JPH08156472A - Icカード用ケース - Google Patents

Icカード用ケース

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JPH08156472A
JPH08156472A JP6307941A JP30794194A JPH08156472A JP H08156472 A JPH08156472 A JP H08156472A JP 6307941 A JP6307941 A JP 6307941A JP 30794194 A JP30794194 A JP 30794194A JP H08156472 A JPH08156472 A JP H08156472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
case
module
synthetic resin
frames
Prior art date
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Pending
Application number
JP6307941A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Takayama
文博 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6307941A priority Critical patent/JPH08156472A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ICカードとカードケース内面との
接触する部分を最小限にして、曲げ応力や衝撃に対応し
てICモジュールを保護するICカード用ケースを提供
する。 【構成】合成樹脂板を2枚重ねて周辺の三方を熱圧着し
て、一方にはカードを収納するための挿入口を設けたI
Cカード用ケースで、前記2枚の合成樹脂板の内面に、
ICモジュールと対面する位置で、かつ、ICモジュー
ルを囲むように2個以上の方形状の保護枠を設けたもの
で、この保護枠はICカードを挿入する方向に依存され
ない位置に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ応力や衝撃に対応
して、ICカードのモジュール部分を保護するICカー
ド用ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレジットカード、銀行カー
ド、IDカードなどのプラスチック製や紙製のカードを
収納して、カード表面を擦過傷などから保護するための
カードケースが一般的に知られている。このカードケー
スは帯電防止剤や着色剤を混練りした合成樹脂シートが
通常使用されており、情報記録媒体としてカードに磁気
記録層或いは磁気テープを設けた、通称磁気カードと言
われるカードを収納する場合に好適なカードケースであ
る。
【0003】近年、これらの磁気カードに、ICチップ
を封止して構成されたICモジュールを装着したICカ
ードと呼称されるカードの使用が増加している(図1を
参照)。このICカードはプラスチック製のカード基体
に浅い凹部を形成して、ICモジュールを嵌め込み接着
する方法により装着したもので、従来より使用されてい
るカード保護用のカードケースでは、曲げ応力や衝撃に
対してICモジュールを保護するためには適してはいな
かった。すなわち、ICカードは通常曲げ応力に弱く、
カード基体にかかる負荷がモジュールにまで伝わってし
まう。また、モジュールに直接衝撃がかかる場合に、表
面上は圧迫程度でも内部で故障が生じることがある。
【0004】このため、従来のカード保護用のケースを
改良してICカード用のケースとしたものが採用されて
いる。例えば、図7に示すように、合成樹脂板(31)
をU字状に曲げて先端の角部にカード挿入口(32)を
設けて、ICカード(20)を挟み付けるように収納す
るICカード用のハードケース(30)としたもの、ま
た、図8に示すように、底板(43)として固い板状物
を合成樹脂シートで被覆して、上方にカード挿入口(4
2)を有する合成樹脂シート(41)を重ね三方をヒー
トシールしてICカード(20)を収納するソフトケー
ス(40)が知られている。しかしながら、これらのカ
ードケースにおいてもICカードを収納して財布などに
いれて保管、使用を繰り返しているうちに、曲げ応力や
衝撃を受けることでICモジュールに負荷がかかりモー
ルドしたICチップが破壊される問題が発生していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ICカード
は特に磁気カードなどに比較して、重要データを大量に
記憶させておくことが想定され、ICモジュールの破壊
を防ぐことが重要な課題となる。しかしながら、上記の
ICカード用ケースのいずれも曲げ応力や衝撃に対応で
きるように合成樹脂板や、基体に固い板状物を使用した
ものであるが、図に示したように、ICカード全体と接
触するように収納するカードケースでは、ケースに曲げ
応力が働いた場合に、ICカード全体が湾曲してモジュ
ール部分にも曲げ応力がかかっていた。さらに、ICカ
ード全体と接触するように収納するカードケースにおい
ては、カードケースに衝撃を受けた場合においても、I
