JPH10267503A - 除霜のための冷媒の循環方法及び当該方法を用いた冷蔵庫 - Google Patents
除霜のための冷媒の循環方法及び当該方法を用いた冷蔵庫Info
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- JPH10267503A JPH10267503A JP9156866A JP15686697A JPH10267503A JP H10267503 A JPH10267503 A JP H10267503A JP 9156866 A JP9156866 A JP 9156866A JP 15686697 A JP15686697 A JP 15686697A JP H10267503 A JPH10267503 A JP H10267503A
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- F25B47/02—Defrosting cycles
- F25B47/022—Defrosting cycles hot gas defrosting
- F25B47/025—Defrosting cycles hot gas defrosting by reversing the cycle
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸発器に凝結されている霜を取り除くための
冷媒の循環方法及び当該循環方法を用いた冷蔵庫を提供
する。 【解決手段】 前記除霜のための冷媒の循環方法は、圧
縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに設けられている切
換え弁を制御部の制御信号に応じて除霜モ−ドに切換え
る手順と、前記圧縮機で高温に圧縮された冷媒を蒸発器
に導入して蒸発器の霜を取り除く手順とを備える。ま
た、前記冷蔵庫は、圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を
備え、冷却モ−ドの際に前記圧縮機、凝縮器、細管及び
蒸発器を順次に経由して冷媒を循環させて冷却を行う冷
蔵庫であって、前記圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイ
プに設けられ、除霜モ−ドの際に冷媒の循環方向を前記
圧縮機から蒸発器に向かうように切換える切換え弁と、
除霜モ−ドあるいは冷却モ−ドに選択的に切換わるよう
に切換え弁を制御する制御部とを備えることを特徴とす
る。
冷媒の循環方法及び当該循環方法を用いた冷蔵庫を提供
する。 【解決手段】 前記除霜のための冷媒の循環方法は、圧
縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに設けられている切
換え弁を制御部の制御信号に応じて除霜モ−ドに切換え
る手順と、前記圧縮機で高温に圧縮された冷媒を蒸発器
に導入して蒸発器の霜を取り除く手順とを備える。ま
た、前記冷蔵庫は、圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を
備え、冷却モ−ドの際に前記圧縮機、凝縮器、細管及び
蒸発器を順次に経由して冷媒を循環させて冷却を行う冷
蔵庫であって、前記圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイ
プに設けられ、除霜モ−ドの際に冷媒の循環方向を前記
圧縮機から蒸発器に向かうように切換える切換え弁と、
除霜モ−ドあるいは冷却モ−ドに選択的に切換わるよう
に切換え弁を制御する制御部とを備えることを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は除霜サイクルを有す
る冷蔵庫に係り、特に圧縮機で高温に圧縮された冷媒を
蒸発器に導入して蒸発器に凝結されている霜を取り除く
除霜のための冷媒の循環方法及びそれを用いた冷蔵庫に
関するものである。
