JP2592867B2 - 携帯可能媒体 - Google Patents

携帯可能媒体

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JP2592867B2
JP2592867B2 JP62286477A JP28647787A JP2592867B2 JP 2592867 B2 JP2592867 B2 JP 2592867B2 JP 62286477 A JP62286477 A JP 62286477A JP 28647787 A JP28647787 A JP 28647787A JP 2592867 B2 JP2592867 B2 JP 2592867B2
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magnetic
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、磁気ストライプを備えた携帯可能媒体、
例えば磁気ストライプを備えた多機能ICカード等に関す
る。
(従来の技術) 携帯可能媒体を多機能ICカードに例をとって説明する
と、多機能ICカードは、ポケットサイズのカード基体
に、CPUやメモリを構成するLSIチップ、液晶表示板(以
下LCDという)及び薄形電池等の所要の電子部品が配線
基板に実装されて内蔵され、カード基体の表面には、適
宜に開口された窓部から上記LCDの表示部が外部に表わ
れるとともに、キーボードが設けられ、またリーダ・ラ
イタ等の外部装置との所要データの送受用等のコンタク
トが設けられている。
ISO(国際標準化機構)規格によると、多機能ICカー
ドの厚さは、0.76mmに規定され、縦、横についてもそれ
ぞれ所定の寸法に規定されている。
そして、多機能ICカードは、所要情報の記録機能のみ
ではなく、キー入力、演算、文字表示等の多種の機能も
併せ有しているので、剛性を高め、また内蔵された電子
部品等の保護のため、第11図及び第12図に示すように、
カード基体50は、ステンレス製の外形枠23に、1対のス
テンレス製の外板21、22が溶接により接合され金属製ケ
ース体で構成されていた。第11図及び第12図中、24はコ
ンタクト、25は配線基板である。
ところで、現在の多機能ICカードは、例えば銀行用の
キャッシュカード等として実用化が先行している磁気カ
ードとの併用が考慮されて、カード基体50の表面には磁
気カードにおけるものとほぼ同様の所要の情報を磁気的
に記録するための磁気ストライプ26が、張付けられてハ
イブリッド形の多機能ICカードとして構成されている。
一方、銀行等に備えられている現金自動引出し装置等
の磁気ストライプ読取り機構は、樹脂等製の柔軟性を有
するカード基体上に張付けられた磁気ストライプを対象
として構成されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の磁気ストライプが張付けられた多機能ICカード
にあっては、磁気ストライプ26が、高剛性を有するステ
ンレス製の外板21上に張付けられていたため、第13図に
示すように、一般に用いられている磁気ストライプ読取
り機構における磁気ヘッド15に磁気ストライプ26がなじ
まず、情報の読取り、書込みが正常に行なわれない場合
があるという問題点があった。
また、金属製ケース体からなるカード基体50は、外形
枠23に、一対のステンレス製の外板21、22が溶接により
接合されていたため、溶接の際に外板21、22に歪が生じ
てその表面が波打つように変形する場合があり、このよ
うな外板上に張付けられた磁気ストライプの表面にも波
打ちが生じてしまう。そして、このような波打ちの生じ
ている磁気ストライプは、磁気ヘッド15に適正に接触し
ないので、磁気出力にばらつきが生じ、情報の読取り、
書込みを正常に行なうことが一層困難になってしまうと
いう問題点があった。
この発明は上記事情に基づいてなされたもので、電子
部品等を外力から適切に保護することができるととも
に、磁気ストライプに対する情報の読取り、書込み性を
向上させることのできる携帯可能媒体を提供することを
目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するために、カード基体
に所要の電子部品が内蔵されるとともに、該カード基体
の表面部に所要の情報を磁気的に記録するための磁気ス
トライプが張付けられた携帯可能媒体において、前記カ
ード基体は内部に前記電子部品を収納した剛性を有する
ケース体と、このケース体と同一厚さで緩衝性を有する
部材で形成されケース体に接合された磁気ストライプの
張付け部とで構成したことを要旨とする。
(作用) カード基体における電子部品の収納部が剛性構造とさ
