、その位置からは跳ね上げることができ
なくなるため、子供の動きが抑制される。
【0029】また、第1の爪部32が歯車25に当接し
なくなるまで遠隔操作用ワイヤ等24を引けば、ラチェ
ット機構23のロックが解除される。さらに、特に図示
しないが、第2の爪部33が歯車25に当接するまで遠
隔操作用ワイヤ等24を引けば、セーフティバー4はそ
の位置で停止し、どちらの方向にも回動しない。
【0030】以下に、本実施の形態1による自転車用チ
ャイルドシート100に子供を乗せ降ろしする際の動作
について説明する。自転車用チャイルドシート100に
子供を乗せる場合には、まず、梯子部3を懸装姿勢に
し、セーフティバー4を解放姿勢にする。そして、運転
者等はハンドルを握って自転車を支えながら、子供自身
に梯子部3を登らせて座席部1に着席させた後に、子供
にシートベルト7を装着し、セーフティバー4を抑制姿
勢にし、梯子部3を閉塞姿勢にする。
【0031】一方、自転車用チャイルドシート100か
ら子供を降ろす場合には、乗せる動作とは逆に、まず、
梯子部3を懸装姿勢にし、セーフティバー4を解放姿勢
にし、シートベルト7をはずす。そして、運転者等は自
転車を支えながら、子供自身に梯子部3を降りさせ、子
供が降りた後に、梯子部3を閉塞姿勢にする。
【0032】このように、本実施の形態1に係る自転車
用チャイルドシートによれば、梯子形状の梯子部と、抑
制姿勢、及び解放姿勢の間で回動可能に配設されるセー
フティバーとを備えたので、子供を持ち上げる必要がな
くなり、子供が乗り降りする際に、運転者等が1人で容
易に車体を支えることができる。さらに、梯子部が、懸
装姿勢と、閉塞姿勢との間で回動可能となるようにした
ので、子供が勝手に自転車用チャイルドシートに乗るこ
とができないようにすることができる。なお、足乗せ部
は、その左側面が開放されるようにしたが、これは右側
面が開放されるようにしてもよく、この場合、当然、梯
子部は足乗せ部の右側面の底辺近傍に懸装される。
【0033】上記の説明では、足乗せ部の前面の底辺近
傍に梯子軸受部を設けたが、足乗せ部の後面の底辺近傍
に設けてもよく、梯子部の形状は梯子形状としたが、子
供自身が乗り降りすることができる形状であればよい。
【0034】また、梯子部は、足乗せ部の前面の底辺近
傍に沿った筒状の梯子軸受部に軸支された梯子軸部を回
動中心として回動するようにしたが、これは例えば、特
に図示はしないが、梯子部の一方の桁材の先端を略球状
にし、その桁材の先端を包むように枢支する枢支受部を
設け、その桁材の先端を回動中心として回動するように
したり、足乗せ部の開放される側面の両側辺にレール等
を設け、梯子部をそのレール等に沿わせて上下させるよ
うにしたり、懸装姿勢の梯子部の上部に自転車の前後方
向の回動軸を設け、回動軸を中心に回動させて、梯子部
を閉塞姿勢にするようにしてもよく、着脱自在としても
よい。
【0035】なお、セーフティバーの形状は、略コの字
型の他に、略T字型や略半円型等としてもよい。上記の
説明では、座席部、足乗せ部、及びセーフティバーは、
棒状部材からなる骨組みにカバーを被うようにしたが、
カバーと同様の形状に樹脂等を成型するようにしてもよ
い。また、シートベルト7は3点で固定する3点式とし
たが、2点式や4点式等としてもよい。なお、ラチェッ
ト機構の弾性体はばねに限らず、ゴム等でもよい。
【0036】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2による自転車用チャイルドシート200の座席部
40を正面乗車姿勢で取り付けた自転車を示す側面図で
あり、図9は、本発明の実施の形態2による自転車用チ
ャイルドシート200の座席部40を対面乗車姿勢で取
り付けた自転車を示す側面図である。
【0037】図8及び図9に示されるように、本実施の
形態2による自転車用チャイルドシート200は、座席
部40、足乗せ部41、座席取付部42、及び対面乗車
時用バー部43から構成される。なお、図8及び図9
は、棒状部材からなる座席部40、足乗せ部41、及び
対面乗車時用バー43を布等のカバーで被った状態を示
している。
【0038】座席部40は、その形状が座面、側面、及
び背もたれを有するバスケット形状であり、ハンドルス
テム44の頂部近傍に、ハンドルバーの立上り部45に
左右から挟み込まれるように取り付けられている。足乗
せ部41は、その形状が上面が開放される略箱形状であ
り、座席部40の前方に座席部40よりも深く形成され
