JPH01252447A - ウエブ分割巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、プラスチックフィルム、紙、金属箔等のウ
ェブを複数条に分割しながらその分割されたウェブを、
固定位置に設けたタッチローラを経由させて前後の巻取
位置で１０１転駆動される個々の巻芯のまわりに巻取り
１巻取ロールを形成するウェブ分割巻取装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種のウェブ分割巻取装置には下端部を枢支さ
れた一対の支持アームの上端部の間に分割されたウェブ
個々の巻芯を装架して、支持アームを接触圧付与機構に
よりタッチローラの方向へ押すことで巻芯をタッチロー
ラに押付け１巻取ロールとタッチローラとの接触圧を制
御しながら分割されたウェブの巻取りを行う形式があっ
た。（１、Ｙ公昭５３−３３７１）号公報、１）′公昭
５５−２９３号公報参照） （発明が解決しようとする問題点） しかし、上述のような形式のウェブ分割巻取装置では巻
取速度を高速にして運転すると巻取ロールの端面が不揃
いとなって巻取ロールは不良品となるので巻取りを高速
化することができなかった。そして、」ユ述の装置は振
動を生じ易く１巻取中に巻取ロールが振動状態となり巻
取ロールとタッチローラとの接触圧が不安定となるとこ
ろに巻取ロールを不良とする主な原因があることがわか
った。−に述の装置では特に、下端部を枢支された支持
アームの上端部に重量が大きくなる巻取ロールを支持し
。

支持アームの枢支点に近い位置に係合した接触圧付与ａ
ｔｉ’７．　　オイルダンパ等によって支持アームの自
由な傾動を制限する＋１キ造のため、支持アームが完全
に垂直な姿勢以外の姿勢では巻取ロール等の重力は支持
アームを傾動させるように作用する。それ膜支持アーム
はそれ自体不安定であること、また支持アームの枢支点
と巻芯支持点との距離に比べ支持アームの枢支点と接触
圧付与機構の係合点との距離が小さいので９回転する巻
取ロールの僅かな変形、偏心等により巻芯支持点に作用
する力が何倍にも拡大されて、接触圧付与機も′り等の
支持アームの自由な傾動を制限するための機１）４と支
持アームとの係合点に働くと共に。

支持アームの自由な傾動を制限するための機構と支持ア
ームとの係合点に僅かな遊びがあっても巻芯支持点では
大きな遊びを生じること、また各支持アームの共通支持
台は両端の２点で支持されており、その支持点間の距離
が長いため等により、どうしてもそれ自体が振動し易い
構造となっていたこと１等により構造的に巻取ロールの
振動状態を抑制し難い。最近では１例えばビデオテープ
用ポリエステルフィルム等のように表面の摩擦係数が小
さくて滑り易く２巻取ロールの端面の不揃いが生じ易い
性質のウェブが多様に作られるようになり、これらのウ
ェブを高品質の巻取ロールに仕上げ、しかも生産性を上
げることができ、企業競争力を増大させることができる
ウェブ分割巻取装置が要求されるようになってきたが、
」ユ述のような従来のウェブ分割巻取装置では、この要
求に充分応えることができ°なかった。

この発明は１分割されたウェブの巻取ロールを高速運転
により高品質に巻上げることができるウェブ分割巻取装
置を提供することを目的とする。

さらに２巻上った巻取ロールを巻取装置から合理的に搬
出することができるウェブ分割巻取装置を提供すること
を目的とする。また、ウェブの種類や性質等巻取条件に
応じたウェブ分割巻取装置を提供することを１）的とす
る。

