JPH01224396A - 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途 - Google Patents

新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途

Info

Publication number
JPH01224396A
JPH01224396A JP4916188A JP4916188A JPH01224396A JP H01224396 A JPH01224396 A JP H01224396A JP 4916188 A JP4916188 A JP 4916188A JP 4916188 A JP4916188 A JP 4916188A JP H01224396 A JPH01224396 A JP H01224396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glucose
galactose
compound
beta
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4916188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2631686B2 (ja
Inventor
Hiromichi Matsuura
松浦 広道
Toshinobu Morita
俊信 森田
Takeshi Gokuchi
後口 毅
Yoichi Itakura
板倉 洋一
Norihiro Hayashi
則博 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP4916188A priority Critical patent/JP2631686B2/ja
Publication of JPH01224396A publication Critical patent/JPH01224396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2631686B2 publication Critical patent/JP2631686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はステロイドサポニンおよびその製造法ならびに
このステロイドサポニンから誘導されたスビロスタノー
ル誘導体の新規用途に関する。
茜、、MJL肛 ニンニクは、中国、朝鮮、日本その他各国において栽培
されている多年性草木で、一般に強精、強壮薬として知
られており、古くから健胃、発汗、利尿、整腸、殺菌お
よび駆虫薬として用いられている。
一方、アメリカなどで栽培されているニレファントガ−
リック(Allfum ampeloprasum L
、)も同様に用いられているが、通常のニンニクに比較
して鱗茎が大きいことからジャイアントガーリックとも
呼ばれ、またニンニク臭も弱いことより、無臭ニンニク
とも呼ばれている。
ところで、サポニンは、その精製、単離の困難性と構造
の複雑さのため、研究の進展を見せたのは、ここ士数年
のことである。
サポニンの一般的特性は、水溶液中の気泡性と赤血球破
壊作用(溶血作用)、魚毒性、コレステロールとのコン
プレックス形成能で代表され7るが、去痰、鎮咳、抗炎
症、中枢抑制、抗疲労、抗潰瘍、脂質代謝の促進あるい
は抗腫瘍などの作用が見出されてる。
また、薬物吸収促進作用(特開昭57−145816お
よび58−57400号公報参照)薬物溶解補助作用(
特開昭62−135488号公報参照)等も報告されて
いる。
ところで、ニンニクおよびその類縁化合物であるニレフ
ァントガ−リックの成分研究は、含硫化合物を中心とし
多数の報告が認められているが、今回得られたステロイ
ドサポニンおよびこの関連分野に関しては、全く報告さ
れてない。
発明の概要 )1且 本発明は、アリウム(Allium)腐植物より収得さ
れたステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこの
ステロイドサポニンから誘導されたスビロスタノール誘
導体の新規用途に関するものである。
すなわち、本発明によるステロイドサポニンは、下式(
1)で示されること、を特徴とするものである。
H 式中R1は、水素原子または水酸基を示し、R2は、−
β−刀ラうトーズ4−β−グルコース、−β−ノjラク
トーズ4−β−グルコーズ3−β−グルコーズま たは
−β−カラケトース4−β−グルコース(3−β−グル
コーズ)2−β−グルコーズを示す。
また、上記式(1)で示されるステロイドサポニンの製
造法は、アリウム(Allium)属稙物から取得する
こと、を特徴とするものである。
また、本発明における抗真菌剤は、上記式(1)で示さ
れるステロイドサポニンを酸または酵素処理して得られ
るスビロスタノール誘導体を有効成分とするものである
漿困 本発明におけるステロイドサポニンは、新規化合物であ
り、前記した一般的なサポニンの薬効以外に、新たな生
理活性が期待できる。
また、これらのステロイドサポニンの製造法は、AAl
11u属植物を原料とすることより、工業的製造が可能
で、かつ安全性が高いと考えられることより極めて有用
である。
また、これらのステロイドサポニンを酸または酵素処理
して得られるスビロスタノール誘導体は、抗真菌活性が
あることより、種々の感染症の治療に有用であるといえ
る。
名!Bλ技笠1扇1里 本発明でいうステロイドサポニンとは、前記式(1)で
示される一連の化合物を言い、必要に応じて任意の化合
物と塩を形成していてもよい。
これらの化合物の一具体例を理化学的性試とともに示せ
ば下記の通りである。
H 化合物1 (R1=H,R2=−Gal’−Glc(3
−Glc)2−Glc )外観:白色粉末 元素分析’ C57H96030,5H20旋光度 :
 [α ] ”?   −38,5°(C=0.7.ピ
リジン)I3CNMR(ピリジン−d5):後記表1.
