JPH01217468A - 平版印刷用原版 - Google Patents

平版印刷用原版

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JPH01217468A
JPH01217468A JP4245488A JP4245488A JPH01217468A JP H01217468 A JPH01217468 A JP H01217468A JP 4245488 A JP4245488 A JP 4245488A JP 4245488 A JP4245488 A JP 4245488A JP H01217468 A JPH01217468 A JP H01217468A
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JP
Japan
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group
general formula
resin
layer
atom
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Application number
JP4245488A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kato
栄一 加藤
Kazuo Ishii
一夫 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4245488A priority Critical patent/JPH01217468A/ja
Publication of JPH01217468A publication Critical patent/JPH01217468A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/147Cover layers
    • G03G5/14708Cover layers comprising organic material
    • G03G5/14713Macromolecular material
    • G03G5/14786Macromolecular compounds characterised by specific side-chain substituents or end groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真方式で製版される電子写真平版印刷
用原版に関するものであり、特に、光導電層上に特定の
性質を有する表面層を設ける様にした平版印刷用原版に
関する。
(従来技術及びその課題) 現在ダイレクト製版用のオフセット原版には多種のもの
が提案され且つ実用化されているが、中でも、導電性支
持体上に酸化亜鉛のごとき光導電性粒子及び結着樹脂を
主成分とした光導電層を設けた感光体を通常の電子写真
工程を経て、感光体表面に親油性の高いトナー画像を形
成させ、続いて該表面をエッチ液と言われる不感脂化液
で処理し非画像部分を選択的に親水化することによって
オフセット原版を得る技術が広く用いられている。
良好な印刷物を得るには、先ずオフセット原版に、原画
が忠実に複写されると共に、感光体表面が不感脂化処理
液となじみ易く、非画像部が充分に親水化されると同時
に耐水性を有し、更に印刷においては、画像を有する光
導電層が離脱しないこと、及び湿し水とのなじみがよく
、印刷枚数が多くなっても汚れが発生しない様に充分に
非画像部の親水性が保持されること、等の性能を有する
必要がある。
特に、オフセット原版としては、不感脂化性不充分によ
る地汚れ発生が大きな問題であり、これを改良するため
に、不感脂化性を向上させる酸化亜鉛結着用樹脂の開発
が種々検討されており、例えば、特公昭50−3101
1号、特開昭53−54027号、特開昭54−207
35号、特開昭57−202544号、特開昭58−6
8046号明細書等に開示されている。しかしながらこ
れらの不感脂化性向上に効果があるとされる樹脂であっ
ても現実に評価してみると、地汚れ、耐刷力において未
だ満足できるものではない。
一方、光導電性粒子として有機光導電性化合物を用い、
結着樹脂とともに光導電層を砂目室てしたアルミニウム
基板上に設けた電子写真体を用いることもできる。
この種の原版を製版するには、上記と同様に、通常の′
電子写真方法により、感光層上にトナー画像を形成した
後、処理液で非画像部を溶解除去する。これにより、非
画像部分はアルミニウム基板となり、親水性となるもの
である。例えば、特公昭37−17162号、特公昭4
6−39405号、特開昭52−2437号、特開昭5
6−107246号等に示される、オキサジアゾール化
合物あるいはオキサゾール化合物をスチレン−無水マレ
イン酸共重合体などのアルカリ可溶性樹脂で結着した感
光層を用いる場合、あるいは、特開昭55−10525
4号、特開昭55−16125号、特開昭58−150
953号、特開昭58−162961号明細書等に示さ
れる、フタロシアニン系顔料あるいはアゾ顔料とアルカ
リ可溶性のフェノール樹脂とから成る感光層を用いる場
合等が知られている。
しかし、この製版工程では非画像部の感光層を溶解除去
しなければならないために大がかりな装置が必要となり
、時間がかかるため製版速度も遅くなる。更には、処理
液(有機溶剤)としてエチレングリコール、グリセリン
、メタノール、エタノールなどが用いられているため、
この製版法によったのではコスト、安全性、公害、労働
衛生などに問題が残されている。
更に、通常の電子写真感光体上に特定の樹脂層を設ける
ことにより製版が溶易な非画像部表面親水処理型の印刷
版を作成する方法が特公昭45−5606号に示されて
いる。すなわち、電子写真感光層上にビニルエーテル−
無水マレイン酸共重合体およびこれと相溶性の疎水性樹
脂とからなる表面層を設けた印刷版が開示されている。
この層はトナー像形成後、非画像部をアルカリで処理す
ることにより酸無水環部分を加水開環することにより親
水化できる層(親水化可能層)である。
そこで用いられているビニルエーテル−無水マレイン酸
共重合体は、開環して親水化された状態では水溶性とな
ってしまうため、たとえその他の疎水性の樹脂と相溶し
た状態で層が形成されていたとしても、その耐水性はは
なはだしく劣り、耐剛性はせいぜい500〜600枚が
限度であった。
更に、特開昭60−90343号、特開昭60−159
756号、特開昭61−217292号明細書等では、
シリル化されたポリビニルアルコールを主成分とし、且
つ架橋剤を併用した表面層(親水化可能層)を設ける方
法が示されている。即ち、この層は、トナー像形成後非
画像部において、シリル化されたポリビニルアルコール
を加水分解処理して親水化するものである。又親水化後
の膜強度を保持するため、ポリビニルアルコールのシリ
ル化度を調整し、残存水酸基を架橋剤を用いて架橋して
