JPH01207738A - 高感度かつ現像性及び圧力カブリの改良されたハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

高感度かつ現像性及び圧力カブリの改良されたハロゲン化銀写真乳剤

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JPH01207738A
JPH01207738A JP3241288A JP3241288A JPH01207738A JP H01207738 A JPH01207738 A JP H01207738A JP 3241288 A JP3241288 A JP 3241288A JP 3241288 A JP3241288 A JP 3241288A JP H01207738 A JPH01207738 A JP H01207738A
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silver
emulsion
silver halide
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mol
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JP3241288A
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English (en)
Inventor
Tadanori Sekiya
忠宣 関矢
Sadayasu Ishikawa
石川 貞康
Yoshiharu Mochizuki
望月 義治
Toshihiko Yagi
八木 敏彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/035Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真乳剤に関するものであり、
更に詳しくは、正常晶粒子からなる、高感度で、かつ現
像性及び圧力カプリの改良されたハロゲン化銀乳剤に関
するものである。
〔発明の背景] 近年、カラーネガフィルムの高感度化及びスモールフォ
ーマット化に伴い、ハロゲン化銀写真感光材料の高画質
化に対する要請がますます高まってきていることは周知
の通りである。これらの要請に対し、沃化銀含有率の高
い沃臭化銀相を有するコア/シェル型のハロゲン化銀粒
子から成る乳剤がさかんに研究されてきた。特に粒子内
部に15モル%以上の高沃化銀含有率相を有するコア/
シェル型粒子含有の沃臭化銀乳剤は、例えばカラーネガ
フィルム用としてたいへん注目されてきた。
こうした高感度化、高画質化の流れに関連して、ハロゲ
ン化銀写真感光材料における圧力特性の良化に対する要
請も、従来以上に高まってきている。
以前から様々な手段により圧力特性を改良することが検
討されて貴たが、可塑剤を添加する等添加剤を用いる技
術よりも、ハロゲン化銀粒子自体の耐応力性を向上させ
る技術の方が実用上好ましく、また効果も大きいという
見方が有力である。このような観点から生まれた従来技
術として、例えば特開昭60−35726号公報、特開
昭60−198324号公報に開示の技術が知られてい
る。いずれもコア/シェル型の乳剤で、粒子内部に沃化
物によるハロゲン置換を施した相を含有している。これ
らの従来技術に示される如く、沃化物によるハロゲン置
換法によって得られたハロゲン化銀粒子は確かに圧力特
性において改良がなされているが、他方では粒子的全体
の平均沃化銀含有率が比較的低く、現像性が速すぎるた
め、粒状性が劣化するなどの欠点があり、必ずしも満足
すべきものではない。例えばカラーネガ型感光材料用の
乳剤として好ましくない。また、カラーネガ型感光材料
用の乳剤にふされしい現像性を得ようとして、添加する
沃化物を増量すると、今度は十分な感度が得られないと
いう不都合を生じる。
〔発明の目的] 本発明の目的は、上記の問題点を解決したハロゲン化銀
写真乳剤を提供することにある。即ち例えばカラーネガ
型写真感光材料や、カラーリバーサル型写真感光材料に
用いる場合においても、それらにふされしい感度及び現
像性をそこなうことなく、圧力力ブリを良化したハロゲ
ン化銀乳剤を提供することにある。
〔発明の構成及び作用〕
本発明の上記目的は、下記の如きハロゲン化銀写真乳剤
により、初めて達成することができた。
即ち、表面を形成する臭化銀相もしくは沃臭化銀相と、
これより沃化銀含有率が高くかつ沃化銀含有率が5モル
%以上である沃臭化銀相(本明細書中、この沃臭化銀相
を「高沃化銀含有率相」と称する)を少なくとも2相有
し、かつ正常晶であるハロゲン化銀粒子であって、該高
沃化銀含有率相のうち少なくともl相がハロゲン置換法
によって形成されたものであるハロゲン化銀粒子を含有
することを特徴とするハロゲン化銀写真乳剤によって、
上記目的を達成することができた。
以下本発明について更に詳述するが、まず本発明の写真