（問題を解決するための手段） そこでこの発明はウェブをスリッターにより複数茶番二
分割しながらその分Ｈ１）ｌされたウェブを、固定位置
に設けたタッチローラを経由させて１）１）後の巻取位
置で回転駆動される個々の巻芯のまわりに巻取り１巻取
ロールを形成するウェブ分割巻取装置において、上記前
後の巻取位置にそれぞれウェブの長手方向へ直線運動可
能に設けられ、ウェブの幅方向に平行に伸びる案内面を
もつ間隔調整台と、上記間隔調整台の上方で上記巻芯の
端部に係合して該巻芯を上記タッチローラと同じ高さ（
二着脱可能かつ回転可能に支持する巻芯支持装置と、上
記巻芯支持装置をウェブの長手方向に直線運動可能に支
持する直線運動案内面と。

上記間隔調整台から上方へ伸び、完成した上記巻取ロー
ルの下面より高い位置に１−北向線運動案内面を保持し
、かつ１該間隔調整台の上記案内面にスライド可能に係
合して該間隔調整台」ユに支持され、上記巻芯端の近く
に位置付けられるそれぞれの支持台と、上記支持台上に
設けられ、上記巻芯支持装置をタッチローラへ向って押
す接触圧付与機構と、上記間隔調整台をウェブの技手方
向に平行に移動させる駆動装置と、上記駆動装置に指令
して巻取中１巻取ロールの成長に応じて後退する巻芯支
持装置の、支持台に対する変位量が所定の範囲内となる
ように上記間隔調整台の後退動作を制御する制御装置と
を備えることを特徴とする。

さらに１巻取ロールを巻取装置から搬出するために、上
記支持台はその上部に上記タッチローラ側へ突出する突
出腕部を有し、上記支持台のタッチローラ側でかつ上記
突出腕部の下方の空所（こ、１−記巻芯支持装置」二で
形成された巻取ロールをその位置から該ウェブ分割巻取
装置の、ウェブの技手方向に見た側方へ搬出する搬出機
１）りを備えると効果的である。

また１巻取条件に応じ、一対となる巻芯支持装置の各々
に共通の連結部材を取付けて一体化してもよいし、一対
の巻芯支持装置の各々が独立してスライド運動できるよ
うにしてもよく。

また、液圧シリンダ、空気圧シリンダを接触圧付与機溝
として用いることができる。

（作　　　　　用） 巻芯支持点と直線運動案内面との間隔が小さい巻芯支持
装置であっても１巻取ロールと間隔調整台とが干渉しな
いよう（二間隔調整台から巻芯支持点を充分に離して巻
芯を巻芯支持装置ｌＬに支持し所定の外径の巻取［Ｊ−
ルを形成することが必要である。

そのようにするために支持台は間隔調整台から」一方に
伸び、直線運動案内面を、大きな外力が作用する巻芯支
持点にできるだけ近い位置で保持する。こうすることに
よって１巻芯支持装置（こ働く外力による。直線運動案
内面に関する巻芯支持装置の回転モーメントを小さくす
ることができ、また巻芯支持装置の背丈を低くしてその
軽量化を計ることができるので、直線運動案内面の血圧
を軽減し９巻芯支持装置のスライド抵抗を小さくするこ
とができる。更にまた。案内面とスライド部材間のすき
まを振動の原因とならないように小さくすることができ
る直線運動案内面は２巻芯支持装置を案内し９巻芯を直
線的に変位させることができる。そして９巻芯支持装置
は、直線運動の方向以外の方向の遊びを実質的に抑えた
状態で支持される。また間隔調整台はウェブの分割位置
が変更されたとき、ウェブの分割位置に応じて所要の位
置へ各支持台を位置付け９巻取中は各支持台を固着して
一体化すると共に一斉にウェブの長手方向に直線連動に
より後退させる。従って９巻芯支持装置が支持台に対し
変位しても巻芯はタッチローラと同じ高さを維持するこ
とができ９巻取中宮にタッチローラと巻取ロールの接触
圧の方向を一定Ｇ二保つことができる。そのため接触圧
付与機構が巻芯を押す力は巻取ロールとタッチローラの
接触面にそのまま作用し１巻取中、接触圧付与機構が巻
芯を押す力を巻取ロールの成長に従い１ω正する必要が
無くなる。さらに、直線運動により移動する間隔調整台
は、それ自体に振動を生じないようにし、安定性良く支
持することは簡１ｉｉ、であり、このよう（こ支持され
た間隔調整台はその上に固着した支持台を９巻取りを不
良にする実質的な振動を抑制して移動させる。

