JP2000111659A - 時計デザイン作成システム - Google Patents

時計デザイン作成システム

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JP2000111659A
JP2000111659A JP10277912A JP27791298A JP2000111659A JP 2000111659 A JP2000111659 A JP 2000111659A JP 10277912 A JP10277912 A JP 10277912A JP 27791298 A JP27791298 A JP 27791298A JP 2000111659 A JP2000111659 A JP 2000111659A
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JP10277912A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Harasaki
裕之 原崎
Akihiro Hori
明浩 堀
Hidekazu Sakida
英一 崎田
Shiro Kato
史朗 加藤
Masashi Ozaki
正志 尾崎
Akitsugu Kudo
晃嗣 工藤
Kaoru Yamauchi
薫 山内
Akio Okabe
晶夫 岡部
Masami Ichihara
正巳 市原
Yuji Ebara
雄二 江原
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Priority to KR1019997012328A priority patent/KR100649733B1/ko
Priority to CN99800822A priority patent/CN1272185A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は時計デザイン作成システムに関し、
ユーザが容易にオリジナルデザイン時計を時計メーカー
に注文可能とすることを目的とする。 【解決手段】 申込みキットは時計デザインシートと注
文シートを含み、時計デザインシートは、少なくとも、
ユーザが所望する時計のタイプを選択する時計タイプ選
択欄と、写真や絵等の文字板上の配置場所を選択する写
真配置場所選択欄と、文字板の背景を指定する文字板背
景指定欄と、文字板上のメッセージの位置を選択するメ
ッセージ位置選択欄と、メッセージ内容を記入するメッ
セージ内容記入欄と、時計の裏蓋に刻印する内容を記入
する刻印内容記入欄と、時字の要否を選択するときじ要
否欄と、注文数を記入する注文数記入欄とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時計デザイン作成シ
ステムに関し、特に、ユーザ自身が、時計の各構成部品
を自分の好みに合うようにデザインしたオリジナルデザ
イン時計を時計メーカーに直接製作させる時計デザイン
作成システムに関する。本発明では、ユーザが、オリジ
ナルデザイン時計の申込み要領等を同封した「申込みキ
ット」を、時計メーカーから直接又は取次店で購入して
受け取ると、その中の「時計デザインシート」に、自分
の希望する所定の事項、例えば、時計のタイプ、文字板
上の写真の配置場所、文字板の背景、メッセージの位置
及び内容、等を記入する。さらに、本発明では、ユーザ
は写真を申込みキットに同封するのみであり、完成イメ
ージ描画欄に写真の配置場所を指定し、さらに文字板要
望欄に写真の使用して欲しい部分(例えば、「顔をアッ
プで」等)を指定するようになっている。
【0002】時計メーカーでは「時計デザインシート」
と共に送られてきた写真や絵をイメージスキャナを用い
てコンピュータに取込み、ディスプレイ画面上で種々の
処理を行い、ユーザの希望に沿ったオリジナルデザイン
時計の製作仕様を作成し、完成品を箱の収納してユーザ
に配送する。
【0003】
【従来の技術】例えば、同一出願人が日本語PCT出願
した「商品デザイン作成システム及びその方法」(PC
T/JP97/03625,1997年10月8日出
願)では、ユーザが、所定の通信回線、例えば、インタ
ーネット、等を利用して、時計メーカーにオリジナルデ
ザイン時計の作成を注文すると、時計メーカーは所定の
デザイン基礎情報を格納したCD−ROMをユーザに送
り、ユーザは自分のパソコンを操作してオリジナルデザ
イン時計をディスプレイ画面上で作成し、出来上がると
フロッピーディスクに格納して時計メーカーに送り、時
