JPH01210412A - ブロツク共重合体混合物 - Google Patents

ブロツク共重合体混合物

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JPH01210412A
JPH01210412A JP3277688A JP3277688A JPH01210412A JP H01210412 A JPH01210412 A JP H01210412A JP 3277688 A JP3277688 A JP 3277688A JP 3277688 A JP3277688 A JP 3277688A JP H01210412 A JPH01210412 A JP H01210412A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性、耐衝撃性、引裂強度に優れ、又良好
なブロー成形性を有するビニル芳香族炭化水素と共役ジ
エンからなるブロック共重合体混合物に関する。
〔従来の技術〕
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック共
重合体は、比較的ビニル芳香族炭化水素含有量が多い場
合透明性に優れ、ポリスチレンよりも耐衝撃性の良好な
熱可塑性樹脂が得られることから食品包装容器、日用雑
貨品、玩具類、弱電部品などの分野を中心に近年その使
用量が増加しつつある。
この様なブロック共重合体はその製造方法が種種知られ
ており、例えば特公昭36−19286号公報、特公昭
43−17979号公報、特公昭48−2423号公報
、特公昭57−49567号公報、特公昭58−114
46号公報などに記載されたブロック共重合体がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの方法に開示されているブロック
共重合体は耐衝撃性や引裂強度が充分でなく、その改良
が望まれている。又、上記ブロック共重合体はブロー成
形性に劣り、ドローダウンを生じたり成形品の光沢が悪
い等の問題を生じている。
ブロック共重合体の耐衝撃性を改良する方法としては特
開昭57−28150号公報や特公昭55−5544号
公報にみられる様に異種のブロック共重合体を組合せる
方法などが知られているが、プロー成形性の点でまだ不
充分であり、更に優れた改良方法が望まれている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明者らは
、主成分を成すブロック共重合体の分子量を特定の範囲
とし、しかも高分子量のブロック共重量を特定量組合せ
ることで上記問題点が解決され、透明性、耐衝撃性、引
裂強度に優れ、又良好なプロー成形性を有する重合体の
得られることを見い出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、 少なくとも、1つのビニル芳香族炭化水素を主とする重
合体ブロックと、少なくとも1つの共役ジエンを主とす
る重合体ブロックを有し、ビニル芳香族炭化水素の含有
量が60重量%を超え、95重ill以下であるブロッ
ク共重合体混合物において、主成分の分子量が3万〜2
3万であり、しかも分子量25万以上の成分の含有量が
5〜50重量%であるブロック共重合体混合物に関する
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のブロック共重合体混合物を構成するブロック共
重合体は、少なくとも1個、好ましくは2個以上のビニ
ル芳香族炭化水素を主とする重合体ブロックと、少なく
とも1個の共役ジエンを主とする重合体ブロックを有す
る。かかるブロック共重合体の製造方法としては、例え
ば特公昭36−19286号公報、特公昭43−179
79号公報、特公昭46−32415号公報、特公昭4
9−36957号公報、特公昭48−2423号公報、
特公昭48−4106号公報、特公昭56−28925
号公報、特公昭51−49567号公報、特開昭59−
166518号公報、特開昭60−186577号公報
などに記載された方法があげられる。これらの方法によ
り、ブロック共重合体は一般式、 (A−B)n 、A+B−A)n 、BAA−B)n(
上式において、A゛はビニル芳香族炭化水素を主とする
重合体ブロックであり、Bは共役ジエンを主とする重合
体ブロックである。AブロックとBブロックとの境界は
必ずしも明瞭に区別される必要はない。又、nは1以上