いる。
これらにより印刷物の地汚れ性が改良され耐刷枚数が向
上すると記載されている。しかしながら、現実に評価し
てみると、特に地汚れにおいて未だ満足できるものでは
ない。また、シリル化ポリビニルアルコールはポリビニ
ルアルコールをシリル化剤で所望の割合をシリル化する
ことで製造しているが、高分子反応であることから、安
定して製造する事が難しい。更に親水化ポリマーの化学
構造が限定されているため、電子写真感光体としての機
能を疎外しないように、1)帯電性、2)複写画像の品
質(画像部の網点再現性・解像力、非画像部の地力ブリ
等)、3)m光感度、等に対して該表面層が影響しない
様にする事が難しい等の問題があった。
本発明は、以上の様な電子写真式平版印刷用原版の有す
る問題点を改良するものである。
本発明の目的は、原画に対して忠実な複写画像を再現し
、且つオフセット原版として全面一様な地汚れはもちろ
ん、点状の地汚れをも発生させない、不感脂化性の優れ
た平版印刷用原版を提供することである。
本発明の他の目的は、印刷において印刷枚数が増加して
も非画像部の親水性が充分像たれ、地汚れが発生しない
、高耐刷力を有する平版印刷版を提供するものである。
本発明の他の目的は、表面層に用いられ、非画像部にお
いて親水化可能な樹脂であり、かつその製造が容易であ
る樹脂を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記諸口的は、導電性支持体上に少なくとも1層の光導
電層を設け、更にその最上層に表面層を設けて成る電子
写真感光体を利用した平版印刷用原版において、該表面
層の主成分として1分解によりスルホ基又は下記一般式
(I)もしくは(■)で示される基を生成する官能基を
少なくとも1種含有する樹脂を少なくとも1種含有して
成る事を特徴とする電子写真式平版印刷用原版により達
成されることが見出された。
一般式(I) 一般式(II) 射 4、−1−1 式(I)において、Rは炭化水素基又は−22−R’(
ここでR′は炭化水素を示し、z2は酸素原子又はイオ
ウ原子を示す)を表わす。Qlは酸素原子又はイオウ原
子を表わす。Zlは、酸素原子又はイオウ原子を表わす
。式(II)において、Q2、Z、及びZ4は。
各々独立に酸素原子又はイオウ原子を表わす。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
該分解により少なくとも1つのスルホ基を生成する官能
基としては1例えば、一般式(I)又は(IV)で表わ
される官能基が挙げられる。
一般式(III) −SO2−〇−Rよ 一般式(IV) 一5Q2−3−R2 は−NHCOR7を表わす。
式(IV)中、R2は、炭素数1〜18の置換されても
よい脂肪族基、又は炭素数6〜22の置換基を有しても
よいアリール基を表わす。
上記一般式(III)、(rV)の官能基は、分解によ
って、スルホ基を生成するものであり、以下に更に詳し
く説明する。
11゜ じでも異なってもよく水素原子、ハロゲン原子(例えば
弗素原子、塩素原子、臭素原子等)又は炭素数1〜6の
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基)を表わす。Yは炭
素数1〜18の置換されてもよいアルキル基(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基
、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘ
キサデシル基、トリフロロメチル基、メタンスルホニル
メチル基、シアノメチル基、2−メトキシエチル基、エ
トキシメチル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、
トリクロロメチル基、2−メトキシカルボニルエチル基
、2−プロポキシカルボニルエチル基、メチルチオメチ
ル基、エチルチオメチル基等)、炭素数2〜18の置換
されてもよいアルケニル基(例えばビニル基、アリル基
等)、炭素数6〜12の置換基を含有してもよいアリー
ル基(例えば、フェニル基、ナフチル基、ニトロフェニ
ル基、ジニトロフェニル基、シアノフェニル基、トリフ
ロロメチルフェニル基、メトキシカルボニルフェニル基
、ブトキシカルボニルフェニル基、メタンスルホニルフ
ェニル基、ベンゼンスルホニルフェニル基、トリル基、
キシリル基、アセトキシフェニ脂肪族基又は芳香族基を
表わし、具体的にはYで記した該置換基の内容と同一の
ものを表わす)を表わす。nは0.1又は2を表わす。
なくとも1つの電子吸引性基を含有する官能基が挙げら
れる。具体的には、nが1又は2で、Yがのハロゲン原
子を含有する。又nが0.1又は2で、Yが電子吸引性
基を少なくとも1つ含有する。
更には、nが0.1又は2で、Yが−C−R11である
等が挙げられる。該電子吸引性基とは、ハメットの置換
基定数が正値を示す置換基であり、例えば、ハロゲン原
子、−COO−1−C−、−SO,、−CN、−No2
等I が挙げられる。
もう1つの好ましい置換基として、一般式(■)=[−
5o2−0−R工〕において酸素原子に隣接する炭素原
子に少なくとも2つの炭化水素基が置換する場合。
およびn=o又は1で、Yがアリール基の時に、アリー
ル基の2−位及び6−位に置換基を有する場合が挙げら
れる。
環状イミド基を形成する有機残基を表わす。好ましくは
、一般式(V)又は(VI)で示される有機残摘を表わ
す。
一般式(V) 一般式(VI) 0、、。
式(V)中、R3、R1゜は各々同じでも異なってもよ
く、各々、水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素原子、
臭素原子等)、炭素数1〜18の置換されてもよいアル
キル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、2−クロロエチ
ル基、2−メトキシエチル基、2−シアノエチル基、3
−クロロプロピル基、2−(メタンスルホニル)エチル
基、2−(エトキシカルボニル)エチル基、等)、炭素
数7〜12の置換されてもよいアラルキル基(例えば、
ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、
メチルベンジル基、ジメチルベンジル基、メトキシベン
ジル基、クロロベンジル基、ブロモベンジル基等)、又
は炭素数3〜18の置換されてもよいアルケニル基(例
えばアリル基、3−メチル−2−プロペニル基)を表わ
す。mは2又は3の整数を表わす。
式(Vl)中、R11,R工2は、式中(V)のRg、
R1゜と同義である。
Iε 各々水素原子、脂肪族基(具体的には、R1、R4のそ
れと同一の内容を表わす)又はアリール基(具体的には
R1、R4のそれと同一の内容を表わす)を表わす。但
しR9及びR6がともに水素原子を表わすことはない。
R1が−NHCOR,を表わす場合において、R7は脂
肪族基又はアリール基を表わし、具体的には、R3、R