ている。
【0039】座席取付部42は、足乗せ部41の後方に
形成され、ハンドルステム44の頂部近傍にネジ止め等
で固定され、座席部40の向きが前向きの正面乗車姿
勢、または後向きの対面乗車姿勢となるように、座席部
40を着脱自在に取り付けるものであり、その詳細につ
いては後述する。対面乗車時用バー部43は、座席部4
0の対面乗車姿勢時に子供が握るためのバーであり、座
席取付部42の後方で担持される。また、足乗せ部4
1、座席取付部42、及び対面乗車時用バー部43は一
体に形成されている。
【0040】図10は、本発明の実施の形態2による自
転車用チャイルドシート200の座席部40の正面乗車
姿勢を示す斜視図であり、図11は、本発明の実施の形
態2による自転車用チャイルドシート200の座席部4
0の対面乗車姿勢を示す斜視図である。なお、図10及
び図11では、説明のため、座席部40、座席取付部4
2、及び対面乗車時用バー部43のみを図示し、さらに
座席部40及び対面乗車時用バー部43がカバーで被わ
れていない状態を示している。
【0041】図10及び図11に示されるように、座席
部40は、その座面前方中央部近傍に前方ネジ穴50及
びその座面後方中央部近傍に後方ネジ穴51がそれぞれ
設けられており、さらに座席取付部42を挟み込んで座
席部40を固定するための挟み込み具52を有してい
る。また、座席取付部42は、その後方中央部分近傍に
座席取付フック53を、その前方中央部分近傍にネジ穴
54を有している。そして、座席部40は、図10に示
される正面乗車姿勢では前方ネジ穴50とネジ穴54と
を通し、また、図11に示される対面乗車姿勢では後方
ネジ穴51とネジ穴54とを通し、それぞれボルト・ナ
ット55を用いて座席取付部42に取り付けられてい
る。
【0042】以上のように構成される自転車用チャイル
ドシート200は、図10に示される座席部40の正面
乗車姿勢から、ボルト・ナット55を外して、挟み込み
具52を外し、前方に引くように座席取付フック53か
ら座席部40を取り外し、座席部40の前後を逆にし
て、前方から押し込むように座席取付フック53と掛止
し、ボルト・ナット55を止めることにより、図11に
示されるような座席部40の対面乗車姿勢となる。
【0043】このように、本実施の形態2に係る自転車
用チャイルドシートによれば、必要に応じて子供を運転
者に対面するように座らせることができ、このとき運転
者が子供の状態をよく把握することができる。
【0044】なお、座席部と座席取付部とは、主にボル
トとナットとで固定するようにしたが、挟み込んで固定
するようにしてもよい。また、座席取付部は自転車にネ
ジ止めして取り付けたが、溶接して固定したり、挟み込
んで固定するようにしてもよい。また、座席取付部は、
ネジ穴をその前側に、座席取付フックをその後側にそれ
ぞれ有するようにしたが、座席取付フックを前側に、ネ
ジ穴を後側に有するようにしてもよい。
【0045】(実施の形態3)図12は、本発明の実施
の形態3による自転車の前側を示す側面図であり、図1
3は、本発明の実施の形態3による自転車の両脚スタン
ド300の駐輪姿勢を示す斜視図であり、図14は、本
発明の実施の形態3による自転車の両脚スタンド300
の解除姿勢を示す斜視図である。
【0046】本実施の形態3による自転車は、図12に
示されるように、その前輪側に両脚スタンド300を備
える。図13及び図14に示されるように、両脚スタン
ド300は、支柱部回動中心64を回動中心として、前
輪のハブ軸65に取付部66を介して回動可能に配設さ
れる支柱部61と、支柱部61から延設される接地部6
2と、左右の接地部62を連結する左右連結部63とか
ら構成され、支柱部61が支柱部回動中心64から略垂
直下方に延び、接地部62が接地することにより自転車
を支える駐輪姿勢と、支柱部61が支柱部回動中心64
から略水平後方に延びる解除姿勢との間で姿勢変化可能
である。
【0047】接地部62は、図13に示される両脚スタ
ンド300の駐輪姿勢状態において、支柱部回動中心6
4の垂直下方位置よりも前方かつ外側で接地する前方接
地部62aと、支柱部回動中心64の垂直下方位置より
も後方かつ外側で接地する後方接地部62bとを有す
る。また、図12に示されるように、支柱部回動中心6
4の垂直下方位置から後方接地部62bまでの距離L2
の方が、支柱部回動中心64の垂直下方位置から前方接
地部62aまでの距離L1よりも長い。
【0048】次に、動作について説明する。図13に示
