JPH01215859A - インジゴ類の製造方法 - Google Patents

インジゴ類の製造方法

Info

Publication number
JPH01215859A
JPH01215859A JP63038713A JP3871388A JPH01215859A JP H01215859 A JPH01215859 A JP H01215859A JP 63038713 A JP63038713 A JP 63038713A JP 3871388 A JP3871388 A JP 3871388A JP H01215859 A JPH01215859 A JP H01215859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indigo
reaction
indole
hydroperoxide
usually
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63038713A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH086044B2 (ja
Inventor
Usaji Takagi
高木 夘三治
Yoshihiro Yamamoto
喜博 山本
Shinobu Aoki
忍 青木
Retsu Hara
烈 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP3871388A priority Critical patent/JPH086044B2/ja
Priority to DE68918964T priority patent/DE68918964T2/de
Priority to EP89301658A priority patent/EP0330419B1/en
Priority to BR898900797A priority patent/BR8900797A/pt
Priority to CA000591739A priority patent/CA1334096C/en
Priority to CN89101194A priority patent/CN1035521A/zh
Priority to US07/314,021 priority patent/US4992556A/en
Priority to KR1019890002147A priority patent/KR920010473B1/ko
Publication of JPH01215859A publication Critical patent/JPH01215859A/ja
Publication of JPH086044B2 publication Critical patent/JPH086044B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インジゴ類の製造方法に関するものである。
更に詳しくは、2位および3位に置換基を有しないイン
ドール類を有機ヒドロ過酸化物と反応させることを特徴
とするインジゴ類の製造方法に関するものである。
インジゴ類は染料として重要な化合物である。
(従来の技術) 現在、工業的なインジゴの製造方法としては、アニリン
とクロロ酢酸またはアニリン、青酸およびホルムアルデ
ヒドを原料としてN−フェニルグリシン塩を製造し、こ
れを高温でアルカリ溶融してインドキシル化合物とした
後、更にこれを空気酸化する方法が採用されている。し
かしながらこれらの方法は、反応工程が多段階で複雑で
あるばかりでなく、大量の水酸化カリウムと水酸化ナト
リウムを使用しなければならず、これらの回収再使用に
際して多大のエネルギーを消費し、そのための特殊な装
置が必要であるという問題があるため、より簡素なプロ
セスへの転換が望まれている。
(発明が解決しようとする課題) インドールを有機合成化学的に酸化2量化して直接イン
ジゴを得た例はいくつかある。小幅らは、過酸化水素と
酢酸により反応系内で過カルボン酸である過酢酸を発生
させ、これを酸化剤としてインドールと反応させると、
インドール骨格の3量体である2、2−ジインジル−ψ
−インドキシルが生成し、その際副生物として少量のイ
ンジゴも生成したと報告している(Bull、^gr、
Chem、Soc、Japan+20巻、80−83頁
、1956年)。またベルナート・ヴイットコップらは
、過カルボン酸である過安息香酸を酸化剤としてインド
