JPH01208345A - 光ファイバの製造方法及び装置 - Google Patents
光ファイバの製造方法及び装置Info
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- JPH01208345A JPH01208345A JP63181783A JP18178388A JPH01208345A JP H01208345 A JPH01208345 A JP H01208345A JP 63181783 A JP63181783 A JP 63181783A JP 18178388 A JP18178388 A JP 18178388A JP H01208345 A JPH01208345 A JP H01208345A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/025—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
- C03B37/027—Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres
- C03B37/02718—Thermal treatment of the fibre during the drawing process, e.g. cooling
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は光ファイバの製造方法及び装置に関し、更に
詳述すれば光ファイバ用!”)材(以下、単にr PJ
材」という)を加熱溶融して、母材先端から一定の張力
で線引きして得られたファイバ(以下、「線引きファイ
バ」という)の表面に樹脂被覆して光ファイバに仕上げ
る光ファイバの製造方法及び装置の改良に関する。
詳述すれば光ファイバ用!”)材(以下、単にr PJ
材」という)を加熱溶融して、母材先端から一定の張力
で線引きして得られたファイバ(以下、「線引きファイ
バ」という)の表面に樹脂被覆して光ファイバに仕上げ
る光ファイバの製造方法及び装置の改良に関する。
;従来の技術]
通常、光ファイバの製造は次のようにして行っている。
すなわち、第8図に示すように予め別途作製の母材1を
、加熱炉2内の炉芯管3内に送り出し、加熱溶融した1
1材1先端から一定の張力で線引きし、得られた線引き
ファイバ4を、線引き過程中の自然放熱で冷却させなが
ら、樹脂液を入れたコーティングダイス5中を通過させ
、線引きファイバ4の表面に樹脂液を被覆させた後、炉
9で焼き固め、得られた光ファイバ7をドラム8に巻き
取るようにしていた。
、加熱炉2内の炉芯管3内に送り出し、加熱溶融した1
1材1先端から一定の張力で線引きし、得られた線引き
ファイバ4を、線引き過程中の自然放熱で冷却させなが
ら、樹脂液を入れたコーティングダイス5中を通過させ
、線引きファイバ4の表面に樹脂液を被覆させた後、炉
9で焼き固め、得られた光ファイバ7をドラム8に巻き
取るようにしていた。
このように、光ファイバ7を製造するときに線引きファ
イバ4の表面に樹脂被覆する理由は次の通りである。
イバ4の表面に樹脂被覆する理由は次の通りである。
すなわち、線引きファイバ4の径は100〜150μm
程度のガラス繊維であるから極めて弱く、100g前後
の引張荷重で容易に破断する。
程度のガラス繊維であるから極めて弱く、100g前後
の引張荷重で容易に破断する。
また、材質がガラスであるから金属とは異なりぜい性破
壊をおこし、ファイバ表面についた小さな傷でも成長し
て破壊の原因となる。
壊をおこし、ファイバ表面についた小さな傷でも成長し
て破壊の原因となる。
それ故に、線引きファイバ表面を樹脂被覆して、引張り
強度や曲げ強度を同一トさせる方法が採用されている。
強度や曲げ強度を同一トさせる方法が採用されている。
一方、光ファイバ製造の生産性を高めるためには、ファ
イバの線引き速度を早くする必要がある。
イバの線引き速度を早くする必要がある。
ところが、線引きファイバの表面に紫外線硬化性樹脂等
の合成樹脂を被覆するときは、その線引きファイバは加
熱溶融した母材から線引きしたものであるから、線引き
過程において熱放散して冷却されるといっても、未だ十
分冷却されない場合があり、そのような状態でコーティ
ングダイス5[IJを通すと、コーティング層は線引き
ファイバの熱的影響を受け、線引きファイバ周囲の樹脂
粘度が低下しすぎてコーティング層の寸法が安定しない
問題が生じる。
の合成樹脂を被覆するときは、その線引きファイバは加
