JPH0317020A - 抗hiv剤 - Google Patents

抗hiv剤

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JPH0317020A
JPH0317020A JP15075089A JP15075089A JPH0317020A JP H0317020 A JPH0317020 A JP H0317020A JP 15075089 A JP15075089 A JP 15075089A JP 15075089 A JP15075089 A JP 15075089A JP H0317020 A JPH0317020 A JP H0317020A
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JP
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hiv
compound
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ceramide
galactosylceramide
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JP15075089A
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English (en)
Inventor
Kazuo Achinami
阿知波 一雄
Kourou Hoshino
洪郎 星野
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Katsuyuki Nakajima
克行 中嶋
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NIPPON KOUTAI KENKYUSHO KK
Original Assignee
NIPPON KOUTAI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は抗ヒト免疫不全症ウイルス剤(以下、「抗HI
V剤」と略称する)に関し、更に詳細にはセラミド誘導
体を有効或分とする抗HIV剤に関する。
【従来の技術及びその課題】
後天性免疫不全症候群〔^cquired Immun
eDeficiency Syndrom ; AID
S ]は、HIV( Human Immunodef
iciency Virus ; Nature ,3
21. 10 (I986)]の感染によって引き起さ
れる重篤な免疫不全症であり、その死亡率が非常に高い
ことから、かかるHIV感染及びAIDSに対する対策
は大きな社会的課題とさえなっている。 現在臨床的に効果があると認められている抗HIV剤と
しては、逆転写酵素の阻害作用を有するアジドチミジン
(AZT)が知られているが、その臨床的効果は、尚不
十分であり、更にこれによる副作用、例えば骨髄(造血
組織)の障害や頭痛、けいれん等の神経症状等の副作用
が強いという問題を抱えている。殊にHIVは、その遺
伝子がプロウイルスとなって感染した細胞の染色体に潜
り込み遺伝病のような状態になっていることから必然的
に薬剤の長期投与が要求されており、AZTの有するか
かる副作用は、これを抗HIV剤として用いる場合の大
きな障害となっている。 また、HIV感染者が、AIDSを発症するまでには、
通常極めて長い臨床的潜伏期がありその為、感染予防対
策をたてることが非常に因難とされている。 かかる現状からHIV感染及びAIDSに対して奏効す
る新しい医薬製剤の開発が斯界で待ち望まれている。
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を行っ
た、結果、糖−セラミド化合物に硫酸根をつけた化合物
が優れた抗HIV作用を有し、かつ安全性も高いことを
見出し、本発明を完或した。 すなわち、本発明は次の一般式(I) 〔式中、R1は脂肪酸残基を示し、R2およびR3はそ
れぞれ水素原子またはスルホン酸基を示し、〜は立体配
置が任意であることを示す〕 で表わされるセラミド誘導体を有効成分として含有する
ことを特徴とする抗HIV剤を提供するものである。 上記一般式(I)中、R1で示される脂肪酸残基として
は、炭素数8〜30の飽和もしくは不飽和の脂肪酸残基
が挙げられる。就中、本発明セラミド誘導体の原料が好
適には動物組織由来のものであることから、当該脂肪酸
残基は、炭素数12〜27の飽和もしくは不飽和脂肪酸
残基が好ましい。 また、本発明抗HIV剤の有効成分としてのセラミド誘
導体(I)は必ずしも単一化合物である必要はなく、R
1で示される脂肪酸残基が相異なる複数の化合物の混合
物であってもよい。 本発明抗HIV剤の有効成分であるセラミド誘導体(I
