JP2002109306A - 商品デザイン作成システム - Google Patents

商品デザイン作成システム

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JP2002109306A
JP2002109306A JP2000296951A JP2000296951A JP2002109306A JP 2002109306 A JP2002109306 A JP 2002109306A JP 2000296951 A JP2000296951 A JP 2000296951A JP 2000296951 A JP2000296951 A JP 2000296951A JP 2002109306 A JP2002109306 A JP 2002109306A
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Shiro Hisada
志郎 久田
Kenji Ikeda
賢治 池田
Hayao Kano
隼夫 加納
Hachiro Kushida
八郎 串田
Kenji Hanai
花井  賢司
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにより形状の設計変更が可能なデジタ
ル部品を含み、ユーザの所望するデザインを可能にした
商品デザイン作成システムを提供する。 【解決手段】 ユーザと時計供給元をインターネットで
接続し、時計供給元がユーザに3D商品設計プログラム
と部品デジタルデータとを提供し、ユーザが所望の時計
デザインを作成して時計供給元に製造を依頼し、時計供
給元がユーザ所望の時計デザインにより時計を製造しユ
ーザに供給するシステムであって、上記商品設計プログ
ラムはユーザにより部品の形状を立体的に変更可能にす
る3D部品設計プログラムを含み、部品デジタルデータ
はユーザにより形状変更が可能な少なくとも1つの部品
デジタルデータを含み、ユーザはこれらプログラムとデ
ータに基づいて、当該部品の形状の少なくとも一部分を
立体的に所望の形状に変更できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品デザイン作成シ
ステムに関し、特に、複数のユーザと時計供給元を、例
えばインターネット等の情報通信手段で接続し、時計供
給元から提供される商品設計プログラムと部品デジタル
データに基づいて、ユーザが所望の時計デザインを作成
し、時計供給元にインターネットを介して製造を依頼す
る商品デザイン作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】商品供給元が、コンピュータによって作
成されたバーチャルなデジタル部品群と、それらを組み
合わせるためのプログラムをユーザに提供し、ユーザは
自分のコンピュータを使用して自分の好みのデジタル部
品を選択し、それらのデジタル部品を組み合わせ自分の
好みに合った商品、例えば腕時計、を設計し、商品供給
元に製造を依頼する商品デザイン作成システムは、既に
同一発明者により提案され実用化されている。このシス
テムでは、ユーザがコンピュータを使用して描画した2
次元のグラフィックを、デジタル部品の1つ、例えば腕
時計の文字板の面に合成することによって自分の描いた
グラフィックを文字板の絵柄として利用するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムでは、ユーザはデジタル部品を選択し
たり、自分が描画した2次元のグラフィックをデジタル
部品の画面で合成することはできるが、デジタル部品そ
のものの形状を自分の好みに合わせて設計変更すること
はできなかった。これは、従来のシステムではコンピュ
ータの画面に表示されるデジタル部品は2次元(2D)
画像であったため、各デジタル部品の3次元(3D)形
状が画面上で表示不可能だったためである。
【0004】また、従来のシステムでは、デジタル部品
を選択し合成することはできるが、腕時計、ブレスレッ
ト、ネックレス等に代表されるように、身体に装着する
商品を設計する場合、ユーザにとって商品を装着したと
きの装着感が不明であった。例えば、腕時計であれば、
手首に対する装着感、例えば、大きい/小さい、きつい
/ゆるい、重い/軽い、等が実感できなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、従来の商品デザ
イン作成システムの不具合を改良することにあり、一定
の部品については、ユーザの好みに合わせてユーザ自身
が形状変更を可能にすることにあり、具体的には、商品
供給元から提供される3次元部品設計プログラムと部品
デジタルデータに基づいて、ユーザが自己のコンピュー
タを使用して当該デジタル部品の形状を設計変更できる
ようにした商品デザイン作成システムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
ユーザと商品(例えば時計)供給元を情報通信手段(例
えばインターネット)を介して接続し、各ユーザの所望
する商品デザインに基づいて商品を製造し、ユーザに供
給する商品デザイン作成システムにおいて、商品供給元
が、コンピュータにより作成されたバーチャルな商品を
ユーザに閲覧可能にする商品設計プログラムと、商品を
構成する部品デジタルデータとをユーザに提供する手段
と、ユーザが、商品設計プログラムと部品デジタルデー
タを自装置に取り込み、所望の商品デザインを作成し、
商品供給元に情報通信手段を介して製造を依頼する手段
と、商品供給元が、ユーザから提供された所望の商品デ
ザインに基づいて、商品を製造しユーザに供給する手段
と、を少なくとも含む。
【0007】さらに、商品設計プログラムは、ユーザに
よって、部品の形状を立体的に所望の形状に変更可能に
する3次元部品設計プログラムを含み、部品デジタルデ
ータは、ユーザによって形状変更が可能な少なくとも1
つの部品デジタルデータを含み、ユーザは、3次元部品
設計プログラムと、形状変更が可能な部品デジタルデー
タに基づいて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、
立体的に所望の形状に変更できるようにしたことを特徴
とする。
【0008】ここで、「商品供給元」とは1つのみなら
ず複数の商品供給元を含むものとする。例えば商社Aが
消費者にソフトウェアを提供し、メーカーBが商品を製
作する場合は、商社AとメーカーBが商品供給元に該当
する。あるいは商社Aが部品デジタル情報の提供を代行
社Cに依頼する場合には代行社Cも商品供給元に含まれ
る。さらにメーカーBが複数のメーカーB1,B2,B
3,...であってもよい。
【0009】また、「ユーザ」とは1つのみならず複数
の消費者を含むものとする。例えば消費者Aが代行者B
に商品オリジナルデザイン情報の作成を依頼し、代行者
Bのデザインに基づいて消費者Aが商品を購入する場合
は、消費者Aも代行者Bも消費者に該当する。また、
「商品」とは消費者がその商品の構成部品を選択できる
ものであれば如何なるものでもよい。例えば洋服やネク
タイ等の服飾品、ネックレスや指輪等の装飾品、乗用
車、二輪車、家具、等を含む。さらに住宅の間取りや内
装等を消費者にオリジナルデザインさせることもでき
る。また、ステレオやアンプ等のオーディオ製品を消費
者にオリジナルデザインさせてもよい。本実施形態で
は、以下に説明するように、商品は時計である。
【0010】さらに、「情報通信手段」とは新聞や雑誌
等に掲載された広告、電車やバス等の車内に掲載された
広告、テレビやラジオを介した宣伝、郵便物や電話を使
った人手による情報伝達、あるいはインターネット等、
情報を消費者に通信する現存のあらゆる手段を含むもの
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による商品デザイン
作成システムのシステム構成図である。複数のユーザの
各々のパソコン1〜nは、情報通信手段Nとして、イン
ターネット、専用回線や電話回線、携帯電話や携帯型パ
ソコン、等によって、サーバコンピュータを備えた商品
(例えば時計)供給元Sに接続されている。
【0012】図示のように、サーバ内には、商品設計プ
ログラムとデータ格納部が設けられている。商品設計プ
ログラムには、3次元(以下、3D)部品設計プログラ
ム、3D身体モデリングプログラム、部品選択組合せプ
ログラム、商品サイズ調整プログラム、商品重さ計算プ
ログラム、等を含む。また、データ格納部には、3D部
品データ格納部、3D身体データ格納部、3D商品デー
タ格納部、商品サイズデータ格納部、商品重さデータ格
納部、注文データ格納部等を含む。
【0013】また、商品供給元には、サーバに接続され
たCAD/CAMシステムを備え、ユーザから注文され
た商品を製造するための商品製造部門が設けられてい
る。さらに製造された商品をユーザに届けるための商品
供給部門が設けられている。図2は図1に示すサーバの
詳細構成図である。この構成は、商品が「腕時計」の場
合である。図示のように、商品設計プログラムは、3D
手首データ設計プログラム、3D部品設計プログラム、
部品選択組合せプログラム、バンド長さ調整プログラ
ム、及び時計重さ計算プログラムを含む。
【0014】一方、データ格納部には、3D手首データ
とその個人識別データ、種々の3D部品データ、3D時
計データ、バンド長さデータ、時計重さデータ、注文デ
ータ、等が格納されている。さらに3D部品データに
は、ケース基本データ、ケースデータ、文字板データ、
指針データ、バンドデータ、中留データ、その他のデー
タを含み、ケースデータ及び文字板データには個人識別
データを含む。
【0015】また、3D時計データ、バンド長さデー
タ、時計重さデータ、注文データ、等にも個人識別デー
タを含む。図示の矢印で示すように、各プログラムは、
対応するデータと関連付けられている。以下に、これら
のデータについて、詳しく説明する。
【0016】まず、ケース基本データはサーバに格納さ
れた3D部品設計プログラムで作画される。サーバに格
納された複数の仕様の異なる3D部品設計プログラムの
間で互いにデータの互換性が無い場合、複数の3D部品
設計プログラムそれぞれで作画されたケース基本データ
をサーバに格納する。即ち、3D部品設計プログラムA
とBが用意される場合、3D部品設計プログラムAで作
画された、作画可能領域と作画不可能領域の寸法がそれ
ぞれ異なるケース基本データA1,A2,...Anの
