JPH01225940A - ハロゲン化銀写真用カブリ抑制剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真用カブリ抑制剤

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JPH01225940A
JPH01225940A JP5307388A JP5307388A JPH01225940A JP H01225940 A JPH01225940 A JP H01225940A JP 5307388 A JP5307388 A JP 5307388A JP 5307388 A JP5307388 A JP 5307388A JP H01225940 A JPH01225940 A JP H01225940A
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勲 渋谷
Hidekazu Sakamoto
英一 坂本
Yutaka Kaneko
豊 金子
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/34Fog-inhibitors; Stabilisers; Agents inhibiting latent image regression

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真用カブリ抑制剤に関し、更に
詳しくはハロゲン化銀写真感光材料に使用してカブリの
発生を防止する写真用カブリ抑制剤に関する。
[発明の背景] 感光性ハロゲン化銀乳剤を含むハロゲン化銀写真感光材
料(以下、感光材料という。)で特に化学的に増感され
たものは、露光されなくても現像し得る核の存在に起因
する力°ブリを生じる傾向があり、このカブリは高温ま
たは長時間で現像された場合、あるいは感光材料の保存
中、特に高温・高湿下での経時保存中に発生し易いこと
がよく知られている。
カブリの増大は感度の減少と階調の劣化を招き、画像再
現性を著しく阻害するので、カブリ防止の目的で多年に
亘って多くの物買をハロゲン化銀乳剤に添加する試みが
なされてきた。
代表的なものとしては、例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure) 
、 176巻。
1978年12月、 17643  (Vl)に詳しく
記載されている。また、特に有効なカブリ抑制剤として
は、T、H,James著ザ・セオリイ・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(The Theory 
of thePhotographic Proces
s)第4版、 Macmillan社刊(1977年)
393〜399頁に記載され作用機構も説明されている
しかし、これら多くのカブリ抑制技術も近年の感光材料
の゛高感度化、高活性化ならびに高迅速処理化に対して
充分対応することは難しく、特に高温下(約45℃以上
)に放置されたり、高温・高温下(約50〜80℃、相
対湿度的50〜90%)で保存されたりする苛酷な条件
下でのカブリ抑制性および写真特性安定性に欠けるのが
実状である。すなわち、前述の多くの公知化合物を上記
の条件に適応させるための有効濃度を使用すると、感度
の低下および階調の劣化が著しく、カブリ抑制剤の必須
要素であるところの感度(lit調):カブリのバラン
スを維持することができない。
従って、苛酷な条件下においてもカブリ発生による感度
の損失、階調の劣化など写真特性を悪化させることのな
いカブリ抑制技術の開発が強く望まれている。
[発明の目的] 本発明は上記の実状に鑑みてなされたものであり、その
第1の目的は、感光材料を高温下あるいは高温・高湿下
で経時保存した場合にも安定した写真特性を維持し、カ
ブリの発生を防止するハロゲン化銀写真用カブリ抑制剤
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、現像抑制に基づき感度の低下や
階調の劣化を招く恐れのないハロゲン化銀写真用カブリ
抑制剤を提供することにある。
更に第3の目的は、高温迅速処理、特に30℃以上で現
像した時のカブリ発生を著しく軽減するハロゲン化銀写
真用カブリ抑制剤を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層を有する感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層
およびそれに隣接する親水性コロイド層の少なくとも1
層に複素芳香族カチオン環構造を有する1、4.2−ジ
チアゾリウム塩化合物から選ばれる少なくとも1つを含
有させて使用する写真用カブリ抑制剤によって達成され
る。
本発明に係る1、4.2−ジチアゾリウム塩のカチオン
環構造であれば写真用カブリ抑制剤としての目的を達成
することができるが、好ましくは下記一般式[I]で表
される3、5−ジ置換体がもフとも好ましい。
に1 [式中、R1,R2は、それぞれ同じか又は異なってい
てもよい低級アルキル基、またはアリール基で、R1と
R2は互いに結合して5〜6員の複素環を形成していて
もよい B3は、置換もしくは非置換のフェニル基、ナ
フチル基または複素環を表し、Xはアニオンを示す、] 次に上記一般式[I]で表される化合物について詳述す
る。
B1. R2に於ける低級アルキル基は炭素数1〜8、
好ましくは1〜4のもので、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基などがあげ
