JPH01216948A - 含フッ素エーテル化合物及びその製造方法 - Google Patents

含フッ素エーテル化合物及びその製造方法

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JPH01216948A
JPH01216948A JP63040794A JP4079488A JPH01216948A JP H01216948 A JPH01216948 A JP H01216948A JP 63040794 A JP63040794 A JP 63040794A JP 4079488 A JP4079488 A JP 4079488A JP H01216948 A JPH01216948 A JP H01216948A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1分子中に2個の水酸基又は重合可能な二重
結合若しくはエポキシ基を有する含フツ素エーテル化合
物に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題)分子中に
フッ素原子を有する化合物は、熱安定性及び化学安定性
が良好であり、更に光学特性及び界面特性等にも優れて
いるとhう利点を有している。そこで、フッ素原子を有
する化合物の1分子中に2個の反応性基を導入し、合成
樹脂の製造に使用することが行なわれている。例えば、
米国特許第3310606号明細書には下記式 %式% で示されるパーフルオロ化合物が示されている。このよ
うな1分子中に2個の反応性基を有する化合物は架橋剤
として作用する。このため、1分子中に1個の反応性基
しか有しない化合物を用いた場合に比べて得られる合成
樹脂の物性が向上することが予想される。しかしながら
、上記した1分子中に2個のパーフルオロビニル基を有
する化合物は、単独重合性及び他のモノマーとの共重合
性に劣るという欠点があった。
(!!題を解決するための手段) そこで、本発明者は、1分子中に2個の反応性基を有す
る含フツ素化合物の重合性を改良することを目的として
研究を重ねた。その結果、末端の反応性基と酸素原子を
介して隣接する炭素原子に2つの水素原子が結合してい
る化合物の合成に成功し、また、該化合物が重合性に優
れていることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記−数式CI) R182C94CCF2%pC−CF2gm20f20
R2しIJで示される含フツ素エーテル化合物である。
上記−数式CII中、 R1及びR2で示されるエポキ
シアルキル基は原料の入手容易さ等の理由から、下記式 %式% 〔但し、kは1〜8の整数である。〕 で示される基が好適である。
上記−数式CIE中、Xl、X2.X、及びx4で示さ
れるパーフルオロアルキル基の炭素数には特に制限され
ないが、原料の入手の容易さ及び上記−数式CI)で示
される本発明の化合物の製造の容易さから1通常はパー
フルオロメチル基が好適である。
上記一般式中、を及びnは0以上の整数であれば良いが
、一般には0〜10の整数である化合物が得やすい。ま
た、上記一般式中、mは2以上の整数であれば良いが、
原料の入手の容易さから2〜Bの範囲であることが好ま
しい。
本発明の含フツ素エーテル化合物は以下の分析手段によ
り確認することが出来る。
(a)  赤外吸収スペクトルC以下、IRと略称する
。)を測定することにより、3300i’忙−OH,3
000備−1付近にC−H,1750cm−’ IIC
C〜0 、1670信1c CH2−CHCH2−。
1640cm にCH2−C’H−,1500〜100
0(’1lI−’にC−F、905mKエポキシエポキ
シ基基に由来する吸収を観察することができる。
(b)  フッ素核磁気共鳴スペクトルC以下、19F
−NMRと略称スる。トリクロロフルオロメタン基準、
高磁場側を正とする。単位はpl)ma ’を測定する
ことにより本発明の化合物中に存在するフッ素原子の結
合様式を知ることができる。
(c)  水素核磁気共鳴スペクトルC以下、H−NM
Rと略称する。テトラメチルシランを基準とする。単位
はpH)mo  )を測定するととKより本発明の化合
物中に存在する水素原子の結合様式を知ることができる
(d)元素分析により本発明の化合物中の水素。
炭素、フッ素の各元素の重量%を求め、各元素の重量%
の和を100から減じることにより酸素の重量%を算出
し、該化合物の化学組成式を決定することができる。
本発明の含フツ素エーテル化合物は、どのような製造方
法で得ても良いが、好適な製造方法は以下のとおりであ
る。
