JPH0121738B2 - - Google Patents
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- JPH0121738B2 JPH0121738B2 JP26082484A JP26082484A JPH0121738B2 JP H0121738 B2 JPH0121738 B2 JP H0121738B2 JP 26082484 A JP26082484 A JP 26082484A JP 26082484 A JP26082484 A JP 26082484A JP H0121738 B2 JPH0121738 B2 JP H0121738B2
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- cooling chamber
- cooling
- solenoid valve
- frozen dessert
- electric compressor
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Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、多冷却室式冷凍デイスペンサに関
するものであり、さらに詳しくいうと、複数の並
設した冷却室にそれぞれ適量の原料を供給し、こ
れを1台の電動圧縮機から循環される冷凍によつ
て冷却して冷菓を製造するとともに、必要に応じ
て冷菓をホツトガスによつて解凍する機能を備え
た多冷却室式冷菓デイスペンサに関するものであ
る。 〔従来の技術〕 一般的にこの種のデイスペンサ、例えば冷凍炭
酸飲料デイスペンサは、シロツプ、水および炭酸
ガスを原料とし、これを冷却室内で冷却して雪状
の冷菓を製造しており、この製品は冷却運転を適
宜制御することによつて良好な状態に維持され
る。しかし、長時間製品の外部供給が断たれる
と、冷却運転を適宜制御しているにもかかわら
ず、製品は良好な状態を維持できなくなる。すな
わち、氷の結晶が大きく成長してみぞれ状の舌ざ
わりの悪いものとなる。このようなとき冷却室を
加熱して製品を一度解凍する必要があり、解凍完
了後に再冷却してやれば、きめ細かい舌ざわりの
よい良好な製品に再生することができる。 1台の電動圧縮機で複数、例えば2個の並設さ
れた冷却室の冷却を行うこの種のデイスペンサに
おいては、一方の冷却室内の製品は解凍を必要と
し、他方の冷却室内の製品は解凍の必要がなく、
冷却運転を行いたい場合、両方同時に解凍する
か、あるいは、特開昭55−162944号公報に開示さ
れたように、一方を解凍し他方は冷却を停止する
ような機構であり、解凍と冷却を同時に行うこと
は不可能と考えられていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の多冷却室式冷菓デイスペン
サでは、例えば2個の冷却室を並設したものにお
いて、両方の冷却室を同時に解凍した場合、一方
の冷却室は解凍の必要がない場合でも解凍しなけ
ればならず、解凍の必要のない冷却室からの製品
の販売も停止しなければならないという問題点が
あつた。 また、一方の冷却室を解凍し、他方の冷却室は
解凍または冷却を停止するもので、冷却停止中、
冷却室内の製品が悪化する時間よりも解凍時間の
方が短くなるようにするため大きな能力の冷凍機
を用いた装置においては、停止中の冷却室内の製
品は、販売しないと良好な状態に保つことができ
るが、製品を販売すると原料が冷却室に補給され
るので、冷却室内の製品が溶かされて質の悪い製
品になり実質的に販売不可能になるという問題点
があつた。 さらに、連続注出杯数を多くする目的で冷却室
の容量を大きくし、製品の悪化する時間よりも解
凍時間の方が長くなるような小さな能力の冷凍機
を使用するものにあつては、一方の冷却室を解凍
する間に、他方の停止させた冷却室の製品の状態
は販売不可能になる。つまり雪状であつた製品が
