JP3015879U - 時刻の表示が出来るカードホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時刻の表示が出来るカードホルダーの提供。 【構成】 三つ折り出来る長方形紙片の中央部分に、宛
名とメッセージ記入欄を設けるとともに、紙片の上下位
置にカード挟み込み用切り込みを形成し、左右見開き紙
片には時計文字盤を印刷して、文字盤中央付近に年、
月、日、曜日および午前午後の記入欄を設け、文字盤周
辺に時間数字を、その内周に分数字を配列するととも
に、各数字毎にチェック用小枠を設け、文字盤外部上方
に用件時刻記載欄を設けたことを特徴とする時刻の表示
が出来るカードホルダー。 【効果】 相手に対して、時間的な正確さをアピールす
ることが出来、対人関係が円滑となってうまく仕事が進
められるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、名刺、写真あるいはテレホンカード等を挟み、約束時間、訪問時間 等を記入し、場合によっては簡単なメッセージをメモしたのちに相手に手渡すカ ードホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、他人に紹介された場合とか、訪問した先で自己紹介を兼ねて相手に手渡 すために使用されてきた名刺は、普通は長方形の白色紙片に勤務先、職名身分、 氏名、住所ならびに電話番号を適当に配置してあり、単なる名札の役割をしてい る場合が多かった。 ところが個性的な名刺として、名刺の材質を変えたり（貴金属製の名刺：実開 平４−３０９７８号公報）、顔写真を貼ったり（実開平４−１５５６６号公報） 、模様図形を組み合わせたり（実開平４−６３２８０号公報）、色々な機能を組 み合わせたもの（いくつかを例示すると、剥離紙付きのもの：実開昭６３−１７ ６６７０号公報、実開平４−６４１７５号公報、実開平５−７６７７９号公報、 バーコードを付けたもの：実開昭６３−１４１７６６号公報、実開昭６３−１６ １８７１号公報、実開平５−６８６７４号公報、テレホンカード兼用：実開昭６ ３−９２４４９号公報、実開平４−８３７４８３号公報、鏡付き：実開平５−３ ５３５４号公報、拡大鏡付き：実開平４−２４３８９号公報、リボンしおり付き ：実開平４−７６４７９号公報、オシャベリ機能付き：実開昭６３−１７０１７ ３号公報、チョコレート付き：実開昭６３−３１７８６号公報、バインダー穴付 き：実開平５−９５７７５号公報、記憶部付き：実開昭６３−８７０６２号公報 、実開昭６３−１６１８７２号公報、実開平４−２６８１号公報、実開平４−２ ０４７７号公報、耳付き：実開平５−９１８７２号公報等）が提案されている。 また、本考案者は先に、名刺に扉をつけて、そこに時刻の表示が出来る様にした 名刺を提案した（実開昭６３−１１６３７８号公報）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の標準的な名刺は、渡した相手に与える印象も弱く、すぐに捨てられてし まったり、自分の人格あるいは主張したいこと等を表現することが出来ず、限ら れた紙面のため、広告等をする余地はほとんどないものが多かった。 また、前記の個性的な名刺は、経済的でないとか（貴金属製など）、印刷以外 の加工処理を必要としたり（テレホンカード、記憶部付き、オシャベリ機能付き 等）付属機器を必要とする（記憶部付き用記録読取り装置）等さらに改良される 必要があるものである。 本考案者が提案した扉付き名刺は特別な用紙を必要とするため、経済的でない という問題があった。

【０００４】 本考案は、前記した従来技術における問題点を解消し、汎用性があって渡した 相手に印象付けられる名刺ホルダーを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案者は種々研究を重ねた結果、名刺を挟み込む ことが出来るホルダーに、時刻表示を行なうことにより、名刺を渡す相手に強い 印象を与えられることを知見し、本考案を完成するに至った。

【０００６】 すなわち、前記知見に基づいてなされた本考案は、三つ折り出来る長方形紙片 の中央部分に、宛名とメッセージ記入欄を設けるとともに、紙片の上下位置にカ ード挟み込み用切り込みを形成し、左右見開き紙片には時計文字盤を印刷して、 文字盤中央付近に年、月、日、曜日および午前午後の記入欄を設け、文字盤周辺 に時間数字を、その内周に分数字を配列するとともに、各数字毎にチェック用小 枠を設け、文字盤外部上方に用件時刻記載欄を設けたことを特徴とする時刻の表 示が出来るカードホルダーを要旨としている。

【０００７】 また、本考案は、二つ折り出来る長方形紙片の一方に、宛名とメッセージ記入 欄を設けるとともに、紙片の上下位置にカード挟み込み用切り込みを形成し、他 方の紙片には時計文字盤を印刷して、文字盤中央付近に年、月、日、曜日および 午前午後の記入欄を設け、文字盤周辺に時間数字を、その内周に分数字を配列す るとともに、各数字毎にチェック用小枠を設け、文字盤外部上方に用件時刻記載 欄を設けたことを特徴とする時刻の表示が出来るカードホルダーを要旨としてい る。

