JPH07234041A - 多元冷凍装置 - Google Patents

多元冷凍装置

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JPH07234041A
JPH07234041A JP4777494A JP4777494A JPH07234041A JP H07234041 A JPH07234041 A JP H07234041A JP 4777494 A JP4777494 A JP 4777494A JP 4777494 A JP4777494 A JP 4777494A JP H07234041 A JPH07234041 A JP H07234041A
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JP
Japan
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refrigerant circuit
condenser
temperature side
evaporator
side refrigerant
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JP4777494A
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English (en)
Inventor
Ikutami Taniguchi
育民 谷口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Defrosting Systems (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温側冷媒回路の蒸発器を迅速に除霜でき、
且つ、除霜終了後、冷却作用を迅速に発揮させることが
できる多元冷凍装置を提供する。 【構成】 高温側冷媒回路51の蒸発器41と低温側冷
媒回路52の凝縮器21とを交熱的に設けてカスケード
コンデンサ4を構成する。低温側冷媒回路52の圧縮機
2の吐出側の配管3と吸入側の配管13を四方弁17に
接続する。低温側冷媒回路52の膨張弁7に凝縮器21
側を順方向とする逆止弁56を並列接続し、低温側冷媒
回路52の凝縮器21と膨張弁7の間にキャピラリチュ
ーブ57と膨張弁7側を順方向とするもう一つの逆止弁
58の並列回路を接続することにより、低温側冷媒回路
52を可逆冷凍サイクルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内を極低温若しくは
超低温に冷却する冷凍庫等に用いられる多元冷凍装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より庫内を極低温若しくは超低温に
冷却する冷凍庫等には、例えば特開平2−192559
公報(F25B47/02)に二元冷凍機として示され
るような多元冷凍装置が用いられている。係る多元冷凍
装置は、低温側冷媒回路と高温側冷媒回路とをカスケー
ドコンデンサで接続し、低温側冷媒回路の蒸発器で冷却
される庫内を例えば−60℃〜−80℃等の極低温に冷
却している。
【0003】そして、高温側冷媒回路内には、例えばフ
ロンR22(沸点温度−40.8℃)等の冷媒を封入す
ると共に、低温側冷媒回路内にはフロンR23(沸点温
度−82.03℃)等の沸点の低い冷媒を封入し、高温
側冷媒回路の蒸発器と低温側冷媒回路の凝縮器を交熱的
に設けてカスケードコンデンサを構成し、高温側冷媒回
路の蒸発器により低温側冷媒回路の高温高圧冷媒を凝縮
させている。
【0004】以下、図2を用いて係る従来の多元冷凍装
置100を説明すると、多元冷凍装置100は、例えば
高温側冷媒回路101と低温側冷媒回路102とから構
成されている。低温側冷媒回路102の圧縮機2の吐出
側配管3は、密閉容器状の凝縮器21に接続され、凝縮
器21の出口側配管14はサブクーラ5に接続されてい
る。更に、サブクーラ5の出口側配管6は減圧装置であ
る膨張弁7を介して蒸発器8に接続されている。
【0005】また、蒸発器8の出口側配管15はアキュ
