JPH03223054A - スリッターリワインダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金属箔、紙、プラスチックフィルム等の帯状
シートを原反ロールから巻き戻して複数条に分割し左右
の巻取位置に振り分けて巻き取るスリッターリワインダ
−に関する。

（従来の技術） 従来、例えばアルミ箔や銅箔のスリッターリワインダ−
は、第４図に示すように原反ロールの支持装置Ａ、帯状
シートの繰り畠し装置Ｂ、スリッター〇、左右の巻取装
置り、Ｅが夫々順次水平方向に配置されており、スリッ
ターＣを帯状シートが水平に通過して複数条に分割され
、分割された帯状シートはスリッタ一部からその先にあ
る左右の巻取位置の巻取軸へ夫々交互に振り分けて巻き
取られていた。

（発明が解決しようとする課題） ところが、従来のようにスリフタ一部、左右の巻取位置
が水平方向に並んでおり、分割帯状シートを左右の巻取
位置へ夫々交互、に振り分ける構造では、振り分けた一
方の各分割帯状シートは手前側の巻取位置を通り越して
その後ろにある巻取位置へ夫々送給しなければならない
、そのために作業性が悪く、スリッタ一部から分割帯状
シートを各々の巻取位置まで幅方向ヘズレないように正
確に通す作業は長時間と作業者の多くの労力を必要とし
ていた。

また、スリッターから左右夫々の巻取軸までの分割帯状
シートの走行長さは、後方にある巻取位置の方が長くな
る。しかし、スリッターから巻取軸までの分割帯状シー
ト走行長さが長くなると巻取中に分割帯状シートがその
幅方向ヘズレる等により巻取不良を生じやすい、また手
前側の巻取位置に振り分けられる分割帯状シートは後ろ
側の巻取位置に振り分けられる分割帯状シートに比べ短
くて済み、その余分な部分は巻取準備時に切断除去され
るので無駄が多くなる。

本発明は、分割帯状シートが巻取中にその幅方向へ大き
くズレることがなく高品質の巻取ロールを無だ無く得る
ことができ、かつ帯状シートの先端を巻取中の走行経路
に沿って巻取軸まで通す準備作業における作業性がよい
スリッターリワインダ−を提供することを目的としてい
る。

そこでこの目的を達成するために、この発明のスリッタ
ーリワインダ−においては、所定の支持位置にある原反
ロールの斜め上方に設けた、帯状シートの送り出しロー
ラと、上記送り出しローラの真下に設けられ、上記送り
出しローラから垂直または略垂直に下方へ降りる帯状シ
ートを複数の分割帯状シートとして長平方向に分割する
スリッターと、該スリッターの斜め下方にある左右の巻
取位置に夫々スリッターから等距離まｔこは略等距離に
設けた巻取軸とを備えることを特徴とする。

上記スリッターは、独立しｔこ機枠を備え、帯状シート
の走行経路中とその走行経路外の収り出し位置とを上記
機枠ごと移動することができるようにするとよい。

く作用） 送り出しローラの真下にスリッターを設け、巻取位置を
さらにその下方に左右に設けたので、スリッターと左右
夫々の巻取軸との分割帯状シート走行経路長さを等しく
することが容易にでき、かつ分割帯状シートの振り分は
位置及び巻取軸までの走行長さを短くすることができる
。また分割仕様の変更、原反ロール交換の際の帯状シー
ト先端のスリッタ一部通過、及び分割帯状シート先端の
振り分は作業については、帯状シート及び分割帯状シー
トが重力により真下に降りることを利用できる。

（実施例） 以下、この発明を図示した実施例によって説明する。

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す図面で
あって、第１図のように、所定の巻き出し位置にある図
示しない原反ロール支持機構により支持された原反ロー
ル１の斜め上方に送り出しローラ２が設けである。送り
出しローラ２は被駆動ローラであり、原反ロール１から
巻き戻された帯状シート３を下方へと送り出すことがで
きる。

この実施例によれば送り出しローラ２は圧接ローラ４と
一対となり帯状シート３を挟持して回転できるようにな
っている。圧接ローラ４は送り出しローラ２に対して圧
接、後退可能であり、第１図に鎖線で示す受は入れ姿勢
と、実線で示す送り出し姿勢を取ることができる。そし
て受は入れ姿勢にあるときは送り出しローラ２から後退
して帯状シート３の先端を待ち、帯状シート３の先端を
送り出しローラ２との隙間に受は入れた後、圧接作動し
て帯状シート３を送り出しローラ２に押し付ける。そし
てこの状態・で送り出しローラ２の回転中心と同心に旋
回して帯状シート送り出し姿勢をとる。