シヤーベツト状になつてしまうという問題点があ
つた。 この発明は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、一方の冷却室に対して解凍指令を
出したとき、他方の冷却室の冷却制御運転を継続
して行うことができる多冷却室式冷菓デイスペン
サを得ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る多冷却室式冷菓デイスペンサ
は、電動圧縮機の主電磁弁と冷却室間に第1の電
磁弁と、冷却室からの冷媒を電動圧縮機および他
の冷却室へ選択して送る第2の電磁弁とが設けら
れており、各冷却室内の冷菓の硬さをそれぞれ検
出して、電動圧縮機、主電磁弁、第1、第2の電
磁弁およびホツトガス弁を制御し、一方の冷却室
に解凍指令を出したとき他方の冷却室に冷却制御
運転を継続させる制御手段を備えている。 〔作用〕 この発明においては、解凍用スイツチを閉じる
とホツトガス弁が開き、他方の冷却室の第1の電
磁弁は開、閉弁し、電動圧縮機は運転を続行す
る。主電磁弁は開弁しており、第2の電磁弁は開
閉弁する。この状態で、他方の冷却室の冷却が必
要なときは、第2の電磁弁が閉じて冷媒は他方の
冷却室に流れ、冷却が不要になると第2の電磁弁
が開いて、冷媒は他方の冷却室を通ることなく電
動圧縮機へ戻る。 解凍が完了すると、ホツトガス弁が閉じ、第1
の電磁弁が開閉して冷却制御運転に入る。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面について説明
する。第3図は基本的な混合液回路を示し、炭酸
ガスボンベ1内の炭酸ガスはレギユレータ9によ
り整圧された後分岐され、一方は電磁弁11およ
びレギユレータ10を介してさらに減圧され、中
継タンク3に供給される。他方の炭酸ガスは、シ
ロツプタンク2に供給されシロツプを押出すため
の圧力として利用される。シロツプタンク2内の
シロツプは、フローレギユレータ16、電磁弁1
2を介して中継タンク3に供給される。貯水タン
ク6内の水は、ポンプ7により加圧され、レギユ
レータ8および逆止弁15を介して中継タンク3
に供給される。13は製品を注出する注出コツ
ク、14は排出用の排出バルブ、5は完全装置の
圧力スイツチである。 中継タンク3に供給されたシロツプ、水、炭酸
ガスは、中継タンク3内で混合され、その混合液
は連通管17を介して冷却室4に供給され、凍結
撹拌されて冷凍炭酸飲料が製造される。 第1図は、2個の冷却室を1つの電動圧縮機で
運転する冷凍回路を示し、電動圧縮機18により
圧縮された冷媒は分岐管30によつて三方向に分
岐され、一方向は凝縮器19、ドライヤ20、レ
シーバタンク21ならびに主電磁弁36を介して
分岐管31に至る。他方向は、2つの冷却室4
a,4bに対して全く対称に配設されており、他
の構成部品も2つの冷却室に対し同じ構成となつ
ているので、図面の右側を右冷却室4a、左側を
左冷却室4bとし、右冷却室4aの冷凍回路を説
明することにより、冷凍回路の構成の説明とす
る。 分岐管31に至つた冷媒は、三方に分岐され、
一方は左冷却室系へ、もう一方は分岐管32に至
る。他の一方は右冷却室系の第1の電磁弁22a
および膨張弁23aを介して分岐管34aを経由
し、冷却室4aに取付けられた蒸発パイプ25a
を通過するときに冷却室4a内のシロツプ、水、
炭酸ガスの混合液と熱交換する。 冷却室4a内には冷菓の硬さに対応する冷菓の
温度を検知して冷凍機を制御運転させる冷却制御
用の第1の温度検出器28aと解凍制御用の第2
の温度検出器29aが設けられている。 熱交換後の冷媒は分岐管35aにより2方向に
分岐され、一方は第2の電磁弁26aを介して分
岐管33に至り、左冷却室系と合流して電動圧縮
機18に戻る。他方は逆止弁27aを介して分岐
管32に至り、ここで一方は左冷却室系へ、他方
は分岐管31に戻る。 以上が冷凍回路の概略で、以下に冷却時、解凍
時の冷媒経路について右冷却室系を例として説明