る冷蔵庫に係り、特に圧縮機で高温に圧縮された冷媒を
蒸発器に導入して蒸発器に凝結されている霜を取り除く
除霜のための冷媒の循環方法及びそれを用いた冷蔵庫に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫は、隔壁により区切られ
た冷凍室または冷蔵室を形成するキャビネットと、冷凍
室と冷蔵室に設けられて冷凍室、冷蔵室を開閉する冷凍
室ドア及び冷蔵室ドアとを備えている。これらドアはキ
ャビネットにヒンジで連結されている。さらに、冷凍室
及び冷蔵室の内部には食品を載置する多数の棚が設けら
れている。
た冷凍室または冷蔵室を形成するキャビネットと、冷凍
室と冷蔵室に設けられて冷凍室、冷蔵室を開閉する冷凍
室ドア及び冷蔵室ドアとを備えている。これらドアはキ
ャビネットにヒンジで連結されている。さらに、冷凍室
及び冷蔵室の内部には食品を載置する多数の棚が設けら
れている。
【０００３】このような冷蔵庫は、図４に示したよう
に、冷蔵庫の内部熱を吸収して冷媒を気化させるための
蒸発器５０と、気化された冷媒を圧縮するための圧縮機
１０と、圧縮された冷媒を凝縮させることにより熱を外
部に放出させるための凝縮器２０とを含む冷却システム
を備えている。
に、冷蔵庫の内部熱を吸収して冷媒を気化させるための
蒸発器５０と、気化された冷媒を圧縮するための圧縮機
１０と、圧縮された冷媒を凝縮させることにより熱を外
部に放出させるための凝縮器２０とを含む冷却システム
を備えている。
【０００４】すなわち、冷媒が冷蔵室に設けられた蒸発
器５０を通して冷蔵庫の内部空気と熱交換しながら熱を
吸収する。蒸発器５０で熱を吸収して気化された冷媒は
機械室に位置する圧縮機１０に供給されて高温高圧に圧
縮される。圧縮機１０で圧縮された冷媒は凝縮器２０に
供給されて外部の空気と熱交換により凝縮熱を発散しな
がら液化される。その液化された冷媒はドライヤ３０と
細管４０を通過しながら、低温低圧の液状冷媒となる。
そして、前記冷媒は再び蒸発器５０に供給されて潜熱を
吸収しながら、冷凍室や冷蔵室を冷却させる。
器５０を通して冷蔵庫の内部空気と熱交換しながら熱を
吸収する。蒸発器５０で熱を吸収して気化された冷媒は
機械室に位置する圧縮機１０に供給されて高温高圧に圧
縮される。圧縮機１０で圧縮された冷媒は凝縮器２０に
供給されて外部の空気と熱交換により凝縮熱を発散しな
がら液化される。その液化された冷媒はドライヤ３０と
細管４０を通過しながら、低温低圧の液状冷媒となる。
そして、前記冷媒は再び蒸発器５０に供給されて潜熱を
吸収しながら、冷凍室や冷蔵室を冷却させる。
【０００５】簡単に言えば、冷媒が冷蔵室或いは冷凍室
に位置する蒸発器５０を通して冷蔵庫内の熱を吸収し、
凝縮器２０を通して熱を外部に発散する。このような冷
媒の循環過程を繰り返すと、冷凍室或いは冷蔵室の熱が
外部に放出されるので、冷蔵庫の冷却効果を発揮する。
に位置する蒸発器５０を通して冷蔵庫内の熱を吸収し、
凝縮器２０を通して熱を外部に発散する。このような冷
媒の循環過程を繰り返すと、冷凍室或いは冷蔵室の熱が
外部に放出されるので、冷蔵庫の冷却効果を発揮する。
【０００６】一方、蒸発器５０で冷媒と冷蔵庫の内部空
気との熱交換が行われる際、蒸発器５０内の冷媒温度と
冷蔵庫の空気温度との差により蒸発器５０の表面に徐々
に霜が形成される。霜が蒸発器５０を取り囲むと、冷蔵
庫の効率は低下する。
気との熱交換が行われる際、蒸発器５０内の冷媒温度と
冷蔵庫の空気温度との差により蒸発器５０の表面に徐々
に霜が形成される。霜が蒸発器５０を取り囲むと、冷蔵
庫の効率は低下する。
【０００７】霜を取り除くために冷蔵庫の作動モ−ドは
一定の期間に冷蔵庫制御部（図示せず）の除霜信号に応
じて除霜モ−ドに切換えられる。霜を取り除く方法とし
ては、別途に設けられた除霜ヒ−タ−を作動させて除霜
ヒ−タ−の発熱により蒸発器５０の表面に凝結されてい
る霜を取り除く方法が広く用いられている。
一定の期間に冷蔵庫制御部（図示せず）の除霜信号に応