乳剤中に含有されるハロゲン化銀粒子について述べる。
本発明の写真乳剤は、表面を形成する臭化銀相もしくは
沃臭化銀相(以下適宜「シェル」と称する)と、少なく
とも2相の高沃化銀含有率相とを有するハロゲン化銀粒
子を含有する。その高沃化銀含有率相のうち少なくとも
1相は、ハロゲン置換法で形成されている。かつこのハ
ロゲン化銀粒子は、正常晶粒子である。
上記のように、本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、沃化
銀含有率の異なる3相以上の相から構成されている粒子
構造からなり、ハロゲン置換法により形成された相を除
いて沃化銀の含有率が最高である相(以下5ア、と称す
る)が、上記最表面相であるシェル以外であるハロゲン
化銀粒子から成るものである。コアの沃化銀含有率は、
好ましくは5〜40モル%のものを用い得るが、より好
ましくは8〜35モル%、更に好ましくは10〜30モ
ル%である。シェルの沃化銀含有率は6モル%未満が好
ましく、更に好ましくは0〜4モル%である。
このように本発明の写真乳剤に含有される粒子は、いわ
ゆるコア/シェル型構造をとるが、このようなハロゲン
化銀粒子のシェルが占める割合は、粒子全体の10〜8
0%が好ましく、より好ましくは15〜70%、特に好
ましくは10〜40%である。またコアの占める割合は
粒子全体の10〜80%とするのが好ましく、20〜5
0%が更に好ましい。
またコアとシェルの中間の沃化銀含有率を有する中間相
をコアとシェルの間にもつものも好ましく用いられる。
前記中間相を有するコア/シェル型ハロゲン化銀粒子か
らなる場合、中間相の体積は粒子全体の5〜60%、更
には10〜55%がよい。
シェルと中間相の沃化銀含有率差は2モル%以上である
ことが好ましく、中間相とコアの沃化銀含有率差は3モ
ル%以上であることが好ましい。
更にシェルとコアの沃化銀含有率差は5モル%以上であ
ることが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤を得るに当たって、特開
昭60−138538号公報記載の方法のようにコア/
シェル型ハロゲン化銀乳剤を種粒子から出発して成長さ
せる手段を用いることもでき、この場合、粒子中心部に
コアとは異なるハロゲン組成領域をもつことがあり得る
。このような場合、種粒子のハロゲン組成は臭化銀、沃
臭化銀、塩沃臭化銀、塩臭化銀、塩化銀等の任意の組成
のものを用いうるが、沃化銀含有率が10モル%以下の
沃臭化銀または臭化銀が好ましい。
またこの場合、種粒子の全ハロゲン化銀に占める割合は
50%以下が好ましく、10%以下が特に好ましい。
本発明の写真乳剤に含有されるハロゲン化銀粒子におけ
る沃化銀の分布状態は、各種の物理的測定法によって検
知することができ、例えば日本写真学会・昭和56年度
年次大会講演要旨集に記載されているような、低温での
ルミネッセンスの測定やX線回折法によって調べること
ができる。
X線回折法として標準的な測定法は、ターゲットとして
Cuを用い、Cuのにαの線を線源とし、管電圧40K
V、管電流100mAとしてハロゲン化銀の(420)
面の回折曲線を粉末法によって求める方法である。一般
に測定器の分解能を高めるためにスリットの幅、走査記
録速度を適切に選び、またゴニオメータのステップ角度
を0.02度とし、シリコンなどの標準試料を入れて回
折角度を補正する必要がある。またハロゲン化銀乳剤サ
ンプルは通常ゼラチンを酵素によって除去し、乾燥して
用いる。
例えばコアが5モル%以上の沃化銀含有率であ応する回
折強度領域の任意の1点において回折角度がピーク強度
に対して10%以上存在することによって確認できる。
本発明において、上記粒子の高沃化銀含有率相のうち少
なくともl相は、ハロゲン化銀置換法によって形成され
るが、本発明におけるハロゲン置換法とは、主として沃
化物を添加することによりハロゲン置換を起こさせる方
法を意味しており、添加する沃化物としては、例えば沃
化カリウム、沃化ナトリウム、それらの水溶液、沃化銀
、沃化銀乳剤等があげられる。この場合、添加する沃化
物の量としては、最終ハロゲン化銀1モル当たり好まし
くは0.1〜10モル%、更に好ましくは0.1〜5モ
ル%、特に好ましくは0.1〜2モル%である。沃化物
を添加する位if(添加時期)としては、コアが形成さ
れる前、コアが形成される途中、コアが形成された直後
、中間相が存在する場合はその形成途中、中間相が形成
された直後、またシェルの形成途中のどの位置であって
もよいし、またこれらのうち、2ケ所以上の位置で添加
を行ってもよい。沃化物の添加時間としては、短時間で
全沃化物を添加するラッシュ添加でもよく、また数分以
上の時間をかけて添加するのでもよい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤の製造時におけるPAg
値としては、コアの成長時で6.5〜9.7が好ましく
、またシェルの成長時で8.0〜10.7が好ましい、
更にハロゲン置換法を行う隙のPAg値としては、5.
