JPH01220664A - ウェブ分割巻取装置 - Google Patents

ウェブ分割巻取装置

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JPH01220664A
JPH01220664A JP4712788A JP4712788A JPH01220664A JP H01220664 A JPH01220664 A JP H01220664A JP 4712788 A JP4712788 A JP 4712788A JP 4712788 A JP4712788 A JP 4712788A JP H01220664 A JPH01220664 A JP H01220664A
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roller
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Akira Kataoka
片岡 晧
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Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
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Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、各種プラスチックフィルム、各種紙等のウ
ェブの分割巻取装置、より詳しく述べると、比較的幅の
広いウェブを所望の幅に切断しながら、その切断したウ
ェブを、そのウェブの走行に従動回転するタッチローラ
に巻掛けた後、中心駆動される巻芯のまわりに巻取ると
共に、それによって巻芯上に巻上げられる分割されたウ
ェブの巻取ロールの表面に上記のタッチローラを接触さ
せつつ所望の長さまたは所望の巻取径の巻取ロール製品
を完成させるウェブ分割巻取装置に関する。
(従来の技術) この種の装置で高品質の巻取ロールを得るためには、タ
ッチローラと巻取ロールとの接触圧すなわち巻取タッチ
圧、および巻芯上に巻取られるウェブに加わる張力すな
わち巻取張力をそれぞれ適正に制御する必要がある。
巻取張力は1巻上げられたロールの各ウェブ層の締り具
合を左右し1巻取タッチ圧はロールの各ウェブ層間に入
り込む空気量を左右する。そしてそれらを適度に調節す
ることにより、ロール端面の巻きズレや巻取ったウェブ
に永久歪を生じることなく所望の巻取密度(巻き硬さ)
の巻取ロールが形成される。
巻取張力は、中心駆動される巻芯のトルクとそのときの
巻取ロール半径に関係して、その大きさが決まると考え
てよい。従って巻取張力制御は9巻芯を中心駆動して回
転させる巻芯駆動装置の出力トルクを、所望の巻取張力
に相当するトルク値になるように指令して行う。しかし
巻芯駆動装置に指令するトルク値と実際に出力されるト
ルク値とは必ずしも一致するとは限らず1巻取張力に誤
差を生じる。そこで巻取張力の制御精度を向上させるた
めに1巻芯へ伝達されるトルりをトルク検出手段により
検出して、その検出値を巻芯駆動装置の出力制御装置へ
フィードバックする制御が行われるようになうな。
ところが、このトルク検出手段により巻芯のトルクを検
出するフィードバック制御では、トルク伝達経路中トル
り検出手段より後において生じるトルクの誤差を補償で
きない。このトルクの誤差は1例えば9巻取速度9変化
時間に回転する巻取ロールの慣性により生じる。またト
ルク検出手段から巻芯までの機械損、さらに巻取タッチ
圧の変化などにより生じる。そして。
これらの誤差は巻取速度の高速化によや増大し、高速巻
取りが要求される現在では無視できなくなっている。そ
こで、これらの誤差を巻取速度9巻取タッチ圧などの関
数として捕えた補正回路を予め設けておくこと等による
対処も考えられるが、複雑な制御回路を必要とするし、
確実な誤差の補正を望めない。
ところで、タッチローラが回転自在に設けられ、走行す
るウェブに従動して回転する場合には9回転する巻取ロ
ールにより引う張られて走行中の分割されたウェブの、
タッチローラ直前における張力は巻取張力と同一と見て
さしつかえない。そこでタッチローラの近くに検出ロー
ラを設けて、この検出口ローラの外周を走行するウェブ
の張力を直接的に検出すれば、上記のようなトルク検出
を行って巻取張力を制御する場合に生じる誤差はなくな
る。
従来においてスリッター装置で分割されて巻取ロールへ
走行しているウェブの張力をタッチローラの上流側にお
い【検出する検出ローラな備えたウェブ分割巻取装置は
9例えば特開昭61−169438号公報に開示されて
いる。この公報に開示された装置では、張力検出ローラ
は9分割されたウェブそれぞれのタッチローラと共通の
支持枠と対をなすように備えられてタッチローラ以前の
段階における走行中のウェブに接触して張力を検出する
。このようにして検出された検出信号によりフィードバ
ック制御すれば精密な巻取張力制御を行うことができる
。また1巻取幅変更時の準備作業に対する作業性が良い
。一方9巻取タッチ圧の制御は、上記公報の第1実施例
に示された装置ではタッチローラを巻芯へ所要の力で押
付けて行う。そして巻芯は、摺動基台もろとも揺動可能
な巻軸支持体の上端に支持してあり。
