JP2001273446A - 商品試着システム - Google Patents

商品試着システム

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JP2001273446A
JP2001273446A JP2000088224A JP2000088224A JP2001273446A JP 2001273446 A JP2001273446 A JP 2001273446A JP 2000088224 A JP2000088224 A JP 2000088224A JP 2000088224 A JP2000088224 A JP 2000088224A JP 2001273446 A JP2001273446 A JP 2001273446A
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JP2000088224A
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Kazue Fujiwara
和江 藤原
Mayumi Tachikawa
真由美 立川
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AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者の要求に応じた態様で試着画像を表示で
きる商品試着システムを提供する。 【解決手段】利用者の画像と体形データを含む個人デー
タを個人データファイル12に登録し、商品の商品画像
および寸法データを含む商品データを商品データファイ
ル13に登録しておく。表示装置7の画面において、イ
ージーモードで試着するかバーチャルモードで試着する
かを選択し、バーチャルモードが選択された場合は、商
品画像を利用者の体形に合うように画像処理して利用者
の画像と合成し、リアルな試着画像を表示する。また、
画像処理がされている間に画面の試着画像が表示される
場所に広告を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばインター
ネットを利用してパーソナルコンピュータ(以下パソコ
ンという)などの画面上で商品を試着するシステムに関
し、特に、試着のモードを利用者が選択できるようにし
たシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋服等の商品を購入するにあたっては、
利用者は商品を試着してから自分の気に入ったものを購
入するのが一般的であり、このため百貨店や専門店など
の店舗には試着室が設けられている。しかし、利用者か
ら見ると、試着をするためには店舗まで出向かねばなら
ず、また、いろいろな商品を試着する場合には、何回も
衣服を着たり脱いだりしなければならず、煩わしさがつ
きまとう。さらに、商品によっては水着や下着のように
試着が困難なものもある。
【0003】そこで、最近ではインターネット等を利用
してパソコンの画面上で試着ができるシステムが出現し
ている。このシステムでは、サーバーのファイルに商品
の画像があらかじめ記憶されているとともに、利用者は
自分の容姿画像と体形データとをあらかじめ登録してお
く。そして、利用者がパソコンの画面上で試着したい商
品を選択すると、選択した商品の画像が利用者の容姿画
像と合成されて表示される。このようなシステムによる
と、利用者はいちいち店舗へ出向かなくても自宅で気軽
に商品を試着することができ、実際に衣服を着たり脱い
だりする必要がないので、着替えの煩雑さから解放され
る。また、水着や下着等の実際の試着が困難なものでも
試着ができるという利点がある。このような画像合成を
用いた試着システムは、たとえば特開平5―33644
5号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシステム
において、商品を試着した画像を店舗で実際に試着した
のと同じようにリアルに表示するためには、商品の画像
を利用者の体形に合致するように編集したうえで利用者
の画像と合成する必要があり、その画像処理に時間がか
かる。しかるに、利用者からみると、試着画像がすべて
リアルに表示されることは必ずしも必要なことではな
い。商品によっては、着た場合にどんなイメージになる
か、自分に似合うかどうか、などを単に確かめるため
に、とりあえず着てみようという場合もある。したがっ
て、このような場合にも綿密な画像処理を行なってリア
ルな画像を表示することは時間の無駄であり、待ち時間
が長くなって利用者に苛々を与える結果となる。
【0005】そこで、本発明は上記のような問題点を解
決し、利用者の要求に応じた態様で試着画像を表示でき
るようにした商品試着システムの提供を課題としてい
る。
【0006】また、本発明の他の課題は、試着画像が表
示されるまでの待ち時間を利用して広告を表示し、しか
もこの広告を利用者に確実に認知させることのできる商
品試着システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では試着画像を表示するモードとして2つの
モードを設ける。第1のモードは、たとえばイージーモ
ードという呼称のモードであって、このモードにおいて
は、商品の画像と利用者の画像とを簡略に合成した試着
画像を表示する。この場合は試着画像がラフになるが、
画像処理に時間を要しないため、待ち時間はほとんど発
生しない。一方、第2のモードは、たとえばバーチャル
モードという呼称のモードであって、このモードにおい
ては、商品の画像と利用者の画像とを詳細に合成した試
着画像を表示する。この場合は画像処理に時間がかかる
が、商品画像が利用者の体形に合うように編集されてリ
アルな試着画像が得られる。
【0008】以上のようにすることで利用者は、とりあ
えず着てみるだけの場合には第1のモードを選択するこ
とによって、待たされることなく直ちに試着画像を見る
ことができる。一方、実際に試着したのと同じように試
着結果を見たい場合には、第2のモードを選択すること
によって、リアルな試着画像を見ることができる。こう
して本発明によれば、利用者の要求する態様に応じて試
着画像を表示できるシステムが実現される。
【0009】また、本発明では第2のモードが選択され
た場合に、試着画像が表示されるまでの間、その試着画
像が表示される場所に広告を表示するようにしている。
このようにすれば、待ち時間を有効に利用して利用者に
広告をPRすることができる。しかも利用者は、試着画
像が表示されるまで画面の試着画像表示部分を注視する