される駐輪姿勢にある両脚スタンド300を跳ね上げる
ことで、両脚スタンド300は図14に示される解除姿
勢に姿勢変化され、自転車は自立した状態から走行可能
な状態となる。一方、図14に示される解除姿勢にある
両脚スタンド300の左右連結部63、又は後方接地部
62bを足で踏む等して押し下げることで、まず前方接
地部62aが接地され、ついで、さらに左右連結部6
3、又は後方接地部62bを押し下げることで、後方接
地部62bも接地され、これにより両脚スタンド300
は図13に示される駐輪姿勢に姿勢変化され、自転車は
走行可能な状態から自立した状態となる。
【0049】このように、本実施の形態1による前輪ス
タンド付自転車は、駐輪時等に自転車を自立させるため
の両脚スタンドを前輪側に備えたので、駐輪時等に車体
がふらつかなくなり、運転者等が1人で容易に子供や荷
物の乗せ降ろしを行なうことができる。さらに、両脚ス
タンドは、解除姿勢では車体の略水平後方に延び、かつ
支柱部の回動中心の垂直下方位置からの距離が、前方接
地部よりも後方接地部の方が長くなるようにしたので、
解除姿勢状態から駐輪姿勢状態とするのにあまり力を必
要とせず、かつ無理のない姿勢で操作することができ
る。
【0050】上記の説明では、主として子供を自転車用
チャイルドシート100に乗せる昇降手段(梯子部3)
について実施の形態1で、自転車用チャイルドシート1
00を前向きまたは後向きにすることができることにつ
いて実施の形態2で、そして前輪に備えられる両脚スタ
ンド300について実施の形態3で述べたが、もちろ
ん、実施の形態1および2、実施の形態2および3、実
施の形態1および3、ならびに実施の形態1、2、およ
び3を組み合わせた自転車も、1つの実施の形態を構成
する。
【0051】子供が握棒8,9を握り、梯子部3に足を
かけて自転車用チャイルドシート100に座ろうとした
際や、子供が自転車用チャイルドシート100から離席
する際には、子供の体重が自転車の左側にかかる。特
に、梯子部3の踏部18を子供が踏む際には、その衝撃
が自転車の左側にかかる。
【0052】このとき、実施の形態3に記載されたよう
な両脚スタンド300を備えていない自転車において
は、親がハンドルを握る等してハンドルを固定しない限
り、前輪にトルクが生じて前輪が回転してしまうため、
子供が自分の力で自転車用チャイルドシート100に乗
り降りすることが難しいだけでなく、回転により子供が
恐怖心を抱いてしまったり、子供に危険が及ぶ場合があ
る。
【0053】ところが、実施の形態1および3を組み合
わせた自転車においては、両脚スタンド300を駐輪姿
勢にしておけば、自転車用チャイルドシート100に座
ろうとして、子供の体重が自転車の左側にかかっても、
駐輪姿勢になっている両脚スタンド300により、前輪
がふらついて回転することがない。もちろん、梯子部3
の踏部18を子供が踏む際に生じる衝撃も駐輪姿勢にな
っている両脚スタンド300により吸収される。従っ
て、子供が自分の力で自転車用チャイルドシート100
に容易に座ることができ、より安全に子供が梯子部3を
つたって自転車用チャイルドシート100に乗り降りす
ることができる。なお、このことは、実施の形態2のよ
うに、自転車用チャイルドシート100自体の向きを前
後に変えられる構成についても言えることである。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る自転車用チャイ
ルドシートによれば、座面及び背もたれを有する座席部
と、前記座席部の前方に、前記座席部の座面よりも深く
形成され、少なくともその一方の側面が開放される足乗
せ部と、前記足乗せ部の開放される側面の底辺近傍から
略垂直下方に懸装される昇降手段とを備え、子供自身が
昇降手段を使って自転車用チャイルドシートに乗り降り
するようにしたので、子供を持ち上げる必要がなくな
り、子供が乗り降りする際に、運転者等が1人で容易に
車体を支えることができるという効果がある。
【0055】本発明の請求項2に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項1に記載の自転車用チャイル
ドシートにおいて、前記足乗せ部が、その開放される側
面の前方底部に設けられた枢支受部、その開放される側
面の後方側前後に延びる棒状の第1の掛止部、及び前記
枢支受部から上方向に延びる棒状の第2の掛止部を有
し、前記昇降手段が、略平行な複数本の踏部と、前記各