（実　　施　　例） 第１図および第２図により第１の発明の一実施例を説明
する。

第１図はウェブ分割巻取装置の概要を示す略側面図であ
り、第２図は第１図の切断線Ａ、−Ａより見た巻取装置
の部分説明図であって９分割されたウェブの巻取ロール
の一つを支持した状態を示す。

図示しない原反ロール等から繰出されたウェブＷは案内
ローラ１群を経てスリッター２へ専かれ、スリッター２
により複数条に分割される。スリッター２の近くにはウ
ェブＷの長手方向。

即ち第１図によれば左右の方向において前後する巻取位
置があり、この＋ｊｉＪ後の巻取位置の間には、ある高
さの固定した位置に。

この実施例によれば２本のタッチローラ３．３が並列に
同じ高さで設けられている。タッチローラ３．３は、そ
れぞれウェブＷの幅より少し大きな長さを有しており、
その両端をフレーム４によりウェブＷの幅方向に平行に
１回転可能に支持されている。

前後の巻取位置には、それぞれ分割されたウェブＣＷを
巻取るための巻取装置が互い（こ向い合うように設けら
れており、各分割されたウェブＣＷはそれぞれ交互に前
後の巻取位置へ振分けられ、タッチローラ３．３を経て
前後の巻取位置で巻取装置上の巻芯Ｃ１Ｃのまわりに巻
取られて巻取ロールＲ，Ｒとなる。前後の巻取位置の巻
取装置」二には、ウェブＷの幅方向をこ平行な方向。

即ち第１図の紙面に垂直な方向をこ、各分割されて振分
けられたウェブＣＷに対応して複数の巻取ロールＲが配
置されており。

前後の巻取装置上の各々の巻取ロールＲ，Ｒはタッチロ
ーラ３．３と接触を保ちながら成長する。前後の巻取位
置の巻取装置は。

それぞれ同様の構造と機能を備えているので、以下にお
いてはその一方の巻取装置についてのみ詳しい説明を行
うことにする。

巻取装置はウェブＷの長子方向に水平に直線運動可能な
間隔調整台５をウェブＷ＋こ対応する位置に備えている
。間隔調整台５の、ウェブＷの幅方向に平行な方向の長
さは、ウェブＷの幅よりも長く９間隔調整台５はその」
一部にウェブＷの幅方向に平行に伸びる案内面５ａを持
っている。さらに９間隔調整台５は安定性が良く円滑に
移動することを必要とし、しかも移動中に外力が加わっ
ても、その外力に抗して極力振動を抑制できる（１り造
でなければならないので、この実施例によれば基盤６上
に固定したレール７の頭部のころがり案内面または、す
べり案内面にスライド可能かつ該案内面から自由に浮き
上がらないようをこ係合したスライド体８の上に固着さ
れて支持されている。そしてレールは９間隔調整台５に
生じる応力を分散させるために第１図の紙面に垂直な方
向において２箇所またはそれ以上の箇所に所要の間隔で
配置されている。

間隔調整台５の」一方昏こは各巻芯Ｃをそれぞれ個別に
支持するための巻芯支持装置９が設けられる。巻芯支持
装置９は各巻芯Ｃの両側にそれぞれ配置され、それぞれ
一対となる。第２図に示すように一対の巻芯支持装置９
．９は各々ブロック状の本体部材１０．１０と、これら
の本体部材１０．１０各々の巻芯支持点０１に互いに向
い合うように取り付けられた。押しコツプと呼ばれる巻
芯支持部材１）．１）を備えており、その巻芯支持部材
１）．１）を巻芯Ｃの両端部に係合１離脱させることを
こより巻芯Ｃを着脱可能に支持することができ、また巻
芯支持部材１）１）を巻芯Ｃの両端部に係合させること
により巻芯Ｃをタッチローラ３と同じ高さでタッチロー
ラ３に平行にかつ回転可能に支持することができる。