Cモジュールに直接衝撃が伝わってしまいICモジュー
ルのICチップが破壊されることがあり、所謂ICカー
ドの故障原因となっていた。
【0006】そこで本発明は、ICカードとカードケー
ス内面との接触する部分を最小限にして、曲げ応力や衝
撃に対応してICモジュールを保護するICカード用ケ
ースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、合成樹脂板(11,11a)を2枚重ねて
周辺の三方を熱圧着などして固着して、一方にはカード
を収納するための挿入口(12)を設けたICカード用
ケース(10)であって、2枚の合成樹脂板(11,1
1a)の内面に、ICモジュール(M)と対面する位置
で、かつ、このICモジュール(M)を囲むように2個
以上の方形状の保護枠(15,15)を設けたことを特
徴とする。
【0008】また、このICモジュール(M)の保護枠
(15,15)は、ICカードを挿入する方向に依存さ
れない位置、すなわち、ICカードを裏返し又は天地左
右逆方向に挿入した際に、いずれかの内1個の保護枠が
必ず1Cモジュールを囲む位置に設けられていることを
特徴とする。
【0009】本発明を図に基づき詳細に説明する。本発
明は、図2に示すようなICカード(20)に装着され
たICモジュール(M)を保護するためのICカード用
ケース(10)を提供するものである。このICカード
用ケースは、硬質のポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂
板(15,15)を2枚重ねて、周辺の三方を熱圧着に
より固着したものである。なお固着方法は、図示はしな
いが周辺にライナーなどを当てて接着剤で固着する方法
でもよい。このケースの一方にはICカードの挿入口
(12)を設けたものである。この上下の合成樹脂板
(11,11a)の内面には、ICカード(20)を収
納した際に、予めICカード(20)に装着されたIC
モジュール(M)と対面する位置で、しかもICモジュ
ールを表裏から囲むように、2個以上の方形状に突起し
た保護枠(15,15)を形成したものである。
【0010】この保護枠(15,15)は、ICカード
(20)を収納する際に挿入する方向に依存されない位
置、すなわち、ICカードを裏返して挿入したり或いは
天地左右逆方向に挿入したりしても、いずれかの内1個
の保護枠で必ずICモジュールを囲む位置に設けられた
ものである。また、この上下の保護枠先端同志の間隔は
ICカード1枚が挿入できる間隔とする。
【0011】
【作用】本発明のICカード用ケース(10)は、図
3、図4に示すように、ICカード(20)をケースに
収納すると、2個以上の保護枠(15,15)同志でI
Cカードを挟むように保持することとなり、保護枠先端
以外のケース内面とICカードとの間には緩衝空間
(K,K)ができるので、ICカードケースに曲げ応力
や衝撃が加わっても、保護枠とその上下にできた緩衝空
間(K,K)によって保護されてICモジュール(M)
に直接伝わらないために、ICモジュール(M)の破壊
を低減することができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を図に基づきを詳細に説明す
る。
【0013】<実施例1>図1に基づき実施例1を説明
する。このICカード用ケース(10)は、厚さ0.5
〜0.8mm程度の着色された硬質のポリ塩化ビニル樹
脂板を使用したもので、この2枚の樹脂板(11,11
a)内面には成形の際に、予め方形状の保護枠(15,
15)を横方向に2個並列して設けたものである。この
保護枠は、A−A断面図に示すように、樹脂板内面より
0.3〜0.5mm程度の高さに突起させたもので、こ
の突起周辺(t)を内側に向かって傾斜させて形成す
る。次に、保護枠(15,15)を形成した樹脂板を2
枚重ねて三方の周辺を熱圧着により固着する。この際、
2枚の樹脂板内面に形成した保護枠先端同志が対面する
ように位置を合わせて固着する。また、この保護枠(1
5,15)を形成する位置は、ICカード(20)を収
納した際に、装着されたICモジュール(M)と対面す
る位置で、しかもICカードを裏返しや天地左右逆方向
に挿入しても、ICモジュールが保護枠内で、かつ、2
個の内いずれかの1個の保護枠(15)に入る位置に設
けたものである。また、対面する保護枠(15,15)
先端同志の間隔は、ICカード1枚分(厚さは約0.7
〜0.9mm)が収納できる間隔にして、ケースの横方
向の一方にはICカードが簡単に出し入れできるように
挿入口(12)を設けたものである。
【0014】このICカード用ケースにICカードを挿
入すると、周辺(t)が内側に向かって傾斜した保護枠
により、カードを滑るように出し入れすることができて
引っ掛かることがない。また、この上下の保護枠(1
5,15)はICカードを2か所で挟み付け保持するの
で、ケースを逆さまにしてもカードは簡単に落下するこ
とがない。さらに、このケースに曲げ応力や衝撃が加わ
っても、保護枠で囲まれたICモジュールやICカード
本体とケース内面との間に緩衝空間ができているので、
ICモジュールの破壊を防ぐことができる。
【0015】<実施例2>図5に基づき実施例2を説明
する。図5は、他の実施例におけるICカード用ケース
(10)を示すもので、このケースの保護枠(15,1
5)は、実施例1の保護枠の中央部分に横方向の保護枠