ムレータ19に接続され、アキュムレータ19は圧縮機
2の吸入側配管10に接続されて環状の低温側冷媒回路
102を構成している。図中Faは庫内冷却用の送風
機、12は高圧圧力スイッチである。また、圧縮機2の
吐出側配管3と蒸発器8の出口側配管15間には膨張タ
ンク16が接続され、更に、膨張弁7は蒸発器8の出口
側配管15の温度を検出して開度を調整するものであ
る。
【0006】一方、高温側冷媒回路101の圧縮機32
の吐出側配管33には凝縮器34が接続され、凝縮器3
4は受液器35に接続されている。そして、受液器35
の出口側配管36は膨張弁37を経た後、蒸発器41と
なり、低温側冷媒回路102のサブクーラ5内を通過
し、更に、低温側冷媒回路102の凝縮器21内を交熱
的に通過してアキュムレータ38に接続されている。係
る高温側冷媒回路101の蒸発器41と低温側冷媒回路
102の凝縮器21によりカスケードコンデンサ4が構
成されている。アキュムレータ38は圧縮機32の吸入
側配管39に接続されて環状の高温側冷媒回路101を
構成している。前記膨張弁37は蒸発器41の出口側配
管36の温度を検出して開度を調整する。また、40は
高圧圧力スイッチであり、Fbは凝縮器34を空冷する
ための送風機である。
【0007】次に動作説明を行う。高温側冷媒回路10
1内には例えば前記R22冷媒が所定量封入され、低温
側冷媒回路102内には前記R23冷媒が所定量封入さ
れているものとする。図示しない制御装置により多元冷
凍装置100が運転されると、例えば先ず高温側冷媒回
路101が運転され、それによってカスケードコンデン
サ4の温度が所定の温度に低下した後に低温側冷媒回路
102が運転されるものとする。高温側冷媒回路101
の圧縮機32が起動し、高温高圧のガス冷媒が配管33
に吐出されると、冷媒は配管33から凝縮器34に流入
し、そこで送風機Fbにより空冷され、凝縮液化して受
液器35に流入する。
【0008】そして、受液器35で気液分離され、液冷
媒は膨張弁37にて減圧されて蒸発器41に流入し、蒸
発しながら先ずサブクーラ5にて冷却作用を発揮する。
サブクーラ5を出た冷媒はカスケードコンデンサ4内に
流入し、そこで蒸発して冷却作用を発揮した後、アキュ
ムレータ38を経て配管39より圧縮機32に吸い込ま
れる。
【0009】この高温側冷媒回路101の運転によっ
て、例えばカスケードコンデンサ4の温度が所定の温度
に低下すると、制御装置は低温側冷媒回路102の運転
を開始する。そして、圧縮機2より吐出された高温高圧
のガス冷媒は配管3より凝縮器21が構成するカスケー
ドコンデンサ4内に流入する。カスケードコンデンサ4
内は前述の如く高温側冷媒回路101の蒸発器41によ
り冷却されているため、流入した高温のガス冷媒はそこ
で冷却されて凝縮液化する。そして、冷媒は配管14を
経てサブクーラ5に流入する。サブクーラ5内も高温側
冷媒回路101の蒸発器41により前述の如く冷却作用
を受けているため冷媒は更に冷却されて凝縮液化し配管
6に流出する。
【0010】そして、冷媒は配管6より膨張弁7に至り
そこで減圧された後、蒸発器8に流入し、そこで蒸発し
て冷却作用を発揮する。この蒸発器8と熱交換した冷気
は送風機Faにより庫内に循環され、それによって庫内
は所定の極低温に冷却維持される。前記蒸発器8を出た
冷媒は配管15からアキュムレータ19に入り、そこに
一旦貯留されて未蒸発液冷媒とガス冷媒とが分離され、
ガス冷媒が配管10より圧縮機2に吸い込まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この種多元冷凍装置
は、以上のような冷媒循環を繰り返して最終的に低温側
冷媒回路102の蒸発器8にて極低温を得るものである
ため、侵入外気中や収納物品からの水分が霜となって蒸
発器8に付着成長し易く、しかも極低温であるために極
めて固い氷となる。従って、従来一般的な電気ヒータに
よる除霜方式では容量不足が否めず、除霜が長期間に及
んで庫内温度が異常に高くなってしまう。
【0012】そこで、前記公報では低温側冷媒回路の圧
縮機から吐出された高温冷媒を直接蒸発器に流入させる
ことにより、該蒸発器の除霜を行うように構成していた
