JPH01223130A - ゴム用配合剤組成物 - Google Patents

ゴム用配合剤組成物

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JPH01223130A
JPH01223130A JP4890088A JP4890088A JPH01223130A JP H01223130 A JPH01223130 A JP H01223130A JP 4890088 A JP4890088 A JP 4890088A JP 4890088 A JP4890088 A JP 4890088A JP H01223130 A JPH01223130 A JP H01223130A
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JP
Japan
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rubber
weight
eva
masterbatch
oil
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Pending
Application number
JP4890088A
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English (en)
Inventor
Kiyohiko Kubo
久保 喜代彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴム用配合剤組成物に関する。
一般に、ゴム用薬品の多くは、形状が微粉末状であるた
め、粉塵化して飛散し、計量精度の低下を起こしたり、
作業者に付着して皮膚を刺激、もしくは吸入し体内に入
ることがあり、衛生上好ましくない。
また、ゴム製品製造業においては、生産性の向上あるい
は省エネルギーのために、ゴム用薬品のゴムへの分散性
を損うことなく、混合時間をいかに短縮するかが大きな
課題となっている。
このような状況下において、従来から、微粉末状のゴム
用薬品にプロセスオイルを添加したり、適当なバインダ
ーを介して造粒することで、飛散性を少なくする方法が
とられてきた。しかし、これらの方法では、崩壊しやす
く、飛散防止効果も充分でない。また、ゴムへの分散性
は多少向上はするものの、混合に要する時間は、微粉末
タイプと比較して大差はなく、特に、ロールで混合する
場合、ロール温度以下の融点を有するゴム用薬品は、混
合時にロール上で溶融するため、ゴムがスリップしてし
まい混合時間が必要以上に長くかかるが、これらの方法
ではなんら解決されることはない。
(従来の技術) そこで、ゴノ、製品製造業においては、ゴム用薬品を、
ゴムにあらかじめ練り込んで予備分散させておくという
、いわゆるマスターバッチ方式が採用されることがある
。このものは、飛散性が全くないばかりか、ゴムへの分
散性も優れており、上記のような問題点のあるゴム用薬
品においてもゴl\への配合が容易で、充分に問題点を
解決している。
ところが、ゴム用薬品とゴムだけでマスターバ・ソヂを
作製しようとした場合、使用に際して使い易い形状であ
る板状あるいは粒状のものを得るためには、ゴノ\用薬
品の比率を落として、ゴムとの重量比を50 : 50
〜60:40程度としなければならない3.そのマスタ
ーバッチに使用したゴムが製品に使用するゴl\と同種
である場合は、問題とはならないが、他種のゴムコンパ
ウンドにも使用する場合には問題が生ずる。すなわち、
マスターバッチ中のゴムの含有率が約50重量%と非常
に高いため、そのゴムコンパウンドに対しては、使用し
たゴム成分が異物として混入するため、製品の諸性性や
諸物性に与える影響が無視できず、特に高機能性を必要
とするゴム製品には当然ながら使用することができない
。ゴム用薬品の中でも、特に、加硫剤や加硫促進剤など
は、あらゆる種類のゴムに対して同種のものが使用され
るのが通例であり、上記のように、ゴム用薬品の含有率
の低いマスターバッチを使用することは不利となる。
そこで、ゴム用薬品の含有率を上げるためにゴム成分を
減らすことが考えられる。ゴム成分を減らしても、たし
かにマスターバッチ化は可能であるが、マスターバッチ
の硬度が高くなるため、ゴム製品に対する分散性が著し
く低下し、マスターバッチとしての本来の効果が失われ
てしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記の問題点を解決すること、すなわ
ち、ゴム用薬品の含有率が高くても、マスターバッチが
可能であり、なおかつゴムへの分散性の優れたゴム用配
合剤組成物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、(a)ゴム用薬
品     70〜85重量部(b)ゴムおよびエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EvA)       10
〜18重量部(ただし、EVAは、(b)成分全量の0
〜70重量%である。) (C)オイル類        5〜20重量部以上、
(a)〜(c)成分からなるゴム用配合剤組成物を作製
