JP2869408B1 - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

Info

Publication number
JP2869408B1
JP2869408B1 JP3766898A JP3766898A JP2869408B1 JP 2869408 B1 JP2869408 B1 JP 2869408B1 JP 3766898 A JP3766898 A JP 3766898A JP 3766898 A JP3766898 A JP 3766898A JP 2869408 B1 JP2869408 B1 JP 2869408B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
cylinder
refrigerant
circulation path
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3766898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11225681A (ja
Inventor
範昭 中島
雅樹 大谷
淳一 岩田
Original Assignee
日世冷機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日世冷機株式会社 filed Critical 日世冷機株式会社
Priority to JP3766898A priority Critical patent/JP2869408B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869408B1 publication Critical patent/JP2869408B1/ja
Publication of JPH11225681A publication Critical patent/JPH11225681A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 装置の大型化を防止しつつ、シロップの冷蔵
を容易に行い、取扱性を向上し得る冷菓製造装置を提供
する。 【解決手段】 冷却冷凍循環経路及び加熱循環経路に
は、ウォーターコンデンサ11から流出した液冷媒の一
部を第4キャピラリーチューブ46に通し、冷蔵庫用熱
交換器47を経てコンプレッサ4に返流させる冷蔵分岐
管45が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリーム、
シェーク等の冷菓を製造する冷菓製造装置に関し、特
に、シロップ等の原料の冷蔵に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アイスクリーム、シェーク等の
冷菓を製造する冷菓製造装置は、冷菓の原料を貯蔵する
容器と、原料を混練しながら冷凍して冷菓を製造するシ
リンダとを備えているが、食品衛生上の理由から、製品
である冷菓は大腸菌群が陰性であることが法令で義務づ
けられている。このため、容器とシリンダとを1日に1
回以上殺菌することが必要とされており、68℃の温度
で30分加熱するか、または、これと同等以上の効果を
有する方法で殺菌しなければならない。
【0003】このような加熱殺菌を冷凍装置のサイクル
の切換えによって行う装置が、例えば実開昭60−14
4887号公報に開示されている。その装置において
は、図3に示すように、容器51及びシリンダ52に各
々設けられた容器用熱交換器53及びシリンダ用熱交換
器54と、主熱交換器55とが、冷媒配管56によって
四方弁57を介して圧縮機58に接続されている。
【0004】上記装置では、圧縮機58から吐出される
ガス冷媒が、図中、実線矢印で示すように、主熱交換器
55から、膨張器59・59を介して容器用熱交換器5
3及びシリンダ用熱交換器54へと循環する冷却冷凍サ
イクルで、主熱交換器55が凝縮器として作用すると共
に、容器用熱交換器53及びシリンダ用熱交換器54が
それぞれ蒸発器として作用し、容器51及びシリンダ5
2の冷却冷凍が行われる。
【0005】一方、上記から四方弁57を切換えて、図
中、破線矢印で示すように、圧縮機58から吐出される
ガス冷媒が、容器用熱交換器53及びシリンダ用熱交換
器54側から主熱交換器55へと循環する加熱サイクル
で、容器用熱交換器53及びシリンダ用熱交換器54が
凝縮器として作用し、これによって、容器51及びシリ
ンダ52の加熱が行われる。
【0006】ところで、アイスクリーム、シェーク等の
冷菓を製造する冷菓製造装置では、冷菓の製造に際し
て、バニラ原料等をベースとして冷凍し、取り出し口で
各種のフレーバーを合流させることにより、販売商品の
バリエーションを増やすことがされている。上記のフレ
ーバーは、ストロベリーシロップ、青リンゴシロップ等
と呼ばれ、乳成分を含まないので、毎日の加熱殺菌の必
要はなく、容器開封後の衛生管理は冷蔵保存することが
通例となっている。
【0007】従来では、これらシロップを冷蔵するため
に、冷菓製造装置の構造として冷菓の製造を目的とした
冷媒系統と、シロップの冷蔵保存を目的とした冷媒系統
との2種類を搭載するか、又は、営業中はシロップを蓄
冷剤等で保冷し、営業終了後、別途に設けられた冷蔵庫
に移して冷蔵保存する方法が採られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷菓製造装置において、冷媒系統を2種類搭載する