じて除霜モ−ドに切換えられる。霜を取り除く方法とし
ては、別途に設けられた除霜ヒ−タ−を作動させて除霜
ヒ−タ−の発熱により蒸発器５０の表面に凝結されてい
る霜を取り除く方法が広く用いられている。
【０００８】この除霜ヒ−タ−を用いた霜の除去法で
は、冷媒が循環する冷凍サイクルとは別途に放熱手段で
ある除霜ヒ−タ−が設けられなければならない。また、
冷蔵庫の作動状態を除霜モ−ドに切換え、除霜モ−ドの
動作時間を調節する除霜タイマ−をさらに設ける必要が
ある。さらに、冷蔵室に連結されている冷気ダクトに前
記除霜ヒ−タ−が取り付けられるので、冷却機能とは係
わりのない空間が求められる。
は、冷媒が循環する冷凍サイクルとは別途に放熱手段で
ある除霜ヒ−タ−が設けられなければならない。また、
冷蔵庫の作動状態を除霜モ−ドに切換え、除霜モ−ドの
動作時間を調節する除霜タイマ−をさらに設ける必要が
ある。さらに、冷蔵室に連結されている冷気ダクトに前
記除霜ヒ−タ−が取り付けられるので、冷却機能とは係
わりのない空間が求められる。
【０００９】除霜ヒ−タ−の作動により発生する高熱の
一部が冷凍室の内部に流れ込んで冷凍室の温度を上昇さ
せる。このような冷凍室の温度上昇を防ぐためには追加
冷却が求められる。したがって、除霜ヒ−タ−の作動に
より圧縮機１０の運転時間が必要以上に長くなる。
一部が冷凍室の内部に流れ込んで冷凍室の温度を上昇さ
せる。このような冷凍室の温度上昇を防ぐためには追加
冷却が求められる。したがって、除霜ヒ−タ−の作動に
より圧縮機１０の運転時間が必要以上に長くなる。
【００１０】一方、圧縮機で高温高圧に圧縮された冷媒
を凝縮器を経ずに蒸発器に供給した後、除霜を行い圧縮
機に戻らせる除霜システムが実公昭５９−３６４８１号
公報に開示されている。このシステムは除霜ヒ−タ−に
比べて優れたものである。しかしながら、除霜サイクル
で蒸発器が凝縮器の役割を行うので、凝縮された冷媒は
気化させにくいという短所がある。
を凝縮器を経ずに蒸発器に供給した後、除霜を行い圧縮
機に戻らせる除霜システムが実公昭５９−３６４８１号
公報に開示されている。このシステムは除霜ヒ−タ−に
比べて優れたものである。しかしながら、除霜サイクル
で蒸発器が凝縮器の役割を行うので、凝縮された冷媒は
気化させにくいという短所がある。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解消するために案出されたものであり、本発明の目
的は別途の除霜ヒ−タ−無しに効率よく蒸発器に凝結さ
れている霜を取り除く冷媒の循環方法及びその循環方法
を適用した冷蔵庫を提供するにある。
点を解消するために案出されたものであり、本発明の目
的は別途の除霜ヒ−タ−無しに効率よく蒸発器に凝結さ
れている霜を取り除く冷媒の循環方法及びその循環方法
を適用した冷蔵庫を提供するにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による除霜のための冷媒の循環方法は、圧縮機
の吐出しパイプと吸込みパイプに設けられている切換え
弁を制御部の制御信号に応じて除霜モ−ドに切換える手
順と、前記圧縮機で高温に圧縮された冷媒を蒸発器に導
入して蒸発器の霜を取り除く手順とを備えることを特徴
とする。
に本発明による除霜のための冷媒の循環方法は、圧縮機
の吐出しパイプと吸込みパイプに設けられている切換え
弁を制御部の制御信号に応じて除霜モ−ドに切換える手
順と、前記圧縮機で高温に圧縮された冷媒を蒸発器に導
入して蒸発器の霜を取り除く手順とを備えることを特徴
とする。
【００１３】また、前記蒸発器を通過した冷媒を凝縮器
を経ずに圧縮機に導入する手順をさらに備えることが望
ましい。
を経ずに圧縮機に導入する手順をさらに備えることが望
ましい。
【００１４】さらに、前記冷媒が蒸発器から圧縮機に導
入される前に、冷媒が圧縮機の熱を吸収して気化される
ことが望ましい。
入される前に、冷媒が圧縮機の熱を吸収して気化される
ことが望ましい。