熱溶融した母材から線引きしたものであるから、線引き
過程において熱放散して冷却されるといっても、未だ十
分冷却されない場合があり、そのような状態でコーティ
ングダイス5[IJを通すと、コーティング層は線引き
ファイバの熱的影響を受け、線引きファイバ周囲の樹脂
粘度が低下しすぎてコーティング層の寸法が安定しない
問題が生じる。
このような不具合を解消するため、従来は特公昭54−
394’ 96号公報に示されるように加熱溶融した母
材から線引きした直後のファイバ表面にガスを吹き付け
、ファイバを冷却するようにしていた。これを第9図に
示すが、同図中の6は冷却ガスをあられし、その他の第
8図と共通する符号は第8図と同じを意味する。
394’ 96号公報に示されるように加熱溶融した母
材から線引きした直後のファイバ表面にガスを吹き付け
、ファイバを冷却するようにしていた。これを第9図に
示すが、同図中の6は冷却ガスをあられし、その他の第
8図と共通する符号は第8図と同じを意味する。
[発明が解決しようとする課題]
生産性向−1このためにファイバの線引き速度を大にす
ればする程、ファイバより◇う熱量を大きくする必要が
あるが、上記公報記載の方法のようにファイバと平行に
ガスを流す方式ではファイバ近傍のガスは入れ替わり難
く、熱は伝導によってファイバ近傍のガスからその外側
のガスへと移っていくのみであって、冷却効果としてみ
るとあまり多くを期待できない。この熱伝導を大きくす
るためにHcやH7を用いる方法もあるが、前者は価格
、後者は安全性の面で問題がある。
ればする程、ファイバより◇う熱量を大きくする必要が
あるが、上記公報記載の方法のようにファイバと平行に
ガスを流す方式ではファイバ近傍のガスは入れ替わり難
く、熱は伝導によってファイバ近傍のガスからその外側
のガスへと移っていくのみであって、冷却効果としてみ
るとあまり多くを期待できない。この熱伝導を大きくす
るためにHcやH7を用いる方法もあるが、前者は価格
、後者は安全性の面で問題がある。
本発明は光ファイバの線引工程において、加熱した母材
から線引きしたファイバに樹脂被覆を施す以前に冷却し
ておく方法に於て、従来法よりも大幅に冷却効果を向上
し、高品質で安定した樹脂被覆を可能とする光ファイバ
用母材の製造方法及び装置を提供することを目的とする
ものである。
から線引きしたファイバに樹脂被覆を施す以前に冷却し
ておく方法に於て、従来法よりも大幅に冷却効果を向上
し、高品質で安定した樹脂被覆を可能とする光ファイバ
用母材の製造方法及び装置を提供することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は第9図のようにファイバの軸方向に平行に冷却
ガスを流す従来法にかえて、ファイバの軸方向に対し平
行ではない方向から冷却ガスを流して冷却効果を大幅に
向上すると共に、この冷却ガスによるファイバの振れが
起こらないような冷却方法及び装置を提供するものであ
る。
ガスを流す従来法にかえて、ファイバの軸方向に対し平
行ではない方向から冷却ガスを流して冷却効果を大幅に
向上すると共に、この冷却ガスによるファイバの振れが
起こらないような冷却方法及び装置を提供するものであ
る。
本発明は加熱源により加熱溶融された光ファイバ母材先
端から一定の張力でファイバを線引きすると共に線引き
されたファイバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを
形成させる方法において、上記加熱源から樹脂被覆装置
に到る区間における樹脂被覆前のファイバに、該ファイ
バの中心軸に巾直なある断面−ヒ及び/又は該ファイバ
」二の1点を円錐の頂点とする円錐面−Hにおいてはフ
ァイバに向かって一方向に冷却ガスを流し、上記断面及
び/又は円錐面とは少なくともある間隔を持って離れた
別の断面及び/又は円錐面上では上記とは違う向きでか
つファイバに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却ガ
スの流速をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向をベ
クトルの方向としたとき、ファイバを2軸とする空間に
おいて該ベクトルの総和のX+Y成分が実質的に零とな
るように冷却ガスを流して該ファイバを冷却することを
特徴とする光ファイバの製造方法である。
端から一定の張力でファイバを線引きすると共に線引き
されたファイバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを
形成させる方法において、上記加熱源から樹脂被覆装置