下記式Cl0) で示される酸フルオリドをそのまま、又はアルコールと
反応させるか若しくは加水分解しエポキシドよりなる群
から選ばれた少(とも1種の化合物を反応させる方法で
ある。
原料として使用される上記−数式[I[)で示される酸
フルオリドは、パーフルオロアルカンジオイルフルオリ
ドとパーフルオロアルキレンオキシドを原料にして仕込
組成及び反応条件を適宜選択することにより所望する分
子量で得ることができる。上記−数式CIIIで示され
る酸フルオリドは、そのまま還元しても良いが、核酸フ
ルオリド化合物にメタノール。
エタノール、プロパツール等のアルコールを反応させて
末端のフルオロカルボニル基をアルコキシカルボニル基
に変換するか、又は核酸フルオリド化合物を加水分解し
て末端をカルボキシル基に変換した後に還元することが
好ましい。アルコールとの反応は、酸フルオリド化合物
のフルオロカルボニル基に対しテ過剰量のアルコールが
用いらh、一般に−3゜〜50℃の温度で行なわれる。
また、加水分解は、酸フルオリド化合物のフルオロカル
ボニル基に対して過剰量の水が用いられ、上記と同様の
条件で反応が行なわれる。
上記−数式〔■〕で示される酸フルオリドの還元には、
還元剤が使用される。還元剤としては公知のものが何ら
制限なく使用されるが、好適には、リチウムアルミニウ
ムハイドライド、リチウムボロハイドライド、ナトリウ
ムボロハイドライド等の金属水素化物ニジボラン;アル
カリ金属とアルコールの併用;水素と白金、パラジウム
、ロジウム、ルテニウム。
又はニッケル等の触媒との併用が挙げられる。
還元剤として金属水素化物又はジボランを使用する場合
には、これらの還元剤は原料1モルに対して2モル以上
、好ましくは2〜8モルの範囲で使用するのが良い。こ
の場合、反応温度は0〜150℃、反応圧力は常圧付近
で1時間から2日間反応を行なうことが好ましい。また
、還元剤としてアルカリ金属とアルコールを併用する場
合には、アルカリ金属とアルコールとを原料1モルに対
して夫々3〜8モル及び4〜50モルの範囲で使用する
ことが好ましい。反応条件は上記の場合と同様の条件が
採用される。また、還元剤として水素を使用する場合に
は、1〜150気圧の水素圧力下、0〜300℃で4時
間から2日間反応を行なうことが好ましい。
上記した還元反応によって、前記−数式CDで示される
本発明の化合物中、R1及びR2が水素原子である化合
物が得られる。萌記一般式CIIで示される化合物中、
R1及びR2が水素原子以外の化合物は、R1及びR2
が水素原子である化合物C以下、単に含フッ素ジヒドび
エポキシドからなる群から選ばれた少くと411種の化
合物と反応させることによって得られる。
まず、アルキルビニルエーテルとの反応に於いて使用さ
れるアルキルビニルエーテルのアルキル基は、その炭素
数には特に制限されるものではないが、一般には1〜6
の範囲が好適である。具体的には一メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、プロ、ヒルビニルエーテル
、ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル等の
アルキルビニルエーテルを挙げることができる。アルキ
ルビニルエーテルの使用量は含フツ素ジヒドロキシエー
テル化合物1モルに対して2〜10モルの範囲であるこ
とが好ましい。また、酢a第2水銀、安息香酸第2水銀
、フェニル酢酸第2水銀、シュウ酸第2水銀、クエン酸
第2水銀等ノ弱酸ノ水銀塩を含フツ素ジヒドロキシエー
テル化合物1モルに対して0.005〜0.1モルの範
囲で使用することが好ましい。反応温度は、0〜100
℃、反応時間は4〜72時間の範囲から採用される。
次に、前記一般式CI〕で示される本発明の化合物中、
R1及びR2がアリル基である化合物は、含フツ素ジヒ
ドロキシエーテル化合物と了りルハライドとの反応で得
られる。アリルハライドとしては、塩化アリル、臭化ア
リル及びヨウ化アリルが使用される。了りルハライドノ
使用量は、含フツ素ジヒドロキシエーテル化合物1モル
に対して2〜8モルの範囲であることが好ましい。また
、反応に際しては、通常は水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム及び炭酸ナトリウム等の塩基性化合物が、含フツ
素ジヒドロキシエーテル化合物1モルに対して2〜10
モルの範囲で使用される。
反応温度は0〜100℃で反応時間は1時間から1日の
範囲が採用される。
前記一般式CIIで示される本発明の化合物中、R4及
びR2がアクリロイル基又はメタフタ半アクリル酸を2
〜8モルの範囲で使用し。
硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸無水物、又はP−)ルエ
ンスルホン酸等の酸触媒を0.01〜0.2モルの範囲
で使用し、反応温度50〜アクリル酸ノ・ライドを用い
る場合には、含フルの範囲で使用し、ジメチルアニリン
、トリエチルアミン、トリブチルアミン等の塩基性化合
物を脱酸剤として2〜4モルの範囲で使用し、反応温度
0〜100℃、反応時間1〜24時間の東件で反応を行
なうことが好ましい。
以上に述べた反応に於いては、二重結合の開裂による重
合を防止するために、重合禁止剤トしてハイドロキノン
、t−ブチルカテコール、P−キノン等を含フツ素ジヒ
ドロキシエーテル化合物に対して0,01〜o、osi
tt%使用することが好ましい。
最後に、萌記一般式CI〕で示される本発明の化合物中
、均及びR2がエポキシアルキル基である化合物は、含
フツ素ジヒドロキシエーテル化合物とエポキシドとの反
応によって得ることができる。エポキシドとしては、下
記式 で示される化合物が好ましく、特にエピクロルヒドリン
、エビブロモヒドリンが好適である。エポキシドの使用
量は、含フツ素ジヒドロキシエーテル化合物1モルに対
して2〜8モルの範囲が好ましい。反応に際しては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム及び
炭酸カリウム等の塩基性化合物を2〜10モルの範囲で
使用することが打首しく、また、テトラブチルアンモニ
ウムハイドロジエンサルフェート、テトラペンチルアン
モニウムクロリド、テトラヘキシルアンモニウムクロリ
ド等の相関移動触媒な0o01〜0.1モルの範囲で使
用することが好ましい。反応は、水又は有機溶媒中で1
0〜100℃、1時間から1日の条件で行なうことがで
きる。
(効果) 本発明の含フツ素エーテル化合物のうち、ヒトσキシル
基を有する化合物はフッ素系樹脂及びゴムの架橋剤ある
いはカルボン酸を分子中に2個有する化合物と縮合させ
ることにより一耐熱性が優れたポリエステル樹脂の合成
原料となる。また、エポキシ基を有する化合物は耐薬品
性、耐熱性の優れたエポキシ樹脂として利用することが
できる。また、発明化合物はその2個の二重結合を利用
してフッ素系樹脂及びゴムの架橋剤として使用し得るほ
か、C−F結合の防汚性、撥水性を利用して撥水撥油処
理剤、C−F結合の低屈折率特性を利用して眼鏡レンズ
の表面処理剤、酸素透過性を利用したコンタクトレンズ
用モノマー、更にこれらの二重結合にトリクロロシラン
を付加した後、加水分解して重合することにより含フツ
素ケイ素樹脂を合成することができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的建水す。
実施例 1 ステンレス製反応容器にテトラエチレングリコールジメ
チルエーテル100重量部、乾燥したフッ化カリウム1
0重量部を入れ、ドライアイス−メタノールで反応容器
を冷却しながらオキザリルフルオリド100fi31部
を導入した。その後、0℃の反応温度下にヘキサフルオ
ロプロピレンオキシド70011部を付加反応させ、蒸
留することによって、部を単離した。これら化合物のう
ち、 −ル13重量部を低温で反応させ、水洗、乾燥、蒸留す
ることによりパーフルオロカルボン酸ジメチルエステル 90℃/ 10 mHl ) 50重量部を単離した。
次いで、乾燥したジエチルエーテル50重量部に、リチ
ウムアルミニウムハイドライド5.1重量部を投入し、
攪拌下に上記パーフルオロカルボン酸ジメチルエステル
30重量部を5℃の反応温度下に2時間かけて滴下し、
その後1時間還流した。反応後、塩酸水溶液で処理し、
ジエチルエーテルで抽出し乾燥した後、蒸留することに
より、沸点102〜106℃/ 4 tm H77で常
温で白色固体である化合物を23重量部単離した。この
化合物の構造は、IR(図1)、F、−NMR(図2)
、H−NMR(図3)、元素分析より 確認した。
(1)IR 3300傭−1−OH 1300〜1000m    C−F (2)  H−NMR,F−NMR (d) (a)   4−27  (d、Ji+−F=12Hz
)(b)    135 (c)85.5 (6)   81.5 (3)元素分析 実測値:水素1.51%、炭素24.12%。
フッ素57.82%、酸素16.55%理論値:水素上
53%、炭素2jL38%。
フッ素57.85%、酸素16.25%実施例 2 9重量部、ジエチルエーテル15重量部、ジメチルアニ
リン6.6%量部、ハイドロキノン0□01重量部を混
合した後、還流下にアクリル酸クロリド4.4重量部を
滴下し6時間反応させた。反応後、希硫酸水溶液でジエ