2参照IHNMR(ピリジン−d、)’:ニアツメリッ
クプロトン、58(IH,d、Jニア、0Hz)、5.
31(IH,d、J=7.6Hz)5.16(IH,d
、J=7.6Hz)、4.95(IH,d、Jニア、3
Hz)4.82(IH,d、J=7.9Hz)化合物2
 (R1”0HJ2=−Gal’−Glc )外観:白
色粉末 元素分析: C45H7602t、3820旋光度 :
 [α ] ”1  −40.7°(C=1.03.ピ
リジン)13CNMR(ピリジン−d5):後記表1,
2参照IHNMR(ピリジン−65戸アノメリックプロ
トン5.27(IH,d、Jニア、7Hz)、4.99
(IH,d、J=7.7Hz)4.82(IH,d、J
=7.7Hz)化合物3 (R1=OH,R2=−Ga
l’−GIa3−Glc )外観:白色粉末 元素分析” C51H86026,21/2H20旋光
度 : [α ]:1  −25.1°(C=1.05
.ピリジン)13CNMR(ピリジン−d5):後記表
1,2参照iHNMR(ピリジン−d5)ニアツメリッ
クプロトン5.26(IH,d、J=8.1Hz)、5
.23(IH,d、、I=7.3Hz)4.98 (I
H,d、J=7.3Hz) 、4.81 (IH,d、
J=7.7Hz)なお、Galはβ−刀ラクトース、G
Iaはβ−グルコーズを示す。
C−138,’+    47.1  47.1  3
8.9  47.2  47.22 30.0   7
0.4  70.4  30.0  70.!’+  
 70.5377.0   85.0  85.0  
77、’ll   ’85.2  85.+4 32.
8   31.7  31.7  32.8  3+、
8  31.85 48.0   47.8  47.
8  47.’l   47.947.96 70.8
    (i9.9   Ti9.9   ?0.8 
 70.0   ?0.0?  40.3   40.
7  40.7  40.2  40.8  40.8
8 30.6   29.8  29.8  30.6
  30.0  30.09 54.7   54.5
  54.5  54.6  54.6  54.61
03+3.1    :Ti、9  36.9  36
.1  37.0  37.011 21.3   2
1.3  21.3  21.2  21./l   
21.41240.8   40.1   40.1 
  40.8  40.1   40.11341.2
  41.1  41.1  40.8  40.9 
 40.814 56.3   56.0  56.0
  56.3  56.3  56.215 32.5
   32.4  32.3  31.8  32.2
  32.21G8+、1   81.0  81.0
  81.1   81.+    81.117 6
4.0   63.8  63.7  63.1’  
63.1   63.018 1G、7   17.1
   1?、1   16.0   10.(+   
 16.6H11G、4   16.3  16.3 
 16.0  1”/、3  1?、32040.6 
  40.5  40.5  42.0  42.0 
 42.021 16.0   16.6   16.
6  15.0  15.0   15.022:10
.6  110.6  110.5  109.2  
109.2  109.223 37.2   36.
9  36.9  32.2  31.9  31.8
24 28.4   28.3  28.2  29.
2  29.2  2’1.22534.2   34
.1   34.1   30.6   30.6  
 30.62675.3   75.2  75.2 
 66.8  66.9  66.927 17.5 
  17.4  17.4  17.3  17.2 
  17.2表−2糖部の13ONMI?化−゛、シフ
ト化合物1 化合物2 化合物3 化合物4 化合物「
)化合物6−Gal C−1102,3103,3103,2+02.3  
103.3   ]0:L32   73.2   7
2.’+    72.P、    73.2   7
3.0    ?2.’13   75.6”’   
75.7”   75.4”   75.6”   7
5.7”   75.5”/I    80.3   
79.9   79,8   80.2   80.1
   80.05   76.1   75.8”  
 75.6”   ?6.1   75.9”   7
5.7”6   ■、0   60.0   60.9
   60.fi    (io、9   60.91
c C−1105,0”   10G、9  106.2 
 105.0”  107.1  106.42   
81.5   75.0   74.5”   81.
