JPH01218893A

JPH01218893A - 携帯可能媒体

Info

Publication number: JPH01218893A
Application number: JP63046641A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Tanaka; 吉則田中
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-02-29
Filing date: 1988-02-29
Publication date: 1989-09-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、磁気ストライプを備えた携帯可能媒体、例
えば磁気ストライプを備えた多機能ＩＣカード等に関す
る。

（従来の技術）携帯可能媒体を多機能ＩＣカードに例をとって説明する
と、多機能ＩＣカードは、ポケットサイズのカード基体
に、ＣＰＵやメモリを構成するＬＳＩチップ、液晶表示
板（以下ＬＣＤという）及び薄形電池等の所要の電子部
品が配線基板に実装されて内蔵され、カード基体の表面
には、適宜に開口された窓部から上記ＬＣＤの表示部が
外部に表われるとともに、キーボードが設けられ、また
リーダ・ライタ等の外部装置との所要データの送受用等
のコンタクトが設けられている。

ｌ５Ｏ（国際標準化機構）規格によると、多機能ＩＣカ
ードの厚さは、０．７６ｍｍに規定され、縦、横につい
てもそれぞれ所定の寸法に規定されている。

そして、多機能ＩＣカードは、所要情報の記録機能のみ
ではなく、キー人力、演篩、文字表示等の多種の機能も
併せ有しているので、剛性を高め、また内蔵された電子
部品等の保護のため、カード基体は、ステンレス製の外
形枠に、１対のステンレス製の外板が溶接により接合さ
れた金属製ケース体で構成されている。

ところで、現在の多機能ＩＣカードは、例えば銀行用の
キャッシュカード等として実用化が先行している磁気カ
ードとの併用が考慮されて、力一ド基体の表面には磁気
カードにおけるものとほぼ同様の所要の情報を磁気的に
記録するための磁気ストライプが、張付けられてハイブ
リッド形の多機能ＩＣカードとして構成されており、従
来のこの種の多機能ｔＣカードにあっては、その磁気ス
トライプが高剛性を有する金属製のカード基体表面に直
接張付けられていた。

（発明が解決しようとする課題）従来の磁気ストライプが張付けられた多機能ＩＣカード
にあっては、磁気ストライプが、高剛性を有する金属製
のカード基体表面に直接張付けられていたため、磁気ス
トライプがカード基体の金属材質により磁気的に影響を
受けて記録上不具合が発生する場合があり、また、磁気
ストライプの加工性が悪く製品の仕上りを向上させるこ
とが難しいという問題があった。

この発明は上記事情に基づいてなされたもので、金属材
質からなるカード基体が磁気ストライプに及ぼす影響を
減少させて信頼性を向上させ、また、磁気ストライプの
加工性を良好にして製品の仕上りを向上させることので
きる携帯可能媒体を提供するこ、とを目的とする。

［発明の構成１（課題を解決するための手段）この発明は上記課題を解決するために、金属製のカード
基体に所要の電子部品を内蔵するとともに当該カード基
体の表面部には合成樹脂層を介して所要の情報を磁気的
に記録するための磁気ストライプを形成してなることを
要旨とする。

（作用）上記構成において、合成樹脂層により、金属製カード基
体による磁気ストライプへの影響が減少される。また、
磁気ストライプは合成樹ＷＩｌｉｌの上に形成されて加
工性が良好となり、製品の仕上りが向上される。

（実施例）以下、この発明の実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。

まず、携帯可能媒体としての磁気ストライプを有する多
機能ＩＣカードの構成を説明すると、第１図及び第２図
中、３は金属製の外形枠であり、外形枠３の両面部に１
対のステンレス製の外板１．２が溶接により接合されて
ポケットサイズの金属製カード基体が形成されている。

カード基体には、図示省略の配線基板が内装され、この
配線基板に、ＣＰＵ及びメモリ等を構成するＬＳＩチッ
プ、ＬＣＤ及び薄形電池等の所要の電子部品が実装され
ている。これらの電子部品のうちＬＣＤの表示部は、外
板に適宜に開口された窓部から外部に表われている。ま
た、外板部には、キーボード及びリーダ・ライタ等の外
部装置との所要データの送受用等のコンタクトが設けら
れている。

そして、さらに、外板１の表面部に、合成樹脂層となる
合成樹脂フィルム４を介して磁気ストライプ５が形成さ
れている。

合成樹脂フィルム４は、その樹脂材質として、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビフェニール、ビニール、塩ビ、シリコ
ーン系樹脂等が用いられ、これらの材質からなる合成樹
脂フィルム４が、接着、圧着、溶着、蒸着又は印刷等の
手段により外板１上に被着されている。

なお、合成樹脂フィルム４上への磁気ストライプ５の形
成態様は、第２図に示したように、合成樹脂フィルム４
の表面上に形成する場合に限らず、第３図の（Ａ）、（
Ｂ）に示すように、埋込み又は半埋込みの態様で形成し
てもよい。このように、この実施例では、磁気ストライ
プ５を合成樹脂フィルム４上に形成するようにしたので
、適宜の形成態様を採ることにより金属製のカード基体
上に強固に張付けることができて生産性、加工性の向上
を図ることが容易となる。

この実施例の多機能ＩＣカードは、上述のように構成さ
れているので、合成樹脂フィルム４により、金属製のカ
ード基体による磁気ストライプへの影響が減少される。

そして、ＩＣカード専用のリーダ・ライタに挿入される
と、リーダ・ライタ側の接続端子がコンタクトに当接接
続されて所要情報の読取り、書込み及び当該多機能ＩＣ
カードの内部において、所要の判断や計算等がなされる
。

また、キーボードの手操作により内部のＣＰＬＩを動作
させると、ＬＣＤへの表示からメモリの記録内容の確認
等が行なわれる。

一方、現金自動引出し装置等の磁気ストライプ読取り機
構に挿入されると、合成樹脂フィルム４が緩衝体として
作用し、磁気ストライプ５が、磁気ストライプ読取り機
構側の磁気ヘッドに適正に対接される。そして、金Ｍ製
のカード基体の影響を受けることなく磁気ストライプ５
に的確に記録されている情報が読取られて、磁気カード
として正確に機能する。

なお、磁気ストライプ５の表面及び合成樹脂フィルム４
の表面には、適宜の保護層を被着させてもよい。また、
合成樹脂フィルム４は透明のものを用い、その裏面又は
外板表面に所要の印刷を施し、その透明の合成樹脂フィ
ルムを印刷体の保護用として機能させてもよい。

［発明の効果］以上説明したように、この発明によれば、金属製のカー
ド基体の表面部に合成樹脂層を介して磁気ストライプを
形成したので、金属製のカード基体が磁気ストライプに
及ぼす影響が減少して信頼性を向上させることができ、
また、磁気ストライプの加工性が良好となって製品の仕
上りを向上させることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る携帯可能媒体の実施例を示す平
面図、第２図は第１図の■−■線拡線断大断面図３図は
合成樹脂層上への磁気ストライプの形成態様の他の例を
示す図である。１．２：カード基体を構成するステンレス製の外板、４：合成樹脂フィルム（合成樹脂Ｍ）、５：磁気ストラ
イプ。代珊人弁理士三好保男

Claims

【特許請求の範囲】

　金属製のカード基体に所要の電子部品を内蔵するとと
もに当該カード基体の表面部には合成樹脂層を介して所
要の情報を磁気的に記録するための磁気ストライプを形
成してなることを特徴とする携帯可能媒体。