JPH01225330A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH01225330A
JPH01225330A JP63052118A JP5211888A JPH01225330A JP H01225330 A JPH01225330 A JP H01225330A JP 63052118 A JP63052118 A JP 63052118A JP 5211888 A JP5211888 A JP 5211888A JP H01225330 A JPH01225330 A JP H01225330A
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JP
Japan
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vacuum
rod
opening
closing member
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP63052118A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Kougaki
孝一 迎垣
Tsuruo Matsumoto
松本 鶴雄
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH01225330A publication Critical patent/JPH01225330A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、真空処理室と真空前室とをもつ減圧処理装置
〔例えば、CV D (Che+*1cal Vapo
rDeposition )装置、ドライエツチング装
置、スパッタリング装置、ランプアニール装置等〕に使
用され、半導体ウェハ、セラミックス基板等の被処理物
を室外と真空前室との間および真空前室と真空処理室と
の間で搬送する。搬送装置に関する。
〈従来の技術〉 第5図は従来の減圧処理装置の一例を示す。
真空処理室りに連設された真空前室Cの前壁71には、
真空前室Cの内部と室外との間で被処理物mを出し入れ
する第1開ロ部72が形成されているとともに、上下動
によってこの第1開ロ部72を開閉する第1閉止仮73
が設けられている。一方、真空前室Cと真空処理室りと
の隔壁74には、第2開ロ部75が形成されているとと
もに、回動によってこの第2開ロ部75を開閉する第2
閉止板76が設けられている。
真空前室Cおよび真空処理室りの各々において底部に形
成された排気口?7a、?7bがそれぞれパルプ78a
、78bを介して真空ポンプ79a、79bに接続され
ている。80a、80bは排気パイプである。
真空処理室り内の上部に配置されたガス導入へノダ81
は、ガス導入管82を介してガス供給系83に接続され
ている。真空処理室りの周囲には電熱ヒータ84がコイ
ル状に巻回され、さらにその外周が断熱材85で覆われ
ている。86は真空処理室りの底部から立ち上げられて
被処理物mを支持する支持ピンである。
この従来例の場合、被処理物mの搬送装置T2は真空前
室Cの内部に配備されている。この搬送装置T2は、駆
動源91によって回転および昇降する基軸92と、基軸
92の上端に固定の基部揺動アーム93と、基部揺動ア
ーム93の先端に取り付けられ、基部tSSファーム3
に連動して揺動する被処理物支持アーム94とからなる
。この搬送装置fT2は、そのアーム93.94が一体
となって昇降することや連係して)駆動することにより
、被処理物mを室外と真空前室Cとの間および真空前室
Cと真空処理室りとの間で搬送するものである。
このような搬送装置T2の一例として、実開昭60−1
76548号公報(考案)名称r!ja送装置」)ニ記
載のものが知られている。
上記減圧処理装置の動作を説明すると、まず、第2開ロ
部75の方は第2閉止板76によって閉しておく0両バ
ルブ78a、78bを閉じた状態で真空ポンプ79a、
79bを駆動してからパルプ78bを開けて真空処理室
りを減圧する。
次に、真空前室Cを常圧にした状態で第1閉止板73を
開動して第1開ロ部72を開ける。
駆動源91の作動によって両アーム93.94を揺動さ