【００１５】前記目的を達成するために本発明による冷
蔵庫は、圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を備え、冷却
モ−ドの際に前記圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を順
次に通して冷媒を循環させて冷却を行う冷蔵庫であっ
て、前記圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに設けら
れ、除霜モ−ドの際に冷媒の循環方向を前記圧縮機から
蒸発器に向かうように切換える切換え弁と、除霜モ−ド
あるいは冷却モ−ドに選択的に切換えるように切換え弁
を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
蔵庫は、圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を備え、冷却
モ−ドの際に前記圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を順
次に通して冷媒を循環させて冷却を行う冷蔵庫であっ
て、前記圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに設けら
れ、除霜モ−ドの際に冷媒の循環方向を前記圧縮機から
蒸発器に向かうように切換える切換え弁と、除霜モ−ド
あるいは冷却モ−ドに選択的に切換えるように切換え弁
を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【００１６】また、前記蒸発器と凝縮器との間に設けら
れ、除霜モ−ドの際に冷媒の流れを蒸発器から圧縮機に
誘導する第１転換弁をさらに備え、前記第１転換弁は前
記制御部により制御されることが望ましく、前記凝縮器
と圧縮機との間に設けられ、前記蒸発器から第１転換弁
及び圧縮機を経由して流れる冷媒を前記蒸発器に誘導す
る第２転換弁をさらに備え、前記第２転換弁は前記制御
部により制御されることが望ましい。
れ、除霜モ−ドの際に冷媒の流れを蒸発器から圧縮機に
誘導する第１転換弁をさらに備え、前記第１転換弁は前
記制御部により制御されることが望ましく、前記凝縮器
と圧縮機との間に設けられ、前記蒸発器から第１転換弁
及び圧縮機を経由して流れる冷媒を前記蒸発器に誘導す
る第２転換弁をさらに備え、前記第２転換弁は前記制御
部により制御されることが望ましい。
【００１７】さらに、前記第１転換弁と第２転換弁との
間に前記圧縮機を経由するように設けられ、除霜モ−ド
の際に冷媒の流れを案内する補助パイプをさらに備える
ことが望ましく、前記補助パイプは圧縮機に１回以上巻
かれている。
間に前記圧縮機を経由するように設けられ、除霜モ−ド
の際に冷媒の流れを案内する補助パイプをさらに備える
ことが望ましく、前記補助パイプは圧縮機に１回以上巻
かれている。
【００１８】このように構成されている本発明によれ
ば、除霜モ−ドにおいては、圧縮機で高温高圧に圧縮さ
れた冷媒が切換え弁を通して蒸発器に導入されて蒸発器
の表面に凝結されている霜を容易に取り除くことができ
る。さらに、蒸発器を経由した冷媒が圧縮機に戻る前に
補助パイプを経ながら気化された後に圧縮機に戻るの
で、圧縮機には負担を与えない。
ば、除霜モ−ドにおいては、圧縮機で高温高圧に圧縮さ
れた冷媒が切換え弁を通して蒸発器に導入されて蒸発器
の表面に凝結されている霜を容易に取り除くことができ
る。さらに、蒸発器を経由した冷媒が圧縮機に戻る前に
補助パイプを経ながら気化された後に圧縮機に戻るの
で、圧縮機には負担を与えない。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施の形態を詳しく説明する。
明の実施の形態を詳しく説明する。
【００２０】図１を参照すれば、本発明に係る冷蔵庫の
冷媒の循環過程においても、従来の場合と同様に、冷媒