送り出しローラ２の真下にはスリッター５が設けてあり
、帯状シート３を複数の分割帯状シート６として長平方
向に分割することができる。送り出しローラ２から送り
畠された帯状シート３は垂直または略垂直に下方へ降り
、スリッター５のスリット点に至るようになっている。

この場合、スリッター５の機枠５ａは、送り出しローラ
２等の両端部に設けられて送り出しローラ２等を支持す
るための機枠（図示せず）から独立しており、複数対の
回転刃５ｂ、５ｂを回転可能に支持している、そして機
枠５ａは分割帯状シートの走行経路に帯状シート幅方向
に渡し設けた台７上の所定位置に固定することができる
。また必要に応じ、第２図に鎖線で示すように、案内機
構８に案内されて機枠５ａごと帯状シートの走行経路か
らその外側にある取り出し位置へ取り出し可能である。

そのｔζめ回転力５ｂ、５ｂの交換やセット等を帯状シ
ート３の走行経路外で行うことができる。なおスリッタ
ーはシアーカッターに限らず例えばスコアカッター等地
の公知のものを採用し得る。

スリッター５の左斜め下方及び右斜め下方には左右の巻
取位置がある。この左右の巻取位置には夫々スリンター
５から等距離または略等距離に巻取軸９．９が、図示し
ない巻取機構に支持して設けである１巻取軸９は、この
実施例によれば、被駆動の中心軸の回りに回転可能にか
つ長手方向に並べてはめた複数の巻芯または巻芯支持用
の環の摩擦係合面へ、その中心軸にそれと共に回転する
ように保持した摩擦部材を所要の力で押し付けて係合面
の摩擦力を調節し、所要のトルクを個々の巻芯に伝達す
る構造の、いわゆる各個フリクシＳン巻取軸であり、複
数の分割帯状シπトを同時に巻き取ることができるもの
である。

巻取中、帯状シート３は原反ロール１から巻き戻され、
案内ローラ１Ｏ１１１，１２を経て送り出しローラ２に
至り、更に送り出しローラ２からスリッター５へと走行
する。スリッター５へ至った帯状シート３はそれを通過
する際に複数条の分割帯状シート６に分割され、スリッ
ター５の下方に設けた一対の送り出し補助ローラ１３．
１３、更にその下方に設けた一対の振り分は案内ローラ
１４．１４に至る。左右一対に設けた送り出し補助ロー
ラ１３，１３は互いに圧接、離反が可能であり、必要に
応じて分割帯状シート６を挟持して送り出すことができ
る。送り出しローラ２から振り分は案内ローラ１４，１
４までの間では、帯状シート３または分割帯状シート、
６は垂直、略垂直に走行し、各分割帯状シート６はここ
から交互に左右斜め下方へ大きく振り分けられる。そし
て振り分けられた分割帯状シート６は、回転駆動される
巻取軸９へ導かれてその外周にはめた巻芯１５の周り、
に巻き取られ、第１図に鎖線で示すように巻取ロール１
６と成る。

新たな原反ロールｌから帯状シート３を巻き戻してその
先端を巻取軸９まで走行経路に沿って通す際、この実施
例によれば、案内ローラ１１上方の吸着コンベア１７ま
で作業者が帯状シート３先端を引き出せば、その後、帯
状シート３の先端は送り出しローラ２まで吸着コンベア
１７．１８゜１９により自動的に走行経路沿いに案内さ
れて搬送される。

吸着コンベア１９まで搬送された帯状シート３の先端が
帯状シート受は入れ姿勢にある圧接ローラ４と送り出し
ローラ２との隙間を通過すると圧接ローラ４は帯状シー
ト送り出し姿勢をとり、帯状シート３の先端は真下へ向
って送り出される。

各吸着コンベア１７，１８．１９は帯状シート３の搬送
が終わると、帯状シート３の走行に支障のないように走
行経路から退避する。

送りだしローラ２から送り出された帯状シート３はスリ
ッター５に至って分割され、複数条の分割帯状シート６
となる。そして分割帯状シート６の先端は真下へ降りて
一対の送り出し補助ローラ１３．１３間、一対の振り分
は案内ローラ１４゜１４間を通過し、更に振り分は案内
ローラ１４゜１４の真下に設けた自動振り分は装置２０
に至ってその案内板２１．２１により左右に交互に振り
分けられる。自動振り分は装置２０として、例えば特公
昭６２−４５１３６号公報に開示されるように可動案内
片で分割帯状シート６の先端をす（い上げる形式等、他
の公知の形式を採用してもよい。