せて支持アーム94を第1開ロ部72から室外に延出さ
せ、支持アーム94に被処理物mを支持させる。
再び、駆動源91の作動によって両アーム93.94を
揺動することにより支持アーム94上の被処理物mを真
空前室C内に収納する0次いで、第1閉止板73によっ
て第1開ロ部72を閉じ、パルプ78aを開けて真空前
室Cを真空処理室りと同圧まで減圧する(第5図参照)
これが完了すると、両パルプ78a、78bを閉じてか
ら第2閉止板76を開動して第2開ロ部75を開け、駆
動it!91の作動によって両アーム93.94を揺動
して支持アーム94を第2開ロ部75から真空処理室り
内に進入させた後、両アーム93.94を下降させて支
持アーム94上の被処理物mを支持ピン86上に移載す
る(第6図は移載する直前を示す)、この移載が完了す
ると、再び、駆動源91の作動により両アーム93.9
4を揺動して支持アーム94を真空前室C内に戻す。
次いで、第2閉止板76によって第2開ロ部75を閉じ
、パルプ78bを開いてからヒータ84に通電し被処理
物mを加熱するとともに、ガス導入ヘッダ81を介して
所要のガスを真空処理室り内に導入し、被処理物mに対
する処理を行う、この処理が完了すると、パルプ78b
を閉じ、第2閉止仮76を開動した後、再び、駆動源9
1の作動によって両アーム93、94を揺動させて支持
アーム94を真空前室Cから真空処理室り内に進入させ
、両アーム93.94を上昇させて支持ピン86上の被
処理物mを支持アーム94上に移載し、再度、両アーム
93.94を揺動させて被処理物mを真空処理室りから
第2開ロ部75を通して真空前室C内に戻す。
次いで第2閉止板76を閉じ、真空前室Cにパージガス
を供給して真空前室Cだけを大気圧に戻す。
そして、第1閉止板73を開動し、再び、駆動1191
・の作動によって両アーム93.94を揺動して第1開
ロ部72を通して室外に処理の済んだ被処理物mを搬出
する。
〈発明が解決し、ようとする課題〉 以上の搬送装置T2を動作させるには、それに連係して
第1.第2の閉止板73.76の各開閉動作を制御する
必要があり、そのため非常に繁雑なシーケンス動作とな
っている。
このため、シーケンス制御部の構成が複雑なものになっ
ているとともに、作業効率が非常に低いものとなってい
る。
また、搬送装置T2が真空前室C内に配備され、しかも
、この搬送装置T2が揺動アーム式であって両アーム9
3.94の揺動のための大きなスペースを確保しなけれ
ばならない関係上、被処理物mの大きさに比べて真空前
室Cが極端に大きくなり、減圧処理装置全体の大型化を
招いているとともに、この真空前室Cの減圧に長時間を
要し、この点でも作業効率を悪化させている。
加えて、真空前室C内に配備された搬送装置T2には、
その駆動源91の内部のモータやエアシリンダ等におけ
る摺動部分、基軸92とその軸受部との摺動部分、基部
揺動アーム93と支持アーム94との連結軸における摺
動部分等のように、摺動部分が数多くあるので、これら
の各摺動部分において微細金属等のパーティクルが真空
前室Cや真空処理室り自体の内部で発生し、これが被処
理物mに付着するために品質低下や歩留りの悪化をもた
らしている。
さらに、通常、真空前室C内は、短時間に超高真空を得
る必要がある。例えば、ターボ分子ポンプ等を使用して
、真空引きを行うことがあるが、その場合、駆動源91
の内部も真空引きされる。しかるに、駆動tA91の内
部は、モータ、コイル、ギヤ、プーリー等の複雑な機構
で、しかも多種類の材質で構成されており、表面への吸
着ガスが多く、上記の高性能ポンプをもってしても、短
時間に高真空を得なければならないことから、吸着ガス
の排出が不充分となり悪影響を与えている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、シーケンス制御部の簡素化、作業効率の改善、減圧
処理装置の小型化、パーティクル等の汚染物の発生低減
を達成する上で有効な搬送装置を提供することを目的と
する。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
すなわち、本発明の搬送装置は、 被処理物を室外と真空前室との間および真空前室とこれ
に連設の真空処理室との間で搬送する搬送装置であって