計メーカーはフロッピーディスクの内容に沿ってオリジ
ナルデザイン時計を製作し、ユーザに引き渡すシステム
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような通信回線を
利用した時計デザイン作成システムでは、従来の通信販
売システムあるいはTV販売システムにおける問題を解
消することができ、ユーザにとって満足感の高いオリジ
ナルデザイン時計を提供できる点で優れたシステムであ
る。
【0005】しかし、実際にパソコンを自在に操作して
オリジナルデザイン時計を設計し、時計メーカーに注文
することは、パソコン等に一定の習熟をもつ若年層では
問題ないが、これらに不慣れな女性層や高齢者層では難
しい面があり、これらのユーザ層からは「オリジナルデ
ザイン時計を注文したいが、もっと簡単にできる方法は
ないか」との要望が多かった。
【0006】また、パソコンを所持していないユーザか
らも「オリジナルデザイン時計を注文したい」との希望
があり、この要望にも答える必要があった。さらに、パ
ソコンを所持していないユーザから「文字板に使用する
写真を提供して、あとの処理は時計メーカー側にお任せ
したい」との要望があった。そこで、本発明の目的は、
上述の同一出願人による「通信回線を利用した時計デザ
イン作成システム」と同等の性能を維持しつつ、パソコ
ンを所持していないユーザからでも容易に、オリジナル
デザイン時計を時計メーカーに注文することができる時
計デザイン作成システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ユーザ
の要望に応じて時計メーカーから所定の申込みキットが
ユーザに送られ、ユーザは申込みキットの内容に沿って
所望のオリジナルデザイン時計を設計すべく所定の記入
等を行った後、文字板に使用する写真又は絵等を添えて
時計メーカーに送り、時計メーカーは申込みキットの内
容に沿ってオリジナルデザイン時計を製作し、ユーザに
配送する時計デザイン作成システムにおいて、前記申込
みキットには、ユーザが記入する時計デザインシートと
注文シートを含み、前記時計デザインシートには、少な
くとも、ユーザが所望する時計のタイプを選択する時計
タイプ選択欄と、写真や絵等の文字板上の配置場所を選
択する写真配置場所選択欄と、を含むことを特徴とす
る。
【0008】好ましくは、前記時計デザインシートに
は、文字板の背景を指定する文字板背景指定欄と、文字
板上のメッセージの位置を選択するメッセージ位置選択
欄と、メッセージ内容を記入するメッセージ内容記入欄
と、時計の裏蓋に刻印する内容を記入する刻印内容記入
欄と、文字板の完成イメージを描く完成イメージ描画欄
と、文字板上のデザイン要望を記入する文字板デザイン
要望欄と、時字の要否を選択するときじ要否欄と、完成
した時計を収納する箱に設ける写真を選択する箱の写真
選択欄と、注文数を記入する注文数記入欄と、をさらに
含む。
【0009】さらに好ましくは、前記注文シートには、
注文したユーザの氏名、電話、住所、性別を記入する届
け先欄と、ユーザからの支払い方法を記入する支払い方
法欄と、をさらに含む。さらに好ましくは、完成したオ
リジナルデザイン時計を収納する時計収納箱をさらに具
備し、時計収納箱には、前記オリジナルデザイン時計と
ともに、ユーザの要望に応じて、写真、メッセージ、ロ
ゴ等を配置できるようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明による時計デザイン
作成システムの一実施形態のシステム構成図である。1
0は時計メーカーであり、20は顧客(ユーザ)であ
り、30は取次店(例えば、コンビニエンス・ストア、
百貨店、時計店、等)である。40は時計メーカーから
ユーザに送られる「申込みキット」であり、その内容
は、「説明書」、「時計デザインシート」、「注文シー
ト」、「振込用紙」、「返信用封筒」、等で構成され
る。申込みキットの入手方法として、ユーザ20が申込
みキット40を直接時計メーカー10から買い取る(例
えば、何らかの時計メーカーによる「イベント」の際に
購入する)こともできるし、ユーザが取次店30で購入
することもできる。
【0011】ユーザは返信用封筒の中に、文字板に使用
する写真や絵と共に、「時計デザインシート」に後述す
る所定事項を記入し、「注文シート」と振込用紙を時計
メーカーに返送する。すると、時計メーカーは後述する
方法でオリジナルデザイン時計を完成し、後述するギフ
ト用の時計収納箱に収納してユーザに配送する。さら