られる。
アリール基としてはフェニル基及びナフチル基があげら
れる。
又、R1とR2は窒素原子と共に互いに結合して5〜6
員の複素環を形成していてもよく、例えばピロリジン環
、ピラゾール環、とリジン環、ピペリジン環、ピペラジ
ン環、モルホリン環などを形成してもよい。
上述のアルキル基、アリール基および複素環には置換可
能な置換基を有していてもよい。
R3は置換もしくは非置換のフェニル基、ナフチル基ま
たは複素環基を表わし、置換基としては、低級アルキル
基、好ましくは炭素数1〜4の例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基など、低級アルコキシ基、好
ましくは炭素数1〜4の例えばメトキシ基、エトキシ基
、プロポキシ基、ブトキシ基など、ハロゲン原子、例え
ば塩素原子或は臭素原子などがあげられる。R3の複素
環としては例えばチエニル基、フリル基などがあげられ
る。又、R3は2僅の結合基を介して2つの1゜4.2
−ジチアゾリウム塩を置換してもよい。
Xはアニオンを表し、例えばClO2−、BF4−など
があげられる。
次に本発明に用いられる一般式[1]で表される化合物
(以下、本発明の化合物という。)の具体的代表例を示
すが、本発明はこれに限定されない。
以下余白 上記化合物の合成法は、N−アロイル−3−ジ置換チオ
カルバモイルスルフェンアミドを無機強酸の存在下で脱
水環化反応により容易に合成することができる新規化合
物である。
詳細には特開昭61−68480号及び同61−684
81号公報記載の方法に依って容易に合成することがで
きるが、その合成例の一例をあげる。
合成例(例示化合物NO,2) 無水酢酸15 mf!に70%過塩素酸1  tapを
予め混合した溶液に2.688(0,01モル)のN−
ベンゾイル−5−ジエチルチオカルバモイルスルフェン
アミドを溶解させ、水溶液上で2時間加温する。その後
放冷し、反応液が室温まで下がったら乾燥エーテル20
 va(lを反応液に加える。
析出した白色の板状結晶を濾過しアセトニトリルで再結
晶すると融点141℃の白色板状結晶の3−フェニル−
5−ジエチルアミノ−1,4,2−ジチアゾリウム過塩
素酸(例示化合物No、2) 2.79gを得た。
(収率80%) 元素分析(C+J+5NzSz Cl304)計算値(
%)  C:41.08  )1:4.31  Nニア
、98測定値(%)  C:41.02  )1:4.
30  N:8.07また赤外吸収スペクトルにより、
前記化合物であることを確認した。
本発明において、前記化合物はカブリ抑制剤として使用
することができ、感光材料のハロゲン化銀乳剤層および
隣接する親水性コロイド層(中間層、フィルター層、ハ
レーション防止層、保護層、下塗り層等)の少なくとも
1層に含有される。特に好ましい層としてはハロゲン化
銀乳剤層である。
本発明の化合物の添加量は、感光材料や化合物の種類な
どにより一様ではないが、一般式[I]で表される化合
物は、ハロゲン化銀1モル当り0.01B〜1.000
mgの範囲で用いるのが好ましく、より好ましくは0.
05mg〜500mgである。親水性コロイド層に対す
る添加量は塗布1■2当り0.1mg〜2.000mg
の範囲で用いるのが好ましく、より好ましくは10mg
 〜1.000mgである。
これらの化合物は水または親水性有機溶媒(例えばメタ
ノール、ジメチルホルムアミド等)に溶解して所要の構
成層に添加される。
また、その添加時期はハロゲン化銀乳剤の場合、化学熟
成中、化学熟成終了後、及び/又は乳剤塗布直後に添加
されるが、より好ましいのはハロゲン化銀乳剤の化学熟
成終了時である。
本発明の感光材料は、次の様な種々のタイプの感光材料
に適用できる。
例えば、汎用黒白用、X線記録用、製版用、カラーポジ
用、カラーネガ用、カラーペーパー用、反転カラー用、
直接ポジ用、熱現像用などの感光材料、あるいは表面潜
像型ハロゲン化銀粒子と内部カブリ核を有するハロゲン
化銀粒子とを用いた米国特許2,996,382号、同
3,178.282号明細書に記載の方法による感光材
料に用いることができるが、特に多層構成のカラー感光
材料への適用が有利である。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀
として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、および
塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意の
ものを用いることができる。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒
子内において均一なハロゲン化銀組成分布を有するもの
でも、粒子の内部と表面層とでハロゲン化銀組成が異な
るコア/シェル粒子であってもよい。
ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される
ような粒子であってもよく、また主として粒子内部に形
成されるような粒子でもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、いかなる粒子サイズ分布を持つも
のを用いても構わない。粒子サイズ分布の広い乳剤(多
分散乳剤と称する)を用いてもよいし、粒子サイズ分布
の狭い乳剤(単分散乳剤と称する)を単独又は数種類混
合してもよい。また、多分散乳剤と単分散乳剤を混合し