を横断する突起(d,d)を設けて、「日」字形状の保
護枠2個を並列して4分割に形成したものである。さら
に、ケースの横上辺にカードの挿入口(12)を設けて
ICカードの挿入を一層容易にしたものである。この保
護枠(15,15)は、曲げ応力や衝撃に対してさらに
保護枠を強化した形状であり、しかも、実施例1と同様
に、ICカードの挿入方向は裏返しや天地左右逆方向に
かかわらず、ICモジュール(M)はいずれかの分割さ
れた1個の保護枠内に入り保護されるようにした。その
他は、実施例1と同様に行った。
【0016】<実施例3>図6に基づき実施例3を説明
する。図6は、他の実施例におけるICカード用ケース
(10)を示すもので、このケースの保護枠(15)
は、独立した4個の保護枠を上下に並列して設けたもの
である。このケースにおいても、実施例2と同様に横方
向の上辺に挿入口(12)を設けて、ICカード(2
0)の収納を容易にするとともに、カードの挿入方向は
裏返しや天地左右逆方向に入れることにかかわらず、I
Cカードを収納した場合に4個の保護枠のいずれかの1
箇所内にICモジュール(M)が収まるようにしたもの
である。これによりICカード全体を4箇所の保護枠で
挟み付けるように保護するので、曲げ応力や衝撃に対し
て一層確実に対応することができる。他は実施例1と同
様に行った。
【0017】
【発明の効果】本発明のICカード用ケースは、ICカ
ードをケースに収納すると2個以上の方形状の保護枠同
志でICカードを挟むように保持することとなり、保護
枠先端以外のケース内面とICカードとの間には緩衝空
間ができるので、ICカードケースに曲げ応力や衝撃が
加わっても、保護枠とその上下の緩衝空間によって保護
されてICモジュールには直接伝わらないために、IC
モジュールの破壊を防止することができる。これにより
ユーザーが使用中に発生するICカードの故障を低減す
ることができる。また、本発明のICカード用ケースを
用いることで、重要なデータの保護を果たすことができ
るので、アプリケーションの幅が広がり様々な分野への
ICカードを展開することが可能となるなど種々の優れ
た効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるICカードの一例を示す説明図
である。
【図2】本発明の一実施例を示すICカード用ケースと
保護枠を示す平面図(a)と、A−A断面図(b)であ
る。
【図3】本発明のICカード用ケースに曲げ応力が加わ
った際の、保護枠内のICモジュールの状態の一例を示
す説明図である。
【図4】本発明のICカード用ケースに衝撃が加わった
際の、保護枠内のICモジュールの状態の一例を示す説
明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すICカード用ケース
の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すICカード用ケース
の説明図である。
【図7】従来のICカード用ケースの一例を示す平面図
(a)と、T−T断面図(b)である。
【図8】従来のICカード用ケースの一例を示す平面図
(a)と、D−D断面図(b)である。
【符号の説明】
10…ICカード用ケース 11,11a,31,…合成樹脂板 12,32,42…挿入口 15…方形状の保護枠 20…ICカード 30,40…従来のICカード用ケース 41…合成樹脂シート 43…底板 M …ICモジュール K …緩衝空間 t …保護枠の周辺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂板を2枚重ねて周辺の三方を熱圧
    着などにより固着して、一方にはカードを収納するため
    の挿入口を設けたICカード用ケースであって、前記2
    枚の合成樹脂板の内面に、ICモジュールと対面する位
    置で、かつ、ICモジュールを囲むように2個以上の方
    形状の保護枠を設けたことを特徴とするICカード用ケ
    ース。
  2. 【請求項2】前記ICモジュールの保護枠は、ICカー
    ドを挿入する方向に依存されない位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のICカード用ケー
    ス。
JP6307941A 1994-12-12 1994-12-12 Icカード用ケース Pending JPH08156472A (ja)

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JP6307941A JPH08156472A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 Icカード用ケース

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JP6307941A JPH08156472A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 Icカード用ケース

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ID=17975024

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