に、ユーザが知人に「プレゼント」として送る場合には
「届出先」にその旨の住所を知らせれば、時計メーカー
は他人(知人)宛てに配送することもできる。さらに、
ユーザが取次店を介して時計メーカーに注文することも
できるし、時計メーカーが取次店を介して時計完成品を
配送することもできる。
【0012】さらに、ユーザが取次店に写真を持ち込む
と、取次店は写真をイメージスキャナで取り込み、オン
ラインで時計メーカーに伝送することもできる。この場
合には、オンラインによる「電子注文シート」の形態を
とることもできる。また、取次店が受付業務だけを担う
形態も考えられる。この場合、取次店はユーザの写真を
預かり、「時計デザインシート」や「注文シート」と共
にユーザの写真を時計メーカーに送る。この時、「時計
デザインシート」や「注文シート」は、取次店において
ユーザが書き込んでもよいし、ユーザの希望を聞いて取
次店が代筆してもよい。さらに、これらのシートはユー
ザ、取次店、時計メーカーそれぞれの控えとすべく複数
綴りとなる。
【0013】図2は時計デザインシートの一実施形態と
しての構成図である。ユーザはこの時計デザインシート
の各欄に所望の時計仕様を記入する。1は時計タイプ選
択欄であり、例えば、図4に示すように、A,B,C,
D,Eの5タイプから男性用、女性用、値段、バンドの
色、等を考慮していずれかを選択する。
【0014】2は文字板上の写真の配置場所を選択する
写真配置場所選択欄であり、例えば、図5(A)に示す
ように、文字板上の全体、上下左右等の配置場所を指定
する。さらに、ユーザは、複数の写真を文字板の上に配
置させることもできる。例えば、写真Aと写真Bを合成
したい場合、写真Aと写真Bの文字板上への配置場所を
「時計デザインシート」に指定し、「時計デザインシー
ト」に写真Aと写真Bを添えて時計メーカーに送ればよ
い。配置場所はユーザの任意である。例えば、写真Aを
文字板の左側に配置し、写真Bを文字板の右側に配置し
てもよい。あるいは写真Aを文字板の上部に配置し、写
真Bを文字板の下部に配置することもできる。この場
合、必ずしも文字板に対して線対称や点対称に配置しな
くてもよい。例えば、写真が人物である場合には、その
人物に関係の深い人物の写真を提供することにより、こ
れらの人物を適切に並べ配置した合成写真を作成し、文
字板の写真とすることもできる。
【0015】3は文字板の背景を指定する文字板背景指
定欄であり、何らかの「模様有り」か「模様なし(白
色)」のいずれかを選択する。このとき「模様有り」の
みならず、複数の背景模様を用意することもできる。こ
の場合、ユーザは用意された背景模様1、背景模様2、
背景模様3、・・・の中から、好みの背景模様を選択す
ることができる。
【0016】4はメッセージ位置選択欄であり、例えば
図5(B)に示すように、文字板上の上下左右等の配置
場所を指定する。5はメッセージ内容の記入するメッセ
ージ内容記入欄であり、例えば、“HAPPY BIR
THDAY TARO”等を記入する。6は裏蓋刻印の
内容を記入する裏蓋刻印内容記入欄であり、時計の裏蓋
へ任意の内容を刻印するもので、この刻印は、例えば、
レーザー刻印を使用することによってユーザの所望する
内容を刻印することができる。レーザー刻印が好ましい
のは、量産品ではなくユーザ個々に刻印内容が相違する
からであり、与えられたプログラムで動作するレーザー
刻印はこのような場合には適切である。
【0017】文字板のメッセージは装身具の表側に位置
するメッセージであり、裏蓋のメッセージは装身具の裏
側に位置するメッセージである。即ち、腕時計を手首に
装着した場合を想定すると、文字板のメッセージは常に
視認されるメッセージであり、裏蓋のメッセージは通常
視認されないメッセージとなる。従って、文字板のメッ
セージには結婚記念日を入れ、裏蓋のメッセージには愛
情を表現する言葉を入れるなどの使い分けができる。勿
論、文字板と裏蓋のメッセージは同じであってもかまわ
ない。
【0018】7は文字板上の完成イメージを描く文字板
完成イメージ描画欄であり、ユーザはおおよその写真の
配置位置や背景をこの欄で指示することできる。8は文
字板上のデザインの要望を記入する文字板デザイン要望
記入欄であり、ユーザはこの欄に写真の使用上の要望
(例えば、「顔をアップにし足は入れないこと」等の要
望を記入する。時計メーカーはこの要望に充分に注意し
てデザインする必要がある。
【0019】9は時字(ときじ)の要否を意思表示する
ときじ要否欄である。即ち、時針、分針等のみで時字は
デザイン上で不要とするユーザの要望もあるからであ