この実施例では巻芯Ｃのタッチローラ３に対する平行を
より確実に保つために１巻芯Ｃに直角な方向に伸びる腕
１２を各本体部材１０＋こ設け、共通の棒１３を一対と
なる腕１２．１２の先端部に取外し可能に固着して１両
方の本体部材１０．１０の一体化を計っている。なお１
巻芯支持装置１）の本体部材１０への取付は方や１巻芯
Ｃ両端部へ係合、離脱させるための機＋ｊ＋￥は公知技
術に属するので説明を省略する。

各巻芯支持装置９の下部には、それぞれ巻芯支持装置９
をウェブＷの長手方向へ水平に直線運動可能に支持する
ための直線運動案内面１４が設けられている。この実施
例によれば、ウェブＷの技手方向に平行に水下に伸びる
レール１５と、このレール１５上を浮上がり不能にスラ
イドするスライド体１６とを備えた直線運動軸受を巻芯
支持装置９の下部をこ２列（こ設けており、各々のレー
ル１５のころがり案内面を直線運動案内面１４としてい
る。そして、スライド体１６上には巻芯支持装置９の本
体部材１ｏが固着されており、レール１５は支持台１７
上に固着されて保持されてぃる。巻芯支持装置９の背丈
が低いために巻芯支持点０１と直線運動案内面１４との
距１）１は１分割されたウェブＣＷを所定の長さだけ巻
取って完成する巻取ロールＲ半径よりも小さいので、完
成した巻取ロールＲと間隔調整台５が干渉しないように
するために、支持台１７は間隔調整台５から１ユ方に伸
び、完成した巻取ロールＲ下面よりも高い位置となるよ
うに直線運動案内面１４を保持している。

支持台１７は各巻芯支持装置９ごとに設けられており、
各支持台１７はそれぞれ間隔調整台５の案内面５ａにス
ライド可能に係合して間隔調整台５上に支持されている
。そして各支持台１７は案内面５ａ上を移動して所望の
位置で間隔調整台５に、クランプ装置１８を作動させる
ことにより固着することができる。スリッター２による
ウェブＷの分割位置が変更されたとき１分割されたウェ
ブＣＷの幅に適当する長さの巻芯Ｃを分割されたウェブ
ＣＷに対応する位置に巻芯支持装置９で支持することが
できるようにするために、支持台１７は巻芯Ｃの両端近
くに位置付けられる。

支持台１７の上部にはタッチローラ３へ巻芯Ｃを所要の
力で押付け１巻取ロー／ｌ／Ｒとタッチローラ３との接
触圧を制御するために巻芯支持装置９の本体部材１０を
タッチローラ３へ向って押す接触圧付与機構１９を設け
ている。この実施例によれば、接触圧付与機構１９とし
て支持台上の図示しないエアノ・イドロタンクから所要
の圧力の液体を供給される液圧シリンダ装置２０を用い
ており、液圧シリンダ装置２０に９巻芯支持装置９の直
線運動方向の急変する外力に対して容易に巻芯支持装置
９が変位しないようにすることで振動の防止効果を上げ
るためのオイルダンパの役割を兼ねさせて（・る。なお
、接触圧付与機構はこの実施例に限らず他の公知技術を
採用し得る。

巻芯のまわりに分割されたウェブを巻取るには巻芯を回
転駆動しなければならない。そこでこの実施例では一対
の支持台１７１７のうちの一方には９巻芯Ｃを所要のト
ルクで回転駆動するためのモータ等による回転駆動機構
２１が取り付けられている。回転駆動機構２１が取付け
られた支持台１７上の巻芯支持装置９には。

