JPH01224926A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH01224926A
JPH01224926A JP63049810A JP4981088A JPH01224926A JP H01224926 A JPH01224926 A JP H01224926A JP 63049810 A JP63049810 A JP 63049810A JP 4981088 A JP4981088 A JP 4981088A JP H01224926 A JPH01224926 A JP H01224926A
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英生 山中
Makoto Nagao
信 長尾
Kazuhiko Morita
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、特k、連続走
行する帯状の非磁性支持体上に強磁性材料を蒸着、ス・
ぐツタ等の方法を用いて磁性層を成膜する磁気記録媒体
の製造方法に関するもの〒ある。
〔従来の技術〕
従来より磁気記録媒体としては、各種の強磁性金属粉末
を有機溶剤を用いて結合剤に分散させて、所望の支持体
に塗布する塗布型の磁気記録媒体が主流である。しかし
、近年の高密度記録への要求の高まりと共K例えば真空
蒸着、ス・ぐツタリング、イオンプレーテインダ等のぺ
一/セーデポジション法などkよる強磁性金属薄膜を磁
気記録層とする磁気記録媒体が実用化されて来ている。
上記金属薄膜を記録層とする磁気記録媒体は、例工ば、
del)エステルフィルム等の如くフレキシプルな非磁
性支持体を、真空槽内に配設したガイ¥ロー2や円筒状
キャン等を介して適宜案内走行させ、円筒状キャンに接
触保持された部分において非磁性支持体上に強磁性材料
を真空蒸着、スパッタするなどして製造される。このと
き、一般に非磁性支持体の原反ロール送出(側)および
巻き取りロールの駆動トルクを調達したり、搬送糸内に
設けたダンサ−ロールにより、走行中の非磁性支持体の
張力(テンション)の安定化が図られている。この張力
安定化をする理由は、真空中もしくは真空に近い雰囲気
中!は非磁性支持体と円筒状キャンとの間に空気の巻込
み現象がないため、非磁性支持体と円筒状キャンとの密
着性が高く、非磁性支持体は円筒状キャンの前後の張力
差が発生し易くなり、この張力差に基づく非磁性支持体
の伸縮運動により、該支持体ならびに支持体上の成膜に
シワや擦り傷などが生じやすいため〒あった。
これまでに、上記の如き張力安定化に関する提案が、例
えば、特開昭61−278032号、同6t−2645
14号各公報などに開示されているが、理論的な解明が
正確になされておらず、特に複数の円筒状キャンを有す
る構成の場合、各円筒状キャン間の張力調整が夫々独立
1行わねばならないだfrなく、非磁性支持体が異なっ
た場合・・Kは、その都度製造設備の調整を必要とする
など製造工程上不都合が多く、又作業者の熟練度に頼る
ことが多く正確な張力調整を行うことは非常に困難〒あ
った。さらに、上記のような製造工程を経て製造される
磁気記録媒体は、円筒状キャンを用いるいるためか、磁
性膜と非磁性支持体とは内部にそれぞれ異なったひずみ
を有しているために湾曲する所謂カールが生じるので実
用上カールバランスをとる必要がある。
しかしながら、熱損傷等の回避及びカールバランスをそ
れぞれ独立に調整しても全ての点ツー良好な結果を得る
ことは極めてむずかしかった。すなわち、各種の設定条
件(vt4Im条件)が有機的に関係し合っているため
に、例えば、熱損傷防止の為張力を強くしていくと、支
持体及び前の円筒状キャン1形成された薄膜内に比較的
大きな内部応力としてこれらの張力が複雑に貯えられ、
この結果製品は大きなカールを生じやすい状態になる。
この為、支持体及び成膜させる膜の物性が異なる毎に搬
送条件として張力を再調整する必要があった。具体的に
は、支持体の種類が異なる場合、または支持体が同じで
も成膜させる膜の材質、膜厚が異なる場合、即ちハンド
リング物が異なる毎に各張力条件を調整する必要があっ
た。
また、ある装置を用いて確立した搬送条件を他の製造装
置に持ち込むことが1きす、このため装置が異なる毎に