は圧縮機１０で圧縮されて凝縮器２０、ドライヤ３０、
細管４０及び蒸発器５０を経由して圧縮機１０に戻る一
般的な過程により循環する。しかしながら、本発明に係
る冷蔵庫の冷媒循環においては、蒸発器５０に凝結され
ている霜を取り除くとき、圧縮機１０の吐出しパイプ１
２と吸込みパイプ１４に設けられた切換弁６０により冷
蔵庫の作動モ−ドが冷却モ−ドから除霜モ−ドに切換え
られるので、冷媒の循環方向が反対となる。
冷媒の循環過程においても、従来の場合と同様に、冷媒
は圧縮機１０で圧縮されて凝縮器２０、ドライヤ３０、
細管４０及び蒸発器５０を経由して圧縮機１０に戻る一
般的な過程により循環する。しかしながら、本発明に係
る冷蔵庫の冷媒循環においては、蒸発器５０に凝結され
ている霜を取り除くとき、圧縮機１０の吐出しパイプ１
２と吸込みパイプ１４に設けられた切換弁６０により冷
蔵庫の作動モ−ドが冷却モ−ドから除霜モ−ドに切換え
られるので、冷媒の循環方向が反対となる。
【００２１】さらに、除霜モ−ドでは、冷媒が圧縮機１
０から蒸発器５０に供給されて霜を取り除いた後、凝縮
器２０を経ずに圧縮機１０に戻ることが望ましい。従っ
て、蒸発器５０と凝縮器２０との間に第１転換弁６２を
設けて冷媒の流れを圧縮機１０の方向に転換させてい
る。さらに、凝縮器２０と圧縮機１０との間に第２転換
弁６４を設け、第１転換弁６２と第２転換弁６４を補助
パイプ７０で連結している。この補助パイプ７０は圧縮
機１０に数回巻かれている。
０から蒸発器５０に供給されて霜を取り除いた後、凝縮
器２０を経ずに圧縮機１０に戻ることが望ましい。従っ
て、蒸発器５０と凝縮器２０との間に第１転換弁６２を
設けて冷媒の流れを圧縮機１０の方向に転換させてい
る。さらに、凝縮器２０と圧縮機１０との間に第２転換
弁６４を設け、第１転換弁６２と第２転換弁６４を補助
パイプ７０で連結している。この補助パイプ７０は圧縮
機１０に数回巻かれている。
【００２２】冷蔵庫の作動状態が通常の冷却モ−ドの際
には、従来の冷蔵庫のように冷媒が圧縮機１０で高温高
圧に圧縮され、吐出しパイプ１２を通して吐出されて凝
縮器２０で凝縮される。前記凝縮器２０で凝縮された冷
媒はドライヤ３０と細管４０を経由して蒸発器５０で蒸
発潜熱を吸収して冷凍室と冷蔵室を冷却させ、吸込みパ
イプ１４を通して圧縮機１０に戻る循環過程を繰り返
す。
には、従来の冷蔵庫のように冷媒が圧縮機１０で高温高
圧に圧縮され、吐出しパイプ１２を通して吐出されて凝
縮器２０で凝縮される。前記凝縮器２０で凝縮された冷
媒はドライヤ３０と細管４０を経由して蒸発器５０で蒸
発潜熱を吸収して冷凍室と冷蔵室を冷却させ、吸込みパ
イプ１４を通して圧縮機１０に戻る循環過程を繰り返
す。
【００２３】冷蔵庫の作動モ−ドは、冷蔵庫制御部（図
示せず）の制御信号により切換え弁６０、第１転換弁６
２及び第２転換弁６４が転換されて冷却モ−ドまたは除
霜モ−ドに変わる。冷蔵庫の作動モ−ドが除霜モ−ドの
とき、冷媒の流れは圧縮機１０、蒸発器５０、細管４
０、ドライヤ３０、第１転換弁６２、補助パイプ７０及
び第２転換弁６４を通して圧縮機１０に戻る。
示せず）の制御信号により切換え弁６０、第１転換弁６
２及び第２転換弁６４が転換されて冷却モ−ドまたは除
霜モ−ドに変わる。冷蔵庫の作動モ−ドが除霜モ−ドの
とき、冷媒の流れは圧縮機１０、蒸発器５０、細管４
０、ドライヤ３０、第１転換弁６２、補助パイプ７０及
び第２転換弁６４を通して圧縮機１０に戻る。
【００２４】図２は、図１の冷蔵庫の作動状態が通常の
冷却モ−ドの際の冷媒の循環過程を示している。この
際、圧縮機１０の吐出しパイプ１２と吸込みパイプ１４
に設けられている切換え弁６０、第１転換弁６２及び第
２転換弁６４に方向転換の制御命令が伝達されないの
で、冷媒は通常の冷凍サイクルと同様の過程により循環
する。すなわち、冷媒は前記弁６０，６２，６４のない
場合と同様の過程により循環する。
冷却モ−ドの際の冷媒の循環過程を示している。この
際、圧縮機１０の吐出しパイプ１２と吸込みパイプ１４