が、このときに蒸発器で凝縮された冷媒を有効に利用し
ておらず、蒸発器の除霜終了後、迅速に冷却作用を発揮
させることができないと云う問題があった。
【0013】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、低温側冷媒回路の蒸発器
を迅速に除霜でき、且つ、除霜終了後、冷却作用を迅速
に発揮させることができる多元冷凍装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の多元冷
凍装置は、圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順
次環状に配管接続して成る高温側冷媒回路と、圧縮機、
凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続し
て成る低温側冷媒回路とを備え、高温側冷媒回路の蒸発
器と低温側冷媒回路の凝縮器とを交熱的に設けてカスケ
ードコンデンサを構成して成るものであって、低温側冷
媒回路の圧縮機の吐出側の配管と吸入側の配管を四方弁
に接続すると共に、低温側冷媒回路の減圧装置に凝縮器
側を順方向とする逆止弁を並列接続し、低温側冷媒回路
の凝縮器と減圧装置の間にもう一つの減圧装置と前記減
圧装置側を順方向とするもう一つの逆止弁の並列回路を
接続することにより、低温側冷媒回路を可逆冷凍サイク
ルとしたものである。
【0015】請求項2の発明の多元冷凍装置は、圧縮
機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接
続して成る高温側冷媒回路と、圧縮機、凝縮器、減圧装
置及び蒸発器等を順次環状に配管接続して成る低温側冷
媒回路とを備え、高温側冷媒回路の蒸発器と低温側冷媒
回路の凝縮器とを交熱的に設けてカスケードコンデンサ
を構成して成るものであって、低温側冷媒回路には、圧
縮機から吐出された冷媒の循環方向を逆転させる四方弁
と、冷媒の循環方向が逆転している際に減圧装置をバイ
パスさせるバイパス機構と、凝縮器と蒸発器との間に設
けられ冷媒の循環方向が逆転している際に機能する減圧
装置とを備えているものである。
【0016】請求項3の発明の多元冷凍装置は、圧縮
機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接
続して成る高温側冷媒回路と、圧縮機、凝縮器、減圧装
置及び蒸発器等を順次環状に配管接続して成る低温側冷
媒回路とを備え、高温側冷媒回路の蒸発器と低温側冷媒
回路の凝縮器とを交熱的に設けてカスケードコンデンサ
を構成して成るものであって、低温側冷媒回路には、圧
縮機から吐出された冷媒の循環方向を逆転させる四方弁
と、冷媒の循環方向が逆転している際に減圧装置をバイ
パスさせるバイパス機構と、凝縮器と蒸発器との間に設
けられ冷媒の循環方向が逆転している際に機能する減圧
装置とを備え、低温側冷媒回路の蒸発器を除霜する際に
四方弁を用いて冷媒の循環方向を逆転させるものであ
る。
【0017】
【作用】本発明の多元冷凍装置によれば、低温側冷媒回
路の圧縮機の吐出側の配管と吸入側の配管を四方弁に接
続すると共に、低温側冷媒回路の減圧装置に凝縮器側を
順方向とする逆止弁を並列接続し、低温側冷媒回路の凝
縮器と減圧装置の間にもう一つの減圧装置と前記減圧装
置側を順方向とするもう一つの逆止弁の並列回路を接続
することにより、低温側冷媒回路を可逆冷凍サイクルと
し、冷媒の循環方向を逆転させることができるようにし
たものであるから、四方弁を切り換えることにより、冷
媒の循環方向を逆転させ、低温側冷媒回路の圧縮機から
吐出された高温高圧冷媒を直接蒸発器に流入させること
により、蒸発器の除霜を迅速に行うことができる。
【0018】特に、蒸発器にて凝縮した冷媒を逆止弁を
経て減圧装置にて減圧し、凝縮器に流入させて蒸発させ
ることにより、カスケードコンデンサを冷却することが
できるので、除霜終了後の低温側冷媒回路の高圧側圧力
の上昇が抑制される。それによって、低温側冷媒回路の
圧縮機の過負荷を防止できると共に、低温側冷媒回路全
体を過度の耐圧設計とする必要も無くなる。また、カス