4   75.2   74.6”3   88.5 
  78.3”   8g、1   88.5   7
8.5”   88.34   70.8”   72
.1   70.2   70.0”   72.2 
  70.35   78.0”   78.3”  
 78.4”   77.9″′78.7”   78
.5”6   63.0f)(i2.7c)62.4”
   63.1”   63.1   62.5”1c C−1104,9”        105.4  1
04.9”       105.52   75.3
”        75.0a175.3”     
   75.1”3   78.6”        
78.2b・  78.6        78.0”
4   71.7b+        71.5”  
 70.8”        71.65   77.
5c′78.4”   77.5C)78.2b16 
  62.3”        62.7c)62.3
”        62.8cl1c C−1104,5”             104
.5”2   75.2”             
75.3”3   78.6”           
  78.64   71.6”          
   71.6b)5   78.6”       
      78.66   62.3”      
       62.3”2fl−Glc Cニー1    104.9”   104.7   
 +04.72    75.2”    75.0 
   ?4.9″′3    78.4’1   78
.4”   78.1”4    71.7”    
71.6   71.6”5    78.4”   
 78.5”   77.8”6    62.8r1
63.0″62.7”復」B徂漏」1撫 本発明でいうAAl11u属植物とは、ユリ科(L i
 l 1aceae) 、アリュウム(Allium)
属に属する植物をいい、具体的には通常オオニンニクと
呼ばれているアリュウム、サティバム、リン中(All
ium  sativum  L、)および通常ニレフ
ァントガ−リックと呼ばれているアリヱム アンペロブ
ラスム リンi(Alliumampeloprasu
m L、)をいう。
目的物質を取得すべく材料となりえる部分とは、とりわ
け鱗茎部(内部に分裂してできた割球状の小鱗茎が入っ
ている)が好ましく、これを凍結するか、またはそのま
まの状態で抽出に供することができる。
U夾 本発明における製造法は、アリュウム(Allium)
属に属する植物から取得すること、を特徴とするもので
ある。すなわち、水あるいは含水または亦含水であって
水と混和可能な有機溶媒に浸漬して抽出を行うことによ
り、取得することができる。
(イ)抽出 抽出は、生薬の分野において通常用いられている任意の
方法により行なうことができる。このとき、抽剤として
使用すべき有機溶媒は、低級アルコール(炭素数1〜3
の1価アルコールが普通である)、アセトンあるいはア
セトニトリルなどの水と混和可能なものがあり、特に好
ましいのは炭素数1〜3の1価アルコールである。
抽出は、加温下でも常温下でも行うことができるが、5
0〜80℃で2〜4時間時間部漫に付すのがよい。また
、抽出効率を上げるためには、対象植物体は破砕したも
のであることが好ましいのは言うまでもない。
(ロ)分画 上記抽出液は、抽出溶媒を留去した後、ポリスチレン−
ジビニルベンゼン系共重合体樹脂によるカラムクロマト
グラフィーに付して、水で、次いで含水または非含水で
あって水と混和可能な有機溶媒で、順次溶出させ、含水