する。 冷却制御運転時において、ホツトガス弁24a
は常時閉弁し、主電磁弁36は常時開弁してお
り、第1の温度検出器28aの温度制御により第
1の電磁弁22aを制御するとともに電動圧縮機
18の制御運転を行う。 電動圧縮機18により圧縮された高温高圧の冷
媒は分岐管30を経て凝縮器19により冷却凝縮
されて、ドライヤ20、レシーバタンク21なら
びに主電磁弁36を介して分岐管31に至る。逆
止弁27aが設けられているので、分岐管32の
方には冷媒は流れず、第1の電磁弁22aを介し
て膨張弁23aにより制御されて冷媒は低温低圧
になり、分岐管34aを経て冷却室4aの蒸発パ
イプ25a内で蒸発し、冷却室4a内の混合液と
熱交換して混合液を冷却することにより、冷凍炭
酸飲料を製造する。蒸発パイプ25aを出た冷媒
は、分岐管35aに至るが、逆止弁27aから分
岐管32に至る管路内は高圧であり、それよりも
低い圧力の戻り冷媒は、逆止弁27aの方には流
れず、第2の電磁弁26aを介して分岐管33を
経て電動圧縮機18に戻り、再度圧縮される。 左、右冷却室の同時解凍あるいは右冷却室4a
を解凍し左冷却室4bを停止する場合の解凍経路
を以下に記す。 この場合の同時解凍中は、第1の電磁弁22
a、主電磁弁36は解凍中常時閉弁しており、冷
媒は膨張弁23aには至らない。 第2の温度検出器29aの温度制御により、ホ
ツトガス弁24aを制御すると共に電動圧縮機1
8の制御運転を行うようになつている。 電動圧縮機18により高温高圧に圧縮された冷
媒は、分岐管30を経てホツトガス弁24aを介
して分岐管34aに至り、冷却室4aの蒸発パイ
プ25aを通過するときに冷却室4a内の製品を
加熱解凍する。熱交換の終つた冷媒は分岐管35
aを経て第2の電磁弁26aを介して電動圧縮機
18に戻る。 次に、片側の冷却室を解凍し同時に他の冷却室
を冷却する経路を、右冷却室4aの解凍中左冷却
室4bを冷却する場合にて説明する。 この場合、電磁弁22a,26a,36aおよ
びホツトガス弁24bは閉弁している。 電動圧縮機18によつて高温高圧に圧縮された
冷媒は、分岐管30を経てホツトガス弁24aを
介し、分岐管34aを経て右冷却室4aの蒸発パ
イプ25aを通過し、右冷却室4a内の製品を加
熱解凍する。熱交換の終つた冷媒は分岐管35a
を経て逆止弁27aを介して分岐管32,31を
経て第1の電磁弁22bおよび膨張弁23bを介
して分岐管34bに至る。つまり右冷却室4aの
蒸発パイプ25aを凝縮器の代用として冷媒を冷
却し、膨張弁23bを通過させることにより低温
低圧の冷媒を左冷却室4bの蒸発パイプ25bに
流すことにより左冷却室4bを冷却する。熱交換
後の冷媒は、分岐管35bに至る逆止弁27bと
分岐管32の間の管路内は高圧になつているため
冷媒は逆止弁27bの方へは流れず電磁弁26b
および分岐管33を介して電動圧縮機18に戻
る。 上記の解凍および冷却中、左冷却室4bの第1
の温度検出器28bが冷却停止を指令すると第1
の電磁弁22bは閉じ、同時に第2の電磁弁26
aが開いて、右冷却室4aから戻つた冷媒は、分
岐管35aおよび第2の電磁弁26aを介して分
岐管33に至り電動圧縮機18に戻ることにより
右冷却室4aの解凍は継続される。 第1表は第1図をもとに説明してきた冷凍回路
中の構成部品である電磁弁およびホツトガス弁の
開閉を運転状態により分けて示したものである。
第1表において、冷は冷却、止は冷却停止、解は
解凍を表わし、〇は開弁、×は閉弁していること
を表わし、は開、閉弁どちらでもよい。また、
24a,24bの番号は第1図に示した電磁弁お
よびホツトガス弁の符号に対応している。
するものであり、さらに詳しくいうと、複数の並
設した冷却室にそれぞれ適量の原料を供給し、こ
れを1台の電動圧縮機から循環される冷凍によつ
て冷却して冷菓を製造するとともに、必要に応じ
て冷菓をホツトガスによつて解凍する機能を備え
た多冷却室式冷菓デイスペンサに関するものであ
る。 〔従来の技術〕 一般的にこの種のデイスペンサ、例えば冷凍炭