0〜8.0が好ましい。
本発明の写真乳剤が含有する上記コア/シェル型ハロゲ
ン化銀粒子は、正常晶である。即ち立方体、14面体、
8面体、12面体等のような正常晶であって、このうち
、14面体、8面体であることが好ましい。
また上記ハロゲン化銀粒子の成長時にアンモニア、千オ
ニーチル、チオ尿素等の公知のハロゲン化銀溶剤を存在
させることができる。
更にハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/ま
たは成長させる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、
タリウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジウム塩
(錯塩を含む)及び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少
なくとも1種の金属イオンを添加し、粒子内部に及び/
または粒子表面層にこれらの金属元素を含有させること
ができ、また適当な還元的雰囲気におくことにより、粒
子内部及び/または粒子表面に還元増感核を付与できる
ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後
に不要な可溶性塩類を除去してもよいし、あるいは含有
させたままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure以下RDと略す) 17643号■項に
記載の方法に基づいて行うことができる。
ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される
粒子あるいは主として粒子内部に形成される粒子のいず
れであってもよく、ハロゲン化銀粒子のサイズとしては
、0.05〜30μm、好ましくは0.1〜20μm、
更に好ましくは0.2〜10μmのものである。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤としては、粒子サイズ分
布の広い多分散乳剤、粒子サイズ分布の狭い単分散乳剤
など任意のものを用いることができ、それぞれが単独で
あっても、これらを数種類混合したものであってもよい
。尚本発明を実施する際には単分散乳剤が好ましい。
単分散のハロゲン化銀乳剤としては、平均粒径fを中心
に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が
、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが好
ましく、より好ましくは70%以上、更に好ましくは8
0%以上である。
ここに、平均粒径7、粒径riを有する粒子の頻度ni
とri3との積n1Xri3が最大となるときの粒径r
iを定義する(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5人す
る)。
即ち粒径riとは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、
その直径、また球状以外の形状の粒子の場合は、その投
影像を同面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍
に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径または投
影時の面積を実測することによって得ることができる(
測定粒子個数は無差別に1.000個以上有ることとす
る。)。
特に好ましい高度の単分散乳剤は によって分布の広さを定義したとき20%以下のもので
あり、更に好ましくは15%以下のものである。
ここに平均粒径及び標準偏差は上記定義riから求める
ものとする。
単分散乳剤を得る方法としては、種粒子を含むゼラチン
溶液中に、水溶性銀塩溶液と水溶性ハライド溶液をPA
g及びpHの制御下ダブルジェット法によって加えるこ
とによって得る方法があり、このような手段を用いるこ
とができる。
添加速度の決定に当たっては、特開昭54−48521
号、同5B−49938号を参考にできる。
更に高度な単分散乳剤を得る方法として特開昭60−1
22935号に開示されたテトラザインデン存在下の成
長方法が適用できる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、常法により化学増感
することができる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、写真業界において増
感色素として知られている色素を用いて、所望の波長域
に光学的に増感できる。増感色素は単独で用いてもよい
が、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
本発明の写真乳剤を用いて感光材料を形成する場合、感
光材料の乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜す
ることができ、また、可塑剤、水不溶性または難溶性合
成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させることが
できる。
本発明の写真乳剤は、カラー写真用感光材料を形成する
ために有効に用いることができ、その乳剤層に用いる場
合には、一般に発色カプラーを含有させて用いられる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競合
カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによっ
て各種のフラグメント、即ち現像促進剤、漂白促進剤、
現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤
、カブリ防止剤、化学増悪剤、分光増感剤、及び減感剤