自動振り分は装置２０で振り分けられた分割帯状シート
６の各先端は、自動振り分は装置２０の出口付近に待機
するグリップ装置２２により一斉に掴まれる。そしてグ
リップ装置２２を、図示しない移送機構によって振り分
は案内ローラ１４と巻取軸９間の分割帯状シート走行経
路沿いに移動することにより、第１図のように巻取軸９
付近まで一括して搬送される。そして巻取軸９付近まで
搬送された分割帯状シート６の先端部は、巻き付は切断
機構２３により巻芯１５に自動的に取り付けられる。こ
れで巻取運転を開始すれば帯状シト３は原反ロールｌか
ら繰り出されてスリッター６で分割され、各分割帯状シ
ート６は夫々の巻芯１５の周りに巻き取られる。なお巻
取中、グリップ装置２２及びその移送機構、巻き付は切
断機構２３は、巻記取りに支障のない位置へ退避するよ
うになっている。

第３図は本発明の第２実施例を示す。

この実施例においては左右の振り分は案内ローラ１４，
１４の下方に夫々揺動腕２４．２４が配設しである。揺
動腕２４は、その上端部の軸２５を中心に揺動可能に支
持されている。そして分割帯状シート６の走行経路の幅
方向（第３図の紙面に対して垂直方向）両側において一
対となっており、その下端部にセパレータローラ２６、
軸２５と同心に案内ローラ２７、更に案内ローラ２８を
支持している。また揺動腕２４には分割帯状シート６の
走行経路沿いにグリップ装置２２を支持して移送する移
送機構が設けである。移送機構はこの場合、駆動されて
移送方向に循環する例えば無端チェーン、ベルトのよう
な無端巻き掛は体３０を一対の揺動腕２４に夫々備えて
おり、両側の無端巻き掛は体３０により分割帯状シート
６幅方向に平行に伸びるグリップ装置２２の両端を支持
して所要の位置へ平行移動させることができる。更に、
揺動腕２４の下端部にはグリップ装置２２により先端を
掴んで巻取軸９まで移送した分割帯状シート６を巻芯１
５へ粘着剤または両面粘着テプ等を介して押し付けて接
着した後、余分な先端部を切断する巻き付は切断機構２
３を支持している。そして揺動腕２４．２４は流体圧シ
リンダ装置等の揺動駆動機構３１により揺動することが
でき、巻取中、巻取ロール１６の半径増大に応じて揺動
してセパレータローラ２６を巻取軸９．９から離反させ
ると共に移送機構、巻き付は切断機構２３を巻取に支障
が無いよう退避させる。

以上一実施例について説明したが、その実施態様は設計
条件により設計者の公知技術により多様に変化し得るも
のである。

例えば、送り出しローラは、圧接ローラと一対にならず
単独で帯状シートを送り出すもの、中空ローラの内部を
負圧にしてローラ外周に通じる吸着孔に適時吸着作用を
持たせるようにしたものを必要に応じて用いてもよい、
また送り出しローラは最も高い位置に配置するとは限ら
ず、その上方に案内ローラを設け、この案内ローラによ
り帯状シートの走行経路を下方に変更した後、その送り
出しローラへ受は入れるようにしてもよい、また前述の
実施例では圧接ローラと送り出しローラの間に帯状シー
トを受は入れた後圧接ローラが旋回して帯状シート先端
の送り出し方向を下方へ変えていたが、それに代わる機
構として送り出しロラが圧接ローラの回りを旋回して送
り出し方向を下方に向ける機構、または送り出しローラ
と圧接ローラが同じ腕に支持され、この腕の旋回によっ
て両方のローラが旋回して帯状シート受は入れ姿勢から
帯状シート送り出し姿勢に移る機構、更に送り出しロー
ラ及び圧接ローラが受は入れ姿勢を変えず、送り出され
た帯状シートを案内板沿いに下方へ向かわせる機構が考
えられる。あるいは作業者が帯状シートを送り出しロー
ラ外周に巻き掛けて送り出すようにしてもよい、また帯
状シートの材質によっては重力により帯状シートが自然
に真下へ向かい、帯状シートの送り出し方向を下方へ変
えるための機構は必要としない場合も有り得る。また送
り出しローラと圧接ローラが受は入れ姿勢にあるとき両
ローラの間を閉じたままでもよい、また送り出しローラ
とスリッターとの間に他のローラを設ける場合も有り得
る。更に送り出しローラへの、原反ロールからの帯状シ
ートの移送は、帯状シートの先端部を掴んで帯状シート
の走行経路沿いに移動するグリップ装置、帯状シートを
両面より挟持するベルトコンベア等によってもよい。