巻取ロールが巻太るに従い巻軸支持体を積極的に揺動さ
せてタッチローラから巻芯を旋回離反させる。上記公報
の第2実施例に示された装置では9巻取タッチ圧制御は
、揺動可能な巻軸支持体の揺動力を流体圧シリンダによ
り調節することにより9行う。
(発明が解決りようとする問題点) 最近では、多種多様なウェブが製造されるようになり1
例えば9表面の摩擦係数が小さい、シリコン塗工したウ
ェブや1表面の摩擦係数は比較的大きいが巻取られると
きウェブ層間に入り込んだ空気によってエアーテーブル
効果が生じ、その結果。
ウェブ層間の摩擦係数が著しく低下して滑り易い状態と
なる磁気テープ用のベースフィルム等の巻きズレを生じ
易いウェブや薄くて伸び易く永久歪を生じ易いウェブの
ような巻取りが難しいウェブが出現した。
また、生産性を向上させるために9巻取速度の高速化が
強く要望されるようになった。しかも幅の広いウェブが
製造されるようになって分割巻取装置は広幅化、大型化
への適応が必要とされる。また分割巻取された巻取ロー
ル製品も広幅化、長尺化(大径化)され、大重量となる
。これらは巻取運転中の装置に機械的振動を生じ易くす
る。
また、生産性は巻取運転の稼動率にょワても大きく左右
されるが2分割巻取装置では、複数条に分割されたウェ
ブは前後の巻取位置へ振分けて巻取られるので、完成し
た巻取ロールの搬出および次の巻取準備作業は多くの時
間を要し、稼動率を向上させることが難しい。
上述した従来の装置においては巻取張力は精密に正確に
制御されており2巻取タッチ圧についても精密な制御が
されていると考えられていたが、このような状況下にお
いては、多くの不都合を生じるようになった。すなわち
巻取ロールの端面が不整列となる。いわゆる巻きズレを
生じたり、ウェブに永久歪が生じたりすることが少なく
ない。特に、滑り易い性質のウェブの巻取りは困難であ
り2例えば巻取速度を250 m/min程度の低速に
して巻取る必要があつた。
そこで9巻取速度の高速化を計り高品質の巻取ロールを
得るための研究を行った結果、従来の装置においては巻
取タッチ圧制御において、その制御効果を充分に得るこ
とができていないことがわかった。そして9巻取タッチ
圧の制御効果を充分発揮させるためには9巻取装置の機
械的振動を徹底的に抑制し1巻取ロールとタッチローラ
との接触状態を安定させること1巻取タッチ圧をさらに
精密に制御することを必要とするということがわかった
ここで9巻取装置に振動が生じた場合2巻取品質にどの
ような影響があるかをもう少し具体的に説明する。
巻取装置が振動を起こすと9巻取ロールとタッチローラ
との接触状態が不安定となる。言い換えればタッチロー
ラと巻取ロールが接触、離反を繰り返すことになる。そ
の結果巻取ロールのウェブ層間に空間が入り込むのを円
滑に規制することができなくなり、前述したエアーテー
ブル効果によってウェブ層間の摩擦力が低下してしまう
ので、ウェブ層間にすべりを生じると考えれる。そして
巻取ロール中のウェブがその幅方向にすべると巻取ロー
ル端面が乱れ1巻取中のウェブがその長手方向にすべる
と巻取密度が変化すると共に巻取ロールの中心部に向っ
て巻絞りが生じ、その巻絞りが著しくなるとウェブにシ
ワが生じる。また、ウェブのすべりは、ウェブ表面にス
リ傷を付ける原因となる。これらの症状のいずれかが生
じても巻取ロールは商品価値を失なう。
しかし、従来の装置では巻取装置は振動を生じ易い構造
となっており、この振動を効果的に抑制することは困難
であった。
すなわち1両端部のみで支持され、たわみゃねじれが生
じ易い案内基台上に巻軸支持体が支持されていること、
またウェブの分割位置2分割幅が多様に変わり9巻芯の
支持位置1巻取ロール重量等が多様に変わること、また
巻軸支持体はその上端部に。
重量が変化しかつ大重量となる巻取ロールを支持し、し
かもそれが揺動するので、案内基台には9時々刻々変化
する り曲げ等の複雑な荷重が加わること、また高速回
転する案内ローラ群を支持してそれ自体振動が起き易い
主枠により案内基台を支持していること、さらに、揺動
可能な巻軸支持体の自由な揺動を拘束し、それが倒れて
しまわないようにする働きは、それを揺動駆動する流体
圧シリンダにもたせているが、その流体圧シリンダの駆
動力の作用点と揺動中心との距離は、空間的な制限を受
けるため揺動中心と、揺動原因の発生場所でもある巻取
ロール支持点との距離に比べ極めて短かくなるので、上
記流体圧シリンダの駆動力の作用点に微少な遊びを生じ
ても巻軸支持体の先端ではテコの原理に基づく大きな遊
びとなり、かっ揺動中心。
上記流体圧シリンダのブラケット部、ピストンロッド先
端部の3箇所に遊びを生じる箇所があること等が振動を
抑制し得ない要因と考えられる。また、上記公報の第1
実施例に示された装置ではタッチローラの軸受部に荷重
検出器を介してその支持腕に取付けているが、支持腕に
対してタッチローラが変位し易くなり振動抑制の観点か
らすれば好ましいとは言えなかった。
以上のように2巻軸支持体が揺動可能な場合には9巻取
中。
巻芯に振動を生じ易く巻取タッチ圧は不安定になり易い
が1巻取タッチ圧を精密に制御するうえでも不都合であ
った。すなわち1巻取ロールが巻太るにつれて巻取ロー
ルとタッチローラとの接触圧のベクトル方向が変化して
ゆき、タッチローラに巻芯への押付力は一定であっても
接触圧は変化し、誤差が生じる。
この発明は1巻芯支持装置の振動を抑制して巻取タッチ