て用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
該乳剤は常法により化学増感することができ、また、増
感色素を用いて所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、また、可塑剤、水不溶性または難溶性合成ポリマ
ーの分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー感光材料の乳剤層には、カプラーが用いられる。
更に色補正の効果を有している競合カプラーおよび現像
主薬の酸化体とのカップリングによって現像促進剤、漂
白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤
、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、分光増感剤お
よび減感剤のような写真的に有用なフラグメントを放出
する化金物を用いることができる。
イエロー色素形成カプラーとしては、公知のアシルアセ
トアニリド系カプラーを好ましく用いることができる。
これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド系及びピバロ
イルアセトアニリド系化合物は有利である。
マゼンタ色素形成カプラーとしては、5−ピラゾロン系
カプラー、ピラゾロアゾール系カプラー、ピラゾロベン
ツイミダゾール系カプラー、開鎖アシルアセトニトリル
系カプラー、インダシロン系カプラー等を用いることが
できる。
シアン色素形成カプラーとしては、フェノールまたはナ
フトール系カプラーが一般的に用いられる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助層を設けることができる
。これらの層中および/または乳剤層中には現像処理中
に感光材料から流出するか、もしくは漂白される染料が
含有されてもよい。
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、ホルマリ
ンスカベンジャ−1紫外線吸収剤、蛍光増白剤、界面活
性剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加でき
る。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を現像処理するには、公知の方法が用
いられる。処理温度は18℃から50℃の間で用いられ
、目的に応じて、黒白写真処理、リス型現像処理あるい
は色素像を形成すべきカラー写真処理のいずれも適用で
きる。また、熱現像用感光材料においては100℃以上
の温度で処理される。
[本発明の効果] 本発明の複素芳香族カチオン環構造を有する1゜4.2
−ジチアゾリウム塩化合物からなるカブリ抑制剤、特に
一般式[I]で表される化合物から選ばれる少なくとも
1つを、ハロゲン化銀乳剤層または隣接する親水性コロ
イド層に添加含有させることにより、経時保存中高温下
あるいは高温・高湿下で貯蔵されてもカブリの発生が抑
制されると共に、感度の低下や階調の軟化をきたす恐れ
が少ない優れた写真感光材料が得られる。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
これは本発明を説明するための一例であって、本発明は
、これらに限定されるものではない。
実施例−1 沃化銀3.0モル%を含む高感度ネガ用沃臭化銀乳剤を
金および硫黄増感法により最高感度まで化学熟成したの
ち、ハロゲン化銀1モル当り4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a、7−チトラザインデンを1.0g添
加して熟成を停止させた。
得られた乳剤を13分割して1部をそのままブランク試
料とし、他に下記第1表の如く本発明に係る化合物およ
び比較化合物を添加し、充分に吸着せしめたのち、塗布
助剤としてサポニンの適量および硬膜剤としてホルマリ
ンの適量を添加して塗布用乳剤を調製した。
塗布用乳剤を下引済みのポリエステルベース上に銀量が
3 g/va2になるように均一塗布してから乾燥して
13f!の試料を作成した(No、1〜13)。
以上のように作成した写真材料をフレッシュ試料として
室温下で3日間放置したもの、温度55℃下に3日問お
よび温度50℃相対湿度80%下に3日間、それぞれ放
置した強制劣化経時試料を作成した。
この後、通常のセンシトメトリー用ウェッジを用いて露
光を行い、次いで下記処理液[A]にて35℃で30秒
の現像を行い定着したのち、水洗乾燥して感度を測定し
た。
処理液[A] (黒白写真感光材料用現像液)1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン   1.5 gハイドロキノ
ン            30   g5−ニトロイ
ンダゾール       0.25g臭化カリウム  
           5g無水亜硫酸ナトリウム  
      ss  g水酸化カリウム       
    30  g硼   酸           
         10   gグルタルアルデヒド(
25%)      5g水を加えて全量を11とする
得られた結果を第1表に示す。
但し、カブリ値はベース濃度を差し引いた値を示し、感
度値はカブリ値+0.5の位置の感度から、本発明の乳
剤のブランク試料(No、1)の自然放置3日のものを
100として表した相対感度で表し、ガンマは特性曲線
上における直線部の傾斜で示しである。