のでは圧縮機等を2台装備することになるので、装置が
大型化する一方、シロップを営業終了後に別途に設けら
れた冷蔵庫に移すのでは、取扱が不便であるという問題
点を有している。
【0009】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、その目的は、装置の大型化を防止
しつつ、シロップの冷蔵を容易に行い、取扱性を向上し
得る冷菓製造装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の冷
菓製造装置は、上記課題を解決するために、冷菓の原料
を貯蔵する容器及び冷菓を製造するシリンダをそれぞれ
冷却冷凍・加熱するための容器用熱交換器・シリンダ用
熱交換器と、高温高圧ガス冷媒を熱交換により凝縮させ
る主熱交換器と、冷蔵庫を冷蔵する冷蔵庫用熱交換器
と、液冷媒を膨張させる第1膨張器・第2膨張器・第3
膨張器・第4膨張器とが設けられ、これらが、圧縮機か
らの吐出ガス冷媒を順次主熱交換器に経由させた後、第
1膨張器及び第2膨張器に分流し、それぞれ容器用熱交
換器及びシリンダ用熱交換器を経た後、圧縮機に返流さ
せる冷却冷凍循環経路と、圧縮機からの吐出ガス冷媒を
分流してそれぞれ容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換
器を通した後合流させて主熱交換器を経て流出した液冷
媒の一部を第3膨張器を経て圧縮機に返流させる加熱循
環経路との二系統の循環経路を形成する冷媒配管によっ
て相互に接続される一方、上記冷媒配管には、冷却冷凍
循環経路と加熱循環経路とを択一的に選択するための切
換弁手段が介設されており、さらに、上記冷却冷凍循環
経路及び加熱循環経路には、主熱交換器から流出した液
冷媒の他の一部を第4膨張器に通し、冷蔵庫用熱交換器
を経て圧縮機に返流させる冷蔵経路が設けられているこ
とを特徴としている。
【0011】上記の発明によれば、容器及びシリンダの
両方を冷却及び冷凍するときには、冷却冷凍循環経路に
て圧縮機からの吐出ガス冷媒を主熱交換器に通した後、
第1膨張器・容器用熱交換器及び第2膨張器・シリンダ
用熱交換器に順次経由させる。この運転によって、容器
及びシリンダが冷却及び冷凍される。
【0012】即ち、圧縮機から吐出した高温高圧ガス冷
媒は、主熱交換器を通すことにより凝縮して液冷媒とな
り、第1膨張器及び第2膨張器を通すことにより容器用
熱交換器・シリンダ用熱交換器にて断熱膨張・蒸発する
際に容器及びシリンダから熱を吸収する。この結果、容
器及びシリンダが冷却及び冷凍される。
【0013】一方、上記の状態から切換弁手段を切換え
て加熱循環経路にて運転する。これによって、シリンダ
及び容器を同時に加熱することができる。
【0014】即ち、上記加熱循環経路では、圧縮機から
吐出した高温高圧ガス冷媒を、凝縮させることなく分流
してそれぞれ容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器に
導入する。これによって、容器及びシリンダが加熱され
る。
【0015】その後、容器用熱交換器及びシリンダ用熱
交換器から流出した高温高圧ガス冷媒を合流させ、主熱
交換器に導いて凝縮させて液冷媒にする。この液冷媒の
一部を、第3膨張器に導き、膨張させて低温低圧のガス
冷媒に変化させ、圧縮機に返流させる。
【0016】一方、上記冷却冷凍循環経路及び加熱循環
経路には、主熱交換器から流出した液冷媒の他の一部を
第4膨張器に通し、冷蔵庫用熱交換器を経て圧縮機に返
流させる冷蔵経路が設けられている。
【0017】このため、主熱交換器から流出した他の一
部の液冷媒は、第4膨張器にて減圧され、冷蔵庫用熱交
換器にて断熱膨張・蒸発する際に周囲から熱を吸収し、
冷蔵庫が冷却される。そして、この冷蔵経路には、冷却
冷凍循環経路及び加熱循環経路に関わりなく冷媒が流れ
る。
【0018】この結果、容器及びシリンダの冷却・冷凍
及び加熱運転に関わらず、冷蔵庫を冷却しておくことが
できる。
【0019】従って、この冷蔵庫にシロップを保管する
ことにより、シロップを始終冷蔵しておくことができ
る。また、この装置では、冷蔵庫の確保に際して、圧縮
機を一台で構成しており、小スペースで構成することが
できる。
【0020】この結果、装置の大型化を防止しつつ、シ
ロップの冷蔵を容易に行い、取扱性を向上し得る冷菓製
造装置を提供することができる。
【0021】請求項2に係る発明の冷菓製造装置は、上
記課題を解決するために、請求項1記載の冷菓製造装置
において、上記加熱循環経路には、補助熱交換器がさら
に設けられ、上記容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換
器を通した後に合流したガス冷媒を上記補助熱交換器を
介して主熱交換器に導くと共に、主熱交換器から流出し
た液冷媒から分流して上記第3膨張器を通した冷媒を、
上記補助熱交換器を介して圧縮機に返流させる一方、上
記補助熱交換器内には、上記加熱循環経路における容器
用熱交換器及びシリンダ用熱交換器からの合流点と主熱
交換器との間に介設される第1熱交換用配管と加熱循環
経路における第3膨張器と圧縮機との間に介設される第
2熱交換用配管とが設けられ、これら第1・第2熱交換
用配管内を各々流れる冷媒間で熱交換が行われることを
特徴としている。
【0022】上記の発明によれば、加熱循環経路におい
ては、圧縮機から吐出した高温高圧ガス冷媒を、凝縮さ