、 室外に配置され、真空前室に対する当接・離間により真
空前室における搬入搬出用の第1開口部を開閉する第1
閉止部材と、 − 先端に被処理物保持部を有し、前記第1閉止部材に気密
状態で摺動自在に貫通保持されたロッドと、 室外に配置され、前記第1閉止部材が第1開口部を閉止
した状態で前記保持部を真空前室と真空処理室との間で
変位させるように前記ロッドをその長さ方向に沿って往
復ストローク運動させるロッド駆動機構と、 真空前室における第1開口部を通過する大きさに形成さ
れて前記保持部と前記第1閉止部材との間に位置する状
態で前記ロッドに気密的に取り付けられ、真空処理室に
対する当接・離間により真空処理室における搬入搬出用
の第2開口部を開閉する第2閉止部材 とを備えたことを特徴とするものである。
く作用〉 本発明の構成による作用は、次のとおりである。
(a)  先端に被処理物保持部を有し途中部分に真空
前室における第1開口部よりも小さい第2閉止部材を取
り付けたロッドが第1閉止部材に保持されているから、
第1閉止部材を前進させて真空前室に近づけることによ
り、第1開口部を通して被処理物保持部および第2閉止
部材が真空前室内に進入し、第1閉止部材をさらに前進
させて真空前室に当接させると第1開口部が第1閉止部
材によって閉塞される。すなわち、被処理物保持部の真
空前室内進入と第1開口部の閉塞とが第1閉止部材の前
進のみで一括的に行われる。また、それとは逆に、第1
開口部の開放と被処理物保持部の室外退出とが第1閉止
部材の後退のみで一括的に行われる。
第1閉止部材が第1開口部を閉塞した状態でロッド駆動
機構を作動してロッドを前進させると、被処理物保持部
が真空処理室における第2開口部を通して真空処理室内
に進入し、ロッドをさらに前進させるとロッドに取り付
けられた第2閉止部材が真空処理室に当接して第2開口
部を閉塞する。
すなわち、被処理物保持部の真空処理室内進入と第2開
口部の閉塞とがロッド駆動機構によるロッドの前進のみ
で一括的に行われる。また、それとは逆に、第2開口部
の開放と被処理物保持部の真空処理室から真空前室への
退出とがロッドの後退のみで一括的に行われる。
(b)  ロッドが直線的なストローク運動を行うもの
であるから、従来の揺動アーム式の場合のように真空前
室の大きさを被処理物の大きさに比べて極端に太き(す
る必要がない。
(C)  被処理物保持部や第2閉止部材を保持させた
ロッドは、室外に配備されているロッド駆動機構によっ
て、往復ストローク運動するだけであるから、室内にお
けるパーティクル等の発生を著しく低減できる。
〈実施例〉 以下、本発明に係る搬送装置を減圧処理装置の一例であ
るCVDプロセス装置に使用した場合の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
第」J01汎 第1図は搬送装置およびCVDプロセス装置の断面図で
ある。
真空前室Aは真空処理室(CVD反応炉)Bに連設され
ている。真空前室Aの底部に形成された排気口1aは、
パルプ2aを介してターボ分子ポンプ等の真空ポンプ3
aに接続されている。4aは排気パイプである。真空前
室Aの前壁5には、被処理物の一例である半導体ウェハ
、セラミックス基板等の被処理物mの搬入搬出用の第1
開口部6が形成されている。この第1開口部6に対する
閉止板は真空前室A自体には設けられていない。
真空処理室B内の上部に配置されたガス導入へラダ7は
、ガス導入管8を介してガス供給系9に接続されている
。真空処理室Bの底部に排気口lbが形成され、パルプ
2bを介してターボ分子ポンプ等の真空ポンプ3bに接
続されている。4bは排気パイプである。真空処理室B
の周囲には電熱ヒータ10がコイル状に巻回され、さら
にその外周が断熱材11で覆われている。なお、前記電
熱ヒータlOは、CVD反応に供するものである。
真空処理室Bにおいて真空前室Aとの隔壁12には被処
理物mの搬入搬出用の第2開口部13が形成され、この
第2開口部13を介して真空処理室Bと真空前室Aとが
連通されている。この第2開口部13を閉塞するための
閉塞板14が真空前室A側に設けられ、回転軸15の回
転によって第2開口部13を開閉するように構成されて
いる。
次に、本発明の実施例に係る搬送装置TIの構造につい
て説明する。
固定ベース21上に支柱22を介して水平なレール23