以下余白 上記第1表からも明らかな如く、本発明に係る試料は、
いずれも苛酷な保存条件下にも拘らず、カブリの発生が
抑えられ、フィルム保存下での安定性が改良されている
ことが判る。
実施例−2 実施例−1の方法に準じて高感度ネガ用沃臭化銀乳剤を
金および硫黄増感剤で最高感度まで化学熟成した。
次いで、緑感性増感色素として、アンヒドロ−5,5′
−ジフェニル−9−エチル−3,3′−ジーγ−スルホ
プロピルオキサカルボシアニンヒドロキシド・ナトリウ
ム塩の適量を加え、緑感性ハロゲン化銀乳剤を作成した
次いで、ハロゲン化銀1モル当り、マゼンタカプラーと
して、1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−3
−[3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシアセトア
ミド)ベンツアミド]−5−ピラゾロンを80g1カラ
ードマゼンタカプラーとして、1− (2,4,6−ト
リクロフェニル)−4−(1−ナフチルアゾ)−3−(
2−クロロ−5−オクタデセニルサクシンイミドアニリ
ノ)−5−ピラゾロンを2.5gそれぞれ秤量してから
トリクレジルホスフェート120g、酢酸エチル240
mgを混合して加温溶解し、次いでトリイソプロピルナ
フタレンスルホン酸ナトリウム5gと7.5%ゼラチン
水溶液550mNの溶液中に乳化分散したカプラー溶液
を前記の乳剤に添加した。
乳剤を分割して1部をそのままブランク試料とし、他に
下記第2表に示すように比較化合物及び本発明に係る化
合物を、それぞれ添加し、充分に吸着せしめたのちに、
ゼラチン硬膜剤として2−ヒドロキシ−4,6−シクロ
ロトリアジンナトリウムの適量を一律に添加して塗布乳
剤とした。
この塗布乳剤を銀が3.0g/m”になるように下引済
みのトリアセテートフィルム上に均一塗布乾燥して試料
とした(No、14〜24)。
得られたフィルム試料は実施例−1と同様の強制劣化試
験を施してから、通常の方法でウェッジ露光し、下記の
カラー用処理工程に従いカラー現像した。
得られたピースから求めたカラーセンシトメトリー結果
を次の第2表に示す。
なお、表中のカブリはベース濃度を差し引いた値で、感
度はブランク試料の自然放置2日のもの(試料No、1
4)を100として表した場合の相対感度である。また
、ガンマは特性曲線上における直線部の傾斜で示した。
処理工程[処理温度38℃]  処理時間発色現像  
       3分15秒漂  白         
 6分30秒水   洗              
3分15秒定   着              6
分30秒水   洗              3分
15秒安定化      1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
[発色現像液] 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)−アニリン硫酸塩 4.75g無水亜硫
酸ナトリウム        4.25gヒドロキシル
アミン1/2硫酸塩2.0 g無水炭酸カリウム   
       37.5 g臭化ナトリウム     
      1.3 gニトリロ三酢酸・3ナトリウム
塩 (1水塩)              2.5 g水
酸化カリウム           1.0g水を加え
て11とし、水酸化ナトリウムを用いてpH10,6に
調整する。
[漂白液] エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩         100.0 gエチ
レンジアミン四酢酸 2アンモニウム塩         10.0 g臭化
アンモニウム         150.0 g氷酢酸
              10.0 g水を加えて
11とし、アンモニア水を用いてpH8,0に調整する
[定着液] チオ硫酸アンモニウム       175.0 g無
水亜硫酸ナトリウム        8.6gメタ亜硫
酸ナトリウム        2.3g水を加えてIJ
2とし、酢酸を用いてpHIi、0に調整する。
[安定化液] ホルマリン(37%水溶液)       1.5 m
Nコニダックス(コニカ株式会社製)   7.5mj
水を加えてIJ2とする。
(以下余白) 第2表の結果から、本発明において使用する一般式[1
1の化合物が、従来知られている化合物と比べて、高温
または高湿下での強制劣化試験に対し感度低下のないカ
ブリ抑制性が得られることが判る。
実施例−3゛ セルローストリアセテートフィルム支持体上に下記に示
す組成の各層を順に設けて多層カラー感光材料試料を作
成した。ただし、第3層、第4表、第6層、第7層、第
9層および第10層のハロゲン化銀乳剤層には、下記に
示すような沃化銀含量の沃臭化銀乳剤を使用した。
第11層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 第2層:中間層 ゼラチン層 第3層:赤感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.79g/m2増
感色素I・・・銀1モルに対して 6 X 10−’モ
ル増感色素II・・・銀1モルに対して 3 X 10
−’モルカプラーA・・・銀1モルに対して 0.06
モルカプラーC・・・銀1モルに対して  0.003
モルカプラーD・・・銀1モルに対して 0.003モ
ルトリクレジルホスフェート塗布量 0.3cc/m”