から、この場所に広告を表示することで利用者は必然的
に広告を見ることになり、PR効果を高めることができ
る。
【0010】また、本発明では、第1のモードでの試着
が選択された場合に、試着画像が表示された画面におい
て第2のモードでの試着へ移行できるような手段を設け
ることが好ましい。このようにすれば、第1のモードか
ら第2のモードへ切り換えて試着画像を見たい場合に、
迅速にモードの切り換えを行なうことができる。
【0011】また、本発明においては、第1のモードが
選択された場合に、商品画像を利用者の画像と合成する
ことに代えて、当該商品を試着したモデルの画像をあら
かじめ撮影して登録しておき、これを表示してもよい。
このようにすれば、画像合成処理が不要となり、また、
商品の画像が利用者の画像とちぐはぐに合成されるとい
った不具合もなくなる。
【0012】また、本発明では、第2のモードでの試着
が選択された場合に、異なる方向(たとえば正面と背
面)からの試着画像を表示することも推奨される。この
ようにすれば、利用者は恰も実際の試着室の鏡の前で試
着しているのと同じ感覚で、よりリアルな試着画像を見
ることができる。
【0013】本発明は、商品の購入を前提とするシステ
ムと、購入を前提としない試着だけのシステムのいずれ
にも適用が可能である。商品の購入を前提とするシステ
ムにおいては、試着結果が承認された場合にその商品の
価格等の取引条件と、商品購入の諾否を選択するための
選択手段とを表示し、商品購入が選択された場合に決済
処理を行なうようにすればよい。これによると、利用者
は試着して気に入ったものがあれば、即時にその商品を
発注することができ、この場合、店舗を回らなくても異
なるメーカーやブランドの商品を一括して購入すること
も可能となる。
【0014】また、本発明において第1のモードでの試
着画像を生成するには、商品画像と容姿画像から試着の
基準となる基準点を抽出し、商品画像の基準点が容姿画
像の対応する基準点と一致するように商品画像を容姿画
像に重ねるという手法を採用することができる。一方、
第2のモードでの試着画像を生成するには、容姿画像か
ら利用者の体形を特徴づける特徴点を抽出するととも
に、商品画像から商品の形を特徴づける特徴点を抽出
し、商品画像の特徴点が容姿画像の対応する特徴点と一
致するように商品画像を編集し、利用者の体形に合った
商品画像を容姿画像に重ねるという手法を採用すること
ができる。そして、第2のモードにおいて、画像合成後
の商品の試着されていない部位に対してグラフィック処
理を行ない、当該部位におけるもとの画像を修正するよ
うにすれば、不自然さのない一層リアルな試着画像を得
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に
係るシステム構成図を示している。図において、1は個
人が所有する端末装置であって、パソコンとその周辺機
器からなる。2はデータを入力するためのキーボード、
3は画面上で所定の操作を行なうためのマウス、4はス
キャナーやディジタルカメラ等の画像入力装置であっ
て、これらは本発明における入力装置を構成する。5は
CPUから構成される演算処理装置、6はハードディス
クやRAMおよびROMから構成されるメモリ、7はC
RTや液晶ディスプレイ等から構成される表示装置、8
は表示装置7に表示された内容を印刷するためのプリン
タ、9はモデム等から構成されるインターフェース(以
下、I/Fと記す)である。キーボード2、マウス3、
演算処理装置5、メモリ6、表示装置7およびI/F9
はパソコンによって構成される。また、画像入力装置4
およびプリンタ8は周辺機器を構成する。
【0016】10はインターネットであって、端末装置
1はI/F9を介してインターネット10に接続されて
いる。また、インターネット10には会員組織を運営す
る運営体のサーバー11が接続されており、端末装置1
からインターネット10を介してサーバー11へアクセ
スすることにより、所定の情報をサーバー11へ登録
し、またサーバー11から必要な情報を取得できるよう
になっている。サーバー11には、個人データファイル
12と商品データファイル13とが設けられている。個
人データファイル12は本発明における第1の記憶部を
構成し、商品データファイル13は本発明における第2
の記憶部を構成する。
【0017】図2は、個人データファイル12の詳細な
内容の一例を示すテーブル図である。個人データファイ
ル12には、利用者が端末装置1から入力した個人の認
証用データ12a、個人の体形に関するデータ12b、
個人の容姿を撮影した画像データ12cが利用者別に登
録されている。認証用データ12aとしては、たとえば
氏名、ID番号、パスワード、メールアドレス、電話番
号、性別、年齢、職業などがコードとして登録される。
個人の体形に関するデータ12bとしては、たとえば身
長、体重、バスト、ウエスト、ヒップ、肩幅、袖丈、首
回り、股下などの数値がコードとして登録される。ま
た、容姿を撮影した画像データ12cとしては、正面か
ら撮影した画像と背面から撮影した画像とがイメージデ
ータとして登録される。
【0018】図3は、商品データファイル13の内容の
一例を示すテーブル図である。商品データファイル13
には、セーター、ジャケット、スカート、…といった各
商品ごとに、それらの商品データ(後述)と商品の画像
とがあらかじめ登録されている。このテーブルは、メー
カー別もしくは店舗別に設けられている。
【0019】図4は、図3の商品データファイル13の
一部を詳細に示したテーブル図である。たとえば、セー
ターAという商品については、S,M,Lの各サイズご
とに首回り、肩幅、着丈、袖丈などの商品の寸法データ
13aと、商品の素材、取扱い方法、生産国、価格、色
などのデータがそれぞれコードとして記憶されている。
また、商品を撮影した画像データ13bが、色別にイメ
ージデータとして記憶されている。その他の商品につい
ても同様である。
【0020】図5ないし図15は、上述したシステムを
用いて商品の試着を行なう場合の、表示装置7(図1)
の画面の表示例である。以下、図5ないし図15を参照
しつつ、試着を行なう手順について説明する。
【0021】まず、利用者は端末装置1のパソコンを立
ち上げ、インターネット10に接続して、サーバー11
へのアクセスを行なう。端末装置1がサーバー11へ接
続されると、表示装置7の画面には、図5のような会員
運営組織のホームページが初期画面201として表示さ
れる。ここで、新規に会員として登録する場合には、マ
ウス3を用いて新規登録ボタン21を選択(クリック)
し、すでに登録済みの会員が試着を行う場合には、会員
ボタン22を選択する。