または非含水であって水と混和可能な有機溶媒で溶出す
る分画採取する。
なお、ここでいう有機溶媒とは、前記と同様低級アルコ
ール(炭素数1〜3の1価アルコールが普通である)、
アセトンあるいはアセトニトリルなどの水と混和可能な
ものがあり、特に好ましいのは炭素数1〜3の1価アル
コールである。
(ハ)順相および逆相カラムクロマトグラフィーによる
精製 上記分画の溶媒を留去後、順相カラムクロマトグラフィ
ーで精製し、次いで逆相カラムクロマトグラフィーで精
製することにより目的物質であるステロイドサポニンを
得ることができる。
ここでいつ順相カラムクロマトグラフィーは、ケイ酸、
シリカゲル等の極性の大きい樹脂を固相担体に用いたカ
ラムクロマトグラフィーをいい、移動相としては通常、
クロロホルム、ジクロロメタン、ヘキサンあるいは酢酸
エチルなどの非極性溶媒と含水または非含水の低級アル
コールとの混合液などの固相担体に比べて極性の小さい
溶媒を用いることができる。上記方法の一具体例として
は、後記実施例に示すようにシリカゲルクロマトグラフ
ィー[展開溶媒:クロロホルム−メタノール−水(6:
4:1)]を用いて精製することができる。
一方、逆相カラムクロマトグラフィーは、上記シリカゲ
ルなどに、ジメチルシラン、オクタデシルシラン、オク
チルシラン等の炭素数1〜18の炭化水素残基を持つシ
ランを化学結合させたものや前記スチレン−ジビニルベ
ンゼン系共重合体あるいはゲル濾過剤など、極性の小さ
い樹脂な固相担体に用いたカラムクロマトグラフィーを
いい、移動相としては上記固相担体より極性の大きい任
意の溶媒を用いることができる。
例えば、含水または非含水の低級アルコールあるいはア
セトン、アセトニトリルなどの水と混和可能な有機溶媒
と水との混合液などが使用できるが、前者の含水または
非含水の低級アルコールを用いるのが好ましい。ここで
いう低級アルコールとは、前記と同様炭素数1〜3の1
価アルコールが普通である。
スビロスタノール誘導゛ 本発明によるスビロスタノール誘導体は、前記式(1)
で示されるステロイドサポニンを酸または酵素処理して
得られるものである。これらの化合物の具体例を示せば
、下式で示されるスビロスタノール誘導体がある。
H 式中R1は、水素原子または水酸基を示し、R2は、 
−β−カラクトース4−β−グルコース、−β−カラク
トーズ4−β−グルコーズ3−β−グルコースま たは
−β−刀ラクトース4−β−グルコーズ(3−β−グル
コース)2−β−グルコースを示す。
さらに、上記一連の化合物の具体例を理化学的性状とと
もに示せば、下記の通りである。
化合物4 (R1”HJ2ニーGal’−Glc(3−
Gle)2−Glc )外観:白色粉末 旋光度 : [α ]  ニア   −62,6°(C
=0.4.クロロホルム−メタノール(10:1)) 13CNMR(ピリジン−d5):前記表1,2参照I
HNMR(ピリジン−d5)ニアツメリックプロトン5
.59(IH,d、J=7.3Hz)、5.31(IH
,d、J=7.6Hz)5.16(IH,d、J=7.
9Hz)、4.95(IH,d、J=7.6Hz)化合
物5 (R,=OH,R2=−Gal’−Glc )外
観:無色針状結晶 融点:249〜251℃ 旋光度 : [α]ム7  −48.3°(C=1.1
0.ピリジン)13CNMR(ピリジン−d5):前記
表1.2参照IHNMR(ピリジン−d5)ニアツメリ
ックプロトン5.26(IH,d、J=7.7Hz)、
4.98(IH,d、J=7.7Hz)化合物Q (R
1=OH,R2=−Gal’−Glc3−Glc )外
観:無色針状結晶 融点: >300℃ 旋光度 : [α]’?   −52,5°(C=1.