第4層:赤感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.4g/a2増感
色素I・・・銀1モルに対して 3 X 10−’モル
増感色素11・・・銀1モルに対して1.2X 10−
’モルカプラーF・・・銀1モルに対して 0.012
5モルカプラーC・・・銀1モルに対して 0.001
6モルトリクレジルホスフェート塗布量 0.2cc/
m2第5層:中間層 第2層と同じ 第6層:緑感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・” 1.0g/m’増感
色素lll−・・銀1モルに対して 3 X 10−’
モル増感色素■・・・銀1モルに対して I X 10
−’モルカプラーB・・・銀1モルに対して 0.08
  モルカプラーM・・・銀1モルに対して o、oo
aモルカプラーD・・・銀1モルに対して 0.001
5モルトリクレジルホスフェート塗布量 1.4cc/
m”第7層:!!感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・1.6g/m2増感
色素III・・・銀1モルに対して2.5X 10−’
モル増感色素■・・・銀1モルに対して0.8X 10
−’モルカプラーB・・・銀1モルに対して 0.02
モルカプラーM・・・銀1モルに対して 0.003モ
ルトリクレジルホスフェート塗布量 0.8cc/m2
第8層;イエローフィルター層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀を含むゼラチン層。
第9層:青感性低感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・0.5g/m2カプ
ラーY・・・銀1モルに対して 0.125モルトリク
レジルホスフェート塗布量 0.3cc/s2第10層
:青感性高感度乳剤層 沃臭化銀乳剤   銀塗布量・・・0.8g/m2カプ
ラーY・・・銀1モルに対して 0.04モルトリクレ
ジルホスフェート塗布量 0.1cc/m2第11層:
保護層 ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μa+)を
含むゼラチン層を塗布。
各層のカプラーはトリクレジルホスフェートと酢酸エチ
ルの溶液にカプラーを添加し、乳化剤としてp−ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムを加えて加熱溶解後、
加熱した10%ゼラチン溶液と混合し、コロイドミルで
乳化したものを使用した。
各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤や界面活性
剤を添加した。
以上の如くして作成した試料をブランク試料(No、2
5)  とした。
試料を作るのに用いた化合物 増感色素I:アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3
′−ジー(γ−スルホプロピル)−9−エチル−チアカ
ルボシアニンヒドロキシド・ピリジウム塩 増感色素I■:アンヒドロー9−エチル−3,3′−ジ
(γ−スルホプロピル) −4,5,4’、5’−ジベ
ンゾチアカルボシアニンヒドロキシド・トリエチルアミ
ン塩 増感色素III :アンヒドロー9−エチルー5.5′
−ジクロロ−3,3′−ジー(アースルホブロピル)オ
キサカルボシアニンヒドロキシド・ナトリウム塩 増感色素■:アンヒドロー5.8.5’、6’−テトラ
クロロ−1,1′−ジエチル−3,3′−ジ(β−[β
−(γ−スルホプロポキシ)エトキシ]エチルイミダゾ
ロカルボシアニンヒドロキシド・ナトリウム塩 カプラーA カプラーB L12 カプラーC u Hs 前記の本発明ブランク試料の乳剤層は、いずれも前記の
増感色素を添加して後に熟成停止剤として公知の4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザイ
ンデンをハロゲン化銀1モル当り1g添加し、これをブ
ランク乳剤としたものである。
次いで、本発明および比較用のカブリ防止剤を、それぞ
れ第3表の如く添加してから、充分に吸着せしめた後、
前記の如くカプラー、トリクレジルホスフェート等を添
加して後に硬膜剤として2−ヒドロキシ−4,6−ジク
ロロトリアジンナトリウムの適量を加え調整して7種の
試料を重層塗布した。(No、26〜32) 得られた多層のカラー感光材料を実施例−2と同様の強
制劣化試験を施してから、通常のウェッジ露光をしての
ち実施例−2と同様のカラー処理を行った。
得られたカラーセンシトメトリー結果を下記第3表に示
す。
なお表中のカブリはベース濃度を差引いた値を示し、感
度値はブランク試料(No、25)の赤感層、緑感層お
よび青感層の、それぞれの自然放置2日における感度を
100として表した場合の相対感度で示している。
以下余白 第3表の結果から、本発明に係る試料は、多層カラー感
光材料においても苛酷な保存ならびに30℃以上の高温
現像条件下にも拘らず各感光層のバランスも良く、感度
低下のないカブリ抑制性が得られることが明らかである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複素芳香族カチオン環構造を有する1,4,2−ジチア
    ゾリウム塩化合物であることを特徴とするハロゲン化銀
    写真用カブリ抑制剤。
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