ケードコンデンサを大容量とする必要も無くなると共
に、高温側冷媒回路の圧縮機も低出力のものとすること
ができる。
【0019】
【実施例】次に図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の多元冷凍装置1の冷媒回路図を示し
ている。本発明の多元冷凍装置1は、高温側冷媒回路5
1と低温側冷媒回路52とから構成されている。低温側
冷媒回路52の圧縮機2の吐出側配管3は四方弁17に
接続された後、配管11を介して密閉容器状の凝縮器2
1に接続され、凝縮器21の出口側配管14はサブクー
ラ5(低温側冷媒回路52の凝縮器21の一部を構成す
る)に接続されている。
【0020】更に、サブクーラ5の出口側の配管6は逆
止弁58と減圧装置であるキャピラリチューブ57の並
列回路に接続され、該並列回路は減圧装置である膨張弁
7を介して蒸発器8に接続されている。前記膨張弁7に
は逆止弁56が並列に接続されると共に、前記逆止弁5
6は前記凝縮器21側を順方向とされ、前記逆止弁58
は膨張弁7側を順方向とされている。
【0021】また、蒸発器8の出口側配管15は四方弁
17に接続された後、配管13を介してアキュムレータ
9に接続され、アキュムレータ9は圧縮機2の吸入側の
配管10に接続されている。四方弁17は回転されて配
管3を配管11(図1の実線の状態)若しくは配管15
(図1の破線の状態)に接続し、配管13を配管15
(図1の実線の状態)若しくは配管11(図1の破線の
状態)に接続するもので、低温側冷媒回路52が冷却運
転を行う場合には、四方弁17により圧縮機2から吐出
された冷媒を配管3より四方弁17を介して配管11か
らカスケードコンデンサ4方向に流し、蒸発器8の除霜
を行う場合には圧縮機2から吐出された冷媒を配管3よ
り四方弁17を介して配管15から蒸発器8方向に流
す。これによって低温側冷媒回路52は可逆冷凍サイク
ルとされる。
【0022】図1中Faは庫内冷却用の送風機、12は
高圧圧力スイッチである。また、圧縮機2の吐出側の配
管3と蒸発器8の出口側の配管15間には膨張タンク1
6が接続され、更に、膨張弁7は蒸発器8の出口側の配
管15の温度を検出して開度を調整するものである。
【0023】一方、高温側冷媒回路51の圧縮機32の
吐出側配管33には凝縮器34が接続され、凝縮器34
は受液器35に接続されている。そして、受液器35の
出口側配管36は膨張弁37を経た後、蒸発器41とな
り、低温側冷媒回路52のサブクーラ5内を通過し、更
に、低温側冷媒回路52の凝縮器21内を交熱的に通過
してアキュムレータ38に接続されている。係る高温側
冷媒回路51の蒸発器41と低温側冷媒回路52の凝縮
器21によりカスケードコンデンサ4が構成されてい
る。アキュムレータ38は圧縮機32の吸入側配管39
に接続されて環状の高温側冷媒回路51を構成してい
る。前記膨張弁37は蒸発器41の出口側配管36の温
度を検出して開度を調整する。また、40は高圧圧力ス
イッチであり、Fbは凝縮器34を空冷するための送風
機である。
【0024】次に動作説明を行う。高温側冷媒回路51
内には例えば前記R22冷媒が所定量封入され、低温側
冷媒回路52内には前記R23冷媒が所定量封入されて
いるものとする。図示しない制御装置により多元冷凍装
置1が運転されると、例えば先ず高温側冷媒回路51が
運転され、それによってカスケードコンデンサ4の温度
が所定の温度に低下した後に低温側冷媒回路52が運転
されるものとする。高温側冷媒回路51の圧縮機32が
起動し、高温高圧のガス冷媒が配管33に吐出される
と、冷媒は配管33から凝縮器34に流入し、そこで送
風機Fbにより空冷され、凝縮液化して受液器35に流
入する。
【0025】そして、受液器35で気液分離され、液冷
媒は膨張弁37にて減圧されて蒸発器41に流入し、蒸
発しながら先ずサブクーラ5にて冷却作用を発揮する。
サブクーラ5を出た冷媒はカスケードコンデンサ4内に
流入し、そこで蒸発して冷却作用を発揮した後、アキュ
ムレータ38を経て配管39より圧縮機32に吸い込ま
れる。
【0026】この高温側冷媒回路51の運転によって、
例えばカスケードコンデンサ4の温度が所定の温度に低