の整数である。) あるいは−数式 %式%) (上式において、A、Bは前記と同じであり、Xは例え
ば四塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油、ポリ
ハロゲン化炭化水素、′カルボン酸エステル、ポリビニ
ル化合物などのカップリング剤の残基又は多官能有機リ
チウム化合物等の開始剤の残基を示す。m及びnは1以
上の整数である0) で表わされるブロック共重合体として得られる。
尚、上式において、ビニル芳香族炭化水素を主とする重
合体ブロックとはビニル芳香族炭化水素を50重量%以
上含有するビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの共重
合体ブロック及び/又はビニル芳香族炭化水素単独重合
体ブロックを示し、共役ジエンを主とする重合体ブロッ
クとは共役ジエンを50重量%を超える量で含有する共
役ジエンとビニル芳香族炭化水素との共重合体ブロック
及び/又は共役ジエン単独重合体ブロックを示す〇共重
合体ブロック中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布し
ていても、又テーパー状に分布していてもよい。又、該
共重合体部分はビニル芳香族炭化水素が均一に分布して
bる部分及び/又はテーパー状に分布している部分がそ
れぞれ複数個共存してもよい。本発明で使用するブロッ
ク共重合体は上記−数式で表わされるブロック共重合体
の任意の混合物でもよho この様にして得られたブロック共重合体はビニル芳香族
炭化水素の含有量が60重量%を超え、95重量−以下
、好ましくは65〜90重量%である。ビニル芳香族炭
化水素の含有量が60重量−以下の場合には剛性、プロ
ー成形性に劣るため好ましくない。又、ビニル芳香族炭
化水素の含有量が95重量%を超えると耐衝撃性、引裂
強度に劣るため好ましくない。
本発明の万一法で用いるビニル芳香族炭化水素とL−1
”ハスチレン、0−メチルスチレン、p−メチル、スチ
レン、p −tert−ブチルスチレン、1.3−ジメ
チルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン
、ビニルアントラセンなどがあるが、特に一般的なもの
としてはスチレンが挙げられる。
これらは1種のみならず2種以上混合して使用してもよ
い。
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を
有するジオレフィンであり、たとえば1.3−ブタジェ
ン、2−メチル−1,3−ブタジェン(イソプレン)、
2,3−ジメチル−1,3−ブタジェン、l、3−ペン
タジェン、l、3−へキサジエンなどであるが、特に一
般的なものとしてはt、a−ブタジェン、イソプレンが
挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合して
使用してもよい0 本発明のブロック共重合体混合物を構成するブロック共
重合体の製造に用いられる炭化水素溶液としてはブタン
、ペンタン、ヘキサン、インペンタン、ヘプタン、オク
タン、イソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタ
ン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水
素、或いはベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシ
レン等の芳香族炭化水素などが使用できる。これらは1
種のみならず2種以上混合して使用してもよい。有機リ
チウム化合物は、分子中に1個以上のリチウム原子を結
合した有機モノリチウム化合物であり、例えばエチルリ
チウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム
、n−ブチルリチウム、aec−ブチルリチウム、te
rt−ブチルリチウム、ヘキサメチレンジリチウム、ブ
タジェニルジリチウム、イソプレニルジリチウムなどが
あげられる。これらは1種のみならず2種以上混合して
使用してもよい。又、重合速度の調整、重合した共役ジ
エン部のミクロ構造(シス、トランス、ビニルの比率)
の変更、共役ジエンとビニル芳香族炭化水素の反応性比
の調整などの目的で極性化合物やランダム化剤を使用す
ることができる。極性化合物やう、ンダム化剤としては
、エーテル類、アミン類、チオエーテル類、ホスホルア