4のそれと同一の内容を各々表わす。
式(TV)中、R2は、炭素数1〜18の置換されても
よい脂肪族基又は炭素数6〜22の置換基を有してもよ
いアリール基を表わす。更に具体的には前記した式(m
)中のYにおける脂肪族基及びアリール基と同様の内容
を表わす。
本発明に用いられる、一般式(m) : (−3o2−
0−R,)又は一般式(IV) :  (−5O2−3
−R,)群から選択される官能基を少なくとも1種含有
する樹脂は、重合体に含有されるスルホ基を、高分子反
応によって一般式(m)又は(IV)の官能基に変換す
る方法、又は、一般式(In)又は(IV)の官能基を
1種又はそれ以上含有する、1種又はそれ以上の単量体
又は該単量体及びこれと共重合し得る他の単量体の重合
反応により重合する方法により製造される。
スルホ晶に保護基を導入し、保護された形の官能基(例
えば式(m)又は(IV)の官能基)とする方法として
は、例えば1日本化学編「新実験化学講座第14巻、有
機化学物の合成と反応〔■〕」第1793頁、丸首(株
)(I978年刊) ; C,O,Messs、 ”5
ynthesis”。
↓2. 1041(I984); V、Konecny
、  J、  Demecko、  “Chew。
Zvesti”、、  27. 497(I973) 
;G、 BernertR,Kirchwayr、G、
R15t、W、Rutsch、”J、Rad。
Curing”+ 198L No、10.10等の成
書・文献等に記載の方法を挙げることができる。
高分子反応によって該官能基に変換する方法は、高分子
反応においても、単量体における合成方法と同様にして
行なうことができる。
重合体中の一般式(III)又は(IV)の官能基を任
意に調整し得ること、あるいは、不純物を混入しないこ
と等の理由から、予め一般式(III)又は(IV)の
官能基を含有する単量体がらの重合反応により製造する
方法が好ましい。具体的には、重合性の二重結合を含む
スルホン酸類を、例えば前記した公知文献等に記載され
た方法に従って、そのスルホ基を一般式(III)電〔
−8O□−0−R工〕又は一般式(■):(−3O2−
5−R2)の官能基に変換した後、重合反応を行ない製
造することができる。
前記した如く、重合反応で所望の樹脂を製造する方法に
おいて用いられる一般式(m)又は(IV)の官能基を
含有する単量体について更に具体的に述べると、例えば
下記一般式(■)の如き化合物が挙げられる。但しこれ
らの化合物例に限定されるものではない。
一般式(■) 虹 xl−yl−w□ 式(V)中、xlは、−o−、−co−、−coo−1
−OCO−1はヘテロ環二価基を示す〔但し、Q、、 
Q、、 Q、、Q。
は、各々水素原子、炭化水素基、又は式(■)中の4 
Y 1−リ〕を表わし、bl、b2は同じでも異なって
いてもよく、水素原子、炭化水素基、又は式(■)中の
−(Yl−リ〕を表わし、nはO〜18の整数を示す。
〕。
Y工ば、結合基x1と結合基(W)を連結する、ヘテロ
原子を介していてもよい炭素−炭素結合を表ねしくヘテ
ロ原子としては、酸素原子、イオウ原子、窒素原子を示
す)、 b。
一〇−1−S−1−N−1−COO−1−CONH−1
−SO□−1−SO□NH−1−NIICOO−1−N
HCONH−1等の結合単位の単独又は組合せの構成よ
り成るものである(但しす7、b4.b。
は、各々水素原子又は炭化水素基を表わす)。
W、は式(III)中(7) −5o、−0−R1又は
式(IV)中(7)−802−3−R2を表わす。vl
は、一般式〔■〕の置換基a2が置換している炭素原子
に直接結合してもよく、この場合、Xよ、Ylは結合手
を表わす。
a工、a2は同じでも異なっていてもよく、水素原子、
炭化水素基(例えば−COOHなどで置換されていても
よい炭素数1〜12のアルキル基など)、−COOH又
は−coo−w2(w、は一般式(−3o、 −0−R
1)、(−SO□−5−R2)を含む置換基で置換され
ていてもよい、炭素数1〜18のアルキル基、アルケニ
ル基、アラルキル基、脂環式基、芳香族基を示す)を表
わす。
更に具体的に一般式(I) −5O,−0−R工又は一
般式(rV)−5Q、−5−R,の官能基を含有する単
量体(一般式(■))の具体例として以下の様な化合物
を挙げることができるが、本発明の範囲はこれらに限定
されるものではない。
(VI!−3)    〒H・ Coo(CH2)、 5O20CH,CH2So□C,
Hg\ C,H。
CH3 C00(CH,)、 S O,S C,H。
(−22)CH2=CH−〇−5O,SC,H,。
次に1分解により前記一般式(I)又は一般式(II)
で示される基を生成する官能基を少なくとも1種含有す
る樹脂について詳しく説明する。
一般式(I)において、Rは好ましくは置換されていて
もよい炭素数1〜,12、直鎖状又は分岐状アルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、2
−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−エ
トキシエチル基等)、置換されていてもよい脂環式基(
例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、置
換されていてもよい炭素数7〜12のアラルキル基(例
えば、ベンジル基、フェネチル基、メチルベンジル基、
メトキシベンジル基、クロロベンジル基等)又は置換さ
れていてもよい芳香族基(例えば、フェニル基、クロロ
フェニル基、トリル基、キシリル基、メトキシフェニル
基、メトキシカルボニルフェニル基、ジクロロフェニル
基等)、又は−Z、−R’(ここで72は、酸素原子又
はイオウ原子を表わす。R′は炭化水素基を表わし、具
体的には、上記Rの炭化水素基で述べた置換基類を例と
して挙げることができる)を表わす。
−1[(I)、(II)におイテ、Q、、Q、、zl、
z3、Z4は、各々独立に酸素原子又はイオン原子を表
わす。
分解して少なくとも1個の前記一般式(I)又は一般式
(II)で示される基を生成する官能基を含有する樹脂
は、一般式(■)及び/又は(IX)で示される官能基
を少なくとも1種含有する樹脂である。
一般式(■) Zl−Lよ 一般式(IX) 式(■)及び(IK)において、Q工、Q2、Z工、Z
l、Z4及びRはそれぞれ式(I)及び(II)で定義
した通りの内容を表わす。Lo、L2およびL3はそれ
ぞれ互い+122                ^
12においで、Lx、R2□は、互いに同じでも異なっ
てもよく、水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素原子、
臭素原子、フッ素原子等)又はメチル基を表わす・Xt
t及びXi2は、電子吸引性置換基を表わし、好ましく
はハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原
子等)、−CN、−CONH□、−No2又はSO□R