圧を安定させると共に巻取タッチ圧の正確な制御ができ
る構造を持ち、しかも巻取張力の正確な検出ができ、そ
れによって巻取タッチ圧制御および巻取張力制御の効果
を充分発揮させ、高品質の巻取ロールを得ることができ
るウェブ分割巻取装置を提供することを目的とする。
また、この発明は9巻取タッチ圧と、そのタッチ圧を得
るための接触圧付加機構によるタッチローラへの付加力
とが2巻取開始から終了まで常に一定の正比例関係を維
持することができるようにしたウェブ分割巻取装置を提
供することを目的とする。
また、この発明は9巻取張力を巻取タッチ圧と無関係に
するとともに巻取張力を正確に検出することができ、し
かもその取扱いが簡単である検出ローラを備えたウェブ
分割巻取装置を提供することを目的とする。
さらにこの発明は9巻上った巻取ロールを能率良く搬出
することができる。生産性の高いウェブ分割巻取装置を
提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) そこで本発明は、広幅のウェブをスリッター装置により
複数条に分割しながら、その分割されたウェブを前後の
巻取位置へ振分け、中心駆動される個々の巻芯のまわり
に巻取つて巻取ロールを形成するウェブ分割巻取装置に
おいて、上記前後の巻取位置に各々の巻芯ごとに設けら
れた巻芯支持装置と、上記分割されたウェブに対応して
個別に設けられ、上記巻芯支持装置に装架した巻芯のま
わりに巻上げ中の巻取ロールへ分割されたウェブを導く
と共にその巻取ロール外周面に接触し、かつ走行中の分
割されたウェブに従動して回転するタッチローラと、上
記タッチローラを装架して上記巻芯へ所要の力で押付け
る1個々のタッチローラ支持装置と9前後の巻取位置の
間に配置され。
上記タッチローラの長さまたは位置に応じて上記タッチ
ローラ支持装置をタッチローラの長手方向の平行に位置
付ける案内梁部材と、上記巻芯支持装置な巻芯の長さに
応じて上記巻芯の長手方向と平行に位置付ける間隔調整
台と、上記間隔調整台をウェブ長手方向に一定方向の直
線運動可能に案内すると共に間隔調整台を支持する案内
機構と、上記巻芯支持装置を上記間隔調整台と共に一括
してウェブの長手方向に移動させる駆動装置と。
上記駆動装置を上記巻取ロールの半径に追従して制御す
る装置と、上記タッチローラと対をなすように共通の上
記タッチローラ支持装置上に装架され1分割されたウェ
ブなタッチローラへ導くと共にそのウェブの張力を検出
する巻取張力検出ローラとを備えることを特徴とする。
そして9巻芯支持装置上に装架した巻芯と、上記タッチ
ローラ支持装置に装架したタッチローラは同じ高さにな
るようにしておき、案内機構は間隔調整台を水平方向へ
案内することが望ましい。
また、タッチローラ支持装置は、タッチローラを水平方
向に押し出すことができる支持腕と、案内梁部材に移動
可能に係合し、上記支持腕を保持する保持台とを備え、
張力検出ローラは。
上記支持腕上のタッチローラへ分割されたウェブを鉛直
に導くことができる位置において上記保持台上に装架す
るようにしても良い。
また、上記タッチローラ支持装置を、タッチローラを水
平方向に押付けることができる支持腕と、案内梁部材に
移動可能に係合し、上記支持腕を保持する保持台とを備
え9巻取張力検出ローラは上記支持腕上に装架するよう
にしておき、さらに前後の巻取位置の間には上記支持腕
上の巻取張力検出ローラへ分割されたウェブを鉛直に導
く案内ローラを備えるようにしても良い。
また、完成した巻取ロールを搬出するために1巻芯支持
装置のタッチローラ側にある空所に、搬出装置を備え1
巻上った巻取ロールをこの巻取装置の、ウェブの長手方
向に見た側方へ搬出することが望ましい。
さらに巻芯支持装置は、その上部をタッチローラ側に伸
長して巻芯を装架する突出腕部とし、上記搬出装置は9
巻芯支持装置上の巻取ロールの真下でそれを受取るよう
にしても良い。
(作     用) 間隔調整台は案内機構に案内されて直線運動し、タッチ
ローラ側に各々の巻取ロールにおける巻取タッチ圧の制
御機能をもたせであるので9巻芯支持装置が巻芯を間隔
調整台に対する固定位置に支持していても9個々の巻取
タッチ圧の制御および。
巻取ロールの巻太りに応じた巻芯のタッチローラからの
離反が可能になる。従9て1巻芯支持装置は巻取中には
間隔調整台と一体化して巻芯を支持するように構成され
、その構造の中に例えば揺動可能な腕のような可動な機
構をもっていない。
また、案内機構は竪ろうな基礎構造体の上面に固定する
ことで簡単に竪ろうな構造になる。
しかも案内機構を多数の箇所に配置することも簡単なの
で。
間隔調整台の長さやそれに加わる荷重等に応じた配置を
行うことができる。間隔調整台には、 れや撓み方向の
複雑な荷重が働き巻取ロールの高速回転等によりその荷
重が変動することで振動を生じることになるが、所要の
位置に配置された竪ろうな案内機構は9間隔調整台の長
さやその断面係数等の如何にかかわず間隔調整台に生じ
る不都合な振動を抑制する。さらに案内機構は1間隔調
整台を安定性良く支持することができるので。
間隔調整台の移動中もその間隔調整台および巻芯支持装
置の姿勢を一定に維持する。そのため巻芯支持装置の巻
芯支持点には巻芯に不都合な振動を起こさせるような遊
びを生じない。このように振動を抑制された間隔調整台
上にそれと一体に取付けられ、かつ巻芯支持部が確実に