のような写真的に有用なフラグメントを放出する化合物
を用いることができる。
本発明の写真乳剤を用いて感光材料を形成する場合、該
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジェーション防止層等の補助層を設けることができる
。これらの層中及び/または乳剤層中には、現像処理中
に感光材料から流出するかもしくは漂白される染料が含
有させられてもよい。
感光材料には、ホルマリンスカベンジャ、蛍光増白剤、
マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブリ防
止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加でき
る。
感光材料の支持体としては、ポリエチレン等をラミネー
トした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バラ
イタ紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには露光後、
通常知られているカラー写真処理を行うことができる。
〔実施例] 次に本発明の実施例を、比較例とともに具体的に説明す
る。
比較例−1:比較乳剤Ea+1.Em−2の調製比較乳
剤として特開昭60−35726号の実施例−1の方法
に従い、沃化カリウム水溶液を添加するハロゲン置換法
を導入したコア/シェル型単分散乳剤En+−1及びE
m−2を作成した。
作成にあたり、コア及びシェルの体積比は変えず、最終
粒径を0.65μmに調製した。かくして得られたハロ
ゲン化銀粒子の晶癖は8面体であった。
この乳剤Em−1及びEm−2の特徴を表−1に示比較
例−2:比較乳剤Em−3,En+−4の調製比較乳剤
として特開昭60−198324号の実施例−1の方法
に従い、沃化カリウム水溶液を添加する方法を用いたコ
ア/シェル型単分散乳剤Es+−3及びEm−4を作成
した。
作成にあたり、コア及びシェルの体積比は変えず、最終
粒径を0.65μmに調製した。かくして得られた乳剤
は、双晶粒子を86%含むものであった。
この乳剤E−m −3及びEm−4の特徴を表−2に示
実施例−1:本発明に係る乳剤E+w−5の調製沃化銀
2.0モル%を含む沃臭化銀乳剤を、ダブルジェット法
により40°C,、pH8,0、pA89.0の条件で
調製し、水洗処理を施して過剰な塩類を除去した。かく
して得られた粒子の平均粒径は0.27μm、粒径分布
(標準偏差/平均粒径)は17%であった。この乳剤を
種晶[I]とした。種晶[1]の完成量は4160gで
あった。
次に、種晶[1]と以下に示す5種の溶液を用い、コア
/シェル型単分散性乳剤を製造した。
A液 B−1液 B−2液 B−3液 (水で           21とする。
C液 すなわち、まず40℃に保ったA液に、種晶[1]を4
02.5 g溶解し、撹拌した。次にこの溶液中に、C
液130−を16分かけて添加し、pH10,5、pA
g6.9に調整した。しかる後に0.445Nの沃化カ
リウム水溶液138.2dを同じ< p Hlo、5、
PAg6.9の条件のままで1分間かけて添加し、ハロ
ゲン置換層を形成せしめた。その後、B−1液を30分
かけて添加し、pH9,0、pAg9.3に調整した。
引き続き、pH9,0、PAg9.3に保ちながらC液
とB−1液とを41分かけて添加し、沃化銀15モル%
を含むコア層を調製した。更にC液とB−2液とを18
分かけて添加し、沃化銀5モル%を含む中間層を調製し
た。その後、C液とB−3液とを14分かけて添加し、
沃化銀3モル%を含むシェル層を調製した。B−2液及
びB−3液添加中のpAg及びp)Iの値は、B−2液
添加開始時でf)Ag9.3、pH9,0、B−3液添
加終了時p A g 10.2、pH8,0となるよう
にコントロールした。また、添加中の撹拌回転数は常に
60Or、p、m、を維持させた。添加終了後、pHを
6.0、pAgを10.3に調整し、過剰な塩類を除去
するため、デモール(花王アトラス社製)水溶液、及び
硫酸マグネシウム水溶液を用いて沈殿脱塩を行い、pA
g?、73.40°Cにおいてp H5,85の乳剤を
得た。
この乳剤は粒径0.65μm、粒径分布14.5%、粒
子全体の平均沃化銀含有率7.2モル%の8面体粒子を
含有する乳剤であった。これを乳剤Em−5とする。
実施例−2二本発明に係る乳剤Em−6,Em−7の調
製 調製法は基本的に実施例−1と同等であるが、C液のみ
16分かけて添加した後、0.445Nの沃化カリウム
水溶液69.1dを1分かけて添加し、以下実施例−1
と同等の方法で調製した乳剤をEm−6とする。同様に
、C液のみの添加後0.445Nの沃化カリウム水溶液
207.4−を1分かけて添加し、以下実施例−1と同
等の方法で調製した乳剤をE+e −7とする。平均沃
化銀含有率は乳剤Em−6で7.0モル%、乳剤Em−
7で7.4モル%である。
実施例−3;本発明に係る乳剤Em−8の調製実施例−
1に記載された種晶[I]及び以下に示す5種の溶液を
用い、粒径0.65μm、粒径分布14.5%、粒子全
体の平均沃化銀含有率7.2モル%の8面体粒子を含有
する乳剤層Em−8を得た。
A′液 ゝ水で            81とする。
B′−1液 B′−2液 B′−3液 すなわち、まず40℃に保ったA′液中に種晶[I]を
298.1g溶解し、撹拌した。次にこの溶液中にC液
とB′−2液とをpH9,0、p、Ag9.3の条件の
もとに16分かけて添加し、沃化銀5モル%を含む接続
層を調製した。しかる後にC液とB’−1液とをpH,
、pAg値ともに変えないままで41分かけて添加し、
沃化銀15モル%を含むコア層を調製した。この時点で
0.445Nの沃化カリウム水溶液102.4−を1分
かけて添加し、ノ10ゲン置換層を形成せしめた。その
後再びC液とB′−2液とを18分かけて添加し、沃化
銀5モル%を含む中間層を調製した。引き続きC液とB
′=3液とを14分かけて添加し、沃化銀3モル%を含