れ、電子部品等が外力から適切に保護される。一方、カ
ード基体における磁気ストライプの張付け部は、緩衝性
を有する構造とされて、磁気ストライプは、磁気ヘッド
との適正な対接性が図られて磁気ストライプに対する情
報の読取り、書込性が向上される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この発明の第1実施例を示す
図である。
まず、携帯可能媒体としての磁気ストライプを有する
多機能ICカードの構成を説明すると、第1図及び第2図
中、3は第1図上部側が切欠かれた外形枠であり、外形
枠3の両面部に1対のステンレス製の外板1、2が溶接
により接合されて第1図上部側が開口の金属製ケース体
が構成されている。4は配線基板であり、配線基板4に
は、CPU及びメモリ等を構成するLSIチップ5、LCD6、チ
ップコンデンサ7a、7b及び薄形電池8等の電子部品が実
装され、各電子部品は、このような実装状態で、電子部
品の収納部である剛性構造の上述の金属製ケース体に内
装されている。これらの電子部品のうち、LCD6の表示部
は、その機能上、外板1に開口された窓部1aから外部に
表われるように内装されている。また、配線基板4に
は、リーダ・ライタ等の外部装置との所要データの送受
用等の図示省略のコンタクト及びキーボード構成用のキ
ー等が設けられ、コンタクトも外板に開口された適宜の
窓部から外部に表われている。
配線基板4及び各電子部品等と両外板1、2の内面と
が接する部分等は、接着剤で適宜に接着、固定されてい
る。
また、金属製ケース体の開口部には、この金属製ケー
ス体部分の厚さと同一厚さのポリイミド又は塩化ビニル
等からなる緩衝性を有する構造部としての樹脂板9が一
体的に接合されて所定の形状寸法からなるカード基体10
が構成されている。そして樹脂板9の表面部に磁気スト
ライプ11が張付けられている。
磁気ストライプ11は、その材料として例えば γ・Fe2O3+バインダ また、磁気特性としては、 残留磁束φr 1.25+0.5maxwell/cm 抗磁力Hc 650±50 Oe 角形比 0.7以上 程度のものが用いられている。
多機能ICカードは、上述のように構成されているの
で、剛性を有する金属製ケース体の部分により、内蔵さ
れた電子部品等が外力から適切に保護される。
そして、ICカード専用のリード・ライタに挿入される
と、リーダ・ライタ側の接続端子がコンタクトに当接接
続されて所要情報の読取り、書込み及び当該カード内部
において、所要の判断や計算等がなされる。
また、キーボードの手操作により内部のCPUを動作さ
せると、LCD6への表示からメモリの記録内容の確認等が
行なわれる。
一方、現金自動引出し装置等の磁気ストライプ読取り
機構に挿入されると、緩衝性を有する製造部としての樹
脂板9の部分に張付けられている磁気ストライプ11が、
磁気ストライプ読取り機構側の磁気ヘッドに適正に対接
される。この結果前記の磁気特性が十分に発揮され、磁
気ストライプ11に記録されている情報が正確に読取られ
て、磁気カードとして正確に機能する。
次に、第3図には、この発明の第2実施例を示す。な
お、第3図及び後述の第4図から第10図までの各実施例
を示す図において、前記第1図及び第2図における部材
及び部位等と同一ないし均等なものは、前記と同一符号
を以って示し、重複した説明を省略する。
この実施例は、樹脂板9の延在部9aが金属ケース体の
全周に亘って接合されて、カード基体20における金属製
ケース体と樹脂板9との接合強度が高められている。第
3図中、12はコンタクト、13はキーボードである。
この実施例の多機能ICカードの機能は、前記第1実施
例のものとほぼ同様であるが、カード基体20における樹
脂板9と金属製ケース体との接合強度が高められること
により、一層の長寿命化が図られる。
第4図及び第5図には、この発明の第3実施例を示
す。
この実施例は、カード基体10の構成は、前記第1実施
例(第1図)のものと同様であるが、配線基板4aを樹脂
板9の部分まで延在させてこれを当該樹脂板9と接合さ
せたものである。前述したように、配線基板4aは、金属
製ケース体側においては、直接又は実装された電子部品
等を介して両外板1、2に接着固定されているので、こ
の配線基板4aと樹脂板9とを接合することにより、前記
第2実施例のものと同様にカード基体10における金属製
ケース体と樹脂板9との接合強度が高められる。
また、第4図中に仮想線で示すように、LCD6aは、樹
脂板9中の配線基板4aの延在部の部分に設けてもよい。
第6図及び第7図には、この発明の第4実施例を示
す。
この実施例は、緩衝性を有する構造部として、外板1
に、磁気ストライプよりもやや幅広の溝を穿設し、この
溝にシリコン樹脂製のクッション14を設けたものであ
る。シリコン樹脂としては、例えば、東芝シリコンTSE3