に到る区間における樹脂被覆前のファイバに、該ファイ
バの中心軸に巾直なある断面−ヒ及び/又は該ファイバ
」二の1点を円錐の頂点とする円錐面−Hにおいてはフ
ァイバに向かって一方向に冷却ガスを流し、上記断面及
び/又は円錐面とは少なくともある間隔を持って離れた
別の断面及び/又は円錐面上では上記とは違う向きでか
つファイバに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却ガ
スの流速をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向をベ
クトルの方向としたとき、ファイバを2軸とする空間に
おいて該ベクトルの総和のX+Y成分が実質的に零とな
るように冷却ガスを流して該ファイバを冷却することを
特徴とする光ファイバの製造方法である。
また、本発明は上記方法を実現できる装置として、加熱
源により加熱溶融された光ファイバf1材先端から一定
の張力でファイバを線引きすると共に線引きされたファ
イバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを形成させる
装置において、上記加熱源から樹脂被覆装置に到る区間
における樹脂被覆前のファイバを取り囲んで、該ファイ
バの中心軸に垂直なある断面−ヒ及び/又は該ファイバ
上の一点を円錐の頂点とする円錐面ヒにおいてはファイ
バに向かって一方向に冷却ガスを流し、−h記断面及び
/又は円錐面とは少なくともある間隔を持って離れた別
の断面及び/又は円錐面上では上記とは違う向きでかつ
ファイバに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却ガス
の流速をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向をベク
トルの方向としたとき、ファイバをZ軸とする空間にお
いて該ベクトルの総和のX+ y成分が実質的に零と
なるように冷却ガス吹出部分を設けた冷却ガス用パイプ
を有してなる光ファイバの製造装置を提供する。冷却ガ
ス吹出部分がファイバを中心としてらせん状に配置され
た冷却ガス用パイプに設けられてなる上記装置及び冷却
ガス吹出部分がファイバを中心として点対称の位置が空
間となるようにファイバを取り囲んでファイバと平行に
複数本配置した冷却ガス用パイプに設けられてなる上記
装置は本発明の特に好ましい実施態様である。
源により加熱溶融された光ファイバf1材先端から一定
の張力でファイバを線引きすると共に線引きされたファ
イバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを形成させる
装置において、上記加熱源から樹脂被覆装置に到る区間
における樹脂被覆前のファイバを取り囲んで、該ファイ
バの中心軸に垂直なある断面−ヒ及び/又は該ファイバ
上の一点を円錐の頂点とする円錐面ヒにおいてはファイ
バに向かって一方向に冷却ガスを流し、−h記断面及び
/又は円錐面とは少なくともある間隔を持って離れた別
の断面及び/又は円錐面上では上記とは違う向きでかつ
ファイバに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却ガス
の流速をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向をベク
トルの方向としたとき、ファイバをZ軸とする空間にお
いて該ベクトルの総和のX+ y成分が実質的に零と
なるように冷却ガス吹出部分を設けた冷却ガス用パイプ
を有してなる光ファイバの製造装置を提供する。冷却ガ
ス吹出部分がファイバを中心としてらせん状に配置され
た冷却ガス用パイプに設けられてなる上記装置及び冷却
ガス吹出部分がファイバを中心として点対称の位置が空
間となるようにファイバを取り囲んでファイバと平行に
複数本配置した冷却ガス用パイプに設けられてなる上記
装置は本発明の特に好ましい実施態様である。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。ファ
イバより今う熱量を大きくするために、ファイバに横か
ら、すなわちファイバの軸方向(線引き方向)に対して
平行ではなく冷却ガスを流すと、ファイバ近傍のガスを
常に低く保つ事により、ガスによる冷却としては最大の
能力が期待できる。
イバより今う熱量を大きくするために、ファイバに横か
ら、すなわちファイバの軸方向(線引き方向)に対して
平行ではなく冷却ガスを流すと、ファイバ近傍のガスを
常に低く保つ事により、ガスによる冷却としては最大の