せることなく容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器に
導入して容器及びシリンダを加熱した後、容器用熱交換
器及びシリンダ用熱交換器を流出したガス冷媒は、補助
熱交換器を介して主熱交換器に導かれる。
【0023】上記補助熱交換器では、容器用熱交換器及
びシリンダ用熱交換器を流出したガス冷媒の合流点から
第1熱交換用配管を通る高温高圧のガス冷媒が、上記加
熱循環経路における第3膨張器を経て第2熱交換用配管
を通る低温低圧の気液混合冷媒と熱交換される。
【0024】即ち、一般的には、主熱交換器では、冷却
水によって高温高圧のガス冷媒との熱交換が行われる
が、この熱交換に際しては冷却水が大量に必要となる。
【0025】しかし、本発明では、主熱交換器の手前に
補助熱交換器が設けられており、かつこの補助熱交換器
では、加熱循環経路における冷媒を利用して熱交換され
る。
【0026】この結果、主熱交換器における冷却水の使
用量低減を図ることができ、ひいては装置の運転経費の
低減を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1及び図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0028】本実施の形態のシェーク等の冷菓を製造す
る冷菓製造装置には、図2に示すように、上部に製造さ
れたシェークを取り出すためのレバー31が設けられて
おり、この奥にはバニラ原料等をベースとした冷菓原料
であるミックスを混練しながら冷凍して冷菓を製造する
シリンダ2と、上記ミックスを冷却貯蔵する後述するミ
ックスタンク(容器)1とが設けられている。
【0029】上記のレバー31の近傍には、シリンダ2
の取り出し口32にてストロベリーシロップや青リンゴ
シロップ等のシロップ42を混入させるためのシロップ
セレクトスイッチ33が設けられている。
【0030】また、冷菓製造装置の下部には、開閉可能
な扉41を有する冷蔵庫40が設けられている。そし
て、この冷蔵庫40には、上記各種のシロップ42…が
保管されており、各々、ポンプ43…によって、上記取
り出し口32に供給されるようになっている。
【0031】上記の冷菓製造装置には、図1に示すよう
に、冷凍装置3が設けられており、前記ミックスタンク
1やシリンダ2を冷却したり殺菌のために加熱したりす
ると共に、上記冷蔵庫40の冷却を行い得るようになっ
ている。
【0032】上記冷凍装置3の冷媒回路には、コンプレ
ッサ(圧縮機)4と、ミックスタンク1と冷媒との間の
熱交換をするタンク用熱交換器(容器用熱交換器)5
と、シリンダ2と冷媒との間の熱交換をするシリンダ用
熱交換器6と、コンプレッサ4からの吐出ガス冷媒の流
れ方向を切換えるための四方弁(切換弁手段)7とが設
けられている。
【0033】四方弁7には、コンプレッサ4の吐出配管
8が接続された流入ポートDと、コンプレッサ4の吸込
配管9に通ずる中継管24が接続された中継ポートS
と、第1・第2の一対の切換ポートC・Eとが設けられ
ている。第1切換ポートCには、順次、第1ガス管10
・ウォーターコンデンサ(主熱交換器)11・液管12
が接続されている。また、液管12の先端側は、ドライ
ヤーを経て第1支管12aと第2支管12bと第3支管
12cと冷蔵分岐管(冷蔵経路)45とに分岐されてい
る。
【0034】尚、ウォーターコンデンサ11を出た液管
12は、コンプレッサ4内の図示しない潤滑オイルの冷
却を行うべく熱交換を行った後、再度、ウォーターコン
デンサ11にて熱交換し、その後、シリンダ2側に導か
れるようになっている。上記のウォーターコンデンサ1
1は水熱交換器として構成されているものであって、内
部には熱交換用冷媒配管11a・11bと水配管13と
が並設されており、両配管11a・11bを各々流れる
冷媒と冷却水との間で熱交換が生じるようになってい
る。
【0035】また、第1ガス管10には、ウォーターコ
ンデンサ11側から四方弁7の第1切換ポートCに向か
う冷媒の流れを遮断する第1逆止弁CV1が介設されて
いる。
【0036】さらに、第1ガス管10におけるコンプレ
ッサ4と四方弁7との間には、コンプレッサ4のガス圧
力が高圧になり過ぎるのを防止するためのハイカットス
イッチが設けられている。また、第1ガス管10におけ
る第1逆止弁CV1と熱交換用冷媒配管11aとの間に
は分岐管10aが設けられている。この分岐管10a
は、キャピラリーチューブ13aを介してウォーターバ
ルブ13bに接続されることにより、第1ガス管10に
一定圧力以上がかかると、ウォーターバルブ13bの弁
が開いて水配管13に冷却水が流れるようになってい
る。
【0037】一方、第1支管12aには第1電磁弁SV
1と、ミックスタンク1へ通ずる第1キャピラリーチュ
ーブ(第1膨張器)20aとが順次介設され、第2支管
12bには第2電磁弁SV2と、シリンダ2へのシリン
ダ導入管6aへ通ずる第2キャピラリーチューブ(第2
膨張器)20bとが順次介設されている。また、第3支
管12cには、第3電磁弁SV3と定圧膨張弁(第3膨
張器)21とが介設されている。
【0038】さらに、上記冷蔵分岐管45には、第4キ
ャピラリーチューブ(第4膨張器)46と冷蔵庫用熱交
換器47とが順次介設されると共に、この冷蔵分岐管4
5は、吸込配管9のアキュームレータ23に流入するよ
うに接続されている。
【0039】尚、上記第4キャピラリーチューブ46の
手前にも電磁弁を設けることが可能であり、これによっ
て、第4キャピラリーチューブ46への冷媒流量を制御