踏部を挟む桁材とからなり、一方の前記桁材の先端を略
U字状に曲折させて形成された掛止フックを有し、他方
の前記桁材の先端が前記枢支受部に枢支されることによ
り前記枢支受部を回動中心として回動可能に配設され、
前記掛止フックが前記第1の掛止部に掛止して前記昇降
手段が前記足乗せ部から懸装される懸装姿勢と、前記掛
止フックが前記第2の掛止部に掛止して前記昇降手段が
前記足乗せ部の開放される側面を塞ぐ閉塞姿勢との間で
回動可能となるようにしたので、子供が勝手に自転車用
チャイルドシートに乗り込むことができなくなるという
効果がある。
【0056】本発明の請求項3に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項1に記載の自転車用チャイル
ドシートにおいて、前記昇降手段が、前記懸装される位
置に着脱自在に配設されるようにしたので、子供が勝手
に自転車用チャイルドシートに乗り込むことができなく
なるという効果がある。
【0057】本発明の請求項4に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項1ないし3に記載の自転車用
チャイルドシートにおいて、前記座席部、及び前記足乗
せ部のうちの少なくとも一方が、子供が前記昇降手段を
昇降する際に手で握る握棒を備えたので、子供が自転車
用チャイルドシートに乗り降りしやすくなるという効果
がある。
【0058】本発明の請求項5に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、座面及び背もたれを有する座席部
と、前記座席部の前方に、前記座席部の座面よりも深く
形成される足乗せ部と、前記足乗せ部の上部近傍で軸支
され、前記座席部に着席した子供の腿近傍に位置して前
記子供の動きを抑制する抑制姿勢と、前記子供が前記座
席部に着席又は離席できる解放姿勢との間で回動可能な
セーフティバーと、前記セーフティバーを一時的に回動
しないようにロックする回動ロック手段とを備えたの
で、セーフティバーが子供の乗せ降ろしの妨げにならな
くなり、容易に、車体を支えながら子供の乗せ降ろしを
行なうことができるという効果がある。
【0059】本発明の請求項6に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項5に記載の自転車用チャイル
ドシートにおいて、前記セーフティバーが、その形状が
略コの字型であり、前記足乗せ部の前面上辺両端部近傍
で軸支されるようにしたので、セーフティバーが子供の
乗せ降ろしの妨げにならなくなり、容易に、車体を支え
ながら子供の乗せ降ろしを行なうことができるという効
果がある。
【0060】本発明の請求項7に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項5または6に記載の自転車用
チャイルドシートにおいて、前記回動ロック手段がラチ
ェット機構を有し、前記ラチェット機構のロック時に
は、前記セーフティバーが前記抑制姿勢側にのみ回転す
るようにしたので、より子供の動きを抑制することがで
きるという効果がある。
【0061】本発明の請求項8に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、請求項7に記載の自転車用チャイル
ドシートにおいて、前記ラチェット機構が、遠隔操作可
能となるようにしたので、ラチェット機構の操作を容易
に行なうことができるという効果がある。
【0062】本発明の請求項9に係る自転車用チャイル
ドシートによれば、座面及び背もたれを有する座席部
と、前記座席部に座る子供の向きが前向き、又は後向き
となるよう,前記座席部を自転車に着脱自在に取り付け
る座席取付部とを備えたので、必要に応じて子供を運転
者に対面するように座らせることができ、このとき運転
者が子供の状態をよく把握することができるという効果
がある。
【0063】本発明の請求項10に係る自転車用チャイ
ルドシートによれば、請求項9に記載の自転車用チャイ
ルドシートにおいて、前記座席部が、その前側に前方ネ
ジ穴、その後側に後方ネジ穴、及び座席取付部を挟み込
んで固定する挟み込み部を有しており、前記座席取付部
が、前記座席部の座面を係止する係止フック、及び座席
取付用ネジ穴を有しており、前記座席部と前記座席取付
部とが、前記座席部の前方ネジ穴、及び後方ネジ穴のう
ちのどちらか一方と、前記座席取付部の座席取付用ネジ