)は、例えば次の反応式に従って製造される。 〔式中、R1および〜は前記と同じ意味を有する〕すな
わち、糖一セラミド類(n)に硫酸またはその誘導体を
反応させることにより、本発明のセラミド誘導体(I)
が製造される。 原料である糖一セラミド類(n)としては、例えばガラ
クトシルセラミド化合物、グルコシルセラミド化合物が
挙げられる。これらは常法に従い、動物組織からの抽出
・精製により製造することができる。[ John S
. 0・brien at al., J. Lipi
dRes..6. 211 〜219 (I965) 
 :生化学実験講座「脂質の化学」3巻,p19〜20
及びp365〜388,日本生化学会編(I974)東
京化学同人;脂質1巻.p203〜224,舟橋三郎他
編(I970)共立出版; Suzuki,Y. et
 al., Lipids,22.(9).  p5 
8 8〜5 9 8  (I985)  : Momo
i.T.etal,, Biochirn.Bioph
ys, Acta, 4 4 1 .  p 4 8 
8〜4 9 7  (I985)  : Ando, 
 S.et al,,Oiochim,ロiophys
. acta,4  2  4,  p 9  8 〜
 l  0  5  (I970)等〕。またこれらの
糖一セラミド類(n)は化学合或によっても魁造するこ
とができ、例えば動物組織から抽出された糖−セラミド
のセラミド部分の脂肪酸を除去し、任意の脂肪酸残基を
導入することにより製造することができる。かかる任意
の脂肪酸残基の導入方法としては、ヒドラジン分解によ
るリゾ型糖−セラミドの化学的合或及び脂肪酸無水物を
用いた再アシル化により行うことができる( Suzu
ki, Y, et al.. J,Biochem,
,  9 5.1219〜1222 (I984) ]
。 上記反応において用いられる硫酸の誘導体としては、硫
酸一トリメチルアミン、硫酸−トリエチルアミンなどの
硫酸一トリアルキルアミン?jl体:硫酸−トリピリジ
ン複合体等が挙げられる。 反応は、糖−セラミド類(II)と硫酸または硫酸誘導
体を反応に関与しない溶媒中で攪拌することにより実施
される。溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドなどが用いられる。反応温度は室温〜1
00℃程度が好ましく、反応時間は数十分〜数十時間が
好ましい。 また、糖−セラミド類(I)の糖部分の任意の位置を硫
酸化しようとする場合には、予め硫酸化しない位置のヒ
ドロキシ基をシリル化しておき、次いで他のヒドロキシ
基を硫酸化した後、該シリル基を脱離せしめればよい。 シリル化剤としては、トリメチルシリルクロリド、トリ
エチルシリルクロリド等のトリアルキルハライド;モノ
低級アルコキシジ低級アルキルシリルハライド;ビスト
リ低級アルキルシリルアセトイミドなどが挙げられる。 硫酸化反応後、該シリル基を脱離せしめるには、トリフ
ルオロ酢酸、tert−プチルアンモニウムフルオライ
ド、フッ化水素、酢酸一水、ダウエックス50W−X8
、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル等で処理すればよ
い。 反応混合物より、セラミド誘導体(I)を単離・精製す
るには、常法、例えばシリカゲル、イオン交換樹脂など
を充填したカラムクロマトグラフィーを用いるのが好ま
しい。 本発明の抗HIV剤は、上記セラミド誘導体(I)を必
須或分とし、通常その薬理有効量と共に適当な医薬製剤
担体を配合することにより調製される。 製剤担体としては、使用形態に応じた製剤を調製するの
に通常慣用される充填剤、増量剤、保湿剤、崩壊剤、表
面活性剤等の賦形剤ないし希釈剤等のいずれもが使用で
きる。製剤組或物の形態はこれが上記有効成分を効果的
に含有する状態であれば特に限定はなく、例えば、錠剤
、粉剤、顆粒剤、丸剤等の固剤や通常液剤、懸濁剤、乳
剤等の液剤であることができる。またこれを使用前に適
当な担体の添加によって液状となし得る乾燥品とするこ
ともできる。上記製剤組戊物には、必要に応じて通常の
各種添加剤、例えば溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤、保
存剤、着色剤等を添加することもでき、更に他の医薬品
を組み合せ配合することもできる。 本発明の抗HIV剤は、該製剤組或物の形態に応じた適
当な投与経路で投与される。投与方法も特に限定はなく
、内用、外用及び注射によることができる。注射剤は、
例えば静脈内、筋肉内、皮下、皮内、腹腔内等に投与し
得、外用剤には、坐剤等も包含される。 本発明抗HIV剤の投与量は、その製剤形態、投与方法
、使用目的及びこれを適用される患者の年齢、体重、病
状等に応じて適宜設定され、一定ではないが一般には製
剤中に含有される有効戊分の量が一成人当り、経口投与
の場合0.1g〜log程度、非経口投与の場合0. 