【0022】新規登録ボタン21が選択されると、表示
装置7の画面は図6のような新規登録画面202に切り
換わる。この登録画面202には、個人の認証データを
入力する認証データ入力部23と、個人の体形データを
入力する体形データ入力部24とが設けられており、利
用者はキーボード2を用いてこれらの各データを入力す
る。なお、キーボードに代えて音声によりデータ入力を
行なってもよい。そして、全てのデータの入力が完了す
れば、マウス3で完了ボタン25を操作(クリック)す
る。なお、全てのデータの入力を要求することなく、入
力できる範囲のデータだけを入力するような運用として
もよい。
【0023】完了ボタン25が操作されると、表示装置
7の画面は図7のような画像入力画面203に切り換わ
る。この入力画面203では、個人の容姿画像を入力し
て登録する。すなわち、利用者はスキャナーやディジタ
ルカメラなどの画像入力装置4を用いて、自分の容姿を
撮影した画像を入力する。容姿としては、顔のみであっ
てもよいし、全身あるいは上半身であってもよい。ここ
では正面から撮影した画像と、背面から撮影した画像と
を入力できるようになっている。入力した画像は、画像
表示部27,28にそれぞれ表示される。画像の入力が
完了すれば、マウス3で完了ボタン29を操作する。こ
れで、会員登録が行なわれたことになる。会員登録がさ
れると、利用者にはID番号とパスワードが付与され
る。これらは、インターネット10によってオンライン
で返信してもよいし、郵送やファクシミリによって通知
してもよい。
【0024】図8は、図1で会員ボタン22が選択され
た場合の会員入力画面204を示している。ここでは、
IDを入力するID入力部30と、パスワードを入力す
るパスワード入力部31とが設けられている。会員はキ
ーボード2を用いて、これらの各データを入力する。そ
して入力が完了すれば、マウス3で完了ボタン32を操
作する。
【0025】完了ボタン32が操作されると、表示装置
7の画面は図9のようなお勧め画面205に切り換わ
る。この画面205には、メーカーや店舗が推奨する今
週のお勧めコーディネイトの画像33が表示される。こ
の例では画像33は、モデルがコーディネイト商品を試
着した画像となっている。また、画面205の下部に
は、当該コーディネイトの商品を提供するメーカーやブ
ランド、もしくは店舗のバナー広告34もあわせて表示
される。なお、これらに加えて最新のファッションに関
する情報を表示してもよい。
【0026】利用者はお勧め画面205を見て、流行の
コーディネイトを知ることができる。なお、この画面2
05は終了ボタン36が操作されるまで表示されてい
る。あるいはこれに代えて、タイマーによって定められ
た一定時間だけ画面205を表示し、一定時間経過後に
自動的に画面205が消えるようにしてもよい。また、
画像33が複数のページにわたる場合には次画面表示ボ
タン35を設け、次画面表示ボタン35が操作されるた
びに画像33が更新されるようにするとよい。
【0027】終了ボタン36が操作されると、表示装置
7の画面は図10のような商品選択画面206に切り換
わる。この画面206には、各メーカーや店舗ごとにお
勧め商品が画像37として表示される。利用者はこの商
品選択画面206を見て、試着したい商品があればマウ
ス3でその商品を選択して、試着ボタン38を操作す
る。この場合、コーディネイトする複数の商品を自由に
組み合わせて選択することができ、異なるメーカーや店
舗にまたがって選択することもできる。もちろん単品の
みを選択することも可能である。また、他の商品を見た
い場合には、次画面表示ボタン39を操作することによ
り、別のメーカーや店舗のお勧め商品の画像を見ること
ができる。さらに、メーカーや服の種類をキーワードな
どで検索できるようなシステムにしてもよい。なお、画
面に表示される各商品には、素材や感触、価格等の情報
を付加して表示することも推奨される。
【0028】試着ボタン38が操作されると、表示装置
7の画面は図11のような試着モード選択画面207に
切り換わる。この画面207では試着モードとして、試
着結果をリアルに表示するバーチャルモードと、試着結
果をラフに表示するイージーモードの2つのモードを選
択できるようになっている。バーチャルモードで試着す
る場合はバーチャルボタン40を操作し、イージーモー
ドで試着する場合はイージーボタン41を操作する。な
お、ここでは試着モード選択画面207を独立した画面
として表示しているが、これを図10の商品選択画面2
06に組み込んでもよい。この場合は、試着ボタン38
をバーチャルボタン40とイージーボタン41に置き換
えればよい。
【0029】バーチャルボタン40を選択した場合は、
利用者の体形を特徴づける特徴点と商品の形を特徴づけ
る特徴点とに基づいて詳細な画像合成処理が行なわれ、
表示される試着画像は、その商品を実際に自分が試着し
た場合と同じようなリアルな画像となる。この場合の画
像処理の具体的な手順については後述する。バーチャル
モードにおいては画像処理に時間を要するので、試着結
果が表示されるまでに待ち時間が発生する。
【0030】一方、イージーボタン41を選択した場合
は、利用者および商品の大まかな試着の基準点に基づい
て画像を合成するといった簡易な画像合成が行なわれ
る。このため、場合によっては利用者の画像と商品の画
像との間でずれが生じたりすることがあるが、画像処理
に時間を要しないので、試着結果が表示されるまでに待
ち時間はほとんど発生しない。イージーモードでの画像
処理の具体的な手順についても後述する。
【0031】このように2つの試着モードを設けたこと
で、とりあえず着てみるだけの場合や、色々な商品の試
着をしてみたい場合には、イージーモードによって待た
されることなく試着画像を見ることができ、また、実際
に試着した場合と同じような画像で見たい場合には、バ
ーチャルモードによってリアルな試着画像を見ることが
できる。
【0032】図12は、バーチャルボタン40を選択し
た場合に表示される待機画面208の例である。上述し
たように、バーチャルモードでは画像処理に時間がかか
るため、試着画像が表示されるまでに待ち時間が発生す
る。そこで、図12の画面ではこの待ち時間中、試着画
像が表示される場所に広告42を表示するようにしてい
る。
【0033】この広告の内容は任意であり、たとえば選
択された商品のメーカーや店舗からのお知らせであって
もよいし、その商品に関するより詳細な情報であっても
よい。あるいは、試着した商品を購入した場合に一定の
特典が付与されるような案内広告でもよく、このように
すれば利用者の購買意欲を刺激して、販売を促進するこ