が取り付けられ、可動ベース24に設けた車輪25がレ
ール23に転勤自在に係合されている。固定ベース21
には、正逆転切換え式のモータ26とプーリーブラケッ
ト27とがレール23の長さ方向で所定間隔を隔てて設
けられており、モータ26の出力軸に取り付けた駆動プ
ーリー28とブラケット27に回転自在に軸支した従動
プーリー29との間にベルト30が掛張され、可動ベー
ス24から下方に突設した連結部材31がベルト30に
固定連結されている。
可動ベース24の前端に、真空前室Aにおける第1開口
部6を開閉するための第1閉止部材32が立設されてい
る。前記のモータ26.ヘルド30.可動ベース24等
が第1閉止部材32を前後進させる変位機構aを構成し
ている。第1閉止部材32は、真空前室Aの前壁5との
当接によって第1開口部6を閉止するもので、その前面
には第1間口部6の周囲において前壁5に圧接される気
密用のOリング33が嵌着されている。
被処理物保持部(サセプタ)41は、半導体ウェハ、セ
ラミックス基板等の被処理物mを載置支持するもので、
リング41aとこのリング41aの複数箇所から立ち上
げられた保持ピン41bとから構成されている。この被
処理物保持部41を先端に連設し前記のレール23と平
行な水平姿勢のロッド42が、前記の第1閉止部材32
に摺動自在に挿通されている。このロッド42の中間部
の近傍には、被処理物保持部4Iと第1閉止部材32と
の間に位置する状態でフランジ部43がロッド42に対
して気密的に固定され、フランジ部43の前面に弾性体
である金属ベローズ44を介してロッド42に遊挿した
状態で第2閉止部材45が取り付けられている。金属ベ
ローズ44は、フランジ部43および第2閉止部材45
の双方に対し気密的に取り付けられている。
第2閉止部材45は、真空処理室Bにおける第2開口部
13を閉塞するもので、その面積は第2開口部13より
大きいが真空前室Aにおける第1開口部6の面積よりも
わずかに小さく、その第1開口部6を通過できるように
構成されている。なお、第1開口部6の面積よりも小さ
いことに関しては、金属ベローズ44.フランジ部43
についても同様である。第2閉止部材45の前面には第
2開口部13の周囲において隔壁12に圧接される気密
用のOリング46が嵌着されている。
第1閉止部材32の背面には、第1閉止部材32におけ
るロッド42を挿通している箇所から真空が漏れないよ
うに、ロッド42を摺動自在に内嵌する有底の筒状体4
7のフランジ部47aが当接され、第1閉止部材32と
7ラング部47aとの間に気密用の0リング48を介在
した状態で両者を固定しである。
なお、第1閉止部材32に対してロッド42を摺動自在
に貫通させるには、第1閉止部材32とロッド42とが
気密状態であることを要するが、ただし、必ずしも第1
閉止部材32におけるロッド42を貫通している孔の内
周面と、口7ド42の外周面とが気密に摺接しているこ
とを要さず、第1実施例では、第1閉止部材32に気密
に固定した有底の筒状体47にてロッド42を囲うこと
によって第1閉止部材32とロッド42とを気密状態と
した。
筒状体47の外周にマグネットリング49が摺動自在に
外嵌されている。ロッド42の後端部は、ロッド42の
軸方向においてマグネットリング49の磁極とは反対の
磁極をもつ磁石42aに構成されている。
可動ベース24には、正逆転切換え式のモータ50とプ
ーリーブラケット51とが前記のレール23の長さ方向
で所定間隔を隔てて設けられており、モータ50の出力
軸に取り付けた駆動プーリー52とブラケット51に回
転自在に軸支した従動プーリー53との間にベルト54
が掛張され、マグネットリング49から下方に突設した
連結部材55がベルト54に固定連結されている。前記
のモータ50.ベルト54.マグネットリング49.ロ
ッド42の後端の磁石42a等がロット′42をその長
さ方向に沿って往復ストローク運動させるロッド駆動機
構すを構成している。
以上の変位機構aとロッド駆動機構すとからなる搬送装
置TIは、真空前室Aの外部に設けられている。
次に、この第1実施例のCVDプロセス装置の動作を第
1図〜第3図に基づいて説明する。
まず、前準備として、第1図に示すように、マグネット
リング49は筒状体47の後端に位置しており、ロッド
42は、その後端の磁石42aがマグネットリング49