巻芯支持部材１）に回転を伝えるためのブーＩＪ２２が
ＤＩえられており２巻芯Ｃに回転駆動機構２１の回転を
伝達することにより直線運動案内面１４の案内方向の力
が巻芯支持装置９に生じて接触圧が不正確Ｑこなること
を防ぐために、上記プーリ２２の真下に位置するように
支持台１７上にプーリ２３を設けている。そして９回転
駆動機構２１の回転はブー＋７２４．　ベルト２５を介
して、支持台１７上の上記プーリ２３へ伝えられ、この
プーリ２３からベルト２６を介して巻芯支持装置９上の
プーリ２２へ伝達された後巻芯支持部材１）から巻芯Ｃ
へ伝達される。なお、後述するようを二巻芯支持装置９
は、支持台１７に対して、限られた範囲内で移動し得る
が、その移動により巻芯支持装置９上のプーリ２２と、
その真下の支持台１７上のプーリ２３との間隔が変わり
ベルト２６の張力に悪影響を及ぼすようであればタイミ
ングベルト等の回転伝達手段を採用すればよい。この実
施例によれば巻芯Ｃを、上記の回転駆動機＋１範１と２
図示しない回転駆動機構により案内ローラｌに対し微変
速可能に回転駆動されるタッチローラ３とによって、中
心駆動と表面駆動を並用して回転駆動することができる
。なお回転駆動機構は小形で軽量である場合には、それ
を巻芯支持装置上に設けることも考えられる。

タッチローラ３は固定位置に設けているので１巻芯Ｃの
まわりの巻取ロールＲが成長すると１巻芯Ｃおよびそれ
を支持している巻芯支持装置９はタッチローラ３から後
退することになるが、この発明では間隔調整台５を巻取
ロールの成長に応じて自動的に積極的に後退させること
により、各支持台１７上の巻芯支持装置９はそれぞれ支
持台１７に対して限定された僅かな範囲内でしか移動し
ないようにする。そのため基盤６上には間隔調整台５を
ウェブＷの長手方向に駆動するための駆動機（１範７を
備えている。この実施例の場合９間隔調整台５に設けた
メネジ部材２８に螺合するネジ棒２９をモータ３０で正
逆両方向に回転駆動して。

間隔調整台５を前進後退させることができる。そして、
この駆動機構２７は図示しない制御装置から指令を受け
て作動する。巻取中、制御装置は巻芯支持装置９の、支
持台１７に対する変位量を１代表的または平均的に変位
検出装置（図示せず）により検出し、その変位量が僅か
なある一定の範囲を超えないように。

駆動機構２７に指令することにより間隔調整台５の後退
勤作を制御することができる。なお、各巻取ロールＲと
タッチローラ３との接触圧制御を個々に適正に行うため
には巻芯支持装置９の。

支持台１７に対する変位量の範囲はウェブ厚みムラ等に
よる各巻取ロール径の差を吸収できる変位量以上にして
おく必要がある。

巻取ロールＲが完成し９巻取位置から適当な手段により
搬出されると次の巻取りのための各巻芯Ｃをそれぞれ巻
芯支持装置９に装着し、駆動機構２７により間隔調整台
５を前進駆動して各巻芯Ｃをタッチローラ３上の分割さ
れたウェブＣＷに接触させ。

分割されたウェブＣＷの先端を巻芯Ｃ上に止めて新たな
巻取りを開始する。巻取りを開始すると各巻芯Ｃは個々
の回転駆動機構２１およびタッチローラ３により駆動さ
れて回転し９分割されたウェブＣＷを所要巻取張力で巻
取ると共に２個々の接触圧付与機構１９による所要の押
付力により巻取中宮にタッチローラ３の方向への押付力
を与えられる。巻取ロールＲが成長するにつれ巻芯支持
装置９は巻芯Ｃと一緒にタッチローラ３から後退し。