ミド、アルキルベンゼンスルホン酸塩、カリウムまたは
ナトリウムのアルコキシドなどがあげられる。適当なエ
ーテル類の例はジメチルエーテル、ジエチルエーテル、
ジフェニルエーテル及ヒテトラヒドロフラン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコール
ジブチルエーテルである。
アミン類としては第三級アミン、例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン
の外、環状第三級アミンなども使用できる。ホスフィン
及びホスホルアミドとしてはトリフェニルホスフィン及
びヘキサメチルホスホルアミドがある。ランダム化剤と
してはアルキルベンゼンスルホン酸カリウムまたはナト
リウム、カリウムまたはナトリウムブトキシドなどがあ
げられる。
前記のブロック重合体を製造する際の重合温度は一般に
一10℃ないし150℃、好ましくは40℃ないし12
0℃である。重合に要する時間は条件によって異なるが
、通常は48時間以内であり、特に好適には0.5ない
し10時間である。また、重合来の雰囲気は窒素ガスな
どの不活性ガスをもって置換することが望ましい。重合
圧力は、上記重合温度範囲でモノマー及び溶媒を液相に
維持するに充分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定さ
れるものではない。さらに重合系内には触媒及びリビン
グポリマーを不活性化させるような不純物、たとえば水
、酸素、炭酸ガスなどが混入しないように留意する必要
がある。
本発明のブロック共重合体混合物を構成するブロック共
重合体は、重合体の少なくとも1つの重合体鎖末端に極
性基含有原子団を結合させることができる。ここで極性
基含有原子団とは、窒素、酸素、ケイ素、リン、硫黄、
スズから選ばれる原子を少なくとも1種含有する原子団
を云う。具体的には、カルボン酸基、゛カルボニル基、
チオカルボニル基、酸ハロゲン化物基、酸無水物基、カ
ルボン酸基、チオカルボン酸基、アルデヒド基、チオア
ルデヒド基、カルボン故エステル基、アiド基、スルホ
ン酸基、スルホン酸エステル基、リン酸基、リジ酸エス
テル基、アミン基、イミノ基、ニトリル基、ピリジル基
、キノリン基、エポキシ基、チオエポキシ基、スルフィ
ド基、インシアネート基、イソチオネアネート基、ノー
ロゲン化ケイ素基、アルコキシケイ素基、ノ・ロゲン化
スズ基、アルキルスズ基、フェニルスズ基等から選ばれ
る極性基を少なくとも1種含有する原子団があげられる
。より具体的には、特願昭60−224806号公報に
記載された末端変性重合体を使用できる。
末端処理剤の使用量は、重合体末端のリチウム金属l原
子当量に対し、0.7〜5モル、好ましくは0.9〜2
モルである。反応温度及び反応時間は広範囲にわたって
調整できるが、通常は反応温度が15〜115℃、反応
時間は1秒〜3時間の範囲内である。
本発明の最大の特徴は、ブロック共重合体混合物の主成
分の分子量が3万〜23万、好ましくは5万〜20万で
あり、しかも分子量25万以上好ましくは30万〜10
0万の成分の含有量が5〜50重量%、好ましくは7〜
40重量%、更に好ましくは10〜35重量%であるこ
とである。ブロック共重合体混合物の主成分の分子量が
1万未満の場合は耐衝撃性に劣り、23万を超える場合
は流動性が悪く、ブロー成形性等に劣るため好ましくな
い。又分子量25万以上の成分の含有量が5重量−未満
の場合は引裂強度、ブロー成形性に劣り、50重量%を
超える場合は流動性が悪く、成形性に劣るため好ましく
ない。ここで分子量は、ゲルパーミェーションクロマト
グラフィー(GPC)で測定し、GPC用として市販さ
れている標準ポリスチレンを用いて作成した検量線を使
用して求めた値(数平均分子量)1−云う。本発明にお
いて主成分とはゲルパーミェーションクロマトグラムに
おいて最大ピークを示す成分を意味する。又主成分の分
子量とは、ゲルパーミェーションクロマトグラムにおけ
る主成分ピークの分子t’を上記検量線で求めた値を云
うる主成分の分子量が3万〜23万であり、しかも分子
量25万以上の成分が5〜50重量−であるブロック共
重合体を得る方法としては、分子量が3万〜23万であ
るブロック共重合体と分子量が25万以上のブロック共
重合体を本発明で規定する範囲内で配合する方法、或い
は分子量が3万〜23万のブロック共重合体を常法に従
って製造し、そのリビングポリマーを官能基数が2以上