拘束された構造の巻芯支持装置は。
巻取中9巻芯の不都合な振動を抑制し1巻取ロールとタ
ッチローラとの接触状態を安定させる。その結果9巻取
タッチ圧は安定する。
また巻芯支持装置上の巻芯はタッチローラの半径方向に
直線運動することになるので9巻取タッチ圧は常に一定
方向に生じる。従って、タッチローラに加えられる押付
力と巻取タッチ圧とは9巻取ロール径に無関係な一定の
正比例関係になる。
また、タッチローラの押出し方向を水平にしてタッチロ
ーラの重量を巻取タッチ圧と無関係にしても良い。さら
に巻芯を水平方向に案内し、タッチローラまたは、それ
と一対となって移動可能な巻取張力検出ローラへ走行す
るウェブを鉛直に案内することにより9巻取張力と巻取
タッチ圧を無関係にしても良い。
さらに、完成した巻取ロールを2巻取準備作業に無関係
の巻芯支持装置のタッチローラ側の空所を利用して搬出
しても良い。
(実  施  例) 第1図ないし第3図によりこの発明の第1実施例を説明
する。
この実施例においては、第1図に示すように、ウェブ分
割巻取装置10は、類似構造で、類似の動作をするよう
に配置した前部装置12と後部装置14とを具備してい
る。幅の広いウェブWは供給ロール(図示しない)から
複数個の案内ローラ16を経て、前部装置12と後部装
置14との間に設けたウェブ分割装置、すなわちスリッ
ター装置18に導かれる。
スリッター装置18は、それ自体公知のものであって、
溝付ローラ20と複数個の切断刃装置21とからなって
いて、各切断刃装置21は溝付ローラ20の長手軸線と
平行に伸長する案内梁部材22に摺動できるように取付
けである。切断刃21は、レザーカッター等の適当なも
のを、切断すべきウェブWの厚さ、あるいは材質によっ
て適当に選択することができる。
各切断刃装置21のそれぞれを所望の間隔に設定するこ
とによって、スリッター装置18に供給され広幅のウェ
ブWを少なくとも2以上の同一または異なる幅のウェブ
cw1,2・・・nに分割することができる。
分割された隣接するウェブCW1・・・口は交互に前部
装置12の巻取張力検出ローラ24と後部装置14の巻
取張力検出ローラ24とに導かれる。
前部装置12と後部装置14とはタッチローラ26と9
分割されたウェブCWを巻くための巻芯28をその長手
軸線方向の両端において支持する巻芯支持装置30とを
含む。タッチローラ26は分割されたウェブCWの幅に
応じた長さのものとし、タッチローラ26の長手中心軸
線は2巻芯28の長手中心軸線と平行するように。
一対のタッチローラ支持装置!!31間に回転自在に装
着する。
この実施例によればタッチローラ支持装置31は支持腕
32と保持台34とを備えている。各支持腕32の一方
の端部はタッチローラ26の長手中心軸線と平行な軸線
を中心として揺動可能に保持台34に枢着してあり、一
対の支持腕32の他方の端部の間にタッチローラ26が
支持されている。そして支持腕32はその枢着点の鉛直
線上において9巻芯支持装置30に装架された巻芯28
の回転中心とタッチローラ26の回転中心とが同じ高さ
となるようにタッチローラ26を装架することができる
。保持台34上には、支持腕32に係合してこれを押し
、その結果タッチローラ26に9巻芯への押付力を付加
することができる接触圧付加機構58を設けている。接
触圧付加機構としては流体圧シリンダ等を利用できる。
タッチローラ26の回転中心は支持腕32の枢着点の鉛
直線上において巻芯28の回転中心と同じ高さに位置す
るので、その位置からの支持腕32の揺動角が微小な範
囲内であれば、接触圧付加機構58で支持腕を押したと
きタッチローラ26には巻芯28の回転中心に向かう水
平方向の押付力が生じると見てさしつかえない。
そして支持腕32に装着したタッチローラ26の長手中
心軸線と巻芯28の長手中心軸線とは平行関係にあるの
で1巻芯28に巻かれてゆくウェブCWが積層されてで
きる巻取ロールRの外周面にタッチローラ26を接触圧
付加機構58によって押付け、接触圧付加機構58から
タッチローラ26へ付加する押付力を調節することによ
り9巻取ロー/L/Rとタッチローラ26の所望の接触
圧を得ることができる。
前部装置12と後部装置14との間にはタッチローラ2
6の長手中心軸線に平行に伸びる案内梁部材36がその
両端をフレーム15に固定して備えである。支持腕32
の保持台34は、この案内梁部材の側面に係合して、案
内梁部材36の長手方向に移動でき、所望の位置に付く
とその場で固定できるようになっている。従って。
選択された長さのタッチローラを選択された位置で支持
腕32間に装架することができる。
巻芯支持装置30には所望の幅に分割されたウェブCW
を巻付けるための巻芯28を着脱するクランプ(図示し
ていない)が配設しである。このクランプ装置は、必要
に応じ、各種の形式のものを選択して用いることができ
る。
分割されたウェブCWの幅に相当する長さの巻芯28を
巻芯支持装置30に装架するために1巻芯支持装置30
を巻芯28の中心を通る長手方向の軸線に対して平行に
移動させることができる。
そのために1巻芯支持装置30の基部40は間隔調整台
42上を摺動することができ、所望の位置において確実
に間隔調整台42上に固定するように取付けである。巻
芯28を回転させて9分割されたウェブCWをその上に
巻きつけるために9例えば巻芯支持装置30の所望の位