むシェル層を調製した。添加している間の撹拌回転数は
常に60Or、p、mを維持させた。添加終了後の調整
、脱塩に関する方法は、実施例−1に記載されている通
りである。かくして得られた乳剤をEw+−8とした。
本発明に係る乳剤Em−5〜Em−8についての実施例
−4 比較例−1〜2、実施例−1〜3に示された乳剤Em−
1〜Em−8をチオ硫酸ナトリウム、塩化金酸及びチオ
シアン酸アンモニウムの存在下で化学熟成し、分割して
後述の増感色素S−1〜S−3及びS−6〜S−8を加
え、安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3
,3a、  7−チトラザインデンを加えた。これらの
乳剤を用いトリアセチルセルロースフィルム支持体上に
下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形成し
て、多層カラー写真要素試料−1を作製した。ハロゲン
化銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1イ
当たりの重ffi(g)を示す。またハロゲン化銀とコ
ロイド銀は銀に換算して示した。
試料Nα1の層構成 第1層:ハレーション防止層(HC−1)黒色コロイド
銀・−−−−−・−−−−−一−−−−−−・−・−−
−−−−・−・−・−0,20UV吸収剤(U V −
1)  ・−、−−−−−−−−−−−−−0,20高
沸点溶媒(Off−1)  ・−・・−・−・−・・0
.20ゼラチン・−・・・−・・・−−−−−一−・−
−−−−−−−−一・−・・−・−・・−・・−1,5
第2層:中間層(1,L、−1) UV吸収剤(U V −1)  ・−−−−−−−−−
−−−−−−0,01高沸点溶媒(Oil−1)  ・
−−−−−−−−−−−−一・−0,01ゼラチンー−
−−−−−−−・−−−−−−−・−・・−一−−−−
−−−−・−・−・−−−−−−−−−−1、5第3層
:低感度赤悪性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(下記乳剤A)・−・−−−−−−−0,
9沃臭化銀乳剤(下記乳剤B)・−−−−−−−・・−
・ 0.6増悪色素(S−1)  −・−・・−・・・
・2.5X10−’ (モル/1!1モル)増感色素(
S−2)  ・・−−−一−−−・・−2,5X10−
’ (モル/1!1モル)増感色素(S−3)  ・−
一−−−−−・・・−0,5X10−’ (モル/S艮
1モル)シアンカプラー(C−1)  −・−一一−−
−−・・・・−・ 1.0シアンカプラーCC−2) 
 ・−−−−−・−−−−−一・−0,05カラードシ
アンカプラー(CC−1) ・・−−−−−−−−−−0,05 DIR化合物(D−1)  ・−−−−−−・−・・−
・・−・0.002高沸点溶媒(Oil−1)−・−−
−−−・・−・−・ 0.5ゼラチンー−−−一・・・
−−−−−−−−−−・−一−−−−−−−−・・・−
・−・−・−1,5第4層:高感度赤感性乳剤層(R)
I)沃臭化銀乳剤(E+5−1)  ・−・・−−−一
−−−−−−・・ 2.0増感色素(S−1)  ・−
・−・−・・・2.0X10−’ (モル/銀1モル)
増感色素(S−2)−・−・・・− 2,0X10−’ (モJし/S艮1モル)増感色素(
S−3)  ・・−・−・−0、lX10−’ (モル
/銀1モル)シアンカプラー(C−2)  ・−−−−
−・−・−・・・ 0.015シアンカプラー(C−3
)  ・−・・−・・−0,25カラードシアンカプラ
ー(CC−1) ・−・−・−・・−・0.015 DIR化合物(D−2)  ・・−・・−・−−−一−
−−・−・−0,05高沸点溶媒(Oil−1)  ・
・−・−−一−−−−・−0,3ゼラチンー−一−−−
−−−−−−−−・−一−−−・−・−−−−一−−−
−−−−・−・−一曲−−・・−・−1,5第5層:中
間層(1,L、−2) ゼラチン・・−・−・・−・・−・−・−・−−−−−
・−・・−−−一−−−−−−−・ 0.5第6層;低
感度緑悪性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(下記乳剤A)・−一一一一一・−・ 1
.0増感色素(S−4)  −・−−−〜−−・・・−
5Xl0−’ (モル/銀1モル) 増感色素(S−5)  ・−−−−−−一−・−1xt
o−’ (+−ル/@ 1 モル)マゼンタカプラー(
M−1)  ・−・−−−−−−−0,5カラードマゼ
ンタカプラー(CM−1)・・−・−−−−−−−・0
.01 DIR化合物(D −3)  ・−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−0,02DSR化合物(D −4
>  ・−−−−−−・・−−−−−−−0,020高
沸点溶媒(Oi 1−2 )  −−−−−−一・・・
−曲−・ 0.4  ・ゼラチン−・−・・−−−−−
−−−−−−〜・・−−−−−−・−・四−一曲−1,
0第7層:中間層(!ル、−3) ゼラチン・−・・−・・−・−曲−−一曲〜−−−・−
曲・−聞−・・ 0.8第8Jl高域度緑惑性乳剤層(
GH) 沃臭化銀乳剤(Em−1)  ・−−一−−−・・−−
−−−−−−−1,3増悪色素(S−6)  ・−−一
−−・−・・1.5X10−’ (モル/1!1モル)
増感色素(S−7)  ・−・−・・−・2.5X10
−’ (モル/銀1モル)増感色素(S −8)  −
−−−−−−−−−−・0.5X10−’ (モル/銀
1モル)マゼンタカプラー(M−2)  ・−・−・−
・0.05マゼンタカプラー(M−3)  ・−・−・
−・−0,15カラードマゼンタカプラー(CM−2)
・−・−−−一曲−・ 0.05 DIR化合物(D −3)  −−−−−=−−−−−
−−−−0,01高沸点溶媒(Oi l −3)  ・
==−−−−−==  0.5ゼラチン・・−・−−−
−−−−・・−・−−−−−−一曲曲面−・四−曲−1