に設けられている切換え弁６０、第１転換弁６２及び第
２転換弁６４に方向転換の制御命令が伝達されないの
で、冷媒は通常の冷凍サイクルと同様の過程により循環
する。すなわち、冷媒は前記弁６０，６２，６４のない
場合と同様の過程により循環する。
【００２５】図３は、図１の冷蔵庫の作動状態が霜を取
り除く除霜モ−ドの際の冷媒の循環過程を示す。この
際、蒸発器５０に凝結されている霜の量に応じて冷蔵庫
制御部から制御信号を受信し、切換え弁６０が除霜モ−
ドに変わる。したがって、圧縮機１０で圧縮されて吐出
された冷媒は、切換え弁６０によりその流れが反対とな
る。すなわち、吐出しパイプ１２から吐出された冷媒
は、切換え弁６０を通過して、凝縮器２０ではなく蒸発
器５０へ流れる。さらに、第１転換弁６２と第２転換弁
６４も冷蔵庫制御部の制御信号に応じて転換されて冷媒
の流れを変える。すなわち、圧縮機１０から蒸発器５０
を経由した冷媒は第１転換弁６２と第２転換弁６４によ
り凝縮器２０ではなく圧縮機１０へ流れる。
り除く除霜モ−ドの際の冷媒の循環過程を示す。この
際、蒸発器５０に凝結されている霜の量に応じて冷蔵庫
制御部から制御信号を受信し、切換え弁６０が除霜モ−
ドに変わる。したがって、圧縮機１０で圧縮されて吐出
された冷媒は、切換え弁６０によりその流れが反対とな
る。すなわち、吐出しパイプ１２から吐出された冷媒
は、切換え弁６０を通過して、凝縮器２０ではなく蒸発
器５０へ流れる。さらに、第１転換弁６２と第２転換弁
６４も冷蔵庫制御部の制御信号に応じて転換されて冷媒
の流れを変える。すなわち、圧縮機１０から蒸発器５０
を経由した冷媒は第１転換弁６２と第２転換弁６４によ
り凝縮器２０ではなく圧縮機１０へ流れる。
【００２６】冷蔵庫の作動状態が除霜モ−ドのとき、圧
縮機１０で高温高圧に圧縮されて蒸発器５０に供給され
た冷媒は、蒸発器の表面に凝結されている霜を効率よく
取り除くことができる。
縮機１０で高温高圧に圧縮されて蒸発器５０に供給され
た冷媒は、蒸発器の表面に凝結されている霜を効率よく
取り除くことができる。
【００２７】第１転換弁６２と第２転換弁６４との間に
連結されている補助パイプ７０は圧縮機１０に数回巻か
れており、蒸発器５０を通過しながら凝縮された冷媒
は、補助パイプ７０を通過する際に圧縮機１０で発生す
る圧縮熱により気化されて圧縮機１０に導入される。
連結されている補助パイプ７０は圧縮機１０に数回巻か
れており、蒸発器５０を通過しながら凝縮された冷媒
は、補助パイプ７０を通過する際に圧縮機１０で発生す
る圧縮熱により気化されて圧縮機１０に導入される。
【００２８】このような除霜過程により霜の除去が完了
すると、冷蔵庫制御部の制御により切換え弁６０、第１
転換弁６２及び第２転換弁６４が作動して冷蔵庫の作動
モ−ドは通常の冷却モ−ドに変わる。
すると、冷蔵庫制御部の制御により切換え弁６０、第１
転換弁６２及び第２転換弁６４が作動して冷蔵庫の作動
モ−ドは通常の冷却モ−ドに変わる。
【００２９】
【発明の効果】上述したように、本発明の冷蔵庫では、
別途の除霜ヒ−タ−を用いることなく、容易かつ迅速に
蒸発器に凝結されている霜を取り除くことができる。す
なわち、冷蔵庫の作動モ−ドが通常の冷凍サイクルから
除霜サイクルに変わると、冷媒の流れが逆方向に変わ
り、圧縮機からの高温の冷媒が蒸発器に導入されて蒸発
器の表面に凝結されている霜を迅速に取り除く。さら
に、蒸発器からの冷媒が補助パイプを通過しながら完全
に気化された後に圧縮機に導入されるため、圧縮機の負
荷の変動を防止し、圧縮機に余分な負担を与えない。
別途の除霜ヒ−タ−を用いることなく、容易かつ迅速に
蒸発器に凝結されている霜を取り除くことができる。す
なわち、冷蔵庫の作動モ−ドが通常の冷凍サイクルから
除霜サイクルに変わると、冷媒の流れが逆方向に変わ
り、圧縮機からの高温の冷媒が蒸発器に導入されて蒸発
器の表面に凝結されている霜を迅速に取り除く。さら
に、蒸発器からの冷媒が補助パイプを通過しながら完全
に気化された後に圧縮機に導入されるため、圧縮機の負