下すると、制御装置は低温側冷媒回路52の運転を開始
する。このとき、四方弁17は前記冷却運転状態とされ
ているものとすると、圧縮機2より吐出された高温高圧
のガス冷媒は配管3を経て四方弁17の実線を通り、配
管11を介して凝縮器21を構成するカスケードコンデ
ンサ4内に流入する。カスケードコンデンサ4内は前述
の如く高温側冷媒回路51の蒸発器41により冷却され
ているため、流入した高温のガス冷媒はそこで冷却され
て凝縮液化する。そして、冷媒は配管14を経てサブク
ーラ5に流入する。サブクーラ5内も高温側冷媒回路5
1の蒸発器41により前述の如く冷却作用を受けている
ため冷媒は更に冷却されて流出する。
【0027】サブクーラ5を出た液冷媒は逆止弁58を
経て配管6より膨張弁7に至り、そこで減圧された後、
蒸発器8に流入しそこで蒸発して冷却作用を発揮する。
この蒸発器8と熱交換した冷気は送風機Faにより庫内
に循環され、それによって庫内は所定の極低温に冷却維
持される。前記蒸発器8を出た冷媒は配管15から四方
弁17の実線を通り配管13を介してアキュムレータ9
に入り、そこに一旦貯留されて前述の如く未蒸発液冷媒
とガス冷媒とが分離され、ガス冷媒が配管10より圧縮
機2に吸い込まれる。
【0028】係る、冷却運転によって蒸発器8には着霜
が成長するが、例えば冷却運転が所定時間に達すると、
前記制御装置は高温側冷媒回路51の圧縮機32の運転
を停止すると共に、四方弁17を図1の破線の状態に切
り換え、蒸発器8の除霜に入る。これにより、圧縮機2
より配管3に吐出された高温高圧のガス冷媒(ホットガ
ス)は四方弁17の破線を通り配管15を経て蒸発器8
に流入する。そこで、冷媒は蒸発器8を加熱して除霜を
行うと共に、冷媒自体は凝縮して液化する。
【0029】蒸発器8にて凝縮した冷媒は、蒸発器8を
出た後逆止弁56を通り、配管6よりキャピラリチュー
ブ57に至る。そこで、液冷媒は減圧された後、サブク
ーラ5、凝縮器21へと順次流入して蒸発し、カスケー
ドコンデンサ4を冷却する。凝縮器21を出た冷媒は、
配管11を経て四方弁17の破線を通り、配管13を経
てアキュムレータ9に入る。そして、前述同様そこに一
旦貯留されて未蒸発液冷媒とガス冷媒とが分離され、ガ
ス冷媒が配管10より圧縮機2に吸い込まれる。
【0030】このように、本発明では圧縮機2から吐出
された高温高圧のガス冷媒(ホットガス)により蒸発器
8の除霜を行うので、蒸発器8は強力に加熱されること
になり、除霜は迅速に終了する。従って、除霜中の庫内
温度の上昇は抑制される。
【0031】尚、係る除霜が終了すると前記制御装置は
再び四方弁17を図1の実線の状態に切り換え、高温側
冷媒回路51の圧縮機32を起動して冷却運転を開始す
るが、このとき、カスケードコンデンサ4は前回の除霜
時の冷媒蒸発によって冷却されているため、除霜終了後
のプルダウン時における低温側冷媒回路52の圧縮機2
の高圧側圧力の上昇を低く抑えることができる。これに
より、カスケードコンデンサ4を極端に大きくすること
無く圧縮機2の過負荷を防止できると共に、低温側冷媒
回路52全体を過度の耐圧設計にしなくても済み、ま
た、高温側冷媒回路51の圧縮機32の能力も小さくで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、低温
側冷媒回路の圧縮機の吐出側の配管と吸入側の配管を四
方弁に接続すると共に、低温側冷媒回路の減圧装置に凝
縮器側を順方向とする逆止弁を並列接続し、低温側冷媒
回路の凝縮器と減圧装置の間にもう一つの減圧装置と前
記減圧装置側を順方向とするもう一つの逆止弁の並列回
路を接続することにより、低温側冷媒回路を可逆冷凍サ
イクルとし、冷媒の循環方向を逆転させることができる
ようにしたものであるから、四方弁を切り換えることに
より、低温側冷媒回路内の冷媒の循環方向を逆転させ、
低温側冷媒回路の圧縮機から吐出された高温高圧冷媒を
直接蒸発器に流入させることにより、蒸発器の除霜を迅
速に行うことができる。
【0033】特に、蒸発器にて凝縮した冷媒を逆止弁を
経て前記もう一つの減圧装置にて減圧し、凝縮器に流入
させて蒸発させることにより、カスケードコンデンサを