酸飲料デイスペンサは、シロツプ、水および炭酸
ガスを原料とし、これを冷却室内で冷却して雪状
の冷菓を製造しており、この製品は冷却運転を適
宜制御することによつて良好な状態に維持され
る。しかし、長時間製品の外部供給が断たれる
と、冷却運転を適宜制御しているにもかかわら
ず、製品は良好な状態を維持できなくなる。すな
わち、氷の結晶が大きく成長してみぞれ状の舌ざ
わりの悪いものとなる。このようなとき冷却室を
加熱して製品を一度解凍する必要があり、解凍完
了後に再冷却してやれば、きめ細かい舌ざわりの
よい良好な製品に再生することができる。 1台の電動圧縮機で複数、例えば2個の並設さ
れた冷却室の冷却を行うこの種のデイスペンサに
おいては、一方の冷却室内の製品は解凍を必要と
し、他方の冷却室内の製品は解凍の必要がなく、
冷却運転を行いたい場合、両方同時に解凍する
か、あるいは、特開昭55−162944号公報に開示さ
れたように、一方を解凍し他方は冷却を停止する
ような機構であり、解凍と冷却を同時に行うこと
は不可能と考えられていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の多冷却室式冷菓デイスペン
サでは、例えば2個の冷却室を並設したものにお
いて、両方の冷却室を同時に解凍した場合、一方
の冷却室は解凍の必要がない場合でも解凍しなけ
ればならず、解凍の必要のない冷却室からの製品
の販売も停止しなければならないという問題点が
あつた。 また、一方の冷却室を解凍し、他方の冷却室は
解凍または冷却を停止するもので、冷却停止中、
冷却室内の製品が悪化する時間よりも解凍時間の
方が短くなるようにするため大きな能力の冷凍機
を用いた装置においては、停止中の冷却室内の製
品は、販売しないと良好な状態に保つことができ
るが、製品を販売すると原料が冷却室に補給され
るので、冷却室内の製品が溶かされて質の悪い製
品になり実質的に販売不可能になるという問題点
があつた。 さらに、連続注出杯数を多くする目的で冷却室
の容量を大きくし、製品の悪化する時間よりも解
凍時間の方が長くなるような小さな能力の冷凍機
を使用するものにあつては、一方の冷却室を解凍
する間に、他方の停止させた冷却室の製品の状態
は販売不可能になる。つまり雪状であつた製品が
シヤーベツト状になつてしまうという問題点があ
つた。 この発明は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、一方の冷却室に対して解凍指令を
出したとき、他方の冷却室の冷却制御運転を継続
して行うことができる多冷却室式冷菓デイスペン
サを得ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る多冷却室式冷菓デイスペンサ
は、電動圧縮機の主電磁弁と冷却室間に第1の電
磁弁と、冷却室からの冷媒を電動圧縮機および他
の冷却室へ選択して送る第2の電磁弁とが設けら
れており、各冷却室内の冷菓の硬さをそれぞれ検
出して、電動圧縮機、主電磁弁、第1、第2の電
磁弁およびホツトガス弁を制御し、一方の冷却室
に解凍指令を出したとき他方の冷却室に冷却制御
運転を継続させる制御手段を備えている。 〔作用〕 この発明においては、解凍用スイツチを閉じる
とホツトガス弁が開き、他方の冷却室の第1の電
磁弁は開、閉弁し、電動圧縮機は運転を続行す
る。主電磁弁は開弁しており、第2の電磁弁は開
閉弁する。この状態で、他方の冷却室の冷却が必
要なときは、第2の電磁弁が閉じて冷媒は他方の
冷却室に流れ、冷却が不要になると第2の電磁弁
が開いて、冷媒は他方の冷却室を通ることなく電
動圧縮機へ戻る。 解凍が完了すると、ホツトガス弁が閉じ、第1
の電磁弁が開閉して冷却制御運転に入る。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面について説明
する。第3図は基本的な混合液回路を示し、炭酸
ガスボンベ1内の炭酸ガスはレギユレータ9によ