置にモータその他の適当な駆動装置44を配設し。
その出力を適当な動力伝達機構を介して巻芯28に伝達
させる。
この発明によれば、タッチローラ26の移動範囲は小さ
く限られるので、タッチローラ26をほとんど定位置に
保ちながら1巻芯28上瘉こ形成される巻取ロールRの
半径が増大するにつれタッチローラ26から巻芯28を
巻取ロールRの半径方向へ離反させる。
そしてタッチローラ26は接触圧付加機構58で押付力
を付加し【巻取ロールへ押伺でておく。
そのために1間隔調整台42を支持する基台46は床の
上に固定した一対または複数の案内機構47上を移動で
きるようにしている。この実施例によれば案内機構47
は、レール48を備えて成り立つ。レール48の長手軸
線方向は、ウェブWの長手方向に平行かつ水平となって
おり、基台46上の間隔調整台42はレー)V48の案
内面に沿って一定方向に直線運動可能に案内され、その
他の方向の運動を拘束される。この実施例ではスリッタ
ー装置18や案内ローラ16を設置した基礎構造体50
の上面がレール48を設置する床となっている。なお、
このレール48を設置する基礎構造体50は、鋼枠構造
、単体の厚板、あるいは複数個の構造体とすることもで
き、据付作業の便利さ、ウェブのスリッターへの案内方
法に応じて選択することができる。
レール48について移動する保合部すなわちシュー52
はレール48との相対関係において上下方向、左右方向
に極めて高精度に拘束され、レー/l/48の長手方向
のみに円滑に移動できる構造が。
巻芯の振動を抑制するために選択されるべきである。そ
こで。
案内機+1りとして例えばアリ溝溝造の摺動機構や市販
されている直線軸受(商品名’J ニアウェイ)等を利
用することができる。
もちろん装置荷重が充分に大きい場合には、左右方向を
規制しながら車輪で前後させる構造とすることもできる
。また、必要に応じ、基礎構造体にシュー52を固定し
9間隔調整台42にレール48を固定することも可能で
ある。
基礎構造体50」二には基台46を介して間隔調整台4
2をレール48の案内方向に駆動する駆動機構54が設
けである。この駆動機構54は、たとえばネジ軸と電動
機または油圧モータ、ラックとビニオンとの組合せたも
の、リニアモータ等を使用することができる。なお9間
隔調整台42の平行移動をより確実にする必要があれば
公知の平行移動機構を補助的に採用すると良い。
駆動機構54は、基台46上の間隔調整台42および巻
芯支持装置30を、その巻芯支持装置30に装架した巻
芯28がタッチローラ26に接触する巻取開始位置と1
巻芯支持装置30上で完成した巻取ロールRを搬出する
のに適した位置との間で積極的に移動させることができ
る。
巻芯28は1間隔調整台42に対して固定した位置にお
いて巻芯支持装r!1.30に装架される。従って9間
隔調整台42を移動させるとその間隔調整台42上ある
各巻芯28は一括して移動する。そこで、各々の巻取ロ
ールRとタッチローラ26との接触圧は、各巻取ロール
にそれぞれ対応して設けられたタッチローラ26の押付
力を個々に調節して制御するようにしている。タッチロ
ーラ26ヘ押付力を付加する接触圧付加機構58は、こ
の実施例では、流体圧シリンダ59を用いており、シリ
ンダ59内に設けたピストン60の作動によってロッド
56を介してタッチローラ支持腕32を押す。ピストン
60に生じる。タッチローラ26への付加力は制御装置
からの指令に従って制御される。そしてピストン60が
シリンダ59内を移動しても、上記付加力は一定に維持
できるようになっている。この場合ピストン60のスト
ロークは小さいので9巻取タッチ圧に有効な、タッチロ
ーラの移動範囲は小さいこと。
また巻取タッチ圧の制御精度上の観点から、タッチロー
ラ26の基準位置をタッチローラ支持腕32の枢支点を
通る鉛直線上にタッチローラ26の回転中心が一致する
位置とし、この基準位置から両側に微小範囲内でしかタ
ッチローラ26が移動しないようにすることが必要であ
る。
そこで1巻取中にタッチローラ26から巻芯28を離反
させるために駆動装置44はタッチローラ26がその基
準位置から両側に一定の微小範囲内に常に位置するよう
に間隔調整台42を制御装置62からの指令に従って駆
動する。そのため制御装置62は、タッチローラ支持腕
32の基準位置からの傾動角を検出する等によりタッチ
ローラ26の位置を検出する位置検出装置61からフィ
ードバックされる検出信号に基づき駆動装置54へ所要
の作動を指令する。間隔調整台42と共に巻芯支持装置
30が巻取開始位置から巻取中に後退する動作は、はと
んど無段階で連続的であるのが望ましい。そのため例え
ば巻取半径の正確な演算信号を制御装置62へ入力し、
これと位置検出装置による検出信号を用いて間隔調整台
の移動を制御することが効果的である。例えばタッチロ
ーラ26の微小揺動を検出しながらステップ動作をさせ
る場合には、できるだけ小刻みが好ましい。なお、デジ
タル的なパルス制御、アナログ連続制御のどちらでも良
いことは言うまでもない。
な自、この実施例によれば9巻取タッチ圧を検出する荷
重検出器65を接触圧付加機構58のロッド56に介在
させ、その検出信号を巻取タッチ圧制御装置63へ入力
し1巻取タッチ圧のフィードバック制御を行うことがで
きる。
一方9巻取張力制御をより正確に行うための巻取張力検
出ローラ24は各タッチローラ26とそれぞれ対をなす