12.ピリジン)13CNMR(ピリジン−d5):前
記表1,2参照1HNMR(ピリジン−d5戸アノメリ
ヮクプロトン5.26(IH,d、J=7.7Hz)、
5.23(IH,d、J=7.7Hz)、4.97(I
H,d、J=7.7H2)以上示した一連の化合物は、
必要に応じて任意の化合物と塩を形成してもよいことは
、言うまでもない。
なお、ここで用いる酸は、塩酸、硫酸、酢酸、ギ酸、フ
タール酸など任意の無機および有機酸であり、酵素は、
β−クリコシダーゼあるいはβ−グルコシダーゼなどを
用いることができる。
且皇星M 本発明による、抗真菌剤は上記した一連のスビロスタノ
ール誘導体を有効成分とするものである。
この抗真菌剤は、ヒトを含む哺乳動物において特にカン
ジダ属、トリコフィトン属、ミクロスポラム属またはエ
ピデルモフィトン属の菌種による局所性真菌感染、ある
いはカンシタ、アルビカンスによりおこる粘膜感染の治
療、にも用いることができる。また、例えばカンジダ、
アルビカンス、クリブトコッカッス、ネオホルマンス、
アスベリギルス、フラバス、アスベエリギルス、フミガ
ータス、コクシジオイデス属、パラコクシジオイデス属
、ヒストプラズマ属またはプラストミセス属の菌による
全身性真菌感染の治療に用いることができる。
本発明による抗真菌剤は動物の真菌感染の治療に有用で
あるばかりでなく、抗臭菌類により引き起こされる植物
カビ病などにも有用である。
この抗真菌剤は上記化合物単独またはこれらと液体また
は固体の製剤上の補助成分、例えば賦形剤、結合剤、希
釈剤、と混合してなるものであり、粉末、顆粒、カプセ
ル剤、注射剤、軟膏、エアゾール剤、液剤などの任意の
網形で経口的または非経口的に投与することができる。
また、必要に応じて他の薬剤を調合させてもよい。投与
量は、年齢、体重、症状により適宜増減するが、経口的
には、成人1日あたり10mg〜10g、・このましく
は50mg〜5g程度である。
遺」(霞 ニンニク鱗茎4Kgを凍結しメタノール6e中にて破砕
した後、浴温的70℃にて加温抽出し、濾過後、残渣は
更にメタノール2ンにて加熱抽出した。抽出液を合わせ
た後、メタノールを留去し、水を加え全量的32とした
この抽出液をMCI GEL@ CHP 20P(三菱
化成)によるカラムクロマドグラフイーに付し、水、2
0%メタノール、メタノールで71次溶出を行い、メタ
ノールで溶出される画分から粗サポニン画分8.68を
得た。この混合物についてシリカゲルクロマドグラフイ
ー[展開溶媒:りaロホルムーメタノールー水(6:4
:1)]を行ない、目的化合物1を含有する粗画分を得
た(0.6g)。さらに、本画分につき、MCI GE
L@ CHP 20Pによる逆相カラムクロマトグラフ
ィーを行い(展開溶媒=8ozメタノール)、得られた
画分(0,49g)をアセトン:水(2:5)の溶液と
し、95℃にて4時間加熱後、溶媒を留去して化合物1
を得た(0.45g)。
夫1」胆 ニンニク鱗茎2Kgを水3J!中にて破砕した後、室温
にて−晩抽出し、この抽出液を実験例1と同様にMCI
GEL”  によるクロマトグラフィーにふし、粗サポ
ニン画分5.0gを得た。この混合物について、シリカ
ゲルクロマトグラフィー[展開溶媒:クロロホルム−メ
タノール−水(7:3:0.5)]、さ らにMCI 
 GEL@  CHP  20Pによる逆相クロマトグ
ラフィー(展開溶媒: 90%メタノール)にふし、化
合物4 (26mg)を得た。
天鷹」I エレファントカーリツク鱗茎5Kgを凍結し、メタノー
ル3e 中にて破砕した後、浴温的80℃にて加温抽出
し、濾過後、残液は更に2回メタノール3eにて加熱抽
出した。抽出液を合わせた後、メタノールを留去した。
この抽出物をアンバーライト XAD−2(オル刀)社
)によ るカラムクロマトグラフィーに1寸し、30%
メタノール、メタノール、クロロホルムで順次溶出し、
メタノールで溶出される画分から粗サポニン画分12.
98を得た。この両分について、シリカゲルクロマトグ
ラフィー[展開溶媒:クロロホルム−メタノール−水(
7:3:0.5→6:4:1)]を行い、フラクション
N[11〜3に分割した。このうち階3はシlJ:II
Iゲルクロマトグラフィー [展開溶媒:クロロホルム
ーメタノールー水(7:3:0.5)]に付し、2つの
画分を得た。
さらに、それぞれの画分についてシリカゲルリマトグラ
フイー及びMCI GEL@CHP 20Pによるクロ
マトグラフィーを繰り返し、アセトン−水(1:2)の
溶液とし、100℃にて加熱後、溶媒を留去し、化合物
2 (0,13g)および化合物3(0,53g)を得
た。
実験例4 エレファント2i−リック2.9Kgを酢酸エチル2.