り整圧された後分岐され、一方は電磁弁11およ
びレギユレータ10を介してさらに減圧され、中
継タンク3に供給される。他方の炭酸ガスは、シ
ロツプタンク2に供給されシロツプを押出すため
の圧力として利用される。シロツプタンク2内の
シロツプは、フローレギユレータ16、電磁弁1
2を介して中継タンク3に供給される。貯水タン
ク6内の水は、ポンプ7により加圧され、レギユ
レータ8および逆止弁15を介して中継タンク3
に供給される。13は製品を注出する注出コツ
ク、14は排出用の排出バルブ、5は完全装置の
圧力スイツチである。 中継タンク3に供給されたシロツプ、水、炭酸
ガスは、中継タンク3内で混合され、その混合液
は連通管17を介して冷却室4に供給され、凍結
撹拌されて冷凍炭酸飲料が製造される。 第1図は、2個の冷却室を1つの電動圧縮機で
運転する冷凍回路を示し、電動圧縮機18により
圧縮された冷媒は分岐管30によつて三方向に分
岐され、一方向は凝縮器19、ドライヤ20、レ
シーバタンク21ならびに主電磁弁36を介して
分岐管31に至る。他方向は、2つの冷却室4
a,4bに対して全く対称に配設されており、他
の構成部品も2つの冷却室に対し同じ構成となつ
ているので、図面の右側を右冷却室4a、左側を
左冷却室4bとし、右冷却室4aの冷凍回路を説
明することにより、冷凍回路の構成の説明とす
る。 分岐管31に至つた冷媒は、三方に分岐され、
一方は左冷却室系へ、もう一方は分岐管32に至
る。他の一方は右冷却室系の第1の電磁弁22a
および膨張弁23aを介して分岐管34aを経由
し、冷却室4aに取付けられた蒸発パイプ25a
を通過するときに冷却室4a内のシロツプ、水、
炭酸ガスの混合液と熱交換する。 冷却室4a内には冷菓の硬さに対応する冷菓の
温度を検知して冷凍機を制御運転させる冷却制御
用の第1の温度検出器28aと解凍制御用の第2
の温度検出器29aが設けられている。 熱交換後の冷媒は分岐管35aにより2方向に
分岐され、一方は第2の電磁弁26aを介して分
岐管33に至り、左冷却室系と合流して電動圧縮
機18に戻る。他方は逆止弁27aを介して分岐
管32に至り、ここで一方は左冷却室系へ、他方
は分岐管31に戻る。 以上が冷凍回路の概略で、以下に冷却時、解凍
時の冷媒経路について右冷却室系を例として説明
する。 冷却制御運転時において、ホツトガス弁24a
は常時閉弁し、主電磁弁36は常時開弁してお
り、第1の温度検出器28aの温度制御により第
1の電磁弁22aを制御するとともに電動圧縮機
18の制御運転を行う。 電動圧縮機18により圧縮された高温高圧の冷
媒は分岐管30を経て凝縮器19により冷却凝縮
されて、ドライヤ20、レシーバタンク21なら
びに主電磁弁36を介して分岐管31に至る。逆
止弁27aが設けられているので、分岐管32の
方には冷媒は流れず、第1の電磁弁22aを介し
て膨張弁23aにより制御されて冷媒は低温低圧
になり、分岐管34aを経て冷却室4aの蒸発パ
イプ25a内で蒸発し、冷却室4a内の混合液と
熱交換して混合液を冷却することにより、冷凍炭
酸飲料を製造する。蒸発パイプ25aを出た冷媒
は、分岐管35aに至るが、逆止弁27aから分
岐管32に至る管路内は高圧であり、それよりも
低い圧力の戻り冷媒は、逆止弁27aの方には流
れず、第2の電磁弁26aを介して分岐管33を
経て電動圧縮機18に戻り、再度圧縮される。 左、右冷却室の同時解凍あるいは右冷却室4a
を解凍し左冷却室4bを停止する場合の解凍経路
を以下に記す。 この場合の同時解凍中は、第1の電磁弁22
a、主電磁弁36は解凍中常時閉弁しており、冷
媒は膨張弁23aには至らない。 第2の温度検出器29aの温度制御により、ホ
ツトガス弁24aを制御すると共に電動圧縮機1
8の制御運転を行うようになつている。 電動圧縮機18により高温高圧に圧縮された冷
媒は、分岐管30を経てホツトガス弁24aを介
して分岐管34aに至り、冷却室4aの蒸発パイ
プ25aを通過するときに冷却室4a内の製品を