することによって、上記の問題点が解決されることを見
い出し、本発明を完成させるに至った。
ここで、(a)成分のゴム用薬品としては、加硫剤、加
硫促進剤、老化防止剤、加硫助剤、スコーチ防止剤、充
てん剤などが挙げられる。
(b)成分のゴムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム
、ブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン三元重合体ゴム、溶液重合スチレン−ブタジェンゴ
ム、アクリロニトリルゴム、クロロプレンゴム、エピク
ロルヒドリンゴム、クロルスルポン化ポリエチレン、塩
素化ポリエチレン、アクリルゴム、ノルボルネンゴムな
どが挙げられる。
(c)成分のオイル類としては、ナフテン系オイル、ア
ロマチック系オイル、パラフィン系オイル、液状ポリブ
テン、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレートなど
及びそれらの混合品が使用できる。
次に本発明組成物の組成について述べる。
(a)成分のゴム用薬品が70重量%未満では、前述の
理由のごとく、組成中のゴム成分がゴム製品に応ぼす影
響が大きくなる。したがって、70重量%以上で、でき
るだけ含有率が高いことが好ましいが、85重量%を越
えると、バインダーとなる他の成分の含有率が少なくな
りすぎるため、満足のゆく形状のものが得られない。
(b)成分のゴムは、(a)成分のゴム用薬品が70〜
・85重置火である場合、10〜18重量%を必要とす
る。10重重量未満では、混合後のマスターバッチの粘
着性が大きいため、ロールでシー1〜出しすることがで
きない。また、181:%を越えると、良好なゴムへの
分散性を得るためには、(c)成分のオイル類を多く必
要とするため、(a)成分であるゴム用薬品を70重置
火未満にし、なければならない。さらに、ゴムを単独で
使用するかわりに、ゴムおよびエヂレンー酢酸ビニル共
重合体(EVA)の混合物を使用してもよい。この成分
も総量としては10〜18重量%と変わらないが、EV
Aの比率は、ゴムおよびEvAの混合物となる(b)成
分全量のO〜70重量?にである。F’、VAは全く添
加しなくてもさしつかえないが、添加することによって
、押し出し造粒機で造粒成形する場合、押し出し加工性
が向上する。しかし、EVAの比率が70重量%を越え
ると、ゴム成分が少なくなりすぎるため、粘着性が増し
、満足のゆく形状のものが得られない。
(c)成分であるオイル類は、5〜20重旦%を必要と
する。5重量%未満では、作製したマスターバッチのゴ
ムに対する分散性が悪くなり、20重量%を越えると、
(b)成分のゴムを多く必要とするため、(a)成分で
あるゴム用薬品を70重量%未満にしなければ満足のゆ
く形状のものが得られない。
マスターバッチの形状としては、ロールでシート出しし
たシート状でもよいし、また計量の合理化の目的から、
押し出し造粒機によって造粒成形化することも可能であ
る。
(作用) 本発明のゴム用配合剤組成物において、ゴム及びオイル
類は、ゴム用薬品が組成物全量の70〜85重量%と重
量填で、なおかつ形状のよいマスターバッチにならしめ
るために必要なものである。
ゴムは、主としてバインダーとして働き、オイル類は、
ゴムの粘度を低下せしめることによって、マスターバッ
チの硬度を低下させ、ゴム製品に対する分散性を向上さ
せる作用がある・また・このオイル類は、マスターバッ
チを長期間保存する場合の硬化防止剤としても作用する
(実施例) 次に本発明を実施例によって詳しく説明する。
実施例I N−シクロへキシルベンゾチアジルスルフェンアミド(
商品名:サンセラーCM、三新化学工業株式会社製)8
00g、天然ゴム(R3S  1号)100g、ナフテ
ン系オイル(商品名:ソニックプロセス油R−25,共
同石油株式会社製)100gとを加圧ニーダ−で混合し
、均一な混合物を得な。この混合物をロール間隙2mm
でシート出しし、シート状のマスターバッチとした。
本マスターバッチを分析したところ、N−シクロへキシ
ルベンゾチアジルスルフェンアミドの含量は79.8%
であった。
実施例2,3 実施例1のRSS  1号及びナフテン系オイルの組成
比をそれぞれ第1表のように変えて混合し、得られた混
合物を実施例1と同様に処理し、同様なマスターバッチ
を得た。
比較例1.2.3 実施例1のR3S  1号及びナフテン系オイルの組成
比をそれぞれ第1表のように変えて混合しな。比較例1
の組成物については、ロールへの粘着性が大きく、シー
ト出しが不能であった。
試験例1 上記の実施例1,2.3及び比較例1,2.3で得られ
たゴム用配合剤組成物について、下記の要領でゴムへの
分散性試験を行った。
[ゴムへの分散性試験方法コ 天然ゴム(R3S  1号)100重量部に対して、ゴ
ム用薬品の正味量として5重量部を50±5℃に設定し
た試験ロールにて4分間で混練りし、薄通し5回後の分
散状態を肉眼判定した。
マスターバッチの形状の良否及びゴムへの分散性につい
ての試験結果を第1表に示す。
第1表から、ゴノ、の含有率が1.0重量%未満ではロ
ールへの粘着性が大きく、シート出しが不能であり、オ
イルの含有率が5重量%未満では、ゴムへの分散性が悪