して冷蔵庫40の温度コントロールをさらに適切に行う
ことが可能となる。
【0040】一方、上記の吸込配管9には、コンプレッ
サ4に近い順に防塵用のストレーナ22と、冷媒の気液
分離を図るためのアキュームレータ23とが介設されて
いる。
【0041】上記吸込配管9の先端側は、補助熱交換器
14内を通して上記定圧膨張弁21に通ずる第2熱交換
用配管9cと、前記四方弁7の中継ポートSに接続され
る中継管24とに分岐されている。
【0042】上記の四方弁7の第2切換ポートEには、
サクション管9aが接続されており、このサクション管
9aは、先端側でシリンダ2のシリンダ用熱交換器6及
びミックスタンク1のタンク用熱交換器5に分岐されて
いる。
【0043】上記補助熱交換器14内には、前記第2熱
交換用配管9c及び第1熱交換用配管14aの二つの熱
交換用配管が並設されて、両配管14a・9c内を各々
流れる冷媒間での熱の授受が行われるようになってい
る。
【0044】上記第1熱交換用配管14aの両端には、
それぞれ、第1バイパス管31と第2バイパス管32と
が接続されている。第1バイパス管31の先端側は、上
記タンク用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6からの
合流点31a・第4電磁弁SV4を介してシリンダ用熱
交換器6に通ずるシリンダ導入管6aに接続されてい
る。さらに、上記合流点31aから分岐して、タンク用
バイパス管5aが接続されており、このタンク用バイパ
ス管5aは、第5電磁弁SV5を介してタンク用熱交換
器5に接続されている。
【0045】また、第2バイパス管32は、前記第1逆
止弁CV1とウォーターコンデンサ11との間の部位に
接続されると共に、この第2バイパス管32には、ウォ
ーターコンデンサ11側から補助熱交換器14へと向か
う冷媒流れを遮断する第2逆止弁CV2が介設されてい
る。
【0046】上記構成の冷菓製造装置において、最初
に、ミックスタンク1及びシリンダ2の両方を冷却及び
冷凍する冷却冷凍運転、つまり通常の冷菓製造時の運転
について説明する。
【0047】先ず、四方弁7の流入ポートDが第1切換
ポートCに、また、中継ポートSが第2切換ポートEに
それぞれ連通するようにこの四方弁7を位置させると共
に、第1電磁弁SV1・第2電磁弁SV2をそれぞれ開
弁し、第3電磁弁SV3・第4電磁弁SV4・第5電磁
弁SV5をそれぞれ閉弁する。この状態で、コンプレッ
サ4を運転することで、図中、実線矢印で示す冷却冷凍
循環経路に沿って冷媒が循環し、ミックスタンク1及び
シリンダ2が冷凍装置3によって冷却及び冷凍される冷
却冷凍運転が行われる。
【0048】この運転においては、コンプレッサ4から
吐出される約100℃の高温高圧のガス冷媒は、吐出配
管8・四方弁7・第1ガス管10を通してウォーターコ
ンデンサ11に導かれ、ここで水配管13を流れる冷却
水との熱交換によって凝縮する。ここで凝縮した液冷媒
は、液管12に流出し、コンプレッサ4の図示しない潤
滑オイルと熱交換され、再度、ウォーターコンデンサ1
1にて約40℃に冷却された後、ドライヤーを経て、第
1支管12a・第2支管12b・冷蔵分岐管45に分流
する。
【0049】上記第1支管12a・第2支管12bに分
流された液冷媒は、それぞれ、第1キャピラリーチュー
ブ20a・第2キャピラリーチューブ20bを通過する
時に減圧され低圧の液冷媒に変化し、その後、タンク用
熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6にそれぞれ流入し
た時に、急激に断熱膨張することにより、これら熱交換
器5・6を通過する間に周囲から熱を吸収して蒸発す
る。これにより、ミックスタンク1が約0〜4℃に冷却
されると共にシリンダ2が約−2〜−7℃に冷凍され
る。
【0050】即ち、第1電磁弁SV1・第2電磁弁SV
2のON・OFF制御により各第1支管12a・第2支
管12bを通る冷媒の流量が調整され、これによって、
ミックスタンク1を冷却温度に保ち、かつシリンダ2を
冷凍温度にする温度制御が行われている。
【0051】上記タンク用熱交換器5で蒸発した低温低
圧のガス冷媒は、その後、サクション管9aを経て四方
弁7の第2切換ポートEに入り、中継ポートS・中継管
24を経て吸込配管9に合流し、アキュームレータ23
・ストレーナ22を通してコンプレッサ4に返流され
る。そして、コンプレッサ4で再び加圧されて高温高圧
のガス冷媒としてウォーターコンデンサ11に吐出さ
れ、上記の経路を循環する。
【0052】一方、この冷却冷凍循環経路において、冷
蔵分岐管45に分流された液冷媒は、第4キャピラリー
チューブ46を通過する時に減圧されて低圧の液冷媒に
変化する。その後、冷蔵庫用熱交換器47に流入した時
に、急激に断熱膨張することにより、周囲から熱を吸収
して蒸発する。これにより、冷蔵庫40が約0〜4℃に
冷却される。
【0053】この冷蔵庫用熱交換器47を流出した低温
低圧のガス冷媒は、アキュームレータ23に流入し、ス
トレーナ22を通してコンプレッサ4に返流される。
【0054】次に、ミックスタンク1及びシリンダ2を
加熱する加熱運転について説明する。即ち、この加熱運
転は、食品衛生上の理由から、シリンダを1日に1回以
上加熱殺菌するために、68℃以上の温度で少なくとも
30分間加熱するものである。
【0055】加熱運転では、先ず、上記の状態から、四
方弁7の流入ポートDが第2切換ポートEに、また、中
継ポートSが第1切換ポートCにそれぞれ連通する位置