荷の変動を防止し、圧縮機に余分な負担を与えない。
【００３０】さらに、除霜ヒ−タ無しに冷凍サイクルの
冷媒の流れを選択的に変換して霜を取り除くので、除霜
ヒータの作動による圧縮機１０の追加運転を避けられる
と共に、冷気ダクトに除霜ヒ−タ−を収納するための空
間を必要としない点で有利である。
冷媒の流れを選択的に変換して霜を取り除くので、除霜
ヒータの作動による圧縮機１０の追加運転を避けられる
と共に、冷気ダクトに除霜ヒ−タ−を収納するための空
間を必要としない点で有利である。
【図１】本発明に係る冷蔵庫の冷媒の循環を示す回路図
である。
である。
【図２】図１の循環回路の冷却モ−ドにおける冷媒の循
環状態を示す図である。
環状態を示す図である。
【図３】図１の循環回路の除霜モ−ドにおける冷媒の循
環状態を示す図である。
環状態を示す図である。
【図４】従来の冷蔵庫の冷媒の循環を示す回路図であ
る。
る。
１０ 圧縮機 ２０ 凝縮器 ３０ ドライヤ ４０ 細管 ５０ 蒸発器 ６０ 切換え弁 ６２ 第１転換弁 ６４ 第２転換弁 ７０ 補助パイプ
Claims (8)
- 【請求項１】 圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに
設けられている切換え弁を制御部の制御信号に応じて除
霜モ−ドに切換える手順と、 前記圧縮機で高温に圧縮された冷媒を蒸発器に導入して
蒸発器の霜を取り除く手順とを備えることを特徴とする
冷蔵庫の除霜のための冷媒の循環方法。 - 【請求項２】 前記蒸発器を通過した冷媒を凝縮器を経
ずに圧縮機に導入する手順をさらに含むことを特徴とす
る請求項１に記載の冷蔵庫の除霜のための冷媒の循環方
法。 - 【請求項３】 前記冷媒が蒸発器から圧縮機に導入され
る前に、冷媒が圧縮機の熱を吸収して気化されることを
特徴とする請求項２に記載の冷蔵庫の除霜のための冷媒
の循環方法。 - 【請求項４】 圧縮機、凝縮器、細管及び蒸発器を備
え、冷却モ−ドの際に前記圧縮機、凝縮器、細管及び蒸
発器を順次に経由して冷媒を循環させて冷却を行う冷蔵
庫において、 前記圧縮機の吐出しパイプと吸込みパイプに設けられ、
除霜モ−ドの際に冷媒の循環方向を前記圧縮機から蒸発
器に向かうように切換える切換え弁と、 除霜モ−ドあるいは冷却モ−ドに選択的に切換えるよう
に切換え弁を制御する制御部とを備えることを特徴とす
る冷蔵庫。 - 【請求項５】 前記蒸発器と凝縮器との間に設けられ、
除霜モ−ドの際に冷媒の流れを蒸発器から圧縮機に誘導
する第１転換弁をさらに備え、 前記第１転換弁は前記制御部により制御されることを特
徴とする請求項４に記載の冷蔵庫。 - 【請求項６】 前記凝縮器と圧縮機との間に設けられ、
前記蒸発器から第１転換弁及び圧縮機を経由して流れる
冷媒を前記蒸発器に誘導する第２転換弁をさらに備え、 前記第２転換弁は前記制御部により制御されることを特
徴とする請求項５に記載の冷蔵庫。 - 【請求項７】 前記第１転換弁と第２転換弁との間に前
記圧縮機を経由するように設けられ、除霜モ−ドの際に
冷媒の流れを案内する補助パイプをさらに備えることを
特徴とする請求項６に記載の冷蔵庫。 - 【請求項８】 前記補助パイプは圧縮機に１回以上巻か
れていることを特徴とする請求項７に記載の冷蔵庫。
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| JP9156866A Pending JPH10267503A (ja) | 1996-08-31 | 1997-06-13 | 除霜のための冷媒の循環方法及び当該方法を用いた冷蔵庫 |
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- 1997-06-13 JP JP9156866A patent/JPH10267503A/ja active Pending
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