くなることがわかる。
(以下余白) 実施例4 ジベンゾチアジルジスルフィド(商品名:サンセラーD
M、三新化学工業株式会社製)750g。
エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元重合体ゴム(
以下EPTと略す)(商品名:三井EPT3045、三
井石油化学工業株式会社製)70g。
EVA(商品名:ウルトラセン722.東ソー株式会社
製)30g、ナフテン系オイル(商品名:ソニックプロ
セス油R,−251共同石油株式会社!4)150gと
を加圧ニーダ−で混合し、均一な混合物を得な。この混
合物をロール間隙2mmでシート出しし、シート状のマ
スターバッチとした。
実施例5.6 実施例4のEPT及びEVAの組成比をそれぞれ第2表
のように換えて混合し、得られた混合物を実施例11と
同様に処理し、同様なマスターバッチを得た。
比較例4 実施例4のEPT及びEVAの組成比を第2表のように
換えて混合した。比較例4の組成物については、ロール
への粘着性が大きく、シート出しが不能であった。
試験例2 上記の実施例4.5.6及び比較例4で得られたゴム用
配合剤組成物について、試験例1と同様の要領で、ゴム
への分散性試験を行った。
マスターバッチの形状の良否及びゴムへの分散性につい
ての試験結果を第2表に示す。
第2表から、ゴム成分全量に対するEVAの割合は、重
量比で70重置火以下、すなわちO〜70重量%重量け
れば、満足できるシート状のマスターバッチが得られな
いことがわかる。
(以下余白) 実施例7 テトラエチルチウラムジスルフイド(商品名:サンセラ
ーTET、三新化学工業株式会社製)800g、アクリ
ロニトリルゴム (商品名:C1−fEMIGUM N
612B、グツドイヤー及ラバーカンパニー社¥J)1
40g、ジオクチルフタレ−1−60gとを加圧ニーグ
ーで混合し、実施例1と同様に処理し、同様なマスター
バッチを得た。
以下、同様にして、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド(商品名:サンセラーTS、三新化学工業株式会社製
) 800 g 、クロロプレンゴム(商品名ニスカイ
プレンPB−30,東ソー株式会社製)140g、ナフ
テン系オイル(商品名:5unthe l; ic Z
−150,日本サン石油株式会社製)60gからなるマ
スターバッチ。
亜鉛華3号(Ji?化学工業株式会社製)800g。
EPT(商品名:三井EPT3045.三井石油化学工
業株式会社製)60g、EVA (商品名。
ウルトラセン722.東ソー株式会社製)60g。
ナフテン系オイル(商品名:ソニックプロセス油R−2
5,共同石油株式会社製)80gからなるマスターバッ
チ、粉末硫黄(#lII井化学工業株式会社製)700
g、天然ゴム(R8S  1号)150g、パラフィン
系オイル(商品名:ソニックプロセス油P−206,共
同石油株式会社製)150gからなるマスターバッチを
それぞれ作成した。
これらは、いずれもマスターバッチとしての形状が良く
、試験例1と同様のゴムへの分散性試験を行った結果は
、いずれも優れていた。
(発明の効果) 以上の結果から、本発明によって得られるゴム用配合剤
組成物は、ゴム用薬品の含有率が高く、なおかつ分散性
が優れたゴム用薬品のマスクーノ〜ッヂであり、ゴム製
品製造業に対する効果が絶大であることは明らかである

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ゴム用薬品70〜85重量部 (b)ゴムおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
    A) 10〜18重量部 (ただし、EVAは、(b)成分全量の0〜70重量%
    である。) (c)オイル類5〜20重量部 以上、(a)〜(c)成分からなるゴム用配合剤組成物
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のゴム用配合剤組成物
    をさらに造粒してなるゴム用配合剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5120787A (en) * 1991-07-05 1992-06-09 J. Drasner & Co., Inc. Low melt ethylene vinyl acetate copolymer film
WO2005087814A1 (ja) 2004-03-15 2005-09-22 Jsr Corporation 共役ジオレフィン(共)重合ゴムおよびその製造方法
JP2015042700A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 住友化学株式会社 ゴム用老化防止剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005087814A1 (ja) 2004-03-15 2005-09-22 Jsr Corporation 共役ジオレフィン(共)重合ゴムおよびその製造方法
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