ように配置される。そして分割されたウェブCWはこの
巻取張力検出ローラ24からタッチローラ26へ導かれ
る。この実施例の場合1巻取張力検出ローラ24は1分
割されたウェブCWをタッチローラ26の外周へ鉛直に
走行させることができる位置において、その巻取張力検
出ローラ24の長手中心軸線と上記タッチローラ26の
長手中心軸線とが平行になるように、かつ共通のタッチ
ローラ支持装置31に含まれる保持台34の腕部37に
荷重検出器25を介して装架しである。そして1巻取張
力検出ローラ24は、その外周を走行するウェブCWの
張力の大きさに応じて作用する荷重を荷重検出器25で
検出することにより巻取張力を検出することができる。
巻取張力検出装置24で検出された検出信号は公知の巻
取張力制御装置29ヘフイードバツクされる。そして1
巻取張力制御装置29は設定された巻取張力とフィード
バック巻取張力に基き所要トルクの回転を巻芯駆動装置
44に指令する。
第4図および第5図によりこの発明の第2実施例を説明
する。
この第2実施例では、生産性2巻取品質を向上させるた
めに構成要素の配置の効果的な変更を行った実用性の高
いウェブ分割巻取装置を開示するものであって、第4図
に示すように、この実施例のウェブ分割巻取装置100
にふいては、上部にウェブWの案内ローラ16.スリッ
ター装置18が配置されており、ウェブWはウェブ分割
巻取装置100の上部から案内ローラ16を経てスリッ
ター装置18へ導かれる。ウェブWの走行路を巻取装置
100の上部に設けた構造は、ウェブWにじんあいの付
着を阻止するために好まれる代表的な構造である。また
、この構造では基礎構造体が簡素となる。
間隔調整台42には基台46および巻取準備作業等のた
めに必要な作業台となる架設枠102が立体的に一体構
造となるように。
それぞれ溶接、ボルト締め等により固着されており、こ
れによって間隔調整台42の剛性および重量を増大させ
ることで1巻芯支持装置30の振動抑制効果を高めてい
る。
さらに第5図に示すように1間隔調整台42をウェブW
の長手方向に移動可能に支持するためのレー)v48は
ウェブWの幅方向において4箇所に配置されており2間
隔調整台42は、その荷重を上記レール42より4箇所
に分散して支えられると共に、上記レールによりウェブ
Wの長手方向に円滑に直線運動可能に、かつ直線運動以
外の運動を起こさないように拘束されて支えられている
。この発明によれば、いかなる広幅ウェブ用の大型装置
であってもその性能が損なわれないように、取扱うウェ
ブ幅。
巻取荷重の大きさ等に応じてレール42の数、レールの
位置を効果的に設計しておくことができる利点がある。
間隔調整台42をウェブWの長手方向に往動、復動させ
る駆動機構144は、この実施例の場合9間隔調整台4
2およびその基台46を支持するレール48の一方の端
部に配置され1間隔調整台42に固定されたねじ受部1
04に螺合した実質的にバックラッシュの無い1回転抵
抗の小さなねじ軸106と9巻取中、上記ねじ軸106
を低速駆動するサーボモータ108と、上記ねじ軸10
6を高速駆動することができ9巻取準備や巻取ロール搬
出時に素速く間隔調整台42を移動させて能率を高める
ことができる。正逆両方向に回転可能なモータ110と
、こられのモータ108.110の回転をねじ軸に伝達
するための差動歯車機構112と、伝動軸114と。
傘歯車機構116等とから成り立つ。そして一対のねじ
軸106は同期駆動され1間隔調整台482巻芯28は
タッチローラ26と平行を保うて接近離反する。
この実施例によれば1巻取ローフ1/Rを自動的に短時
間で巻取位置100から取出すことができる。すなわち
、従来のウェブ分割巻取装置では1間隔調整台は1巻芯
の長手中心軸線と平行な軸線を中心として回動可能にそ
の両端を支持されており1間隔調整台上の巻芯支持装置
で完成した巻取ロールは1間隔調整台ごと巻芯支持装置
と共に作業者側へ旋回させて作業床等の上に巻取ロール
を解放する形式か、または単に巻取ロールを吊上げ装置
を用いて吊上げる形式により行われていた。
そこで、この実施例のウェブ分割巻取装置の場合には1
 タッチローラ26と前部あるいは後部巻取装置の間に
搬出スペースを確保し、このスペースに搬出機構150
を置いて1巻取装置の。
ウェブ長手方向に見た側方へ搬出することができる。
搬出機構150は、主として、前部装置12と後部装置
14のそれぞれの下方の空間において1巻取ロールRを
巻芯の長手軸線方向に運び出すように駆動機構(図示し
ていない)で移動されるコンベア152と昇降機構15
4と、その駆動機構156とから成っている。必要に応
じて昇降機構を巻取ロールRの巻芯軸線に対して直角方
向に移動させる横移動装置を具備させることができる。
巻取装置100の前部装置12と後部装置14とがそれ
ぞれウェブCWを巻取る運転時には、コンベア装置15
2は巻取作業に支障のない待機位置にある。巻取が完了
すると、コンベア152は巻上ったロールRを搬出する
ために必要な動作を行う。
この実施例においては、搬出機構150を装置100の
中央下部に配置するために9巻芯支持装置30の上部に
内方に向けて伸長する突出腕部130を形成しており、
コンベア152は巻芯支持装置30上で完成した巻取ロ
ールRの真下でその巻取ロールを受は取る。
なお、搬出装置を例えば特願昭62−88533号ある