群Aと、3D部品設計プログラムBで作画されたケース
基本データ(B1,B2,等)がサーバに格納される。
さらに、多くの3D部品設計プログラムが用意されて
も、同様に、それぞれのプログラムごとにケース基本デ
ータの群を用意する。これにより、ユーザが複数の3D
部品設計プログラムの中から、どの3D部品設計プログ
ラムを選択しても、選択した3D部品設計プログラムで
使用できる3D部品データがサーバに用意される。
【0017】次に、指針データ、文字板データ、バンド
データ、中留データ、その他のデータについて以下に説
明する。これらの3D部品データはユーザ自身がその立
体形状を設計できない3D部品である。これらの3D部
品データはサーバに格納された3D部品設計プログラム
で作画される。複数の仕様の異なる3D部品設計プログ
ラムが互いにデータの互換性が無い場合、各3D部品設
計プログラムそれぞれで作画された3D部品データをサ
ーバに格納する。即ち、3D部品設計プログラムAとB
が用意される場合、3D部品設計プログラムAで作画さ
れた3D部品データの群A(指針データA,文字板デー
タA,バンドデータA,中留データA)と、3D部品設
計プログラムBで作画された3D部品データの群B(指
針データB等)がサーバに格納される。さらに多くの3
D部品設計プログラムが用意されても、同様に、それぞ
れの3D部品設計プログラムごとに3D部品データの群
を用意する。これにより、ユーザが複数の3D部品設計
プログラムの中から、どの3D部品設計プログラムを選
択しても、選択した3D部品設計プログラムで使用でき
る3D部品データがサーバに用意される。
【0018】これらの、ユーザがその立体形状を設計で
きない3D部品は、各部品データごとに形状や色調など
の仕様の異なる複数の部品データの群であることが好ま
しい。即ち、3D部品設計プログラムAで設定された文
字板データAの群は、互いに仕様の異なる文字板データ
A1,A2,...Anから成り、それらは時計供給元
のサーバ内に格納される。同様に、バンドデータAの群
は、互いに仕様の異なるバンドデータA1,A
2,...Anから成り、それらは時計供給元のサーバ
内に格納される。このようにして、ユーザが立体形状を
設計できない3D部品データの群は、ユーザが複数の異
なる仕様の中から自分の好みに合った仕様の部品を選択
できるようにすることが好ましい。これによりユーザは
複数の3D部品設計プログラムの中から、どの3D部品
設計プログラムを選択しても同じように部品を選択する
ことができる。
【0019】また、ここで、その他のデータとは、設計
する商品が腕時計の場合に、リューズ、プッシュボタ
ン、尾錠、包装などのように、時計を構成する上で主要
でない部品群よりなる。これらの部品それぞれについ
て、前述の文字板やバンドのようにユーザが選択可能な
複数の仕様の部品を用意してもよい。ユーザは自分が作
成した独自のメッセージを文字板に入れたり、自分が作
成した独自のグラフィックや模様を文字板に絵柄とした
り、あるいはスキャナで読み込んだ写真や絵を文字板の
絵柄とすることができる。この場合、文字板データはユ
ーザ固有のデータとして個人識別データとともに時計供
給元のサーバに格納される。
【0020】さらに、個人識別データについては、ユー
ザ固有のデータに付随し、それぞれのデータがどのユー
ザのデータであるかを識別するための識別子となる。例
えば、サーバから特定のユーザのデータを呼び出すとき
に利用される。そして、個人識別データは、例えばユー
ザの名前とパスワードから構成される。図3は図1に示
す商品製造部門の詳細構成図である。商品製造部門は、
大別して部品製造部門と部品組立部門を有する。部品製
造部門はさらにCAD/CAM製造部とケース以外の部
品製造部で構成される。また、部品組立部門はバンド長
さ調整部を有する。
【0021】部品製造部門には、サーバからの3D部品
データが入力され、それぞれのデータに基づいて部品が
製造される。また、サーバからのバンド長さデータは部
品組立部門に供給されバンドの長さ調節が行われる。部
品製造部門において、CAD/CAM製造部のCAD/
CAM装置は、インターネット等を介してユーザのコン
ピュータに接続されており、さらにサーバ内の3D部品
データの「ケースデータ」に接続されている。ケースデ
ータに接続されているのは、前述のように、ユーザによ
り形状変更が可能な部品として、本実施形態では「ケー
ス」のみを指定しているからである。勿論、ユーザがケ
ース以外の部品の形状変更を可能とするように構成する
場合には、そのデータがCAD/CAM装置に入力され
る。
【0022】CAD/CAM装置は通信回線を通してN
C制御工作機に接続され、ユーザが所望した形状の「ケ
ース」の加工を行う。また、ケース以外の部品製造部で
は、それぞれの部品の製造もしくは在庫の引き当てを行
う。即ち、文字板データに基づき文字板製造部で文字板
を製造し、指針データに基づき指針製造部で指針を製造
し、バンドデータに基づきバンド製造部でバンドを製造
し、中留データに基づき中留製造部で中留を製造する。
さらに、その他の製造部で上記以外の部品の製造を行
う。
【0023】一方、部品組立部門では、バンド長さデー
タに基づいて、駒の数及び中留の転結位置を調整し、ユ
ーザの所望するバンド長さに加工する。さらに、CAD
/CAM製造部のNC制御工作機で加工されたケース
と、ケース以外の部品製造部で製造された各部品と、長
さの調整されたバンドとが集められ、ユーザの注文した
時計が組み立てられ完成される。
【0024】図4は3D部品設計プログラムの構成図で
ある。図示のように、複数の3D部品設計プログラム
A,B,C,...が存在し、各々に3D部品データの
グループが構成されている。例えば、3D部品データの
群Aは、ケース基本データA、ケースデータA、指針デ
ータA、文字板データA、バンドデータA、中留データ
あ、その他のデータAで構成される。
【0025】さらにケース基本データAはケース基本デ
ータA1〜Anで構成され、指針データAは指針データ
A1〜Anで構成され、文字板データAは文字板データ
A1〜Anで構成され、バンドデータAはバンドデータ
A1〜Anで構成され、中留データAは中留データA1
〜Anで構成される。上述のように、商品供給元のサー
バには複数の仕様の異なる3D部品設計プログラムが格
納されている。3D部品設計プログラムは市販されてい
るものでも使用可能である。例えば複数のメーカーから
販売されている、互いに機能が異なる複数の3D部品設
計プログラムが格納される。
【0026】複数のユーザは、後述するように、自分の
パソコンのディスプレイに表示された3D部品設計プロ
グラム選択画面(例えば図27のプログラムA,B,
C)において、自分が使い易い、あるいは自分が使うこ
とができる3D部品設計プログラムを選択してそれを利
用することができる。図5はユーザにおける設計ステッ
プの一例フローチャートである。ユーザは自分のパソコ
ンから、情報通信手段として、例えばインターネットを
通じて時計供給元のサーバにアクセスする。ユーザは自
分のパソコンと時計供給元のサーバをリンクさせた状態
で、時計供給元のサーバ内に格納された3D部品設計プ
ログラムと種々のデータを利用して、自分のパソコンの
ディスプレイに表示されたデータを見ながら、対話形式
で自分の所望する腕時計を設計する。もしくはユーザの
パソコンにこれらのプログラムとデータをダウンロード
させて設計することもできる。
【0027】個々の具体的な手順は、後述する図面に沿
って説明するが、その前に、図5のフローチャートに沿
って基本的な作業を説明する。上述のように、ユーザが
時計供給元のサーバにインターネットを介してアクセス
し(101)、時計供給元から提供された3D部品設計
プログラムを選択する(102)。次にケース基本デー
タを選択し(103)、自分の所望するケースの立体形
状の設計に取りかかる(104)。そしてケース設計が
終了すると、個人識別データとファイル名を入力し登録
する(105)。
【0028】次に、ケースデータをロードするとともに
(106)、文字板、指針、バンド、中留、その他のデ
ータを選択し(107)、出来上がった3D時計データ
を個人識別データとファイル名を入力し登録する(10
8)。次に、3D時計データをロードするとともに(1
09)、バンドの長さを調整し(110)、バンド長さ
を調整した3D時計データを個人識別データとファイル
名を入力し登録する(111)。さらにバンド長さデー
タが個人識別データとファイル名を入力し登録される
(117)。
【0029】次に、長さ調整した3D時計データをロー
ドするとともに(112)、時計の重さを計算する(1
13)。また、3D手首データを選択し(114)、3
D手首データを個人識別データとファイル名を入力し登
録する(115)。登録された3D手首データは、上述
したケースの設計、バンドの設計に際してロードされる
(116)。
【0030】そして、個人識別データとファイル名に基
づいて、3D時計データを指定してインターネットを介
して時計供給元に注文する(118)。図6はユーザに
おける部品選択組合せステップの一例フローチャートで
ある。個々の具体的な手順は、後述する図面に沿って説
明するが、その前に図6のフローチャートに沿って基本
的な作業を説明する。以下のステップ203〜208は
部品選択組合せプログラム(図2参照)で起動するステ
ップである。
【0031】ユーザは自分のパソコンに部品選択組み合
わせ画面を表示させ(201)、個人識別データを利用
して自分のケースデータの3次元画像を時計供給元のサ
ーバからロードし画面に表示させる(202)。次に、
文字板一覧ウインドウを表示させ(203)、文字板一
覧ウインドウに複数の文字板の3次元文字板データが表
示される(204)。次に、文字板一覧ウインドウの中
から1つの文字板を選択する(205)。
【0032】次に、ケースの3次元画像の所定の位置に
文字板の3次元画像が配置され(206)、同様に、指
針一覧ウインドウ、バンド一覧ウインドウ、中留一覧ウ
インドウ、その他の部品一覧ウインドウ、を開き、指
針、バンド、中留、その他の部品を決定し、部品の決定
ごとに所定の位置に各部品の3次元画像が配置され表示
される(207)。
【0033】次に、腕時計の外装に必要な全ての部品が
選択され、完成した腕時計の3次元画像が表示される
(208)。次に、ケースデータと、文字板データ、指
針データ、バンドデータ、中留データ、その他のデータ
との組み合わせを3D時計データとして、個人識別デー