のカップリング剤でカップリングし、カップリングした
ポリマーの分子量及び含有量を本発明で規定する′範囲
内に調整する方法などがあげられる。後者の方法におけ
るカップリング剤としてはエポキシ基、イソシアネート
基、イミノ基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、
酸無水物基、ハロゲン基等を有する化合物が利用できる
。分子fi′25万以上の成分の割合はゲルパーミェー
ションクロマトグラムにおける該成分に相当する部分の
面積をポリマー全体の面積と比較することにより確認す
ることができる。
本願発明のブロック共重合体混合物は、水添反応により
重合体中の共役ジエンに基づく脂肪族二重結合を任意の
割合、例えば5〜100%の割合で水添することができ
る。水添反応に使用される触媒としては、(1) Ni
 、 Pt 、 Pd 、 Ru等の金属をカーボン、
シリカ、アルミナ、ケイソウ上等の担体に担持させた担
持屋不均−系触媒と、(2) Ni r Co a F
e *Cr等の有機酸塩またはアセチルアトン塩と有機
M等の還元剤とを用いるいわゆるチーグラー型触媒、あ
るいはRu a Rh等の有機金属化合物等のいわゆる
有機錯触媒環の均一触媒が知られている。具体的な方法
としては特公昭42−8704号公報、特公昭43−6
636号公報、あるいは特開昭59−133203号公
報、特開昭60−220147号公報に記載された方法
により、不活性溶媒中で水素添加触媒の存在下に水素添
加して、水添物を得、本発明に供する水添重合体を合成
することができる。その際、重合体中の共役ジエンに基
づく脂肪族二重結合の水添率は、反応温度、反応時間、
水素供給量、触媒量等を調整することによシ任意の値に
コントロールできる0とりわけ、耐候性や耐熱老化性に
優れた水添物を得る場合には、共役ジエンに基づく脂肪
族二重結合の水添率は80%以上、好ましくは90%以
上にすることが推奨される。この場合、ビニル芳香族炭
化水素に基づく芳香族二重結合の水添加率については特
に制限はないが、水素′添加率i20%以下にするのが
好ましい。該水添重合体中に含まれる未水添の脂肪族二
重結合の量は、赤外分光度計、核磁気共鳴装置等により
容易に知ることができる。
本発明のブロック共重合体樹脂には目的に応じて種々の
添加剤を添加することができる0好適な添加剤としては
30重量部以下のクマロン−インデン樹脂、テルペン樹
脂、オイル等の軟化剤、可塑剤があげられる。また、各
種の安定剤、顔料、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、
滑剤等も添加できる。尚、ブロッキング防止剤、滑剤、
帯電防止剤としては、例えば脂肪酸アマイド、エチレン
ビスステアロアミド、ンルビタンモノステアレート、脂
肪族アルコールの飽和脂肪酸エステル、ペンタエリスト
ール脂肪酸エステル等、又紫外線吸収剤としては、p−
t−ブチル7エ二ルサリシレート、2− (2’−ヒド
ロキシ−5′−メチル7エ二ル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2.
5−ビス−〔5′−t−ブチルベンゾキサゾリル−(2
)〕チオフェン等、「プラスチックおよびゴム用添加剤
実用便覧」(化学工業社)K記載された化合物類が使用
できる。これらは一般に0.01〜5重量%、好ましく
は0.1−2重量−の範囲で用いられる。
本発明のプ党ツク共重合体樹脂は他の重合体と組合せて
使用することもできる。かかる重合体としては、前記の
ビニル芳香族炭化水素系モノマーの重合体、前記のビニ
ル芳香族炭化水素系モノマーと他のビニルモノマー、例
えばエチレン、プロピレン、ブチレン、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリル酸メチル等のアク
リル酸エステル、メタクリル酸メチル等のメタクリル酸
エステル、アクリ四ニトリル等との共重合体、ゴム変性
耐衝撃性スチレン系樹脂(HIPS) 、アクリロニト
リル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS)、メチ
ルメタクリレート−ブタジェン−スチレン共重合体、ポ
リフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ボリカー〆ネート、ポリスルホン、ポ、リアミド