能力が期待できる。
ここでファイバを2軸とする空間で考えて、X。
y方向において常に同じ方向にガスを流したり、又ある
方向に流すガスが多いと、その力の2軸方向における蓄
積によりファイバがその方向に振られてしまい、ネック
ダウンの形状に影響を与えるので好ましくない。そこで
本発明は流すガスの流速を長さ、流れる方向をその方向
としたベクトルを、ファイバを2軸とした空間において
X+ y平面に投影したとき、そのベクトルの総和が
ほぼ零となるようにガスを流すことによりファイバの位
置がガスを流さないときの位置と変わらないようにした
ものである。
方向に流すガスが多いと、その力の2軸方向における蓄
積によりファイバがその方向に振られてしまい、ネック
ダウンの形状に影響を与えるので好ましくない。そこで
本発明は流すガスの流速を長さ、流れる方向をその方向
としたベクトルを、ファイバを2軸とした空間において
X+ y平面に投影したとき、そのベクトルの総和が
ほぼ零となるようにガスを流すことによりファイバの位
置がガスを流さないときの位置と変わらないようにした
ものである。
第6図(a)及び(b)はファイバの中心軸に垂直な方
向から冷却ガスを本発明に従って吹き付ける場合を概念
的に示した平面図及び断面図であり、第7図(a)及び
(b)はファイバー1−の1点を円錐の頂点とする円錐
面1−の方向から冷却ガスを吹き付ける場合を概念的に
示す平面図及び断面図である。
向から冷却ガスを本発明に従って吹き付ける場合を概念
的に示した平面図及び断面図であり、第7図(a)及び
(b)はファイバー1−の1点を円錐の頂点とする円錐
面1−の方向から冷却ガスを吹き付ける場合を概念的に
示す平面図及び断面図である。
第6図(a)及び(b)、第7図(a)及び(b)のい
ずれにおいても、矢印はガスの吹き付は方向を示し、フ
ァイバ中心軸方向から見るとガスは中心のファイバに向
かって吹き付けられており、また、冷却ガスのファイバ
に当たる点(位置)は該ファイバ中心軸−1−でずれて
おり、重ならない。なお、第6図(a)及び(b)の方
法と第7図(a)及び(b)の方法を併用することもで
きる。
ずれにおいても、矢印はガスの吹き付は方向を示し、フ
ァイバ中心軸方向から見るとガスは中心のファイバに向
かって吹き付けられており、また、冷却ガスのファイバ
に当たる点(位置)は該ファイバ中心軸−1−でずれて
おり、重ならない。なお、第6図(a)及び(b)の方
法と第7図(a)及び(b)の方法を併用することもで
きる。
第1図は本発明の実施態様を示す概略図であり、符号1
〜9の意味するところは第9図と同じであるが、冷却ガ
ス6はらせん状パイプ10の」一端部及び下端部の両方
のガス入口から同時に該パイプ内に導入される。該らせ
ん状パイプ10は第2図に説明図を示すように、その内
側に細かな穴11が多数開けられており、加熱炉2とコ
ーティングダイス5の間に図示のように中心にファイバ
が通るように設置しであるので、冷却ガス6は第2図、
第3図に示されるようにファイバに向かって吹き出す。
〜9の意味するところは第9図と同じであるが、冷却ガ
ス6はらせん状パイプ10の」一端部及び下端部の両方
のガス入口から同時に該パイプ内に導入される。該らせ
ん状パイプ10は第2図に説明図を示すように、その内
側に細かな穴11が多数開けられており、加熱炉2とコ
ーティングダイス5の間に図示のように中心にファイバ
が通るように設置しであるので、冷却ガス6は第2図、
第3図に示されるようにファイバに向かって吹き出す。
このときに穴11は、第3図に示す水平方向断面図にお
いてはガス6が中心のファイバ温度かって吹き出すよう
に、又垂直方向断面において、同じ高さに2つの穴が存
在しないよう高さを異として配置しておく。このように
することで、各冷却ガスの速さをベクトルの長さ、各冷
却ガスの方向をベクトルの方向としたとき、ファイバを
2軸とした空間において、それらのベクトルの総和のx
、y成分がほぼ零になるように構成されている。
いてはガス6が中心のファイバ温度かって吹き出すよう
に、又垂直方向断面において、同じ高さに2つの穴が存
在しないよう高さを異として配置しておく。このように
することで、各冷却ガスの速さをベクトルの長さ、各冷
却ガスの方向をベクトルの方向としたとき、ファイバを
2軸とした空間において、それらのベクトルの総和のx
、y成分がほぼ零になるように構成されている。
また、第4図及び第5図に水平方向断面図及び鉛直方向
断面図を示すように、ファイバの中心軸に平行に、かつ
ファイバを取り囲んで複数本の冷却ガス用パイプ12を
配置し、これに第4図及び第5図のようにファイバに向