また、両巻数位置での巻取軸は夫々一定位置に支持され
るものに限らす、巻取中、巻取ロールの半径増大に応じ
て揺動またはスライド運動により互いに反対方向へ移動
可能に支持される場合も有り得る。またスリッターから
巻取軸への分割帯状シートの走行経路としては、送り出
し補助ローラが無く、スリッターから直接、振り分は案
内ローラへ至る場合、左右の巻取位置へ向かう振り分は
分割帯状シートを挟持する左右夫々のニップローラを備
える場合等がある。

更に振り分は案内ローラと巻取軸との間に、巻取中、分
割帯状シートを巻き掛けて巻取ロールへ案内すると共に
巻取ロールの外周に接触するタッチローラ、若しくは巻
取ロールと所定の隙間を保つクリアランスローラ、また
は巻取ロール端面に接触する鍔を両端に備えたローラ等
を設け、それらを巻取中の巻取ロール半径の増大に応じ
て巻取軸から離反させるためにスライド運動するスライ
ド体により支持する場合もある。

また振り分けた分割帯状シートを巻取軸へ導くために、
グリップ装置とその移送機構の代わりに分割帯状ノート
を真空吸着しながら搬送する真空吸着コンベア、帯状シ
ートの両側に配置した循環ベルト間に分割帯状シートを
入れて搬送する挟持コンベア等を備えてもよい。

また、スリッターは帯状シートを切断して分割する機能
があればレーザー等を利用したものでもよい１巻取軸も
各個フリクシ、：１ン巻取軸に限らない、またスリッタ
ーリワインダ−は、前述の実施例では原反ロールからそ
れとほぼ同じ巻取量の複数ノ巻取ロールを得ることがで
きるものであるが一つの原反−ルから複数の小巻きロー
ルを得るものでもよい。

（発明の効果） Ｃの発明によれば、スリッターから左右巻取位置の各巻
取軸までの分割帯状シート走行長さを実質的に同じに、
かつその巻取軸までの走行長さが短い構造にすることか
できるので、送り出された分割帯状シー　トがその幅方
向に大きなズレを生じて巻取ロールを不良にする心配が
なく高品質巻取ロールを安定して得ることができる。ま
た分割帯状シートの振り分は位置までの距離を短くする
ことができるので送り出された分割帯状シートのズレに
よる分割帯状シート同志の重なりが自動振り分はを不確
実にするといった心配がない、それ故自動振り分は装置
を適用して安定した自動振り分けを計ることができる。

また従来の、スリッター部、左右の巻取位置が順次、水
平方向に並んでおり、分割帯状シートをスリッターから
手前側とさらにその後ろ側の巻取位置へ夫々交互に振り
分ける構造のように左右の分割帯状シート走行長さの差
に相当する分が巻取準備時に無駄になることがない。

また帯状シート及び分割帯状シート先端が重力により真
下に導かれるので、分７割仕様の変更、原反ロール交換
の際、帯状シート先端を送り出しローラからスリッター
を経て各巻取軸まで導き出す作業の作業性がよく、短時
間で作業を済ませることができる。また巻取準備作業の
自動化を計ることが容易である。

そしてスリッターは、独立した機枠を備え、帯状シート
の走行経路中とその走行経路外の取り出し位置とを上記
機枠ごと移動することができるようにすれば準備作業の
作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の第１実施例の概略側面図、第２図は
同概略平面図、第３図はこの発明の第２実施例の概略側
面図、第４図は従来のスリッターリワインダ−の側面図
である。 ｌ・・原反ロール、２・送り出しローラ、３・・帯状シ
ート、５・・スリッター５ａ・機枠、５ｂ回転刃、６−
・分割帯状シート、８・−・案内機構、９−・巻取軸、
１４・・振り分は案内ローラ、１５．。 巻芯、１６−・巻取ロール

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の支持位置にある原反ロールの斜め上方に設
   けた、帯状シートの送り出しローラと、上記送り出しロ
   ーラの真下に設けられ、上記送り出しローラから垂直ま
   たは略垂直に下方へ降りる帯状シートを複数の分割帯状
   シートとして長手方向に分割するスリッターと、該スリ
   ッターの斜め下方にある左右の巻取位置に夫々スリッタ
   ーから等距離または略等距離に設けた巻取軸とを備える
   ことを特徴とするスリッターリワインダー。
2. （２）上記スリッターは、独立した機枠を備え、帯状シ
   ートの走行経路中とその走行経路外の取り出し位置とを
   上記機枠ごと移動することができる請求項（１）記載の
   スリッターリワインダー。