穴とを通るネジにより螺合するようにしたので、必要に
応じて子供を運転者に対面するように座らせることがで
き、このとき運転者が子供の状態をよく把握することが
できるという効果がある。
【0064】本発明の請求項11に係る自転車によれ
ば、請求項1ないし10のいずれかに記載の自転車用チ
ャイルドシートを備えたので、請求項1ないし10に記
載の自転車用チャイルドシートによる効果を有する自転
車を提供することができるという効果がある。
【0065】本発明の請求項12に係る自転車によれ
ば、自転車の前輪のハブ軸近傍に回動可能に配設される
支柱部、及び前記支柱部から延設される接地部を有する
両脚スタンドを備えた自転車であって、前記両脚スタン
ドが、前記支柱部が前記支柱部の回動中心から略垂直下
方に延び、前記接地部が接地することによりその自転車
を支える駐輪姿勢と、前記支柱部が前記支柱部の回動中
心から略水平後方に延びる解除姿勢との間で姿勢変化可
能となるようにしたので、駐輪時等に車体がふらつかな
くなり、運転者等が1人で容易に子供や荷物の乗せ降ろ
しを行なうことができ、さらに、解除姿勢状態から駐輪
姿勢状態とするのに、あまり力を必要とせず、かつ無理
のない姿勢で操作することができるという効果がある。
【0066】本発明の請求項13に係る自転車によれ
ば、請求項12に記載の自転車において、前記接地部
が、前記両脚スタンドの駐輪姿勢状態において、前記支
柱部の回動中心の垂直下方位置よりも前方位置で接地す
る前方接地部と、前記支柱部の回動中心の垂直下方位置
よりも後方位置で接地する後方接地部とを有し、前記後
方接地部から前記支柱部の回動中心の垂直下方位置まで
の距離が、前記前方接地部から前記支柱部の回動中心の
垂直下方位置までの距離よりも長くなるようにしたの
で、解除姿勢状態から駐輪姿勢状態とするのに必要な力
を少なくすることができるという効果がある。
【0067】本発明の請求項14に係る自転車によれ
ば、請求項12または13に記載の自転車において、請
求項1ないし10のいずれかに記載の自転車用チャイル
ドシートを備えたので、請求項1ないし10に記載の自
転車用チャイルドシートによる効果を有する自転車を提
供することができるという効果がある。
【0068】本発明の請求項15に係る自転車によれ
ば、請求項11または14に記載の自転車において、前
記自転車用チャイルドシートが、前記自転車のハンドル
ステムの頂部近傍に、前記自転車のハンドルバーの立上
り部に左右から挟み込まれるように取り付けられるよう
にしたので、自転車用チャイルドシートの重心がハンド
ルの回転軸に近くなり、自転車の前輪のふらつきを減少
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートを取り付けた自転車を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートの梯子部が懸装姿勢を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートの梯子部の閉塞姿勢を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートの梯子部の懸装姿勢と閉塞姿勢との間の姿勢変
化を説明するための斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートのセーフティバーの抑制姿勢を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態1による自転車用チャイル
ドシートのセーフティバーの解放姿勢を示す斜視図であ
る。
【図7】(a)本発明の実施の形態1による自転車用チ
ャイルドシートのセーフティバーのラチェット機構の上
面図である。(b)本発明の実施の形態1による自転車
用チャイルドシートのセーフティバーのラチェット機構
の左側面透視図である。(c)本発明の実施の形態1に
よる自転車用チャイルドシートのセーフティバーのラチ
ェット機構のロック時における歯車と爪体との関係を示
す左側面透視図である。
【図8】本発明の実施の形態2による自転車用チャイル
ドシートの座席部を正面乗車姿勢で取り付けた自転車を
示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態2による自転車用チャイル
ドシートの座席部を対面乗車姿勢で取り付けた自転車を
示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態2による自転車用チャイ