′(R“は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基、ベンジル基、フェニル基、トリル基、
キシリル基、メシチル基等の如き炭化水素基を表わす)
を表わす。nは1又は2を表わす。
更に、R′がメチル基の場合には、Lx及びR2□がメ
チル基でn=1を表わす。
R24及びR2gは、互いに同じでも異なっていてもよ
く、好ましくは水素原子、置換されていてもよい炭素数
1〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、ク
ロロエチル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル基
等)、置換されていてもよい脂環式基(例えばシクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基等)、置換されていてもよ
い炭素数7〜12のアラルキル基(例えばベンジル基、
フェネチル基、クロロベンジル基、メトキシベンジル基
等)、置換されていてもよい芳香族基(例えばフェニル
基、ナフチル基、クロロフェニル基、トリル基、メトキ
シフェニル基、メトキシカルボニルフェニル基5ジクロ
ロフエニル基等)又は−〇−R′#(R”は、炭化水素
基を表わし、具体的には。
上記R21、R2いR25の炭化水素基で述べた置換基
類を例として挙げることができる)を表わす。
又は−3−R3゜を表わす場合において、I(zs、R
2□、R211+ R29及びR30は、各々独立に、
炭化水素基を表わす。好ましくは置換されていてもよい
炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状アルキル基(例えばメ
チル基、トリクロロメチル基、トルフルオ口メチル基、
メトキシメチル基、フェノキシメチル基、2,2.2−
トリフルオロエチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシ
ル基、t−ブチル基、ヘキサフルオロ−1−プロピル基
等)、置換されていてもよい炭素数7〜9のアラルキル
基(例えばベンジル基、フェネチル基、メチルベンジル
基、トリメチルベンジル基、ヘプタメチルベンジル基、
メトキシベンジル基等)、置換されていてもよい炭素数
6〜12のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、
キシリル基、ニトロフェニル基、シアノフェニル基。
メタンスルホニルフェニル基、メトキシフェニル基、ブ
トキシフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニ
ル基、トリフルオロメチルフェニルV工、及びY1□は
各々酸素原子又はイオウ原子を表わす。
本発明に用いられる一般式(■)、(IK)の官能基を
少なくとも1種含有する樹脂は、重合体に含有される上
記の如き式(I)又は式(Ij)の親水性基を高分子反
応によって保護基により保護した形にする方法、又は予
め保護基により保護された形の官能基(例えば式(■)
又は(IK)の官能基)を含有する単量体又は該単量体
及びこれと共重合し得る他の単量体との重合反応により
重合する方法により製造される。
いずれの方法においても、保護基を導入する方法として
は、同様の合成反応を用いることができる。具体的には
、J、 F、す、 McOmie、 rProtect
ivegroups in Organic Chem
istryJ第6章(PlenumPress、 19
73年刊)の総説引例の公知文献に記載の方法、あるい
は日本化学金線「新実験化学講座第14巻、有機化合物
の合成と反応〔■〕」第2497頁(丸善株式会社刊、
 1978年)等の総説引例の公知文献に記載のヒドロ
キシル基への保護基導入の方法と同様の合成反応、ある
いはS、 Patai、 rTheChemistry
 of the Triol Group Part 
2J第13章、第14章(Wiley−Interse
ience 1974年刊)、T、 W。
Greene、 rProtective group
s in OrganicSynthesis)第6章
(Wiley−Intersciencs 1981年
刊)等の総説引例の公知文献等に記載のチオール基への
保護基導入の方法と同様の合成反応により製造できる。
又後者の方法においては、予め保護された形の官能基を
含有する単量体を前記した総説等で引用された公知の方
法で合成した後、必要ならば該単量体と共重合し得る他
の単量体を共存させて通常の重合方法で重合することに
より、ホモ重合体又は多元共重合体を製造することがで
きる。
前記した如く、重合反応で所望の樹脂を製造する方法に
おいて用いられる一般式(■)及び(IK)の官能基を
含有する単量体について更に具体的に述べると、例えば
−数式(X)の如き化合物が挙げられる。但しこれらの
化合物例に限定されるものではない。
一般式(X) X11−Y、、 Wll 一般式(X)のa工2が置換している炭素原子とw1□
との直接結合あるいは以下のものを表わす。即ち、(但
し、Q□1、Q1□、Qlz、Q14は、各々水素原子
、炭化水素基、又は式(X)中の(Yll−1111)
を表わし、bll、bよ、は同じでも異なっていてもよ
く、水素原子、炭化水素基又は式(X)中の−(y1□
−w1□)を表わし、nはO〜18の整数を示す)。
vo、は、結合基Xiiと一般式(■)又は([)のπ
能基を連結する、ヘテロ原子を介していてもよい炭素−
炭素結合を表わしくヘテロ原子としては、酸素原子、イ
オウ原子、窒素原子を示す)、例えば−NHCONH−
等の結合単位の単独又は組合せの構成より成るものであ
る(但しbl3、blいb工、は、各々水素原子又は炭
化水素基を表わす)。
a工□、a工2は同じでも異なっていてもよく、水素原
子、炭化水素基(例えば−COOHなどで置換されてい
てもよい炭素数1〜12のアルキル基など)、−COO
H又は−coo−w□2(す、2は一般式(■)又は(
X)の官能基を含む置換基で置換されていてもよい、炭
素数1〜18のアルキル基、アルケニル基、アラルキル
基、脂環式基又は芳香族基を示す)を表わす。
本発明に用いられる一般式(■)及び/又は(IK)の
官能基を含有する単量体(−数式(X))の具体的な化
合物例として以下の様な例を挙げることができる。しか
し、本発明はこれらに限定されるものではない。
(X−16)     CH。
リーbl(すし1″13)。
(X−21)     CH。
ご−しごIJ シti3 (X−25)     CH。
本発明で用いる一般式(m)もしくは(IV)の官能基
又は一般式(■)もしくは([)の官能基を含有する樹
脂の分子址は103〜10’、好ましくは5X103〜
105である。
又、本発明で用いる該官能基を含有する樹脂は。
該官能基を含有する重合体成分が20〜100重斌%か
ら成るホモ重合体あるいは多元共重合体であり。
好ましくは30〜100重斌%の該成分を含有するホモ
重合体あるいは多元共重合体である。