とができる。また、文字による広告に加えて、音楽やメ
ッセージを音声で流すようにしてもよい。
【0034】このように、試着画像が表示される場所に
広告42を表示することにより、待ち時間を利用して利
用者に広告をPRすることができる。そして、この待ち
時間中、利用者はいつ試着画像が表示されるかを気にし
ながら、画面208の試着画像表示部分を注視している
から、この場所に広告42を表示すれば、利用者は必然
的に広告42を見ることになってPR効果を高めること
ができる。
【0035】バーチャルモードでの待機時間が経過する
と、表示装置7の画面は図13のような試着完了画面2
09に切り換わる。この画面209においては、図2の
個人データファイル12に登録されている利用者の画像
データ12cと、図4の商品データファイルに登録され
ている商品の画像データ13bとに基づいて合成された
合成画像が試着画像Aとして表示される。すなわち、利
用者の容姿画像49と、図10の画面206において選
択された各商品の画像43aとが合成され、利用者は恰
も自分が実際に各商品を試着しているかのような感覚で
画面209に表示される画像を見ることができる。この
場合、その商品を着た感触についてのメッセージ、たと
えば「ふんわりした感じ」「サラッとした感触」といっ
たメッセージをあわせて表示すれば、利用者に対する商
品訴求力を高めることができる。このメッセージは音声
により出力してもよい。
【0036】後述するように、バーチャルモードにおい
ては、個人データファイル12(図2)の体形データ1
2bおよび画像データ12cと、商品データファイル1
3(図4)の寸法データ13aおよび画像データ13b
とに基づき、商品画像を利用者の体形に合うように編集
して合成する。このため、画面209に表示される試着
画像Aは実際の試着結果とほとんど変わらないリアルな
画像となる。また、利用者の画像14がいかなる姿勢を
とっていても、その姿勢に合うように商品画像を編集
し、常に利用者の画像に適合するように試着画像Aを表
示させることができる。
【0037】さらには、試着画像Aを分析・評価するソ
フトウエアを導入して、試着結果に対するアドバイスを
メッセージとして文字で画面上に表示したり、あるいは
音声でアナウンスするようにすれば、利用者は居ながら
にしてスタイリストからのアドバイスと同様のアドバイ
スを得ることができる。
【0038】一方、イージーモードが選択された場合
は、容姿画像49と商品画像43aとが合成される点で
はバーチャルモードと同じであるが、後述するように、
バーチャルモードのような詳細な画像処理は行なわれな
い。したがって、バーチャルモードに比べて試着画像
は、必ずしも個人の体形と合致していないラフなものと
なり、利用者から見ると多少違和感のある画像となる場
合がある。
【0039】イージーモードで表示する試着画像として
は、上記のように容姿画像と商品画像とを合成したもの
の他に、各商品を試着したモデルの画像をあらかじめ撮
影して商品データファイル13に登録しておき、これを
読み出して表示してもよい。このようにすれば、画像合
成処理が不要となり、また、試着画像における違和感も
解消することができる。
【0040】ところで、図2に示したように、利用者の
画像データ12cは、正面から容姿を撮影した正面画像
のデータと、背面から容姿を撮影した背面画像のデータ
とからなる。図13の試着完了画面209においては、
最初は正面画像が表示されるようになっており、図示の
試着画像Aはこの正面画像である。利用者がうしろ姿を
見たい場合には、マウス3で背面ボタン45を操作する
と、背面からの試着画像(図示省略)が表示される。再
び正面画像を見たい場合には、マウス3で正面ボタン4
4を操作すると試着画像Aが表示される。なお、画像デ
ータ12cとして側面画像を登録することにより、横か
ら見た試着画像を表示させることも可能である。
【0041】利用者は画面209に表示された試着画像
を見て、試着結果を承認するか否かの選択を行なう。試
着結果を承認する場合はマウス3でOKボタン46を操
作し、試着結果を承認しない場合はマウス3でやり直し
ボタン47を操作する。やり直しボタン47が操作され
ると、画面は図9のお勧め画面205へ戻る。あるい
は、図10の商品選択画面206へ戻るようにしてもよ
い。いずれにしても、利用者は商品選択画面206で再
度商品の選択を行なう。以後の手順はすでに説明したと
おりである。そして、図14のように再び試着完了画面
210が表示される。この画面210においては、新た
に選択された商品の画像43bと利用者の容姿画像49
とが合成されて試着画像Bとして表示される。利用者
は、この試着画像Bを見て承認するか否かを、OKボタ
ン46またはやり直しボタン47によって再度選択す
る。
【0042】ところで、試着画像を見た結果、商品自体
については満足であるが、サイズが合わないので別のサ
イズの同じ商品に替えたいとか、色が気に入らないので
別の色の同じ商品に替えたいという場合がある。このよ
うな要求に対処するためには、試着画像A,Bの交換し
たい商品画像43aをマウス3で選択することによっ
て、その商品の他のサイズもしくは他の色のメニューを
表示し、この中から希望のサイズや色を指定できるよう
にするとよい。
【0043】なお、イージーモードにおいては、試着完
了画面209,210にバーチャルモードへ移行するた
めのバーチャル移行ボタン48が表示される。イージー
モードでの試着画像では不満なのでバーチャルモードへ
切り換えたい場合には、図11のモード選択画面207
に戻らなくても、バーチャル移行ボタン48を操作する
ことでバーチャルモードへ移行することができる。バー
チャル移行ボタン48が選択されると、画面は図12の
広告表示画面208に切り換わり、一定時間経過後に図
13の試着完了画面209が表示される。以後の手順は
上述したとおりである。
【0044】試着結果が承認されてOKボタン46が操
作されると、表示装置7の画面は図15のような商品購
入画面211に切り換わる。この画面211では、利用
者によって選択された商品とその価格が取引条件として
表示される。商品ごとの価格は、図4のように商品デー
タファイル13に記録されているので、これを読み出し
て表示する。そして個々の商品の価格とともに、合計金
額が表示される。利用者は、商品を購入する場合はマウ
ス3で購入ボタン50を操作し、購入しない場合はキャ
ンセルボタン51を操作する。商品購入の場合は、画面
211に表示された商品のうち欲しいものだけを選択し
てから購入ボタン50を操作するようにしてもよい。ま
た、取引条件として支払い方法等を表示して選択できる