,0第9層:イエローフィルター層(VC)黄色コロイ
ド銀・−・−・−・−−−−−−−・−・曲−・−−−
−−−−−−0,1色汚染防止剤(S C−1)  −
・−・四−0,1高沸点溶媒(Oi 1−3 )  ・
=−−−−−−−=  0.1ゼラチン−・・・−−−
一−−−−−・・−・−・−−−−−−−−一曲曲・曲
−0,8第1θ層:低感度青感性乳剤層(BL)沃臭化
銀乳剤(下記乳剤A)−・・−−−−−−−−−0,2
5イエローカプラー(Y−1)  ・一曲−0,5イエ
ローカプラー(Y−2)  −四一曲・・ o、1DI
R化合物(D −2>  ・−=−−−−−−−−−−
−−−−−0,01高沸点溶媒(Oi l −3)  
−−−−−−−−−−=−0,3ゼラチン・−一−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−・−・−−−−
−・−−一一−−−−−−−・ 1.0第11層:高域
度青感性乳剤N(BH)沃臭化銀乳剤(下記乳剤c) 
 −−−−−−一・−・ 0.4沃臭化銀乳剤(下記乳
剤A)・−−−−−−−・・・・・ 0.3増感色素(
S−9)  −・−・−−−−−I X1o−’ (モ
ル/銀Iモル) 増悪色素(S−10)  ・−・−・−3Xl0−’ 
(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1)  〜・−−−−一−〜・
・0.30イエローカプラー(Y−2)  ・−・−・
・−・・0.05高沸点溶媒(Oil−3)  ・−・
・−・−・−・−・ 0.1ゼラチン・−・・−−−一
−・−・・−・・−・−・・−・−・・−・・・−・−
・ 1.1第12層:第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤 平均粒径Q、08μm  Agl 2モアL/%−−−
−−−−・−・ 0.4 UV吸収剤(U V −1)  −−−−−−−−−−
−−−−−−−0,10UV吸収剤(U V −2) 
 −−−−−−−−−−−−−−−−= 0.05高沸
点溶媒(Oi l −1)  ・−−−−−−−−−−
−−−−0,1高沸点溶媒(Oil−4)  ・−・・
−・・−・−0,1ホルマリンスカベンジャ−(MS−
1)・・−・・−・−・ 0.5 ホルマリンスカベンジャ−(MS−2)・−・−・・−
0,2 ゼラチン・・−一−−−・−・−・−・−・・−・−・
−・−・−・−・・−・−・・ 1.0第13層:第2
保護層(PRO−2) 界面活性剤(S u −1)  ・−−−−−−−−−
−−0,005アルカリで可溶性のマット化剤(平均 粒径3μm)        ・−・−・・−・−・0
.10乳剤A・・・平均粒径0.38μm、平均沃臭化
銀含有率8.0モル%、単分散性の表面低沃化銀含有型
乳剤 乳剤B・・・平均粒径0.27μm、平均沃化銀含有率
2.0モル%、単分散性で均一組成の乳剤 Em −1・・・比較例−1で調製した乳剤Em−1乳
剤C・・・平均粒径0.80μm、平均沃化銀含有率9
.0モル%、単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 ゼラチン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.6尚各層には
上記組成物の他に、塗布助剤5u−2、分散助剤5u−
3、硬膜剤H−1及びH−2、安定剤5tab−1、カ
ブリ防止剤AF−1を添加した。
CzHs        (CTo) 4503θ(C
Hす3S03り (C11g) xsOae(CHz) ashsθ(C
Js)z eNHI (CI+2) 35040(C1lz) xs(hθ(
Czlls)z ’NH(CthhSOi8(CJs)
i ”Nt((CHz) 4SO3”      c、
usM−2 I I rρ Cρ C−t M−1 M−2 p D−3 H H V−1 S−1 S−2 [(C11□=C11SO□Cl1t)iccHzsO
z(CHz)z]zN(CHz)zsOJu−1 NaO,S  CC00CHi(CFzCFi):+l
1CC00CHz(CFzCFi)J u−2 Na0sS  CC00CJ+y CL  C00CsH+t C−1 H H (、gll+q(t) Oil 〜3 0i1−4 tab−1 H 次に試料−1における第4層及び第8層のハロゲン化銀
乳剤Em−1にかえて、Em−2〜Em−8を用い、試
料−2〜8を作成した。
このようにして作成した各試料Nα1〜8を、2部ずつ
用意し、1部は白色光を用いてウェッジ露光したのち、
下記現像処理を行い、もう1部はスクラッチ試験機によ
る引っ掻き傷を負わせたのちに、露光せずに下記現像処
理を行った。
処理工程(38°C) 発色現像       3分15秒 漂  白         6分30秒水  洗   
      3分15秒定  着         6
分30秒水  洗         3分15秒安定化
     1分30秒 乾  燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
ロキシエチル)−アニリン・硫酸塩  4.75 g無
水亜硫酸ナトリウム        4.25gヒドロ
キシルアミン・1/2硫酸塩   2.0g無水炭酸カ
リウム          37.5g臭化ナトリウム
            1.3gニトリロトリ酢酸・
3ナトリウム塩 (1水塩)               2.5g水
酸化カリウム           1.0g水を加え
て12とする。
〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩100.0 
g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩10.0 g 臭化アンモニウム          150.0 g
氷酢酸               10.0d水を
加えて11!、とじ、アンモニア水を用いてpH=6.