1 g〜5g程度とすることが好ましく、製剤中の有効
戊分量は、この投与量に従って適宜設定される。なお、
投与は必要に応じて1日数回に分けて行うことも可能で
ある。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1 (I)  ウシ脳(lkg)をアセトンでホモジナイズ
後ろ過し、残渣を乾燥し、5倍量のクロロホルム/メタ
ノール(2 : L, v/v )で2回抽出した。 溶媒を留去し、残渣をクロロホルム/メタノール/水(
8 : 4 : 3, v/v/v )と共に振とうし
た。この下層の溶媒を除去して、ウシ脳の粗脂質画分を
得た。これを数十倍量のアセトン中に滴下し、複合脂質
の白い沈澱を得た。 該沈澱に、500mA’のエーテルを加え、4℃で一晩
放置し、生じた糖脂質とスフィンゴミエリンの白色沈澱
を遠心分.!(500Xg.10分)で集めた。核白色
沈澱を3倍量の熱ピリジンに溶解し、15時間冷蔵庫に
保ってから遠心分離(500Xg.10分)して上澄み
を集め溶媒を留去し、残渣を得た。これを粗糖脂質画分
とする。 該粗糖脂質画分をクロロホルム/メタノール/水(30
 :60 :8. v/v/v)に溶解し、同じ溶媒に
て平衡化したDEAE−セファデックスΔ−25 (ア
セテート型、ファルマシア社製)カラム(32X700
ma+)に充填し同溶媒(2000mf )にて溶出し
、素通り画分つまり中性糖脂質画分の溶媒を除去し、イ
アトロビーズ(ヤトロン社)カラムクロマトグラフィー
にて精製した。すなわち、中性糖脂質画分(Ig)をク
ロロホルム/メタノール/水(85:15: 0. 5
. v/v/v )  [第一溶媒]に溶解し、同溶媒
にて平衡化したイアトロビーズ(6RS−8060)カ
ラム(ヤトロン社製)(220X1500叩)にのせ、
1050mj2のクロロホルム/メタノール/水(20
 :80 :5. v/v/v)を第二溶媒として濃度
勾配法で溶出し、純粋なガラクトシルセラミド画分を得
、溶媒を留去し、水に再懸濁後凍結乾燥して、ガラクト
シルセラミドの白色粉末0.5gを得た。 (2)  ガラクトシルセラミド(3. 8 X 1 
0 −’ mol,25mg)と硫酸トリメチルアミン
複合体(3.8x L O −’ mol,  5 3
mg)  (7JL/トU ッチ社) ヲジメチルホル
ムアミド(I.On+1)に溶かし、50℃で20時間
攪拌した。反応後、反応液を減圧濃縮し、残渣をクロロ
ホルム/メタノール/水(I : 1 : 0. 1,
 V/V/V )に溶解し、同じ溶媒で平衡化したLH
−20(ファルマシア社)(I5g)カラムに充填し、
同溶媒にて溶出した。分離精製物(I4mg)をジクロ
ロメタン(2.On+j7)に溶かし、トリフルオロ酢
酸(I. I X 1 0−’ mol . 1 3m
g)を加え、室温下30分攪拌した。反応液を減圧濃縮
し、残渣をLH−2 0カラム(クロロ小ルム/メタノ
ール(2:1,v/v),15gにて精製し、ガラクト
シルセラミド−2’   3.3’,4’.6’一〇−
ペンタサルフエ }7mgを得た。 IRλ... (cm−’)  : 1660 (アミ
ド).1260( ,S=0), 810  (C−0
−S )IH−NMR  (CD(J  3) δ p
,.   :  0.88  (3H  ,  t  
,  J=5.1 Hz , −(CL)、−C}I,
)1.26 (24H, brs., −(CH2) .2−) 実施例2 (I)  ゴーシエ( Gaucher)病患者11$
Ml (500 g)を5倍量のクロロホルム/メタノ
ール(2:1 ,V/V )でホモジナイズした後ろ過
し、残渣にさらにクロロホルム/メタノール(I:1 
, v/v )を加え、良く振とうして、粗スフィンゴ
糖脂質画分を得た。該両分をクロロホルム/メタノール
/水(30 : 60 :8, V/V/V)に溶解し
、同じ溶媒にて平衡化したDEAE−セファデックスA
−25 (アセテート型、ファルマシア社@il)カラ
ム(32X700mm)に充填し、同溶媒<2000m
l)にて溶出した。これにより、ガングリオシドや硫酸
基をもつ酸性糖脂質と分離した。素通り画分即ち、中性
糖脂質画分の溶媒を除去し、イアトロビーズ力ラムクロ
マトグラフィー(ヤトロン社製)にて精製した。すなわ
ち、中性糖脂質画分(l g)をクロロホルム/メタノ
ール/水(85:15:0。5 , v/v/v )に
溶解し、同溶媒にて平衡化したイアトロビーズ( 6R
S−8060)カラム(220Xl500mm)《ヤト
ロン社製)にのせ、1000+nI!のクロロホルム/
メタノール/水(85:15:0.5,v/v/v)を
第一溶出溶媒に、1050mj7のクロロホルム/メタ
ノール/水(20:80:5.v/v/v )を第二溶
媒として濃度勾配法で溶出し、純粋なグルコシルセラミ
ド画分を得、溶媒を留去し、水に再懸濁後凍結乾燥して
白色粉末としてグルコシルセラミド4.3gを得た。 (2)  (I)で得たグルコシルセラミド(4.Ox
lO−’mol,26■)と硫酸トリエチルアミン複合
体(4.O X 1 0−’ mol,  5 6mg
)をジメチルホルムアミド(I.5ml)に溶解し、5
0℃で20時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣を
LH−2 0カラム(クロロホルム/メタノール(2 
: 1. v/v ) )  (I 5g)で2回分離
M製し、ガラクトシルセラミド−2’.3.3’4’.