に四方弁7を切換える。
【0056】次いで、第3電磁弁SV3・第4電磁弁S
V4・第5電磁弁SV5をそれぞれ開弁し、第1電磁弁
SV1・第2電磁弁SV2を閉弁してコンプレッサ4を
運転する。これによって、図中、破線矢印で示す加熱循
環経路に沿って冷媒が循環し、ミックスタンク1及びシ
リンダ2が加熱される加熱運転に切換わる。
【0057】この運転においては、コンプレッサ4から
吐出された高温高圧のガス冷媒は、吐出配管8・四方弁
7の流入ポートD及び第2切換ポートE・サクション管
9aを経て、タンク用熱交換器5及びシリンダ用熱交換
器6に流入する。そして、周囲への放熱によって、ミッ
クスタンク1及びシリンダ2を加熱した後、約70〜8
0℃の高温高圧ガス冷媒となり、シリンダ用熱交換器6
のガス冷媒はシリンダ導入管6a・第4電磁弁SV4を
経て第1バイパス管31の合流点31aに流入する一
方、タンク用熱交換器5のガス冷媒はタンク用バイパス
管5a・第5電磁弁SV5を経て第1バイパス管31の
合流点31aに流入する。
【0058】上記合流点31aにて合流した高温高圧の
ガス冷媒は、第1バイパス管31を経て補助熱交換器1
4に流入し、この補助熱交換器14にて、後述する低温
低圧の気液混合冷媒と熱交換された後、第2バイパス管
32を経て、ウォーターコンデンサ11に流入して凝縮
する。
【0059】ウォーターコンデンサ11にて凝縮した約
40℃の液冷媒は、次いで、液管12から第3支管12
cに流入し、定圧膨張弁21の通過時に断熱膨張して低
温低圧の気液混合冷媒に変化する。そして、第2熱交換
用配管9cを通って補助熱交換器14内を通る第2熱交
換用配管9cに流入し、第1熱交換用配管14aを流れ
る前記高温のガス冷媒と熱交換して蒸発する。その後、
この蒸発したガス冷媒は吸込配管9・アキュームレータ
23・ストレーナ22を通してコンプレッサ4に返流さ
れ、再度、高温高圧のガス冷媒となって、上記の経路を
循環する。
【0060】ここで、上記の定圧膨張弁21は、減圧さ
れた一定圧力のガス冷媒をコンプレッサ4に返流させる
ものである。従って、周囲温度や冷媒の温度変化によっ
てコンプレッサ4の吸入圧が変動することを防止するこ
とができ、ひいてはコンプレッサ4の吐出圧が安定する
ので、加熱温度を安定させることができる。
【0061】一方、この加熱循環経路において、上記ウ
ォーターコンデンサ11にて凝縮され、液管12の先端
側で分流して冷蔵分岐管45を通る液冷媒は、前記冷却
冷凍循環経路と同様に、第4キャピラリーチューブ46
を通過する時に減圧され、その後、冷蔵庫用熱交換器4
7に流入した時に、急激に断熱膨張することにより、周
囲から熱を吸収して蒸発する。これにより、冷蔵庫40
が約0〜4℃に冷却される。
【0062】この冷蔵庫用熱交換器47を流出した低温
低圧のガス冷媒は、アキュームレータ23に流入し、ス
トレーナ22を通してコンプレッサ4に返流される。
【0063】従って、冷蔵庫40は、この加熱循環経路
においても、冷却冷凍循環経路と同様に冷却され、結
局、常時冷却されていることになる。
【0064】尚、前記の冷却冷凍運転から加熱運転への
切換えの直後には、シリンダ2は−2〜−7℃と低温の
ため、コンプレッサ4からの吐出ガス冷媒の凝縮がシリ
ンダ用熱交換器6の通過時に生じる。この間は、コンプ
レッサ4の吐出圧が低くなるが、本実施の形態では、定
圧膨張弁21によって、コンプレッサ4での吐出圧の上
昇が促進され、このコンプレッサ4での圧縮仕事による
冷媒への付与エネルギーが高められる。
【0065】また、ウォーターコンデンサ11では、例
えば凝縮圧力約18kg/cm2 に対応する凝縮温度4
2℃程度で凝縮が生じるように条件設定がなされてい
る。このとき、コンプレッサ4からは100〜120℃
程度のガス冷媒の吐出状態が維持され、これによって、
シリンダ2は前述の殺菌温度、つまり68℃を温度を超
える温度まで充分に加熱される。また、これにより、シ
リンダ2に残存する冷菓の加熱殺菌が行われる。
【0066】また、本実施の形態では、シリンダ用熱交
換器6に充分に高温のガス冷媒を供給してシリンダ2を
加熱し、そして、シリンダ用熱交換器6を通過後にウォ
ーターコンデンサ11で凝縮するようになっている。こ
のため、コンプレッサ4は通常の使用圧力範囲内の運転
状態を保持したまま、シリンダ2を殺菌温度以上に加熱
することができる。この結果、それまで冷凍されていた
シリンダ2を急速に昇温させて、殺菌処理に要する時間
を短縮することができる。
【0067】このように、本実施の形態の冷菓製造装置
では、ミックスタンク1及びシリンダ2の両方を冷却及
び冷凍するときには、冷却冷凍循環経路にてコンプレッ
サ4からの吐出ガス冷媒をウォーターコンデンサ11に
通した後、第1キャピラリーチューブ20a・タンク用
熱交換器5及び第2キャピラリーチューブ20b・シリ
ンダ用熱交換器6に順次経由させる。この運転によっ
て、ミックスタンク1及びシリンダ2が冷却及び冷凍さ
れる。
【0068】即ち、コンプレッサ4から吐出した高温高
圧ガス冷媒は、ウォーターコンデンサ11を通すことに
より凝縮して液冷媒となり、第1キャピラリーチューブ
20a及び第2キャピラリーチューブ20bにてそれぞ
れ減圧され、さらにタンク用熱交換器5・シリンダ用熱
交換器6にて断熱膨張・蒸発する際にミックスタンク1
及びシリンダ2から熱を吸収する。この結果、ミックス
タンク1及びシリンダ2が冷却及び冷凍される。
【0069】一方、上記の状態から四方弁7を切換えて