かって、また、中心のファイバに対し一つの吹出口の点
対称の位置は空間となっているように、しかもすべての
穴の高さが異なるように冷却ガスの吹出口を設けること
も、本発明の好ましい実施態様である。
断面図を示すように、ファイバの中心軸に平行に、かつ
ファイバを取り囲んで複数本の冷却ガス用パイプ12を
配置し、これに第4図及び第5図のようにファイバに向
かって、また、中心のファイバに対し一つの吹出口の点
対称の位置は空間となっているように、しかもすべての
穴の高さが異なるように冷却ガスの吹出口を設けること
も、本発明の好ましい実施態様である。
なお、本発明に用いる冷却ガスとしては例えば空気、O
y+ N t+ He、 A等の不活性ガス及びこれ等
の混合ガスが挙げられ、冷却ガスの温度はその目的を達
成しうる温度であれば特に限定されるところはないが、
例えば室温又は室温以下等であり、低い程冷却が速やか
であることは、3つまでもない。
y+ N t+ He、 A等の不活性ガス及びこれ等
の混合ガスが挙げられ、冷却ガスの温度はその目的を達
成しうる温度であれば特に限定されるところはないが、
例えば室温又は室温以下等であり、低い程冷却が速やか
であることは、3つまでもない。
[作用]
本発明では、第3図及び第4図のように線引きファイバ
4に対し常に平行ではなく、線引きファイバ4の温度よ
り低温の冷却ガス6を流すことにより、線引きファイバ
4の周囲は常に吹き出す冷却ガス6の温度に保たれるこ
とにより、線引きファイバ4とファイバ近傍の冷却ガス
6との間の熱交換が行なわれ、線引きファイバ4は急速
に冷やされる。ファイバの長手方向に沿って、ずっと円
周」−の一方向からガスを流す方法では長平方向の力が
蓄積して線引きファイバ4は横に振られてしまう。しか
しながら本発明のように様々な方向からガスを流せば、
一方向へ大きな力は働かず線引きファイバ4が振られる
事はない。
4に対し常に平行ではなく、線引きファイバ4の温度よ
り低温の冷却ガス6を流すことにより、線引きファイバ
4の周囲は常に吹き出す冷却ガス6の温度に保たれるこ
とにより、線引きファイバ4とファイバ近傍の冷却ガス
6との間の熱交換が行なわれ、線引きファイバ4は急速
に冷やされる。ファイバの長手方向に沿って、ずっと円
周」−の一方向からガスを流す方法では長平方向の力が
蓄積して線引きファイバ4は横に振られてしまう。しか
しながら本発明のように様々な方向からガスを流せば、
一方向へ大きな力は働かず線引きファイバ4が振られる
事はない。
[実施例]
実施例
第1図に示した本発明の製造装置を用いて、線引きファ
イバ4が直径125μmの石英ガラスである場合におい
て、加熱炉2の下端より下へ1.Omから3.5mの位
置に冷却装置部分を設置し、冷却ガス6としては空気を
180Q/n+in流した。このとき、冷却装置部分下
端でのファイバ温度は線速500 ml minにおい
て、冷却なしでは330℃であったものが、冷却すると
140℃まで下げることができた。またこの際にファイ
バの線振れはなかった。尚、冷却ガス6の温度は約20
℃であった。さらに冷却ガスの吹き出し方向を上方45
゜にとったところ、上記と同条件でファイバ温度は10
0℃迄下げることができた。
イバ4が直径125μmの石英ガラスである場合におい
て、加熱炉2の下端より下へ1.Omから3.5mの位
置に冷却装置部分を設置し、冷却ガス6としては空気を
180Q/n+in流した。このとき、冷却装置部分下
端でのファイバ温度は線速500 ml minにおい
て、冷却なしでは330℃であったものが、冷却すると
140℃まで下げることができた。またこの際にファイ
バの線振れはなかった。尚、冷却ガス6の温度は約20
℃であった。さらに冷却ガスの吹き出し方向を上方45
゜にとったところ、上記と同条件でファイバ温度は10
0℃迄下げることができた。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明の光ファイバの製造方法及び
装置は、加熱した母材から線引きしたファイバを従来方
法による場合よりも冷却効果を大幅に向上し、しかもフ
ァイバに振れを起こすことなく冷却できる。さらに吹き
出すガスを清浄に保持してお(事により、ファイバ周囲
の雰囲気を清浄に、例えば第1図に示す実施例ではクラ
ス10程度に保持することができるという優れた効果を
奏するものである。
装置は、加熱した母材から線引きしたファイバを従来方
法による場合よりも冷却効果を大幅に向上し、しかもフ
ァイバに振れを起こすことなく冷却できる。さらに吹き
出すガスを清浄に保持してお(事により、ファイバ周囲