6’ 一〇−ペンタサルフエー}23mgを得た。 IRλ.,。( C[Q−’)  : 1650 (ア
ミド) .  1260< ;s=o > .  8t
a  (C−0−S)実施例3 (I)実施例1(l)で得たガラクトシルセラミド(7
.7X10−’mol,50mg)   }リエチルア
ミン(I. 5 X 1 0 −’ mo1.  1 
6mg)と、ジメチルアミノビリジン(I. 5 X 
1 0 −’ mo1.  2 mg)をジメチルホル
ムアミド(I.5mji!)に溶解し、ジクロロメタン
(0.5ml)に溶かした。tert−プチルジメチル
クロロシラン(信越化学社)(I.5 X 1 0−’
mol ,  2 3mg)を加え室温で20時間攪拌
した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲル力ラム(
2 5 g)クロマトグラフィー(クロロホルム/アセ
トン(20:1、V/V))に付して分離・精製し6′
一〇−t−ブチルジメチルシリルーガラクトシルセラミ
ド13■を得た。 ’ II−NM[? (CDC A 3)δppm :
 0.082( 6H, s, (CIl3)zSiぐ
) 0.89 <  911,s,(Cl{3)−CSi,
,) 1.26 < 2411, brs, − (CI.) , 2 − ) (2)(I)で得た6’−0−t−ブチルジメチルシリ
ルーガラクトシルセラミド(I. 7 X l O −
’ mol,13mg)と硫酸トリメチルアミン複合体
(l.4x l Q−’ mol , 1 9mg)を
ジメチルホJL/ム7ミド(0.5n+Il)に溶かし
、50℃で20時間既拌した。該反応液を減圧濃縮し、
残渣をジクロロメタン(2.0ml)に溶解し、トリフ
ルオロ酢酸(I.7 X 1 0”” mol.  l
 9+ng)を加え室温で1時間造拌した。反応液を減
圧濃縮し、残渣をLH−2 0カラム(クロロホルム/
メタノール(2 : 1.V/V) )  ( 1 5
 g)にて分離精製し、目的物であるガラクトシルセラ
ミド−2’.3.3’.4’−0−テトラサルフエート
を3 mg得た。 IR,{ ...  (am−’)  : 1650 
(アミド) .  1250(,S=0 ) . 81
0  (C−[1−S )実施例4 (I)ガラクトシルセラミドの脂肪酸残基の除去(リゾ
ガラクトシルセラミドの調製〉及びリゾガラクトシルセ
ラミドへの任意の脂肪酸残基の導入: よく乾燥したガラクトシルセラミド(I00mg)に、
1.0mj!の無水ヒドラジンと硫酸ヒドラジン(終濃
度2%)を加えて、封管(又はテフロン製スクリューキ
ャップ付硬質ガラス試験管)中150℃でl5時間加熱
する。該反応液を水で希釈し、水に対して室温で12時
間透析した。内液を凍結乾燥後、クロロホルム/メタノ
ール(8 : 2, v/v )に溶解し、同溶媒にて
平衡化したワコーゲルC−200(和光純薬社製)カラ
ム(I2X150帥)にのせ、100mj2のクロロホ
ルム/メタノール(8:2,v/V)で未反応のガラク
トシルセラミドを溶出する。次いで、200mfのクロ
ロホルム/メタノール/水(65:25:2,v/v/
v)で溶出し、純枠なりゾガラクトシルセラミドを得た
。 得られたりゾガラクトシルセラミド(70mg)をクロ
ロホルム/メタノール(2 : f. v/v )に溶
解し、2倍モル量のパルミチン酸無水物を加え、室温下
15時間放置してアシル化した。 溶媒を留去し、残渣をクロロホルム/メタノール/水(
I : 1 : 0. 1. v/v/v )に溶解し
、同溶媒で平衡化したLH−20(ファルマシア社)(
I5g)に充填後、同じ溶媒で溶出し、パルミチン酸残