本発明で用いる該官能基を含有する樹脂は、前記一般式
(■)又は一般式(X)の単量体と共重合しうる他の単
量体と組合せて共重合体としてもよい。
共重合させ得る他の単量体としては、例えば、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、酢酸アリル、プ
ロピオン酸アリル等の如き脂肪族カルボン酸ビニルある
いはアリルエステル類、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸等の如
き不飽和カルボン酸あるいはこれら不飽和カルボン酸の
エステル類又はアミド類、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレンの如きスチレン誘導体、α−オレフ
ィン類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−
ビニルピロリドンの如きビニル基置換のへテロ環化合物
等が挙げられる。
該表面層の強度をより向上させるために後述する架橋効
果を利用することができるが、この様な場合には、架橋
が容易に進行する官能基(例えば、エポキシ基、アミノ
基、イソシアナート基、カルボキシル基、水酸基等)を
含有する単量体を共重合させることが好ましい。
本発明に使用される樹脂とともに、従来公知の樹脂を併
用することができる。例えば、シリコーン樹脂、アルキ
ッド樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレ
ン−ブタジェン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ、具体
的には、栗田隆治:石渡次部、高分子、第17巻第27
8頁(I968年)、宮本晴視、武井秀彦、イメージン
グ1973(Nl18 )第9頁等の総説引例光導電層
に用いる結着樹脂の公知材料等が挙げられる。
本発明に使用される樹脂と公知の樹脂とは任意の割合で
混合することができるが、全樹脂量中の一般式(III
)もしくは(IV)又は−数式(■)もしくは(IK)
の官能基の成分は20〜80重量%、好ましくは30〜
75重量%含有されている必要がある。
該官能基の成分の含有量が20重斌%より少ないと、得
られた平版印刷用原版は不感脂化液・湿し水による不感
脂化処理により生ずる親水性が充分でなく印刷時の汚れ
が発生する。
本発明による該官能基を少なくとも1種含有する樹脂は
、不感脂化液および印刷時に用いる湿し水により、加水
分解あるいは加水素分解されてスルホ基や、ホスホン酸
基あるいはホスホノチオ酸基等の如き一般式(I)又は
(II)で示される親水性基を生成する樹脂である。
従って、該樹脂を表面層(親水化可能層)に主成分とし
て含む本平版印刷用原版は、非画像部が上記樹脂中に生
成される該親水性基によって親水性化され、画像部の親
油性と明確に区別され、印刷時に非画像部に印刷インキ
が付着しなくなるものである。
親水化可能な表面層自体の強度、電子写真感光層との接
着性あるいは電子写真特性等の改善のために、前記した
本発明の樹脂以外の樹脂を添加したり、架橋剤あるいは
可塑剤等を添加してもよい。
架橋剤としては、通常用いられる有機過酸化物。
金属セッケン、有機シラン、ポリウレタンの如き架橋剤
、エポキシ樹脂の如き硬化剤等を用いることができる。
具体的には、山下普三、金子東助編「架橋剤ハンドブッ
ク」大成社刊(I981年)等に記載されている。
更に、親水化可能な表面層は、トナー現像時の現像特性
、トナー像の接着性あるいは親水化処理後の保水性など
を向上させる目的で、その表面が機械的にマット化され
ていたり、層にマット剤が含有されていてもよい。マッ
ト剤としては、二酸化珪素、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化ジルコニウム、ガラス粒子、アルミナ、クレーなどの
充填剤や、ポリメチルメタアクリレート、ポリスチレン
、フェノール樹脂などの重合体粒子などが例示できる。
該表面層を構成する場合に重要な事は、前記の如く、不
感脂化処理後非画像部が充分に親水性に変化することで
ある。
即ち、この親水性は、例えば、水に対する接触角を測定
することによって確認することができる。
不感脂化処理を行なう以前の表面層(親水化可能層)の
表面の水に対する接触角は約60°〜120°であるが
、不感脂化処理後はそれは約5°〜20°にまで低下し
、水に非常によく濡れるようになる。このため、印刷版
は親油性トナーからなる画像部と高度に親水性の非画像
部とをその表面に形成していることになる。従って、不
感脂化処理後の表面層が水との接触角で20度以下にな
る様にすればよい。
本発明においては、従来のものに比べその親水性が更に
良好である点で特に優れている。
本発明に用いられる電子写真感光層(光導電層)には、
無機の光導電性化合物、有機の光導電性化合物を問わず
、あらゆる光導電性物質が使用できる。
無機光導電性物質としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チ
タン、硫化亜鉛、セレン、セレン合金、硫化カドミウム
、セレン化カドミウム、シリコンなどがあげられ、これ
らは結着性樹脂(結合剤)とともに光導電層を形成して
もよいし、また、蒸着あるいはスパッタリング等により
単独で光導電層を形成してもよい。有機の光導電性物質
としては、例えば高分子のものでは、以下の(I)〜(
5)のものを挙げることができる。
(I)特公昭34−10966号公報記載のポリビニル
カルバゾールおよびその誘導体、 (2)特公昭43−18674号公報、特公昭43−1
9192号公報記載のポリビニルピレン、ポリビニルア
ントラセン、ポリ−2−ビニル−4−(4’−ジメチル
アミノフェニル)−5−フェニル−オキサゾール、ポリ
−3−ビニル−N−エチルカルバゾールなどのビニル重
合体、 (3)特公昭43−19193号公報記載のポリアセナ
フチレン、ポリインデン、アセナフチレンとスチレンの
共重合体などのような重合体、 (4)特公昭56−13940号公報などに記載のピレ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、ブロムピレン−ホルムアル
デヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂などの縮合樹脂、 (5)特開昭56−90833号、同56−16155
0号公報に記載された各種のトリフェニルメタンポリマ
ー。
また低分子のものでは例えば以下の(6)〜(I8)の
ものを挙げることができる。
(6)米国特許第3112197号明細書などに記載さ
れているトリアゾール誘導体、 (7)米国特許第3189447号明細書などに記載さ
れているオキサジアゾール誘導体。
(8)特公昭37−16096号公報などに記載されて
いるイミダゾール誘導体、 (9)米国特許第3615402号、同第382098