加熱循環経路にて運転する。これによって、シリンダ2
及びミックスタンク1を同時に加熱することができる。
【0070】即ち、上記加熱循環経路では、コンプレッ
サ4から吐出した高温高圧ガス冷媒を、凝縮させること
なく分流してそれぞれタンク用熱交換器5及びシリンダ
用熱交換器6に導入する。これによって、ミックスタン
ク1及びシリンダ2が加熱される。
【0071】その後、タンク用熱交換器5及びシリンダ
用熱交換器6から流出した高温高圧ガス冷媒を合流さ
せ、ウォーターコンデンサ11に導いて凝縮させて液冷
媒にする。この液冷媒の一部を、定圧膨張弁21に導
き、膨張させて低温低圧のガス冷媒に変化させ、コンプ
レッサ4に返流させる。
【0072】一方、冷却冷凍循環経路及び加熱循環経路
には、ウォーターコンデンサ11から流出した液冷媒の
他の一部を第4キャピラリーチューブ46に通し、冷蔵
庫用熱交換器47を経てコンプレッサ4に返流させる冷
蔵分岐管45が設けられている。
【0073】このため、ウォーターコンデンサ11から
流出した他の一部の液冷媒は、第4キャピラリーチュー
ブ46にて減圧され、冷蔵庫用熱交換器47にて断熱膨
張・蒸発する際に周囲から熱を吸収し、冷蔵庫40が冷
却される。
【0074】そして、この冷蔵分岐管45には、冷却冷
凍循環経路及び加熱循環経路に関わりなく冷媒が流れ
る。
【0075】この結果、ミックスタンク1及びシリンダ
2の冷却・冷凍及び加熱運転に関わらず、冷蔵庫40を
冷却しておくことができる。
【0076】従って、この冷蔵庫40にシロップ42…
を保管することにより、シロップ42…を始終冷蔵して
おくことができる。また、この装置では、冷蔵庫40の
確保に際して、コンプレッサ4を一台で構成しており、
小スペースで構成することができる。即ち、2種類の冷
媒系統に相当する機能が、単一の冷媒系統で得られるた
め従来の冷菓製造装置に比べ、小型化つまり設置スペー
ス削減が可能となり、格段のコストダウンにもなる。特
に、冷菓製造装置を設置している店舗は、小スペースで
営業を行っている場合が多く、小型化へのメリットは大
きい。
【0077】さらに、冷蔵庫40の設置場所は特に制限
されることはない。このため、冷蔵庫40を冷菓製造装
置の下部に設けることができるので、シロップ42…の
交換等を容易に行うことができるこの結果、装置の大型
化を防止しつつ、シロップ42…の冷蔵を容易に行い、
取扱性を向上し得る冷菓製造装置を提供することができ
る。
【0078】また、本実施の形態の冷菓製造装置では、
加熱循環経路においては、コンプレッサ4から吐出した
高温高圧ガス冷媒を、凝縮させることなくタンク用熱交
換器5及びシリンダ用熱交換器6に導入してミックスタ
ンク1及びシリンダ2を加熱した後、タンク用熱交換器
5及びシリンダ用熱交換器6を流出したガス冷媒は、補
助熱交換器14を介してウォーターコンデンサ11に導
かれる。
【0079】上記補助熱交換器14では、タンク用熱交
換器5及びシリンダ用熱交換器6を流出したガス冷媒の
合流点31aから第1熱交換用配管14aを通る高温高
圧のガス冷媒が、上記加熱循環経路における定圧膨張弁
21を経て第2熱交換用配管9cを通る低温低圧の気液
混合冷媒と熱交換される。
【0080】即ち、本実施の形態では、ウォーターコン
デンサ11の手前に補助熱交換器14が設けられてお
り、かつこの補助熱交換器14では、加熱循環経路にお
ける冷媒を利用して熱交換される。
【0081】この結果、ウォーターコンデンサ11にお
ける冷却水の使用量低減を図ることができ、ひいては装
置の運転経費の低減を図ることができる。
【0082】また、気温に伴って変化する水温への熱交
換能力の依存度が少なくなるので、加熱運転をより安定
したものとすることができる。さらに、空気との熱交換
を行う空気式熱交換器で補助熱交換器を構成する場合と
比較しても、空気との熱交換を行わせるために必要なフ
ァンでの消費電力を削減することができると共に、機械
形状を小形化することができる。
【0083】尚、本実施の形態では、主熱交換器をウォ
ーターコンデンサ11として水熱交換器で構成した例を
挙げて説明したが、この主熱交換器を、空気との熱交換
を行う空気式熱交換器で構成することも可能である。こ
の場合、コンプレッサ4の吐出圧力に応じて主熱交換機
内のファンの運転を制御することにより、安定したサイ
クルの作動を保持できると共に、ファンでの消費電力の
節減を図ることができる。
【0084】さらに、上記実施の形態では第1膨張器・
第2膨張器・第4膨張器として第1キャピラリーチュー
ブ20a・第2キャピラリーチューブ20b・第4キャ
ピラリーチューブ46を採用したが、例えば電子膨張
弁、手動膨張弁、温度式膨張弁、定圧膨張弁、フロート
膨張弁等の膨張弁を採用することもできる。
【0085】
【発明の効果】請求項1に係る発明の冷菓製造装置は、
以上のように、冷菓の原料を貯蔵する容器及び冷菓を製
造するシリンダをそれぞれ冷却冷凍・加熱するための容
器用熱交換器・シリンダ用熱交換器と、高温高圧ガス冷
媒を熱交換により凝縮させる主熱交換器と、冷蔵庫を冷
蔵する冷蔵庫用熱交換器と、液冷媒を膨張させる第1膨
張器・第2膨張器・第3膨張器・第4膨張器とが設けら
れ、これらが、圧縮機からの吐出ガス冷媒を順次主熱交
換器に経由させた後、第1膨張器及び第2膨張器に分流
し、それぞれ容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器を
経た後、圧縮機に返流させる冷却冷凍循環経路と、圧縮
機からの吐出ガス冷媒を分流してそれぞれ容器用熱交換