最適条件を探る必要があり又カールの再現性も乏しかっ
た。さらに1本発明者らの鋭意研究、開発結果、とのよ
5に独立に張力を調節した条件下〒成膜された磁性膜は
、成膜工程中における張力変化量が大きくなる結果、膜
の内部応力が部分的に変化して耐摺動性に劣る膜が形成
され、その結果、磁気記録媒体の耐久性や走行性が低下
することが判明した。
〔発明の目的〕
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、熱損
傷の発生を抑え、カールバランスが良好にとれ、かつ耐
久性に優れた成膜を保証することのマきる磁気記録媒体
の製造方法を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、プラスチック樹脂から成る可撓性
の支持体を、複数個の円筒状キャンに接触保持させなが
ら連続走行させ、該円筒状キャンとの各接触保持部位に
おいて支持体上に相次いで金属薄膜を真空成膜する磁気
記録媒体の製造方法において、前記円筒状キャンによっ
て区画された各支持体搬送区間の支持体の張力をヤング
率に対して下記条件式(1)及び(2)を満たすように
調節することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によ
り達成することが〒きる。
但し Ti:支持体搬送方向に順じてi番目の支持体搬送区間
における単位断面積轟りの 張力 Yi : Tiが作用する支持体搬送区間における支持
体のヤング率 本発明における支持体のヤング率ηとは、成膜前におい
ては支持体固有のヤング率で示すことがfきるが、成膜
工程中においては前工程フ成膜した薄膜層の種類及び膜
厚によってそのつど変化するもの1あり、支持体搬送区
間ととに異なるものである。
本発明における張力Tiは、支持体が送り出されてから
巻取られるまfにおいて、円筒状キャンによって区画さ
れた支持体搬送区間で送出し側から順をおってi番目の
搬送区間における張力(Ti)を表わしている。なお、
張力(’rM)が上記区間内のどの位置の値1あるかは
特に限定するもの1はないが、望ましくは各区間におい
て対応関係にあって、且つ成膜位置の近傍の張力がよい
。従って、シフは、支持体の搬送方向に順じてi番目の
支持体搬送区間における支持体の成膜位置近傍の歪みを
表わすことができる。
このことから、本発明における条件式(1)はプラスチ
ック樹脂から成る支持体の歪み量を規定した条件!ある
。すなわち、歪み量がコントロールされた支持体上に金
属薄膜層を形成することにより、薄膜層内に蓄積される
内部応力の大きさを制限してカールバランスを良好に保
つための条件〒ある。
また、条件式(2)は、支持体搬送区間の隣り合う区間
における支持体の歪みの変化量を規定した式〒ある。す
なわち、支持体の歪みの変化量をコントロールすること
により、薄膜層内に蓄積される内部応力の変化量を制御
して均一化をはかるこ−とKよって、薄膜層の内部応力
安定化に伴う機械的強度を向上させるための条件〒ある
以下、図面に例示する本発明の実施態様について詳細に
説明する。
第1図においては、プラスチック樹脂から成る支持体1
0が送出機6より送り出されており、複数個の円筒状キ
ャン1,2モ1上において支持体両面側に金属薄膜な相
つい〒成膜され巻取機5にて巻き取られる一連の製造工
程を示している。この成膜工程においては、適宜張力を
前記支持体10に加えるが、この方法としては、前記巻
取機5より巻き取り力ならびに必要に応じて前記送出機
6に反転力を付加することにより、成膜工程における基
本的な張力を決めることが1き、又、支持体搬送路の適
所に配置した複数個のダンク−ロー2It、12,15
T#″により前記支持体10の張力が所定の値に保たれ
るよ5に構成されている。
なお、本態様の第1図においてはス/#ツタ法による成
膜方法を示し、複数個の成膜源21.22が前記円筒状
キャン1,2に対応して適所に設けられている。又、周
知のように、前記円筒状キャン1.2は成膜時に発生す
る熱から前記支持体1゜を保護すべく適宜冷姉〒きるよ
うな構成となっている。
前記ダンサ−ローラ11,12,13は図示の如くそれ
ぞれ1番目、2番目、3番目の支持体搬送区間に配置さ
れており、その構造は、前記支持体1゜が適宜角度1巻
き付くロー2を有し、このローラを回転自在に保持した