タとともにファイル名を付けて時計供給元のサーバに格
納する(209)。
【0034】そして、部品選択組み合わせ画面を終了さ
せる(210)。図7は時計供給元における製造ステッ
プの一例フローチャートである。図3に示すシステムで
時計供給元が注文を受け付けると(301)、個人識別
データとファイル名によって3D時計データをロードす
る(302)。まず、ロードしたケースデータをCAD
/CAMに送り(303)、必要であれば、ユーザとの
情報交換(後述する「チャット」)により設計変更し
(304)、次に、NC制御工作機でケースを製造し
(305)、ケースが完成する(306)。
【0035】次に、ケースデータをムーブメント製造部
に送り(307)、ケースデータからケース基本データ
を特定し(308)、ケース基本データからムーブメン
トを特定する(309)。さらに、ムーブメントの製造
/在庫の引き当てを行う(310)。次に、ケース以外
の部品データを各部品製造部門に送り(311)、各部
品データから各部品の仕様を特定し(312)、各部品
の製造/在庫の引き当てを行う(313)。
【0036】次に、ケース、ムーブメント、文字板、指
針、その他の部品、バンド、中留、等、全ての部品を集
結する(314)。次に、全ての部品を組み立て(31
5)、腕時計が完成する(316)。さらに、個人識別
データとファイル名によってバンド長さデータをロード
し(317)、バンドの長さを調整し、バンドの中留の
転結位置を調整する(318)。
【0037】そして、完成した腕時計をユーザに発送す
る(319)。図8はユーザにおけるケース設計ステッ
プのフローチャート(その1)であり、図9はユーザに
おけるケース設計ステップのフローチャート(その2)
である。ユーザによるケース設計については詳しく後述
するので、図8及び図9では基本的な手順を説明する。
【0038】図8において、まず、ユーザが時計供給元
のサーバにアクセスし(401)、ユーザのパソコンに
3D部品設計プログラム選択画面を表示させ(40
2)、所望の3D部品設計プログラムを選択し(40
3)、3D部品設計プログラム選択画面を終了させる
(404)。次に、ケース設計画面を表示させ(40
5)、ケース基本データの設定ウインドウを開く(40
6)。
【0039】次に、ケースに収納されるムーブメント、
ケースの防水機能、ケースに連結されるバンド、及びケ
ースの素材、等の項目を決定し、ケース基本データを決
定する(407)。そして、決定したケース基本データ
を時計供給元のサーバからロードして画面に表示させ
(408)、3D部品設計プログラムを用いてケースの
立体形状を設計する(409)。
【0040】図9において、まず、3D部品設計プログ
ラムを用いてケースの立体形状を設計する(501)。
なお、このステップはステップ409と同じである。次
に、刻印を設定する(502)。次に、個人識別データ
を利用して、自分の手首データの3次元画像を時計供給
元のサーバからロードして画面に表示させる(50
3)。
【0041】次に、手首(3次元画像)の外周近傍に、
設計中、あるいは設計が終了したケース(3次元画像)
を配置し、ケースの大きさや形状を確認する(50
4)。次に、設計が終了したケースの3次元データをケ
ースデータとして、個人識別データとファイル名と共
に、時計供給元のサーバに格納する(505)。そし
て、ケース設計画面を終了させる(506)。
【0042】図10(A)(B)はケース基本データの
説明図である。図1及び図2に示すように、ユーザによ
り形状変更を可能にするために3D部品設計プログラム
がサーバ内に格納されている。そして、以下に説明する
ように、ユーザが選択可能な複数の3D部品設計プログ
ラムが用意されており、かつそれぞれの3D部品設計プ
ログラムで描画された複数のケース基本データがサーバ
に格納されている。
【0043】3D部品データによるケース基本データ
は、(A)及び(B)に示すように、画面上で、回転、
拡大、縮小等が自在に可能である。一般に、ケースの設
計は、ムーブメント、防水機能、バンド、素材、等によ
り制約を受ける。即ち、ムーブメントによりケースの内
部空間の大きさが決定され、防水機能によりケースの防
水機能に関係する寸法が決定され、バンドによりケース
におけるバンドに取り付ける部分の寸法が決定され、素
材によりケースの強度を維持するために必要な最小限の
寸法が決定される。
【0044】従って、上述した制約に基づいてケースの
「基本ケース画像」が決定されるため、ユーザは基本ケ
ース画像の内側は作画できず、従ってユーザによって形
状変更できない「作画不可能領域」が決定される。「作
画不可能領域」以外の領域が、ユーザによる「作画可能
領域」となる。作画可能領域は、基本ケース画像の外面
の一部分に沿ってその外側に位置し、ユーザは基本ケー
ス画像の一部分に肉付けするように作画する。そして、
以下に説明するように、作画可能領域に接する基本ケー
ス画像の外面が「最小作画境界面」となる。
【0045】この場合、作画可能領域であれば、ユーザ
によって自在に形状変更が可能とはいえ、基本ケース画
像に対してあまりにも大きな立体が付属されると、実際
にケースの製造が困難になる。また、ケースに可能され
る金属材料の大きさも、種々用意する必要が生じる。こ
のような観点から、作画可能領域にも一定の制約を設け
る必要がある。即ち、作画可能領域に「最大作画境界
面」を設ける。
【0046】図11はケース基本データの例である。3
D部品設計プログラムAは図4に対応し、ケース基本デ
ータa〜pは図4のA1〜Anに対応する。各ケース基
本データ毎に、ムーブメント、防水機能、バンド、素
材、が決定される。本例では、ケース基本データとし
て、ムーブメントとして「2針」と「3針」、防水機能
として「4気圧」と「10気圧」、バンド長さとして
「14cm」と「16cm」、ケース素材として「ステ
ンレス」と「チタン」の組合せを用意する。
【0047】図12(A)(B)はケース基本データと
しての作画可能/不可能領域等の説明図である。
(A),(B)において、作画不可能領域を斜線部分で
示し、作画可能領域を白抜きで示す。図示のように、作
画可能領域には、最小作画境界面と、最大作画境界面と
が設けられている。なお、(B)の寸法Vはユーザが選
択したバンドの幅により決定され、また、寸法Wはユー
ザが選択したバンドを連結するために必要な寸法であ
る。
【0048】図13(A)(B)は最小作画境界面を決
定するための各寸法の説明図である。(A)において、
S,Tはムーブメントを収納するために必要なケースの
内部空間の寸法であり、P,Rはムーブメントが回転す
る空間に必要なケースの内部空間の最小寸法であり、
N,Qは風防を水密に固定するために必要な最小寸法で
あり、Mは裏蓋を水密に固定するために必要な最小寸法
であり、Lはケースの強度を維持するために必要なケー
ス厚みの最小寸法である。
【0049】また、(B)において、Vは選択したバン
ドの幅によって決定される寸法であり、X,Yは取り付
け足の強度を維持するために必要な寸法である。図14
は図3におけるCAD/CAM製造部の詳細構成図であ
る。ユーザのパソコンから、例えばインターネットを介
して入力されたケースの3D部品設計データは、CAD
/CAMシステムにて、CADプログラムで作成された
ケースの3D数値データを、CAMプログラムを用いて
数値制御データ(NCデータ)に変換された後、例えば
LAN等の通信回線を経てNC制御工作機に送られる。
【0050】NC制御工作機では、NCデータに基づき
工作機数値制御プログラム(NCプログラム)が起動
し、金属素材の切削、切断、孔開け、等の加工が行わ
れ、ケースを作成する。この場合、CADプログラム、
CAMプログラム、NCプログラムは、それぞれ別個の
コンピュータに格納してもよい。また、何れか2つのプ
ログラムと、残りのプログラムをそれぞれ別個のコンピ
ュータに格納してもよい。但し、それぞれのコンピュー
タの間でデータ転送ができるように、所定の通信回線で
結合しておく必要があることは言うまでもない。
【0051】図15(A)(B)はユーザによる形状変
更の一例説明図である。(A)に示すように、作画可能
領域内において、斜線部分で示すようにケース本体とケ
ース足部を作画する。この形状は、(B)で示すよう
に、ケース本体の上部と足部の形状が変更されている。
図16はユーザによりケース足部のみを形状変更した場
合の処理説明図である。この場合には、予め、プレス、
切削、孔開け加工等で量産されたケース本体(P)に、
金属素材を加工して、ユーザによって形状変更されたケ
ース足を順次溶接する。
【0052】図17はユーザにより回転ベゼルのみを形
状変更した場合の構成図である。この場合、回転バゼル
に限らず、固定ベゼル、飾りリングも形状変更ができ
る。さらに、図2に示したように、ユーザが選択できる
複数の3D部品設計プログラムがサーバに格納され、そ
れぞれの対応する3D部品設計プログラムで描画された
複数の部品データがそれぞれ格納されている。即ち、文
字板データ、指針データ、バンドデータ、中留データ等
が格納され、それぞれの部品データには、その部品の重
さデータが示されている。この場合、重さデータとして
製造した部品を実測した重さの平均値を使用することが
できる。
【0053】図18は3D手首モデル化プログラムによ
る3D手首データの処理フローチャート(その1)であ
る。この処理は手首の太さが変わらない場合である。ま
ず、ユーザが時計供給元から3D手首モデル化プログラ
ムと3D手首データを受け、3D手首登録画面を表示す
る(601)。次に、ユーザが自身の性別と体重を入力
する(602)。ユーザの性別と体重が入力されると、
ユーザの手首の疑似断面が計算され、2次元(2D)デ
ータを得る(603)。
【0054】次に、得られた疑似断面に対する垂線方向
に沿って、所定の長さLを有し、かつ同一の断面を有す
るように立体化され、3次元(3D)データを得る(6
04)。次に、ユーザの手首の3D画像が表示される
(605)。そして、ユーザ自身の3D手首登録画面を
表示し(606)、ユーザが自身の名前とパスワードを
入力し、自身の手首の3Dデータを3D手首データとし
て登録する(607)。以上のようにして3D手首登録
画面を終了する(608)。
【0055】時計供給元は、ユーザが選択した3D部品
設計プログラムを用いて、3D手首設定が行われる。こ
の場合、設計中もしくは設計終了したケースの3D画像
や、完成した腕時計の3D画像を手首の立体画像に重ね
合わせて表示することができる。図19は3D手首モデ