加熱解凍する。熱交換の終つた冷媒は分岐管35
aを経て第2の電磁弁26aを介して電動圧縮機
18に戻る。 次に、片側の冷却室を解凍し同時に他の冷却室
を冷却する経路を、右冷却室4aの解凍中左冷却
室4bを冷却する場合にて説明する。 この場合、電磁弁22a,26a,36aおよ
びホツトガス弁24bは閉弁している。 電動圧縮機18によつて高温高圧に圧縮された
冷媒は、分岐管30を経てホツトガス弁24aを
介し、分岐管34aを経て右冷却室4aの蒸発パ
イプ25aを通過し、右冷却室4a内の製品を加
熱解凍する。熱交換の終つた冷媒は分岐管35a
を経て逆止弁27aを介して分岐管32,31を
経て第1の電磁弁22bおよび膨張弁23bを介
して分岐管34bに至る。つまり右冷却室4aの
蒸発パイプ25aを凝縮器の代用として冷媒を冷
却し、膨張弁23bを通過させることにより低温
低圧の冷媒を左冷却室4bの蒸発パイプ25bに
流すことにより左冷却室4bを冷却する。熱交換
後の冷媒は、分岐管35bに至る逆止弁27bと
分岐管32の間の管路内は高圧になつているため
冷媒は逆止弁27bの方へは流れず電磁弁26b
および分岐管33を介して電動圧縮機18に戻
る。 上記の解凍および冷却中、左冷却室4bの第1
の温度検出器28bが冷却停止を指令すると第1
の電磁弁22bは閉じ、同時に第2の電磁弁26
aが開いて、右冷却室4aから戻つた冷媒は、分
岐管35aおよび第2の電磁弁26aを介して分
岐管33に至り電動圧縮機18に戻ることにより
右冷却室4aの解凍は継続される。 第1表は第1図をもとに説明してきた冷凍回路
中の構成部品である電磁弁およびホツトガス弁の
開閉を運転状態により分けて示したものである。
第1表において、冷は冷却、止は冷却停止、解は
解凍を表わし、〇は開弁、×は閉弁していること
を表わし、は開、閉弁どちらでもよい。また、
24a,24bの番号は第1図に示した電磁弁お
よびホツトガス弁の符号に対応している。
この発明は、以上の説明から明らかなように、
冷却室からの冷媒を電動圧縮機および他の冷却室
へ選択して送る第2の電磁弁を設け、冷菓の硬さ
を各冷却室について別個に検出して電動圧縮機お
よび冷凍回路の弁を制御手段により制御するよう
にしたので、一方の冷却室を解凍制御しながら他
方の冷却室の冷却制御を継続して行うことができ
るので、冷菓を常に安定した良質な状態で販売す
ることができ、特に、解凍中であつても他の冷却
室内の冷菓を販売することができるので、客に待
ち時間を浪費させない等の効果がある。
冷却室からの冷媒を電動圧縮機および他の冷却室
へ選択して送る第2の電磁弁を設け、冷菓の硬さ
を各冷却室について別個に検出して電動圧縮機お
よび冷凍回路の弁を制御手段により制御するよう
にしたので、一方の冷却室を解凍制御しながら他
方の冷却室の冷却制御を継続して行うことができ
るので、冷菓を常に安定した良質な状態で販売す
ることができ、特に、解凍中であつても他の冷却
室内の冷菓を販売することができるので、客に待
ち時間を浪費させない等の効果がある。
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示し、
第1図は冷凍回路接続図、第2図は電気回路結線
図、第3図は混合液回路の配置接続図である。 4a,4b……冷却室、18……電動圧縮機、
19……凝縮機、22a,22b……第1の電磁
弁、24a,24b……ホツトガス弁、26a,
26b……第2の電磁弁、28a,28b……第
1の温度検出器、29a,29b……第2の温度
検出器、36……主電磁弁、37a,37b……
冷却用スイツチ、38a,38b……解凍用押ボ
タンスイツチ、X1,X3……第1のリレー、X2,
X4……第2のリレー。
第1図は冷凍回路接続図、第2図は電気回路結線
図、第3図は混合液回路の配置接続図である。 4a,4b……冷却室、18……電動圧縮機、
19……凝縮機、22a,22b……第1の電磁
弁、24a,24b……ホツトガス弁、26a,
26b……第2の電磁弁、28a,28b……第