ルドシートの座席部の正面乗車姿勢を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態2による自転車用チャイ
ルドシートの座席部の対面乗車姿勢を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態3による自転車の前側を
示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態3による自転車の両脚ス
タンドの駐輪姿勢を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態3による自転車の両脚ス
タンドの解除姿勢を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,40 座席部 2,41 足乗せ部 3 梯子部 4 セーフティバー 5,44 ハンドルステム 6,45 ハンドルバーの立上り部 7 シートベルト 8,9 握棒 10 第1の掛止部 11 第2の掛止部 12 梯子軸受部 13 ロック機構 14 セーフティバー右軸部 15 セーフティバー左軸部 16 第1の桁材 17 第2の桁材 18 踏部 19 梯子軸部 20 掛止フック 21 セーフティバー右軸受部 22 セーフティバー左軸受部 23 ラチェット機構 24 遠隔操作用ワイヤ等 25 歯車 26 爪体 27 爪軸 28 遠隔操作用ワイヤ等固定部 29 弾性部材 30 弾性部材第1固定部 31 弾性部材第2固定部 32 第1の爪部 33 第2の爪部 42 座席取付部 43 対面乗車時用バー部 50 前方ネジ穴 51 後方ネジ穴 52 挟み込み具 53 座席取付用フック 54 ネジ穴 55 ボルト・ナット 61 支柱部 62 接地部 62a 前方接地部 62b 後方接地部 63 左右連結部 64 支柱部回動中心 65 前輪のハブ軸 66 取付部 100,200 自転車用チャイルドシート 300 両脚スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 基雄 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内 (72)発明者 土岩 孝雄 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内 (72)発明者 三好 武博 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内 (72)発明者 金森 修一 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 政博 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内 (72)発明者 斧 隆夫 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナル 自転車工業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座面及び背もたれを有する座席部と、 前記座席部の前方に、前記座席部の座面よりも深く形成
    され、少なくともその一方の側面が開放される足乗せ部
    と、 前記足乗せ部の開放される側面の底辺近傍から略垂直下
    方に懸装される昇降手段とを備える自転車用チャイルド
    シート。
  2. 【請求項2】 前記足乗せ部は、その開放される側面の
    前方底部に設けられた枢支受部、その開放される側面の
    後方側前後に延びる棒状の第1の掛止部、及び前記枢支
    受部から上方向に延びる棒状の第2の掛止部を有し、 前記昇降手段は、略平行な複数本の踏部と、前記各踏部
    を挟む桁材とからなり、 一方の前記桁材の先端を略U字状に曲折させて形成され
    た掛止フックを有し、他方の前記桁材の先端が前記枢支
    受部に枢支されることにより前記枢支受部を回動中心と
    して回動可能に配設され、 前記掛止フックが前記第1の掛止部に掛止して前記昇降
    手段が前記足乗せ部から懸装される懸装姿勢と、前記掛
    止フックが前記第2の掛止部に掛止して前記昇降手段が
    前記足乗せ部の開放される側面を塞ぐ閉塞姿勢との間で
    回動可能である、請求項1に記載の自転車用チャイルド