チルエーテル層を洗浄した後乾燥し蒸留することによっ
て、沸点101〜103℃/ 4 wm Hg の化合
物5重量部を得た。この化合物の構造はIR(図4)、
F−NMR(図5)、H−NMR(図6)、元素分析よ
り下記構造であることがわかった。
CH2−CHC0CH2CFOCF2CF20CFCH
20CCH−CH2(1)IR 3000欝−’      C−H l 750cfR−’      C=01640 c
m−’      CH2−C’H−1300〜100
0cm   C−F (2)  H−NMR%F−NMR (b)(c)       (g) (a) (a)    5.86 (b)    6.69 (C)    6.15 (d)    4.70   (JIF=11Hz)(
e)135 (f)    85.5 (g)   82.0 (3]  元素分析 実測値:水素2.02%、炭素55.61%。
フッ素45.27%、酸素19.10%理論値:水素2
.01%、炭素33.48%。
フッ素45.40%、酸素19.11%実施例 3 実施例1で得られた含フツ素ジヒドロキシエーテル化合
物8重量部をジエチルエーテル20重量部に溶解し、更
にエチルビニルエーテル2重量部、酢酸水銀0.06重
量部、ハイドロキノン0.01重量部を混合し、還流下
に1日反応させ、エーテル、エチルビニルエーテルを分
離した後、液状物4重量部を得た。
この化合物の構造はIR−H−NMR%F−NMR1元
素分析より下記構造であることを確認した。
(1)IR 3000cm−’        C−H1650m 
、1630儒  C’H2−CH1300〜1000備
−10−F (2)  H−NMR,F−NMR (al (c)    (g) (a)     4.18 (b)4.42 (c)     6.54 (d)    4.46   (JRF=10H2)(
e)133 (f)     85.5 (g)    82.0 (3)元素分析 実測値:水素2.14%、炭素32.41%。
フッ素51.55%、酸素13.90%理論値:水素2
624%、炭素32.29%。
フッ素51.12%、酸素14.35%実施例 4 実施例1で得られた含フツ素ジヒドロキシエーテル化合
物10重量部をジエチルエーテル100重量部で希釈し
た後、金属ナトリウム1.5Iと反応させアルコキシド
を生成させた。その後、室温下に塩化アリル6重量部を
1時間かけて滴下後、8時間還流し蒸留することくよっ
て液状物を7重量部得た。この化合物の構造はrR,F
−NMR及び元素分析より下記の構造であることを確認
した。
(1)IR 3000閏−’     C−H 1670eta−’     CH2−CHCH2−1
300〜900cWI−’   C−F(a)    
82.0 (b)   133 (C)    85 (3)元素分析 実測値:水素2,91%、炭素35.81%。
フッ素47.85%、酸素15.45%理論値:水素2
.95%、炭素35−44%。
フッ素48.10%、酸素13.50%10重量部、イ
ンプロピルエーテル20重量部、トリフルオロ酢酸無水
物0.4重量部、メタアクリル酸6.5重量部及びp−
キノンα01gを混合し1日還流させた。反応後、水洗
乾燥しイソプロピルエーテルを留去することによって液
状物8重量部を得た。この化合物の構造はIR,F−N
MR及び元素分析より下記の構造であることがわかった
(1)IR 5000tyyr−’     C−H1300〜10
00cIn−’   C−Fに)  F−NMR (a) (b)  (c) (a)     82.0 (b)135 (c)      85.5 (3)元素分析 実測値:水素2.61%、炭素36.27%。
フッfi43.55%、酸素17.57%理論値:水素
2.64%、炭素56.23%。
フッ素43.02%、酸!!18.11%実施例 6 実施例1で得られたHccHc膣y2フ2田嘔2丁10
重量部、ジエチルエーテル40重量部。
50%水酸化ナトリウム12x量部及びテトラプチルア
ンモニウムハイド口ジェンサルフニー)0.3重量部を
混合し激しく攪拌しながらこれにエピクロルヒドリン7
重量部を1時間かけて滴下し、その後1日間還流下に反
応させた。反応後水洗しジエチルエーテル層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、蒸留によりジエチルエーテル及
びエピクロルヒドリンを除去した後、液状物6重量部を
単離した。この化合物の構造はIR,H−NMR,F−
NMR及び元素分析より下記構造であることがわかった
(1)IR 6000譚−1付近   C−H 1300〜1000cNI−’  C−F910 m−
’         エポキシ基(2)  H−N M