663、TSI3101、TSE325等を用いた。シリコン樹脂は、ク
ッション14の表面が平面となるように溝内に埋込まれて
いる。そして、このクッション14上に磁気ストライプ11
が張付けられている。
この実施例によれば、前記第1実施例(第1図)等の
ものと比べると、緩衝性を有する構造部の構成を簡易化
することができる。そして、このように簡易化した構成
としても、外板1の表面に、外形枠3との溶接の際の歪
により波打ちが生じていても、クッション14の表面は平
面とすることができる。したがって、前記第1実施例等
のものと同様に、外板1表面の波打ちの影響が避けられ
て磁気ストライプ11に磁気ヘッドを正しく対接させるこ
とができ、磁気出力のばらつきが防止されて情報の読取
り等を正常に行なうことができる。
第8図には、この発明の第5実施例を示す。この実施
例は、磁気ストライプ11が張付けられた外板1の下面
側、即ち、カード基体の内部にシリコン樹脂製のクッシ
ョン14aを設けたものである。この実施例では、クッシ
ョン14aにより緩衝効果を高めるため、配線基板4dの占
める面積を可能な範囲で小さくし、カード基体内部の約
3分の1程度の広さに亘ってクッション14aが設けられ
ている。
この実施例のような簡易な構造によっても、磁気スト
ライプ11を磁気ヘッドに適正に対接させて、情報の読取
り性を向上させることができる。
第9図には、この発明の第6実施例を示す。この実施
例は、磁気ストライプ11の張付け部位における外板1及
び配線基板4eの部分を切欠いて、この切欠き部分にシリ
コン樹脂製のクッション14bを設けものである。このよ
うなクッション14b構造とすることにより、前記第4実
施例(第7図)及び第5実施例(第8図)のものと比べ
ると、緩衝効果を一層増大させることができる。
第10図は、クッション14bの緩衝作用により、磁気ス
トライプ11が磁気ヘッド15に正しく対接される様子を示
したものである。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、カード基体
における電子部品の収納部は剛性構造とし、磁気ストラ
イプの張付け部は緩衝性を有する構造としたので、電子
部品等を外力から適切に保護することができ、また磁気
ストライプは磁気ヘッドに適切に対接させることができ
て磁気ストライプに対する情報の読取り、書込み性を向
上させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る携帯可能媒体の第1実施例を外
板を取外して示す平面図、第2図は第1図のA−A線に
相当する拡大断面図、第3図はこの発明の第2実施例を
示す平面図、第4図はこの発明の第3実施例を外板を取
外して示す平面図、第5図は第4図のB−B線の拡大断
面図、第6図はこの発明の第4実施例を示す平面図、第
7図は第6図のC−C線断面図、第8図はこの発明の第
5実施例を示す第7図と同様の断面図、第9図はこの発
明の第6実施例を示す第7図と同様の断面図、第10図は
同上第6実施例の作用を説明するための図、第11図は従
来の携帯可能媒体を示す平面図、第12図は第11図のD−
D線断面図、第13図は同上従来例の作用を説明するため
の図である。 1、2:剛性構造部を形成する外板、 5:LSIチップ、6、6a:LCD、 7a、7b:チップコンデンサ、 9:緩衝性を有する構造部としての樹脂板、 11:磁気ストライプ、 14、14a、14b:緩衝性を有する構造部としての樹脂製ク
ッション、 10、20、30:カード基体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード基体に所要の電子部品が内蔵される
    とともに、該カード基体の表面部に所要の情報を磁気的
    に記録するための磁気ストライプが張付けられた携帯可
    能媒体において、 前記カード基体は内部に前記電子部品に収納した剛性を
    有するケース体と、このケース体と同一厚さで緩衝性を
    有する部材で形成されたケース体に接合された磁気スト
    ライプの張付け部とで構成したことを特徴とする携帯可
    能媒体。
  2. 【請求項2】前記剛性を有するケース体は金属製であ
    り、前記磁気ストライプの張付け部は樹脂製であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の携帯可能媒
    体。
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JPS6241578U (ja) * 1985-08-31 1987-03-12
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