1の温度検出器、29a,29b……第2の温度
検出器、36……主電磁弁、37a,37b……
冷却用スイツチ、38a,38b……解凍用押ボ
タンスイツチ、X1,X3……第1のリレー、X2,
X4……第2のリレー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1台の電動圧縮機から循環される冷媒によつ
て冷却されて冷菓を製造し、かつ、必要に応じて
前記冷菓をホツトガスによつて解凍する複数の冷
却室を有する多冷却室式冷菓デイスペンサにおい
て、 前記電動圧縮機の出力に凝縮機を経て接続され
た主電磁弁と前記冷却室との間に設けられた第1
の電磁弁と、 前記冷却室からの前記冷媒を、前記電動圧縮機
および他の前記冷却室へ選択的に送る第2の電磁
弁と、 前記各冷却室内の前記冷菓の硬さをそれぞれ検
出して前記電動圧縮機、前記主電磁弁、前記第
1、第2の電磁弁および前記ホツトガスの弁をそ
れぞれ制御し、一方の前記冷却室に解凍指令を出
したとき他方の前記冷却室に冷却制御運転を継続
させる制御手段と、 を備えてなることを特徴とする多冷却室式冷菓デ
イスペンサ。 2 冷菓の硬さを前記冷菓の温度検出器によつて
検出する特許請求の範囲第1項記載の多冷却室式
冷菓デイスペンサ。 3 冷菓の硬さを前記冷菓の撹拌トルクにより検
出する特許請求の範囲第1項記載の多冷却室式冷
菓デイスペンサ。 4 制御手段が、 前記各冷却室内に配置された冷却制御用の第1
の温度検出器および解凍制御用の第2の温度検出
器と、 前記第1の温度検出器と直列にして第1の電磁
弁と並列に接続された第1のリレーと、 前記第2の温度検出器と直列にしてホツトガス
弁と並列に接続され前記第1、第2の温度検出器
の回路に接点が接続された第2のリレーと、 電動圧縮機、主電磁弁および第2の電磁弁それ
ぞれの回路に接続された前記第1、第2のリレー
の複数の接点と、 を備えた特許請求の範囲第2項記載の多冷却室式
冷菓デイスペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26082484A JPS61140765A (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 | 多冷却室式冷菓デイスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26082484A JPS61140765A (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 | 多冷却室式冷菓デイスペンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140765A JPS61140765A (ja) | 1986-06-27 |
JPH0121738B2 true JPH0121738B2 (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=17353266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26082484A Granted JPS61140765A (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 | 多冷却室式冷菓デイスペンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61140765A (ja) |
-
1984
- 1984-12-12 JP JP26082484A patent/JPS61140765A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140765A (ja) | 1986-06-27 |
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