JP3050971U - 名刺サイズ型カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案はカードが何らかの外力を受け手カ
ード周辺が裂けることがないようにしたものである。 【解決手段】 表面及び或いは裏面に各種の情報を収納
したほぼ矩形型で柔軟性を有するカード本体と、このカ
ード本体と一体的に形成され前記カード本体の厚みより
厚く前記カード本体の凹凸部より薄く前記カード本体の
周囲の少なくとも一辺に設けられた肉厚部とからなる名
刺サイズ型カード。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、クレジットカード、キャッシュカード、プリペイカード、テレホ ンカード等として大変便利に用いられているカードの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、銀行等で現金を引き出すキャッシュカード等のカード本体１は 図１に示す様に矩形で、表裏両面は比較的滑り易い施しがされており全体的に柔 軟な合成樹脂等の材質で作られている。又、表面或いは裏面に印刷がされ使用者 に必要な情報を提供している。更に、印刷以外にエンボス加工等による凹凸によ っても情報提供がされている。例えばローマ字による利用者の氏名２、番号３等 である。４は磁気記録部である。

【０００３】 このような便利なカード本体１であっても長く使用していると何らかの外力に 起因して周辺に裂けた様な切れ裂け部５が生じる、これがそのまま使用を続ける と更に切り裂けが拡大し、そのまま使用する事に不安を感じるようになる。又そ うでなくとも、この切り裂け部５にゴミが例えば糸ゴミ等が引っかかったりして 実際の使用に差し障る様なことも生じる。

【０００４】 特に情報を収納しているカード本体の情報をカード読み取り機が読み取らずカ ードとしての機能を果たせなくなるようなことになる。従ってカード本体１全体 の厚みを厚くすることも考えられるがこれに情報を収納する凹凸（利用者の氏名 、番号等）を更に設けるとより厚くなってかえって柔軟性に欠け簡単に折れやす くなるようになり実用的でなくなる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案の課題は、カード本体の少なくとも一部周辺にカード本体の 厚みより厚く凹凸部より薄い肉厚部を形成することでカード自体は柔らかくしか も周辺から裂ける様な事が生じないようにする名刺サイズ型カードを提供するも のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するため、表面及び或いは裏面に各種の情報を収納したほぼ 矩形型で柔軟性を有するカード本体と、このカード本体と一体的に形成され前記 カード本体の厚みより厚く前記カード本体の凹凸部より薄く前記カード本体の周 囲の少なくとも一部に設けられた肉厚部とからなる名刺サイズ型カードである。

【０００７】

【作用】

上記の構成からなる名刺サイズ型カードは周囲の少なくとも一部に肉厚部を形 成してあるからカード本体に何らかの外力が加わっても周辺より裂け目が入るこ ともない。また、全体的には従来のカードの厚みであるから柔軟性を欠いている ものではなく、従って従来と同様な使用ができるものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施形態を図２を参照して説明する。

【０００９】 １１は銀行等で現金を引き出すキャッシュカード等のカード本体で、図示の様 に名刺型の矩形で、表裏両面は比較的滑り易い施しがされており全体的に柔軟な 合成樹脂等の材質で形成する。前記カード本体１１の表面或いは裏面に印刷がさ れ使用者に必要な情報を提供している。更に、印刷以外にエンボス加工等の凹凸 によっても情報提供がされるようにしてある。

【００１０】 例えばローマ字による利用者の氏名１２、カード番号１３等である。１４は磁 気記録部である。１５は前記カード本体１１の周囲にカード本体１１と一体的に 形成された肉厚部で、この肉厚部１５は前記カード本体１１の厚みより厚く凹凸 部分（氏名１２，カード番号１３）の厚みより薄く構成している。従って凹凸部 分の最頂部は肉厚部１５より水平面で出ている。

【００１１】 カード本体１１を読み取り機に掛けても氏名１２，カード番号１３は肉厚部１ ５より突出しているから充分に読み取りできるものである。また、前記磁気記録 部１４は肉厚部１５まで形成されているから読み取りができないことはない。

【００１２】 上記の構成された名刺サイズ型カードは何らかの外力がカード本体１１の周辺 に付加されても従来の様に簡単に裂けるようなことは無くしかも柔軟性を併せ持 っているため簡単に折れ曲がることもない。又、カード読み取り機も従来の読み 取り機で充分読み取ることができるものである。

【００１３】 尚上記実施形態では、肉厚部１５をカード本体１１の周囲を一周して設けたが カード本体１１の一辺に又は二辺に設けてもよくそれぞれ選択すればよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上の様に、この考案は表面及び或いは裏面に各種の情報を収納したほぼ矩形 型で柔軟性を有するカード本体と、このカード本体と一体的に形成され前記カー ド本体の厚みより厚く前記カード本体の凹凸部より薄く前記カード本体の周囲の 少なくとも一辺に設けられた肉厚部とからなる名刺サイズ型カードであるから、 カード本体が周辺から使用によるなんらかの外力を受けても裂ける様なことがな く又、柔軟性も従来のものと同様でしかもカード読み取り機も従来のものでよく 実用上便利なカードである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のカード斜視図。

【図２】本考案の実施形態を示す斜視図。

【符号の説明】 １ カード本体 ２ 所有者名 ３ カード番号 ４ 磁気記録部 ５ 切り裂け部 １１ カード本体 １２ 氏名 １３ カード番号 １４ 磁気記録部 １５ 肉厚部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表面及び或いは裏面に各種の情報を収納し
   たほぼ矩形型で柔軟性を有するカード本体と、このカー
   ド本体と一体的に形成され前記カード本体の厚みより厚
   く前記カード本体の凹凸部より薄く前記カード本体の周
   囲の少なくとも一辺に設けられた肉厚部とからなる名刺
   サイズ型カード。