る。10は完成した時計を収納する時計収納箱(図7参
照)の天面に使用する写真の形態を指定する箱の写真選
択欄欄であり、後述するように、本発明では完成した時
計を箱に収納してユーザに引き渡す。この場合に、写真
やメッセージやロゴ等を選択することができる。時計メ
ーカーはユーザから受け取った写真をそのまま箱の写真
として使用するか、イメージスキャナで読み取って適当
な加工を加えてプリントアウトして使用するか、写真の
他にメッセージをプリントアウトして箱に使用すること
ができる。
【0020】11は時計の注文数を記入する注文数記入
欄である。ユーザはオリジナルデザイン時計の所望する
数を記入する。図3は本発明に使用する注文シートの一
実施形態としての構成図である。この注文シートは上述
の時計デザインシートと共に時計メーカーに返送され
る。図示のように、ユーザ側で、氏名、電話/FAX、
住所、性別/年齢、等記入し、さらに、ユーザ側は、
「代引き」、「郵便振替」、「カード」等の支払い方法
を指定する。
【0021】なお、注文シートや時計デザインシートの
縁には、販売経路を特定する特定記号を表記することが
好ましい。特定される販売経路としては、「ユーザが時
計メーカーから直接購入した注文シートである」、又は
「ユーザが取次店から購入した注文シートである」等が
考えられる。さらに、特定記号によって、取次店の種
類、例えば、時計店、デパート、或いはコンビニエンス
・ストアなのかを特定できることが好ましい。さらにま
た、どの地方のどの店なのかを特定できることが好まし
い。
【0022】このような特定記号は、バーコード等に代
表されるコンピュータにより読み取り可能な表記形態で
あることが望まれる。時計メーカーは注文シートや時計
デザインシートの特定記号をコンピュータにより読み取
り、ユーザがどのような経路で注文したかを集計でき
る。従って、今後の宣伝を展開する方向を決定する資料
などに使用することができる。
【0023】図4は本発明に使用する時計タイプの例示
図である。図示のように、ユーザは、例えば、A,B,
C,D,Eの5タイプから男性用、女性用、値段、バン
ドの色、等を考慮していずれかを選択する。図示におい
て、Aタイプは男性用円形、Bタイプは女性用円形、C
タイプは男性用角形、Dタイプは女性用角形、Eタイプ
は懐中形である。
【0024】図5は本発明による写真の配置場所の例
(A)及びメッセージの位置の例(B)の説明図であ
る。(A)に示すように、ユーザは時計デザインシート
の「写真配置場所選択欄」にて、文字板の「全体」、
「上側」、「下側」、「左側」、「右側」の何れかの配
置場所を選択する。また、(B)に示すように、ユーザ
は時計デザインシートの「メッセージ位置選択欄」に
て、「上側」、「下側」、「左側」、「右側」の何れか
の配置場所を選択する。
【0025】この場合、ユーザが注意すべきこととし
て、メッセージの一列の文字数は配置場所によって異な
り、最適文字数は「上側」と「下側」では一列に10文
字以内、「左側」と「右側」では一列に6文字以内とな
ることである。さらに、ユーザはメッセージの字体を
「文字サンプル」から指定することができる。図6は本
発明における時計メーカー側の個別作業工程図である。
ユーザは「時計デザインシート」、「注文シート」、
「写真」を時計メーカーに送る。時計メーカー側では、
ユーザからの時計デザインシートに沿ってオリジナルデ
ザイン時計をディスプレイ画面上で作成するためにパソ
コンが複数配置され、各パソコンには高解像度のイメー
ジスキャナとCD−ROMドライバが接続されている。
さらに、複数のパソコンを接続し各パソコンから入力さ
れたユーザへの送配や支払い管理を行うサーバ(図示せ
ず)が配置され、サーバからは「配送伝票」、「送り
状」等が打ち出される。
【0026】パソコンのオペレータは、大別すると、写
真の読み込み、時字の選択、字体の選択、背景の選択、
をパソコンとイメージスキャナを操作して作業する。ま
ず、オペレータは、イメージスキャナを使用してユーザ
から送られた写真の読み込みを行う。次に取り込まれた
デジタル写真画像の使用範囲を選択し、文字板上の範囲
に合うように縮小し、配置場所への移動や正面を向くよ
うにする回転等のトリミングを行い、メモリ上の「写真
レイヤ」に格納する。
【0027】オペレータはさらに時字の要望があれば、
時字の選択を行い、メモリ上の「時字レイヤ」に格納す
る。さらに、オペレータはメッセージの字体を選択し、
メモリ上の「メッセージレイヤ」に格納する。さらにオ