9号、同第3542544号、特公昭45−555号、
特公昭51−10983号、特開昭51−93224号
、特開昭55−17105号、特開昭56−4148号
、特開昭55−108667号、特開昭55−1569
53号、特開昭56−36656号明細書、公報などに
ポリアリールアルカン誘導体、 (I0)米国特許第3180729号、同第42787
46号、特開昭55−88064号、特開昭55−88
065号、特開昭49−105537号、特開昭55−
51086号、特開昭56−80051号、特開昭56
−88141号、特開昭57−45545号、特開昭5
4−112637号、特開昭55−74546号明細書
、公報などに記載されているピラゾリン誘導体およびピ
ラゾロン誘導体。
(I1)米国特許第3615404号明細書、特公昭5
t−tot。
5号、特開昭54−83435号、特開昭54−110
836号、特開昭54−119925号、特公昭46−
3712号、特公昭47−2i1336号明細書、公報
などに記載されているフェニレンジアミン誘導体、 (I2)米国特許第3567450号、特公昭49−3
5702号、西独国特許(DAS) 1110518号
、米国特許第3180703号、米国特許第32405
97号、米国特許第3658520号、米国特許第42
32103号、米国特許第4175961号、米国特許
第4012376号、特開昭55−144250号、特
3H昭56−tt9to号、特公昭39−27577号
、特開昭56−22437号明細書、公報などに記載さ
れているアリールアミン誘導体、′ (I3)米国特許第3526501号明細書記載のアミ
ノ置換カルコン誘導体、 (I4)米国特許第3542546号明細書などに記載
のN、N−ビカルパジル誘導体、 (I5)米国特許第3257203号明細書などに記載
のオキサゾール誘導体、 (I6)特開昭56−46234号公報などに記載のス
チリルアントラセン誘導体、 (I7)特開昭54−110837号公報などに記載さ
れているフルオレノン誘導体。
(I8)米国特許第3717462号、特開昭54−5
9413号、特開昭55−52063号、特開昭55−
52064号、特開昭55−46760号、特開昭55
−85495号、特開昭57−11350号、特開昭5
7−148749号明細書、公報などに開示されている
ヒドラゾン誘導体。
これらの光導電性物質は、場合により2種類以上併用す
ることもできる。
これらの光導電性物質の中では、ポリ−N−ビニルカル
バゾール; トリーp−トリルアミンおよびトリフェニ
ルアミンなどの如きトリアリールアミン;4.4′−ビ
ス(ジエチルアミン)−2,2’−ジメチルトリフェニ
ルメタンなどの如きポリアリールメタン;および3−(
4−ジメチルアミノフェニル)−1,5−ジフェニル−
2−ピラゾリンなどの如きピラゾリン誘導体で代表され
る不飽和の複素環含有化合物等が好ましく用いられる。
組合せ得る結合剤としては、従来知られている全てのも
のが利用できる。代表的なものは塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合物、スチレン−ブタジェン共重合物、スチレン
−ブチルメタクリレート共重合物、ポリメタクリレート
、ポリアクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチ
ラール、アルキド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂
、エポキシエステル樹脂、ポリエステル樹脂等である。
また、水性のアクリルエマルジョン、アクリルエステル
エマルジョンと組合わせることも可能である。
結合剤として有用な特定の重合体物質の例については、
リサーチ・ディスクロージャー(ResearchDi
sclosure)、109巻、61〜67頁の「電子
写真要素、材料および方法」という題名の下に記載され
ている。
一般に、本発明の光導電性組成物に存在させる結合剤の
量は変更可能である6代表的には結合剤の有用な量は、
光導電性材料と結合剤の混合物の全量に対して、約10
ないし約90粗景%の範囲内である。
更に、分光増感剤として従来公知の化合物を添加するこ
とができる。例えば、キサンチン系色素、トリフェニル
メタン系色素、アジン系色素、フタロシアニン系色素(
含金属)、ポリメチン系色素等が挙げられ、具体的には
、宮本晴視、武井秀彦編、イメージング1973(N(
I8)、 2;  C,J、 Young。
R,C,A、 Review 15.469(I954
) ;清田航平等。
電気通信学会論文誌、J63−C(NQ 2 )、 9
7(I980):原崎勇次等、工業化学雑誌、並、78
及び188(I963):谷忠昭9日本写真学会誌、川
、 208(I972) ;Re5earch dis
closure、 1982年、 216.117〜1
18;総合技術資料集、「最近の光導電材料と感光体の
開発・実用化」、日本科学情報(株)出版部列(I98
6年)、等の総説引例の公知材料等があげられる。
光導電層は、−層から形成されていてもよいが、二層以
上の多層から形成されていてもよい。
多層である場合には1例えば、前記の無機光導電体また
はフタロシアニン顔料、アゾ顔料などの有機顔料及び必
要により加えられる結着性樹脂からなる電荷発生層と、
前記した高分子化合物や低分子化合物及び結着性樹脂か
らなる電荷搬送層とを積層した、いわゆる機能分離型の
光導電性層の形態のものが考えられる。
本発明に用いられる光導電層は1通常用いられる公知の
支持体上に設けることができる。一般に言って電子写真
感光層の支持体は、導電性であることが好ましく、導電
性支持体としては従来と全く同様1例えば、金属、紙、
プラスチックシート等の基体に低抵抗性物質を含浸させ
るなどして導電処理したもの、基体の裏面(感光層を設
ける面と反対面)に導電性を付与し、更にはカール防止
を図る等の目的で少なくとも1層以上をコートしたもの
、前記支持体の表面に耐水性接着層を設けたもの、前記
支持体の表面層に必要に応じて少なくとも1層以上のプ
レコート層が設けられたもの、AQ等を蒸着した基体化
プラスチックを紙にラミネートしたもの等が使用できる
具体的に、導電性基体あるいは導電化材料の例として、
坂本幸男、「電子写真J、 14. (Nα1)、第2
〜11頁(I975) 、森賀弘之、「入門特殊紙の化
学」。
高分子刊行会(I975) 、 M、F、 )loov
er、 J、 Macromol。
Sci、 Chem、、 A−4(6)、第1327〜
1417頁(I970)等に記載されているもの等を用
いることができる。
適当な支持体上の光導電性組成物の塗布厚は、広く変え
ることができる。普通は、約10ミクロンから約300
ミクロン(但し、乾燥前)の範囲内で塗布することがで
きる。乾燥前の塗布厚の好ましい範囲は、約50ミクロ
ンないし約150ミクロンの範囲内であることがわかっ
た。しかし、この範囲をはずわでも有益な結果を得るこ
とができる。この塗布物を乾燥させた場合の厚さは、約