ようにしてもよい。
【0045】購入ボタン50が選択されると、購入商品
のデータが利用者のデータとともにセンターに送信さ
れ、センターにおいて決済処理が行なわれる。決済の形
態としては、後日商品とともに請求書を郵送する方法
や、利用者の口座から自動引き落しする方法等、公知の
方法を採用することができる。口座からの自動引き落し
の場合は、図6の登録画面202において、クレジット
カードの番号や預金口座の番号を入力するようにすれば
よい。
【0046】なお、表示装置7に表示される各画面20
1〜211の内容は、プリンタ8によって印刷すること
ができる。
【0047】図16および図17は、以上述べた一連の
手順を示すフローチャートであって、演算処理装置5を
構成するCPUによって実行される手順を示している。
図16は会員登録の手順を示したフローチャート、図1
7は試着から購入までの手順を示したフローチャートで
ある。なお、これらのフローチャートの元となるプログ
ラムは、メモリ6に格納されている。
【0048】図16において、最初、端末装置1の表示
装置7には、図5の初期画面201が表示される(ステ
ップS1)。この初期画面201において新規登録ボタ
ン21または会員ボタン22の選択を待ち(ステップS
2,S3)、新規登録ボタン21が選択されると(ステ
ップS2YES)、表示装置7には図6の新規登録画面
202が表示される(ステップS4)。この画面202
において、認証用データおよび体形データの入力を待ち
(ステップS5)、入力が完了して完了ボタン25が操
作されると(ステップS5YES)、表示装置7には図
7の画像入力画面203が表示される(ステップS
6)。そして画像入力装置4からの画像入力を待ち(ス
テップS7)、画像が入力されて完了ボタン29が操作
されれば(ステップS7YES)、ステップS5で入力
した認証用データおよび体形データと、ステップS7で
入力した画像のデータとを図2の個人データファイル1
2に格納し、会員登録が完了する(ステップS8)。
【0049】一方、ステップS3において会員ボタン2
2が選択された場合は、図17のステップS11へ移行
し、表示装置7に図8の会員入力画面204が表示され
る。この画面204においてIDの入力を待ち(ステッ
プS12)、IDが入力されれば(ステップS12YE
S)、次にパスワードの入力を待つ(ステップS1
3)。パスワードが入力されて完了ボタン32が操作さ
れると(ステップS13YES)、表示装置7に図9の
お勧め画面205が表示される(ステップS14)。
【0050】その後終了ボタン36の操作を待ち(ステ
ップS15)、終了ボタン36が操作されると(ステッ
プS15YES)、表示装置7に図10の商品選択画面
206が表示される(ステップS16)。この画面20
6において、商品の選択を待ち(ステップS17)、商
品が選択されれば(ステップS17YES)、次に試着
ボタン38の操作を待つ(ステップS18)。試着ボタ
ン38が操作されると(ステップS18YES)、表示
装置7に図11の試着モード選択画面207が表示され
る(ステップS19)。
【0051】この試着モード選択画面207において、
バーチャルボタン40またはイージーボタン41の選択
を待ち(ステップS20,S29)、バーチャルボタン
40が選択された場合は(ステップS20YES)、表
示装置7に図12の待機画面208が表示され、この画
面208に広告42が表示される(ステップS21)。
また、容姿画像の特徴点と商品画像の特徴点とに基づ
き、商品画像を利用者の体形に合うように編集して利用
者の画像と合成する詳細な画像合成が行なわれる(ステ
ップS22)。このステップS22の詳細については後
述する。そして、画像処理の完了を待ち(ステップS2
3)、処理が完了するまでステップS21〜S23を反
復して、待機期間中に画面208に広告42を表示す
る。
【0052】画像処理が完了すると(ステップS23Y
ES)、表示装置7に図13の試着完了画面209が表
示され、利用者の画像と商品の画像とが合成された試着
画像Aが表示される(ステップS24)。この画面20
9において、OKボタン46またはやり直しボタン47
の選択を待ち(ステップS25)、やり直しボタン47
が操作された場合は(ステップS25NO)、ステップ
S14へ戻りお勧め画面が表示される。OKボタン46
が選択された場合は(ステップS25YES)、図15
の商品購入画面211が表示される(ステップS2
6)。そして、この商品購入画面211において購入ボ
タン50またはキャンセルボタン51の選択を待ち(ス
テップS27)、購入ボタン50が選択されると(ステ
ップS27YES)、購入データがセンターに送信され
て、センターで決済処理が行なわれる(ステップS2
8)。また、キャンセルボタン51が選択されると(ス
テップS27NO)、決済処理は行なわれずに終了す
る。
【0053】ステップS29においてイージーボタン4
1が選択された場合は(ステップS29YES)、容姿
画像の基準点と商品画像の基準点とに基づき、商品の画
像と利用者の画像との簡易な画像合成が行なわれる(ス
テップS30)。このステップS30の詳細については
後述する。この場合は、待ち時間はほとんど発生せず、
図13と同様の試着完了画面209が表示される(ステ
ップS31)。そして、バーチャル移行ボタン48の選
択を待ち(ステップS32)、バーチャル移行ボタン4
8が選択されれば(ステップS32YES)、ステップ
S21へ移行して、以後は上述したバーチャルモードで
の手順が実行される。バーチャル移行ボタン48が選択
されなければ(ステップS32NO)、OKボタン46
またはやり直しボタン47の選択を待ち(ステップS3
3)、OKボタン46が選択された場合は(ステップS
33YES)、ステップS26へ移行して商品購入画面
211が表示され、やり直しボタン47が操作された場
合は(ステップS33NO)、ステップS14へ戻って
お勧め画面205が表示される。
【0054】図18ないし図20は、ステップS22に
おけるバーチャルモードでの画像合成の原理を示す図で
ある。ここでは、一例として特徴点抽出方式により画像
を合成する例を示している。以下、これについて説明す
る。
【0055】まず、図18に示すように、図2の個人デ
ータファイル12において画像データ12cとして記録
されている利用者の容姿画像100から、体形の特徴点
を抽出する。図18の黒丸が特徴点を表している。これ
らの特徴点は利用者の体形を特徴づける身体の部位であ
って、首回り、肩幅、着丈、袖丈、股下などの寸法の基
準となる点や、衣服を着ける際の基準となる点、あるい