ル化プログラムによる3D手首データの処理フローチャ
ート(その2)である。この処理は手首の太さが変化す
る場合である。
【0056】まず、図18と同様に、ユーザが時計供給
元から3D手首モデル化プログラムと3D手首データを
受け、3D手首登録画面を表示する(701)。次に、
ユーザが自身の性別と体重を入力する(702)。ユー
ザの性別と体重が入力されると、ユーザの手首の疑似断
面が計算され、2次元(2D)データを得る(70
3)。
【0057】次に、得られた疑似断面に対する垂線方向
に沿って、所定の長さLを有し、かつ断面が徐々に相似
形で変化するように立体化され、3次元(3D)データ
を得る(704)。このとき、垂線を含む断面を見る
と、一方の端面の端点と、他方の端面の端点が所定の角
度θをなしている。角度θは人間の手首を実測した平均
値である。
【0058】次に、ユーザの手首の3D画像が表示され
る(705)。そして、ユーザ自身の3D手首登録画面
を表示し(706)、ユーザが自身の名前とパスワード
を入力し、自身の手首の3Dデータを3D手首データと
して登録する(707)。以上のようにして3D手首登
録画面を終了する(708)。図18の場合と同様に、
時計供給元は、ユーザが選択した3D部品設計プログラ
ムを用いて、3D手首設定が行われる。この場合、設計
中もしくは設計終了したケースの3D画像や、完成した
腕時計の3D画像を手首の立体画像に重ね合わせて表示
することができる。
【0059】また、図18及び図19の処理において、
ユーザは、画面に表示された体重表の中から、自身の体
重が含まれる範囲を選択して入力する。体重の範囲は、
例えば、10kg毎に、31〜40Kg、41〜50K
g、51〜60Kg、61〜70Kg、と設定し、ユー
ザが何れかの範囲を選択する。図20はバンド長さ調整
の処理フローチャート(その1)である。バンド長さ調
整プログラムは、駒数の設定プログラムと、中留との連
結位置を設定する位置設定プログラムで構成される。
【0060】まず、バンドの長さ調整画面を表示する
(801)。次に、個人識別データをもとに、3D時計
データと3D手首データをサーバからロードし(80
2)、腕時計と手首の3D画像が表示される(80
3)。次に、取り外す駒の数(N:Nは正の整数)を入
力する(804)。この場合、取り外した駒の数が多す
ぎると、「手首の外周よろ腕時計の内周が短くなってし
まいます。」と表示する(805)。
【0061】次に、取り外した駒の数(N)を入力する
と、ユーザの手首の2D断面に基づいて、ユーザの手首
の外周の長さ(P)を計算する(806)。次に、ユー
ザが設計した腕時計の内周の長さ(Q)を計算する(8
07)。次に、ユーザが選択したバンドにより、駒の1
個を取り外したとき周長が減少する長さ(R)を計算
し、手首の外周の長さPと、駒の数を減らした後の腕時
計の内周の長さ(Q−R×N)との大小関係を比較する
(808)。
【0062】ここで、P>(Q−R×N)の場合は、手
首の外周の長さPが腕時計の内周の長さより大きいの
で、ステップS25に戻る。一方、P≦(Q−R×N)
の場合は、手首の外周の長さPが腕時計の内周の長さよ
り小さいか等しいので、ステップ809に進む。即ち、
N個の駒が取り外された腕時計の3D画像が表示される
(809)。次に、腕時計と手首の隙間が数値で表示さ
れ(810)、腕時計と手首の隙間を3D画像と数値で
確認する(811)。ここで、バンドの長さ調整が終了
し、長さ調整が終了した3D時計データを個人識別デー
タとファイル名と共にサーバに格納し、取り外された駒
の数を含むバンド長さデータが個人識別データとファイ
ル名と共にサーバに格納される。そして、最後にバンド
の駒数の設定画面を終了する(812)。
【0063】図21はバンド長さ調整の処理フローチャ
ート(その2)である。まず、バンドの長さ調整画面を
表示する(901)。次に、個人識別データをもとに、
3D時計データと3D手首データをサーバからロードし
(902)、腕時計と手首の3D画像が表示される(9
03)。次に、ユーザの手首の2D断面に基づいてユー
ザの手首の外周の長さ(P)を計算する(904)。次
に、ユーザが設計した腕時計の内側の周長さ(Q)を計
算する(905)。
【0064】次に、駒の1個を取り外したとき周長が減
少する長さをRとし、取り外した駒の数をNとすると、
(P−Q)≧(R×N)により、Nの最大値が求められ
る(906)。次に、N個の駒が取り外された腕時計の
3D画像が表示される(907)。次に、3D手首画像
を呼び出し、腕時計の画像を重ね合わせ(908)、腕
時計の装着の具合を3D画像で確認する(909)。こ
の場合、増やすバンドの駒の数Mを入力する(91
0)。N≧M(Mは正の整数)である。そして、バンド
の長さ調整が終了し、長さ調整が終了した3D時計デー
タを個人識別データとファイル名と共にサーバに格納
し、取り外された駒の数を含むバンド長さデータが個人
識別データとファイル名と共にサーバに格納される。そ
して、バンド長さ調整画面を終了する(911)。
【0065】図22は腕時計の重さ表示の処理フローチ
ャートである。まず腕時計を選択して表示し(100
1)、「重さ計算」をクリックする(1002)。次
に、3次元CADプログラムを用いて腕時計のケースの
体積Vを計算する(1003)。次に、この体積Vを重
さ計算プログラムに転送する(1004)。次に、ケー
スの素材から決定される比重Sと、ケースの重さC=V
*Sを計算する(1005)。
【0066】次に、最初に選択されたバンドの総重さb
1、選択されたバンドの駒1個の重さb2、駒を連結す
る連結部材1個の重さb3、取り外された駒の数N、と
するとき、バンドの重さB=b1−b2*N−b3*
(N−1) を計算する(1006)。さらに、その他
の重さとして、選択された中留、文字板、リューズ等の
重さデータ、風防、ムーブメント、防水パッキン等の重
さデータ、これらの総和の重さA、を求める(100
7)。
【0067】そして、腕時計の重さM=A+B+C を
求め(1008)、求めた腕時計の画像の近傍に重さM
が表示される(1009)。図23は腕時計に刻印する
場合の構成図である。CAD/CAM装置と、刻印機と
してレーザーマーカを、インターネットを介して接続し
たシステムを利用して、例えば腕時計の裏蓋に刻印す
る。まず、CAD/CAM装置では、CADプログラム
で作成されたケースの2次元数値データを、CAMプロ
グラムを用いてNCデータ(数値制御データ)に変換す
る。そして、NC部ではNCデータに基づき、NCプロ
グラム(レーザーマーカ数値制御プログラム)が、レー
ザーマーカのワークを制御し、所定の刻印を裏蓋に行
う。
【0068】図24はユーザにおける刻印設定ステップ
の一例フローチャートである。最初に、ユーザはケース
設計画面を表示し(1101)、個人識別データとファ
イル名を使用して自分のケースデータの3次元画像を時
計供給元のサーバからロードし画面に表示する(110
2)。但し、これらのステップは、既にケース設計画面
にて、ケースを設計中であれば省略される。
【0069】次に、刻印設定ウインドウを開き(110
3)、刻印する場所を決定する(1104)。これによ
りケースの3次元画像に文字配置可能領域が表示される
(1105)。次に、ユーザは、文字を入力するか
(A)、自分がデザインした文字を読み込む(B)。文
字を入力する場合には、刻印される文字の字体、スタイ
ル、大きさを決定し(1107)、文字配置可能領域に
キーボードから文字を入力すると(1108)、文字配
置可能領域に文字が配置される(1109)。
【0070】一方、ステップ1106において、自分が
デザインした文字を読み込む場合には、自分がデザイン
した文字を自分のパソコンからロードする(111
0)。これにより、文字配置可能領域に自分がデザイン
した文字が配置される(1111)。最後に、刻印設定
ウインドウを閉じる(1112)。以下、ユーザ側の処
理を画面表示にそって簡単に説明する。以下の図面はユ
ーザのパソコンの表示される処理手順である。
【0071】図25は腕時計のイメージを設定するメイ
ンメニュー画面である。図示のように、「あなたのほし
い腕時計のイメージを決める」、「あなたの手首サイズ
を設定する」、「ケースを設計する」、「ケース以外の
部品を決める」、「バンドの長さを調整する」、「腕時
計の重さを計算する」、「腕時計を注文する」等が表示
される。
【0072】次に、例えば「あなたのほしい腕時計のイ
メージを決める」をクリックすると、画面は次に移り、
「男性用(大きめ)ですか」、「女性用(小さめ)です
か」が表示される。次に、例えば「男性用」を選択する
と、画面は次に移り,腕時計のタイプとして、「スポー
ツタイプ」、「ファッションタイプ」、「ビジネスタイ
プ」が表示される。
【0073】次に、例えば「ビジネスタイプ」を選択す
ると、画面は次に移り、腕時計のムーブメントの種類と
して、「2針」、「3針」、「クロノ」が表示される。
次に、例えば「3針」を選択すると、腕時計の防水機能
の種類として、「4気圧防水」、「10気圧防水」、
「20気圧防水」が表示される。次に、例えば「10気
圧防水」を選択すると、画面は次に移り、腕時計のバン
ドの種類として、「金属バンド」、「皮革バンド」が表
示される。
【0074】次に、例えば「金属バンド」を選択する
と、画面は次に移り、バンドの素材の種類として、「ス
テンレス」、「チタン」、「チタン合金」が表示され
る。次に、例えば「ステンレス」を選択すると、画面は
次に移り、バンドの幅の種類として、「16mmタイ
プ」、「18mmタイプ」、「20mmタイプ」が表示
される。
【0075】図26はユーザの設計したい腕時計のイメ
ージを表示した画面である。ユーザによって、上述した
各選択が終了すると、ユーザの所望する(即ち、設計し
たい)腕時計のイメージが表示される。ユーザはこの腕
時計イメージを見て、自身の意図するデザインが反映さ
れていれば、「すすめる」をクリックする。一方、自身
の意図するデザインが反映されていなければ、「やりな
おす」をクリックして図25の画面に戻る。また、一部
分のデザインが気に入らなければ「戻る」をクリックし
て、1つずつ前の画面に戻り、選択をやり直す。
【0076】図27は手首サイズ設定のメニュー画面で
ある。即ち、図25の表示において「あなたの手首サイ
ズを設定する」を選択した場合の表示画面である。図4
で説明したように、ユーザの使用したい3次元部品設計
プログラムとして、「プログラムA」、「プログラム