基を有する純粋なガラクトシルセラミド70■を得た。 (2)  (I)で得られたガラクトシルセラミド(R
1=パルミトイル基)を用い、実施例1と同様にして、
ガラクトシルセラミド−2’,3.3’4’.6’−0
−ペンタサルフエート (R’=バルミトイル基)を得
た。 実施例5 ガラクトシルセラミドの代わりに実施例2(I)で得ら
れたグルコシルセラミドを用いて実施例4(I)と同様
にして、パルミチン酸残基を有するグルコシルセラミド
を得た。またこれを用いて実施例1(2)と同様にして
グルコシルセラミド−2’.3.3’.4’.6’ −
ベンタサルフエート (R1=バルミトイル基)を得た
。 試験例1 抗HIV作用の検討: 本発明セラミド誘導体の抗HIV活性を、MT−4細胞
を用いた感染実験系( Nagumo, T andH
oshino, H ; Jpn.J.Cancer 
Res.. 7 9 .  9 −1 1. 1988
)で検討した。 すなわちIXIO’個のMT−4細胞に被検物質を加え
、これにHIVを感染させ、5%CDz下37℃で4日
間インキコベートした後MT−4細胞のスメアーを作り
HIV感染戊立を間接蛍光抗体法で判定した。 その結果を被検物質を添加しなかった場合をコントロー
ルとし、該コントロールとの比較として第1表に示した
。表内の値は%を示す。 以下余白 第1表より、本発明化合物には、明らかな抗HIV作用
が認められた。 試験例2 抗HIV作用の検討: 本発明のセラミド誘導体の抗HIV活性をHIV感染細
胞とHIV未感染細胞を混合培養し、形或された合胞体
( Syncitium  )の数を計測する所謂シン
シチウムアッセイ (Syncytiu+n 八ssa
y)法により調べた。 即ち、IXIO’個のMolt−4  細胞( J,M
inowada et al,, J, Natl C
ancer [nst ( J. N.C, I) .
  4 9.  8 9 1−8 9 5. 1972
)に各被検物質を加え、これに予めHIVに感染させた
Molt−4細胞1. 5 X 1 0 ’個を加え、
これを5%CD.下、37℃で一晩インキユベートした
後ホルムアルデヒドを終濃度5%になるように加えて固
定し、形或され・た合胞体の個数を数えた。その結果を
被検物質を添加しなかった場合をコントロールとし、該
コントロールとの比較として第2表に示した。 なお、比較物質としてアジドチミジン(AZT)を用い
た。 以下余白 以上の様に本発明化合物(I)は優れた抗HIV作用を
有し、またアジドチミジン(AZT)にみられるような
細胞毒性も弱いものである。 試験例3 本発明化合物の細胞毒性: IXIO’個/ rn lに調製したMT−4細胞を種
々の濃度の本発明化合物の存在下に7日間培養後、その
生細胞数をカウントした。なお、本発明化合物はジメチ
ルスルホキシドに10■/mlとなるように溶解し、次
いで緩衝液にて希釈して用いた。 結果を第3表に示す。表内の値は生細胞数(X 1 0
 ’ /mj!)を示す。 以下余白 第3表より、本発明化合物は100μg/rnlの濃度
でも細胞毒性を示さず、細胞増殖に影響を与えない安全
性の高い化合物であることがわかる。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は脂肪酸残基を示し、R^2およびR^
    3はそれぞれ水素原子またはスルホン酸基を示し、〜は
    立体配置が任意であることを示す〕 で表わされるセラミド誘導体を有効成分として含有する
    ことを特徴とする抗HIV剤。
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