に吸引されているため、筒状体47に深く進入した位置
にあり、このときの被処理物保持部41の位置が原点位
置である。真空前室Aにおける第1開口部6は開けられ
ており、真空前室Aは常圧の状態にある。また、真空処
理室Bにおける第2開口部13は閉塞板14によって閉
ざされている。
バルブ2a、2bを閉じた状態で真空ポンプ3a、3b
を駆動してからパルプ2bを開いて真空処理室Bを減圧
する。上記前準備が完了した状態を、以下、初期状態と
称する。
次に、変位機構aを駆動して可動ベース24とともに第
1閉止部材32およびロッド駆動機構すの全体を前進さ
せる。すなわち、変位機構aにおけるモータ26を正転
駆動してベルト30を回動し、可動ベース24をレール
23に沿ってX1方向に前進移動させる。これに伴って
、被処理物m、被被処理像保持部41.′ロツド2.第
1閉止部材32.第2閉止部材45.筒状体47.マグ
ネットリング49.モーフ50等が一体となって前進移
動する。
この前進移動によって被処理物保持部41とともに被処
理物mが真空前室Aの第1開口部6を通って真空前室A
内に搬入されるとともに、第2閉止部材45.金属ベロ
ーズ44.フランジ部43等も第1開口部6を通って真
空前室A内に入る。そして、第1閉止部材32が真空前
室Aの前壁5に当接し、その前面の0リング33によっ
て第1開口部6を閉塞する。この閉塞の段階でモータ2
6が停止される。
これが第2図に示す状態である。
このように、被処理物保持部41の真空前室A内への進
入と第1閉止部材32による第1開口部6の閉塞とが、
第1閉止部材32の前進移動のみで一括的に行われる。
第2回の状態において、パルプ2aを開けて真空前室A
を減圧し、所要の真空度に達すると、バルブ2a、2b
を閉じる。ロッド42が直線的に移動することから真空
前室Aの大きさとしては被処理物mよりも少し大きめで
よく、真空前室Aの減圧に要する時間が少なくてすむ。
次に、回転軸15を回転することにより閉塞板14を真
空前室A内において90度回転し、真空処理室Bにおけ
る第2開口部13を開く0次いで、口・ンド駆動機構す
におけるモータ50を正転駆動しベルト54を回動する
ことによりマグネットリング49をX。
方向に移動させる。すると、マグネットリング49とロ
ッド42の後端の磁石42aとの磁気結合によってロッ
ド42がマグネットリング49と同方向に同量だけ移動
する。したがって、被処理物mとともに被処理物保持部
41.  ロッド42.第2閉止部材45等が一体とな
ってX、方向に前進移動する。
この前進移動によって被処理物mとともに被処理物保持
部41が真空処理室Bにおける第2開口部13を通って
真空処理室B内に搬入されるとともに、第2閉止部材4
5が隔壁12に当接し、その前面のOリング46によっ
て第2開口部13を閉塞する。この閉塞の段階でモータ
50が停止され、パルプ2bを開く。これが第3図に示
す状態である。
このように、被処理物保持部41の真空処理室B内への
進入と第2閉止部材45による第2開口部13の閉塞と
が、ロッド42の前進移動のみで一括的に行われる。
第3図の状態において、ヒータ10に通電するとともに
、ガス供給系9からガス導入管8.ガス導入ヘッダ7を
介してCVD反応のためのガス(例えば、有機オキシシ
ラン、モノシラン等のガス)を真空処理室B内に導入す
る。
導入されたガスのCVD反応により被処理物mの表面に
例えばシリコン酸化膜(SiO□)等の被膜を形成する
。CVD反応によって生成された排ガスは真空ポンプ3
bにより排気バイブ4bを通って排出される。
シリコン酸化膜の形成が完了すると、バルブ2bを閉じ
、ロッド駆動機構すにおけるモータ50を逆転駆動しベ
ルト54を介してマグネットリング49をXオ方向に移
動させ、磁気結合によってロッド42を同方向に後退移
動させる。すると、まず第2閉止部材45が隔壁12か
ら離れ第2開口部13を開き、続いてCVD処理済みの
被処理物mが被処理物保持部41とともに第2開口部1
3を通して真空前室A内に収容される(第2図参照)。
このように、第2開口部13の開放と被処理物保持部4
1の真空処理室Bから真空前室Aへの退出とがロッド4
2の後退のみで一括的に行われる。
次いで、閉塞板14を閉じ、真空前室Aにパージガスを
供給して真空前室Aだけを大気圧に戻す。