B」、「プログラムC」が表示される。これらのプログ
ラムによって、図18に示すように、手首の太さを変化
させずに同じ太さで3次元表示する場合や、図19に示
すように、手首の太さを変化させて異なる太さで3次元
表示する場合を選択することができる。
【0077】次に、例えば「プログラムA」を選択する
と、画面は次に移り、性別として「男性」、「女性」が
表示される。次に、例えば「男性」を選択すると、画面
は次に移り、ユーザ自身の体重を選択する。ユーザは、
図18及び図19の処理で説明したように、画面に表示
された体重表の中から、自身の体重が含まれる範囲を選
択して入力する。体重の範囲は、例えば、10kg毎
に、31〜40Kg、41〜50Kg、51〜60K
g、61〜70Kg、と設定し、ユーザが何れかの範囲
を選択する。
【0078】図28はユーザの手首のイメージを示す画
面である。ユーザによる体重の選択が終了すると、図1
8又は図19の処理手順を経て、手首のイメージが表示
される。ユーザは「登録」をクリックして、自身の手首
サイズを登録する。登録に際しては、自身の名前、パス
ワード、ファイル名(例えば、手首A)、等をキーボー
ドから入力して「登録」をクリックすると、「個人識別
データ」として時計供給元のサーバに格納される。
【0079】図29は腕時計のケース設計のメニュー画
面である。即ち、図25の表示の「ケースを設計する」
を選択すると、この画面が表示される。ユーザの使用し
たい3次元部品設計プログラムとして、「プログラム
A」、「プログラムB」、「プログラムC」が表示され
る。図30は選択された3次元部品設計プログラムによ
るメニュー画面である。即ち、図29の画面において、
例えば「プログラムA」を選択すると、選択された3次
元部品設計プログラムが起動する。そして、「基本画
像」をクリックし、「表示する」をクリックすると、腕
時計のケース基本データによる「ケース」が表示され
る。ケース基本データは、予めユーザが選択したムーブ
メント、防水機能、バンド、素材によって決定される。
表示されたケースは、マウスでドラッグすることで、自
由に回転させることができる。さらに、縮小又は拡大す
ることもできる。
【0080】図31はユーザが設計したケースのイメー
ジ画面である。ユーザは、図12、図13、図15、等
で説明したケース設計上の制約に従って、独自のデザイ
ンを画面上で作画する。作画中のイメージはユーザの操
作により、移動、回転、拡大、縮小することができる。
次に、図31の表示画面において「手首画像」をクリッ
クし、「表示する」をクリックし、既に、個人識別デー
タとして登録済の、名前とパスワードを入力すると、手
首のイメージ画面が表示される。
【0081】図32は図31のケースと手首イメージを
一体に表示した画面である。図示のように、ケースの裏
側に手首の外周面が接触するように、ケースと手首を移
動して配置する。このような表示により、ユーザは自分
の手首に対するケースの大きさや装着状態を画面上で確
認することができる。この画面の印象から、ユーザは、
さらにケースのデザインを変更することもできる。
【0082】しかし、ユーザの手首データが、未だ登録
されていない場合には、その旨(例えば「あなたの手首
を設定して下さい」)が表示され、「設定する」をクリ
ックし、前述のように、ユーザ自身の「性別」、「体
重」等入力し、登録する。図33は図30のメニュー画
面で刻印を選択した場合の画面である。「刻印」をクリ
ックすると、刻印する場所として「裏蓋」及び「ケース
の上面」が表示される。この場合、固定ベゼル又は回転
ベゼル(レジスタリング)を備える場合には、「固定ベ
ゼル上面」又は「回転ベゼル上面」が表示される。ユー
ザは、例えば「裏蓋」を選択し、画面上で刻印する文字
を入力する。裏蓋の所定の場所に入力可能な区域が、画
面上で、例えば3つの矩形枠で表示される。さらに、刻
印する文字の、字体として「ゴシック」、「明朝」等を
選択し、さらに、スタイル、大きさ等を選択する。
【0083】図34は刻印をケース上面にする場合の画
面である。即ち、図示のように、ケースの上面の狭い平
坦な部分Aに文字を入力する場合である。このケースは
図31に示すように、ユーザにより設計したケースであ
る。図35は部品選択組合せのメニュー画面である。即
ち、図25の表示の「ケース以外の部品を決める」を選
択すると、この画面が表示される。ユーザの使用したい
3次元部品設計プログラムとして、「プログラムA」、
「プログラムB」、「プログラムC」が表示される。
【0084】図36は設計したケース画面とケース以外
の部品のメニュー画面である。即ち、図35の画面にお
いて、例えば「プログラムA」を選択すると、選択され
た3次元部品設計プログラムが起動する。図示のよう
に、「ケース」、「文字板」、「指針」(ムーブメン
ト)、「バンド」、「中留」、「その他」、「手首画
像」等のメニューが表示され、さらに、前述した手順に
よりユーザの所望するケースが決定しているのでそのケ
ースを表示する。即ち、以下に説明するように、ユーザ
はこのケース画面に合わせて順次他の部品を決めてい
く。
【0085】まず「ケース」をクリックし、ユーザの名
前とパスワードを入力すると、ケースのファイル番号が
表示され、所定のファイル番号をクリックすると、図示
のように、設計したケースが3次元表示される。次に、
「文字板」をクリックすると、画面が次に移り、「デザ
インした画像を文字板に使う」及び「文字板を選択す
る」が表示される。
【0086】次に、「文字板を選択する」をクリックす
ると、画面は次に移り、複数の各々仕様の異なる文字板
が3次元画像で一覧で表示される。ここで、仕様とは文
字板の絵柄、色調、時字、切り分けの有無、切り分けの
位置、等である。次に、これらの文字板の中から、ユー
ザが1つ選択しその文字板をクリックすると、画面は次
に移り、選択した文字板が拡大表示される。文字板は回
転/移動、拡大/縮小、等で表示でき、かつ3次元で立
体表示することもできる。そしてユーザが意図した文字
板であれば、「OK」をクリックする。
【0087】図37はケース画面に選択した文字板を配
置したイメージ画面である。上述の手順により文字板を
選択し、「OK」をクリックすると、ケースに文字板が
配置され一体的に表示される。この場合、文字板が配置
されたケースは、回転/移動、拡大/縮小、等で自在に
表示でき、種々の視線で確認することができる。なお、
再度仕様を確認する場合には、「文字板」をクリックす
れば、上述と同じ手順で、文字板を再度選択することが
できる。
【0088】次に、図37のメニュー画面の、例えば
「バンド」をクリックすると、複数のバンドが一覧表示
される。上述の文字板と同様な手順で何れかのバンドを
選択し、「OK」をクリックすると、バンドがケースに
連結されて表示される。図38は出来上がった腕時計を
手首に装着したイメージ画面である。文字板やバンドを
決めた後、同様な手順で指針や中留等を選択する。さら
に、「手首画像」をクリックし、ユーザの名前とパスワ
ードを入力した後、「表示する」をクリックすると、図
示のように、出来上がった腕時計を手首に装着したイメ
ージが表示される。この場合、ケースの裏側に手首の外
周面が接触するように、腕時計の輪(即ち、ケースとバ
ンドと中留でできあがる輪)の中を手首が通るように、
手首や腕時計を移動して配置することができる。その結
果、ユーザは手首に対する腕時計の大きさや装着状態を
予め視認することができる。さらに、視認結果を考慮し
て部品の選択を変更することもできる。
【0089】図39はバンドの長さ調整のメニュー画面
である。即ち、図25の表示の「バンドの長さを調整す
る」を選択すると、この画面が表示される。この場合、
「腕時計」をクリックし、ユーザの名前とパスワードを
入力すると、上述した手順で設計した「腕時計」が表示
される。同様に「手首」をクリックし、ユーザの名前と
パスワードを入力すると、上述した手順で設計した「手
首」が表示される。
【0090】図40は腕時計と手首を表示したバンド長
さ調整のメニュー画面である。図示のように、ケースの
裏面に手首の外周面が接触し、腕時計の輪の中を手首が
通るようにし、かつ手首の長手方向に沿った中間に腕時
計が配置されるように、手首が自動的に表示される。次
に、ユーザは「駒の数の設定」をクリックすると、取り
外す駒の数を入力するために、「取り外す駒の数を入力
して下さい」が表示される。ユーザは取り外す駒の数
を、例えば「2個」等、おおよその目やすで入力する。
【0091】この場合、図20及び図21で示した処理
手順に基づいて計算した結果、取り外す駒の数が多すぎ
ると、「手首の外周より腕時計の内周が短くなってしま
います」と表示される。ユーザは「戻る」をクリック
し、再度、取り外す駒の数を、例えば「1個」と入力す
る。図41は駒の数を調整した後のバンド長さ調整のメ
ニュー画面である。図示のように、手首の下側の外周面
と腕時計の輪の下側の内周面(中留における内側の面)
との距離(1cm)が確認のために表示される。この数
値(1cm)と3次元画像による目視によって、腕時計
を装着したときの実感(きつい、ゆるい)を判断するこ
とができる。この3次元画像は、回転/移動、拡大/縮
小、等で表示でき、種々の視線で確認することができ
る。そして、ユーザが意図するものであれば、「OK」
をクリックし、ユーザの名前とパスワードを入力して登
録する。一方、まだ不十分であれば「駒の数を再入力」
をクリックし、前述の手順に戻り駒の数を再入力する。
なお、「中留との連結位置」は、駒の数の調整に加えて
中留部分の孔の位置でさらに微調整するために設けられ
る。
【0092】図42は腕時計の重さ計算のメニュー画面
である。即ち、図25の表示の「腕時計の重さを計算す
る」を選択すると、この画面が表示される。この場合、
「腕時計」をクリックし、ユーザの名前とパスワードを
入力すると、上述した手順で設計した「腕時計」が表示
される。図示のように、文字板の異なる「腕時計A」と
「腕時計B」が表示される。
【0093】次に、「重さ計算」をクリックすると、画
面は次に移り、腕時計Aと腕時計Bの重さが、例えば、
「150g」、「120g」と表示される。腕時計の重
さの計算は、図22に示す処理手順に沿って行われる。
次に、「素材を変更」をクリックすると、画面が次に移
り、「ステンレス」、「チタン」、「チタン合金」が表
示される。なお、ステンレスに比べてチタンは値段が高
くなることを、ユーザに知らせるようにしてもよい。
【0094】図43は腕時計注文のメニュー画面であ