、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸エ
ステルなどがあげられる。特に好適な熱可塑性樹脂とし
てはポリスチレン、ポリハラメチルスチレン、スチレン
−α−メチルスチレン共重合体、スチレン−メタクリル
酸メチル共重合体、HIPSがあげられる。
〔発明の効果〕
本発明のブロック共重合体混合物は、透明でかつ優れた
耐衝撃性、引裂強度を有し、各種成形品の底形素材とし
て用いることができる。すなわち、本発明のブロック共
重合体混合物は、そのままであるいは着色して通常の熱
可塑性樹脂と同様の加工手段によって、シート、フィル
ムなどの押出成形品並びにそれらを真空成形、圧空成形
などの方法によって熱成形した成形品、具体的には食品
容器包装類、ブリスター包装材、背果物、菓子類の包装
フィルムなど広範な容器包装材分野に使用することがで
きる。そのほか、射出成形、吹込成形方法などによる玩
具、日用品、食品包装容器、雑貨、弱電部品の分野など
、通常の汎用熱可塑性樹脂が用いられる用途に使用する
ことができる。特に本願発明のブロック共重合体混合物
は、引裂強度に優れる点を生かしたフィルム、シート用
の、またプロー成形性に優れる点を生かした各種ブロー
成形品用の素材として好適に利用できる。
〔実施例〕
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜7及び比較例1〜6 第1表に示したブロック共重合体を常法に従い、シクロ
ヘキサン中n−BuLit−触媒として製造した。
分子量が25万以上の成分の割合は、ポリマー構造が主
成分のブロック共重合体と同一で分子量が約40万のブ
ロック共重合体を別途製造し、それを配合することで調
整した。
次ニ301g11φインフレ一シヨンフイルム成形機を
用いて厚さ0.0711Jのフィルムを成形した。得ら
れたフィルムの特性及び成形時の成形性を第1表に示し
た。
(注1)Aはスチレンを主とする重合体ブロックであり
、Bはブタジェンを主とする重合体ブロックである。
(注2)  JIS P−staatc準拠(注3) 
 JIS P−8116に準拠(注4)  JIS K
−6732に準拠(注5)  JIS K−6714に
準拠(注6)成形時にインフレートフィルムが裂ける頻
度を評価した。
(成形温度200℃、吐出量8Ky1時)評価基準 Q : 裂けない。
△ : 時々裂ける。
× : よく裂ける。
実施例8〜11.比較例7〜11 第1fiで使用したブロック共重合体混合物をそれぞれ
押出機を用いてシリンダー温度200℃溶融パリソンを
押出して、該パリソンを割合屋内で胴部平均壁厚0−3
1113.内容積2000Hの円筒ボトルを成形した。
これらのボトルの成形時の成形性を第2表に示した。
尚、ブロック共重合体混合物Mはブロー成形できたもの
の、成形品は耐衝撃性が極めて劣るものであった。
第2表 (注7) ドローダウンの評価基準 Oニトローダウンなし Xニトロ−ダウンあり (注8)表面状態の評価基準 ○:肌荒れもなく光沢、透明性共に 良好である。
Δ:やや表面状態が悪く、光沢もや や劣る。
X:表面がさめ肌状で光沢もなく、 透明性も悪い。
実施例12 シクロへキサン中、n−ブチルリチウムを触媒として得
た。スチレン含有量75重量%、主成分の分子量が15
万であるA−B−A構造を有するブロック共重合体のり
ピングポリマーの溶液にエポキシ化大豆油を添加し、該
リビングポリマーの一部をカップリングさせて分子量2
5万以上の成分の割合が15重量%であるブロック共重
合体混合物を得た。得られたブロック共重合体混合物は
前記ブロック共重合体混合物りと同等の性能を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素を主とする重合
    体ブロックと、少なくとも1つの共役ジエンを主とする
    重合体ブロックを有し、ビニル芳香族炭化水素の含有量
    が60重量%を超え、95重量%以下であるブロック共
    重合体混合物において、主成分の分子量が3万〜23万
    であり、しかも分子量25万以上の成分の含有量が5〜
    50重量%であるブロック共重合体混合物
JP63032776A 1988-02-17 1988-02-17 ブロツク共重合体混合物 Expired - Lifetime JPH0637539B2 (ja)

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