【０００８】

【考案の構成と実施態様】

本考案の構成と作用を説明する。 本考案は、図１に示すように、カードホルダー１として三つ折り出来る長方形 紙片を使用し、紙片の中央部分にはカードを手渡す相手の宛名欄２、メッセージ 記入欄３およびカード挟み込み用切り込み１６、１７が設けられている。

【０００９】 本考案では、カードホルダー１の折り目１９、２０の左右見開き側紙片２１、 ２２に時計文字盤４、４を印刷し、この文字盤中央付近に年５、月６、日８、曜 日７、午前９および午後１０の記入が行なえるようにされている。

【００１０】 また、時計文字盤４の周辺に時間数字１１を、その内側には分数字１２を通常 の時計と同様に配列し、前記各数字にはチェック用の小枠１３、１４が設けられ ており、時計文字盤４外上方に用件時刻記載欄１５が設けられている。

【００１１】 本考案は、図１に示す左右見開き紙片２１または２２の一方がない二つ折りで きる長方形紙片を使用してもよい。この場合は、用件時刻の記載が一つだけに制 限されるが、通常の用途にはこれで十分目的を達成することが出来る。

【００１２】 本考案カードホルダーは、次のように使用することが出来る。 訪問先で尋ねた相手が不在のとき、カードホルダー１の紙片中央宛名欄２に相 手の名前を書き、続いてメッセージ欄３に用件と次回面会の依頼を記載し、左側 見開き紙片２１の用件時刻記載欄１５に、次回面会の希望時刻と記入して、時計 文字盤４の数字欄にチェックをし、右側見開き紙片２２の用件時刻記載欄１５に は、訪問した時刻として、下の時計文字盤の数字欄にそれを記入し、図２のよう に自分の名刺１８を切り込み１６、１７に挟み込んで折り目１９、２０により包 み、訪問相手に渡してもらうように依頼して辞去すればよい。

【００１３】 本考案のカードホルダーは、薄手の上質紙によって作成すれば、嵩張ることも なく、手帳等に挟んでおいてその都度使用することが可能である。用紙は無地あ るいは目立たないような着色、さらには適当な模様を印刷したもの等、適宜のも のを用いればよい。 本考案のカードホルダーを名刺以外の、例えばテレホンカードとか、写真など を相手にプレゼントする場合に使用すると、ちょっとした用件をスマートな形で 伝えることが出来るので有用である。

【００１４】 本考案カードホルダーを使用して相手に名刺を渡す場合、約束した時間、訪問 した時間をはっきりとさせることが出来るので、時間を忘れず、時間を守る習慣 が自然に身につくことになり、相手の信用が高くなるという成果が得られる。

【００１５】 また、相手側には約束した時間や来訪した時間が記録として残るので便利であ り、相手も、時間の認識をしてくれて、待たされたりすることが少なくなり、時 間を効率的に配分できるという長所がある。そしてカードホルダー裏面のスペー スに広告などを印刷することにより、宣伝効果をあげることも可能である。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているから、相手に対して、時間的な 正確さをアピールすることが出来、対人関係が円滑となってうまく仕事が進めら れるという効果が奏され、極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の使用面側の説明図である。

【図２】 本考案の使用の一例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ カードホルダー部分 １２ 分表示 ２ 宛名欄 １３ 時間チェック
欄 ３ メッセージ記入欄 １４ 分チェック欄 ４ 時計文字盤 １５ 用件時刻記入
欄 ５ 年表示 １６，１７ 切り込み ６ 月表示 １８ カード ７ 曜日表示 １９，２０ 折り目 ８ 日表示 ２１ 左側見開き部
分 ９ 午前表示 ２２ 右側見開き部
分 １０ 午後表示 １１ 時間表示

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 三つ折り出来る長方形紙片の中央部分
   に、宛名とメッセージ記入欄を設けるとともに、紙片の
   上下位置にカード挟み込み用切り込みを形成し、左右見
   開き紙片には時計文字盤を印刷して、文字盤中央付近に
   年、月、日、曜日および午前午後の記入欄を設け、文字
   盤周辺に時間数字を、その内周に分数字を配列するとと
   もに、各数字毎にチェック用小枠を設け、文字盤外部上
   方に用件時刻記載欄を設けたことを特徴とする時刻の表
   示が出来るカードホルダー。
2. 【請求項２】 二つ折り出来る長方形紙片の一方側に、
   宛名とメッセージ記入欄を設けるとともに、紙片の上下
   位置にカード挟み込み用切り込みを形成し、他方の紙片
   には時計文字盤を印刷して、文字盤中央付近に年、月、
   日、曜日および午前午後の記入欄を設け、文字盤周辺に
   時間数字を、その内周に分数字を配列するとともに、各
   数字毎にチェック用小枠を設け、文字盤外部上方に用件
   時刻記載欄を設けたことを特徴とする時刻の表示が出来
   るカードホルダー。
3. 【請求項３】 長方形紙片のカード挟み込み用切り込み
   部分が、標準的寸法の名刺を挟み込む大きさである請求
   項１または２記載の時刻の表示が出来るカードホルダ
   ー。