各アームllb、12b、13bが支軸11a、12a
、13aを支点にして適宜揺動(図中の矢印A)するこ
とにより、前記支持体1゜の弛みをなくすように動作し
て支持体張力の安定化をすることができる。又、前記各
ダンサ−ロー211.12.13には、セルフシンクロ
モータが接続されており、前記各アーム11b、12b
、13bの振り角を検出することが1き、張力調整のた
めの信号を出力することが〒きる。
また、各支持体搬送区間(i:1〜!>ICは各区間の
支持体張力を検出するダンサ−ロー211゜12.13
が設けられている。前記ダンサ−ロー211.12,1
3はロー2支軸端部に歪計から成るセンサを設けた周知
のもの1、上記各ローラが配置された個々の位置におけ
る支持体張力を電気的に測定することが1き、搬送系の
張力が適切かどぅかも確認することが1きる。前記巻取
機5の巻き取り力は、巻き径が大きくなるのに伴って弱
くなるようKしたテープRテンション方式を用いること
により、前記巻取機5に巻き取られる支持体ロールの硬
巻き等を防止されている。
上記製造装置の製造工程において、支持体搬送方向に順
じて1番目の支持体搬送圧間(i=1 )における張力
T1は厳密には測定箇所により僅かに異なるが、前記ダ
ンサ−ローラ11の位置検出による測定値で便宜的に表
わすことが!きる。又、2番目の支持体搬送区間(i=
2)における張力T2は、前記ダンサ−ローラ11に対
応位置関係にある前記ダンサ−ローラ12の測定値で表
わすことができる。他の支持体搬送圧間(i=3)につ
いても同様に張力を表わすことができる。
1番目の支持体搬送区間(i=1)におけるヤング率Y
1は、プラスチック樹脂からなる前記支持体10の固有
のヤング率Y1″T!ある。そして、円筒状キャン1に
接触保持された部分において、前記支持体10上に第1
の薄膜層を前記成膜源21により形成する。次に、2番
目の支持体搬送区間(i=2 )において、前記成膜源
22を用いて第2の薄膜層を、上記第1の薄膜層とは反
対側に形成するが、このときのヤング率Y2は、前記支
持体10のヤング率に加え前工程においてスパッタされ
た第1の薄り層のヤング率を加えた値となる。
又、3番目の支持体搬送区間(i=3)において、支持
体のヤング率Y3は前工程まマに形成された2つの薄膜
層と前記支持体10とを総合した値となる。
前記支持体10としては、ポリエチレンプレ7タレート
、三酢酸セルロース、ポリエチレンナフタレート、ポリ
アミド、ポリイシPなどプラスチック樹脂としてはヤン
グ率が400〜700 KP/mx 2程度の比較的大
きいものが望ましい。又、成膜する薄膜層としては、鉄
、コバルト、ニッケルなどの周知の強磁性金属あるいは
これらの磁性合金を成膜し、その膜厚は、磁気テープや
磁気ディスクなどの場合には、0.05μm〜2μmの
範囲フあり、好ましくは0.1μm〜0.4μmがよい
い場合、その上限はカール量の大きさを基準属した値で
示すことが1きる。第2図は、ポリエチレンテレフタレ
ートから成る前記支持体10の上下両面(先に成膜する
面を工面とし反対側を0面とルの状態と前記支持体10
に生じた歪み(61)との関係をグラフに示した。なお
、工面に成膜する支持体搬送区間と0面に成膜す−る支
持体搬送圧間いて支持体幅100m”’I’カール量が
15關以内にら見て好ましいことを示している。
(上下両面に成膜するときの支持体の歪み(εi)の量
が同じ)のとき同材質の薄膜を成膜してカーQ  − ルiをゼロにするには膜厚比は通常/、 −11reは
ならない。これは、表裏両面に成膜した場合、カール量
への影響度合は最終成膜面flII(第2図では0面f
IiI)の内部応力の影響が出やすいことにより、一般
に第2図に示す如< %、中0.9程度の値となる。し
かし、フロッピーディスク等の如く両面の膜物性を等し
くするために、可能な限り両面の膜厚をそろえることが
好ましい場合には、をゼロにすることは可能である。
がゼaになることが理想ではあるが、現実的には不可能
であり、実際には前記支持体10と冷却作用を有する前
記円筒状キャン1.2との密着度合(密着性)により規
定することができる。すなわち、前記支持体10の歪み
(εi)を小さくするように張力(Ti)を小さくする
と、前記支持体10と円筒状キャンとの密着性低下に伴
って、成膜源の発生する熱フ前記支持体10が熱変形し