51!中にて破砕した後、酢酸エチル層を除去し、得ら
れる残液はメタノール3eにて、3回加熱抽出した。抽
出液を合わせた後、溶媒を減圧留去し、実験例3と同様
、アンバーライト@XAD−2にふし、粗サポニン画分
(a、oaB)を得た。本画分は、シリカゲルクロマト
グラフィーイ あるいは6:4:1)]およびリクロブレヮブ(Lic
hroprep) @Rp−8(メルク社)によるクロ
マトグラフィー(展開溶媒:80%メタノール)を繰り
返し、化合物5 (1,28g)および化合物6 (0
,15g)を得た。
実験例5 化合物1  (0,25g)はβ−グルコシダーゼ(0
,25g、アーモンド由来、P、L、Bio Chem
ical)の0.1M酢酸緩衝液(pH4,3)50 
ml中37℃にて約二時間反応後、反応液に水50m1
を加え)4CI GEL@’  CI(P 20Pを加
え充填したカラムに液を通じ、水、50%メタノール、
メタノールにて順次溶出し、メタノールにて溶出だ両分
を減圧留去し化合物4を得た(0.17g)。
盪潅夏豊塁 化合物Iは、I−’Jッヒ反応陽性であり酸加水分解お
よびNMRよりグルコーヌ4分子カラクトース1分子か
らなるフロスタノールサボニンと推定される。既に報告
されているように、フロズタノールサボニンはβ−グル
コシダーゼにてズピロスタノールサボニンに変換される
ことより、実験例5に示した通り、化合物1から得られ
た化合物4は、酸加水分解およびNMHの結果より、グ
ルコ−23分子、ガラクト−21分子よりなるスピ0ス
タノールサボニンと考え られる。
化合物4の5%硫酸による部分加水分解物として、β−
グロロゲニン、β−クロロゲニン3−0−β−ガラクト
ピラノシドおよびβ−クロロゲニシ3−0−グルコピラ
ノシル(1→4)−β−ガラクトピラノシドが同定され
、さらに化合物4より誘導されたアルシト−ルア上テー
ト対のGC−MSによる糖結合様式の検討より、化合物
4の構造をβ−りaロゲニンの3位に[β−Glc(1
→2)]−[β−Glc(1→3)]−β−Glc(1
−+4)−β−Galの糖ユニットが結合したサポニン
と決定した。
従って、化合物1は、化合物4のプロト休であり、その
26位にβ−グルコビラノースが結合したフロスタノー
ルサボニンと決定した。
同様な手法にて化合物2.3.5および6についても構
造解析を行ない、同様に構造を決定した。
抗菌活性 本発明によるステロイドサポニン誘導体4〜6について
Candida albicansに対する増殖阻害作
用を常法(液体希釈法)に従い検討した結果、下表−3
に示す通りであった。
表−3 特許m  1人  湧水製票株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式で示されるステロイドサボニン。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中R_1は、水素原子または水酸基を示し、R_2は
    、−β−ガラクトース^4−β−グルコース、−β−ガ
    ラクトース^4−β−グルコース^3−β−グルコース
    または−β−ガラクトース^4−β−グルコース(^3
    −β−グルコース)^2−β−グルコースを示す。 2、アリウム(A11ium)属植物から取得すること
    、を特徴とする下式で示されるステロイドサボニンの製
    造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中R_1は、水素原子または水酸基を示し、R_2は
    、−β−ガラクトース^4−β−グルコース、−β−ガ
    ラクトース^4−β−グルコース^3−β−グルコース
    または−β−ガラクトース^4−β−グルコース(^3
    −β−グルコース)^2−β−グルコースを示す。 3、下式で示されるステロイドサボニンを酸または酵素
    処理して得られるスピロスタノール誘導体を有効成分と
    する抗真菌剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中R_1は、水素原子または水酸基を示し、R_2は
    、−β−ガラクトース^4−β−グルコース、−β−ガ
    ラクトース^4−β−グルコース^3−β−グルコース
    または−β−ガラクトース^4−β−グルコース(^3
    −β−グルコース)^2−β−グルコースを示す。 4、スピロスタノール誘導体が下式で示される特許請求
    の範囲第3項記載の抗真菌剤 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中R_1は、水素原子または水酸基を示し、R_2は
    、−β−ガラクトース^4−β−グルコース、−β−ガ
    ラクトース^4−β−グルコース^3−β−グルコース
    または−β−ガラクトース^4−β−グルコース(^3
    −β−グルコース)^2−β−グルコースを示す。
JP4916188A 1988-03-01 1988-03-01 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途 Expired - Lifetime JP2631686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4916188A JP2631686B2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4916188A JP2631686B2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01224396A true JPH01224396A (ja) 1989-09-07
JP2631686B2 JP2631686B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=12823367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4916188A Expired - Lifetime JP2631686B2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2631686B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005194216A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Ohkura Pharmaceutical Co Ltd ジャンボリーキ由来肝障害改善用組成物