器及びシリンダ用熱交換器を通した後合流させて主熱交
換器を経て流出した液冷媒の一部を第3膨張器を経て圧
縮機に返流させる加熱循環経路との二系統の循環経路を
形成する冷媒配管によって相互に接続される一方、上記
冷媒配管には、冷却冷凍循環経路と加熱循環経路とを択
一的に選択するための切換弁手段が介設されており、さ
らに、上記冷却冷凍循環経路及び加熱循環経路には、主
熱交換器から流出した液冷媒の他の一部を第4膨張器に
通し、冷蔵庫用熱交換器を経て圧縮機に返流させる冷蔵
経路が設けられているものである。
【0086】それゆえ、容器及びシリンダの両方を冷却
及び冷凍するときには、冷却冷凍循環経路にて圧縮機か
らの吐出ガス冷媒を主熱交換器に通した後、第1膨張器
・容器用熱交換器及び第2膨張器・シリンダ用熱交換器
に順次経由させる。この運転によって、容器及びシリン
ダが冷却及び冷凍される。
【0087】また、上記の状態から切換弁手段を切換え
て加熱循環経路にて運転する。これによって、シリンダ
及び容器を同時に加熱することができる。
【0088】一方、上記冷却冷凍循環経路及び加熱循環
経路には、主熱交換器から流出した液冷媒の他の一部を
第4膨張器に通し、冷蔵庫用熱交換器を経て圧縮機に返
流させる冷蔵経路が設けられている。
【0089】このため、この冷蔵経路には、冷却冷凍循
環経路及び加熱循環経路に関わりなく冷媒が流れるの
で、容器及びシリンダの冷却・冷凍及び加熱運転に関わ
らず、冷蔵庫を冷却しておくことができる。
【0090】従って、この冷蔵庫にシロップを保管する
ことにより、装置の大型化を防止しつつ、シロップの冷
蔵を容易に行い、取扱性を向上し得る冷菓製造装置を提
供することができるという効果を奏する。
【0091】請求項2に係る発明の冷菓製造装置は、以
上のように、請求項1記載の冷菓製造装置において、上
記加熱循環経路には、補助熱交換器がさらに設けられ、
上記容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器を通した後
に合流したガス冷媒を上記補助熱交換器を介して主熱交
換器に導くと共に、主熱交換器から流出した液冷媒から
分流して上記第3膨張器を通した冷媒を、上記補助熱交
換器を介して圧縮機に返流させる一方、上記補助熱交換
器内には、上記加熱循環経路における容器用熱交換器及
びシリンダ用熱交換器からの合流点と主熱交換器との間
に介設される第1熱交換用配管と加熱循環経路における
第3膨張器と圧縮機との間に介設される第2熱交換用配
管とが設けられ、これら第1・第2熱交換用配管内を各
々流れる冷媒間で熱交換が行われるものである。
【0092】それゆえ、主熱交換器の手前に補助熱交換
器が設けられており、かつこの補助熱交換器では、加熱
循環経路における冷媒を利用して熱交換される。
【0093】この結果、主熱交換器における冷却水の使
用量低減を図ることができ、ひいては装置の運転経費の
低減を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における冷菓製造装置の実施の一形態を
示す冷媒回路図である。
【図2】冷蔵庫を備えた冷菓製造装置を示す全体概要図
である。
【図3】従来の冷菓製造装置を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 ミックスタンク(容器) 2 シリンダ 4 コンプレッサ(圧縮機) 5 タンク用熱交換器(容器用熱交換器) 6 シリンダ用熱交換器 7 四方弁(切換弁手段) 9a サクション管 9c 第2熱交換用配管 11 ウォーターコンデンサ(主熱交換器) 14 補助熱交換器 14a 第1熱交換用配管 20a 第1キャピラリーチューブ(第1膨張器) 20b 第2キャピラリーチューブ(第2膨張器) 21 定圧膨張弁(第3膨張器) 40 冷蔵庫 45 冷蔵分岐管(冷蔵経路) 46 第4キャピラリーチューブ(第4膨張器) 47 冷蔵庫用熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−336893(JP,A) 特開 平8−266226(JP,A) 実開 平6−23481(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 9/22 - 9/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷菓の原料を貯蔵する容器及び冷菓を製造
    するシリンダをそれぞれ冷却冷凍・加熱するための容器
    用熱交換器・シリンダ用熱交換器と、高温高圧ガス冷媒
    を熱交換により凝縮させる主熱交換器と、冷蔵庫を冷蔵
    する冷蔵庫用熱交換器と、液冷媒を膨張させる第1膨張
    器・第2膨張器・第3膨張器・第4膨張器とが設けら
    れ、 これらが、圧縮機からの吐出ガス冷媒を順次主熱交換器
    に経由させた後、第1膨張器及び第2膨張器に分流し、
    それぞれ容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器を経た
    後、圧縮機に返流させる冷却冷凍循環経路と、圧縮機か
    らの吐出ガス冷媒を分流してそれぞれ容器用熱交換器及
    びシリンダ用熱交換器を通した後合流させて主熱交換器
    を経て流出した液冷媒の一部を第3膨張器を経て圧縮機
    に返流させる加熱循環経路との二系統の循環経路を形成
    する冷媒配管によって相互に接続される一方、 上記冷媒配管には、冷却冷凍循環経路と加熱循環経路と