    シート。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段は、前記懸装される位置に
    着脱自在に配設される、請求項1に記載の自転車用チャ
    イルドシート。
  4. 【請求項4】 前記座席部、及び前記足乗せ部のうちの
    少なくとも一方は、子供が前記昇降手段を昇降する際に
    手で握る握棒を備える、請求項1ないし3に記載の自転
    車用チャイルドシート。
  5. 【請求項5】 座面及び背もたれを有する座席部と、 前記座席部の前方に、前記座席部の座面よりも深く形成
    される足乗せ部と、 前記足乗せ部の上部近傍で軸支され、前記座席部に着席
    した子供の腿近傍に位置して前記子供の動きを抑制する
    抑制姿勢と、前記子供が前記座席部に着席又は離席でき
    る解放姿勢との間で回動可能なセーフティバーと、 前記セーフティバーを一時的に回動しないようにロック
    する回動ロック手段とを備える自転車用チャイルドシー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記セーフティバーは、その形状が略コ
    の字型であり、前記足乗せ部の前面上辺両端部近傍で軸
    支される、請求項5に記載の自転車用チャイルドシー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記回動ロック手段はラチェット機構を
    有し、前記ラチェット機構のロック時には、前記セーフ
    ティバーが前記抑制姿勢側にのみ回転する、請求項5ま
    たは6に記載の自転車用チャイルドシート。
  8. 【請求項8】 前記ラチェット機構は、遠隔操作可能で
    ある、請求項7に記載の自転車用チャイルドシート。
  9. 【請求項9】 座面及び背もたれを有する座席部と、 前記座席部に座る子供の向きが前向き、又は後向きとな
    るよう,前記座席部を自転車に着脱自在に取り付ける座
    席取付部とを備える自転車用チャイルドシート。
  10. 【請求項10】 前記座席部は、その前側に前方ネジ
    穴、その後側に後方ネジ穴、及び座席取付部を挟み込ん
    で固定する挟み込み部を有しており、 前記座席取付部は、前記座席部の座面を係止する係止フ
    ック、及び座席取付用ネジ穴を有しており、 前記座席部と前記座席取付部とは、前記座席部の前方ネ
    ジ穴、及び後方ネジ穴のうちのどちらか一方と、前記座
    席取付部の座席取付用ネジ穴とを通るネジにより螺合す
    る、請求項9に記載の自転車用チャイルドシート。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の自転車用チャイルドシートを備える自転車。
  12. 【請求項12】 自転車の前輪のハブ軸近傍に回動可能
    に配設される支柱部、及び前記支柱部から延設される接
    地部を有する両脚スタンドを備えた自転車であって、 前記両脚スタンドは、前記支柱部が前記支柱部の回動中
    心から略垂直下方に延び、前記接地部が接地することに
    よりその自転車を支える駐輪姿勢と、前記支柱部が前記
    支柱部の回動中心から略水平後方に延びる解除姿勢との
    間で姿勢変化可能である前記自転車。
  13. 【請求項13】 前記接地部は、前記両脚スタンドの駐
    輪姿勢状態において、前記支柱部の回動中心の垂直下方
    位置よりも前方位置で接地する前方接地部と、前記支柱
    部の回動中心の垂直下方位置よりも後方位置で接地する
    後方接地部とを有し、 前記後方接地部から前記支柱部の回動中心の垂直下方位
    置までの距離は、前記前方接地部から前記支柱部の回動
    中心の垂直下方位置までの距離よりも長い、請求項12
    に記載の自転車。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の自転車用チャイルドシートを備える、請求項12また
    は13に記載の自転車。
  15. 【請求項15】 前記自転車用チャイルドシートは、前
    記自転車のハンドルステムの頂部近傍に、前記自転車の
    ハンドルバーの立上り部に左右から挟み込まれるように
    取り付けられる、請求項11または14に記載の自転
    車。
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