は体形の特徴となる点である。たとえば、100a,1
00bは肩の中央部であることを表す特徴点、100
c,100dは腕の付け根であることを表す特徴点、1
00e,100fは腕の関節であることを表す特徴点、
100g,100hは腰骨の部分であることを表す特徴
点、100i,100jは手首であることを表す特徴点
である。また、バストや股下のように画像に表れていな
い部位については、個人データファイル12の体形デー
タ12bに基づいて特徴点100k,100lおよび1
00mが抽出される。これらの特徴点は、個人データフ
ァイル12の画像データ12cとして画像とともに保存
される。
【0056】一方、図19に示すように、各商品の画像
101〜103からは白丸で示す特徴点を抽出し、これ
を画像とともに図4の商品データファイル13に画像デ
ータ13bとしてあらかじめ記憶しておく。これらの特
徴点は、商品の形を特徴づける部位であって、利用者の
容姿画像100の特徴点と対応している。たとえば、図
19(a)のタンクトップであれば、肩掛部の特徴点1
01a,101bは図18の肩の特徴点100a,10
0bとそれぞれ対応している。また、(b)のカーディ
ガンであれば、特徴点102a,102bは図18の特
徴点100a,100bとそれぞれ対応し、特徴点10
2c,102dは図18の特徴点100c,100dと
それぞれ対応している。また、(c)のスカートであれ
ば、ウエスト部の特徴点103g,103hは図18の
腰の特徴点100g,100hとそれぞれ対応してい
る。
【0057】そして、画像合成にあたっては、まず個人
データファイル12および商品データファイル13から
容姿画像と商品画像を読込んで、それぞれの特徴点を抽
出する。次に、商品画像を容姿画像に重ねるに先立っ
て、比例尺度の調整処理を行なう。すなわち、商品画像
101〜103の大きさと実際の商品の寸法データ13
a(図4)との比が、利用者の容姿画像100の大きさ
と実際の身長・バスト・ウエストなどの体形データ12
b(図2)との比に等しくなるように、画像の大きさを
調整する。
【0058】商品画像と容姿画像との合成は、利用者が
選択した試着順序に従って行なわれる。たとえば、利用
者が最初にスカートを選択したとすると、まず図19
(c)のスカートの画像103を利用者の画像に重ね
る。このとき、上述のようにスカートの特徴点103
g,103hが、利用者画像の特徴点100g,100
hと一致するように重ね合わせを行なう。その他の特徴
点についても同様に、利用者画像の対応する特徴点と一
致するように処理がされる。
【0059】続いて利用者がタンクトップを選択したと
すると、図19(a)のタンクトップの画像101を、
スカートを着けた利用者の画像に重ねる。このとき、タ
ンクトップの特徴点101a,101bが、利用者画像
の特徴点100a,100bと一致するように重ね合わ
せを行なう。その他の特徴点についても同様に、利用者
画像の対応する特徴点と一致するように処理がされる。
【0060】次に利用者がカーディガンを選択したとす
ると、図19(b)のカーディガンの画像102を、ス
カートとタンクトップを着けた利用者の画像に重ねる。
このとき、カーディガンの特徴点102a,102b
が、利用者画像の特徴点100a,100bと一致する
ように、また、カーディガンの特徴点102c,102
dが、利用者画像の特徴点100c,100dと一致す
るように重ね合わせを行なう。その他の特徴点について
も同様に、利用者画像の対応する特徴点と一致するよう
に処理がされる。
【0061】このように、バーチャルモードにおいて
は、多数の特徴点を用いて商品画像を利用者の画像に重
ねるようにしているので、商品画像は利用者の体形に合
った形に編集されて容姿画像と合成され、合成された試
着画像は不自然さのないリアルな画像となる。
【0062】また、利用者が腕を曲げたり、足を広げた
り、あるいは着座しているなどの姿勢をとっている場合
であっても、関節などの体形の特徴点の移動に追随し
て、対応する商品画像の特徴点を移動させ、商品画像を
変形させることで、姿勢の如何にかかわらず体形に合致
した商品画像を容姿画像に重ねることが可能となる。
【0063】また、商品の試着がされていない部位、た
とえば腕や首などについては、何も処理を施さなけれ
ば、もとの容姿画像100の服装が残ってしまうが、た
とえば顔の色に近い色でグラフィック処理を施してもと
の画像を修正することによって、このような不具合は解
消され、自然な画像を実現することができる。
【0064】図20は、以上のような画像処理によって
合成されたバーチャルモードの試着画像を示している。
図からわかるように、利用者が選択したスカート10
3、タンクトップ101、カーディガン102の順序で
商品画像が重ねられており、各商品画像は利用者の体形
に合ったものとなっている。また、試着商品で覆われて
いない腕や首において、もとの画像部分は消去されてい
る。こうしてバーチャルモードにおいては、画像処理に
時間はかかるけれども、得られる試着画像は不自然さの
ないリアルな画像となる。
【0065】図21は、以上説明したバーチャルモード
での画像処理手順を示しており、図1における演算処理
装置5がソフトウエア処理する内容をブロックで表した
ものである。
【0066】図22ないし図24は、ステップS30に
おけるイージーモードでの画像合成の原理を示す図であ
る。ここでは、一例として基準点抽出方式により画像を
合成する例を示している。以下、これについて説明す
る。
【0067】まず、図22に示すように、図2の個人デ
ータファイル12において画像データ12cとして記録
されている利用者の容姿画像100から基準点を抽出す
る。図22の黒丸が基準点を表している。これらの基準
点は、バーチャルモードにおける特徴点(図18)か
ら、試着の基準となる点だけを抽出したものである。た
とえば、肩の位置100A,100Bや腰の位置100
G、100Hなどである。これらの基準点は、個人デー
タファイル12の画像データ12cとして画像とともに
保存される。
【0068】一方、図23に示すように、各商品の画像
101〜103からは白丸で示す基準点を抽出し、これ
を画像とともに図4の商品データファイル13に画像デ
ータ13bとしてあらかじめ記憶しておく。これらの特
徴点は、利用者の容姿画像100の基準点と対応するも
のであって、たとえば、図23(a)のタンクトップで
あれば、肩掛部の基準点101A,101Bは図22の
肩の基準点100A,100Bとそれぞれ対応し、
(b)のカーディガンであれば、基準点102A,10
2Bは図22の基準点100A,100Bとそれぞれ対