、伸び、キi ズさらには切断等の熱損傷を生じるため盾−の値の下限
はこの熱損傷を回避するために必要とする最低限度の張
力(Ti)により表わすことが1きる。
そして、研究の結果、厚味50μmのポリエチレンi テレフタレート(PET)の支持体の場合、盾−が&0
X10−4以下の場合は支持体切断が発生し。
損傷が生じ Tiが5.0X10−4以上で熱損傷をT
i 回避することができた。又、支持体としてポリイミド(
PI)を用いて、厚味25#m、60/jm、75i μmのそれぞれの場合について、YTと熱損傷との関i 係について調べた結果、上記各厚味において百が2、O
X 1 u−’以下fはほとんどの場合切断を伴う熱損
傷が生じ、&0X10−4の場合には、切断まで−・か
ない熱損傷がそれぞれ生じ、 4.OX 10−’にお
〜・ては、厚味25μmの場合のみ僅かな熱損傷が生じ
5.0XIQ−4以上においてすべての場合において熱
損傷を回避することがfきに6 Ti このようなことから熱損傷を回避受きる一省一は5、口
X 10=以上が好ましいことが判った。
尚、前記成膜源21.22から膜形成時に支持体上に供
給される単位時間当りの熱量は支持体上に形成される薄
膜の成長速度に比例する。我々は支持体上の膜成長速度
が500から60000 X/minの範囲になるよう
に蒸発源の種類と、蒸発量と、支持体との距離、キャン
周辺に位置するマスクの開口幅を設定しL a また、キャン自体の冷却能力はその保持温度と支持体と
接触する表面の面粗さで決まる。我々が用いたキャンは
、温度を20から250℃の間〒保持可能fあり、キャ
ンの表面はRa ?0.002かQ、90ミクロンのも
のヲ用いた。
又、蒸発源と支持体との距離50〜150瓢の範囲とな
っている。
以上のことから、カール、Zランスな良好に保つことが
1き、且つ支持体10の熱損傷を回避することの1きる
総合的な条件は。
5、OX 10−’ <Ti今i<toxio−’・・
・・・・(1)tあることが明らかとなる。
また1本発明者は鋭意研究開発の結果、隣り合う支持体
搬送区間における支持体の歪み格差(変i 化)Δ−によって薄膜層の耐久性の境界値を求めTi ることかできた。第6図は、隣接する支持体搬送区間の
張力変化Δ−(Ti/Yi )と繰り返し摺動テストに
より膜に傷が生じる繰り返しノeス数との関係を示す。
繰り返し摺動テストは、174吋球面ダミーヘッド、材
質;チタン酸カルシウムを用いて。
荷重SOIにて行つπ。この結果より、−7,0X10
=<Δ(Ti /Yi ) < 7.0X 10−’の
範囲f成膜されkものは、1000ノにス程度まfキズ
カス生じrzいのに対しΔ(Ti/Yi)>7.Ox1
0−’、及びΔ(Ti/Yi)<−7,0X10  の
範囲では、繰り返し摺動による膜の傷つきが500パス
以下f生じ易く、この範囲の条件!成膜されたものは、
各層に複雑に内部歪が貯えられる為、密着性及び膜強度
が劣ると推定される。
の範囲にて成膜することにより、 1000ノぐス程度
まf薄膜層にキズが生じることもなく耐久性に優れ。
走行性にもすぐれた膜を得ることができる。
Yiは前記支持体10及び成膜材ならびにその厚み。
温度など各条件によって各支持体搬送区間ごとに数値を
出すことが1きる。従ってここ1調整するのは張力Ti
ff1あり、フリーローラ(61〜54)の測定し九検
出信号により、前記送出機6の回転軸に適宜反転力(負
荷)をかけるように制御したり、前記巻取機5の巻き取
り力を調節すべく駆動系の出力を制御したり、さらに、
各支持体搬送圧間ごとの張力Tiを微妙に調節すべく前
記円筒状キヤン1,20回転力を制御すべく駆動モータ
の出力をコントロールすることにより、支持体の歪みこ
のように張力Tiを制御することフ、前記支持体10の
上下両面に形成した薄膜層内の内部応力のバランスが取
れて艮好なカールバランスを示すことが1きると共に、
各薄膜層単位f見ても全体として内部応力が小さいレベ
ルf均一化がはかられて該薄膜層の強度向上をはかるこ
とが1き、耐久性ならびに走行性に優れた薄膜層を形成
することが1きる。
第1図に示す実施態様においては1円筒状キャンを2個
設けて支持体搬送圧間を6つにしたが。
本発明はこれに限定されるもの1はなく1円筒状キャン
をさらに多く配置して多重層の薄膜層を形成する場合!