 R 2,2〜1.9ppmlczボキシ基に基因するマルチ
プレットが観察された。
(3)  F −NM R 原料である含フツ素ジヒドロキシエ ーテル化合物とほとんど同じスペクトルを示した。
(4)元素分析 実測値:水素2.91%、炭素33.52%。
フッ素44.75%、酸!l!18.82%理論値:水
素2677%、炭素33−20%。
フッ素45.06%、酸素18.97%実施例 7 実施例1で合成した 重量部にメタノール2!量部を低温で反応させ、水洗・
乾燥・蒸留することによって、を8重量部得た。次いで
、乾燥したジエチルエーテル20重量部にリチウムアル
ミニウムハイドライド1重量部を投入し、攪拌下に上記
で得たパーフルオロカルボン酸ジメチルエステル8重量
部を20℃の温度で反応させ、水洗・乾燥・蒸留するこ
とによって5重量部の白色固体を得た。この物質のIR
を測定した結果、3300m’に水酸基の特性吸収が認
められ、カルボキシル基のカルボキル基づく吸収は認め
られなかった。また元素分析を行なった結果と合せてこ
の化合物は HOCH20F’0CF2CFOCF2CF20CFC
F20CFCH20Hであることがわかった。
元素分析 実測値:水素0.70%、炭素25.23%。
フッ素57.55%、酸素16.52%理論値:水素0
.77%、炭素24.55%。
フッ素58.31%、酸素16.57%実施例8〜13 実施例1と同様にして種々のパーフルオロを出発物質と
してその両末端にヘキサフルオロプロピレンオキシドを
付加反応させた化合物を作り、更にメタノールでカルボ
ン酸エステル化した後、リチウムアルミニウムハイドラ
イドな用いて両末端を還元し、本発明の含フツ素ジヒド
ロキシエーテル化合物を得た。
これらの化合物のIRを測定したところ、いずれの化合
物にも3300crR−’に一〇H基。
1500〜10006t1−’にC−F基による吸収が
観察された。また1元素分析を行なうことにより本発明
の含フツ素ジヒドロキシエーテル化合物であることを確
認した(第1表)。
実施例14 実施例8で得られた ジエチルエーテル30重量部、ジメチルアニリン6.6
重量部、P−キノン0.01重量部を混合した後、還流
下にメタクリル酸クロリド5重量部を滴下し8時間反応
させた。反応後、希硫酸水溶液でジエチルエーテル層を
洗浄した後乾燥し蒸留することにより液状物6重量部を
得た。この化合物の構造はIR1元素分析より下記構造
であることがわかった。
(1)IR 3000w−1C−H 1300〜1000百   〇−F (2)元素分析 実測値:水素2.56%、炭素3.5.12%。
フッl!46.12%、酸素15.20%理論値:水素
2.41%、炭素35.17%。
フッ素45.86%、酸素16.55%実施例15 実施例11で得られた含フツ素ジヒドロキシエーテル化
合物10重量部をジエチルエーテル20重量部忙溶解し
、ブチルビニルエーテル3重量部及びフェニル酢酸第2
水銀α05重量部を混合し、還流下忙2日間反応させジ
エチルエーテル及びブチルビニルエーテルを分離した後
、液状物を51i量部得た。この化合物の構造はIR1
元素分析より下記の構造であることがわかった。
(1)IR 3000cts−’    C−H l 650cItI 、1650an   CH2−C
Hl 300〜11000t    C−F(2)元素
分析 実測値:水素0.50%、炭素29−63%。
フッ素63.35%、酸素6.52% 理論値:水素0.69%、炭素29.79%。
フッ素62.90%、酸素6.62% 実施例16 実施例9で得られた含フツ素ジヒドロキシエーテル化合
物10重量部をテトラ・・イド0797100重量部に
溶解させた後、50%水酸化ナトリウム水溶液6重量部
及びテトラブチルアンモニウムクロリド0.3gを入れ
、激しく攪拌しながら臭化アリル6.5重量部を1時間
の速度で滴下し、更に還流下で4時間反応させた。その
後−水洗・乾燥・蒸留の操作を経て液状物6重量部を得
た。この化合物の構造はIR1元素分析の測定により下
記の構造であることを確認した。
(1)IR 3000(7)−’     C−H 1670儒      CH2−C’HCH2−130
0〜11000c  C−F (2)元素分析 実測値:水素1.15%、炭素26.82%・フッ*6
2.54%、酸素9.69% 理論値:水素1.03%、炭素26.59%。
フッ素61.74%、酸素10.+54%実施例17 実施例12で得られた含フツ素ジヒドロキシエーテル化
合物10重量部をテトラノ・イドロフランに溶解させ、
50%水酸化ナトリウム4重量部とテトラブチルアンモ
ニウムノ・イドクジエンサルフェート0.6重量部を投
入し、激しく攪拌しながらエビブロモヒドリン5重量部