いは特願昭62−221309号の明細書中に記載され
ているような形式に代えることもできる。
さらにこの実施例においては1巻取張力検出ローラ24
はタッチローラ支持腕32に装架される。支持腕32に
装架されたタッチローラ30の回転中心高さと9巻芯支
持装置30に装架された巻芯28の回転中心高さとが同
じとなるときのタッチローラ32の位置を、その基準位
置とし、タッチローラ26が基準位置にあるとき。
巻取張力検出ローラ24の外周へ走行する分割されたウ
ェブCWが鉛直になるように、前部装置12と後部装置
14の間に案内ローラを配置している。そして支持腕3
2は、タッチローラ26と巻取ロールRとの接点と、上
記巻取張力検出ローラ24周面と案内ローラから鉛直に
走行してくるウェブCWの接点との中心を通る鉛直線上
において保持台に枢着されている。これによってウェブ
CWの張力と巻取タッチ圧は無関係となる。なお、タッ
チローラ262巻取張力検出ローラ24.支持腕32自
体等を含む支持腕32全体に作用する重力の中心が上記
の中点を通る鉛直線上にくるように支持腕のバランスを
とり、支持腕に作用する重力と巻取タッチ圧とを無関係
にするのが望ましい。なお、案内ローラはこの実施例で
は2本設けているが、1本で前後の巻取位置に共用して
も良いし、スリッター装置18の溝付きローラ20を利
用しても良い。また、タッチローラ支持腕は保持台によ
り摺動可能に保持しても良い。更に2巻取張力検出ロー
ラへ導かれるウェブの走行が鉛直方向でない場合には1
巻取張力検出ローラへ導かれるウェブの、そのローラへ
の進入方向の延長線と、タッチローラと巻取ロールの接
点の鉛直線との交点、あるいはその交点を通り、上記延
長線と上記鉛直線とのなす角度を2等分する方向に伸び
る直線上にタッチローラ支持腕の枢着点を設けても良い
。更に、タッチローラはその基準位置において水平方向
に案内されてなくても水平方向にある巻芯に押し付ける
ことができれば良い。要は9巻取張力が巻取タッチ圧に
無関係となるように配置されて(・れば良い。
かくして、この発明の巻取装置において、高速運転を行
って得られた例によれば、厚さ12μのプラスチックフ
ィルムを。
600m/分の速度で巻取った場合に巻芯付近の支持体
部で計測された振動の振幅はすべての方向について5〜
10μ以下に収ま9た。このレベルは画期的であり、し
かも巻始めから巻終りまで上述した範囲に収まった。ま
た、タッチローラと巻取ロールとの巻取タッチ圧を30
にf/mに設定して、12μの厚さのプラスチックフィ
ルムを600m/分の速度で巻取ったとき巻取タッチ圧
の変動は約Log/mの単位以下であった。従来の装置
では500 g /mからIKf/m以上の変化は避け
られなかった。そしてこれが巻取品質を劣化させる原因
の1つとなっていた。
以上、少数の実施例によって本発明を説明したが、その
実施における態様が設計者等の周知技術によって多様に
変化応用されることは言うまでもない。
(発明の効果) この発明によれば1巻芯支持装置を1巻芯に不都合な振
動が生じないように、振動を抑制できる構造とし2巻取
タッチ圧を安定させ、また巻取タッチ圧を精密に制御で
きるようにしたので9巻取タッチ圧の制御効果を充分発
揮させることができるようになった。
また1巻取張力検出ローラにより巻取張力を直接分割さ
れたウェブから検出するので巻取ロール等の慣性等によ
り生じる誤差も補正して精密に巻取張力を制御すること
ができる。
従って2巻取ロール品質を左右する2つの要素を両方と
も精密に制御することができるようになった。そして巻
取りが難しい性質をもったウェブであっても高速度で高
品質に巻取ることができる。モしてウェブの広幅化9巻
取ロール製品の大径化に応することができる大型で作業
性の良いウェブ分割巻取装置の提供も容易になった。
請求項(2)の装置においては、接触圧付加機構による
タッチローラへの押付は付加力と巻取タッチ圧との関係
が簡素化されて。
より精密な制御が簡単に行える。
請求項(3)の装置により巻取張力と巻取タッチ圧はそ
れぞれ独立した制御ができる。また9巻取張力検出ロー
ラへ導かれる分割されたウェブの進入方向にかわらず巻
取タッチ圧に無関係に巻取張力を検出することができる
請求項(4)の装置により巻取張力と巻取タッチ圧はそ
れぞれ独立した制御ができる。また巻取張力検出ローラ
の装架位置を選択できるので、その取扱いの容易な巻取
張力検出ローラを提供することができる。
請求項(5)の装置により1巻取ロールの搬出が能率良
く行える。
請求項(6)の装置により9巻取ロールの真下で搬出装
置は巻取ロールを受取ることができ2巻芯支持装置から
搬出装置へ巻取ロールを載せ替える装置を巻芯支持装置
上に設ける必要が無く。
巻芯支持装置は簡素な構造となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるウェブ分割巻取装置の第1実施
例を説明する略立面図、第2図は第1図の装置の一部を
欠いて示す略平面図、第3図は巻取ローIしに対するタ
ッチローラの接触圧および間隔調整台の駆動を説明する
ブロック式の略図、第4図はこの発明によるウェブ分割
巻取装置を説明するため第5図の線I−Iについて矢印
方向に見た略立面図、第5図は第4図の装置の一部を切
欠いて示す略平面図である。 添付図面において、参照文字と数字の主なものを列挙す