1ミクロンから約50ミクロンの範囲内であればよい。
本発明の親水化可能な表面層の厚さは10μm以下であ
り、特にカールソンプロセス用としては0.1〜5μm
であることが好ましい。
5μmより厚いと、平版印刷用原版の電子写真用感光体
としての感度の低下や残留電位が高くなるといった不都
合が生じ得る。
実際に本発明の平版印刷用原版を作るには、−船釣に、
まず常法に従って導電性支持体上に電子写真感光層(光
導電層)を形成する。次いで、この層の上に1本発明の
樹脂、更には必要により前記した添加剤等を沸点が20
0℃以下の揮発性炭化水素溶剤に溶解又は分散し、これ
を塗布・乾燥することによって製造することができる。
用いる有機溶剤としては、具体的にはとくにジクロロメ
タン、クロロホルム、■、2−ジクロロエタン、テトラ
クロロエタン、ジクロロプロパンまたはトリクロロエタ
ンなどの如き、炭素数1〜3のハロゲン化炭化水素が好
ましい。その他のクロロベンゼン、トルエン、キシレン
またはベンゼンなどの如き芳香族炭化水素、アセトンま
たは2−ブタノン等の如きケトン類、テトラヒドロフラ
ンなどの如きエーテルおよびメチレンクロリドなど、塗
布用組成物に用いられる各種の溶剤および上記溶剤の混
合物も使用可能である。
以上の如くして得られた原版を、通常の電子写真法に従
って該原版上にトナー像を形成する。これを不感脂化処
理液(例えば、酸性又はアルカリ性の水溶液あるいは還
元剤を溶解した水溶液など)で処理して非画像部を親水
性に変えることにより印刷版を得ることができる。
このように1本発明における親水化可能層を用いれば、
従来公知のあらゆる電子写真感光体が、高品質の平版印
刷用原版として使用が可能となる。
親水化可能層は、親水処理後、高い親水性と耐水性が両
立する皮膜であり、また、基鈑との接着性も極めて良好
で、したがって得られた平版印刷用原版は地汚れの発生
が非常に抑制されるとともに、高い耐刷性を有する。
さらに、本発明の印刷版は電子写真感光層本来の感度を
ほとんどそのまま維持することができるので、従来の電
子写真製版用の印刷原版に比べ飛躍的に高感度な印刷原
版が得られる6また、従来はひとつの層で光導電性と親
水化が可能であるという性質を持たねばならないため、
酸化亜鉛など限られた材料しか使用できなかったが、本
発明の印刷原版では光導電層と親水化可能層に記能が分
離しているので、光導電層の選択の範囲に広がり、した
がって、たとえば長波長光領域に高感度な材料を選択す
れば、従来不可能であったHe−Neレーザーや半導体
レーザーにより書き込みが可能となる。
また1本発明の印刷原版では、非画像部の親水化が、親
水化処理、液に数秒間浸漬するだけでできるので、小型
、簡易な装置で製版が可能となる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を例示するが、本発明の内容がこ
れらに限定されるものではない。
実施例1 有機光導電性物質として、4,4′−ビス(ジエチルア
ミノ)−2,2’−ジメチルトリフェニルメタン5g、
ビスフェノールAのポリカーボネート(GE社製、商品
名、レキサン121) 5 g、下記構造式の分光増感
色素(A) 40mg、化学増感剤として下記構造式の
アニリド化合物(B) 0.2gとをメチレンクロライ
ド30m12とエチレンクロライド30mQとの混合物
に溶解し、感光液とした。
(分光増感色素(A)) (アニリド化合物(B)) H,C400C−〇−NHCO−■−NO。
この感光液を、ワイヤーラウンドロンドを用いて導電性
透明支持体(I00μmのポリエチレンテレフタレート
支持体上に、酸化インジウムの蒸着膜を有する表面抵抗
103Ω)上に塗布して約4μmの感光層を有する有機
薄膜を得た。
一方、n−ブチルメタアクリレート50g、下記の単量
体(A)の化合物50g及びトルエン200gの混合溶
液を窒素気流下75℃に加温した後、アゾビスイソブチ
ロニトリル1.5gを加え1.9時間反応させた。得ら
れた共重合体の重量平均分子量は39000であった。
(単量体A) C1l。
先に得た電子写真感光体の表面に、得られた共重合体の
5重量%トルエン溶液をドクターブレードで塗布して約
2μmの表面層を形成した。その感光材料を不感脂化処
理液〔富士写真フィルム■製ELP−EX E を用い
て、エツチングプロセッサーに1回通して、不感脂化処
理した。
これに蒸留水2μQの水滴を乗せ、形成された水との接
触角をゴニオメータ−で測定した所17゜であった。尚
、不感脂化処理前の接触角は、88゜であり、明らかに
、本感光材料の表面層が非常に良好に親水化されたこと
を示す。
この様にして得た原版を、負荷電性の液体現像剤を用い
て全自動製版機ELP404V(富士写真フィルム■i
iりで製版して、トナー画像を形成し、上記と同条件で
不感脂化処理しこれをオフセットマスターとして、オフ
セット印刷機(ハマダスター■製ハマダスターaoos
x型)にかけ上質紙上に印刷した。
印刷物の非画像部の地汚れ及び画像部の画質に問題を生
じないで印刷できる枚数は7000枚であった。
実施例2 下記構造式のビスアゾ顔料5g、テトラヒドロフラン9
5g及びポリビニルブチラール樹脂(″r!L気化学工
業社製:デンカブチラール#4000−1)の5車量%
テトラヒドロフラン溶液30gの混合物をボールミルで
充分に粉砕した。次いで、この混合物を取り出し、撹拌
下、テトラヒドロフラン520gを加えた。この分散物
をワイヤーラウンドロンドを用いて実施例1で用いた導
電性透明支持体上に塗布して約0.7μmの電荷発生層
を形成した。
(ビスアゾ顔料) 次に、下記構造式のヒドラゾン化合物20g、ポリカー
ボネート樹脂(GE社製、商品名レキサン121) 2
0g及びテトラヒドロフラン160 gの混合溶液をワ
イヤーラウンドロンドを用いて上記電荷発生層の上に塗
布して約18μmの電荷輸送層を形成し、2層から成る
感光層を有する電子写真感光体を得た。
(ヒドラゾン化合物) 一方、エチルメタクリレート45g、メチルアクリレー
ト15g、下記構造の単量体(B)の化合物40g及び
トルエン200gの混合溶液を窒素気流下80℃に加温
した。2.2′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カル
ボニトリル) 1.0gを加え、10時間反応した。
得られた共重合体の重電平均分子量は84 、000で
あった・ 単量体(B) H3 \ C=Hs 得られた共重合体の5重量%トルエン溶液を上記感光層
上にドクターブレードで塗布して約2μmの表面層を形
成した。
この様にして作製した感光材料をペーパーアナライト(
川口m機製、5P−428) チー 6 kVニ帯電シ
、初期電位(vo)、暗電荷保持率(DRR)及び半減
露光斌(E1/2)を測定した所、各々−580V、8
5%及び8.5(lux−seclであった。
更に、これを実施例1と同様に、全自動製版機ELP4
04VでELP−T トナーを用いて製版した所、得ら
れたオフセット印刷用マスタープレートの濃度は、1.