応している。また、(c)のスカートであれば、ウエス
ト部の基準点103G,103Hは図22の腰の基準点
100G,100Hとそれぞれ対応している。
【0069】画像合成にあたっては、ファイル12,1
3から容姿画像と商品画像を読込んで基準点を抽出し、
バーチャルモードの場合と同様に比例尺度の調整処理を
行なった後、利用者が選択した試着順序に従って、商品
画像を容姿画像に重ねる。この場合の画像合成は、スカ
ートの基準点103G,103Hが利用者画像の基準点
100G,100Hに、タンクトップの基準点101
A,101Bが利用者画像の基準点100A,100B
に、カーディガンの基準点102A,102Bが利用者
画像の基準点100A,100Bにそれぞれ一致するよ
うに重ね合わせを行なう。
【0070】したがって、イージーモードにおいては、
商品画像を容姿画像の基準点に吊り下げるように重ねる
だけであり、バーチャルモードのように利用者の体形に
合わせて商品画像を変形させる処理は行なわない。ま
た、試着がされていない部位に対して肌色などのグラフ
ィック処理を施すことも省略される。この結果、表示さ
れる試着画像A´は、図24に示すように衣服と体形と
が一致していない不自然さを残したものとなり、また、
試着がされていない腕や首にはもとの画像部分が残って
しまう。ただ、画像処理に要する時間が短時間で済むた
め、多くの種類の衣服を試着した場合には、バーチャル
モードよりもイージーモードのほうが利用者にとって都
合がよい。
【0071】図25は、以上説明したイージーモードで
の画像処理手順を示しており、図1における演算処理装
置5がソフトウエア処理する内容をブロックで表したも
のである。
【0072】なお、利用者の容姿画像100を登録する
際に、図18および図22のような着衣に代えて、たと
えばレオタードや水着のような肌の露出度が高い着衣姿
で画像を登録すれば、イージーモードにおいても元の衣
服がはみ出ている部分を最少限におさえることができ、
比較的違和感の少ない試着画像が得られる。また、バー
チャルモードにおいては、グラフィック処理を省略する
ことが可能となる。
【0073】以上の実施形態では、インターネット10
を利用してパソコンの画面で試着するシステムを例に挙
げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、独立
した試着専用の端末装置として構成することもできる。
図26はこの場合の一例を示すブロック図であって、図
1と同一部分には同一符号を付してある。
【0074】図26において、61はたとえば店舗や街
頭などに設置される試着専用の端末装置であって、ホス
トと接続されており、図1と同様にキーボード62、マ
ウス63、演算処理装置(CPU)65、メモリ66、
表示装置67およびプリンタ68を備えている。71は
データファイルであって、第1の記憶部である個人デー
タファイル72と、第2の記憶部である商品データファ
イル73とからなる。個人データファイル72の内容は
図2に示したものと同じであり、商品データファイル7
3の内容も図3および図4に示したものと同じである。
64は入力装置を構成する撮像装置であり、利用者は撮
像装置4に備えられているカメラの前に立って自分の容
姿を撮影する。撮影された画像は、個人データファイル
72に画像データ12cとして登録される。
【0075】以上のような端末装置61を用いて試着を
行なう手順は、図1の場合と同様であり、表示装置67
に表示される画面も図5〜図15と同じであるから、詳
細な説明は省略する。なお、イージーモードとバーチャ
ルモードの選択は、図1の場合と同様に表示装置67の
画面上で行なってもよいし、あるいは、機械的なモード
選択スイッチ(図示省略)を別に設けて、このスイッチ
の操作によりモードを選択するようにしてもよい。
【0076】本発明は上述した実施形態以外にも、種々
の形態を採用することができる。たとえば上記実施形態
においては、まず会員登録を行ない、登録された会員の
みが試着を行なえるようになっているが、会員登録を条
件とせずにインターネットのホームページ上で誰でも試
着が行なえるシステムとしてもよい。この場合、気に入
った商品であれば、その商品の提供者(メーカーや店
舗)のホームページへジャンプできるようにリンクを張
ることも可能である。
【0077】また、上記実施形態においては、試着結果
が承認されると購入画面211を表示してその場で商品
の購入ができるようになっているが、本発明は購入を前
提としない単なる試着専用のシステムとして構成しても
よい。
【0078】また、本発明で試着の対象となる商品は、
衣服だけに限らず靴、バッグ、帽子、アクセサリー、眼
鏡、かつら、入れ歯等であってもよく、さらには有体物
たる商品だけでなく、ヘアスタイルやメイキャップ、美
容整形、歯の矯正のような無形の商品であってもよい。
これらはすべて本発明における商品の概念に包含され
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、商品画像と利用者の画
像とを簡易に合成する第1のモードと、詳細に合成する
第2のモードとを設けて、これらを選択できるようにし
たので、利用者の要求する態様に応じた試着画像を表示
することができる。そして、第2のモードにおいて、画
像処理の待ち時間を利用して試着画像が表示される場所
に広告を表示するようにしたので、利用者は必然的に広
告を見ることになり、広告のPR効果を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステム構成図であ
る。
【図2】個人データファイルのテーブル図である。
【図3】商品データファイルのテーブル図である。
【図4】商品データファイルの詳細なテーブル図であ
る。
【図5】初期画面の例である。
【図6】新規登録画面の例である。
【図7】画像入力画面の例である。
【図8】会員入力画面の例である。
【図9】お勧め画面の例である。
【図10】商品選択画面の例である。
【図11】試着モード選択画面の例である。
【図12】待機画面の例である。
【図13】試着完了画面の例である。
【図14】試着完了画面の例である。
【図15】商品購入画面の例である。
【図16】会員登録の手順を示したフローチャートであ
る。
【図17】試着から購入までの手順を示したフローチャ
ートである。
【図18】バーチャルモードでの画像合成の原理を示す
図である。
【図19】バーチャルモードでの画像合成の原理を示す
図である。
【図20】バーチャルモードでの画像合成の原理を示す
図である。
【図21】バーチャルモードでの画像合成の処理手順を
示す図である。