あってもよいことは勿論tある。
また、上記実施態様においてはスノRツタ法を用いて成
膜したが1本発明はこれに限定するもの1はなく1例え
ば第4図に示すように蒸着法において成膜源21.22
が共に円筒状キャン1,2の下方罠配設されていても支
持体10の上下両面に成膜することができる。又、イオ
ンプレーテング法、CVD法等を用いることもフきる。
(発明の効果) 以上述べたように1本発明の如く成膜工程において、上
記条件式(11と(2)を満足するように支持体張力を
調整することにより、冷却機能を有する円筒状キャンに
対して支持体の冷却に好ましい接触を保証し、また安定
した張力1走行させた支持体上に磁性金属の薄膜層を形
成フきるの1.支持体の熱損傷を防止し、薄膜層内に蓄
積される内部応力を小さくかつ安定に保つことができる
と共に。
薄膜層間における内部応力の格差を小さくすることが〒
きてカールバランスを極めて良好に保つことがtきる。
又、各支持体搬送区間における張力格差を小さくするこ
とにより、成膜中ならびに走行中の支持体の歪みが太き
(ならないのf、この歪みに起因する支持体変形(シワ
)や薄膜層の傷の発生を抑えることがフきる。従って、
ドロップアウト等が少な(、耐久性、走行性に優れた薄
膜層を有する磁気記録媒体を提供することが)きる。
さらに、本発明は支持体張力の調整範囲を数値的KE!
A確に表わしたことにより特定の製造装置だ!If″I
%なく、支持体を走行させながら円筒状キャン上で成膜
するような装置フあれば極めて容易に広く適用すること
が1きる。
以下、本発明をさらKBA確にするために実施例を用い
て説明する。
〔実 流側〕
(実施例−1) 非磁性支持体としてポリエチレンテレフタレー)(PE
T)フィルム50μ鳳の上に製造装置としては第1図に
示す製造装置において支持体搬送区間を3区画(円筒状
キャンが2個)の場合の装置を用いノーマロイ(FeN
i )をそれぞれ0.5μmi’両面に連続して成膜し
た。各段階における支持体ヤング率および支持体と金楓
薄膜とを加えたヤング率は第4表に示すとおりに変化す
る。
なお、成膜速度は500A/min、20,0OOA/
min。
60.0OOA/mi nの夫々の場合〒、円筒状キャ
ンの冷却能力はキャン表面の表面粗さRaが0.090
μm。
温度が2500の条件下において、本発明の条件式(1
1、(2)を満たすように各支持体搬送区間の張力(T
i)を調整して磁気記録媒体の製造を行った。その結果
を第1表〜第3表に示すが、第1表〜第3表において、
張力(Ti )を意図的に変えた数値は括弧内に示す。
なお、第1表〜第6表におけるサンプルN1119〜3
6については後述する実施例−2の結果を示す。従って
、サンプル宛1〜%5まフは第1支持体搬送区間の張力
(T1)を変化させた場合、サンプルNn7〜N111
は第2支持体搬送区間の張力(T2)を変化させた場合
、サンプル宛13〜N1117は第3支持体搬送区間の
張力(T3)を変えた場合における成膜状態を観察した
。なお、表中の括弧1くくらない数値は、本発明の条件
式(2)を満足するように括弧内の数値設定に基づいて
自動的に駆動系が制御されて設定される値フあり、0と
なるように設定したもの1、T、中0.75T2゜T2
中0.8BT、となるような関係となっている。
又、サンプル−6は第1支持体搬送区間と第2サンプル
宛12は全ての区間の間において条件式(2)を満足し
ない場合1あり、サンプル隘18は第2支持体搬送区間
と第6支持体搬送区間との間において条件式(2)を満
足しない場合を示す。
第1表〜第6表における評価は、外観検査による総合評
価1あり、支持体の熱損傷に起因したと思われるキズ、
シワ、カールや、張力変化に起因したと思われるキズ、
シワ、カールを総合的に観察したもの1あり、○印は良
フあることを示し、Δ印は実用的に許容範囲自重あるこ
とを示し、x印は不良を示すもの1ある。
第1表〜第3表において、サンプルf’h 1.l’h
 7 tNllL13においては各張力(T )、(T
、)、(T、)が小さすぎて条件式(1)を満足しない
ためk、熱損傷に伴うものと思われるキズやシワが多く
生じた。サンプルN[15にあっては張力(T、)が大
きいことに起因したと思われるカール量の増大が認めら
れ、サンプルfl&tllにおいては張力(T )及び
(T、)が大きすぎるためるためにカール量の増大が顕
著に現われ、サンプルNa17に至っては張力 (T、
)。
(T2)及び(T6)の全て条件式(1)の範凹からは
大き過ぎるためカール蓋が大きいだけ1なく、歪み(=
、)増大に伴ったシワ、キズなどが多く見られた。
サンプルNa6 、l 2.18においては条件式(1
)は満足するもの1あるが、上記の如く条件式(2)を
満足しないもの1あって、歪み(εi)の格差が大きい
ために薄膜層に内部応力が存在しているために、その後
の摺動テスト(第3図に示す)により他のものに比べて
耐久性が低いことが判った。
その他のO印あるいはへ印1示したサンプルについては
本発明の条件式(1)を充分満足するもの!あった。
第4表 (実施例−2) 非磁性支持体としてポリイミド(PI)を用い他の条件
は実施例−1と四じ条件フ成膜して磁気記録媒体を製造
し7L 、。
なお、支持体のヤング率および支持体プラス金属薄膜の
ヤング率は第5表に示″′f′。
第5表 第1表〜第6表の隘19〜66に実施例1と同様に張力
(Ti)を適宜変化させた結果を示す。
この結果ρ・らも明らかなように1本発明の条件式(1
)、 (2)を共に満足する製造条件において高品質の
磁気記録媒体を得ることがfきに0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法を適用した装置の成膜工程を
示した概略図、第2図は支持体両面に成膜した膜厚比と
カール量との関係を示すグラフ、第6図は隣接する支持
体搬送区間における命本格差と繰り返し摺動テストによ
って形成膜にキズが生じYy 7ξス数との関係を示し
たグラフ、第4図は本発明の製造方法を真空蒸着装置に
適用した場合の工程概略図1ある。 1.2・・・円筒状ドラム。 5・・・巻取機、     6・・・送出機。 10・・・支持体、   11,12.13・・・ダン
サ−ローラ。 11a、12a、16a・・・支軸。 11b、12b、1ab・・・アーム。 21.22・・・成膜源。 61.32.33..54・・・フリーローラ、第1図 第2図 箔3図 手続補正型 特3T庁B;宮 殿        昭和63年10月
 4日1、 事件の表示 昭和63年特許願第49810号 2、 発明の名称 磁気記録媒体の5!造方法 3、 補正をする者 事例との関係:特許出願人 名称  (520)“f:it写真ノイルム株式会社4
、代理人 住所 〒100 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号
 需が閏ビル29階霞が関ビル内郵便局私内箱第49号 5、 補正命令の日付:  (自 発)6、 補正によ
り増加する請求項の数二 〇7、 補正の対象: 明細
書の「発明の詳細な説明」の欄手続補正層 平成 1年 3月2日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 プラスチック樹脂から成る可撓性の支持体を、複数個の
    円筒状キヤンに接触保持させながら連続走行させ、該円
    筒状キヤンとの各接触保持部位において支持体上に相次
    いで金属薄膜を真空成膜する磁気記録媒体の製造方法に
    おいて、前記円筒状キヤンによつて区画された各支持体
    搬送区間の支持体の張力をヤング率に対して下記条件式
    (1)及び(2)を満たすように調節することを特徴と
    する磁気記録媒体の製造方法。 (1)5.0×10^−^4<T_i/Y_i<3.0
    ×10^−^3 (2)−7.0×10^−^4<Δ(T_i/Y_i)
    <7.0×10^−^4但しΔ(T_i/Y_i)=(
    T_i/Y_i)−(T_i_−_1/Y_i_−_1
    )T_i:支持体搬送方向に順じてi番目の支持体搬送
    区間における単位断面積当りの張力 Y_i:T_iが作用する支持体搬送区間における支持
    体のヤング率
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