冷却することができるので、除霜終了後の低温側冷媒回
路の高圧側圧力の上昇が抑制される。それによって、低
温側冷媒回路の圧縮機の過負荷を防止できると共に、低
温側冷媒回路全体を過度の耐圧設計とする必要も無くな
る。また、カスケードコンデンサを大容量とする必要も
無くなると共に、高温側冷媒回路の圧縮機も低出力のも
のとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多元冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】従来の多元冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 多元冷凍装置 2 圧縮機 3 配管 4 カスケードコンデンサ 7 膨張弁 8 蒸発器 11 配管 13 配管 14 配管 15 配管 17 四方弁 21 凝縮器 32 圧縮機 34 凝縮器 37 膨張弁 51 高温側冷媒回路 52 低温側冷媒回路 56 逆止弁 57 キャピラリチューブ 58 逆止弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等
    を順次環状に配管接続して成る高温側冷媒回路と、圧縮
    機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接
    続して成る低温側冷媒回路とを備え、前記高温側冷媒回
    路の蒸発器と低温側冷媒回路の凝縮器とを交熱的に設け
    てカスケードコンデンサを構成して成る多元冷凍装置に
    おいて、前記低温側冷媒回路の圧縮機の吐出側の配管と
    吸入側の配管を四方弁に接続すると共に、前記低温側冷
    媒回路の減圧装置に凝縮器側を順方向とする逆止弁を並
    列接続し、低温側冷媒回路の凝縮器と前記減圧装置の間
    にもう一つの減圧装置と前記減圧装置側を順方向とする
    もう一つの逆止弁の並列回路を接続することにより、低
    温側冷媒回路を可逆冷凍サイクルとしたことを特徴とす
    る多元冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等
    を順次環状に配管接続して成る高温側冷媒回路と、圧縮
    機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接
    続して成る低温側冷媒回路とを備え、前記高温側冷媒回
    路の蒸発器と低温側冷媒回路の凝縮器とを交熱的に設け
    てカスケードコンデンサを構成して成る多元冷凍装置に
    おいて、前記低温側冷媒回路には、圧縮機から吐出され
    た冷媒の循環方向を逆転させる四方弁と、冷媒の循環方
    向が逆転している際に減圧装置をバイパスさせるバイパ
    ス機構と、凝縮器と蒸発器との間に設けられ冷媒の循環
    方向が逆転している際に機能する減圧装置とを備えたこ
    とを特徴とする多元冷凍装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等
    を順次環状に配管接続して成る高温側冷媒回路と、圧縮
    機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接
    続して成る低温側冷媒回路とを備え、前記高温側冷媒回
    路の蒸発器と低温側冷媒回路の凝縮器とを交熱的に設け
    てカスケードコンデンサを構成して成る多元冷凍装置に
    おいて、前記低温側冷媒回路には、圧縮機から吐出され
    た冷媒の循環方向を逆転させる四方弁と、冷媒の循環方
    向が逆転している際に減圧装置をバイパスさせるバイパ
    ス機構と、凝縮器と蒸発器との間に設けられ冷媒の循環
    方向が逆転している際に機能する減圧装置とを備え、低
    温側冷媒回路の蒸発器を除霜する際に四方弁を用いて冷
    媒の循環方向を逆転させることを特徴とする多元冷凍装
    置。
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