な滴下させ50°Cで8時間反応させた。
反応後水洗し、ジエチルエーテルで抽出し、乾燥した後
、単蒸留によりエーテル、エビブロモヒドリンを除去後
、液状物6重量部を得た。この化合物の構造はIR1元
素分析により下記の構造であることがわかった。
(1)IR 3000m  付近 C−H 1300〜1000α  C−F 910帰一1    エボギシ基 (2)元素分析 実測値:水素2.11%、炭素31.98%。
フッ素52.73%、酸素13.18%理論値:水素2
.13%、炭素31.09%。
フッ素52.14%、酸素14.64%参考例 1 実施例1の含フツ素ジヒドロキシエーテル部とテレフタ
ロイルクロリド0.5m量部を混合し、窒素下で徐々に
温度を180℃まで上昇させて1時間放置し1次いで混
合物を260℃で2時間加熱し、更に1時間真空ポンプ
で減圧にした。その結果、1.4重量部の透明な樹脂が
得られた。
参考例 2 実施例2で得られた 0、5重量部にスチレン0.5重量部及びアゾビスイソ
ブチロニトリル肌01重量部を混合し、温度50℃で1
時間重合し、60℃で真空乾燥し0.95重量部の透明
な樹脂を得た。この樹脂はトリクロロトリフルオロエタ
ン及びアセトンに不溶不融の樹脂であった。一方、パー
フルオロシヒニルエーテル CF2−CFO(CF2)500F−CF2 0.5重
量部及びアゾビスイソブチロニトリルo、o i x置
部を混合し重合を行なったが、二層に分離し共重合が不
可能であった。
参考例 3 実施例6で得られた 置部にジアミノジフェニルメタン0.21i部を混合し
、80℃で4時間硬化させ一統いて160℃で6時間硬
化した。その結果、1.1重量部の不溶不融のエポキシ
樹脂が得られた。
参考例 4 0.2重量部、アクリル酸ブチル0.8重量部及びアゾ
ビスイソブチロニトリル0.01重量部を60℃の温度
下8時間重合し0.98重量部の重合体を得た。この重
合体は4塩化炭素。
ジメチルホルムアミド等に不溶な架橋物であ部、アクリ
ル酸ブチル0.8重量部及びアゾビスイソブチロニトリ
ル0.013l−Ji部を60℃の温度下8時間重合し
0.91重量部の重合体を得た。この重合体は4塩化炭
素、ジメチルホルムアミドに可溶な線状重合体であった
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、実施例1で得られた含フ
ツ素エーテル化合物について、また、第4図、第5図及
び第6図は、実施例2で得られた含フツ素エーテル化合
物につbての赤外吸収スペクトル、19F−核磁気共鳴
スペクトル及びIH−核磁気共鳴スペクトルを夫々示す

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R_1及びR_2は、夫々水素原子、ビニル基
    、アリル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基又は
    エポキシアルキル基であり、X_1、X_2、X_3及
    びX_4は、夫々同種又は異種のパーフルオロアルキル
    基であり、 l及びnは夫々0以上の整数であり、mは2以上の整数
    である。〕 で示される含フッ素エーテル化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、X_1、X_2、X_3及びX_4は、夫々同
    種又は異種のパーフルオロアルキル基であ り、l及びnは夫々0以上の整数であり、 mは2以上の整数である。〕 で示される酸フルオリドをそのまま、又はアルコールと
    反応させるか若しくは加水分解した後に還元し、必要に
    よりアルキルビニルエーテル、アリルハライド、アクリ
    ル酸、メタアクリル酸、アクリル酸ハライド、メタアク
    リル酸ハライド及びエポキシドよりなる群から選ばれた
    少くとも1種の化合物を反応させることを特徴とする下
    記式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R_1及びR_2は、夫々水素原子、ビニル基
    、アリル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基又は
    エポキシアルキル基であり、X_1、X_2、X_3及
    びX_4は、夫々同種又は異種のパーフルオロアルキル
    基であり、 l及びnは夫々0以上の整数であり、mは2以上の整数
    である。〕 で示される含フッ素エーテル化合物の製造方法。
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