その後退量に応じて間隔調整台５も制御装置により後退
勤作を制御されながら駆動機構２７に駆動されて後退す
る。

上述の第１発明の実施例のウェブ分割巻取装置では従来
のように下部を枢支された支持アーム上で巻取ロールを
完成させて。

その位置から支持アームをタッチローラとは反対の方へ
傾動させ１巻取ロールを旋回させて搬出することができ
ず９巻取ロールの搬出のため蚤こ大がかりな吊上げ搬出
装置等を必要とする。

そこで、第２発明は上述の実施例での巻取ロール搬出の
合理化を計るためのものであり、これについて以下に第
３図を用いて説明する。第３図は第２発明の詳細な説明
するためのウェブ分割巻取装置の略側面図である。

この実施例のウェブ分割巻取装置と前述の第１発明の実
施例のウェブ分割巻取装置とは主に、支持台１７はその
上部にタッチローラ３側へ突出する突出腕部３１を有し
ており９巻芯支持点ｏ１の下方に空間を設けている点、
および支持台１７のタッチ１ノーラ３側に１巻芯支持装
置９上で形成された巻取ロールＲをその位置から該ウェ
ブ分割巻取装置の、ウェブの技手方向に見た側方へ搬出
する搬出機（カ３２を備えている点が相違する。

搬出機１）帖２はこの実施例によれば巻取位置から巻取
装置の側方の搬出位置ヘラニブＷの幅方向に平行に即ち
第３図の紙面に垂ｉ＋’ｊに伸びるコンベア装置３３と
、コンベア装置３３を昇降させる昇降装置３４とを備え
ている。コンベア装置３３は巻取位置で完成した各巻取
ロールＲを一斉に受取ることができる長さとなっており
、昇降装置３４はコンベア装置３３を支持してウェブＷ
の長手方向に移動することができる。コンベア装置３３
は巻取開始時（こは、タッチローラ３の下方に退避し５
巻取ロールＲが完成すると昇降装置３４の働きにより巻
取ロールＲの下方から−に昇して巻取ロールの下面を支
える。巻取ロールＲの下面がコンベア装置３３に支えら
れると、各巻芯支持装置９は巻取ロールを解放し。

間隔調整台５とともに巻取ロールから後退して巻取ロー
ルＲを第３図の紙面に垂直な方向へ搬送するための空間
を作る。この後コンベア装置３３は作動して受取った各
巻取ロールを搬出する。

第４図には上述の装置の一部分を改変した実施例を示す
。この場合２例えばウェブの厚みムラが少なく１巻取ロ
ールが変形しにくい巻取りに適している。巻芯を支持す
る一対の巻芯支持装置９には前述の実施例のような共通
の棒が取伺けられておらず、それぞれ独立してスライド
運動することができる。また。

接触圧付与機ｆ：４１９として、低斤擦シリノダ、ベロ
フラムノリ／ダ等の空気圧で作動するシリンダが用いで
ある。間隔調整台５および支持台１７は、それ自体の振
動が充分抑制されており１巻芯支持装置９は、支持台１
７上の直線運動案内面１４上をその案内方向以外の方向
に実質的な遊びを生じないようにスライド運動するので
９巻取ロールＲを不良とするような振動が生じない。

しかも一対となって巻芯Ｃを支持した巻芯支持装置９の
各々が鋭敏にスライド運動することにより巻取ロールＲ
に少しの偏心や、その幅方向において少しの巻取ロール
径の差が生じても。

その偏心や巻取ロール径の差に応じて巻芯支持装置９が
スライド運動し、タッチローラ３と巻取ロールＲとの接
触状態が悪くなることがない。さらに、タッチローラ３
と巻取ロールＲとの接触圧が感度良く調整できる。また
９巻芯支持装置９の一対をつなぐ棒が不要なので１巻取
幅の変更時の作業が簡素化され。