る。即ち、図25の表示の「腕時計を注文する」を選択
すると、この画面が表示される。この場合、「腕時計」
をクリックし、ユーザの名前とパスワードを入力する
と、上述した手順で設計した「腕時計A」及び「腕時計
B」が表示される。次に、「注文する」をクリックし、
ユーザの名前と電話番号と住所を入力し、例えば「腕時
計A」を選択し、その個数「1」を入力する。
【0095】次に、ユーザが再度、住所、電話番号等を
確認した後、「OK」をクリックすると、画面は次に移
り、支払い方法が表示され、ユーザは「郵便振り込み」
か「クレジットカード」か「着払い」かを選択する。
「クレジットカード」の場合には、「クレジットカード
の番号」、「クレジットカードの種類」、「有効期限」
等を入力する。これらを入力した後、再確認を行い、
「OK」をクリックする。
【0096】そして、「OK」をクリックすると、例え
ば「腕時計お買上げありがとうございました」と時計供
給元からのメッセージが表示される。図44は情報交換
のためのチャットルームのメニュー画面であり、図45
は図44で名前入力後の表示画面である。本発明の商品
デザイン作成システムでは、ユーザの設計した部品につ
いて製造上で不具合がある場合に、時計供給元からユー
ザに設計変更等の確認を行うために情報交換の場(チャ
ット)を設けている。この場合、時計供給元では、ユー
ザに対してEメールを送る時間帯を指定してチャットに
アクセスしてもらう。さらに、完成した時計をユーザに
単に届けるばかりでなく、届いた時計についてのユーザ
からの感想や意見を聞くための情報交換の場として利用
することもできる。
【0097】例えば、ケースデータにおいて、ユーザが
作画した部分に、製造上の加工が非常に困難な部分や、
製造不可能な部分等が発見された場合に、時計供給元の
ホームページのチャットルームにユーザの名前を表示
し、ユーザにメールを送り、チャットが可能な日時(時
計供給元の設計スタッフが応対できる日時)を知らせ
る。ユーザはメールを受け取り、時計供給元のホームペ
ージのチャットルームにアクセスする。そして、ユーザ
は自分の名前をクリックすると、パスワード入力画面が
表示されるので、ユーザは腕時計を設計したときに使用
した自分のパスワードを入力する。
【0098】このような操作により、ユーザのパソコン
にチャット画面が表示され、さらにケースデータの3次
元画像がチャット画面に表示される。チャット画面が表
示されると、時計供給元の設計スタッフとユーザが、ケ
ースデータの3次元画像を同時に見ながら、設計変更に
ついて話し合い、両者の間でケースデータの設計変更の
内容が確定する。そして最後に、時計供給元の設計スタ
ッフは設計変更されたケースデータをユーザのケースデ
ータのファイルに保存する。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の商品デザイン作成システムの不具合を改良し、一
定の部品については、ユーザの好みに合わせてユーザ自
身が形状変更を可能にするものであり、具体的には、商
品供給者から提供され3次元部品設計プログラムと部品
デジタルデータに基づいて、ユーザが自己のコンピュー
タを使用して一定の部品の形状を設計変更できるように
したので、商品供給元から提供された部品から選択する
従来のシステムに比べて、よりユーザの意思を反映させ
たカスタム商品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による商品デザイン作成システムのシス
テム構成図である。
【図2】図1に示すサーバの詳細構成図である。
【図3】図1に示す商品製造部門の詳細構成図である。
【図4】3D部品設計プログラムの構成図である。
【図5】ユーザにおける設計ステップの一例フローチャ
ートである。
【図6】ユーザにおける部品選択組合せステップの一例
フローチャートである。
【図7】時計供給元における製造ステップの一例フロー
チャートである。
【図8】ユーザにおけるケース設計ステップのフローチ
ャート(その1)である。
【図9】ユーザにおけるケース設計ステップのフローチ
ャート(その2)である。
【図10】(A)及び(B)はケース基本データの説明
図である。
【図11】ケース基本データの一例である。
【図12】(A)及び(B)はケース基本データとして
の作画可能/不可能領域等の説明図である。
【図13】(A)及び(B)は最小作画境界面を決める
ための各寸法の説明図である。
【図14】図3におけるCAD/CAM製造部の詳細構
成図である。
【図15】(A)(B)はユーザによる形状変更の一例
説明図である。
【図16】ユーザによりケース足部のみを形状変更した
場合の処理説明図である。
【図17】ユーザにより回転ベゼルのみを形状変更した
場合の構成図である。
【図18】3D手首モデル化プログラムによる3D手首
データの処理フローチャート(その1)である。
【図19】3D手首モデル化プログラムによる3D手首
データの処理フローチャート(その2)である。
【図20】バンド長さ調整の処理フローチャート(その
1)である。
【図21】バンド長さ調整の処理フローチャート(その
2)である。
【図22】腕時計の重さ表示の処理フローチャートであ
る。
【図23】腕時計に刻印する場合の構成図である。
【図24】ユーザにおける刻印設定ステップの一例フロ
ーチャートである。
【図25】腕時計のイメージを設定するメインメニュー
画面である。
【図26】ユーザの設計したい腕時計のイメージを表示
した画面である。
【図27】手首サイズ設定のメニュー画面である。
【図28】ユーザの手首のイメージを示す画面である。
【図29】腕時計のケース設計のメニュー画面である。
【図30】選択された3次元設計プログラムによるメニ
ュー画面である。
【図31】ユーザが設計したケースのイメージ画面であ
る。
【図32】図31のケースと手首イメージを一体に表示
した画面である。
【図33】刻印をケース上面にする場合の画面である。
【図34】刻印をケース上面に行う場合の画面である。
【図35】部品選択組合せのメニュー画面である。
【図36】設計したケース画面とケース以外の部品のメ
ニュー画面である。
【図37】ケース画面に選択した文字板を配置したイメ
ージ画面である。
【図38】出来上がった腕時計を手首に装着したイメー
ジ画面である。
【図39】バンドの長さ調整のメニュー画面である。
【図40】腕時計と手首を表示したバンド長さ調整のメ
ニュー画面である。
【図41】駒の数を調整した後のバンド長さ調整のメニ
ュー画面である。
【図42】腕時計の重さ計算のメニュー画面である。
【図43】腕時計注文のメニュー画面である。
【図44】情報交換のためのチャットルームのメニュー
画面である。
【図45】図44で名前入力後の表示画面である。
【符号の説明】
1〜n…ユーザパソコン N…情報通信手段 S…商品(時計)供給元
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/50 626 G06F 17/50 626G 680 680F (72)発明者 加納 隼夫 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 串田 八郎 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 花井 賢司 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 Fターム(参考) 5B046 AA10 CA06 DA03 DA08 GA01 KA05 5B049 BB07 BB11 CC03 CC05 CC08 CC21 DD01 EE01 EE07 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザと商品供給元を情報通信手
    段を介して接続し、各ユーザの所望する商品デザインに
    基づいて商品を製造し、ユーザに供給する商品デザイン
    作成システムにおいて、 商品供給元が、コンピュータにより作成されたバーチャ
    ルな商品をユーザに閲覧可能にする商品設計プログラム
    と、商品を構成する部品デジタルデータとをユーザに提
    供する手段と、 商品供給元が、ユーザに、前記商品設計プログラムと前
    記部品デジタルデータを取り込ませ、所望の商品デザイ
    ンを作成させ、商品供給元に情報通信手段を介して製造
    依頼させる手段と、 商品供給元が、ユーザから提供された所望の商品デザイ
    ンに基づいて、商品を製造しユーザに供給する手段と、
    を少なくとも含み、 さらに、前記商品設計プログラムは、ユーザによって、
    部品の形状を立体的に所望の形状に変更可能にする3次
    元部品設計プログラムを含み、 前記部品デジタルデータは、ユーザによって形状変更が
    可能な少なくとも1つの部品デジタルデータを含み、 商品供給元が、ユーザに、前記3次元部品設計プログラ
    ムと、前記形状変更が可能な部品デジタルデータに基づ
    いて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、立体的に
    所望の形状に変更させる得るようにしたことを特徴とす
    る商品デザイン作成システム。
  2. 【請求項2】 前記商品設計プログラムは、前記部品デ
    ジタルデータから少なくとも2つの部品デジタルデータ
    をユーザによって選択可能にする部品選択組合せプログ
    ラムを含み、ユーザは前記部品選択組合せプログラムを
    使用して、前記部品デジタルデータから所望の部品デジ
    タルデータを選択し、前記形状変更が可能な部品デジタ
    ルデータと組み合わせできるようにした請求項1に記載
    の商品デザイン作成システム。
  3. 【請求項3】 前記商品設計プログラムは、ユーザの身
    体の一部をモデル化する3次元身体モデル化プログラム
    を含み、ユーザは前記3次元身体モデル化プログラムを
    使用して、前記部品デジタルデータから選択した特定部
    品の部品デジタルデータを、ユーザ自身の身体の一部に
    合うように変更可能にした請求項1に記載の商品デザイ
    ン作成システム。
  4. 【請求項4】 前記商品設計プログラムは、商品のサイ
    ズを調整可能にする商品サイズ調整プログラムを含み、
    ユーザは前記商品サイズ調整プログラムを使用して、前
    記部品デジタルデータから選択した特定部品の部品デジ