しかる後、変位機構aにおけるモータ26を逆転駆動し
ベルト30.可動ベース24を介してロッド駆動機構す
とともに7J41閉止部材32をX2方向に移動させる
。すると、まず第1閉止部材32が前壁5から離れ第1
開口部6を開き、続いて被処理物mとともに被処理物保
持部41が外部に搬出される。
このように、第1開口部6の開放と被処理物保持部41
の室外退出とが第1閉止部材32の後退のみで一括的に
行われる。
以上によって第1図に示す初期状態に復帰する。
搬送装置T1が真空前室A内ではなく室外に配備され、
かつ、一連のシーケンス動作において真空前室Aの内部
に進入するのは被処理物保持部41゜第2閉止部材45
.金属ベローズ44.フランジ部43゜ロッド42゛の
みであり、また、真空処理室Bの内部に進入するのは被
処理物保持441. ロッド42のみであり、また、被
処理物mの近傍に摺動部分が存在しないことから、被処
理物m、真空前室A、真空処理室Bがパーティクルによ
って汚染されることから免れる。
なお、第1閉止部材32.ロッド42の所定距離の移動
後のモータ26.50の停止の制御は、モータ26゜5
0にパルスエンコーダを付設して、カウントしたパルス
数が所定値に達したことの検出をもって行うとか、可動
ベース24.マグネットリング49のストロークの始端
および終端にリミットスイッチを設けてそれが作動した
ことの検出をもって行うとか、あるいはモータ26.5
0の駆動回路に過負荷検出回路を接続し、過負荷を検出
したことをもって行うようにすればよい。
1叢尖施貫 次に、第2実施例を第4図に基づいて説明する。
これは、ロッド駆動機構についての別の実施例である。
・ このロッド駆動機構b′においては、第1閉止部材
32の背面には、ロッド42を摺動自在に内嵌する有底
の筒状体61のフランジ部61aが当接され、第1閉止
部材32とフランジ部61aとの間に気密用のOリング
62を介在した状態で両者を固定しである0図示はして
いないが、ロッド42には第1実施例における被処理物
保持部41.フランジ部43.金属ベローズ44.第2
閉止部材45と同様のものが取り付けられている。
筒状体61の端板には磁性流体を利用したシールブロッ
ク63を介して正逆転切換え式のモータ64が取り付け
られ、このモータ64とロッド42とがボールネジ機構
65によって結合されている。すなわち、モータ64の
出力軸に連結された回転螺軸66が、ロッド42にその
長さ方向に沿って形成された軸孔42b内に挿通されて
いるとともに、ロッド42の後端に固定したナツト部材
67に対して、このナツト部材67内に循環転勤自在に
内蔵された複数のボール(図示せず)を介して係合され
ている。一方、ロッド42の外周面にはその長さ方向に
沿ってキー溝42cが形成され、このキー溝42cに係
合してロッド42を回り止めするキー68が筒状体61
の内周面から突設されている。また、ロッド42のスト
ローク運動が正確かつ円滑な直線運動となるように、筒
状体61の内周面とロッド42の外周面との間にリニア
ベアリング69が介在されている。
なお、70はモータ64の発停のタイミングを制御する
パルスエンコーダでアル。
その他の構成は第1実施例と同様であるので、説明を省
略する。
動作については、第1閉止部材32が真空前室Aにおけ
る第1開口部6を閉塞した状態で、ロッド駆動機構b′
のモータ64を正転駆動する。ロッド42はキー68に
よって回転が規制されているから、モータ64の回転に
伴ってボールネジ機構65における螺軸66が回転する
とロッド42はX1方向に沿って前進移動する。また、
モータ64を逆転駆動すると、ロッド42がX!力方向
沿って後退移動する。
その他の動作は第1実施例と同様であるので、説明を省
略する。
なお、上記各実施例は、減圧処理装置としてCVDプロ
セス装置を例にとったものであったが、本発明に係る搬
送装置はCVDプロセス装置以外の各種の減圧処理装置
に使用してもよいことはいうまでもない。
〈発明の効果〉 本発明によれば、次の効果が発揮される。
被処理物保持部の真空前室内進入と第1開口部の閉塞と
が第1閉止部材の前進のみで、第1開口部の開放と被処
理物保持部の室外退出とが第1閉止部材の後退のみで、
被処理物保持部の真空処理室内進入と第2開口部の閉塞
とがロッド駆動機構によるロッドの前進のみで、および