かつ空気圧シリンダを用いるので、オイル等により巻取
ロールＲを汚す心配もない。なお、第１図により説明し
た実施例の装置を本実施例のようにしてもよい。

以上、少数の実施例により第１発明、第２発明を説明し
たが。

これに対してそれぞれの発明の主旨内において種々の改
変が行われ得ることはいうまでもない。

例えば、直線運動案内面は支持台の上部側面に設けても
よいし、支持台の突出腕部の下面をこ設けてもよい。ま
た直線運動案内面は支持台１巻芯支持装置本体に直接形
成してもよい。搬出機構は９巻取ロールが完成して巻取
装置のタッチローラ側の空所が大きくなったときだけ、
この空所にウェブ分割巻取装置の。

ウェブ長手方向Ｇこ見た側方から移動することにより巻
取装置のタッチローラ側空所に（１）「えられてもよい
。つまり、搬出用の台車またはロボット等を巻取中は装
置の側方に待機させておき巻取ロールが完成すると巻取
装置のタッチローラ側空所へ移動し。

巻取ロールを受取った後、再び装置の側方に移動して巻
取ロールを搬出するようにするのである。巻芯支持装置
から搬出機構へ巻取ロールを渡すとき支障の無い範囲で
巻取ロールを搬出機溝上へ落下させることも有り得る。

また巻取ロールを巻芯支持装置から搬出機構−１−に受
取ったとき、搬出機溝が巻取ロールを搬用可能な空間へ
移動させた後９巻取装置の側方へ搬出するようにしても
よい。また間隔調整台１巻芯支持装置の直線運動は支障
のない範囲で概略水平方向となる場合も有り得る。また
。

巻芯支持装置は１分割されたウェブの幅が狭い場合Ｇこ
は巻芯を片持ち支持することも考えられる。また９巻芯
支持装置は間隔調整台の真−りだけでなく、斜め上に配
置してもよい。

（発明の効果） この発明によれば９間隔調整台および巻芯支持装置の移
動を。

ウェブの技手方向へ直線運動により行うようにしたので
９巻取中変形や偏心した巻取ロールの高速回転等により
巻芯支持装置に振動を生ビさせようとする力が働いたと
しても１巻芯を支持するための機構全体を大きな構造と
することなく巻芯支持装置の振動を充分抑制することが
できる。また間隔調整台は巻取ロールの成長に応じて後
退するので９巻芯支持装置の支持台に対する移動範囲を
小さくすることができ、接触圧付与機構を小形化するこ
とができる。また１巻芯支持装置を支持する直線運動案
内面は１巻芯支持装置のモーメントを小さくして面圧が
過大になることを防止できるので、その案内面の粘度を
長期にわたって維持することができる。そして１巻芯は
タッチローラと同じ高さでウェブの長手方向に直線運動
により離反するので２巻取ロールとタッチローラとの接
触圧と接触圧付与機構の巻芯を押す力との関係は簡素と
なり、また巻芯支持装置のスライド抵抗を小さくするこ
とができ、またタッチローラが固定位置に設けられてい
ても巻取ロールとタッチローラの接触圧を個別【ニ調整
することができ、さらに巻取中の巻芯支持装置の振動が
抑制され、かつタッチローラは巻取ロールの変形を修正
するように作用することになるので巻取ロールとタッチ
ローラとの接触圧は安定するとともに、より正確な制御
が可能となる。それ故。

巻取速度を高速化しても高品質の巻取ロールが得られ、
生産性は向上する。

さらに、請求項（２）の装置によれば１巻取ロールの搬
出が簡単となり作業者による巻芯支持装置への新たな巻
芯の装着等の作業に支障のない、支持台のタッチローラ
側の空間で完成した巻取ロールの搬出を行うので、ウェ
ブ分割巻取装置の停止時間を短縮することができ、また
作業者の安全性も高くなる。しかも。

従来の巻取ロールを上方へ吊上げて搬出する搬出装置に
比べ。

この発明による搬出装置は小形となり占有空間も少なく
て済む。

また、請求項（３）の装置によれば９巻芯とタッチロー
ラとの平行を確実に保ち１巻取ロール表面をタッチロー
ラによりならして形成し９巻初めから巻取ロールを極力
変形させないようにする。従って１例えばウェブの厚み
ムラ等により巻取ロールが変形し易すい巻取りであって
も１巻初めの巻取ロールの変形がその後の巻取りに悪影
響を与えることが防げる。