    タルデータを、ユーザ自身のサイズに合うように変更可
    能にした請求項1に記載の商品デザイン作成システム。
  5. 【請求項5】 前記商品設計プログラムは、商品の重さ
    を計算可能にする商品重さ計算プログラムを含み、ユー
    ザは前記商品重さ計算プログラムを使用して、前記部品
    デジタルデータから商品の重さを計算可能にした請求項
    1に記載の商品デザイン作成システム。
  6. 【請求項6】 前記商品供給元は、部品デジタルデータ
    を格納するデータ格納部を有する請求項1に記載の商品
    デザイン作成システム。
  7. 【請求項7】 前記データ格納部は、部品デジタルデー
    タを格納する3次元部品データ格納部と、身体の一部の
    データを格納する3次元身体データ格納部と、3次元商
    品データ格納部と、商品サイズデータ格納部と、商品重
    さデータ格納部と、注文データ格納部を含む請求項6に
    記載の商品デザイン作成システム。
  8. 【請求項8】 前記形状変更が可能な部品デジタルデー
    タは、ユーザが形状変更できる作画可能領域と、ユーザ
    が形状変更できない作画不可能領域で構成され、前記作
    画不可能領域は、商品供給元が決定するようになってい
    る請求項1に記載の商品デザイン作成システム。
  9. 【請求項9】 前記作画不可能領域は、形状変更ができ
    ない部品デジタルデータと結合されるようになっている
    請求項8に記載の商品デザイン作成システム。
  10. 【請求項10】 前記作画不可能領域は、商品の機能を
    決定する部品のサイズに基づいて決定される請求項8に
    記載の商品デザイン作成システム。
  11. 【請求項11】 前記作画不可能領域は、商品を決定す
    る部品の材質に基づいて決定される請求項8に記載の商
    品デザイン作成システム。
  12. 【請求項12】 前記作画可能領域の範囲は、前記作画
    不可能領域の範囲内に設定される請求項8に記載の商品
    デザイン作成システム。
  13. 【請求項13】 ユーザが複数の3次元部品設計プログ
    ラムから所望の商品をデザインするために適した1つの
    3次元部品設計プログラムを選択可能にした請求項1又
    は2に記載の商品デザイン作成システム。
  14. 【請求項14】 前記複数の3次元部品設計プログラム
    各々は、各々によって構成された部品デジタルデータを
    有する請求項1又は2に記載の商品デザイン作成システ
    ム。
  15. 【請求項15】 ユーザが形状変更した3次元部品デジ
    タルデータを、数値制御データに変換し、前記数値制御
    データによって、商品供給元の数値制御工作機械を駆動
    させて、前記形状変更した3次元部品デジタルデータを
    反映させた部品を製造する請求項1又は2に記載の商品
    デザイン作成システム。
  16. 【請求項16】 ユーザが、文字、絵柄、マークなどの
    刻印を設計可能にした請求項1又は2に記載の商品デザ
    イン作成システム。
  17. 【請求項17】 ユーザが設計した刻印の2次元データ
    を数値制御データに変換し、前記数値制御データによっ
    て、商品供給元の数値制御レーザー刻印機を駆動させ、
    部品にレーザー刻印を可能にした請求項1又は2に記載
    の商品デザイン作成システム。
  18. 【請求項18】 前記身体の一部のモデルは、当該ユー
    ザの性別と体重とから決定される請求項3に記載の商品
    デザイン作成システム。
  19. 【請求項19】 身体モデルデータと、部品デジタルデ
    ータとを組み合わせた状態をユーザに閲覧可能した請求
    項3に記載の商品デザイン作成システム。
  20. 【請求項20】 互いに連結される複数の部品の部品デ
    ジタルデータの個数を、ユーザの身体のサイズに合わせ
    て増減可能にした請求項4に記載の商品デザイン作成シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 互いに連結される部品デジタルデータ
    の連結位置を、ユーザにより変更可能にした請求項4に
    記載の商品デザイン作成システム。
  22. 【請求項22】 一方の部品デジタルデータは、他方の
    部品デジタルデータを連結させる複数の連結位置を備
    え、ユーザが複数の連結位置の1つを選択可能にした請
    求項4に記載の商品デザイン作成システム。
  23. 【請求項23】 連結された複数の部品の部品デジタル
    データとモデルデータを組み合わせた状態を、ユーザに
    閲覧可能にした請求項4に記載の商品デザイン作成シス
    テム。
  24. 【請求項24】 ユーザが部品デジタルデータに基づき
    部品の素材を選択可能にした請求項5に記載の商品デザ
    イン作成システム。
  25. 【請求項25】 商品の重さの計算は、部品デジタルデ
    ータから算出される体積と、部品デジタルデータの素材
    から決定される比重から計算可能にした請求項5に記載
    の商品デザイン作成システム。
  26. 【請求項26】 複数のユーザと時計供給元を情報通信
    手段を介して接続し、各ユーザの所望する時計デザイン
    に基づいて時計を製造し、ユーザに供給する時計デザイ
    ン作成システムにおいて、 時計供給元が、コンピュータにより作成されたバーチャ
    ルな時計をユーザに閲覧可能にする商品設計プログラム
    と、時計を構成する部品デジタルデータとをユーザに提
    供する手段と、 時計供給元が、ユーザに、前記商品設計プログラムと前
    記部品デジタルデータを取り込こませ、所望の時計デザ
    インを作成させ、時計供給元に情報通信手段を介して作
    成依頼させる手段と、 時計供給元が、ユーザから提供された所望の時計デザイ
    ンに基づいて、時計を製造しユーザに供給する手段と、
    を少なくとも含み、 さらに、前記商品設計プログラムは、ユーザによって、
    部品の形状を立体的に所望の形状に変更可能にする3次
    元部品設計プログラムを含み、 前記部品デジタルデータは、ユーザによって形状変更が
    可能な少なくとも1つの部品デジタルデータを含み、 時計供給元が、ユーザに、前記3次元部品設計プログラ
    ムと、前記形状変更が可能な部品デジタルデータに基づ
    いて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、立体的に
    所望の形状に変更させるようにしたことを特徴とする時
    計デザイン作成システム。
  27. 【請求項27】 前記形状変更が可能な部品デジタルデ
    ータは、時計ケースの寸法を規定したケース基本データ
    である請求項26に記載の時計デザイン作成システム。
  28. 【請求項28】 前記商品設計プログラムは、前記部品
    デジタルデータから少なくとの2つの部品デジタルデー
    タをユーザによって選択可能にする部品選択組合せプロ
    グラムを含み、ユーザは前記部品選択組合せプログラム
    を使用して、前記部品デジタルデータから所望の部品デ
    ジタルデータを選択し、前記形状変更が可能な部品デジ
    タルデータと組み合わせできるようにした請求項26に
    記載の時計デザイン作成システム。
  29. 【請求項29】 前記商品設計プログラムは、ユーザの
    手首をモデル化する3次元手首モデル化プログラムを含
    み、ユーザは前記3次元手首モデル化プログラムを使用
    して、前記部品デジタルデータから選択した時計ケース
    の部品デジタルデータを、ユーザ自身の手首に合うよう
    に変更可能にした請求項26に記載の時計デザイン作成
    システム。
  30. 【請求項30】 前記時計設計プログラムは、時計バン
    ドの長さを調整可能にするバンド長さ調整プログラムを
    含み、ユーザは前記バンド長さ調整プログラムを使用し
    て、前記部品デジタルデータから選択した時計バンドの
    部品デジタルデータを、ユーザ自身に合うように長さ調
    節を可能にした請求項26に記載の時計デザイン作成シ
    ステム。
  31. 【請求項31】 前記商品設計プログラムは、時計の重
    さを計算可能にする時計重さ計算プログラムを含み、ユ
    ーザは前記時計重さ計算プログラムを使用して、前記部
    品デジタルデータから時計の重さを計算可能にした請求
    項26に記載の時計デザイン作成システム。
  32. 【請求項32】 前記時計供給元は、部品デジタルデー
    タを格納するデータ格納部を有する請求項26に記載の
    時計デザイン作成システム。
  33. 【請求項33】 前記データ格納部は、部品デジタルデ
    ータを格納する3次元部品データ格納部と、手首のデー
    タを格納する3次元手首データ格納部と、3次元時計デ
    ータ格納部と、バンド長さデータ格納部と、時計重さデ
    ータ格納部と、注文データ格納部を含む請求項31に記
    載の時計デザイン作成システム。
  34. 【請求項34】 前記形状変更が可能な部品デジタルデ
    ータは、ユーザが形状変更できる作画可能領域と、ユー
    ザが形状変更できない作画不可能領域で構成され、前記
    作画不可能領域は、時計供給元が決定するようになって
    いる請求項26に記載の時計デザイン作成システム。
  35. 【請求項35】 前記作画不可能領域は、形状変更がで
    きない部品デジタルデータと結合されるようになってい
    る請求項34に記載の時計デザイン作成システム。
  36. 【請求項36】 前記作画不可能領域は、時計の機能を
    決定する部品の少なくとも寸法に基づいて決定される請
    求項34に記載の時計デザイン作成システム。
  37. 【請求項37】 前記作画不可能領域は、時計を決定す
    る部品の材質に基づいて決定される請求項34に記載の
    時計デザイン作成システム。
  38. 【請求項38】 前記作画可能領域の範囲は、前記作画
    不可能領域の範囲内に設定される請求項34に記載の時
    計デザイン作成システム。
  39. 【請求項39】 前記3次元部品データには、少なくと
    もケース基本データ、ケースデータ、文字板データ、指