、第2開口部の開放と被処理物保持部の真空処理室から
真空前室への退出とがロッドの後退のみでそれぞれ一括
的に行われるから、被処理物を室外→真空前室→真空処
理室→真空前室→室外と一連に搬送するためのシーケン
ス制御部の構成を簡略化できるとともに、作業効率を大
幅に向上することができる。
また、ロッドは直線的なストローク運動を行い、従来の
揺動アーム式のように1工動するのではないから、真空
前室の大きさを被処理物の大きさに比べて極端に大きく
する必要がなく、真空前室ひいては減圧処理装置全体の
小型化に寄与することができる。その結果、減圧時間を
短縮でき、生産性の向上が期待できる。
加えて、真空前室や真空処理室内において、摺動部分か
らのパーティクル等の汚染物の発生を著しく低減できる
ので被処理物の品質低下や歩留りの悪化の問題を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はCVDプロセス装置に使用した搬
送装置の実施例に係り、第1図はCVDプロセス装置の
全体構成および被処理物が室外に位置する初期状態を示
す断面図、第2図は被処理物が真空前室内に位置する状
態を示す断面図、第3図は被処理物が真空処理室内に位
置する状態を示す断面図である。第4図は第2実株例に
係る搬送装置の要部の断面図である。 第5図および第6図は従来例を示す断面図である。 T1・・・搬送装置 A・・・真空前室 B・・・真空処理室 a・・・第1閉止部材の変位機構 す、b’・・・ロッド駆動機構 m・・・被処理物 6・・・第1開口部 13・・・第2開口部 23・・・レール 24・・・可動ベース 26、50・・・正逆転式モータ 30、54・・・ベルト 32・・・第1閉止部材 41・・・被処理物保持部 42・・・ロッド 42a・・・磁石 42b・・・キー溝 45・・・第2閉止部材 47・・・筒状体 49・・・マグネットリング 61・・・筒状体 64・・・正逆転式モータ 65・・・ボールネジ機構 66・・・回転螺軸 67・・・ナツト部材 68・・・キー 出願人 大日本スクリーン製造株式会社代理人 弁理士
   杉 谷   勉 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被処理物を室外と真空前室との間および真空前室
    とこれに連設の真空処理室との間で搬送する搬送装置で
    あって、 室外に配置され、真空前室に対する当接・離間により真
    空前室における搬入搬出用の第1開口部を開閉する第1
    閉止部材と、 先端に被処理物保持部を有し、前記第1閉止部材に気密
    状態で摺動自在に貫通保持されたロッドと、室外に配置
    され、前記第1閉止部材が第1開口部を閉止した状態で
    前記保持部を真空前室と真空処理室との間で変位させる
    ように前記ロッドをその長さ方向に沿って往復ストロー
    ク運動させるロッド駆動機構と、 真空前室における第1開口部を通過する大きさに形成さ
    れて前記保持部と前記第1閉止部材との間に位置する状
    態で前記ロッドに気密的に取り付けられ、真空処理室に
    対する当接・離間により真空処理室における搬入搬出用
    の第2開口部を開閉する第2閉止部材 とを備えた搬送装置。
JP63052118A 1988-03-04 1988-03-04 搬送装置 Pending JPH01225330A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03229803A (ja) * 1990-02-01 1991-10-11 Kawasaki Steel Corp 金属焼結体の表面処理方法
JP2013236006A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Showa Shinku:Kk 回転導入機構を備えた真空装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03229803A (ja) * 1990-02-01 1991-10-11 Kawasaki Steel Corp 金属焼結体の表面処理方法
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