ると。 次の通りである。 CW・・・分割されたウェブ、R・・・巻取ロール、W
・・・広幅のウェブ。 10・・・ウェブ分割巻取装置(第1実施例)、12・
・・前部装置。 14・・・後部装置、18・・・スリッター装置、24
・・・巻取張力検出ローラ。 26・・・タッチローラ、28・・・巻芯、30・・・
巻芯支持装置。 40・・・巻芯支持装置の基部、42・・・間隔調整台
、150・・・搬出装置152・・・コンベ乙154・
・・昇降機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)広幅のウェブをスリッター装置により複数条に分
    割しながら、その分割されたウェブを前後の巻取位置へ
    振分け、中心駆動される個々の巻芯のまわりに巻取って
    巻取ロールを形成するウェブ分割巻取装置において、 上記前後の巻取位置に各々の巻芯ごとに設けられた巻芯
    支持装置と、 上記分割されたウェブに対応して個別に設けられ、上記
    巻芯支持装置に装架した巻芯のまわりに巻上げ中の巻取
    ロールへ分割されたウェブを導くと共にその巻取ロール
    外周面に接触し、かつ走行中の分割されたウェブに従動
    して回転するタッチローラと、 上記タッチローラを装架して上記巻芯へ所要の力で押付
    ける、個々のタッチローラ支持装置と、 前後の巻取位置の間に配置され、上記タッチローラの長
    さまたは位置に応じて上記タッチローラ支持装置をタッ
    チローラの長手方向と平行に位置付ける案内梁部材と、
    上記巻芯支持装置を巻芯の長さに応じて上記巻芯の長手
    方向と平行に位置付ける間隔調整台と、 上記間隔調整台をウェブ長手方向に一定方向の直線運動
    可能に案内すると共に間隔調整台を支持する案内機構と
    、上記巻芯支持装置を上記間隔調整台と共に一括してウ
    ェブの長手方向に移動させる駆動装置と、 上記駆動装置を上記巻取ロールの半径に追従して制御す
    る装置と、 上記タッチローラと対をなすように共通の上記タッチロ
    ーラ支持装置上に装架され、分割されたウェブをタッチ
    ローラへ導くと共にそのウェブの張力を検出する巻取張
    力検出ローラとを備えることを特徴とするウェブ分割巻
    取装置。
  2. (2)上記巻芯支持装置上に装架した巻芯と、上記タッ
    チローラ支持装置に装架したタッチローラは同じ高さに
    あり、案内機構は間隔調整台を水平方向へ案内し、タッ
    チローラ支持装置はタッチローラを水平方向へ押出す請
    求項(1)に記載のウェブ分割巻取装置。
  3. (3)上記タッチローラ支持装置は、タッチローラを水
    平方向に押し出すことができる支持腕と、上記案内梁部
    材に移動可能に係合し、上記支持腕を保持する保持台と
    を備え、上記巻取張力検出ローラは、上記支持腕上のタ
    ッチローラへ分割されたウェブを鉛直に導くことができ
    る位置において上記保持台上に装架される請求項(2)
    に記載のウェブ分割巻取装置。
  4. (4)上記タッチローラ支持装置は、タッチローラを水
    平方向に押付けることができる支持腕と、上記案内梁部
    材に移動可能に係合し、上記支持腕を保持する保持台と
    を備え、上記巻取張力検出ローラは上記支持腕上に装架
    され、さらに前後の巻取位置の間には上記支持腕上の巻
    取張力検出ローラへ分割されたウェブを鉛直に導く案内
    ローラが備えられている請求項(2)に記載のウェブ分
    割巻取装置。
  5. (5)上記巻芯支持装置のタッチローラ側にある空所に
    、完成した巻取ロールを、この巻取装置の、ウェブ長手
    方向に見た側方へ搬送する搬出装置を備えた請求項(1
    )に記載のウェブ分割巻取装置。
  6. (6)上記巻芯支持装置は、その上部をタッチローラ側
    へ伸長して巻芯を装架する突出腕部とし、上記搬出装置
    は、巻芯支持装置で完成した巻取ロールの真下でその巻
    取ロールを受取る請求項(5)に記載のウェブ分割巻取
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234545U (ja) * 1988-08-30 1990-03-06
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JPH08113395A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Fuji Tekkosho:Kk スリッタ装置
JP2004217398A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Fuji Iron Works Co Ltd スリッターの巻取装置ならびに巻取方法
JP2005001820A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Kataoka Mach Co Ltd シート分割巻取装置
CN109353865A (zh) * 2018-12-21 2019-02-19 苏州高研纺织科技有限公司 一种大卷布料收放卷机

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