また、請求項（４）の装置によれば１例えば巻取ロール
の変形が巻取ロールの成長に従いそれほど進行すること
がない巻取りを好適に行うことができ１巻取装置の溝造
が簡素となる。

また、請求項（５）の装置によれば、オイルダンパを不
要にすることができる。

また、請求項（６）の装置によれば、接触圧を粘密に制
御することができ、オイル漏れの心配がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の発明によるウェブ分割巻取装置の概要を
示す路側面図、第２図は第１図の切断線Ａ−Ａより見た
巻取装置の部分説明図、第３図は第２発明によるウェブ
分割巻取装置の路側面図、第４図は、第３図により説明
した装置の一部を改変した装置の略側面図である。 Ｗ・・・ウェブ、ＣＷ・・・分割されたウェブ、２・・
・スリッター。 ３・・・タッチローラ、５・・・間隔調整台、９・・・
巻芯支持装置。 １４・・直線運動案内面、　１７・・支持台、１９・・
・接触圧付与機ｔｉζ。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）ウェブをスリッターにより複数条に分割しながら
   その分割されたウェブを、固定位置に設けたタッチロー
   ラを経由させて前後の巻取位置で回転駆動される個々の
   巻芯のまわりに巻取り、巻取ロールを形成するウェブ分
   割巻取装置において、上記前後の巻取位置にそれぞれウ
   ェブの長手方向へ直線運動可能に設けられ、ウェブの幅
   方向に平行に伸びる案内面をもつ間隔調整台と、 上記間隔調整台の上方で上記巻芯の端部に係合して該巻
   芯を上記タッチローラと同じ高さに着脱可能かつ回転可
   能に支持する巻芯支持装置と、 上記巻芯支持装置をウェブの長手方向へ直線運動可能に
   支持する直線運動案内面と、 上記間隔調整台から上方へ伸び、完成した上記巻取ロー
   ルの下面より高い位置に上記直線運動案内面を保持し、
   かつ該間隔調整台の上記案内面にスライド可能に係合し
   て該間隔調整台上に支持され、上記巻芯端の近くに位置
   付けられるそれぞれの支持台と、 上記支持台上に設けられ、上記巻芯支持装置をタッチロ
   ーラへ向って押す接触圧付与機構と、 上記間隔調整台をウェブの長手方向に平行に移動させる
   駆動装置と、 上記駆動装置に指令して、巻取中巻取ロールの成長に応
   じて後退する巻芯支持装置の、支持台に対する変位量が
   所定の範囲内となるように上記間隔調整台の後退動作を
   制御する制御装置とを備えることを特徴とするウェブ分
   割巻取装置。
2. （２）上記支持台はその上部に上記タッチローラ側へ突
   出する突出腕部を有し、上記支持台のタッチローラ側で
   かつ上記突出腕部の下方の空所に、上記巻芯支持装置上
   で形成された巻取ロールをその位置から該ウェブ分割巻
   取装置の、ウェブの長手方向に見た側方へ搬出する搬出
   機構を備えることを特徴とする請求項（１）に記載のウ
   ェブ分割巻取装置。
3. （３）上記巻芯支持装置は、一対となって巻芯を支持し
   、それぞれ一対ごとの連結部材により連結されて一体化
   して直線運動する請求項（１）に記載のウェブ分割巻取
   装置。
4. （４）上記巻芯支持装置は、一対となって巻芯を支持し
   、それぞれ独立して直線運動する請求項（１）に記載の
   ウェブ分割巻取装置。
5. （５）上記接触圧付与機構は、液圧シリンダを備えてな
   る請求項（３）に記載のウェブ分割巻取装置。
6. （６）上記接触圧付与機構は、空気圧シリンダを備えて
   なる請求項（４）に記載のウェブ分割巻取装置。