ールとクロロホルム中冷蔵庫内で一晩反応させると、数
多くの生成物とともに極少量のインジゴも得られたと報
告している(Jus、tus Liebigs Ann
alen der Chemie、 558巻。
91−98頁、 1947年)。本発明者らがこの方法
を追試したところ、得られる生成物は過酢酸との反応の
場合と同様3量体である2、2−ジインジル−ψ−イン
ドキシルであり、インジゴは極少量しか得られなかった
。またシエインクマンらは、無機の過酸化物である過酸
化水素を酸化剤としてインドールとメタノール中反応さ
せると、上記2例と同しく2,2−ジインジル−ψ−イ
ンドキシルが高収率で生成し、この際インジゴがクロマ
トグラフィーで検出できたと報告している (Khim
、Geterotsikl。
5oedin、+11巻、 1490−1496頁、1
978年)。しかしながら、これらは何れもインドール
を酸化して2゜2−ジインジル−ψ−インドキシルを得
る方法であり、本発明者らが目的とするインジゴは極少
量得られる副生物にすぎず、インジゴの製造方法として
満足すべき方法とはいえない。
本発明の目的は、多段階で複雑なインジゴの製造法を根
本から改良し、従来法に比べより簡便なインジゴの製造
方法を提供することである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明者らは
、2,2−ジインジル−ψ−インドキシルの生成を抑え
て選択的にインジゴを製造する方法について、特に有効
な酸化剤の開発を目指し、酸素のほか数多くの種類の有
機および無機の酸化剤の検討を鋭意続けてきたところ、
従来知られていない有機ヒドロ過酸化物を酸化剤として
インドールと反応させると、2.2−ジインジル−ψ−
インドキシルがほとんど生成せずに一段で簡便にインジ
ゴが得られることを見いだし、更にこの方法は2位およ
び3位に置換基を有しない他のインドール類にも適用で
きることをも見いだし、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、2位および3位に置換基を有しない
インドール類を有機ヒドロ過酸化物と反応させることを
特徴とするインジゴ類の製造方法である。
本発明の方法における原料である2位および3位に置換
基を有しないインドール類とは、例えば、インドールの
他、1−メチルインドール、4−メチルインドール、5
−メチルインドール、6−メチルインドール、7−メチ
ルインドール、4.5−ジメチルインドールなどのアル
キルインドール類、4−クロロインドール、5−クロロ
インドール、4.5−ジクロロインドール、4−ブロモ
インドール、5−ブロモインドール、4,5−ジブロモ
インドールなどのハロゲン化インドール類、4−ヒドロ
キシインドール、5−ヒドロキシインドール、4.5−
ジヒドロキシインドールなどのヒドロキシインドール類
、4−クロロ−5−メチルインドール、5−クロロ−4
−メチルインドール、4−ブロモ−5−メチルインドー
ル、5−ブロモ−4−メチルインドールなどのハロゲン
化アルキルインドール類、4−ニトロインドール、5−
二トロインドール、7−ニトロインドールなどのニトロ
インドール類、インドール−5−カルボン酸などのイン
ドールカルボン酸類およびスルホン化インドール類など
であり、2位および3位以外の位置には反応を阻害しな
いものであれば置換基を有していてもよい。
本発明の方法におけるもう一方の原料である有機ヒドロ
過酸化物とは、ヒドロペルオキシ基(−008)を有す
る有機化合物のことであり、例えば、デ・スワーン(D
、Swern )著”オーガニック・ペルオキシド(O
rganic Peroxides ) Vol、 I
I ”+ウィリー・インクサイエンス(Wiley−1
nterscience)刊(1971年); 107
−127頁または、エイ・ジー・デービス(A、G、D
avies)著”オーガニック・ペルオキシド(Org
anic Peroxides)′+バター・ワース(
Butterworths )刊(1961年); 9
−33頁の表中に挙げられているようなものである。こ
れらのうち、ターシャリープチルヒドロペ)レオキシド
、クメンヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼン
ヒドロベルオキシド、パラメンタンヒドロペルオキシド
、2.5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオ
キシド、1.L’3.3−テトラメチルブチルヒドロペ
ルオキシドなどの有機ヒドロ過酸化物が好ましい。これ
らは単独でも、または2種以上を同時にもしくは混合し
て用いても構わない。また、反=6− 応系内でこれらの有機ヒドロ過酸化物を発生させること
のできる成分の組合せであってもよい。これらの有機ヒ
ドロ過酸化物の使用量は特に限定されるものではないが
、通常当該インドール類1モルに対して0.01〜10
0モルの範囲であり、好ましくは 1〜20モルの範囲
である。
本発明の方法は特に限定されず、当該インドール類と有
機ヒドロ過酸化物が効果的に混合される方法であれば如
何なる方法でもよく、回分式、半回分式または連続流通
式のいずれでも構わない。
例えば、当該インドール類と有機ヒドロ過酸化物を一括
して反応器に仕込む方法、何れか一方を他方に連続的も
しくは間欠的に供給する方法、または、両者を連続的も
しくは間欠的に供給する方法などを使用することができ
る。反応の際の温度、時間および圧力は原料の当該イン
ドール類または有機ヒドロ過酸化物の種類により異なる
。反応温度は通常−10〜200 ’Cの範囲であり、
好ましくは10〜150°Cの範囲である。温度を下げ
すぎると反応が遅くなり、また上げすぎると有機ヒドロ
過酸化物が激しく分解して危険である。反応時間は通常
100時間以内であり、好ましくは0.1〜50時間の
範囲である。反応は減圧、常圧または加圧の何れでも実
施できる。
また本発明の方法においては、反応を不活性ガス雰囲気
下で行ってもよいが、空気など分子状酸素の存在下に行
ってもよい。
本発明の方法では、通常は溶媒の共存下に実施されるが
、場合によっては無溶媒系で行うこともできる。使用す
る場合の溶媒としては反応を阻害しなければどのような
溶媒でも構わない。そのような溶媒としては、例えば、
水、n−ヘキサン、n−ペンタン、シクロヘキサンなど
の脂肪族または脂環族の炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、クメンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、
クロロホルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなど
の脂肪族または芳香族ハロゲン化合物、ジエチルエーテ
ル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコールジエチルエーテルなどのエーテル類、メタ
ノール、エタノール、ターシャリ−ブタノール、シクロ
ヘキサノール、ヘンシルアルコール、プロピレングリコ
ールなどのアルコール類、アセトン、エチルメチルケト
ン、アセトフェノンなどのケトン類、酢酸エチル、プロ
ピオン酸エチルなどのエステル類、炭酸ジメチルなどの
カーボネート類、およびニトロベンゼンなどの芳香族ニ
トロ化合物類などが挙げられる。
これらは単独でもまたは2種以上を混合して使用しても
よい。また、これらの溶媒の使用によって、反応混合液
が均一相となっても不均一な2相となっても構わない。
また、本発明の方法において、インジゴ類の収率を更に
向上させるため、添加剤および触媒などを使用すること
もできる。
本発明の方法において、反応終了後の反応生成物を常用
の方法に従って処理することによりインジゴ類が得られ
る。通常、反応終了後生成したインジゴ類はその多くが
析出しており、濾過、遠心分離またはデカンテーション
などの通常の固液分離の操作により容易に固体として取
り出すことが=9− できる。インジゴ類の析出量が不十分な場合には、より
多く析出させるため反応液を濃縮した後取り出すことも
できる。
(実施例) 次に実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 撹拌機、温度計、滴下ロートおよび冷却管を装着した、
内容積100ミリリツトルの4ソロフラスコに、インド
ール5.0グラム(42,7ミリモル)およびトルエン
30グラムを仕込んだ。この液をオイルバスにより80
°Cに加熱し、空気雰囲気下激しく撹拌しながら滴下ロ
ートより83重量%クメンヒドロペルオキシド−クメン
溶液23.5グラム(クメンヒドロペルオキシド換算で
128.0 ミリモル)を1時間かけて滴下したのち、
そのまま10時間反応させた。反応開始時は液は均一で
あったが、反応終了時は固体が析出し不均一となってい
た。この反応混合液を濾過し、固体を少量のトルエンで
洗浄後、50゛Cで減圧乾燥させて暗緑色の固体を0.