ペレータは文字板の背景を選択し、メモリ上の「背景レ
イヤ」に格納する。これらの作業が終了すると、オペレ
ータは、メモリ上に格納された「写真レイヤ」、「時字
レイヤ」、「メッセージレイヤ」、「背景レイヤ」を読
み出し、合成して、パソコン画面上で文字板デザインを
完成させる。かかる文字板デザインを作成する際に、時
計メーカーのオペレータは「時計デザインシート」の
「文字板デザイン要望記入欄」に記載されたユーザの希
望に沿うように注意しなければならない。特に、写真レ
イヤを作成する際の写真のトリミングには充分な留意が
必要である。
【0028】なお、イメージスキャナに取り込む時に、
予め縮小倍率をセットしておいてもよい。縮小倍率は、
例えばイメージスキャナの解像度の数値(DPT: Dot
PerInch)の設定に基づいて決めてもよい。もちろん、
パソコンに取り込んだ後でデジタル画像を縮小すること
もできる。例えば、イメージスキャナで画像の倍率を予
めセットしておけば、自動的に文字板と1対1のサイズ
のデジタル画像を得る。例えば、文字板のサイズへの縮
小が必要になるが、この縮小倍率を予めセットしておけ
ば、自動的に画像が縮小されたデジタル画像を得る。
【0029】図7は本発明に使用する時計収納箱の一例
外観斜視図である。時計メーカーはオリジナルデザイン
時計が完成すると、ユーザに対して図示の時計収納箱7
01に入れて引き渡す。このような時計収納箱を設けた
のは、オリジナルデザイン時計には記念品としての性格
が強いため、ユーザからギフト用として「ケースに入れ
て欲しい」との要望が多くあるからである。
【0030】図8は図7の時計収納箱の内部を示す斜視
図である。図示のように、上蓋801を開けると本体8
02には、ユーザに引き渡すオリジナルデザイン時計8
03が収納されている。なお、上蓋及び本体は、高級感
を出すために「木製」が好ましいが、特に材質を限定す
るものではない。図9は図8の時計収納箱の上蓋部分の
構成を説明する分解斜視図である。上蓋801には、ま
ず、ガラス、アクリル等の透明板901を点線で示すよ
うに装着し、次の写真902のA及びBを配置し、最後
に押さえ板903で固定する。写真A,Bは、前述の時
計デザインシートの「箱の写真選択欄」で選択された組
合せにそってA,Bに配置される。即ち、写真とメッセ
ージの組合せか、写真と別の写真の組合せか、写真とロ
ゴの組合せか、等の選択にそって配置される。もちろ
ん、ユーザは透明板を通してこれらを見ることができ
る。
【0031】図10は図7の時計収納箱の断面図であ
る。図示のように、本体802にはユーザに引き渡す時
計803がクッション1001に巻かれ収納されてい
る。押さえ板903は、例えば合成樹脂板の周囲をビロ
ード等の布で覆った構成であり、これにより上蓋801
に内側にしっくりと装着されるようになっている。透明
板901は架橋904と箱本体801の内側のフランジ
部分で支持され、写真A,Bはこの透明板901と押さ
え板903の間に挿入され位置ずれしないようになって
いる。
【0032】写真902はユーザが「時計デザインシー
ト」に添えた写真をそのまま使用してもよい。あるい
は、文字板デザインを作成するために、かかる写真をイ
メージスキャナで読み取ったデジタル画像をプリントと
した紙などを用いても良い。この場合には、時計収納箱
の上蓋801の大きさに合うように、デジタル画像を部
分的に切り取ったり、縮小拡大したり、又は移動や回転
したり等のトリミング加工をパソコンで容易に実行する
ことができる。
【0033】例えば、ユーザは2枚の写真A,Bを時計
メーカーに送り、その内の写真Aを腕時計803の文字
板とすることができる。そして、2枚の写真A,B(あ
るいは写真A,Bをイメージスキャナで読み取ったデジ
タル画像をプリントしたもの)を時計収納箱の上蓋80
1に収納することもできる。この場合には、腕時計80
3とこれを収納した時計収納箱はユーザにとって価値の
ある記念品となる。
【0034】また、ユーザは写真Bの代わりに、文字板
上に付与するメッセージをプリントした紙などを上蓋8
01に収納することもできる。この場合、前述のメッセ
ージレイヤの画像をプリントした紙などを用いても良
い。さらに、メッセージレイヤのメッセージに、縮小や
拡大、又は移動や回転などのトリミング加工をパソコン
で施してもよい。
【0035】さらに、ユーザは写真Bの代わりに、特定
のロゴを付した紙などを上蓋801に収納することもで
きる。このような写真、メッセージ、あるいはロゴの用
い方として、前述したようにユーザが「時計デザインシ
ート」に記入することにより時計メーカーに指示するこ
とができる。
【0036】なお、(写真と写真)、(写真とメッセー
ジ)、(写真とロゴ)の組合せの他に、(メッセージと
ロゴ)の組合せも可能である。さらに、時計収納箱の上
蓋801の架橋901を廃止して、写真、メッセージ、
或いはロゴの何れか1つのみを上蓋801に収納するこ
ともできる。あるいは、上蓋801における、写真、メ
ッセージ、あるいはロゴが見える窓の数を変えれば、
(3枚以上の写真の並列)、(複数の写真と複数のメッ
セージ)など、それぞれ複数の写真、メッセージ、ある
いはロゴを適宜に組み合わせることもできる。
【0037】図11は本発明に使用する時計収納箱の他
の例外観斜視図であり、(A)は蓋を閉じた状態で、
(B)は蓋を開けた状態である。本例では、図7とは相
違して外から写真は見えない。図示のように、本例の時
計収納箱1101では、上側箱1102を開くと下側箱
1103に乗るようになっており、上側箱の円窓から写
真が見え、下側箱内に時計が見られるようになってい
る。
【0038】図12は図11の時計収納箱の内部を説明
する分解斜視図である。上側箱にはその側面に開けられ
たスリットから、矢印で示すように、透明板1201と
写真1202を挿入し、固定片1203で透明板120
1と写真1202を固定するようになっている。このと
き、上側箱1102の円窓寄りに透明板1201を配置
し、透明板1201の背後(上側箱1102の内部寄
り)に写真1202を配置する。なお、上側1102の
内部には写真1202の背後に位置して、透明板120
1と写真1202を支持する保持板1205を固定配置
することが好ましい。
【0039】また、固定片1203の中央付近には着脱
に際して爪等で引っかけるための溝1203aが設けら
れている。さらに、クッション1204は、矢印で示す
ように、下側箱の側面の穴から挿入され、時計803を
通した後、反対側に突き当たって固定される。また、円
窓の数を増やせば、前述の上蓋801のように、それぞ
れ複数の写真、メッセージ、あるいはロゴを適宜に組み
合わせて収納することもできる。
【0040】図13は本発明における時計メーカー側の
全体作業工程図である。時計メーカー側では、ユーザの
刻印内容にそってレーザー刻印を使用して時計裏蓋に刻
印する工程と、図6に示すようにパソコン画面上で完成
された文字板デザインに基づいて実際の文字板を製作す
る工程と、ユーザが選択したデザインに基づいたバンド
やケースや時針や分針やその他の小物部品を製作する工
程と、を個々に終了する。そして、これらをまとめてオ
リジナルデザイン時計を完成する。一方、ユーザの要望
にそった時計収納箱が別個の工程で用意される。そし
て、完成した時計は、最終的に時計収納箱に収納されて
顧客に配送される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の「時計デ
ザイン作成システム」によれば、パソコン等に不慣れな
消費者でも、あるいはパソコンを所持していない消費者
でも容易にオリジナルデザイン時計を時計メーカーに注
文することが可能となり、ユーザにとって、オリジナル
デザイン製品を持つという満足感を満たすことができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時計デザイン作成システムの一実
施形態としてのシステム構成図である。
【図2】本発明による時計デザインシートの一実施形態
としての構成図である。
【図3】本発明に使用する注文シートの一実施形態とし
ての構成図である。
【図4】本発明に使用する時計タイプの例示図である。
【図5】本発明による写真の配置場所の例(A)及びメ
ッセージの位置の例(B)の説明図である。
【図6】本発明における時計メーカー側の個別作業工程
図である。
【図7】本発明に使用する時計収納箱の一例外観斜視図
である。
【図8】図7の時計収納箱の内部を示す斜視図である。
【図9】図8の時計収納箱の蓋部分の構成を説明する分
解斜視図である。
【図10】図7の時計収納箱の断面図である。
【図11】本発明に使用する時計収納箱の他の例外観斜
視図であり、(A)は蓋を閉じた状態で、(B)は蓋を
開けた状態である。
【図12】図11の時計収納箱の内部を説明する分解斜
視図である。
【図13】本発明における時計メーカー側の全体作業工
程図である。
【符号の説明】
10…時計メーカー 20…顧客(ユーザ) 30…取次店 40…申込みキット 1…時計タイプ選択欄 2…写真配置場所選択欄 3…文字板背景指定欄 4…メッセージ位置選択欄 5…メッセージ内容記入欄 6…裏蓋刻印内容記入欄 7…文字板完成イメージ描画欄 8…文字板デザイン要望欄 9…ときじ要否欄 10…箱の写真選択欄 11…注文数記入欄 701,1101…時計収納箱 801…上蓋 802…本体 901…透明板 902…写真 903…押さえ板 904…架橋 1001…クッション 1102…上側箱 1103…下側箱 1201…透明板 1202…写真 1203…固定片 1203…溝 1204…クッション
フロントページの続き (72)発明者 崎田 英一 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 シチ ズン時計株式会社内 (72)発明者 加藤 史朗 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 シチ ズン時計株式会社内 (72)発明者 尾崎 正志 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 工藤 晃嗣 東京都中野区本町1丁目32番2号 シチズ ン商事株式会社内 (72)発明者 山内 薫 東京都中野区本町1丁目32番2号 シチズ ン商事株式会社内 (72)発明者 岡部 晶夫 東京都中野区本町1丁目32番2号 シチズ ン商事株式会社内 (72)発明者 市原 正巳 東京都中野区本町1丁目32番2号 シチズ ン商事株式会社内 (72)発明者 江原 雄二 東京都豊島区池袋本町3丁目31番15号 株 式会社東京美術内 Fターム(参考) 3E003 AA04 AB04 CA10 CB07 DA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの要望に応じて時計メーカーから
    所定の申込みキットがユーザに送られ、ユーザは申込み
    キットの内容に沿って所望のオリジナルデザイン時計を
    設計すべく所定の記入等を行った後、文字板に使用する
    写真又は絵等を添えて時計メーカーに送り、時計メーカ
    ーは申込みキットの内容に沿ってオリジナルデザイン時
    計を製作し、ユーザに配送する時計デザイン作成システ
    ムにおいて、 前記申込みキットには、ユーザが記入する時計デザイン
    シートと注文シートを含み、前記時計デザインシートに
    は、少なくとも、ユーザが所望する時計のタイプを選択
    する時計タイプ選択欄と、写真や絵等の文字板上の配置
    場所を選択する写真配置場所選択欄と、を含むことを特
    徴とする時計デザイン作成システム。
  2. 【請求項2】 前記時計デザインシートには、文字板の
    背景を指定する文字板背景指定欄と、文字板上のメッセ
    ージの位置を選択するメッセージ位置選択欄と、メッセ
    ージ内容を記入するメッセージ内容記入欄と、時計の裏
    蓋に刻印する内容を記入する刻印内容記入欄と、文字板
    の完成イメージを描く完成イメージ描画欄と、文字板上
    のデザイン要望を記入する文字板デザイン要望欄と、時
    字の要否を選択するときじ要否欄と、完成した時計を収
    納する箱に設ける写真を選択する箱の写真選択欄と、注
    文数を記入する注文数記入欄と、をさらに含む請求項1
    に記載の時計デザイン作成システム。
  3. 【請求項3】 前記注文シートには、注文したユーザの
    氏名、電話、住所、性別を記入する届け先欄と、ユーザ
    からの支払い方法を記入する支払い方法欄と、をさらに
    含む請求項1に記載の時計デザイン作成システム。
  4. 【請求項4】 完成したオリジナルデザイン時計を収納
    する時計収納箱をさらに具備する請求項1に記載の時計
    デザイン作成システム。
  5. 【請求項5】 前記時計収納箱には、前記オリジナルデ
    ザイン時計とともに、ユーザの要望に応じて、写真、メ
    ッセージ、ロゴ等を配置できるようになっている請求項
    4に記載の時計デザイン作成システム。
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KR1019997012328A KR100649733B1 (ko) 1998-04-24 1999-04-23 시계 디자인 작성 시스템 및 작성방법
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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