    針データ、バンドデータ、中留データを含む請求項33
    に記載の時計デザイン作成システム。
  40. 【請求項40】 前記3次元手首データには、ユーザ個
    々のための個人識別データを含む請求項33に記載の時
    計デザイン作成システム。
  41. 【請求項41】 前記ケースデータには、ユーザ個々の
    ための個人識別データを含む請求項39に記載の時計デ
    ザイン作成システム。
  42. 【請求項42】 前記文字板データには、ユーザ個々の
    ための個人識別データを含む請求項39に記載の時計デ
    ザイン作成システム。
  43. 【請求項43】 前記3次時計データ、バンド長さデー
    タ、時計重さデータには、それぞれ、ユーザ個々のため
    の個人識別データを含む請求項33に記載の時計デザイ
    ン作成システム。
  44. 【請求項44】 前記注文データには、ユーザ個々のた
    めの個人識別データを含む請求項33に記載の時計デザ
    イン作成システム。
  45. 【請求項45】 前記3次元手首データは、ユーザの性
    別と体重に基づいて手首の疑似断面が2次元データとし
    て算出され、前記疑似断面を持った円筒状の所定長さの
    3次元データを得、前記3次元データを手首の3次元モ
    デル画像として表示し、ユーザ自身の手首の3次元デー
    タとし登録する請求項33に記載の時計デザイン作成シ
    ステム。
  46. 【請求項46】 前記手首の3次元モデル画像が、実際
    の手首に近い形状で表示される請求項45に記載の時計
    デザイン作成システム。
  47. 【請求項47】 前記ケース基本データはケースの作画
    不可能領域と作画可能領域を規定し、前記作画不可能領
    域は、ムーブメント、防水機能、バンド及び素材により
    決定される請求項27、36又は37に記載の時計デザ
    イン作成システム。
  48. 【請求項48】 前記作画可能領域は、ケースの外面を
    最小作画境界面とし、製造コスト上の制約で規定された
    範囲を最大作画境界面とする請求項38又は47に記載
    の時計デザイン作成システム。
  49. 【請求項49】 前記最小作画境界面は、ムーブメント
    を収納するケースの内部空間の寸法、指針が回転するケ
    ース内部空間の最小寸法、風防を水密に固定するための
    最小寸法、裏蓋を水密に固定するための最小寸法、ケー
    ス強度を維持するための厚みの最小寸法、選択したバン
    ド幅により決定される寸法、取り付け足の強度を維持す
    るための必要寸法、で規定される請求項48に記載の時
    計デザイン作成システム。
  50. 【請求項50】 前記作画可能領域が、ケースの足部の
    みである請求項48に記載の時計デザイン作成システ
    ム。
  51. 【請求項51】 前記作画可能領域が、ケースの回転ベ
    ゼルのみである請求項48に記載の時計デザイン作成シ
    ステム。
  52. 【請求項52】 ユーザが複数の3次元部品設計プログ
    ラムからユーザの所望するデザインに適した1つの3次
    元部品設計プログラムを選択可能にした請求項26又は
    27に記載の時計デザイン作成システム。
  53. 【請求項53】 前記複数の3次元部品設計プログラム
    各々は、各々によって構成された部品デジタルデータを
    有する請求項26又は27に記載の時計デザイン作成シ
    ステム。
  54. 【請求項54】 ユーザが形状変更した3次元部品デジ
    タルデータを、数値制御データに変換し、前記数値制御
    データによって、時計供給元の数値制御工作機械を駆動
    させて、前記形状変更した3次元部品デジタルデータを
    反映させた部品を製造する請求項26又は27に記載の
    時計デザイン作成システム。
  55. 【請求項55】 ユーザが、文字、絵柄、マークなどの
    刻印をユーザの所望するように設計可能にした請求項2
    6又は27に記載の時計デザイン作成システム。
  56. 【請求項56】 ユーザが設計した刻印の2次元データ
    を数値制御データに変換し、前記数値制御データによっ
    て、時計供給元の数値制御レーザー刻印機を駆動させ、
    部品にレーザー刻印を可能にした請求項26又は27に
    記載の時計デザイン作成システム。
  57. 【請求項57】 前記手首のモデルは、当該ユーザの性
    別と体重とから決定される請求項28に記載の時計デザ
    イン作成システム。
  58. 【請求項58】 身体モデルデータと、部品デジタルデ
    ータとを組み合わせた状態を、ユーザに閲覧可能した請
    求項28に記載の時計デザイン作成システム。
  59. 【請求項59】 互いに連結される複数のバンド部品の
    部品デジタルデータの個数を、ユーザの手首のサイズに
    合わせて増減可能にした請求項29に記載の商品デザイ
    ン作成システム。
  60. 【請求項60】 互いに連結されるバンド部品の部品デ
    ジタルデータの連結位置を変更可能にした請求項29に
    記載の商品デザイン作成システム。
  61. 【請求項61】 一方の中留の部品デジタルデータは、
    他方の中留の部品デジタルデータを連結させる複数の連
    結位置を備え、ユーザが複数の連結位置の1つを選択可
    能にした請求項29に記載の時計デザイン作成システ
    ム。
  62. 【請求項62】 連結された複数の部品の部品デジタル
    データとモデルデータを組み合わせた状態を、ユーザに
    閲覧可能にした請求項29に記載の商品デザイン作成シ
    ステム。
  63. 【請求項63】 ユーザが部品デジタルデータにより部
    品の素材を選択可能にした請求項30に記載の商品デザ
    イン作成システム。
  64. 【請求項64】 時計の重さの計算は、部品デジタルデ
    ータによる部品から算出される体積と、部品デジタルデ
    ータによる部品の素材から決定される比重から計算可能
    にした請求項30に記載の商品デザイン作成システム。
  65. 【請求項65】 複数のユーザと商品供給元を情報通信
    手段を介して接続し、各ユーザの所望する商品デザイン
    に基づいて商品を製造し、ユーザに供給する商品デザイ
    ン作成システムにおけるデザイン作成方法において、 商品供給元が、ユーザによって部品の形状を立体的に所
    望の形状に変更可能にする3次元部品設計プログラムを
    含む商品設計プログラムと、ユーザによって形状変更が
    可能な少なくとも1つの部品デジタルデータを含む部品
    デジタルデータとをユーザに提供し、 商品供給元が、ユーザに、前記商品設計プログラムと前
    記部品デジタルデータを取り込ませ、所望の商品デザイ
    ンを作成させ、商品供給元に情報通信手段を介して製造
    依頼させ、 商品供給元が、ユーザから提供された所望の商品デザイ
    ンに基づいて、商品を製造しユーザに供給し、 商品供給元が、ユーザに、前記3次元部品設計プログラ
    ムと、前記形状変更が可能な部品デジタルデータに基づ
    いて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、立体的に
    所望の形状に変更させる、ようにしたことを特徴とする
    商品デザイン作成システムおけるデザイン作成方法。
  66. 【請求項66】 複数のユーザと時計供給元を情報通信
    手段を介して接続し、各ユーザの所望する時計デザイン
    に基づいて時計を製造し、ユーザに供給する時計デザイ
    ン作成システムにおけるデザイン作成方法において、 時計供給元が、ユーザによって部品の形状を立体的に所
    望の形状に変更可能にする3次元部品設計プログラムを
    含む商品設計プログラムと、ユーザによって形状変更が
    可能な少なくとも1つの部品デジタルデータを含む部品
    デジタルデータとをユーザに提供し、 時計供給元が、ユーザに、前記商品設計プログラムと前
    記部品デジタルデータを取り込こませ、所望の時計デザ
    インを作成させ、時計供給元に情報通信手段を介して作
    成依頼させ、 時計供給元が、ユーザから提供された所望の時計デザイ
    ンに基づいて、時計を製造しユーザに供給し、 時計供給元が、ユーザに、前記3次元部品設計プログラ
    ムと、前記形状変更が可能な部品デジタルデータに基づ
    いて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、立体的に
    所望の形状に変更させる、ようにしたことを特徴とする
    時計デザイン作成システムにおけるデザイン作成方法。
  67. 【請求項67】 複数のユーザと商品供給元を情報通信
    手段を介して接続し、各ユーザの所望する商品デザイン
    に基づいて商品を製造し、ユーザに供給する商品デザイ
    ン作成システムにおけるデザイン作成方法であって、 商品供給元が、ユーザによって部品の形状を立体的に所
    望の形状に変更可能にする3次元部品設計プログラムを
    含む商品設計プログラムと、ユーザによって形状変更が
    可能な少なくとも1つの部品デジタルデータを含む部品
    デジタルデータとをユーザに提供する段階と、 商品供給元が、ユーザに、前記商品設計プログラムと前
    記部品デジタルデータを取り込ませ、所望の商品デザイ
    ンを作成させ、商品供給元に情報通信手段を介して製造
    依頼させる段階と、 商品供給元が、ユーザから提供された所望の商品デザイ
    ンに基づいて、商品を製造しユーザに供給する段階と、 商品供給元が、ユーザに、前記3次元部品設計プログラ
    ムと、前記形状変更が可能な部品デジタルデータに基づ
    いて、当該部品の形状の少なくとも一部分を、立体的に
    所望の形状に変更させる段階と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納し
    た記憶媒体。
JP2000296951A 2000-09-28 2000-09-28 商品デザイン作成システム Pending JP2002109306A (ja)

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