の雰囲気を清浄に、例えば第1図に示す実施例ではクラ
ス10程度に保持することができるという優れた効果を
奏するものである。
第1図乃至第7図(a)及び(b)は本発明の実施態様
を説明する図であって、第1図は本発明の方法及び装置
の概略説明図、第2図は冷却ガス用らせん状バイブの説
明図、第3図は第2図のパイプの水平方向断面図である
。第4図及び第5図は本発明の別の実施態様を説明する
図であって、夫々冷却ガス用バイブ部分の水平方向断面
図及び鉛直方向断面図である。第6図(a)及び(b)
並びに第7図(a)及び(b)は本発明において、ファ
イバ中心軸に対し垂直な断面上又はファイバ上の1点を
頂点とする円錐面上に沿って冷却ガスを吹き付ける場合
を概念的に説明するための平面図及び断面図である。第
8図及び第9図は従来法の説明図である。 第1図 第2図 第3図 箆4図 第5図 滅 滅
を説明する図であって、第1図は本発明の方法及び装置
の概略説明図、第2図は冷却ガス用らせん状バイブの説
明図、第3図は第2図のパイプの水平方向断面図である
。第4図及び第5図は本発明の別の実施態様を説明する
図であって、夫々冷却ガス用バイブ部分の水平方向断面
図及び鉛直方向断面図である。第6図(a)及び(b)
並びに第7図(a)及び(b)は本発明において、ファ
イバ中心軸に対し垂直な断面上又はファイバ上の1点を
頂点とする円錐面上に沿って冷却ガスを吹き付ける場合
を概念的に説明するための平面図及び断面図である。第
8図及び第9図は従来法の説明図である。 第1図 第2図 第3図 箆4図 第5図 滅 滅
Claims (4)
- (1)加熱源により加熱溶融された光ファイバ母材先端
から一定の張力でファイバを線引きすると共に線引きさ
れたファイバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを形
成させる方法において、上記加熱源から樹脂被覆装置に
到る区間における樹脂被覆前のファイバに、該ファイバ
の中心軸に垂直なある断面上及び/又は該ファイバ上の
1点を円錐の頂点とする円錐面上においてはファイバに
向かって一方向に冷却ガスを流し、上記断面及び/又は
円錐面とは少なくともある間隔を持って離れた別の断面
及び/又は円錐面上では上記とは違う向きでかつファイ
バに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却ガスの流速
をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向をベクトルの
方向としたとき、ファイバをz軸とする空間において該
ベクトルの総和のx、y成分が実質的に零となるように
冷却ガスを流して該ファイバを冷却することを特徴とす
る光ファイバの製造方法。 - (2)加熱源により加熱溶融された光ファイバ母材先端
から一定の張力でファイバを線引きすると共に線引きさ
れたファイバの表面に樹脂被覆を施して光ファイバを形
成させる装置において、上記加熱源から樹脂被覆装置に
到る区間における樹脂被覆前のファイバを取り囲んで、
該ファイバの中心軸に垂直なある断面上及び/又は該フ
ァイバ上の1点を円錐の頂点とする円錐面上においては
ファイバに向かって一方向に冷却ガスを流し、上記断面
及び/又は円錐面とは少なくともある間隔を持って離れ
た別の断面及び/又は円錐面上では上記とは違う向きで
かつファイバに向かって冷却ガスを流し、これらの冷却
ガスの流速をベクトルの長さ、冷却ガスの流れる方向を
ベクトルの方向としたとき、ファイバをZ軸とする空間
において該ベクトルの総和のx、y成分が実質的に零と
なるように冷却ガス吹出部分を設けた冷却ガス用パイプ
を有してなる光ファイバの製造装置。 - (3)冷却ガス吹出部分がファイバを中心としてらせん
状に配置された冷却ガス用パイプに設けられてなる特許
請求の範囲第(2)項記載の光ファイバの製造装置。 - (4)冷却ガス吹出部分がファイバを中心として点対称
の位置が空間となるようにファイバを取り囲んでファイ
バと平行に複数本配置した冷却ガス用パイプに設けられ
てなる特許請求の範囲第(2)項記載の光ファイバの製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63181783A JPH07121820B2 (ja) | 1987-10-14 | 1988-07-22 | 光ファイバの製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25723487 | 1987-10-14 | ||