    を択一的に選択するための切換弁手段が介設されてお
    り、 さらに、上記冷却冷凍循環経路及び加熱循環経路には、
    主熱交換器から流出した液冷媒の他の一部を第4膨張器
    に通し、冷蔵庫用熱交換器を経て圧縮機に返流させる冷
    蔵経路が設けられていることを特徴とする冷菓製造装
    置。
  2. 【請求項2】上記加熱循環経路には、補助熱交換器がさ
    らに設けられ、 上記容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器を通した後
    に合流したガス冷媒を上記補助熱交換器を介して主熱交
    換器に導くと共に、主熱交換器から流出した液冷媒から
    分流して上記第3膨張器を通した冷媒を、上記補助熱交
    換器を介して圧縮機に返流させる一方、 上記補助熱交換器内には、上記加熱循環経路における容
    器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器からの合流点と主
    熱交換器との間に介設される第1熱交換用配管と加熱循
    環経路における第3膨張器と圧縮機との間に介設される
    第2熱交換用配管とが設けられ、これら第1・第2熱交
    換用配管内を各々流れる冷媒間で熱交換が行われること
    を特徴とする請求項1記載の冷菓製造装置。
JP3766898A 1998-02-19 1998-02-19 冷菓製造装置 Expired - Fee Related JP2869408B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3766898A JP2869408B1 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 冷菓製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3766898A JP2869408B1 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 冷菓製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2869408B1 true JP2869408B1 (ja) 1999-03-10
JPH11225681A JPH11225681A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12504021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3766898A Expired - Fee Related JP2869408B1 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 冷菓製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2869408B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028909A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷菓製造装置
JP2010263922A (ja) * 2010-08-31 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11225681A (ja) 1999-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2522638B2 (ja) 補助冷却システム
JPH08219567A (ja) 冷凍機手段の運転方法
JP3816872B2 (ja) 2つの蒸発器を備えた冷凍システムの運転制御方法
JPH10103800A (ja) 複合型冷凍装置
EP2649387B1 (en) Refrigeration circuit
JPH10267503A (ja) 除霜のための冷媒の循環方法及び当該方法を用いた冷蔵庫
US6539735B1 (en) Refrigerant expansion tank
JP2869408B1 (ja) 冷菓製造装置
JP2002257452A (ja) 製品の冷凍方法及び装置
JP2005221194A (ja) 空調・冷蔵・冷凍設備
JPH11264622A (ja) 多室形空気調和機
JP2000180026A (ja) 冷蔵庫の冷凍装置
JP2549228B2 (ja) 冷菓製造機
JP2869407B1 (ja) 冷菓製造装置
JP2000240980A (ja) 冷凍空調装置
JPS58178159A (ja) 多段カスケ−ド冷却システム
JPS6320304Y2 (ja)
JP2005282869A (ja) 複合型冷凍サイクル設備及びその運転方法
CN220062196U (zh) 一种多蒸发器冷藏车制冷机组及冷藏车
JPH0650617A (ja) コンテナ用冷凍ユニット
JPH07234041A (ja) 多元冷凍装置
JP2733033B2 (ja) 冷菓製造機
JPH102627A (ja) 冷却装置
JPH01184378A (ja) 冷蔵・冷東庫の冷媒を利用する霜取り装置
JPH0690670A (ja) 冷菓製造機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees