JPH0433538Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0433538Y2 JPH0433538Y2 JP5534483U JP5534483U JPH0433538Y2 JP H0433538 Y2 JPH0433538 Y2 JP H0433538Y2 JP 5534483 U JP5534483 U JP 5534483U JP 5534483 U JP5534483 U JP 5534483U JP H0433538 Y2 JPH0433538 Y2 JP H0433538Y2
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- tape
- tension
- running
- tapes
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- Expired
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
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Landscapes
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は被測定用のテープAと比較用のテープ
Bとを同時に走行せしめて、その走行性を比較し
得る接着テープ、インクリボン、磁気テープ等の
テープ(以下、磁気テープ等ということがある)
の走行性試験機に係わる。殊に、2本のテープを
同時走行させる際に、各各のテープの走行中のテ
ンシヨンを独立して制御する機構を備えたテープ
の走行性試験機に関する。
Bとを同時に走行せしめて、その走行性を比較し
得る接着テープ、インクリボン、磁気テープ等の
テープ(以下、磁気テープ等ということがある)
の走行性試験機に係わる。殊に、2本のテープを
同時走行させる際に、各各のテープの走行中のテ
ンシヨンを独立して制御する機構を備えたテープ
の走行性試験機に関する。
例えば、磁気テープではその表面に磁性金属ま
たは磁性金属酸化物が蒸着または塗布されて磁気
記録材料となつたものである。また接着テープや
写真感光材料はその表面に接着剤や感光剤が塗設
されたものである。このようなテープやフイルム
は基材にプラスチツクスが使用されていて、テー
プ状の基材の重要な特性の一つとして、走行性
(滑り性)が挙げられる。テープ等の走行性は加
工時(蒸着や塗布の際)のものと、製品に加工さ
れた後のものとに分けられる。そして、走行性の
評価は未加工状態のものと、製品となつたものと
について行われる。
たは磁性金属酸化物が蒸着または塗布されて磁気
記録材料となつたものである。また接着テープや
写真感光材料はその表面に接着剤や感光剤が塗設
されたものである。このようなテープやフイルム
は基材にプラスチツクスが使用されていて、テー
プ状の基材の重要な特性の一つとして、走行性
(滑り性)が挙げられる。テープ等の走行性は加
工時(蒸着や塗布の際)のものと、製品に加工さ
れた後のものとに分けられる。そして、走行性の
評価は未加工状態のものと、製品となつたものと
について行われる。
基材の片面に加工が施され、他の表面は未加工
の状態である製品の場合、テープが巻かれたとき
未加工面と隣接する加工面とにおいて化学的また
は物理的な影響が生ずる。この影響は転写と称さ
れているもので、加工面と未加工面とが接するこ
とによつて、未加工面の表面状態が変化してしま
う。そこでテープの走行性を詳しく検討しようと
すると、加工処理の条件、転写の影響などを、2
本のテープを同時走行させて、比較することが望
ましいと言える。
の状態である製品の場合、テープが巻かれたとき
未加工面と隣接する加工面とにおいて化学的また
は物理的な影響が生ずる。この影響は転写と称さ
れているもので、加工面と未加工面とが接するこ
とによつて、未加工面の表面状態が変化してしま
う。そこでテープの走行性を詳しく検討しようと
すると、加工処理の条件、転写の影響などを、2
本のテープを同時走行させて、比較することが望
ましいと言える。
従来技術にあつては、テープの走行試験機であ
つて1本のテープの走行性のみを評価するもので
は、テープの供給側テンシヨンおよび巻取側テン
シヨンの制御方式として、供給リール及び巻取り
リールのトルクが一定になるように制御する方法
と、供給リール及び巻取リール直後および直前に
ダンサーローラを設けてテンシヨンを直接的に制
御する方法とがある。この方法を二重の走行機構
を有する走行性試験機に適用しようと試みると、
前者の場合には、第1図に示したように、リール
の巻径がテープ走行時間に伴つて変化するため、
供給側テンシヨンあるいは巻取側テンシヨンが著
しく変化し、それに伴いキヤプスタン(4及び
11)前後の走行テープのテンシヨンバランスがく
ずれる。テープの巻長が大きく、アンワインデイ
ングの巻径変化の大きいものではこの問題は解決
できない。テンシヨンの変化によつて、テープが
緩むと、テープにしわが発生したり、走行中にキ
ヤプスタンから外れたりするなどの問題も起き
る。
つて1本のテープの走行性のみを評価するもので
は、テープの供給側テンシヨンおよび巻取側テン
シヨンの制御方式として、供給リール及び巻取り
リールのトルクが一定になるように制御する方法
と、供給リール及び巻取リール直後および直前に
ダンサーローラを設けてテンシヨンを直接的に制
御する方法とがある。この方法を二重の走行機構
を有する走行性試験機に適用しようと試みると、
前者の場合には、第1図に示したように、リール
の巻径がテープ走行時間に伴つて変化するため、
供給側テンシヨンあるいは巻取側テンシヨンが著
しく変化し、それに伴いキヤプスタン(4及び
11)前後の走行テープのテンシヨンバランスがく
ずれる。テープの巻長が大きく、アンワインデイ
ングの巻径変化の大きいものではこの問題は解決
できない。テンシヨンの変化によつて、テープが
緩むと、テープにしわが発生したり、走行中にキ
ヤプスタンから外れたりするなどの問題も起き
る。
また後者の場合には、第2図に示した通り、テ
ープA(16)の供給側テンシヨンあるいは巻取
側テンシヨンはほゞ一定に維持できているもの
の、ダンサーローラ部分(2及び12)において
テープAとテープB(17)との間にパス長さが
異つてきて、第3図のように、一方のテープが弛
緩された状態となる。この結果、テープにしわが
生じたり、テープがダンサーローラあるいは両端
に設けてある両端ガイドローラ(18,19,2
0及び21)に乗上げたりする等の不都合な問題
が存在する。
ープA(16)の供給側テンシヨンあるいは巻取
側テンシヨンはほゞ一定に維持できているもの
の、ダンサーローラ部分(2及び12)において
テープAとテープB(17)との間にパス長さが
異つてきて、第3図のように、一方のテープが弛
緩された状態となる。この結果、テープにしわが
生じたり、テープがダンサーローラあるいは両端
に設けてある両端ガイドローラ(18,19,2
0及び21)に乗上げたりする等の不都合な問題
が存在する。
そこで、本考案は二重テープ走行機を改良して
テープの走行に格別な支障が生じないように、テ
ープのテンシヨンを制御する技術を開発すること
によつて、新しいタイプの走行試験機を提供する
ことができたものである。
テープの走行に格別な支障が生じないように、テ
ープのテンシヨンを制御する技術を開発すること
によつて、新しいタイプの走行試験機を提供する
ことができたものである。
即ち、本考案は、テープAとテープBとの2本
のテープを同時に走行せしめ得る二重テープ走行
試験装置において、テープAの供給側テンシヨン
とテープAの巻取側テンシヨンとテープBの走行
中のテンシヨンとを夫々別個に調整する機構を備
え、かつテープAとテープBとを同一の供給リー
ルから別異の経路で走行せしめたのち再び両テー
プを重ね合せて巻取リールに巻取り得る機構を備
えてなるテープの走行性試験機である。
のテープを同時に走行せしめ得る二重テープ走行
試験装置において、テープAの供給側テンシヨン
とテープAの巻取側テンシヨンとテープBの走行
中のテンシヨンとを夫々別個に調整する機構を備
え、かつテープAとテープBとを同一の供給リー
ルから別異の経路で走行せしめたのち再び両テー
プを重ね合せて巻取リールに巻取り得る機構を備
えてなるテープの走行性試験機である。
本考案を図面により説明する。
第4図は本考案の実施例である。1は供給リー
ル(逆走行時は巻取リール)、2及び12はテン
シヨンサーボ方式のダンサーローラ、4及び11
はキヤプスタン、3及び10はピンチローラ、5
及び9はテンシヨン検出器。6及び8はエンドセ
ンサー、7は摩擦体、13は巻取リール(逆走行
時は供給リール)、15はダンサーローラ(ウエ
スト方式、エアーシリンダー方式又はテンシヨン
サーボ方式などのいずれのものでも適用できる)、
14はテープ長さ調整用フリーローラ、16は被
測定用テープA、17は転写用テープBである。
テープA(16)とテープB(17)とは供給リー
ルから夫々別経路走行させ、巻取リールで再び重
ね合わせて巻取るようにする。そしてテープAの
供給側テンシヨンは(逆走行時は巻取側テンシヨ
ン)2のテンシヨンサーボ方式のダンサーローラ
で制御し(制御方法については公知の方法、すな
わちダンサーローラでテンシヨンを検出し、供給
リール側モータにサーボをかけテープのテンシヨ
ンを一定に維持させる)、また巻取側のテープテ
ンシヨンは(逆走行時は供給側テンシヨン)12
に示したテンシヨンサーボ方式のダンサーローラ
で制御し(既述した制御方式に依る)、そしてテ
ープBのテンシヨンは15のダンサーローラ(特
に限定はしないが簡易なウエイト方式でもよい)
により夫々制御できるようにする。このような構
成をとることにより2本のテープの二重走行が支
障なく実施できるようになる。
ル(逆走行時は巻取リール)、2及び12はテン
シヨンサーボ方式のダンサーローラ、4及び11
はキヤプスタン、3及び10はピンチローラ、5
及び9はテンシヨン検出器。6及び8はエンドセ
ンサー、7は摩擦体、13は巻取リール(逆走行
時は供給リール)、15はダンサーローラ(ウエ
スト方式、エアーシリンダー方式又はテンシヨン
サーボ方式などのいずれのものでも適用できる)、
14はテープ長さ調整用フリーローラ、16は被
測定用テープA、17は転写用テープBである。
テープA(16)とテープB(17)とは供給リー
ルから夫々別経路走行させ、巻取リールで再び重
ね合わせて巻取るようにする。そしてテープAの
供給側テンシヨンは(逆走行時は巻取側テンシヨ
ン)2のテンシヨンサーボ方式のダンサーローラ
で制御し(制御方法については公知の方法、すな
わちダンサーローラでテンシヨンを検出し、供給
リール側モータにサーボをかけテープのテンシヨ
ンを一定に維持させる)、また巻取側のテープテ
ンシヨンは(逆走行時は供給側テンシヨン)12
に示したテンシヨンサーボ方式のダンサーローラ
で制御し(既述した制御方式に依る)、そしてテ
ープBのテンシヨンは15のダンサーローラ(特
に限定はしないが簡易なウエイト方式でもよい)
により夫々制御できるようにする。このような構
成をとることにより2本のテープの二重走行が支
障なく実施できるようになる。
なお本考案は、説明を簡明とすることから、ダ
ンサーローラを用いた方法について詳しく述べて
いるが、ダンサーローラ(2,12)に代えて、
テンシヨン検出器を夫々設け、同様なテンシヨン
サーボ機構を利用することもできる。
ンサーローラを用いた方法について詳しく述べて
いるが、ダンサーローラ(2,12)に代えて、
テンシヨン検出器を夫々設け、同様なテンシヨン
サーボ機構を利用することもできる。
本考案は、ミルロール(製膜延伸を経た原反フ
イルム)の表面に加工処理を施して走行性を評価
する方式に替え、原反フイルム(未加工品)と製
品(加工処理済)とを連続的に転写させながら、
同時走行させることにより、製品テープ中に含浸
(塗布)されている潤滑剤やその他の物質の一部
を未加工の原反フイルムに転写させ、原反フイル
ムを製品テープと類似した状態に変化させて走行
性を評価することもできる。
イルム)の表面に加工処理を施して走行性を評価
する方式に替え、原反フイルム(未加工品)と製
品(加工処理済)とを連続的に転写させながら、
同時走行させることにより、製品テープ中に含浸
(塗布)されている潤滑剤やその他の物質の一部
を未加工の原反フイルムに転写させ、原反フイル
ムを製品テープと類似した状態に変化させて走行
性を評価することもできる。
このように本考案の試験機は製品や半製品の多
様な開発に広範囲に対応できるものである。
様な開発に広範囲に対応できるものである。
第1図および第2図は従来技術のテープ走行試
験機の概略図である。また第3図は第2図のテー
プ二重走行試験機の走行試験中のテープのたるみ
の生じた比較例を示す部分図である。また第4図
は本考案の実施例である。 図面において、1は供給リール(逆方向のとき
はテープ巻取リール)、13は巻取リール(逆方
向のときは供給リール)、2及び12はテープA
の張力を制御するダンサーロール、3及び10は
キヤプスタン、14はテープBのテープたるみ調
整用フリーロール、15はテープBのテンシヨン
調節手段、16はテープA、17はテープBであ
る。
験機の概略図である。また第3図は第2図のテー
プ二重走行試験機の走行試験中のテープのたるみ
の生じた比較例を示す部分図である。また第4図
は本考案の実施例である。 図面において、1は供給リール(逆方向のとき
はテープ巻取リール)、13は巻取リール(逆方
向のときは供給リール)、2及び12はテープA
の張力を制御するダンサーロール、3及び10は
キヤプスタン、14はテープBのテープたるみ調
整用フリーロール、15はテープBのテンシヨン
調節手段、16はテープA、17はテープBであ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 テープAとBとの2本のテープを同時に走行
せしめ得る二重テープ走行試験装置において、
テープAの供給側テンシヨンとテープAの巻取
側テンシヨンとテープBの走行中のテンシヨン
とを夫々別個に調整する機構を備え、かつテー
プAとテープBとを同一の供給リールから別異
の経路で走行せしめたのち再び両テープを重ね
合せて巻取リールに巻取り得る機構を備えてな
るテープの走行性試験機。 2 走行機構の駆動方向を正方向及び逆方向に変
換できる手段を備えてなる実用新案登録請求の
範囲第1項記載のテープの走行性試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534483U JPS59161515U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | テ−プの走行性試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5534483U JPS59161515U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | テ−プの走行性試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59161515U JPS59161515U (ja) | 1984-10-29 |
JPH0433538Y2 true JPH0433538Y2 (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=30185667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5534483U Granted JPS59161515U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | テ−プの走行性試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59161515U (ja) |
-
1983
- 1983-04-15 JP JP5534483U patent/JPS59161515U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59161515U (ja) | 1984-10-29 |
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