0以上で画質は鮮明であった。更に、エツチング処理を
して、印刷機で印刷した所、6000枚印刷後の印刷物
は、非画像部のカブリがなく1画像も鮮明であった。
実施例3〜5 表−1に記した各樹脂を実施例1における本発明の樹脂
の代わりに用いた他は、実施例1と同様にして平版印刷
用原版を各々作製した。
実施例1と同様にして各特性を測定した所、得られたオ
フセット印刷用マスタープレートの濃度は1.0以上で
画質は鮮明であった。更に、エツチング処理をして、印
刷機で印刷して所、5000枚印刷後の印刷物は非画像
部のカブリがなく画像も鮮明であった。
実施例6〜11 表−2の各樹脂を、実施例2における本発明の樹脂の代
わりに用いた他は実施例2と同様にして、感光材料を各
々作製した。
表−2(つづき) これを実施例1と同様の装置で製版した所、得られたオ
フセット印刷用マスタープレートの濃度は1.0以上で
画質は鮮明であった。更に、エツチング処理して、印刷
機で印刷した所、7000枚印刷後の印刷物はカブリの
ない鮮明な画質であった。
更に、この感光材料を(45℃、75%R)l)の環境
下に2週間放置した後、上記と全く同様の処理を行なっ
たが、経時前と全く変わらなかった。
実施例12 n−ブチルメタクリレート42g、エチルメタクリレー
ト58g、アクリル酸0.2g及びトルエン200gの
混合溶液を窒素気流下70℃の温度に加温した後、アゾ
ビスイソブチロニトリル(AIBN) 1.0gを加え
、8時間反応した。
得られた共重合体の重量平均分子量は65000であっ
た。続いて、この共重合物45g(固形分量として)、
酸化亜鉛200g、ローズベンガル0.04g、テトラ
ブロムフェノールブルー0.02g、無水フタル酸0.
10g及びトルエン300 gの混合物をボールミル中
で2時間分散して感光層形成物を調整し、これを導電処
理した紙に、乾燥付着量が25g/ rrrとなるよう
にワイヤーパーで塗布し、110℃で1分間乾燥し、つ
いで暗所で20℃、65%R)Iの条件下で24時間放
置することにより電子写真感光材料を作製した。
次に下記構造の共重合体の5重量%トルエン溶液を上記
感光層にドクターブレードで塗布して、約2μmの表面
層を形成した。
この様にして作製した感光材料を、実施例2で用いたと
同様のペーパーアナライザーで一5kVに帯電し、V 
a 、 D RR、E x /2を測定した所、各々−
540V、83%及び9.6(lux−sec)であっ
た。
これを、実施例1と同様の装置で液体現像剤をELP−
T (富士写真フィルム■製)を用いて製版し、次いで
エツチング処理して印刷機で印刷した。製版後得られた
オフセット印刷用マスタープレートの濃度は1.0以上
で、画質は鮮明であった。又、7000枚印刷後の印刷
物の画質は地力ブリのない鮮明な画像のものであった。
(共重合体) 重量平均分子量too、oo。
実施例13 下記組成の共重合体を用い、以下は実施例1と同様にし
て16光材料を作製した。
重量平均分子景56,000 これを実施例1と同様にして操作し、製版し、次いでU
V光で60秒間全面光照射した。次に実施例1と同様に
エツチング処理して印刷機で印刷した。製版後得られた
オフセットマスタープレートの濃度は1.0以上で、画
質は鮮明であった。又6000枚印刷後の印刷物の画質
は地方ブリのない鮮明な画像のものであった。
(発明の効果) 以上のことがら、本発明の樹脂を含有する親水化可能層
を表面層に有する電子写真式平版印刷用原版は、親木処
理後、高い親水性と耐水性とが両立する皮膜であり、し
かも基板との接着性も極めて良好であるため、得られる
平版印刷用原版は、地汚れ及び耐剛性の両面において優
れた品質を有する。
更に、本発明の樹脂はその製造が容易である6手続ネ1
11正書 平成1年 5月25日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に少なくとも1層の光導電層を設け、更
    にその最上層に表面層を設けてなる電子写真感光体を利
    用した平版印刷用原版において、該表面層の主成分とし
    て、分解によりスルホ基又は下記一般式( I )もしく
    は(II)で示される基を生成する官能基を少なくとも1
    種含有する樹脂を少なくとも1種含有して成る事を特徴
    とする電子写真式平版印刷用原版。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式( I )において、Rは炭化水素基又は−Z_2−R
    ′(ここで、R′は炭化水素を示し、Z_2は酸素原子
    又はイオウ原子を示す)を表わす。Q_1は酸素原子又
    はイオウ原子を表わす、Z_1は、酸素原子又はイオウ
    原子を表わす、式(II)において、Q_2、Z_3及び
    Z_4は、各々独立に酸素原子又はイオウ原子を表わす
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008033137A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 平版印刷マスター
CN108314692A (zh) * 2017-01-17 2018-07-24 固安鼎材科技有限公司 一种多官能单体化合物及其制备方法和感光性树脂组合物

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