【図22】イージーモードでの画像合成の原理を示す図
である。
【図23】イージーモードでの画像合成の原理を示す図
である。
【図24】イージーモードでの画像合成の原理を示す図
である。
【図25】イージーモードでの画像合成の処理手順を示
す図である。
【図26】本発明の他の実施形態に係るシステム構成図
である。
【符号の説明】
1 端末装置 2 キーボード 3 マウス 4 画像入力装置 5 演算処理装置 7 表示装置 10 インターネット 11 サーバー 12 個人データファイル 13 商品データファイル 40 バーチャルボタン 41 イージーボタン 42 広告 43a,43b 商品画像 49 容姿画像 52 個人データファイル 53 商品データファイル 54 撮像装置 61 端末装置 62 キーボード 63 マウス 64 撮像装置 65 演算処理装置 67 表示装置 72 個人データファイル 73 商品データファイル 100 容姿画像 101,102,103 商品画像 206 商品選択画面 207 試着モード選択画面 208 待機画面 209,210 試着完了画面 211 商品購入画面 A,B 試着画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 3/00 300 G06T 3/00 300 G09G 5/00 510 G09G 5/00 510A H04N 1/387 H04N 1/387 Fターム(参考) 5B046 AA10 CA06 FA04 FA10 GA01 HA05 5B049 AA01 AA04 BB11 CC02 CC05 CC08 DD00 DD01 DD05 EE00 EE05 EE07 FF03 GG02 GG04 GG07 5B057 AA18 CA01 CB01 CB12 CB16 CC01 CD05 CE08 CH11 5C076 AA13 BA06 5C082 AA14 AA22 AA24 BA20 BA34 BA35 CA55 CB05 DA87 EA15 MM02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品画像を利用者の容姿画像と合成し、試
    着画像として表示装置に表示させるようにした商品試着
    システムにおいて、 前記商品画像を利用者の容姿画像と簡易に合成して試着
    画像を表示する第1のモードと、前記商品画像を利用者
    の容姿画像と詳細に合成して試着画像を表示する第2の
    モードとを選択可能に設けたことを特徴とする商品試着
    システム。
  2. 【請求項2】利用者の容姿画像および体形データを含む
    個人データを入力する入力装置と、 前記入力装置において入力された個人データを記憶する
    第1の記憶部と、 商品画像および寸法データを含む商品データを記憶した
    第2の記憶部と、 前記商品の選択画面を表示する表示装置と、 前記選択画面において商品の選択がされた場合に、前記
    第1の記憶部の個人データと前記第2の記憶部の商品デ
    ータとに基づいて、当該商品の商品画像と利用者の容姿
    画像との合成を行ない、合成された試着画像を前記表示
    装置に表示させる演算処理装置とを備え、 前記演算処理装置は、前記商品が選択された場合に、当
    該商品を第1のモードで試着するか第2のモードで試着
    するかを利用者に選択させるための試着モード選択手段
    を前記表示装置に表示し、 第1のモードでの試着が選択された場合は、前記第2の
    記憶部に記憶された商品画像を第1の記憶部に記憶され
    た利用者の容姿画像と簡易に合成し、その結果得られる
    試着画像を前記表示装置の画面に表示し、 第2のモードでの試着が選択された場合は、第1の記憶
    部に記憶された個人データと前記第2の記憶部に記憶さ
    れた商品データとに基づいて、商品画像を利用者の体形
    に合うように画像処理して利用者の容姿画像と合成し、
    その結果得られる試着画像を前記表示装置の画面に表示
    することを特徴とする商品試着システム。
  3. 【請求項3】第2のモードでの試着が選択された場合に
    おいて、試着画像が表示されるまでの間、前記表示装置
    の試着画像が表示される場所に広告を表示する請求項1
    または2に記載の商品試着システム。
  4. 【請求項4】第1のモードでの試着が選択された場合に
    おいて、試着画像が表示された画面に、第2のモードで
    の試着へ移行するための手段を設けた請求項1または2
    に記載の商品試着システム。
  5. 【請求項5】第1のモードでの試着が選択された場合に
    おいて、商品画像を利用者の容姿画像と合成することに
    代えて、当該商品を試着したモデルの画像を前記表示装
    置の画面に表示する請求項1または2に記載の商品試着
    システム。
  6. 【請求項6】第2のモードでの試着が選択された場合に
    おいて、異なる方向からの試着画像を表示するようにし
    た請求項1または2に記載の商品試着システム。
  7. 【請求項7】試着画像が表示された画面に、試着結果を
    承認するか否かを利用者に選択させるための選択手段を
    表示し、試着結果が承認された場合は、試着した商品に
    関する取引条件を表示するとともに、商品購入をするか
    否かを利用者に選択させるための選択手段を表示し、商
    品購入が選択された場合に前記取引条件に従って決済処
    理を行なう請求項1または2に記載の商品試着システ
    ム。
  8. 【請求項8】第1のモードにおいては、商品画像と容姿
    画像から試着の基準となる基準点を抽出し、商品画像の
    基準点が容姿画像の対応する基準点と一致するように商
    品画像を容姿画像に重ねて試着画像を生成し、 第2のモードにおいては、容姿画像から利用者の体形を
    特徴づける特徴点を抽出するとともに、商品画像から商
    品の形を特徴づける特徴点を抽出し、商品画像の特徴点
    が容姿画像の対応する特徴点と一致するように商品画像
    を編集し、利用者の体形に合った商品画像を容姿画像に
    重ねて試着画像を生成する請求項1または2に記載の商
    品試着システム。
  9. 【請求項9】第2のモードにおいて、画像合成後の商品
    の試着されていない部位に対してグラフィック処理を行
    ない、当該部位におけるもとの画像を修正するようにし
    た請求項8に記載の商品試着システム。
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