34グラム得た。これは、元素分析およびIR分析の結
果インジゴであった。また、反応濾液の分析からは、3
量体である2、2−ジインジル−ψ−インドキシルの生
成は認められたものの極微量であり定量するには至らな
かった。なお、この他反応濾液にはインジルビンが少量
台まれていた。
実施例2 実施例1におけるインドールのかわりに5−クロロイン
ドールを5.0グラム(33,0ミリモル)用い、83
重量%クメンヒドロペルオキシド−クメン溶液のかわり
に69重量%ターシャリ−ブチルヒドロペルオキシド水
溶液を21.6グラム(ターシャリ−ブチルヒドロペル
オキシド換算で165.4 ミリモル)用い、反応温度
および反応時間をそれぞれ60°Cおよび20時間に変
えた以外はすべて実施例1と同様に反応を行った。得ら
れた反応混合液を濾過し、固体を少量のメタノールで洗
浄後50’Cで減圧乾燥させたところ、5.5”−ジク
ロロインジゴが0.23グラム得られた。実施例1と同
様の分析を行ったところ、3量体の生成は認められなか
った。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、2,3位に置換基を有しないイ
ンドール類を有機ヒドロ過酸化物と反応させるという簡
便な方法により、−段でしかも2゜2−ジインジル−ψ
−インドキシルの生成をほとんど伴わずにインジゴ類を
製造することができる。
特許出願人  三井東圧化学株式会社 手続補正書(自発) 平成1年2月1日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第 038713  号2、発明の名
称 インジゴ類の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号  〜名称
(312)  三井東圧化学株式会社4、補正により増
加する発明の数  零5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 → 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2位および3位に置換基を有しないインドール類を
    有機ヒドロ過酸化物と反応させることを特徴とするイン
    ジゴ類の製造方法。
JP3871388A 1988-02-23 1988-02-23 インジゴ類の製造方法 Expired - Lifetime JPH086044B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3871388A JPH086044B2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23 インジゴ類の製造方法
DE68918964T DE68918964T2 (de) 1988-02-23 1989-02-21 Verfahren zur Herstellung einer Indigoverbindung.
EP89301658A EP0330419B1 (en) 1988-02-23 1989-02-21 Process for the preparation of indigo compound
BR898900797A BR8900797A (pt) 1988-02-23 1989-02-22 Processo para a preparacao de um composto indigo
CA000591739A CA1334096C (en) 1988-02-23 1989-02-22 Process for the preparation of indigo compound
CN89101194A CN1035521A (zh) 1988-02-23 1989-02-23 靛蓝化合物的制备方法
US07/314,021 US4992556A (en) 1988-02-23 1989-02-23 Process for the preparation of indigo compounds
KR1019890002147A KR920010473B1 (ko) 1988-02-23 1989-02-23 인디고류의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3871388A JPH086044B2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23 インジゴ類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01215859A true JPH01215859A (ja) 1989-08-29
JPH086044B2 JPH086044B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=12532964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3871388A Expired - Lifetime JPH086044B2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23 インジゴ類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086044B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH086044B2 (ja) 1996-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1334097C (en) Process for the preparation of indigo compounds
EP0330419B1 (en) Process for the preparation of indigo compound
JPH01215859A (ja) インジゴ類の製造方法
US4973706A (en) Process for the preparation of indigo compounds
JP2557963B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JP3137755B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JP2557962B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JP2507774B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JP2764060B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JPH0822966B2 (ja) インジゴ類の製造方法
US5112987A (en) Process for the preparation of indigo compounds
EP0368508B1 (en) Process for the preparation of indigo compounds
JP3238955B2 (ja) インジゴ類の製造方法
US5187283A (en) Process for the preparation of indigo compounds
JP2944714B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JPH0374470A (ja) インジゴ化合物の製造方法
JP2557973B2 (ja) インジゴ類の製造方法
JPH05171050A (ja) インジゴ類の製造方法
JPS6157555A (ja) 2‐ヒドロキシ‐5,6,7,8‐テトラヒドロカルバゾールの製法、2‐ヒドロキシ‐5,6,7,8‐テトラヒドロカルバゾールのアルカリ‐及びアルカリ土類塩及び該化合物を使用する方法
JPH04311771A (ja) インジゴ類の製造方法
JPH04189871A (ja) インジゴ類の製造方法
JPH0543807A (ja) インジゴ類の製造方法
CH281439A (fr) Procédé de préparation de dérivés N,N'-diarylés de pérylène-diimides.
JPS60139680A (ja) 3h−フエノチアジン−3−オン類の製法