0に調整する。
く定着液〉 チオ硫酸アンモニウム        175.0 g
無水亜硫酸ナトリウム         8.5gメタ
亜硫酸ナトリウム         2.3g水を加え
てIfとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
く安定液〉 ホルマリン(37%水溶液)1.5N1コニダツクス(
コニカ株式会社製)    7.5d水を加えて12と
する。
得られた各試料について緑色光(G)、及び赤色光(R
)を用いて、相対感度(S)、粒状度(RMS)及び圧
力カプリ(ΔD)を測定した。
その結果を表−4、表−5に示す。
なお、相対感度(S)はカブリ濃度+0.1を与える露
光量の逆数の相対値であり、試料Nα1の青(B)、緑
(G)、赤(R)感度をそれぞれ100とする値で示し
た。
RMS値は、最小濃度+0.3の濃度を開口走査面積2
50μMのマイクロデンシトメータで走査したときに生
じる濃度値の変動の標準偏差の相対値で示した。RMS
値は小さい程粒状度が良く、効果があることを示す。
圧力力ブリ値(ΔD)は、マイクロデンシトメ−タによ
り引っ掻き傷をまたぐように走査したときに生じる濃度
値の変動の相対値で示した。この表−4緑感性層の測定
結果 表−5赤感性層の測定結果 表−4、表−5の結果より、本発明の乳剤を用いた本発
明に係る感光要素試料−5〜8は、いずれも、緑感性層
、赤感性層の各層について、相対感度・粒状度・圧力力
ブリがいずれも比較試料より良好になっており、すぐれ
た感光材料となっていることがわかる。
実施例−5;感光材料試料の作成と評価本実施例では、
下引加工したトリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記組成の各層を支持体側より順次塗布して多層カ
ラー感光材料の比較試料として試料9を作成した。各成
分の塗布量は、特に記載のない限りg/rrfで示す。
第1層(ハレーション防止層) 紫外線吸収剤 U V −10,3 紫外線吸収剤 U V −20,4 高沸点溶媒 0il−11,0 黒色コロイド銀             0.24ゼ
ラチン               2.0第2層(
中間層) 2.5−ジーも一オクチルハイドロキノン 0.1高沸
点溶媒 Oi 1−1        0.2ゼラチン
               1・0第3層:低域度
赤感性ハロゲン化銀乳剤層赤色増感色素(S’−1,S
’−2)によって分光増感されたAgBrI乳剤(Ag
I 4.0モル%、平均粒径0.25// m)   
     0.5カプラー C−40,1モル 高沸点溶媒 0il−40,6 ゼラチン               1.3第4層
:高域度赤怒性ハロゲン化銀乳剤層赤色増感色素(S’
−1,S’−2)によって分光増感されたAgBr1乳
剤(前記比較乳剤Em−1)0.8 カプラー C−40,2 高沸点溶媒 0il−41,2 ゼラチン               1.8第5層
(中間層) 2.5−ジ−t−オクチルハイドロキノン 0.1高沸
点溶媒 0il−10,2 ゼラチン               0.9第6層
(低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤N)緑色増悪色素(S
’−3,S’−4)によって分光増感されたAgBr1
乳剤(Agl 4モル%、平均粒径0.25 a m)
        0.6カプラー M −40,04モ
ル カプラー M−50,01モル 高沸点溶媒 Oil −30,5 ゼラチン               1.4第7層
(高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層)緑色増悪色素(S
’−3,S’−4)によって分光増感されたAgBr1
 (Em −1)   0.9カプラー M−40,1
0モル カプラー M −50,02モル 高沸点溶媒 Oil −31,0 ゼラチン               1.5第8層
(中間層) 第5層と同じ 第9層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀             0.1ゼラ
チン               0.92.5−ジ
ーし一オクチルハイドロキノン 0.1高沸点溶媒 O
i 1−1        0.2第10層(低感度青
感性ハロゲン化銀乳剤層)青色増感色素(S’−5)に
より分光増感されたAgBrI乳剤(AgI 4モル%
、平均粒径0.35μm)             
  0.6カブラー Y −20,3モル 高沸点溶媒 0il−30,6 ゼラチン               1.3第11
層(高感度青感性ハロゲン化銀乳剤層)青色増感色素(
S’−5)により分光増感されたAgBrI乳剤(Ag
I 2モル%、平均粒径0.9μm)        
  0.9カプラー Y −20,5モル 高沸点溶媒 Oil −31,4 ゼラチン               2・l第12
層:第1保護層 紫外線吸収剤 U V −10,3 紫外線吸収剤 U V −20,4 高沸点溶媒 0il−30,6 ゼラチン                1.22.