GB2416138A (en) * 2004-07-15 2006-01-18 Stegram Pharmaceuticals Ltd Chromatographic separation of trilostane mixture
EP1024146A4 (en) * 1997-09-26 2006-02-08 Inst Radiation Med Amms Pla USE OF SAPONIN AND STEROID COMPOUNDS FOR PREVENTING SENILITY AND NEW STEROID SAPONIN COMPOUNDS
CN112209986A (zh) * 2020-09-21 2021-01-12 西北农林科技大学 一种甾体类化合物、制备方法及应用

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1024146A4 (en) * 1997-09-26 2006-02-08 Inst Radiation Med Amms Pla USE OF SAPONIN AND STEROID COMPOUNDS FOR PREVENTING SENILITY AND NEW STEROID SAPONIN COMPOUNDS
JP2005194216A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Ohkura Pharmaceutical Co Ltd ジャンボリーキ由来肝障害改善用組成物
GB2416138A (en) * 2004-07-15 2006-01-18 Stegram Pharmaceuticals Ltd Chromatographic separation of trilostane mixture
CN112209986A (zh) * 2020-09-21 2021-01-12 西北农林科技大学 一种甾体类化合物、制备方法及应用
CN112209986B (zh) * 2020-09-21 2022-11-22 西北农林科技大学 一种甾体类化合物、制备方法及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2631686B2 (ja) 1997-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO180491B (no) Anti-endotoksinforbindelser, mellomprodukter for disse, et farmasöytisk preparat som inneholder dem, fremgangsmåte til kobling av en alkylsidekjede til et azidosakkarid som har en fri hydroksyl, og anvendelse av nevnte forbindelser
JPH01157995A (ja) 鎮痛−抗炎症活性を有するガングリオシドの内部エステル
GB1599863A (en) Pharmaceutical compositions for use in the inhibition of the biosynthesis of mevalonic acid
CA1113006A (en) Medicine with activity as prostaglandin-synthetase inhibitor
JPH01224396A (ja) 新規ステロイドサポニンおよびその製造法ならびにこれらの誘導体の新規用途
JPH05247078A (ja) 糖化合物、シアル酸含有糖鎖類生合成阻害剤、その製造方法、並びに新規な中間体
JP2647882B2 (ja) 鮫組織から単離した有効成分
JPS6246554B2 (ja)
NZ190925A (en) 3beta-hydroxy-5-ene(or 3beta-hydroxy-5alpha))-spiroketal steroid-3-mono-and-3-disaccharides in antiinflammatory compositions
EP0082818A1 (fr) Procédé pour l'obtention de lipides d'origine humaine et du lacto-N-norhexaosyl ceramide
JPH06211679A (ja) 抗炎症、抗かゆみ外用剤
JPH0317020A (ja) 抗hiv剤
JP3623247B2 (ja) 茶葉サポニン類を含む薬剤
JPS5939403B2 (ja) 抗トロンビン様薬剤
JP5675034B2 (ja) デイジーから得られる中性脂質吸収抑制剤及びサポニン化合物並びにその用途
WO1981002577A1 (en) Novel cundurango glycosides,process for their preparation,antineoplastic agent,and composition containing same
JPH03246297A (ja) ガングリオシド誘導体及びこれを含有する抗hiv剤
WO2000047594A1 (fr) Nouveau derives d'acide gymnemique, leur procede de preparation et leur application comme medicaments
JPS61130229A (ja) 食細胞機能賦活剤組成物
JPS58121216A (ja) リン含有マンナン
WO1996036346A1 (fr) Extrait hydrosoluble tire de la celosie argentee
JPH0454194A (ja) 新規ステロイド配糖体およびこの製造法ならびにこれを有効成分とする血糖降下剤
JPH0128752B2 (ja)
JPS6245595A (ja) 新規サポニン
JPS634557B2 (ja)