JP62-257234 | 1987-10-14 | ||
JP63181783A JPH07121820B2 (ja) | 1987-10-14 | 1988-07-22 | 光ファイバの製造方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01208345A true JPH01208345A (ja) | 1989-08-22 |
JPH07121820B2 JPH07121820B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=26500815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63181783A Expired - Lifetime JPH07121820B2 (ja) | 1987-10-14 | 1988-07-22 | 光ファイバの製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07121820B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03109240A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-09 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 金属被覆光ファイバの製造法 |
US5383946A (en) * | 1992-06-24 | 1995-01-24 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical fiber production method and production apparatus thereof |
WO2011056523A1 (en) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Corning Incorporated | Systems and methods for cooling optical fiber |
CN114262149A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-04-01 | 安徽理工大学 | 一种光纤拉丝冷却系统 |
Citations (1)
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JPS6065747A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光フアイバの冷却方法 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP63181783A patent/JPH07121820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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US8230704B2 (en) | 2009-10-28 | 2012-07-31 | Corning Incorporated | Systems and methods for cooling optical fiber |
US8528367B2 (en) | 2009-10-28 | 2013-09-10 | Corning Incorporated | Systems and methods for cooling optical fiber |
US9440873B2 (en) | 2009-10-28 | 2016-09-13 | Corning Incorporated | Method for cooling optical fiber |
CN114262149A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-04-01 | 安徽理工大学 | 一种光纤拉丝冷却系统 |
CN114262149B (zh) * | 2022-01-18 | 2023-09-08 | 安徽理工大学 | 一种光纤拉丝冷却系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07121820B2 (ja) | 1995-12-25 |
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