5−ジ−t−オクチルハイドロキノン 0.1第13層
:第2保護層 平均粒径(r ) 0.08μm沃化恨1モル%を含む
沃臭化銀からなる非感光性微粒子Aロゲン化銀乳剤  
         重量0.3ポリメチルメタクリレ一
ト粒子(直径1.5μm)界面活性剤−1 ゼラチン               0.7なお、
各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤−1や界面活
性剤5u−1(実施例−4参照)を添加した。また、カ
プラーの溶媒としてトリクレジルホスフェートを用いた
増感色素 S′−1 (CHz) 3503e(CHz) 3SO:II増感
色素 S′−2 増悪色素 S′−3 増悪色素 S′−4 (CHI) asO3eC511+ + (n)増感色
素 S′−5 カプラー C−4 H カプラー M−4 カプラー M−5 カプラー Y−1 p ゼラチン硬化剤−1 Na 次に、試料−9における第4層及び第7層のハロゲン化
銀乳剤E+a −1にかえて乳剤Em−2〜Em−8を
用い、試料−10〜16を作成した。
このようにして作成した各試料−9〜16を2部ずつ用
意し、実施例−4と同様に、1部は白色光を用いてウェ
ッジ露光したのち、下記現像処理を行い、もう1部はス
クラッチ試験機による引っ掻き傷を負わせたのちに、露
光せずに下記現像処理を行った。
処理工程   処理時間   処理温度第1現像   
 6分     38°C水   洗     2分 
     38°C反  転     2分     
 38°C発色現像    6分     38°C調
   整     2分      38°C漂   
白     6分      38°C定  着   
  4分      38°C水   洗     4
分      38°C安 定   1分   常 温 乾   燥 上記処理工程に用いた処理液組成は以下の通りである。
く第1現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム        2g亜硫酸
ナトリウム            20gハイドロキ
ノン・モノスルホネート   30g炭酸ナトリウム(
1水塩)30g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3
−ピラゾリドン       2g臭化カリウム   
          2.5gチオシアン酸カリウム 
        1.2g沃化カリウム(0,1%溶液
)21n1水を加えて             10
00yd〈反 転 液〉 ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩             3g塩化第
1錫(2水塩)           Igp−アミノ
フェノール        0.1g水酸化ナトリウム
            8g氷酢酸        
        15yd水を加えて        
     100(ld〈発色現像液〉 テトラポリ燐酸ナトリウム        3g亜硫酸
ナトリウム            7g第3燐酸ナト
リウム(2水塩)36g 臭化カリウム              1g沃化カ
リウム(0,1%溶液)        90m1水酸
化ナトリウム            3gシトラジン
酸             1.5gN−エチル−N
−β−メタンスルホンアミドエチル−3−メチル−4−
アミノアニリン・硫酸塩              
11g2.2−エチレンジチオジェタノール   1g
水を加えて             10100O〈
調 整 液〉 亜硫酸ナトリウム           12gエチレ
ンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)                8gチオ
グリセリン            0.4d氷酢酸 
                3w11水を加えて
             1000d〈漂 白 液〉
     ゛・ エチレンジアミン四酢酸ナトリウム (2水塩)                2gエチ
レンジアミン四酢酸& (n)アンモニウム(2水塩)
             120 g臭化カリウム 
            100g水を加えて    
         1000100O〈定 着 液) チオ硫酸アンモニウム         80g亜硫酸
ナトリウム            5g重亜硫酸ナト
リウム           5g水を加えテ1000
mm! く安 定 液〉 ホルマリン(37重量%)5ml コニダックス(コニカ株式会社製)     5ml水
を加えて             1000m!得ら
れた各試料について、緑色光(G)、及び赤色光(R)
を用いて、相対感度(S)、粒状度(RMS)及び圧力
カプリ(ΔD)を測定した。
その結果を表−7、表−8に示す。
なお、相対感度(S)は濃度1.0を与える露光量の逆
数の相対値であり、試料Nα9の緑(G)。
赤(R)感度を100とする値で示した。
RMS値は濃度1.0のところを開口走査面積250μ
ボのマイクロデンシトメータで走査したときに生じる濃
度値の変動の標準偏差の相対値で示した。
圧力カプリ値(ΔD)は、実施例−4と同様に表−6緑
感性層の測定結果 表−7赤感性層の測定結果 表−61表−7より、本実施例においても、本発明の乳
剤を用いた試料が、感度・粒状度・圧力力ブリの点です
ぐれるものであることがわかる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、感度が
良好であり、かつ現像性が良好なので粒状度の良い画像
を与えることができ、しかも圧力カブリが良化している
ものである。本発明のハロゲン化銀写真乳剤が、例えば
カラーネガ型写真感光材料や、カラーリバーサル型写真
感光材料に用いてすぐれた特性を得ることができること
は、上記した実施例からも明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、表面を形成する臭化銀相もしくは沃臭化銀相と、該
    表面相より内部にあり該表面相より沃化銀含有率が高く
    かつ沃化銀含有率が5モル%以上である沃臭化銀相を少
    なくとも2相有し、かつ正常晶であるハロゲン化銀粒子
    であって、該高沃化銀含有率相のうち少なくとも1相が
    ハロゲン置換法によって形成されたものであるハロゲン
    化銀粒子を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真
    乳剤。
JP3241288A 1988-02-15 1988-02-15 高感度かつ現像性及び圧力カブリの改良されたハロゲン化銀写真乳剤 Pending JPH01207738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172339A (ja) * 1990-11-05 1992-06-19 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04172339A (ja) * 1990-11-05 1992-06-19 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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